人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

コロナ療養中

2023-03-31 17:55:52 | Weblog

  コロナ感染で自宅療養中である。まずは《第95回選抜高校野球大会第11日》準決勝。昨秋の《明治神宮大会》を制し、2大会連続優勝を狙う僕本命の大阪桐蔭が報徳学園(兵庫)に5-7で敗れ、準決勝敗退。2年連続5度目の春決勝進出を逃し、史上初となる2度目の春連覇の夢は途絶えた。これまで21年夏の近江戦の4点差が最大だったが、過去最多の5点差逆転負けで昨春王者が準決勝で姿を消した。もうひと試合は2年連続6度目出場の山梨学院が広陵(広島)を6-1で下し、春夏通じて初の決勝進出を決めた。山梨学院・吉田洸二監督は清峰(長崎)時代の2006年(準優勝)、2009年(優勝)に続き、3度目の決勝進出。山梨勢も春夏通じて初の決勝進出となった。

昨日、日本ハムー楽天で開幕した2023プロ野球ペナントレース。コロナ感染のため自宅療養中の中、順位予想を簡単にやってみる。
 まずは【セ・リーグ】。1位はやっぱりヤクルト。若手が確実に力をつけており、野手陣の選手層が充実、村上が大きなブレーキにならない限り大丈夫だろう。投手陣も奥川が復活すれば優勝の可能性はもっと高くなる。まぁ投手陣は伊藤コーチがしっかりしているのが心強い。2位は阪神。ガンケル、藤浪と先発の駒が抜けたが、若手投手が多くいるので僕はさほど大きな痛手にはならないと想像する。岡田監督となって守備力が上がり、ディフェンス面はアップ。攻撃陣は佐藤、大山、近本、中野としっかりしているので、あとは新外国人ノイジーとドラ1の森下がどれだけ活躍できるか。投手も含めて外国人の出来次第で優勝争いできる。3位はDeNA。ここ数年投手力は整理されてきたが、故障者が出てくるのがここの弱点。レギュラー陣や先発陣に故障者がいなければ力は相当。バウアーは肩の故障らしいが、普通に投げられれば相当力になるだとう。ソト,オースティンの両外国人も力通り働けば…。優勝もと思っていたが、3位にしたのは捕手が戸柱と伊藤では心もとないから。4位は巨人。高齢化が著しく、いかに若手が頑張るかが鍵。ここも阪神と同じ外国人頼みだが、他の野手の新鮮味が阪神と違う。なんでこんなチームになったのか。ずっと言っているが、原続投が完全な裏目なのでは…。5位はこれから楽しみが大きい中日。石川昴、龍空、岡林などが本格したらこのチームは強くなる。大島、ビシエドが元気なうちに少しでも力がつけば…。投手陣も先発陣がしっかりしてくれば…。6位は広島。新井新監督のもと心機一転のチーム。投手力は力のある投手はいるものの、リリーフ陣が少し手薄。野手も顔ぶれだけ見れば上位争いして良さそうだが、なぜか怪我人が出てしまう。外国人野手がうまく機能するようなら…。1.ヤクルト、2位阪神、3位DeNA、4位巨人、5位中日、6位広島。
続いて【パ・リーグ】。パ・リーグは、2強、4弱ではないかと思っている。1位はもちろんソフトバンク。えげつないほどの積極補強の成果もあり、野手の層が他球団と段違い。懸念は先発投手だが突き抜けた投手がいないだけで層は厚く、順位を落とす決定的な要因にはならない。5回まで投げれば逃げ切れる。2位オリックスは投手陣。WBC組の山本、宮城に田嶋、山岡、山崎福に評判の山下舜が絡めば相当凄い。リリーフ陣も層は暑く、投手陣はソフトバンク以上か。ただ打撃陣はやはり吉田の穴が大きい。それでも誰か変わりが出てくるのがこのチームの良さ。期待したい。3位はロッテ。佐々木、種市の登板機会増加により投手力が大きく向上すると見ている。打撃陣では山口の飛躍が期待できる。後は伸び悩んでいる安田、藤原が活躍できれば…。吉井監督の手腕にも期待。4位は楽天。毎年のことだが外国人野手にどれだけの当たりが出るかでシーズンは大きく変わるチーム。フランコは相当活躍しそうな気がしている。5位は西武。投手力はいいチームに今年は平良が先発転向、層が厚くなる。ただ森が抜けた穴はあまりにも大きく、昨季から変わらず外野陣も弱い。松井監督がレギュラー陣をどう築いていくか見もの。6位は日本ハム。新球団となるが近藤の退団ということで、今年もチーム再建シーズンになる。ただ松本、清宮、野村、五十幡ら若手が揃ってきており、着実にチームは変わってきている。それでも全体的に選手層が薄い。1位ソフトバンク、2位オリックス、3位ロッテ、4位楽天、5位西武、6位日本ハム。

 ゴルフの話。《オーガスタ・ナショナル女子アマチュア》(予選)最終日。10人が出場する日本勢では、馬場咲希、六車日那乃、荒木優奈の3人が現地時間1日(土)にオーガスタ・ナショナルGCで行われる決勝ラウンドに駒を進めた。初日はやや苦しんだ世界アマチュアランキング3位の馬場はこの日2つ伸ばしトータルイーブンパーの14位タイに浮上。2年連続出場の六車は3つ伸ばし同じく14位タイ。2日連続イーブンで回った荒木も同じく14位タイで残り18ホールに進む。そのほかの日本勢では、昨年決勝ラウンドに進んだ吉田鈴がこの日2つ落としトータル5オーバー・44位タイで敗退。寺岡沙弥香、新地真美夏はトータル7オーバー・56位タイで同じく予選ラウンドで姿を消すことになった。伊藤二花はトータル8オーバー・59位タイ、橋本美月はトータル9オーバー・63位タイ。上田澪空はトータル14オーバー・70位。2021年大会覇者の梶谷翼はトータル18オーバーの最下位72位で大会を終えた。この日7つスコアを伸ばした世界アマチュアランキング1位のローズ・チャン(米国)がトータル13アンダーで2位に5打差をつけて決勝行きを決めている。 1日あけて行われる決勝ラウンドには28位タイまでの31人が出場。予選ラウンドのスコアがそのまま持ち越される。もう1~2人は決勝進出できるかと思っていたが…。あまりにもリーダーが強く、勝ち負けは難しいがぜひ3人には頑張ってほしい。それにしても日本女子ゴルフ界は凄い!
 米国女子ツアー《DIOインプラントLAオープン》初日。ディフェンディングチャンピオンの畑岡奈紗が6バーディ、2ボギーの「67」でプレー。首位に2打差の4アンダー4位とし、大会連覇に向けて好スタートを切った。6アンダー首位に立ったのはツアー通算2勝のイ・ミヒャン(韓国)。5アンダーの2位にメーガン・カンとキム・ヒョージュ(韓国)。畑岡と並ぶ4位にモダミー・ルブラン(カナダ)とルーキーのルーシー・リーがつけた。笹生優花と勝みなみは、ともに「71」で回りイーブンパー30位。古江彩佳は「72」で1オーバー47位。渋野日向子は2バーディ、4ボギーの「73」で、世界ランキング1位のリディア・コー(ニュージーランド)らと並ぶ2オーバー63位。西村優菜は「74」で3オーバー94位と出遅れた。西村がまだ2戦であるが苦戦気味。結果が出ないことで、飛距離を求めすぎなければいいが…。
 米国男子ツアー《バレロテキサスオープン》初日。次週の海外メジャー《マスターズ》最後の一枠を巡る争いも注目される一戦は、濃霧による中断の影響で日没サスペンデッドとなった。約半数の選手がホールアウトできていない。 暫定ながら単独首位に立つのは、9ホールを終えて5アンダーとしているジャスティン・ローワー。4アンダーの暫定2位に、ともにホールアウトしたマット・クーチャー、パドレイグ・ハリントン(アイルランド)ら5人がつけている。 前週のマッチプレー戦を首痛により途中棄権した松山英樹は、11ホールを終えた時点で中断となり、1バーディ、ボギーなしの1アンダー暫定27位。小平智は8ホールを終えて1オーバーの暫定78位。次週は初めての《マスターズ》に臨む比嘉一貴は7ホールを終えて2オーバーの暫定101位。みんな頑張れ!

 明日の予想。中山11R【ダービー卿CT】は3番レッドモンレーヴ。ここに来て力をつけているし、中山のマイルも苦にしない。鞍上は世界ジョッキーになった川田で勝負だ。相手は4,11,13,14,15,16番。阪神メイン【ポラリスS】は13番テイエムアトム。ここも昇級戦となるがここにきて完全本格化。「テイエム」の冠は人気になり辛く馬券的にもおいしい。相手は5,7,9,12番。

 今週の一口馬。3/29(水)大井【第46回京浜盃(S2)】(1700m)に安藤洋一騎乗でシャープムスタングが出走。残念ながら、ここを目標に仕上げてきた有力馬と比べると、見劣る気配。単勝は97.0倍の11番人気だった。レースではスタートで隣の馬に寄られる不利を受け、最後方からの競馬になりました。やや縦長の展開のなか、後方で脚をためながら追走し、4コーナー手前から仕掛けていきました。直線、内をついて追われましたが伸び切れず、勝ち馬から2.2秒差の1分47秒8の12着。鞍上の安藤は「大外枠は試練。後方で一発を狙いに。4コーナーでは手応えがあったため、着を狙いにいったが、直線、同じ場所で左へヨレそうになったため、最後は無理をしませんでした。それでも大きくは離されていませんので、良い状態に仕上がって前で競馬ができれば勝ち負けできる馬です」とのこと。藤田調教師からは「やはり直線で左へ行こうとしていましたね。安藤騎手からハミを替えたほうがいいと指摘されたため、検討します。このあとは5月大井のダービートライアルから東京ダービーを目指す予定です」とのコメントがあり、着差の割には“強気だなぁ”と思うと同時に“楽しみだなぁ”と思っていたのだが…。実はレース後、翌日になって歩様の乱れ。とくに右前を気にするところがあったため、レントゲン検査を行ったところ、右前脚の橈骨遠位端の骨片が剥がれていることが判明しました。全治6~9ヵ月の診断となる見込みらしい。復帰戦を終えたばかりのアクシデントで誠に残念だが、このあとはNF早来へ放牧に出して、北海道で骨辺摘出手術を行う予定らしい。本当に残念。

 今週の出走馬。アースライザーただ1頭。明日の中山【千葉日報杯】(1800mダート・混)に横山和生騎乗で出走する。鈴木慎調教師は「競予定通り中1週で今週出走させることにしました。中間もメンタル面は落ち着いていて、特にイレ込んだ様子を見せることもなく、軽めのメニューですがしっかりと消化できています。間隔が詰まっているので追い切りはサッと消化した程度ですが、いい動きでしたし、状態はキープできていますよ。力を発揮できる態勢に持ってこられました。引き続き展開面などが鍵となりそうですが、競馬が徐々に上手になってきているので、そろそろ現級突破をしたいところです。鞍上には横山和生騎手を依頼できたので、どう乗ってくれるか楽しみにしています」とのこと。期待したい!

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予想がいっぱい!

2023-03-25 19:20:05 | Weblog

まずはゴルフ。米国女子ツアー《LPGAドライブオン選手権》2日目。通算12アンダー首位には、ツアー2勝のモリヤ・ジュタヌガン(タイ)、1勝のジェニー・シン(韓国)、参戦2年目のマディー・シェリク(カナダ)が立った。通算11アンダー4位にリリア・ヴ。通算10アンダー5位にナリン・アン(韓国)とアリソン・リー。通算9アンダー7位にコ・ジンヨン(韓国)、セリーヌ・ブティエ(フランス)ら8人が続いた。日本勢は笹生優花がアルバトロスを達成するなど「66」とチャージ。通算8アンダーに伸ばして15位につけた。渋野日向子はボギーなしの8バーディ「64」をマーク。126位から通算6アンダー32位へと順位を上げた。古江彩佳は「69」で回り通算7アンダー23位。ルーキーシーズン初戦の勝みなみは通算3アンダー65位とし、カットライン上で予選通過を果たした。同じくルーキーとして初戦に臨んだ西村優菜は通算2アンダー77位、上原彩子は通算2オーバー121位で予選落ちとなった。ビックスコアが出るコース。笹生、古江にもまだチャンスあり。
 国内女子ツアー《アクサレディスin MIYAZAKI》2日目。首位タイから出た川崎春花が5バーディ、1ボギー「68」で回って、通算9アンダー単独首位に立った。昨年10月《マスターズGCレディース》以来となるツアー3勝目を目指す。1打差2位に地元・宮崎出身の山内日菜子とツアー5勝の比嘉真美子。通算7アンダー4位にイ・ナリ(韓国)、6アンダー5位に若林舞衣子、濱田茉優、「66」をマークした金澤志奈が続いた。首位から出た藤田さいきは「72」で回って山下美夢有らと並ぶ通算5アンダー8位。同じく首位から出た吉田優利は「73」とスコアを落とし、通算4アンダー13位につけた。昨年大会覇者の西郷真央はトリプルボギーをたたくなど「73」で回り、通算2アンダー30位。今季限りでの引退を発表しているイ・ボミ(韓国)は「75」で回って通算3オーバー76位で予選落ちとなった。個人的には宮崎出身の山内を応援しているが、ゴルフの内容は川崎が上。今日もパターが入ればあと2打は差が開いていた。みんな頑張れ!
 米国男子ツアー《世界選手権シリーズ・WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー》。4人1組の総当たりによるグループステージ3日目が行われ、昨年大会優勝の世界ランキング1位スコッティ・シェフラーはトム・キム(韓国)を3&2で破り3連勝でグループステージ突破を決めた。世界ランク3位のロリー・マキロイ(北アイルランド)もキーガン・ブラットリーを3&2で退けて3連勝。ブライアン・ハーマンとの2連勝同士の対決を2&1で制したパトリック・カントレー、トム・ホジーに1アップで競り勝ったザンダー・シャウフェレといった上位ランカーも無傷で勝ち上がった。1勝1敗で3日目を迎えた松山英樹はスタート前に首痛で棄権。対戦予定だったマックス・ホマが不戦勝で3連勝となり、初の決勝トーナメント進出を果たした。世界ランク2位のジョン・ラーム(スペイン)は2021年大会優勝のビリー・ホーシェルに5&4で完敗して1勝2敗で姿を消した。初日にラームに勝ったリッキー・ファウラーはキース・ミッチェルに1アップで勝利して2勝1敗としたが、2勝1分けのホーシェルに及ばず敗退となった。 尚、決勝トーナメントの1回戦の組み合わせは次の通り。
J.T.ポストンVSスコッティ・シェフラー
マット・クーチャーVSジェイソン・デイ
パトリック・カントレーVSサム・バーンズ
マックス・ホマVSマッケンジー・ヒューズ
ビリー・ホーシェルVSキャメロン・ヤング
アンドリュー・パットナムVSカート・キタヤマ
ロリー・マキロイVSルーカス・ハーバート
J.J.スポーンVSザンダー・シャウフェレ
 今日の重賞を振り返る中山11Rで行われた【第71回日経賞】は、横山和生の2番人気タイトルホルダー(牡5歳・栗田徹厩舎)が勝利。早々と先頭に立ってマイペースに持ち込むと、他馬が雨でぬかるんだ不良馬場で伸び悩む中、直線で一気に後続を引き離し8馬身差の圧勝劇を決めた。1975,76年のホワイトフォンテン以来、47年ぶり史上2頭目の連覇を達成した。タイムは2分36秒8。昨年に続きボッケリーニ(5番人気)が2着に入り、ディアスティマ(7番人気)が2番手追走から粘って3着に入った。なお、昨年の【菊花賞】馬で1番人気の支持を集めたアスクビクターモアは、スタート出遅れが響き後方からのレースを余儀なくされ9着に敗れた。

勝ったタイトルホルダーだが、まさしく横綱相撲だった。昨年の秋は結果が出なかったが、ので、またこんな強い勝ち方をみると今後が楽しみになる。【天皇賞・春】は主役か。

タイトルホルダーは、父ドゥラメンテ、母メーヴェ(母父Motivator)という血統。北海道新ひだか町・岡田スタツドの生産馬で、馬主は山田弘氏。通算成績は15戦7勝(うち海外1戦0勝)。重賞は2021年【弥生賞ディープインパクト記念】、【菊花賞】、22年【日経賞】、【天皇賞・春】、【宝塚記念】に次いで6勝目。栗田徹調教師、横山和生ともに22年タイトルホルダーに次いで【日経賞】2勝目となった。

 阪神11Rで行われた【第70回毎日杯】は、角田大河とコンビを組んだ5番人気シーズンリッチ(牡・久保田貴士厩舎)が中団追走から差し切ってV。昨年3月にデビューした角田大河はうれしい重賞初制覇となった。タイムは1分46秒6。1/2馬身差の2着には外から脚を伸ばしたノッキングポイント(2番人気)で関東馬のワンツー。さらに1/2馬身差の3着にはドットクルー(6番人気)が入った。外からフルメタルボディーが行きかけたが、これを制して内からセレンディピティがハナを切る展開。エマヌエーレが3番手で、さらにフェイト、シーズンリッチ、ドットクルーと続いた。人気のキングズレインは最後方からの競馬で、勝負どころを迎えても手応えは今ひとつ。直線に向いて先行馬が苦しくなると、最後は3頭の争いに持ち込まれる。その中から抜け出したのはシーズンリッチ。最後まで叩き合いで譲ることなく、初の関西遠征で見事に重賞Vを果たした。外から決め手を発揮したノッキングポイントが2着に食い込み、しぶとく脚を伸ばしたドットクルーが3着。

勝ったシーズンリッチだが、僕が思っていた以上に根性のある馬だった。正攻法の競馬で勝ったのは価値がある。僕の見た目では距離延びた方が良さそう。久保田貴士調教師も「ダービー一本」と言っているがそれが良さそうな気がする。

このシーズンリッチは、父ドゥラメンテ、母エバーシャルマン(母父ハーツクライ)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は宇田豊氏。通算成績は5戦2勝。重賞初勝利。【毎日杯】は久保田貴士調教師、角田大河ともに初勝利となった。

 

では予想。今夜のドバイ4R。まずは6R【ゴールデンシャヒーン】。本命は13番スイッツァランド。9歳馬だが、昨年の覇者。衰えは見られない。相手は1,2,3,5,7,8,10,11番。7R【ドバイターフ】はモレイラに期待して2番ダノンベルーガ。1,6,7,8,9,12,14番。8R【シーマクラシック】も日本馬7番イクイノックスを応援。ルメール騎乗なら人気でも仕方ない。相手は1,2,3,6,8,10番。9R【ワールドカップ】は4番カントリーグラマー。デットーリももうパンサラッサに逃げ切りを許さないだろう。距離延長もいい。相手は1,5,6,8,9,11,14番。
 日本の競馬。中京メイン【高松宮記念】は14番トウシンマカオ。今年のスプリンターはビッグアーサー産駒を狙おうと決めていた。前走は58.5㌔が堪えたが今回は58㌔。内に先行馬揃ってそれを見ながらレースができるのもいい。相手は4,6,7,12,15,16番。中山メイン【マーチS】は8番ウイリアムバローズ。人気になるが、中山は得意だし、57.5㌔は恵まれたハンデ、鞍上は横山武に重馬場で逃げれば止まらない。相手は薄いところも含めて7,12,13,14,15,16番。

センバツ高校野球は作新学院がベスト8に1番乗り。英明と試合は面白かっ

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今週は一口馬出走なし

2023-03-24 20:20:37 | Weblog

 まるでドラマのような劇的な結末となった《第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)》。日本対アメリカという組み合わせとなった決勝戦は、3-2と日本が1点をリードして9回に突入。日本のクローザーとしてマウンドに立った大谷翔平が、2死からエンゼルスの盟友マイク・トラウトを空振り三振に斬って取り、試合を締めくくったこのシーンは、WBC史上に残る名場面として長く語り継がれるだろう。
 日本の勝因は、投手陣がアメリカ打線を抑え込んだことに尽きる。僕はもっとアメリカに撃ち込まれるのではないかと思っていたが、若い投手陣が物おじせず良く投げた。僕は個人的にダルビッシュの先発がいいのではと予想をしていたが、この結果を鑑みると今永昇太を先発させ、以降も小刻みにNPBの投手をつぎ込んだのは、素晴らしい戦術だった。そう考えるとMVPは栗山監督かも…。そのMVPだが、13打点の吉田正尚なのかと思いきや大谷翔平。巨大なプレッシャーがのしかかる9回にリリーフとして登板し、昨シーズンの首位打者ジェフ・マクニール(メッツ)、2018年のMVPベッツ、そしてトラウトを迎えながら、見事に1点のリードを守り切った。投球はたった1回だったが、今大会で最も重要なイニングを投げ切ったことはお見事。そしてまるでリトルリーグの選手のように打ち、走り、ブルペンで投球の準備をし、最後は抑えまで務めてしまうのだから、もう漫画のヒーローそのものである。まぁ文句なしのMVPだろう。ただ個人的には骨折をしても試合に出続けた源田壮亮にも準MVPを挙げたい!

 今回のWBCだが、日本はもちろん世界で正直ここまで盛り上がるとは思わなかった。トラウト、ベッツといったビッグスターが参加し、さらに好ゲームの連続となったことも要因だろう。大会中にプエルトリコのエドウィン・ディアス(メッツ)、ベネズエラのホセ・アルテューベ(アストロズ)といったメジャーのトッププレイヤーが怪我をして、一部から批判が出たのは残念だが、それでも参加した選手たちの多くが、「このトーナメントは素晴らしい」と公に発信し続けたのは今後に間違いなく繋がる。ただ、次のステップに進もうと思うなら、やはりアメリカのベストピッチャーたちの参加は必須だろう。今回、故障歴によって保険に入れず、ドジャースのクレイトン・カーショウが出場辞退となったのは痛かったし、メッツのジャスティン・バーランダーやマックス・シャーザーといった大物が登板していたら、もっと大きな話題になっていたはず。3年後の2026年大会では野手だけでなく、投手陣にも豪華メンバーを揃えてほしいものだ。それから急にはできないだろうが、WBCを世界的なイベントにするには主催のMLBは1次リーグの組分けをもっと公平にすべきだろう。例えばドミニカ共和国、ベネズエラがアジア開催のグループに入るということも…。もちろんそれが現実的でないのはわかる。それでもほかのスポーツのW杯のようにより透明性を持つべきである。そしてぜひMLBの各チームもよりフレキシブルに対応すべき。これほど素晴らしいイベントなのに、球団側が選手に「出場するな」とか「(必要以上に)球数を投げるな」といった指示を出すのを、もう少し考えてほしいものだ。まぁいずれにしろ、侍JAPAN天晴れ!

 ゴルフの話題。米国女子ツアー《LPGAドライブ恩選手権》初日。競技は1組を残して日没サスペンデッドになったが、米ツアー3勝のギャビー・ロペス(メキシコ)、1勝のジェニー・シン(韓国)、未勝利のアリソン・リーの3人が7アンダー暫定首位でスタート。6アンダー4位にジョディ・ユワート・シャドフ(イングランド)とウェイリン・スー(台湾)が続いた。日本勢は6人が出場。ルーキーシーズン初戦を迎えた勝みなみ、今季3戦目の古江彩佳がともに6バーディ、2ボギー「68」で回り4アンダー16位につけた。勝と同じくルーキーシーズン初戦の西村優菜、笹生優花が「70」で回り2アンダー暫定48位。渋野日向子はダブルボギーをたたくなど「74」とし、上原彩子と並ぶ2オーバー暫定126位と出遅れた。勝、西村のデビュー戦での健闘を祈る!
 米国男子ツアー《WGC-デル・テクノロジーズ・マッチプレー》2日目。日本勢でただ一人出場している松山英樹はジャスティン・ソ(米国)に3&1で敗れ、通算成績を1勝1敗とした。同じグループのマックス・ホーマは2019年覇者のケビン・キスナー(ともに米国)を撃破。初日に続いて勝利を挙げ2勝目。松山は3日目にホーマと対戦。決勝トーナメント進出をかけたプレーオフに進むには勝利が絶対条件だ。そのほかのグループでは、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)が初日から連勝。同2位のジョン・ラーム(スペイン)はキース・ミッチェル(米国)に勝利し1勝1敗、同3位のローリー・マキロイ(北アイルランド)はデニー・マッカーシーに勝利して連勝となった。松山の次の相手ホーマ今期絶好調。もし勝ってプレーオフに進めたら上位が期待できるかも…。
 国内女子ツアー《アクサレディスゴルフトーナメントIn MIYAZAKI》初日。吉田優利、川崎春花、藤田さいき、若林舞衣子、地元・宮崎県出身の山内日菜子が5アンダー・首位タイ発進を決めた。4アンダー・6位タイに山下美夢有、小祝さくら、小倉彩愛、内田ことこ、竹田麗央、濱田茉優。3アンダー・12位タイには昨年覇者の西郷真央らが続いており、首位と2打差位内に18人がひしめく混戦となっている。原英莉花は2アンダー・19位タイ発進。稲見萌寧は1アンダー・26位タイで初日を滑り出した。今季2勝目を狙う吉本ひかるは1アンダー・26位タイ。今季をもって日本ツアーを引退するイ・ボミ(韓国)はイーブンパー・41位タイスタートだった。大混戦の大会。3日目まで楽しめそう!

明日の予想。まずは中山メイン【日経賞】。本命は9番アスクビクターモア。昨年の【菊花賞】以来となるが、無理使いしないでここまで成長を待った。得意の中山で重馬場も苦にしない。相手は2,3,4,6,11,12番。阪神メイン【毎日杯】は5番キングズレイン。【ホープフルS】は小回り中山の15番枠。大外回して3着は負けて強しの競馬。中間熱発があったらしいが、重馬場が不安もこのメンバーで負けるとは思えない。相手は2,3,7,8,12,13番。中京メイン【鈴鹿S】は11番コルドンルージュ。前走はマークがきつく失速したが、中京は得意のコース。ハンデも54㌔の戻るし、このメンバーならハナを切れる。相手は4,5,9,13,14,16番。

今週の一口馬の出走はなし。純粋に馬券を楽しめそう!

 

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ヴィオマージュどうなる!?

2023-03-19 18:20:00 | Weblog

《WBC準々決勝ラウンド》。大会連覇を狙う米国は自慢の打棒でベネズエラを9-7で逆転勝利を収め、準決勝に駒を進めた。5-7と2点を追う8回無死満塁。9番のトレー・ターナー(フィリーズ)の86マイル(約138キロ)内寄りチェンジアップをたたいた打球は、左翼2階席に飛び込む逆転のグランドスラム。ターナーは盗塁王2度、メジャー通算230盗塁のメジャーきってのスピードスター。スピードスターでありながら、昨季は21本塁打、メジャー通算124本塁打はなっているそのパワーを、最高の場面で見せつけた。これでアメリカは19日(日本時間20日)は当地でキューバと準決勝を戦う。もう一方の準決勝は20日(同21日)、3大会ぶり3度目の頂点を目指す侍ジャパンが、メキシコと激突する。どうなることやら…。

《第95回選抜高校野球大会》。第1試合で東邦、第2試合で作新学院と名門が勝利した第3試合目。名門智辯和歌山が英明に3-2で敗れた。智弁和歌山は毎回のように走者を出しながら英明先発の下村を打ちあぐね、五回まで無得点。1点を先制された直後の六回に2死二塁から9番・杉本が中前に同点打。だが、再び2点のリードを許すと、八回には1点を返し、なお1死満塁の好機を生かせなかった。21年夏に全国制覇を果たしたが、昨夏、そして今春と敗れた。逆に英明は3度目の出場で初の春1勝を挙げた。優勝候補の一角だと思っていた智辯和歌山だったが、このところ勝負弱くなったなぁ。

 ゴルフ国内女子ツアー《Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント》最終日。首位と4打差で出た青木瀬令奈が8バーディ・ボギーなしの「64」をマーク。トータル17アンダーで逆転し、2022年《資生堂 レディス》に続くツアー通算4勝目を果たした。前半で3つ伸ばしたものの、5連続バーディを奪った首位の上田桃子とは5打差で折り返し。だが、後半でも青木の勢いは衰えず、6ホールで4つのバーディを奪取。一気に単独首位に躍り出た。終わってみれば2位と4打差と、まさに快勝だった。青木は2022年《スタンレーレディスホンダ》での小祝さくら以来、ツアー15人目のノーボギーVを達成し、トータル17アンダー「199」でトーナメントレコードを3打更新。記録的な勝利となった。大量リードを持ってサンデーバックナインを戦った上田だが、やっぱり後半失速してしまった。2つのダブルボギーなどで後退、トータル11アンダー・3位タイに終わり、ツアー通算18勝目(海外ツアー1勝)はならなかった。昨季の年間女王・山下美夢有はトーナメントコースレコードを1打更新する「63」をマーク。トータル10アンダー・12位タイで3日間を終えた。地元・鹿児島出身の勝みなみはトータル9アンダー・16位タイ。アマチュアの馬場咲希(代々木高2年)も同じく16位タイで終えて、ベストアマを獲得した。青木のノーボギーは立派。飛距離が出ない中でのこの成績、アマチュアのおじさんも見習えるゴルフだ。それにしても上田桃子のこの終盤の弱さは一体どうしただろう。ただそれまでのゴルフはいい。今年これ乗り越えたら念願のメジャー勝てるかも…。

今日の競馬。阪神11Rで行われた【第71回阪神大賞典】は、C・ルメールとコンビを組んだ2番人気ジャスティンパレス(牡4歳・杉山晴紀厩舎)が好位のイン追走から抜け出して快勝。【天皇賞・春】の優先出走権を獲得した。タイムは3分6秒1。1馬身3/4差の2着がボルドグフーシュ(1番人気)、さらにクビ差の3着にはじりじり伸びたブレークアップ(5番人気)が入った。レースはアフリカンゴールドが気合をつけて先手を取り、ディープボンドが2番手。ジャスティンパレスが内の3番手につけて、シロニイが外から押し上げてその外を追走する。人気のボルドグフーシュは序盤、6番手のインからレースを進めた。大きな動きはないまま道中は淡々と流れるが、ボルドグフーシュは巧みに外に持ち出して仕掛けのタイミングをうかがう。アフリカンゴールドはマイペースで直線を迎え、しぶとく粘りを発揮したが、ロスなく立ち回ったジャスティンパレスが満を持して抜け出すと、後続を突き放して快勝。ボルドグフーシュは2着確保が精いっぱいとなり、ゴール前でアフリカンゴールドをかわしたブレークアップが3着に食い込んだ。
 勝ったジャスティンパレスさすが、さすがルメールという競馬だった。長丁場でうまく息を入れてスタミナを温存していた。馬自身も長距離適性があったのは確かだが、馬体も成長していた。この勝ち方なら【天皇賞・春】の1ハロン延長も問題ないだろう。2ボルドグフーシュは休み明けが響いた競馬。前哨戦としては良い競馬だった。3着ブレークアップも力はつけている。ただ前2頭とは力差が…。

 ジャスティンパレスは、父ディープインパクト、母パレスルーマー(母父Royal Anthem)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は三木正浩氏。通算成績は9戦4勝。重賞は2022年【神戸新聞杯】に次いで2勝目。【阪神大賞典】は杉山晴紀調教師が初勝利。C・メール騎手は17年サトノダイヤモンドに次いで2勝目となった。

 中山11Rで行われた【第72回フジテレビ賞スプリングS】は、横山武史の2番人気ベラジョオペラ(牡・上村洋行厩舎)がデビューから無傷の3連勝。好スタートを切ったグラニットが軽快に飛ばし1000m通過は1分を切るハイペースの流れでレースが進む中、道中は中団の位置につけ勝機をうかがうと、スムーズに3~4コーナーを回り直線で外から鋭く伸びて差し切った。開業5年目の上村洋行調教師は、JRA重賞初制覇となった。タイムは1分48秒9。1馬身1/4差の2着にはホウオウビスケッツ(3番人気)、さらに3/4馬身差遅れた3着には僕の本命メタルスピード(8番人気)が入り、上位3頭が【皐月賞】の優先出走権を獲得した。なお、1番人気のセブンマジシャンは6着に敗れた。

 勝ったベラジオオペラだが、僕が思っていた以上に強かった。また横山武もこの馬を信じいつもより後ろの位置取りで鵜安喰この馬の能力を出し切った。まだまだ成長しそうで、この馬ひょっとするかも…。2着ホウオウビスケッツは遅生まれで、精神的にまだ幼さが残っているが、それでも攻めた競馬で2着は立派。この馬も強くなりそう。本命打ったからではないが3着メタルスピードも今後まだ良くなりそう。得意とは言えない馬場でも能力だけで3着に来た感じ。折り合いは問題ないですし、距離は延びても大丈夫そう。

  ベラジオオペラは、父ロードカナロア、母エアルーティーン(母父ハービンジャー)という血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は林田祥来氏。通算成績は3戦3勝。重賞は初制覇。上村洋行調教師、横山武史ともに【スプリングS】初勝利だった。

 今日の一口馬。中山7R【4歳上1勝クラス】に出走したヴィオマージュだったが15着に敗れた。体が絞れ、今回は稽古の動きもこれまでで一番いい状態でレースに臨んだが、負け過ぎの内容。矢野英調教師は「背中の感じからはこのクラスで十分やっていけそうなのですが…。障害競走含め、条件をもう一度見直させてください」とのこと。一体どうなる!?

 

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今日の一口馬は5,6,12着

2023-03-18 19:04:22 | Weblog

 今日は悪天候と寒さで予定をキャンセルして中山に参戦。ただ意気込みとは裏腹に大きな返り討ちを喰らってしまった。競馬については後に書くとしてまずは《WBC》。準々決勝1試合が行われ、メキシコ代表が逆転でプエルトリコ代表を5ー4で下し、初の準決勝進出を果たした。2点を追う7回に連続タイムリーで逆転し、終盤その1点リードを守り切った。準決勝ではメキシコ代表は21日に日本代表と対戦する。WBCで日本と対戦するのは第1回大会(06年)の2次ラウンド以来2度目。前回は日本が6-1で勝利した。僕はプエルトリコの方が日本にとって嫌だなぁと思っていたので、これは日本にとってくみし易いだろう。なんかこの大会、アメリカが1次リーグで2位になったり、ドミニカとオランダが一次リーグで敗退したり、プエルトリコの抑え・ディアスの故障したりなど、風は日本に吹いているように思う。この風を考えると、ひょっとしたらキューバがアメリカを破るかもしれない。まぁいずれにしろ優勝するには大谷以外で誰が打つか。
 今日開幕した《第95回記念選抜高校野球大会》12年ぶり出場の東北は1-3で山梨学院に敗れ初戦敗退したが、初回に相手の失策で一塁に走者が出た際、チームで“ペッパーミル・パフォーマンス”をしようとしたが、塁審に制止された。それに対し賛否両論の意見が飛び交っている。僕はもちろん選手は相手を侮辱しているわけでなかっただろうが、タイミングが悪すぎる。失策で出塁した際はやっぱり駄目だろう。高野連の日本学生野球憲章には「フェアプレーの精神を理念とする」とあり、過去の甲子園でも過度なガッツポーズや相手を刺激するようなパフォーマンスに対しては注意喚起が行われていた。ただそこまで目くじら立てなくても…という気もする。
 女子国内ゴルフツアー《Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント》2日目。トップタイで出た上田桃子が6バーディ・ボギーなしの「66」をマーク。トータル13アンダーまで伸ばし、大会2勝目、ツアー18勝目(海外ツアー1勝を含む)に王手をかけた。トータル9アンダー・2位タイに稲見萌寧、青木瀬令奈。トータル8アンダー・4位タイにはアマチュアの馬場咲希(代々木高2年)ら3人が続いた。地元・鹿児島出身の勝みなみはトータル6アンダー・11位タイ。2週連続優勝がかかる吉本ひかるはトータル3アンダー・27位タイで予選ラウンドを通過した。2位に4打差は大きいが、最近の上田桃子が最終日にスコアを伸ばせないことが多い。稲見、青木らが前半で2打差まで詰めればわからない。馬場も頑張れ!

 今日の重賞を振り返る。中山メイン【フラワーカップ】は、M・デムーロの2番人気エミュー(美浦・和田正一郎厩舎)がスタートで後手を踏み後方からレースを進めると、3~4コーナーで外々を進出。直線では不良馬場をものともせず大外一気の伸びで各馬をまとめて差し切り、初の重賞タイトルを手にした。タイムは1分53秒2。半馬身差の2着にはヒップホップソウル(8番人気)、さらに1馬身1/4差遅れた3着にパルクリチュード(3番人気)が入った。なお、1番人気のマテンロウアルテは6着に敗れた。
 勝ったエミューはスタート後手もそれ以外はスムーズ。直線向いてからの脚は(他の馬たちと)全然違った。馬格はないが、落ち着いているし、ドンとした感じ。血統的には【桜花賞】より【オークス】か。

 エミューは、父ハービンジャー、母スーリール(母父スペシャルウィーク)という血統。北海道新冠町・(株)ノースヒルズの生産馬で、馬主は(株)ノースヒルズ。通算成績は6戦3勝。重賞は初制覇。和田正一郎調教師は【フラワーC】初勝利、M・デムーロは2018年カンタービレに次いで2勝目となった。
 一方、中京11Rで行われた【第37回ファルコンS】は、幸英明とコンビを組んだ8番人気タマモブラックタイ(牡・角田晃一厩舎)が直線最内を突いて差し切り、重賞初Vを成し遂げた。タイムは1分22秒6。ハナ差の2着はゴール前で鋭く追い詰めたカルロヴェローチェ(1番人気)。さらに3馬身差の3着にはしんがり14番人気のサウザンサニーが入った。アームズレインが外からじわっと先行策に出たが、内からウメムスビが並びかけて2頭で先頭に立つ形。その後ろにカルロヴェローチェ、タマモブラックタイ、ペースセッティングが続くが、流れが遅く、折り合いに苦しむ馬も見られた。淡々とした流れのまま進んで直線へ。最内に潜り込んだタマモブラックタイと、外から迫るカルロヴェローチェとの一騎打ちになったが、最後はわずかにタマモブラックタイがしのいでV。デクラレーションオブウォー産駒として日本で初の重賞勝ち馬となった。

 勝ったタマモブラックタイは馬場あったのだろうが、最後まで手応えがあり、うまく内から抜け出した。ただ距離はマイルまでだろう。
 タマモブラックタイは、父デクラレーションオブウォー、母タマモイヤリング(母父ブラックタイド)という血統。北海道新冠町・対馬正氏の生産馬で、馬主はタマモ(株)。通算成績は7戦3勝。重賞初勝利。【ファルコンS】は角田晃一調教師が初勝利、幸英明は2003ギャラントアロー、21年ルークズネストに次いで3勝目となった。
 明日の予想。まずは中山メイン【スプリングS】。今年の牡馬クラシック戦線はまだ断然という傑出した馬がいない。ここ出走の馬も十分にチャンスありそう。本命は2番メタルスピード。マイルを連勝してきているが、一戦一戦競馬を覚えてきている。渋った馬場も苦にせず穴に一考。相手は4,6,10,11,14,15,16番。阪神メイン【阪神大賞典】は1番ボルドフーシュ。【菊花賞】でレコード決着のハナ差2着。【有馬記念】も2着ならここでは格上。古馬となって鞍上は川田、まず勝ち負け。相手は3,4,7,8,13番。中京メイン【名古屋城S】は8番ウィルソンテソーロ。ここにきて“テソーロ”軍団のダート戦線の勢いが凄い気がしている。この馬も目下4連勝、レースセンスも良くここは通過点。相手は2,3,7,10,11,13番。

今日の一口馬。ウインアラジンが中京7R【4歳上1勝クラス】に出走して6着。前走後
騎乗乗した横山和から「前半は控えて、途中で動くメリハリのある戦法が合いそう」という進言があり、角田大和ともそういう競馬をしようと事前の打ち合わせをしていたらしいが、今日は前が残る馬場だったので、ジョッキーがある程度位置を取りに行き、結果的には内で包まれて前走と同じようなもどかしい競馬になってしまった。それでも6着は頑張った方だろう。連闘で使ったため、この後は一旦放牧でひと息入れる予定らしい。アースライザーは中京9R【弥富特別】に出走し5着。脚抜きのいい馬場で今日は全般的に時計が早かったが、しっかり対応。鞍上の岩田康によると『もう1、2頭分内の位置を取れていたら、2、3着はあったよ』と話していたらしい。ここにきて競馬が安定してきtsし、どこかでハマればこのクラスで勝ち負けできるはず。陣営は権利も取れたので基本的に続戦したい意向。メリオルヴィータは中京メイン【ファルコンS】に出走。3月18日(土)中京・ファルコンS(G3・芝1400m)に54kg岩田望来騎手で出走。レースはスタートで遅れてしまい、後方2番手から。最後方に下がって3コーナーに突入。そのままのポジションで4コーナーをカーブします。直線では大外に進路をとりましたが、追い出してからも前を捉えるような脚は繰り出せず、ライバルを2頭交わすにとどまりました。勝ち馬とは1.5秒差の12着。鞍上の岩田望によると「思っていたよりも進んでいきませんでした。横の馬に擦られたとき、気にするようなところもありました。直線ではけっして止まってはいないものの、あの位置からでは厳しかったです。これから折り合いを覚えれば、1400mや1600mの距離もこなせるとは思いますが、1200m戦を使ってみるのもありかもしれませんね」とのこと。陣営もまだどのような条件がベストなのか、つかみきれていないよう。ジョッキーが言うように、1200m芝戦を狙うのもひとつの手かも。ただここで一旦リフレッシュ放牧を挟むらしい。明日の一口は中山7Rにヴィオマージュ。出来はいいらしい。一発あるぞ!

 

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WBC観てきた! 甲子園そして一口4頭

2023-03-17 20:55:56 | Weblog

 WBC準々決勝を観てきた。ただ大谷、ダルビッシュ、村上ではなくてA.デスパイネ、L.モイネロ、R.ロドリゲス…そう僕が観戦したのは日本VS.イタリアの前日に行われたキューバVS.オーストラリア。試合前日に「明日のキューバVS.オーストラリアって観られないかな」と会社の部下と話していたら、後輩がネットで調べて「チケットすぐ取れますよ」とのこと。「じゃぁ行くか」と急遽行くことに。急遽手に入れたので、席はネット裏の3階。野球盤を観るような感じで正直こんなところから野球を観たことないと思ったが、試合前のセレモニーなどWBCの雰囲気は十分に感じられたし、ゲームもそれなりに楽しめた(配球はまったくわからなかったが…)。僕の予想ではキューバの圧勝かと思っていたが、オーストラリアの頑張りもあってなかなかいい試合になった。そしてソフトバンクファンにとってはA.デスパイネとL.モイネロが観られて(J.グラシアルは出場しなかった)ともに勝利に貢献したのは嬉しい限りであった。しかしこの試合、ソフトバンクファン以上に喜んだのは中日ファンではなかったのだろうか。Y.ロドリゲスが先発で、捕手は日ハムに移籍したA.マルティネスが先発出場。そして抑えでR.マルティネス。おまけにオーストラリアの監督が以前中日で捕手としても出場のあったニルソン監督(中日時代はディンゴで出場)だったのだから…。いやぁ、突然の思いつきとはいえ、楽しい夜でした。あとは間違ってキューバが世界一になったら、優勝チームを観戦したと自慢できるのだが…。ちなみにこの試合の観客数は35,061人でした。

 明日開幕する《第95回記念選抜高校野球大会(センバツ)》野球の話題。トーナメント表が決定しているので、パートごとにベスト8、そして優勝予想をしてみる。まずはAパート。ここは智辯和歌山が勝ち上がりそう。近畿大会3試合で5発の長打力と安定した投手力がある。対抗は作新学院か。Bパートは関東大会を制した山梨学院が有力。甲子園経験者がおおく、初戦の東北戦が鍵。Cパートは専大松戸を抜擢。プロ注目の平野投手の活躍を期待。対抗は履正社。Dパートは広陵。プロ注目の真鍋が引っ張る強力打線は楽しみ。初戦の二松学舎大付も注目。Eパートは大阪桐蔭。神宮大会2連覇。エース前田に強力打線、優勝候補筆頭。Fパートは沖縄尚学。九州王者でエース東恩納中心のいいチームだ。対抗は東海大菅生で、エース日當は注目。Gパートは報徳学園。盛田―堀のバッテリーはプロ注目。初戦の健大高崎が鍵も東海王者東邦も怖い。Hパートは仙台育英。全国屈指の投手力は健在。初戦の慶応、竜谷大平安と強敵は多い。で、優勝予想は◎大阪桐蔭、〇広陵、▲仙台育英、(穴)報徳学園、△沖縄尚学、山梨学院

 ゴルフの話。女子国内ツアー《Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント初日。稲見萌寧、上田桃子、蛭田みな美の3人が「65」をマークし、7アンダー・首位タイ発進を決めた。 6アンダー・4位にアマチュアの馬場咲希(代々木高2年)。5アンダー・5位タイには地元・鹿児島出身の勝みなみ、吉田優利、青木瀬令奈、森田遥、ペ・ソンウ(韓国)が続いた。 2週連続優勝がかかる吉本ひかるは4アンダー・10位タイの好発進。昨年覇者の堀琴音は「81」を叩き、9オーバー・106位タイと出遅れた。 上位に実力者が揃った。その中、アマチュアの馬場にも注目が集まる。本命は勝みなみかな⁉

 ストは行使されるが、開催となった週末の競馬。まずは明日の予想。まずは中山メイン【フラワーC】。本命は9番セリオーソ。2勝馬はエミューただひとり。中山10ハロンを完勝したポテンシャルは非凡。ディープブリランテなら重馬場も苦にしないだろう。相手は1,2,4,6,12,15,16番。阪神メイン【若葉S】は5番クールミラボーで何とかならないか。前走初芝の重賞で好走。ドレフォン産駒ジオグリフの例もある。相手は1,2,7,8番。中京メイン【ファルコンS】には一口馬の11番メリオルヴィータが出走する。こちらの馬券は単複とワイドだけ。本命は1番テラステラ。前走の【万両賞】ではここで人気の8番ペースセッティングを破っている。格的にはそのペースかもしれないが、好位差しができるこの馬に魅力を感じる。相手は2,5,7,8,10,13番。


 今週の一口馬は4頭。ウインアラジンがなんと連闘する。先週の中山では10着に敗れたウインアラジンだが、レース後も反動はなく状態に問題ないことから連闘のプランが浮上。3レースに登録して選んだレースが明日の中京7R【4歳上1勝クラス】(1900mダート)、1㌔減の角田和騎乗で出走予定。寺島調教師は「前走後、乗り出してからも状態面は問題ありませんし、今週は出走頭数も手頃だったため連闘での出走を決めました。1、2頭ほど手強い馬もいますが、それでも手薄なメンバー構成ですし、チャンスはあると思います。乗り慣れたジョッキーで変わり身を期待しています」とのこと。期待したい!同じく中京9R【弥富特別】(1800mダート・混ハンデ)に岩田康騎乗でアースライザーが出走する。鈴木慎調教師は「馬体の張り、毛艶もひと叩きしたことで良化していますし、きっちりリフレッシュも図ることができれば前走以上の状態で出走させることができそう。なかなか展開が味方してくれませんが競馬自体は安定してきていて成長を感じます。脚を使える距離が短いので、どうしても展開待ちになってしまいますが、嵌れば面白いと思うんですよね」とのこと。好走を期待!それからメリオルヴィータが同じく中京メインファルコンS】(G3・1400m芝)に岩田望来騎乗で出走する。先週【フィリーズレビュー】を除外となり、このレースと日曜の中京【フローラルウォーク賞】(3歳1勝クラス、1600m芝)と両睨みだったのだが、敷居が高いほうを選択となった。池上調教師は「態勢はすでに整っていますので、今日は単走でサラッとやりました。先週除外になってしまいましたが、馬体重は488kgとキープできていますし、テンションも変わらずきています。重賞の舞台でも、なんとか好結果を残したいところです」とのこと。善戦を期待する。3/19(日)は1頭。中山7R【4歳上1勝クラス】(ダ1200mダート・混)に丹内騎乗でヴィオマージュが出走する。矢野英調教師は「新聞各紙では丸山と表記されているようですが、実際は菊沢一樹の騎乗で今週の追い切りを実施しています。軽快なフットワークで併せた相手に食らい付き、最後まで脚色が鈍ることなく、集中して走れていた点も今回は評価できる。跨った本人からも好感触を伝えられていますよ。これまでヴィオマージュをお預かりした期間内では一番状態がいいので、あとはこの条件でどこまで前進できるか。このクラスにメドの立つ走りを期待したいですね」とのこと。好走を期待!

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落胆!一口馬すべて惨敗。馬券は2的中!

2023-03-12 17:44:33 | Weblog

  WBC1次リーグB組。韓国がチェコ相手に今大会初勝利で、その結果日本の1次リーグ通過が決まった。日本(3勝)がナイトゲームのオーストラリア(2勝)戦に敗れても、オーストラリア以外の3チームが日本の成績を上回れないためだ。とりあえず栗山監督もホッとしたことだろう。WBC1次リーグ米国ラウンドも開幕。C組の2連覇を狙う米国は初出場の英国を6―2で下した。またコロンビアは昨年の最多勝J・ウリアスを先発させたメキシコに延長十回の末、5―4で競り勝った。D組では優勝候補のドミニカ共和国をベネズエラが5-1で破った。米国ラウンドは普通に考えれば、米国、メキシコ、ベネズエラ、ドミニカが進出すると思うが、果たして…。
《名古屋ウィメンズマラソン》は《東京五輪》代表の鈴木亜由子(31・日本郵政グループ)が出身地の愛知で2時間21分52秒の自己ベストを記録し、日本勢トップの2位に入った。同じく《東京五輪》代表の前田穂南(26・天満屋)は、2時間22分32秒の自己ベストで鈴木に次ぐ3位に入り、10月に行われる24年パリ五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を獲得した。スタート直後から飛び出したルース・チェプンゲティッチ(28・ケニア)が2時間18分08秒で大会連覇を達成。優勝賞金の25万ドル(3375万円)を獲得した。実力者が力を魅せた結果となったが、それにしてもトップとの差は4分弱。つまり1km先を走っていたこととなる。選手も協会もこの結果をもっと真剣に向き合うべきでは…。

 ゴルフの話。《明治安田生命レディスヨコハマタイヤ》最終日。吉本ひかるがささきしょうことのプレーオフを2ホール目で制し、悲願のツアー初優勝を果たした。大会通算10度目のプレーオフ。1ホール目をともにパーとして迎えた2ホール目は、ラフからの2打目をピン左約7メートルへ。このパットを完璧に読み切ってバーディを奪取。対するささきはバーディを逃し、吉本に軍配が上がった。1998年度生まれの吉本は渋野日向子、畑岡奈紗らと同じ“黄金世代”の一角。この勝利によって、同世代のツアー優勝者は12人目となった。 敗れたささきは2018年《樋口久子 三菱電機レディス》以来の4勝目がかかっていたが、目前で涙をのんだ。トータル16アンダー・3位タイには米ツアー1勝の古江彩佳、小祝さくらが入った。ホステスプロの勝みなみはトータル14アンダー・6位タイ。昨季の年間女王・山下美夢有はトータル11アンダー・18位タイで4日間を終えた。【黄金世代優勝者】(初優勝順)は次のとおり。勝みなみ、畑岡奈紗、新垣比菜、河本結、渋野日向子、原英莉花、小祝さくら、大里桃子、淺井咲希、植竹希望、高橋彩華、吉本ひかる
 米男子ツアー《ザ・プレーヤーズ選手権》第3ラウンド。第2ラウンドの11番パー5の第2打目から再開した松山英樹は、このホールをイーグルとするなど第2ラウンドを「70」でまとめ、第3ラウンドは5バーディ、ノーボギーの「67」を記録。通算5アンダー26位タイにつけた。通算14アンダー単独首位はスコッティ・シェフラー(米)。通算12アンダー単独2位にミンウ・リー(豪)、通算10アンダー単独3位にキャメロン・デービス(豪)、通算9アンダー4位タイにトミー・フリートウッド(英)らが続く。そのほか、イム・ソンジェ(韓)は通算8アンダー8位タイ、ジョーダン・スピース(米)、リッキー・ファウラー(米)、コリン・モリカワ(米)、パトリック・キャントレー(米)、ヴィクトル・ホヴランド(ノルウェー)は通算6アンダー14位タイで最終日へ。  なお、2019年覇者のローリー・マキロイ(北アイルランド)は通算5オーバー98位タイで予選落ちを喫している。女子プロミジン・リーの弟であるミンウ・リーをひそかに応援しているが…。
 DPワールドツアー《マジカル・ケニア・オープン》第3ラウンド。ジョージ・カンピーヨ(スペイン)が「63」で回り、通算13アンダー単独首位に浮上した。ツアー初優勝を目指す川村昌弘は「68」と伸ばし、通算11アンダー3位タイ。久常涼は「71」とスコアを伸ばせず、通算9アンダー6位タイとなっている。エドアルド・モリナリ(伊)は通算5アンダー28位タイ、ショーン・ノリス(南ア)は通算2アンダー53位タイとなった。川村頑張れ!
 今日の競馬を振り返る。中京11Rで行われた【第59回金鯱賞】は、僕本命の川田将雅騎乗1番人気プログノーシス(牡5歳・中内田充正厩舎)が後方3番手からレースを進め、勝負どころから徐々に前との差をつめて射程圏に入れると、直線では外から父ディープインパクト譲りの切れ味を遺憾なく発揮して各馬を差し切った。これで川田とのコンビでは5戦5勝と負けなし、初のタイトル奪取で古馬中距離戦線の主役へ名乗りを上げた。タイムは1分59秒8。3/4馬身差の2着には逃げたフェーングロッテン(3番人気)、さらに1馬身1/4差遅れた3着に好位から脚を伸ばしたアラタ(6番人気)が入った。
 勝ったプログノーシスだが、ここでは力が違った感じ。それでも川田「良い形にならないまま1コーナーに入っていったので、ちょっと馬にスイッチが入ってしまいました。その後は力みっぱなしでした。そんな中で我慢をしてもらいながらの道中だった」とコメントしているのだから力は相当なのだろう。2着フェーングロッテンは上手く先手をとれていいリズム、いいバランスで走っていた。ただ相手が悪かった。成長している。
 プログノーシスは、父ディープインパクト、母ヴェルダ(母父Observatory)という血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は(有)社台レースホース。通算成績は8戦5勝。重賞は初制覇。中内田充正調教師は2019年ダノンプレミアムに次いで【金鯱賞】2勝目、川田将雅は14年ラストインパクト、19年ダノンプレミアムに次いで3勝目となった。

 阪神11Rで行われた【第57回フィリーズレビュー】は、吉田隼人とコンビを組んだ1番人気のシングザットソング(栗東・高野友和厩舎)が5番手追走から直線で抜け出してV。重賞初勝利を飾った。タイムは1分20秒7。クビ差の2着は中団から伸びた僕の本命馬ムーンプローブ(7番人気)。さらにクビ差の3着に後方から長く脚を使ったジューンオレンジ(11番人気)が入り、この3頭が【桜花賞】の優先出走権を獲得した。

 トウシンカーリンのゲート入りに時間を要した後にスタートが切られ、エコロアイが先手を取ると、ジョリダム、リバーラ、トラベログなどが好位に続く。縦長の展開になったが、人気を集めたシングザットソングは5番手あたりをリズム良く追走した。直線に向くとシングザットソングが手応え通りに抜け出し、激しい2着争いを尻目に押し切って快勝。
 勝ったシングザットソングは今日スタートも良く、最後は自分から負かしに行った強い内容だった。この終いの脚は計算でいるし、本番も面白いかも…。2着ムーンプローブも北村が完璧に乗った。まだ子供っぽいところもあるが、力は出し切った。3着ジューンオレンジは驚いた。スタートがもう少しよければ…ただあのスタートだからあの末脚を繰り出すことができたのかも。でもあの末脚は魅力あり。

 勝ったシングザットソングは、父ドゥラメンテ、母ザガールインザットソング(母父My Golden Song)という血統。北海道白老町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬で、馬主は(有)社台レースホース。通算成績は4戦2勝。重賞は初勝利。【フィリーズレビュー】は高野友和調教師が2018年リバティハイツに次いで2勝目、吉田隼人は初勝利となった。
 中山11Rで行われた桜花賞トライアル【アネモネステークス】は、横山和生で挑んだ1番人気トーセンローリエ(美浦・小笠倫弘厩舎)が道中2番手から直線で抜け出すと、後続の追撃を抑え切ってV。未勝利戦から一気の3連勝で初オープン勝ちを果たした。タイムは1分33秒8。1/2馬身差の2着には後方2番手から鋭く追い込んだコンクシェル(13番人気)が入り、トーセンローリエとともに【桜花賞】の優先出走権を獲得。クイーンオブソウル(3番人気)は2着からさらにクビ差の3着に敗れ、惜しくも権利獲得はならなかった。なお、2番人気のスピードオブライトは、最内枠から先手を奪ったものの、直線半ばで後続に捕まり4着に終わった。
 勝ったトーセンローリエだが、ビュッと切れるタイプではないので、実にいいタイミングでの追い出しだった。2着コンクシェルには驚いた。ブリンカーが効いたのか。良い末脚だった。

 トーセンローリエは、父サトノクラウン、母トーセンナチュラル(母父メイショウサムソン)という血統。北海道日高町・(有)エスティファームの生産馬で、馬主は島川隆哉氏。通算成績は5戦4勝となった。

 

今日の一口馬はすべて惨敗。期待が高かっただけにガッカリ。デビュー戦だったフェアリーピコ。阪神【3歳未勝利】(1200mダート)ではまずまずのスタートから積極的に押して好位の一角につける。促しつつ内々を追走し直線を向くが、最後はやや一杯になり10着。茶木調教師は「今日はいい競馬にならず申し訳ありませんでした。ジョッキーとはレース前に“できるだけ砂を被らないように進めよう”という話はしていたのですが、途中から内々で少しキックバックを受けて嫌がる素振りはしていました。ただ、それでもぱったり走るのを止めるようなところはなく、今後に向けてはいい経験になったのではないでしょうか。ジョッキーは“いいスピードがありますし、ダートも問題ありませんでした”と話していましたし、ここを使ってまた良くなってくれそうです。小柄な馬なので一度放牧を挟んだ方がいいかなと思っていますが、まずは馬体をしっかりチェックしてから考えていきます」とのこと。僕が思っているより前向きコメント。次を期待したい。中山【4歳上1勝クラス】(2400mダート)に出走したウインアラジン。寺島調教師は「前走の走りから砂を被ること自体は問題ないと見ていましたが、今日は終始包まれて砂を被り続ける厳しい形になり、ペースが上がった時には置かれてしまいました。どこかのタイミングで外に持ち出せればよかったのですが、その隙もありませんでしたからね。すみませんでした。今後についてはトレセンに戻った状態を確認してから判断したいと思います」とのこと。この馬、いかに未勝利戦を勝った時のように道中気分良く走れる形になるかどうかが鍵のようだ。ちなみに勝った馬は後輩の一口馬だった(この馬強い!)阪神12R【4歳上2勝クラス】(1200mダート)に出走したテキサスフィズ。馬込みがダメで4番枠、出鞭を入れて前に行こうともしたが、周りが早く、結局馬込みへ。その瞬間ズルズルと下がり落馬の原因まで作った15着。まだ陣営のコメントが出てこないが、ひょっとしたらペナルティーもあるかも…。僕は鞍上を松本に戻して欲しいいな。

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一口馬頑張れ!

2023-03-11 18:54:45 | Weblog

 侍ジャパン世界一に黄色信号。昨日の韓国戦で負傷した源田壮亮(30・西武)がこの日は球場入りしたものの、右手の薬指と小指には前日同様のテーピングを施していたらしい。まぁこの1次ラウンドの試合出場はないだろう。それにしても痛い負傷だ。今日は中野拓夢(26・阪神)、牧原大成(30・ソフトバンク)、周東佑京(27・ソフトバンク)山田哲人(30・ヤクルト)が試合前練習で遊撃のノックを受けたらしいが、今後の戦力ダウンは免れない。僕はただでさえ、守備力はアメリカの方が上とずっと書いているが、この守備力ダウンは命どりになるのではと心配している。まぁ牧原、中野がラッキーボーイにでもなればいいが…
 ゴルフの話。《明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ》3日目。トップタイで出た黄金世代の吉本ひかるが7バーディ・ボギーなしの「65」をマーク。トータル16アンダーで単独首位に立ち、悲願のツアー初優勝に王手をかけた。明日黄金世代12人目の初優勝を目指す。トータル14アンダー・2位にささきしょうこ。トータル11アンダー・3位タイには堀琴音、小祝さくら、野澤真央、黄アルム(韓国)が続いた。昨季の年間女王・山下美夢有はトータル9アンダー・11位タイ。ホステスプロの勝みなみ、米ツアー1勝の古江彩佳も同順位で最終日に臨む。昨年覇者のサイ・ペイイン(台湾)は3つ落とし、トータル3アンダー・44位タイでムービングデーを終えた。吉川、ささき二人が抜け出した形だが、爆発しそうな選手が3位以降に揃っている。勝、古江とは7打差ひょっとしないかな。
 DPワールドツアー《マジカル・ケニア・オープン》は現在3日目が行われているが、2日目を終えて久常涼が「63」をマークし、通算9アンダー2位タイに浮上。川村昌弘  は「67」で回り、通算8アンダー5位タイで決勝へ。一方、星野陸也は通算2オーバー99位タイ、岩﨑亜久竜は通算5オーバー125位タイで予選落ちを喫している。通算10アンダー単独首位はイグナシオ・エルビラ(スペイン)となり、ショーン・ノリス(南ア)は通算4アンダー26位タイにつけている。久常、川村優勝しないかなぁ。
 米国ツアー《ザ・プレーヤーズ選手権》2日目はサスペンテッドとなっているが、出場2大会連続で予選落ちを喫している松山英樹が、10番までに4バーディ・2ボギーで2つ伸ばし、トータルイーブンパーまで戻し暫定39位タイ。明日朝7時に11番の2打目から翌朝7時に再開を迎える。今年に入って出場7戦目。1月末の《ファーマーズ・インシュランス・オープン》では今季初のトップ10となる9位に入ったが、以後は成績が出ずに苦しむ時間が増えている。果たして…。

今日の重賞を振り返る。中山11Rで行われた【第41回中山牝馬S】は、C・ルメールとコンビを組んだハンデ54㌔の2番人気スルーセブンシーズ(5歳・尾関知人厩舎)が中団追走から差し切って重賞初勝利を飾った。タイムは1分46秒5。1馬身1/4差の2着には52㌔のハンデだった格上挑戦のストーリア(6番人気)、さらに1馬身1/2差の3着には内からしぶとく伸びたサトノセシル(5番人気)が入り、57㌔を背負った人気のアートハウスは4着に終わった。
 勝ったルーセブンシーズはまさに横綱相撲だった。道中の手応えも良く、中団からだんだんとポジションを上げていき、直線でまた伸びた。この勝ちっぷりだともっと大きいところでもやれそうな競馬だった。2着ストーリアも格上挑戦で、よく頑張っている。ただ今日は相手が悪かった。3着サトノセシルはアートハウスマーク、相手を間違えたか…。 
 スルーセブンシーズは、父ドリームジャーニー、母マイティースルー(母父クロフネ)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)キャロットファーム。通算成績は11戦4勝。重賞初勝利。【中山牝馬S】は尾関知人調教師、C・ルメールともに初勝利となった。
 阪神8Rで行われた【第25回阪神スプリングJ】は、小野寺祐太騎乗の10番人気ジェミニキング(騸7歳・服部利之厩舎)が徐々に位置取りを上げて最後の直線での叩き合いを内から制してV。デビュー15年目、宮城県出身の小野寺は、自身の誕生日を翌日に控えた3.11という日にうれしい重賞初勝利を飾った。タイムは4分21秒6。3馬身1/2差の2着は逃げ粘ったロードアクア(4番人気)。さらに5馬身差の3着にニシノデイジー(1番人気)が入った。レースはロードアクアが先手を主張し、レース序盤はケンホファヴァルト、マーニ、ミッキーメテオなどが2番手を巡って争いを繰り広げる。レース中盤以降になるとニシノデイジーやマイネルレオーネも次々と2番手に押し上げてくるが、ロードアクアは先頭を譲らない。追い上げた各馬が最後に息切れする中、ロードアクアの内から最後の直線で馬体を並べてきたのが伏兵ジェミニキング。最後の障害を慎重に飛越すると、ロードアクアを競り落として先頭でゴールし、人馬ともにうれしい重賞初制覇を成し遂げた。ニシノデイジーは離された3着で、ミッキーメテオは4着。

 勝ったジェミニキングだが、小野寺の好騎乗が光った。まさか内からスルスルと抜けてくるとは…。ただ馬もここにきて充実してきたのだろう。今後も注目したい

 ジェミニキングは、父トランセンド、母ピシーズクイーン(母父アグネスデジタル)という血統。北海道日高町・高山牧場の生産馬で、馬主は三宅勝俊氏。通算成績は30戦8勝(うち平地9戦0勝、地方9戦5勝)。重賞初勝利。【阪神スプリングジャンプ】は服部利之調教師、小野寺祐太ともに初勝利。こんな馬一口に持ちたいなぁ。

 明日の予想。まずは中山メイン【アネモネS】は10番レッドヒルシューズが面白そう。父は先日他界したハーツクライ。勝ち切れないためさほど人気にならないが、リステッドでも確実に走っている。前走は展開、馬場が合わなかったためで、中山のマイルは合いそう。相手は1,5,8,9,14,16番。阪神メイン【フィリーズレビュー】は15番ムーンブローブ。正直どの馬が勝ってもいいメンバー。【阪神JF】は気分良く行き過ぎた。連勝中の競馬は悪くなく、鞍上が北村友に替わるのもいい。相手は6,7,10,12,13,18番。中京メイン【金鯱賞】は12番プログノーシス。前走はスローに嵌っただけで、まだ底を見せていない馬。乗り慣れた川田で必勝態勢でここは今後に向け落とせない一戦。相手は1,2,4,7,10,11番。

 明日の一口馬は阪神2Rフェアリーピコ。鞍上が永島なら面白そう。次につながる競馬をしてほしい。中山8Rウインアラジンは、強敵揃うも何とか勝ち負けしてほしい。阪神12Rにはテキサスフィズが出走。外枠を期待したが4番枠。何とか馬群がばらけてくれることを期待する。

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WBC&センバツそして一口馬

2023-03-10 20:37:12 | Weblog

 WBCが開幕して現在日韓戦が行われているが、少し韓国の力が落ちている現状を鑑みるとまず侍JAPANが勝ち進むことは間違いないだろう。ここで僕の予想だが、日本は準決勝でアメリカに負けるのではないかと思っている。確かに投手陣はいいが、守備力はアメリカが上で、打線も大谷を抑えられたらちょっと厳しい気がしている。やはり大谷の後を打つ予定だった鈴木の逸脱が痛い。村上、山川、岡本ではしんどい。まぁそれでも優勝できるように応援しますが…。

 WBCが盛り上がる中、今日《第95回記念センバツ高校野球大会》の組み合わせ抽選会が行われた。今年は4年ぶりに出場36校の主将が一堂に会した。初戦から面白そうな組み合わせが決まっている。史上初となる2度目の春連覇を目指す大阪桐蔭は敦賀気比(福井)と、昨夏の甲子園で東北勢初の優勝を果たした仙台育英(宮城)は清原の次男がいる慶応(神奈川)と初戦を争う。二松学舎大付ー広陵、健大高崎ー報徳学園、常葉大菊川ー専大松戸などの試合も注目だ。また九州勢では昨秋、九州大会で優勝した沖縄尚学は第1日第3試合で大垣日大(岐阜)との対戦が決定。初戦敗退した昨年に続き2年連続出場となる長崎日大は第4日第2試合で龍谷大平安(京都)とぶつかる。昨夏から2季連続の甲子園となる海星(長崎)は第3日第1試合で社(兵庫)と対戦。1997年以来26年ぶりの選抜大会の勝利を目指す大分商は第2日第2試合で作新学院(栃木)との一戦となった。組み合わせは下記の通り

《 第1日》3/18(土)…【1回戦】 (第一試合)東北ー山梨学院(第二試合)北陸ー高知(第三試合 )大垣日大ー沖縄尚学
《 第2日》3/19(日)… (第一試合)東邦ー鳥取城北 (第二試合)【2回戦】大分商ー作新学院(第三試合)英明-智弁和歌山
《第3日》3/20(月)… (第一試合)海星ー社(第二試合)二松学舎大付ー広陵(第三試合)敦賀気比-大阪桐蔭 

《第4日》3/21(火)(第一試合)能代松陽ー石橋(第二試合)龍谷大平安-長崎日大(第三試合)仙台育英ー慶応 

《第5日》3/22(水)(第一試合)光-彦根総合 11時半(第二試合)常葉大菊川ー専大松戸(第三試合)城東ー東海大菅生
《第6日》3/23(木)(第一試合)健大高崎ー報徳学園(第二試合)氷見ー(東北・山梨学院の勝者)(第三試合)(北陸・高知の勝者)-履正社 

《第7日》3/24(金)(第一試合)クラーク記念国際-(大垣日大・沖縄尚学の勝者)(第二試合)(東邦・鳥取城北の勝者)-高松商(第三試合)から3回戦。

 

 競馬の話。JRAは今日、多くの重賞ウィナーを輩出してきたハーツクライ(父サンデーサイレンス)が死んだと発表した。22歳だった。同馬は、ディープインパクトに初めて黒星をつけた2005年【有馬記念】、2006年【ドバイ・シーマクラシック】を制し、2005年のJRA賞最優秀4歳以上牡馬を受賞。現役引退後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬として供用され、昨年のダービー馬ドウデュースなど多くの活躍馬を送り出してきた。2020年の種牡馬引退後も同所で繋養されていたハーツクライは、昨日3月9日に起立不能となり、死亡した。ハーツクライは後継馬も多く出し、日本競馬界にとっても偉大な馬の一頭。安らかに眠ってほしい。

大井競馬所属のマンダリンヒーロー(牡3、藤田輝信厩舎)が、米サンタアニタパーク競馬場で行われる【サンタアニタダービー】(G1)・(日本時間4/9、1800mダート)に遠征する。地方競馬所属馬のアメリカ遠征は史上初のこと。同馬は昨年6月にデビューすると、無傷の4連勝で【ハイセイコー記念】(S1)を制し、今年初戦の【雲取賞】(
S3)で2着に好走した。すでに「2022年度サンタアニタダービーポイント」の対象競走終了時点で270ポイントを獲得。大井競馬所属馬に出走枠が設けられている選定馬の条件である200ポイントをクリアしていた。ここまでの成績は5戦4勝。大井競馬場 とサンタアニタパーク競馬場は、1995年から友好交流提携を結び、2019年から同レースへの出走枠が設けられている。同レースは、【ケンタッキーダービー】(G1)の米西海岸の前哨戦として位置付けられており、過去の勝ち馬にサンデーサイレンスなどが名を連ねている。もし好走して【ケンタッキーダービー】に出走したらまさしくアメリカンドリームだ。

 明日の予想。まずは中山メイン【中山牝馬S】は9番クリノプレミアム。前走の【金杯】はひっかかりながらの2着。それで負けたのがラーグルフだから相当走っている。折り合えばここは勝ち負け。相手は4,5,7,8,12,14番。阪神メイン【コーラルS】は12番ブルベアイリーデ。9か月の休み明けだが、ハンデ58㌔は力がある証拠。人気の盲点で馬券的に面白い。相手は2,3,7,8,9,13番。中京メイン【中京スポーツ杯】は15番ラヴケリー。ダートに替わって成績が安定。前走も直線スムーズならもっと際どかった。【クローバー賞】を観ていても距離は1400でも大丈夫。相手は3,7,8,11,13,14,16番。



今週の一口馬。出走馬の前に残念な報告から。10歳馬で48戦も走ってくれたジオラマが遂に引退となった。先週【なにわS】12着後も足元の状態は問題ないものの、全体的な疲れがあったようで、関係者間で協議してそのような結果になったらしい。昨年1月4勝目を挙げた直後の昇級戦で4着入線はあったが、その後3勝クラスでは苦戦が続いていたのは確かで、年齢もことを考えたらこれ以上のパフォーマンスは望めないのも事実。この判断は仕方ないだろう。引退後は乗馬になるらしい。管理する西園調教からも「長いことやらせてもらっていますが、厩舎として10歳馬を扱ったのは初めてでした。ちょっとでも暑くなると目の周りが黒くなってきて夏場が苦手だったりと、いろいろありましたから思い出もたくさんあります。院値となるのは寂しいですが、しっかりと褒め、労ってから送り出してあげたいと思います」とのこと。ジオラマ、本当にありがとう!余生をゆっくり過ごしてください!
 では出走馬だが、今週は3頭予定している。すべて3/12(日)でまずはデビュー戦のフェアリーピコ。阪神2R【3歳未勝利】(1200mダート)に永島騎乗で出走を予定している。8日の追い切りは目一杯にはやっていないが、十分及第点と言える動きだったらしい。本来ならもう少し体幹がしっかりしてくるまで待ちたいところだが、もともと小柄な馬体が少し減ってきていることもあって、これ以上追い切りを重ねるよりここで一度使ってみようとなり出走となった。きっと人気はないと思うが鞍上が永島なら面白いと思っている。続いてウインアラジンは、中山8R【4歳上1勝クラス】(2400mダート)に横山和騎乗で出走が確定。今回は勝利を大いに期待していたが、この条件に16頭が集結し、相手も揃った感じ。寺島調教師は「追い切りはしまいが少し甘くなりましたが、まずまず動けていましたし、状態は維持できています。今回は関東のこの条件のレースにしては相手関係が揃った印象で、その点がどうかですが、長丁場は合っている馬ですし、力のある馬なので期待したいと思います」とのこと。相手が…でもがんばれ!阪神12R【4歳上2勝クラス・牝】(1200mダート)にはテキサスフィズが斎藤新騎乗で出走。西園正都調教師「先週に坂路でしっかり負荷を掛けて時計を出しているので、8日の追い切りは馬なりに控えて行っています。終い重点とはいえ、馬なりのまま12.3秒のタイムをマークしてくれているように、軽く促していくとスッと加速して走ることが出来ていました。以前と比べても動けるようになっていますし、ここに来て馬体にメリハリがついて逞しくなってきたように思います。前々走のように、好位で自分のリズムで走ることが出来れば、最後まで頑張ってくれますが、前走のように砂を被ってしまうとモロさが出てしまいます。枠順にもよりますが、現状は砂を被らない位置で運ぶのが理想ですから、斎藤新騎手にはそのことを頭に入れてレースを進めてもらいたいと思っています」とのこと。なんとか外枠で…。

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弥生賞的中!

2023-03-05 17:30:14 | Weblog

《東京マラソン》男子の日本勢トップはマラソン3度目の山下一貴(三菱重工)が、日本歴代3位となる2時間5分51秒で7位に入った。優勝はデソ・ゲルミサ(エチオピア)で2時間5分22秒。日本勢2位の其田健也(JR東日本)は日本歴代4位の2時間5分59秒をマークし、日本勢3番手の大迫傑(ナイキ)は2時間6分13秒で走り、《パリ五輪代表選考会マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)》の出場権を獲得した。女子はローズマリー・ワンジル(ケニア)が2時間16分28秒で優勝した。6位の松田瑞生(ダイハツ)が日本勢トップの2時間21分44秒、7位に細田あい(エディオン)が2時間22分8秒。《東京五輪》8位入賞の一山麻緒(資生堂)は2時間31分52秒で14位だった。またひとり新星が現れた。レース途中、先頭を走りレースを引っ張り、終盤大迫が腹痛に見舞われたとはいえ、その大迫を振り切った山下のこの記録は立派。ただ世界と戦うにはもう2回り強くならないと…。女子は松田が経験したことのないペースについていくという積極的なレース運び。この経験が次に繋がれば…。
 ゴルフ。国内女子ツアーの開幕戦《ダイキンオーキッドレディス》最終日。単独トップで出た申ジエ(韓国)が3バーディ・2ボギーの「71」で回り、トータル10アンダーで逃げ切り。昨年の《大東建託・いい部屋ネットレディス》以来となる通算29勝目(メンバー登録前を含む)を飾った。トータル7アンダー・2位タイに上田桃子と稲見萌寧。トータル6アンダー・4位には藤田さいきが入った。原英莉花はトータル2アンダー・14位タイ。昨季の年間女王・山下美夢有はトータルイーブンパー・24位タイで4日間を終えた。最後は申の粘り勝ち。さすが元世界NO.1である。申あたりが元気だとまた女子ツアーが盛り上がりそう。一方で昨年あたりから上田桃子の勝負弱さが気になっている。何とか以前の勝負師ぶりを魅せてほしい。
《HSBC女子世界選手権》最終日。単独トップで出たコ・ジンヨン(韓国)が4バーディ・1ボギーの「69」をマーク。トータル17アンダーで逃げ切り、大会史上初の連覇を達成した。ツアー通算14勝目。トータル15アンダー・2位にネリー・コルダ(米国)。古江彩佳は7バーディ・2ボギーの「67」をマークし、ダニエル・カン、アリセン・コープス(ともに米国)と並ぶトータル14アンダー・3位タイに入った。笹生優花は「66」で回り、トータル13アンダー・6位でフィニッシュ。畑岡奈紗はトータル9アンダー・12位タイ、渋野日向子はトータル4アンダー・33位タイ、西郷真央はトータル16オーバー・65位に終わった。古江の「67」は立派だったが、上位二人はやはり強かった。ただこのようなゴルフをしていると、今年も勝利は挙げられそう。
 競馬の話。アメリカ・カリフォルニア州のサンタアニタ競馬場で行われたGI【フランクEキルローマイル】(4歳以上、芝8ハロン、8頭立て)で、木村和士(23)騎乗のゴールドフェニックス(フィリップ・ダマト厩舎、騸5歳)がV。木村はアメリカで初めてのGI勝利を成し遂げた。1分34秒45。GⅠレースはカナダでの2020年【サマーS】、22年【EPテイラーS】に続く3勝目となった。レースは中団を追走して直線は外から差し脚を伸ばし、さらにその外から猛追してきたランフランコ・デットーリのデュジュールをクビ差退ける会心の勝利。8頭立ての6番人気という金星だった。木村はカナダのウッドバイン競馬場に拠点を置き、2019年には北米競馬の年度表彰にあたるエクリプス賞で最優秀見習い騎手賞に選ばれた若手ホープ。2021,22年と連続でカナダリーディングに輝き、この冬季はサンタアニタに拠点を移して名だたる名手たちと互角の戦いを演じている。是非日本で騎乗できるよう頑張ってほしい。

今日の重賞を振り返る。中山11Rで行われた【第60回弥生賞ディープインパクト記念】は、僕本命の松山弘平騎乗3番人気タスティエーラ(牡・堀宣行厩舎)が好位追走から直線で早めに先頭に立って押し切り勝ち。父サトノクランとの親子制覇を達成し、確たる主役が不在で混戦模様の3歳牡馬クラシックの有力候補に名乗りを上げた。また、2月26日の【中山記念】をヒシイグアスで制した松山は、同じ堀厩舎の管理馬で2週連続重賞勝利となった。タイムは2分0秒4。1馬身差の2着には直線で狭い内をこじ開け抜け出したトップナイフ(1番人気)、さらにクビ差遅れた3着に外から追い上げたワンダイレクト(2番人気)が入り、上位3頭が【皐月賞】の優先出走権を獲得した。

 勝ったタスティエーラだが、ここではちょっと力が違った。スローペースでも折り合いがついていたし、余裕をもって抜け出した。これからまだ成長しそうだし、【皐月賞】でも好勝負できそう。2着トップナイフは追い出しのタイミングがひとつ遅れてしまった。ただこの馬、器用さがあるので大きいところで穴を開ける可能性はある。3着ワンダイレクトは最後止まったところを見ると距離はもっと短いところが良さそう。4着アームブランシュは距離伸びて良さそう。
 タスティエーラは、父サトノクラウン、母パルティトゥーラ(母父マンハッタンカフェ)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)キャロットファーム。通算成績は3戦2勝。重賞は初制覇。堀宣行調教師は2015年サトノクラウンに次いで【弥生賞ディープインパクト記念】2勝目、松山弘平は初勝利となった。

 

来週の一口馬は3頭出走予定。楽しみだ!

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