人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

中山記念馬連的中!アースライザーも好走!

2023-02-26 17:45:35 | Weblog

 まずはマラソン。《大阪マラソン》西山和弥(24・トヨタ自動車)が、初マラソンの日本最高記録を更新する2時間6分45秒で日本勢トップの6位でフィニッシュした。これまでの記録は星岳(コニカミノルタ)が昨年2月の《大阪マラソン・びわ湖毎日マラソン統合大会》でマークした初マラソン日本記録の2時間7分31秒だった。さらに《パリ五輪》の代表選考会である《マラソングランドチャンピオンシップ(MGC、10月)》の出場権も獲得した。さらに西山と同じく初マラソンに挑んだ池田耀平(24)も2時間6分台(53秒)をマークMGCの出場権を獲得した。優勝したのはエチオピアのH.キロスで2時間6分01秒だった。西山、池田の以下は8位に入った大塚祥平(九電工)、10位に定方俊樹(三菱重工)はすでにMGC出場権を持っているが、2時間8分を切った吉岡幸輝(中央発條)、作田将希(JR東日本)、土井大輔(黒崎播磨)、小山裕太(トーエネック)がMGC切符を獲得。さらに、2レース合計タイムで出場権獲得となる「ワイルドカード」で、畔上和弥(トヨタ自動車)、河合代二(トーエネック)、大六野秀畝(旭化成)も出場権を得た。ただ《東京五輪》代表の服部勇馬(トヨタ自動車)は2時間9分46秒で今大会でのMGC出場権は獲得ならなかった。
 ゴルフ。米国女子ツアー《ホンダLPGAタイランド最終日。首位と6打差の4位から出たリリア・ヴが5連続を含む8バーディ、ノーボギー「64」をマークして通算22アンダーとし、逆転でツアー初優勝を果たした。ヴは1997年生まれの25歳。19年にプロ転向し、21年の下部エプソンツアーではシーズン3勝を挙げて賞金ランキング1位に輝いた。1打差の2位に地元・タイの20歳、ナッタクリッタ・ウォンタウィラップ。首位から出た最終日は「71」と伸び悩み、ツアー初出場での初優勝はならなかった。通算20アンダー3位に同じくタイ出身でツアー2勝のアタヤ・ティティクル。世界ランキング1位のリディア・コー(ニュージーランド)は、ネリー・コルダらと並び通算16アンダー6位だった。日本勢は、笹生優花が1イーグル4バーディ、4ボギーの「70」で回り通算12アンダー20位で最上位。畑岡奈紗も「70」として通算11アンダー23位。渋野日向子は最終18番(パー5)をチップインイーグルで締めるなど、1イーグル3バーディ、4ボギー「71」で回り、通算10アンダー27位で終えた。アマチュアの馬場咲希(代々木高2年)は通算9アンダー34位。岩井明愛は通算8アンダー38位。古江彩佳は「67」でプレーして通算5アンダー49位。岩井千怜は通算2アンダー60位で4日間を終えた。日本勢、なかなか上位に行けないね。そろそろ誰か優勝争いしてほしいものだ。

 欧州男子ツアー《ヒーローインディアンオープン》最終日は現在進行中だが、全選手が前半のプレーを終え、ヤニク・ポール、マルセル・シエム(ともにドイツ)がし烈な優勝争いを繰り広げている。日本勢では7位タイからスタートした比嘉一貴が前半1イーグル・2バーディを記録し、折り返し直後の10番でもバーディを奪い、首位と3打差の4位でプレー中。そのほかの日本勢では、久常涼がトータル4アンダー、川村昌弘がトータル3アンダーで終盤に入っている。 岩崎亜久竜はこの日だけで8つ落とし、トータル11オーバーで大会を終えた。比嘉が大健闘!ひょっとしたら…。

 

 今日は競馬のビックニュースが飛び込んできた。サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われた世界最高賞金レース【サウジカップ】は、吉田豊のパンサラッサ(牡6歳・矢作芳人厩舎)が先手を取ってそのまま押し切り、大金星を挙げた。タイム1分50秒795。2着はアメリカの実力馬カントリーグラマーだったが、3着にカフェファラオ(牡6歳・堀宣行厩舎)、4着にジオグリフ(牡4歳・木村哲也厩舎)、5着にクラウンプライド(牡4歳・新谷功一厩舎)と日本馬が上位に名を連ねた。ジュンライトボルト(牡6歳・友道康夫厩舎)は7着、ヴァンドギャルド(牡7歳・藤原英昭厩舎)は11着となった。矢作厩舎と広尾レース(株)のコンビは【1351ターフスプリント】のバスラットレオンに続いてこの日2つの勝利を挙げた。
 レースは最内枠のパンサラッサが久々のダートにもかかわらず芝以上にいいダッシュでハナに立つ。ジオグリフ、カントリーグラマー、カフェファラオなどがこれを追い、クラウンプライドも差がなく続いた。パンサラッサは持ち前の軽快な逃げ脚で馬群を引っ張り、直線に向いてからも脚いろが鈍らない。追いすがる他の日本馬が伸び切れないところに、一旦位置取りを下げたカントリーグラマーが外から遅いかかるが、パンサラッサは3/4馬身差、振り切ってV。当代屈指の個性派が世界最高賞金レースを勝ったことによって、賞金面でも名誉の面でも歴史的名馬の仲間入りを果たした。

 パンサラッサは、父ロードカナロア、母ミスペンバリー(母父モンジュー)という血統。北海道新ひだか町・木村秀則氏の生産馬で、馬主は広尾レース(株)。通算成績は25戦7勝(うち海外3戦2勝)。重賞は2021年【福島記念】、22年【中山記念】、【ドバイターフ】に次いで4勝目となった。尚、勝ったパンサラッサは、次戦予定の【ドバイワールドC】でも英ブックメーカーで3番人気に浮上した。1番人気はドバイでトライアル重賞を連勝したアルジールス(セン6、S&Eクリスフォード)、2番人気は昨年の勝ち馬で【サウジC】2着の米国馬カントリーグラマー(牡6、B・バファート)。日本勢ではダートG1連勝中のウッシュバテソーロ(牡6、高木)が4番人気タイとなっている。【ドバイワールドC】の1着賞金は696万ドル(約9億500万円)で、勝てばアーモンドアイを抜いて歴代賞金王となる。パンサラッサの13億には及ばないものの、カフェファラオも3着賞金の200万米ドル(約2億7000万円)、ジオグリフが4着賞金の150万米ドル(約2億円)、クラウンプライドが5着賞金の100万米ドル(約1億4000万円)と、それぞれ日本のG1で1着賞金に匹敵するボーナスをゲットした。
 サウジデー他のレースの日本馬の結果は下記の通り。
【1351ターフスプリント】(G3・芝1351m・11頭)…1着バスラットレオン(坂井瑠星・矢作厩舎)、レシステンシア(R・ムーア・松下厩舎)5着、ラウダシオン(B.ムルザバエフ・斎藤崇厩舎)9着、ソングライン(C.ルメール・林厩舎)10着
【レッドシーターフハンデキャップ】(G3・芝3000m・13頭)…シルヴァーソニック(D.レーン・池江厩舎)1着、エヒト(川田・森厩舎)7着
【サウジダービー】(G3・ダート1600m・13頭)…デルマソトガケ(松若・音無厩舎)3着、コンティノアール(坂井瑠星・矢作厩舎)5着、フロムダスク(川田・森厩舎)9着、エコロアレス(福永・森厩舎)12着、優勝馬 コミッショナーキング
【リヤドダートスプリント】(G3・ダート1200m・9頭)…リメイク(福永・新谷厩舎)
3着、ジャスティン(坂井瑠星・矢作厩舎)4着、ダンシングプリンス(D.レーン・宮田厩舎)5着、リュウノユキナ(柴田善・小野次郎厩舎)6着、優勝馬 エリートパワー

 今日の日本の重賞を振り返る。中山11Rで行われた【第97回中山記は、松山弘平の5番人気ヒシイグアス(牡7歳・堀宣行厩舎)がGⅠ馬3頭を蹴散らし重賞3勝目。スローペースの中、中団のインで脚をためると、直線では一旦、進路がふさがるも外に持ち出すと鋭く伸びて先頭でゴール。昨年の【宝塚記念】2着以来、8カ月ぶりの出走で21年以来となる2度目の勝利を飾った。タイムは1分47秒1。3/4馬身差の2着には僕が本命に推したラーグルフ(8番人気)、さらにクビ差遅れた3着に逃げ粘ったドーブネ(7番人気)が入った。なお、1番人気のソーヴァリアントは直線で馬群に沈み9着に敗れた。
 勝ったヒシイグアスだが、強いメンバー相手であったが、ちょっとここでは力が違った勝利。中山や阪神なら大きいところでも十分勝負になりそう。松山も落ち着いた騎乗だった。2着ラーグルフも本当に力をつけている。若干スピードの乗りが遅いがそれでも終いは良い脚を使っている。もう少し枠が内なら際どかったかも…。3着ドーブネは武豊が理想的な騎乗だった。最後は力の差。
 ヒシイグアスは、父ハーツクライ、母ラリズ(母父Bernstein)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は阿部雅英氏。通算成績は16戦7勝(うち海外1戦0勝)。重賞は2021年【中山金杯】、【中山記念】に次いで3勝目。堀宣行調教師は16年ドゥラメンテ、17年ネオリアリズム、21年ヒシイグアスに次いで【中山記念】4勝目、松山弘平は21年ヒシイグアスに次いで2勝目となった。

 阪神11Rで行われた【第67回阪急杯】は、横山和生とコンビを組んだ2番人気アグリ(牡4歳・安田隆行厩舎)がハイペースで逃げてそのまま押し切り、重賞初勝利。【高松宮記念】の優先出走権を獲得した。タイムは1分19秒5。クビ差の2着には好位追走から迫ったダディーズビビッド(3番人気)、さらに2馬身1/2差の3着に3番手から粘り込んだホウオウアマゾン(6番人気)が入った。スタート直後から内メイショウチタンと外アグリが先行争い。最終的にメイショウチタンがハナに立つが、速いラップを刻んだ。3番手には好スタートから控えたホウオウアマゾンがつけ、ダディーズビビッドと断然人気のグレナディアガーズが4番手を併走した。アグリが直線に向いて先頭に立つと、後続を引き離しにかかる。ダディーズビビッドがぐいぐいと迫ってくるのと対照的に、グレナディアガーズは伸びがない。前2頭のマッチレースとなったが、最後までアグリがしのぎ切って、重賞初制覇を飾った。
 勝ったアグリは馬が変わってきた。そして横山和の自信満々の騎乗も立派だった。もっと強くなりそうな馬で、新しいスプリンターの誕生だ。それにしても安田厩舎はスプリンターが良く育つ!2着ダディーズビビッドも良く走っているが、あれで勝てないのだから勝ち馬を褒めるしかない。3着ホウオウアマゾンも最後まで粘っているが、これが精いっぱいだろう。ただ次につながる競馬だった。走り切ってくれました」
 アグリは、父Caravaggio、母オールドタイムワルツ(母父War Front)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は三木正浩氏。通算成績は9戦5勝。重賞は初勝利。【阪急杯】は安田隆行調教師が2013年ロードカナロア、22年ダイアトニックに次いで3勝目、横山和生は初勝利。

 今日の一口馬。アースライザーが中山12R【4歳上2勝クラス】(1800mダート)に出走して結果5着。10番人気だったことを考えると大好走だったが、直線で前が開かなかったのがちょっと残念。鈴木慎太郎調教師も「前走同様に行きたいところで前が開かずに、踏み遅れてしまいました。こじ開けてからはいい脚で伸びてきてくれましたが、あのロスは痛かったですね。1~3着馬は確かに強かったですが、スムーズならもう少し僅差の争いはできたと思います。ただ、あの場面で外を回していたらいい競馬ができていたかというと、そんな簡単な話ではなく、あそこでワンテンポ遅れたことが最後まで脚を使えた要因でないかとも見ています。今日はスローペースでしたし、展開がハマれば更なる前進が見込めそうです」とのこと。まだ中山は2開催あるので、次を期待したい!

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走ってよ!

2023-02-25 19:46:34 | Weblog

 今日は1年に一度の仙台へ友人の墓参り。良い天気であったものの、やはりちょっと寒さを感じ温めるために吞んだために今日は簡単に投稿する。
 まずはゴルフ。米国女子ツアー。《ホンダLPGAタイランド》3日目。今やゴルフ大国のひとつタイ出身で20歳のルーキー、ナッタクリッタ・ウォンタウィラップが地元でのツアー初優勝に王手をかけた。単独首位から出て1イーグル、6バーディとこの日のベストスコアタイ「64」をたたき出し、通算20アンダーで後続に4打差をつけた。 同じタイの20歳、世界ランキング4位のアタヤ・ティティクルも「64」を出し、15位から2位に浮上した。首位と5打差3位にセリーヌ・ブティエ(フランス)、6打差4位でアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)、マジャ・スターク(スウェーデン)、リリア・ヴが続く。世界ランキング1位のリディア・コー(ニュージーランド)と同2位ネリー・コルダが13アンダー7位にいる。日本勢は笹生優花が最上位の15位。8位から出て2バーディ、1ボギーの「71」で10アンダーとした。渋野日向子、アマチュアの馬場咲希、畑岡奈紗が9アンダーで並んで20位。渋野は1イーグル、4バーディの「66」で50位から浮上。馬場は20位から出て6バーディ、2ダブルボギーの「70」、畑岡も20位から出て2バーディ、ノーボギーの「70」に終わった。双子の姉、岩井明愛は50位から出て「71」で49位、妹の岩井千怜は「71」で58位のまま。古江彩佳は58位から出て「73」とスコアを落とし64位に沈んだ。残り一日、みんな頑張れ!特に馬場ちゃんには世界をアッと言わせてほしいな。

 明日の予想。まずは中山メイン【中山記念】。実力のある良いメンバーが揃ったが、本命は13番ラーグルフ。【中山金杯】でこの馬場に合うことを証明。元々力のあった馬がしっかりしてきた。ここはまだ人気にならず狙い目。相手は1,3,5,6,11,12番。阪神メイン【阪急杯】は人気でも7番グレナディアガース。ここでは実績NO.1の馬で、1400m得意。別定の斤量もこの馬にとっては有利。自信の本命。相手は3,5,11,13,15,16番。小倉メイン【下関S】は1番メイショウホシアイ。1400mがイマイチで1200mのここを求めて出走。1400ではワンパンチ足らなかったために今回の挑戦は面白い。相手は4,6,8,11,12,17番。

 

 

 今日の一口馬。まずはジャーヴィス。今まで多くの一口馬を持っていたが、初めての出来事が起きた。レース前になんと団野が落馬。ジャーヴィスは放馬、競走除外となってしまった。まぁ仕方ないといえば仕方ないが、なんか悲しい。千田調教師は「今日は申し訳ありませんでした。団野には『少しビビりなところがあるから気をつけて』とは伝えていましたし、それを意識して返し馬の後も隣に馬を置きながら歩いていたそうなんですが、ポケットあたりで急に立ち上がったよう。どうすることもできずに落ちてしまったとのことです。馬はいま厩舎に戻ってきましたが、怪我などもなくケロッとしています。阪神まで輸送しましたし、カラ馬とはいえ1周走ってきているので、週明けの状態を見ながら今後のことを考えていきます」とのこと。今後ドラマになりそうな馬として良いほうに取っておこう。もう一頭、ゴールドレガシーが【仁川S】に出走。レースでは、ほぼ五分のスタートを切ると、まずは中団の外に。1・2コーナーは少しポジションを上げて、中団やや前を進んで行ったが、勝負どころから反応がいまひとつ。最後は勝ち馬から1.0秒差の11着となった。正直ちょっと負け過ぎにショックを受けたが平田調教師よれば「前半はスンナリといい位置がとれましたし、勝負どころで周りを囲まれてもそれを気にしていたということはなかったのですが…。どこか大人しく、淡々と走っていたような雰囲気でした。ちょっと間が空いていたこともあったでしょうか。しっかりと立て直したものの、少し体つきも立派でした。ここを叩いて良くなりそうなので、できれば続戦していきたいですね。どの条件に出られるか情報を精査して、また次走の予定を検討していきます」。次を期待する!

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今週の一口馬は3頭!

2023-02-24 20:23:42 | Weblog

 まずはゴルフ。米女子ゴルフツアー《ホンダLPGA》第2日。9位から出た笹生優花(21・フリー)が6バーディ、2ボギーの「68」と伸ばし、通算9アンダーで日本勢最上位となる8位につけた。通算12アンダーで首位に立つナッタクリッタ・ウォンタウェーラプ(20・タイ)とは3打差。首位から出た畑岡奈紗(24・アビームコンサルティング)は「72」と伸ばしきれず、「68」をマークしたアマチュアの馬場咲希(17・代々木高2年)とともに通算7アンダーの20位となった。38位から出た渋野日向子(24・サントリー)は「71」で回り、岩井明愛(20・Honda)とともに通算3アンダーで50位。今大会は72選手が出場し、予選落ちなしで4日間72ホールで争われる。まだチャンスはある。特に笹生、畑岡頑張れ!

 

 以前このコラムでも触れたが、2月28日をもって5人の調教師が定年で引退となる。五十嵐忠男、池添兼雄、大江原哲、橋田満、南井克巳各調教師5人の調教師について再度簡単に書いてみる。
 まずは五十嵐忠男調教師。1973年に騎手デビューし、通算176勝をマーク。主な騎乗馬に【中日新聞杯】を勝ったアスコットエイトがいる。1994年の開業から調教師に転身、JRA重賞を16勝と栗東のトレーナー陣営で確かな位置を築いた。最終週は土日で7頭出走予定。池添兼雄調教師は長男・池添謙一騎手、次男・池添学調教師と親子で活躍。騎手時代は主に障害騎手として重賞7勝を挙げ、開業初年度の1999年暮れ、【阪神3歳牝馬S】に送り出したヤマカツスズランでGⅠ初出走・重賞初勝利を達成。同馬は翌年に骨折して春のクラシックを棒に振ったものの、【秋華賞】では7番人気ながらティコティコタックの2着に食い込み、その後も【クイーンS】、【マーメイドS】快勝と牝馬重賞戦線で活躍し、5歳冬には笠松の【全日本サラブレッドカップ】を勝って芝・ダート両重賞制覇を達成した。最終週は土日で13頭、日曜の【阪急杯】にはショウナンアレスを出走させる。このレースには長男・謙一騎乗のサトノラムセスも出走予定で、父最後の重賞で親子対決が実現する。大江原哲調教師は騎手時代に2年連続JRA最優秀障害馬に選出されたシンボリクリエンスの主戦を務め、同馬とのコンビで1992年の【中山大障害・春秋】制覇を達成した。調教師としてはJRA重賞2勝。1勝馬ながら【デイリー杯2歳S】、【共同通信杯】、大舞台の【皐月賞】でも2着に入り、2009年の【ダービー卿チャレンジトロフィー】を勝ったタケミカヅチ、二足歩行のさまから「平成のシンザン」と称され【新潟2歳S】を鮮やかな追込で制したミュゼスルタンを育てた。調教師として最終週は6頭の出走予定だ。橋田満調教師はパッシングショットでの【マイルCS】勝ちを皮切りに、アドマイヤベガ、アドマイヤコジーン、アドマイヤグルーヴ、アドマイヤマックス、スズカマンボ、スズカフェニックスと数々のGⅠ勝ち馬を手がけた。代表馬のサイレンススズカは自らアメリカで見出した快速牝馬ワキアの子で、GⅠ勝利こそ【宝塚記念】の1勝にとどまったが、武豊に「一番強い」と言わせた。積み上げたJRA重賞勝利は実に63、GⅠ勝利は11。長らく日本調教師会の会長を務めた名伯楽だった。ラストウイークは【中山記念】に登録のスカーフェイこそ回避となったが、土日10頭を送り出す。南井克巳調教師は騎手時代からタマモクロスでの【天皇賞・春秋】制覇、オグリキャップとの【マイルCS】の激闘、ナリタブライアンでの三冠達成など剛腕を武器に1980~90年代の日本競馬を彩り、JRA通算1527勝を記録。前述したサイレンススズカで唯一のGⅠ勝ちを決めたのも南井師である。2000年に騎手デビュー時所属の工藤嘉見厩舎を引き継ぐ形で開業し、初年度からウイングアローで【第1回JCダート】を制覇。その後もタマモホットプレイ、タマモベストプレイ、タマモプラネットといった「タマモ」軍団での重賞勝ち、近年ではダート中長距離で強さを誇示したメイショウスミトモ、【きさらぎ賞】を勝ったサトノフェイバーなどを管理した。最後の重賞となる【阪急杯】にはメイショウケイメイ(牝7)がスタンバイ。土日の阪神、小倉に計14頭を送り出す。皆さん、素敵な終わり方になってほしいものだ。なお3月1日には上原佑紀調教師(美浦)、緒方努調教師、小栗実調教師、西園翔太調教師(栗東)の計4人が新規開業を迎える。

 明日小倉で楽しみなレースが3鞍ある。JRA女性ジョッキー4人が3レースでそろい踏みするのだ。藤田菜七子(25・根本)、古川奈穂(22・矢作)、永島まなみ(20・高橋康)、今村聖奈(19・寺島)が揃って騎乗するのは土曜小倉2、3、5R。1日で複数レースの全員競演は初めてのこととなる。これまで4人のそろい踏みは4回あり、今村、永島、古川奈と女性ジョッキーが3勝を挙げている。果たして…。

 

明日の予想。中山メイン【幕張S】は4番ジネストラ。マイルで勝ち星はないが、着外は【桜花賞】だけ。近2走は差はなく、人気の三浦は買える。相手は6,7,10,11,12,15番。阪神メイン【仁川S】は一口馬15番ゴールドレガシーに期待したいが、ゴールデンレガシーの馬券は単複勝負。本チャン馬券では6番ヘラルドバローズ本命。前走は前半抑えた作戦が裏目に出た。鞍上が松山に戻り積極的な競馬ができれば…。相手は2,3,12,15,16番。小倉メイン【早鞆特別】は13番スマートムーラン。前走は重馬場が響いたが、それでも差は0.2差。ハンデ52㌔は恵まれたし、嵌れば…。相手は5,6,7,12,15,16番。

 今週の一口馬は3頭。まずは未勝利戦。先週デビューする予定だったジャーヴィスが明日の阪神4R【3歳未勝利】(2000m芝・混)に団野大成騎乗で出走する。先週は1800mダートに出走予定だったが、陣営が条件について改めて検討した結果、芝のレースでデビューさせることになった。少しビビりなところがあって、既走馬が相手でキックバックを受けたら怯んでしまう可能性があること。また、今後は芝のレースが使いにくくなることなどを考慮しての判断らしい。距離に関しても、まずはゆったり追走できるこの距離で見てみることになった。とりあえず、手探り状態の出走。今回はジャーヴィス以外にも初出走馬が4頭いるように、ちょっとでも経験馬が少ないのは良いですし、次に繋がるような走りをしてもらいたい。

 僕の一口馬の中で唯一のオープン馬・ゴールドレガシーは明日の阪神11R【仁川S】(L・2000mダート・ハンデ)に和田竜二騎乗で出走する。週頭では除外になりそうな感じだったが、何とか出走に漕ぎつけた。追い切りは「きちんと抑えが利いており、しっかりとイメージ通りの調教ができた」とのこと。「状態が良く、なんとか出走させたかったところなので無事に入って何よりです」と平田調教師も言っているように、好走を期待したい。
 3頭目は“奇跡の馬”アースライザー。明後日2/26の中山12R【4歳上2勝クラス】(1800mダート・混)に石川裕紀人騎乗で出走する。鈴木慎調教師は「この中間もしっかりと乗り込むことができました。強めの負荷を掛けてきましたが歩様を乱したりすることなく、今週の追い切りでも終い重点でビッシリ追った中、最後まで脚を使うことができました。追い切りと競馬がリンクする馬なので、状態も良いと思います。自分でレースを作れないので展開頼みにはなってしまいますが、スムーズに運べれば上位争いも可能と見ているので、期待して送り出します」とのこと。2勝クラスで馬券圏内を目指して頑張ってほしい!

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フェブラリーS的中!

2023-02-19 18:22:04 | 競馬回顧

 まずはゴルフ。米男子ツアーの《ザ・ジェネシス招待》第3日目。ジョン・ラームが第3ラウンドを6バーディ、ノーボギーの「65」で回り、通算15アンダー単独首位で今季3勝目に王手をかけた。3打差の通算12アンダー単独2位にマックス・ホーマ、通算11アンダー単独3位にキース・ミッチェル(米)、通算10アンダー単独4位にパトリック・キャントレー(米)、通算9アンダー単独5位にゲーリー・ウッドランド(米)、通算7アンダー6位タイにコリン・モリカワ(米)ら4人がつけている。ウィル・ザラトリス(米)は通算6アンダー10位タイ、スコッティ・シェフラー(米)は通算5アンダー15位タイ、ローリー・マキロイ(北アイルランド)は通算4アンダー18位タイで最終日へ。タイガー・ウッズ(米)は第3ラウンドを「67」でプレーし、ジャスティン・トーマス(米)、ヴィクトル・ホヴランド(ノルウェー)、ジェイソン・デイ(豪)らと通算3アンダー26位タイとなった。なお、松山英樹、中島啓太はカットラインに1打及ばず予選落ちとなっている。優勝争いも気になるが、今回の注目はやっぱりタイガーだろう。今日の3アンダーもいい内容だった。うまくいけばベスト10も…。
 今日最終日を迎えているほかのトーナメントは最終日進行中。欧州ツアー《タイランド・クラシック》でツアー初優勝を狙う比嘉一貴は前半を2バーディ・ボギーなしで回り、トータル16アンダー・4位タイでハーフターン。首位と5打差でサンデーバックナインに入っている。 トータル21アンダー・単独首位にトービヨン・オルセン(デンマーク)。4打差2位タイにニコライ・ホイガード(デンマーク)、ヤニク・ポール(ドイツ)が続いている。先週のアジアンツアーで優勝を果たした金谷拓実は、16ホール消化時点でトータル10アンダー・29位タイにつけている。比嘉は正直優勝までは届かないような感じ。ただベスト5なら大健闘。ぜひ頑張ってほしい。

 欧州女子ツアーの高額賞金大会《アラムコ・サウジレディスインターナショナル Presented By PIF》最終日も現在進行中。世界ランキング10位の畑岡奈紗は1番をパーで滑り出した。トータル11アンダー・8位タイで首位との7打差を追走する。トータル18アンダー・単独首位にリリア・ヴ(米国)。1打差2位に世界ランキング1位のリディア・コ(ニュージーランド)が続いている。 笹生優花は12ホール消化時点でトータル2オーバー・59位タイに沈んでいる。畑岡も余程のことがなければ優勝まで届かなそうだが、最後まであきらめず頑張ってほしい。

今日の重賞を振り返る。東京11R【第40回フェブラリーS】は、僕が本命に推した坂井瑠星の1番人気レモンポップ(牡5歳・田中博康厩舎)が優勝。好位追走でじっくり脚をためると、直線では楽な手応えで抜け出し、危なげなく後続を完封した。新ダートマイル王に輝くとともに、これでデビュー以来11戦連続して連対を果たした。田中博康調教師はJRA・GⅠ初制覇、「37歳2カ月15日」での達成は、GⅠに昇格した1997年以降の【フェブラリーS】最年少優勝記録。タイムは1分35秒6。1馬身半差の2着にはレッドルゼル(3番人気)、さらに2馬身半遅れた3着にメイショウハリオ(4番人気)が入った。なお、1番人気のドライスタウトは4着、国内ラストGⅠ福永祐一騎乗のオーヴェルニュは12着に敗れた。

 勝ったレモンポップだが、ここではやはり力が一枚上だった。また初騎乗の坂井瑠星も非常に上手にゲートを出て、道中のリズムも良かった。まるで得意の1400mダートのレースを観ているようだった。長期休養があっての5歳馬、これからもっと充実期を迎えるだろう。楽しみだ。2着レッドルゼルは力を出し切っている。勝ち馬が強すぎて展開が嵌った感があるが、1600mも克服できたのは立派。3着メイショウハリオはスタートが本当に悔やまれる。ただそれでも諦めず3着に来たのは褒めていい。ただただもったいなかった。4着ドライスタウトは坂井に上手く乗られたというのはあるが、力負け。5着アドマイヤルプスは良く走っている。ブリンカー効果が合ったのかも…。マイルも良かったのも…。惜しかった6着スピーディキック。道中2回くらい進路が詰まっていたが、直線で切れる脚は見せた。慣れると中でもやれる馬だ。

 レモンポップは、父Lemon Drop Kid、母Unreachabld(母父Giant’s Causeway)という血統。アメリカ・ Mr. & Mrs. Oliver S. Taitの生産馬で、馬主はゴドルフィン。通算成績は11戦8勝。重賞は今年の【根岸S】に次いで2勝目。田中博康調教師、坂井瑠星ともに【フェブラリーS】は初勝利となった。

一方、小倉11Rで行われた【第57回小倉大賞典】は、中団を追走したバウルジャン・ムルザバエフ騎乗の2番人気ヒンドゥタイムズ(セン7歳・斉藤崇史厩舎)が、ゴール前でのカテドラルとの叩き合いを制し、9度目の重賞挑戦で初タイトルを獲得した。タイムは1分49秒7。ハナ差の2着にはカテドラル(9番人気)、さらに半馬身差遅れた3着にバジオウ(10番人気)が続いた。
 勝ったヒンドゥタイムズだが、さすがB.ムルザバエフという騎乗。外国人騎手が乗ると本当に馬が変わる。まさかこの馬が重賞を獲るとは…。2着カテドラルも団野大成の好騎乗が光った。馬の調子も良かったのだろうが、直線、馬場を選ぶ余裕があった。それでも最後はコース取りの差。ムルザバエフが一枚上だった。3着バジオウは思い通りのレースができたが、それでも少し先頭に立つのが早かった。惜しい!

 ヒンドゥタイムズは、父ハービンジャー、母マハーバーラタ(母父ディープインパクト)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)シルクレーシング。戦績は19戦6勝。重賞は初勝利。斉藤崇史調教師、B・ムルザバエフともに【小倉大賞典】初勝利となった。

今日は一口の出走はなかったので、騎手の話題を少し。まずは今日でJRAの騎乗が終わった福永祐一。今日東京競馬場で今月末で7鞍に騎乗し、【ヒヤシンスS】ではペリエールで勝利してラストデーを飾った。来週はサウジCデーの騎乗を予定している。国内最終レースとなった12R【大島特別】(ゲンパチプライド)は5着だったが、JRAでは2636勝、うちGIでは34勝を挙げた。次はC・ルメール。今日の東京1Rを1番人気法王ドラッカーで勝利し、同一場1開催(8日間)の22勝目を挙げて、最多勝記録を更新した。これまでの記録は武豊、藤田伸二、戸崎が記録した21勝。その後も6R、10Rで勝利して24勝まで伸ばした。来週はサウジ、その後はドバイで一番大きな目標(イクイノックスと【ドバイシーマC】に挑戦)がある。この勢いで、海外のビッグレース参戦へ向かってほしい。最後は“マジックマン”ことジョアン・モレイラ。昨日の【金蹄S】をダノンラスターで勝利。この勝利は2018年12月8日以来、1533日ぶりのJRA勝利だった。今日も2勝2着2回の好騎乗を見せたが、是非僕の一口馬にも乗ってほしいな。

 

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凄いぞ!僕の一口馬たち!

2023-02-18 20:41:45 | Weblog

 先週雪のため、ゴルフをキャンセルしていたので、今日は急遽ひとりゴルフに。スコアは相変わらずだったが、15℃まで気温が上がり楽しめた。で、今日は僕のみっともないゴルフではなく、プロのゴルフの話から。米国男子ツアー《ザ・ジェネシス招待》2日目。連日の日没サスペンデッドとなる展開で、36ホールを終えたマックス・ホマが通算10アンダー暫定首位に立った。通算9アンダーの2位に、いずれも第2ラウンドを終えたキース・ミッチェル、リー・ホッジス、ジョン・ラームが続く。世界ランキング2位のロリー・マキロイは「69」で回り通算6アンダーの7位。同1位のスコッティ・シェフラーは「68」として通算4アンダーの12位。 27位から出たタイガー・ウッズは2バーディ、5ボギーの「74」と崩れ、カットライン上の通算1オーバー60位に後退。決勝ラウンド進出は、3日目に再開する第2ラウンドの結果にゆだねられた。 松山英樹は55位スタートから3バーディ、5ボギーの「73」と2つ落とし、予選通過圏外の通算2オーバー71位でホールアウト。通過は厳しい位置にいる。101位で最終組から出た中島啓太は、後半14番(パー3)を終えて通算3オーバーで中断に。未消化の残り4ホールで3バーディとれば決勝ラウンド進出が見えてくるが…。松山今年は出足が悪いなぁ。次戦に復活を期待したい。
 女子ゴルフの《アラムコ・サウジレディスインターナショナル》3日目。この大会はまだ進行中であるが、欧州女子ツアーの高額賞金大会である。3日目前半を終わって世界ランキング10位の畑岡奈紗は前半を3バーディ・1ボギーで回り、首位と8打差のトータル7アンダー・20位タイで折り返している。トータル15アンダー・単独首位にアディティ・アショク(インド)。1打差2位にリリア・ヴ(米国)、3打差3位タイにはリディア・コ(ニュージーランド)、エミリー・ペダーセン(デンマーク)が続いている。笹生優花は15ホール消化時点でトータル1アンダー・54位タイにつけている。畑岡、笹生頑張れ!
 今週いちばん頑張っているのは比嘉一貴。欧州男子ツアー《タイクラシック》3日目。首位に3打差の3位から出た比嘉一貴は6バーディ、2ボギーの「68」で回り、通算14アンダー5位。欧州ツアー初優勝を目指し、単独首位のトービヨン・オルセン(デンマーク)との差4ストロークを追う。昨年の日本ツアー賞金王は、海外では2018年にバングラデシュでのアジア下部ツアー(ADT)《BTIオープン》で優勝。19年にマレーシアでの《PGM UMW ADT選手権》で同ツアー2勝目を挙げている。ニコライ・ホイゴー(デンマーク)、ヤニク・パウル(ドイツ)がトップと2打差の16アンダー2位。ツアー6勝のユースト・ラウテン(オランダ)が15アンダー4位につけている。前週のアジアン・ツアー《インターナショナルシリーズ オマーン》で優勝した金谷拓実は通算7アンダーの33位に後退している。比嘉頑張れ!
 そのアジアンツアー《インターナショナルシリーズ・カタール》3日目。全選手が前半の競技を終えた時点で、谷原秀人が日本勢最上位のトータルイーブンパー・5位タイで後半をプレーしている。トータル4アンダー・首位タイにベン・レオン(マレーシア)とアンディ・オグレツリー(米国)。1打差3位にスラジット・ヨンチャロエンチャイ(タイ)が続いている。谷原以外の日本勢5人は軒並み苦戦。木下稜介、香妻陣一郎、久常涼がトータル7オーバー・42位タイ、大西魁斗がトータル9オーバー・59位タイ、大槻智春がトータル12オーバー・65位タイとなっている。谷原頑張れ!

 競馬の話。93年のダービー馬ウイニングチケットが今日、けい養先の北海道浦河町の「うらかわ優駿ビレッジ アエル」で、疝痛(せんつう)のため息を引き取った。33歳だった。同馬は父トニービン、母パワフルレディのもと、北海道・静内町(現新ひだか町)の藤原牧場で生まれ、92年に伊藤雄二厩舎からデビュー。2戦目で初勝利を挙げると【弥生賞】まで4連勝でクラシック有力候補に躍り出る。1番人気の【皐月賞】はナリタタイシンに敗れ4着も、続く【ダービー】で柴田政人騎手を背に1番人気に応え、ビワハヤヒデ、ナリタタイシンとの「3強対決」を制した。通算成績は14戦6勝。94年の【天皇賞・秋】8着を最後に引退し種牡馬入り。05年に種牡馬引退後は功労馬として余生を過ごし、近年は人気アプリ「ウマ娘」の登場キャラクターとしても注目を集めていた。柴田政人に悲願だった【ダービー】を勝たせてくれた馬。33歳は大往生、安らかに!

 今日の重賞を振り返る。東京11Rで行われた【第73回ダイヤモンドS】は、僕が本命に推した西村淳也騎手の2番人気ミクソロジー(牡4歳・辻野泰之厩舎)が前走の【万葉S】に続くレコードV。中団のインでじっくりとリズム良くレースを進めると、直線で大外から豪快に突き抜けた。昨年の年度代表馬イクイノックスや【京都記念】を圧勝したドウデュースと同世代のオルフェーヴル産駒が、1勝クラスから一気の4連勝で重賞初制覇。長距離界にニュースターが誕生、今後は【天皇賞・春】を目標に調整される。タイムは3分29秒1のレコード。クビ差の2着には直線で最内を突きスルスルと伸びたヒュミドール(13番人気)、1番人気のシルブロンはさらに2馬身遅れた3着に敗れた。
 勝ったミクソロジーは大いに成長しているが、今日に関しては西村のそつのない騎乗も光った。向こう正面からルメールマークはしてやったり。それにしても2戦連続のレコードは見事。
 ミクソロジーは、父オルフェーヴル、母スターエンジェル(母父アフリート)という血統。北海道日高町・タバタファームの生産馬で、馬主は江馬由将氏。通算成績は10戦5勝。重賞は初制覇。辻野泰之調教師、西村淳也ともに【ダイヤモンドS】は初勝利となった。
 阪神11Rで行われた【第58回京都牝馬S】は、菅原明良とコンビを組んだ2番人気ララクリスティーヌ(5歳・斉藤崇史厩舎)が好位から伸びてV。重賞初勝利を飾った。タイムは1分20秒4。ハナの2着には逃げたウインシャーロット(1番人気)、さらに1馬身1/4差の3着には最後方からインを突いて伸びたロータスランド(3番人気)が入った。
 勝ったララクリスティーヌは直線で、一いい伸びを見せた。いつもは勝負どころで甘くなる面があるが、きょうはそんなところがなかった。着差こそ僅差だったが勝ち方には、余裕があった。もっと大きいところを勝つにはもうひと成長が必要だが、確実に成長はしている。GⅠ(【ヴィクトリアマイル】)になるともっと成長しなくてはならないだろうが、面白い存在にはなっている。
 ララクリスティーヌは、父ミッキーアイル、母スーパーマダム(母父タニノギムレット)という血統。北海道新冠町・土井牧場の生産馬で、馬主はフジイ興産(株)。通算成績は12戦6勝。重賞初勝利。【京都牝馬S】は斉藤崇史調教師、菅原明良ともに初勝利となった。

 今週の予想。まずは今年のGⅠ【フェブラリーS】。本命は7番レモンホップ。1400mが一番強いのはわかっているが、僕は1600mでもこの辺りのメンバーだったら十分勝ち負けできると思っている。2走前の負けも展開のあや。相手は4,6,9,10,15,16番。小倉メイン【小倉大賞典】は14番ロングラン。今の馬場は絶好の舞台。重馬場も走るし、調教も良かった。今回が絶好の狙い目で相手は1,2,6,10,11,12,13番。阪神メイン【大和S】は2番ケイアイドリー。前走は1200mでも勝利。59㌔も経験済みだし、ここは力が一枚上。相手は3,6,12,13,14,16番。

 今日の一口馬は3頭だったが、みんな頑張ってくれた。まずは東京4R【4歳上1勝クラス】(1600mダート)に出走したホワイトクロウ。これまで好走と凡走を繰り返していて、外に出さないと力を発揮できない馬が1枠に入った。この時点好走を諦めていたが…。中団後方から進めて直線勝負にかける。間を割りながら良く伸びてきたが3着入線。矢野調教師も「直線でいかにスムーズに走らせられるかがポイントの馬なので、内枠があたった時は頭を抱えてしまったのですが、こればかりは仕方ないと思い、送り出しました。ジョッキーも難しかったでしょう。結果、外に出すことは難しかったですけれども、ペースが速くなったこともあって最後まで頑張ってくれましたね。前回のことで2戦目でパフォーマンスを落とすのではないかと心配なところもあったでしょうけれど、今回の走りで続けることがダメということではなく、やはりリズム良く、気持ちを阻害しないで良さを出せるかどうかによるのだろうなと思えましたね。中1週で使った後なので、さすがにこの後無理することはしないと思いますが、まずはレース後の状態をよく見ておきます」とのこと。次の東京は5月になるから、たぶん放牧になるだろう。東京6R【3歳未勝利】(1600m芝)に出走したのはハリケーンリッジ。好位からそのまま直線へ向き追い出すと先頭に立ち、後続の追い上げをギリギリ凌いで見事に優勝。僕の一口馬今年の初勝利、嬉しい勝利となった。正直この馬はまだ体も小さく、背腰の弱さが目立ち、脚元にも疲れが見え隠れしている状況の中での勝利。陣営では時間をかけて成長させていきたいと思っている馬なだけにこの1勝は非常に大きいと言える。今後はレース後の状態を見てからだろうが、基本的には放牧に出して良化を促すことになるだろう。天晴れ!ハリケーンリッジ!最後の1頭は小倉 7R【4歳上1勝クラス】(2400mダート)に出走したウインアラジン。結果は2着。本音を言えば、休み明けのここで決めてほしかったところだったが、勝ち馬の粘りに屈した。馬体はできていたらしいが、久々で22㌔増は道中少動きが鈍いところがあった。ただ馬場状態の違いもあるとはいえ、走破時計も前走より2秒ほど速いし、砂を被る形でも集中して走れていたのは収穫。惜しくも連勝とはならなかったが、いきなりクラス卒業にめどを立てたし、ダートの長丁場ならまだまだ活躍してくれるだろう!

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今週の一口馬は3頭!

2023-02-17 20:29:52 | 競馬予想

 明日開幕する。《Jリーグ》。あまり選手の入れ替えとか詳細に知らないが、季節の風物詩として、身贔屓いっぱいの順位予想をする。
1位サンフレッチェ広島、2位川崎フロンターレ、3位サガン鳥栖、4位横浜F・マリノス、5位セレッソ大阪、6位北海道コンサドーレ札幌、7位浦和レッズ、8位FC東京、9位鹿島アントラーズ、10位名古屋グランパス、11位柏レイソル、12位ガンバ大阪、13位ヴィッセル神戸、14位湘南ベルマーレ、15位アビスパ福岡、16位アルビレックス新潟、17位京都サンガF.C.、18位横浜FC
 広島は昨季《J1》で3位、《ルヴァンカップ》優勝、《天皇杯》準優勝の成績で、ミヒャエル・スキッベ監督の2年目。ズバリ優勝を期待したい。次位は一昨年王者の川崎。谷口彰悟(→アル・ラーヤン)の移籍がマイナスだが、このチームは常に移籍を補う選手が出てくる。小林悠、レアンドロ・ダミアンもケガからの復帰が見込める。今年大いに期待したいのが川井健太監督が率いる鳥栖。九州のチームということもあるが、川井イズムが浸透している。昨年J2活躍の河原創(ロアッソ熊本→)の加入もプラス。昨年王者の横浜FMは、昨年のMVPだった岩田智輝(→セルティック)、かつてのMVPのFW仲川輝人(→FC東京)らが相次いで移籍は痛い。5位C大阪はやはり関西チームが1チームぐらい上に来てほしいという願望。復帰した香川真司(シント・トロイデン→)に頑張ってもらいたい!ひょっとしたら…と思うのが札幌。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督のもとMF青木亮太など多くの選手が進化。神戸から移籍のMF小林祐希が嵌れば…。

 

 今週競馬界にとって大きな発表があった。先週の【京都記念】で心房細胞のため、競走を中止したエフフォーリア(牡5・鹿戸)が引退することが14日、所属するキャロットクラブのホームページで発表された。レース直後、鹿戸師は大事に至らなければ次走を目指すようなことを言っていたが、エフフォーリアには種牡馬という大事な仕事が待っている身なので致し方ないだろう。そのエフフォーリアだが、GI・3勝を挙げ、2021年の年度代表馬に輝いたが簡単にその実績を振り返る。
 まず初めてのGⅠである2021年【皐月賞】。無敗で挑み見事勝利したが、無敗の【皐月賞】制覇はグレード制導入以降、史上9頭目。2着馬に0秒5差以上つけての制覇は1994年のナリタブライアン、2011年のオルフェーヴルに続き3頭目だった。鞍上の横山武史は父・横山典弘と
父子制覇。武邦彦・武豊父子、福永洋一・福永祐一父子に続く史上3組目だった。2つ目のGⅠである2021年天皇賞(秋)】。3歳馬の勝利は祖父シンボリクリスエス以来19年ぶり。キャリア6戦目でのJRA古馬GI制覇は、ゲレード制導入以降最少タイ記録だった。このレースで横山武史は同レース史上初、親子三代制覇を達成した。3つ目のGⅠである2021年【有馬記念】。当時歴代最多得票となる26万742票を集めてファン投票1位に。3歳馬が1位となったのは2007年のウォッカ以来14年ぶりだった。1980年以降、キャリア7戦での勝利は1998年グラスワンダー、2018年ブラストワンピースに続く3頭目で、3歳馬による同年の【天皇賞(秋)】・【有馬記念】制覇は祖父シンボリクリスエス以来。そんな活躍もあって2021年は年度代表馬にも選出された。最優秀3歳馬の投票では満票を獲得。3歳牡馬の年度代表馬選出はオルフェーヴル以来10年ぶりであった。祖父シンボリクリスエス、父エピファネイアに続いて日本競馬界の偉大なるサイアーになってほしいものだ。お疲れさまでした!
 実はエフフォーリアより一日前に僕にとっては悲しい引退発表があった。先週の2/12小倉7R【4歳上1勝クラス】〔2,600m芝〕で4着だったカルトゥーシュ。レースはまずまずのスタートを切ると、道中は中団からレースを進めたが、直線ではジリジリと脚を使ったものの、上位3頭とは離された4着でゴール。レース後、松下調教師は「馬体重は14kg増えていたものの、牧場でもしっかりと乗り込んでもらっていましたし、帰厩後も調教自体は十分積んでいて、追い切りでの動きにも問題は無かったですから、太目残りということは無かったと思います。出来ればもっと早めに動いていくような競馬をしたかったですし、ジョッキーも促してくれてはいたのですが、馬がズブくて反応できませんでした。切れる脚を使えるタイプでは無いので、本来であれば4コーナーで前を射程圏に入れる競馬をしないといけないのですが、逆に前とは徐々に離される格好となってしまいました。正直今回の相手関係を考えると、ここは結果を残さないといけないと思っていましたし、減量騎手を起用することで一押し出来ればと思っていたものの、このような競馬となってしまい申し訳ありません」とのこと。この結果を踏まえて、このまま引退させることとなった。正直今回は僕も勝ち負けを期待していたが、内容はイマイチだった。多くのチャンスはあったが、結局11戦(0,0,2,3,6)の結果では引退も仕方なし。逆によくぞここまでクラブ側も松下調教師も我慢して使ってくれた感の方が強い。皆様ありがとうございました。そしてカルトゥーシュお疲れさまでした。

 競馬関連でもうひとつニュース。高齢者からキャッシュカード1枚を盗んだとして、山梨県警は13日、窃盗の疑いで東京都足立区千住仲町の会社役員田口大二郎容疑者(47)を逮捕した。県警によると、日本中央競馬会(JRA)の元騎手。「だましているとは知らなかった」と容疑を否認している。田口はJRAでは94年3月にデビュー。障害24勝を含めて37勝を挙げて、02年4月5日に引退。重賞勝ちがないが、障害では01年に一番格付けが高いジャンプG1、【中山グランドジャンプ】でミナミノゴージャスに騎乗して2着に入った。久々に聞いた名前。騎手時代は勝ち星とかは少なかったが、穴ジョッキーとして記憶している。ミナミノゴージャスの時の勝ち馬が障害馬で種牡馬になったゴーカイ(郷原厩舎、横山義騎乗)だった。古~ッ。



 明日の予想。まずは東京メイン【ダイヤモンドS】。本命は4番ミクソロジー。zっと追いかけている馬が遂に重賞制覇した前走は強いレコード勝ち。正直まだ余裕があるレースぶりで、ここは人気でも買い。相手は2,8,9,11,13,15番。阪神メイン【京都牝馬S】は8番ヒメノカリス。6歳牝馬で昇級戦でちょっと敷居が高いが、僕はイーガン騎乗で馬が変わったと思っている。狙うなら今回。相手は1,3,5,6,13,14,18番。小倉メイン【紫川特別】は7番メイショウハボタン。もう一押し足らない馬だが、確実に力だけは走る馬。馬券的に人気になりづらいところもいい。相手は2,8,11,13,14,18番。。
 

 今週の一口馬は3頭、すべて明日の出走である。まずはホワイトクロウ東京4R【4歳上1勝クラス】(1600mダート)に出走予定。足もとが弱い馬で中2週は冒険だが、逆に東京しか実績がない馬で今週を逃すと5月まで待たなくてはならないので仕方ないところ。まぁ出走できるということはいい方向に取りたい。前走同条件で3着だし、前走時に良い競馬をしてくれた石橋に期待したい。2頭目はハリケーンリッジ。東京6R【3歳未勝利】(1600m芝)にルメール騎乗で出走予定。大和田調教師によれば「問題のない動きを見せていましたよ。それに、気になる精神面は使った後でも妙な高揚の仕方はしておらず、いい状態をキープできていると思えます。カイバ食いも良好ですね。硬めの馬場を続けて走る分、脚元への反動は多少心配ではありますが、ここ2戦とも上手な競馬を見せてくれていますし、未勝利とは言えそれなりのレベルの中で上位争いをしてくれているわけですから、ここでもいい走りを期待しています」とのこと。ルメールの連続騎乗を加味して勝ち負けを期待する。それから未勝利勝ちから約半年ぶりの実戦を迎えるウインアラジンが小倉7R【4歳上1勝クラス】(2400mダート)に角田和騎乗で出走予定。寺島調教師は「追い切りは時計的にもしっかりとまとめていましたし、復帰戦に向けていい形で調整ができています。前走の勝ち方から人気を背負う立場になりそうですが、久々、昇級戦のここでも頑張ってくれるはずですし、期待しています」とのこと。前走で3着に負かした馬(ケリーズノベル)が同条件をあっさりと勝っているので、いきなり昇級戦勝利を期待したい。

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カルトゥーシュは4着。なんか中途半端・・・

2023-02-12 18:17:00 | Weblog

 まずは地味なマラソンから。《延岡西日本マラソン》は一般参加で初マラソンの大学3年生、佐藤航希(早大)が2時間11分13秒で初優勝を飾った。レースは5㌔を15分30秒前後のペースで推移。30㌔で村山謙太(旭化成)が飛び出し、一度は佐藤と優勝3度の松尾良一(旭化成)が食らい付いたが、さらにギアを上げて突き放す。だが、佐藤はあきらめない。39㌔すぎに村山を捉え、そのまま突き放した。佐藤は地元の宮崎県延岡市出身。宮崎日大高から早大に進学し、今年の《箱根駅伝》は4区で区間6位となり、総合6位でシード権を獲得したチームに貢献していた。 先週の《別府大分毎日マラソン》では青学大の横田俊吾が日本学生記録を更新。学生から楽しみな新星が現れた。それにしても地元延岡でも勝てない旭化成勢は一体どうしたのだろう。そろそろ組織改革した方がいいのかも…。
 ゴルフ。まずは  米国ツアー《WMフェニックス・オープン》3日目。スコッティ・シェフラー(米国)が4バーディ・1ボギーの「68」と3つ伸ばし、トータル13アンダーで単独首位を維持した。昨年大会がツアー初優勝。思い出の地での連覇へ、絶好の位置で最終日へ向かう。今季すでに2勝を挙げているジョン・ラーム(スペイン)とニック・テーラー(カナダ)が2打差のトータル11アンダー。3打差の4位タイにジョーダン・スピース(米国)、アダム・ハドウィン(カナダ)が続いている。 4打差の6位タイにはタイレル・ハットン(イングランド)、ザンダー・シャフェレ、リッキー・ファウラー(いずれも米国)ら5人が並んでいる。2016年、17年大会と連覇してコーストの相性がいい松山英樹は、4バーディ・ボギーなしの「67」でプレー。トータル4アンダーまで伸ばし、25位タイに浮上。世界ランキング1位のローリー・マキロイ(北アイルランド)は6バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの「70」と伸ばしきれず、トータル3アンダーの28位タイにつけている。松山にはさすがに優勝までは届かないだろうが、是非ベスト10を目指して欲しい。

 欧州ツアー《シンガポールクラシック》最終日。11位から出た38歳のオッキー・ストライダム(南アフリカ)が9バーディ、ボギーなしの「63」をマークし、通算19アンダーまで伸ばして逆転優勝を遂げた。昨年12月《アフレッド・ダンヒル選手権》での初勝利に続く、ツアー2勝目となった。通算18アンダー2位はサミ・バリマキ(フィンランド)。通算15アンダー3位は首位から出たワン・ジョンフン(韓国)、ワンと同じくトップから出たアレハンドロ・デル・レイ(スペイン)、マルセル・シュナイダー(ドイツ)の3人が並んだ。首位で決勝ラウンドに進んだ18歳のアマチュア、ウェニー・ディン(中国)はスコアを3つ伸ばして通算11アンダー23位。欧州ツアーデビュー戦の蝉川泰果は3バーディ、3ボギー1トリプルボギーの「75」で終え、通算3アンダー60位だった。正直蝉川にはもっと攻めてほしい。順位やトリプルボギー打つのは仕方ないが、あまりにもバーディが少ない。勝者が9つもとっているのだから…頑張れ!

 アジアツアー《インターナショナルシリーズ・オマーン》最終日。トータル9アンダー・単独首位の金谷拓実はツアー初優勝に向けて、1番をバーディで滑り出している。単独2位には同じく日本勢の久常涼。1番をパー発進で金谷と2打差につけている。トータル4アンダー・7位グループには香妻陣一朗。トータル3アンダー・10位には木下稜介が続いている。日本勢は9人が予選を通過し、この決勝ラウンドに挑んでいる。金谷、久常はもちろんだが、香と木下にもチャンスはあるはず。アジアツアーで勝てないようでは世界は…頑張れ!

 今日の重賞を振り返る。阪神11Rで行われた【第116回京都記念】は、武豊の1番人気ドウデュース(牡4歳・友道康夫厩舎)が後方でじっくりとレースを進めると、勝負どころから外々を回って進出、直線ではあっさりと抜け出し余裕をもってゴールした。昨秋の【凱旋門賞】以来、帰国初戦で好発進を決め、次走に予定されている【ドバイターフ】へ弾みのつく勝利となった。ダービー馬が同レースを勝つのは、1948年春(※83年まで年2回実施)のマツミドリ以来75年ぶりのことだった。タイムは2分10秒9。3馬身半差の2着にはマテンロウレオ(6番人気)、さらにクビ差遅れた3着にプラダリア(4番人気)が入った。なお、2番人気のエフフォーリアは最後の直線でジョッキーが下馬し、競走中止となった。
 勝ったドウデュースだが、1頭だけここでは力が違った。折り合いも付き、直線では文句なしの伸び。やはりダービー馬は強い。2着マテンロウレオもよく頑張っているが、今日は勝ち馬が強すぎた。確実に成長は敷いている。3着プラダリアも力をつけているが、勝ち馬が…。
 ドウデュースは、父ハーツクライ、母ダストアンドダイヤモンズ(母父Vindication)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(株)キーファーズ。通算成績は9戦5勝(うち海外2戦0勝)。重賞は2021年【朝日杯FS】、22年【日本ダービー】に次いで3勝目。友道康夫調教師は【京都記念】初勝利、武豊は06年シックスセンス、07年アドマイヤムーン、12年トレイルブレイザー、13年トーセンラーに次いで歴代最多タイの5勝目となった。

また東京11Rで行われ、【第57回共同通信杯】は、C・ルメールの3番人気ファントムシーフ(牡・西村真幸厩舎)が2番手追走から抜け出してV。重賞初勝利をマークした。タイムは1分47秒0。1馬身1/4差の2着には出遅れを挽回して先行策に出たタッチウッド(5番人気)、さらにクビ差の3着にダノンザタイガー(1番人気)が入った。序盤は各馬が周囲をうかがう形になったが、スタートで立ち遅れたタッチウッドが掛かり気味に巻き返して先頭を奪う。ファントムシーフが2番手に控え、離れた3番手にシーズンリッチとキョウエイブリッサ。人気のダノンザタイガーは中団のインからレースを進めた。平均ペースで流れ、直線に向いても先行した2頭が粘りを見せる。ダノンザタイガーは進路を切り替えるロスがありながらもゴール前で猛追。しかし、タッチウッドをかわしたファントムシーフが抜け出し、前の2頭が残る決着となった。ダノンザタイガーが3着を死守し、福永祐一とコンビを組んだタスティエーラは4着に敗れた。
 勝ったファントムシーフは展開が向いたとはいえ、さすがルメールという騎乗。強さはそんなに目立つ競馬ではなかったが、スタミナが豊富で飛びも大きい。【ダービー】は合いそう。2着タッチウッドには驚いた。ゲートでバタついて立ち上がる形で、途中から先頭。普通の馬ならもっと早くバテていただろう。ひょっとしたら相当凄い馬なのかも…。3着ダノンザタイガーは上手く走れていない。それでも最後の最後に来ているのだから力は相当。この上位3頭の競馬をもう一度見てみたい。

 ファントムシーフは、父ハービンジャー、母ルパンⅡ(母父Medaglia d’Oro)という血統。北海道浦河町・谷川牧場の生産馬で、馬主は(有)ターフ・スポート。通算成績は4戦3勝。重賞は初勝利。【共同通信杯】は西村真幸調教師が初勝利、C・ルメールは2020年ダーリントンホールに次いで2勝目となった。

 今日の一口馬は1頭。カルトゥーシュが小倉7R【1勝クラス】(2600m芝)に出走して4着。道中で一度手応えが悪くなり後退したが、直線で再び伸びてきた。なんか中途半端な競馬。昨日も書いたが、3㌔減の鷲頭が騎乗しているので、もう少し積極的な競馬をしてほしかったが…。とりあえず4着で賞金はあるので、明日のコメントを観てみたい。

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一口馬は1頭。ひょっとするかも…。

2023-02-11 18:44:33 | Weblog

《FUJIFILM SUPER CUP 2023》が開催され、J1王者の横浜F・マリノスと天皇杯王者のヴァンフォーレ甲府が対戦。横浜FMは上島が新加入選手の中で唯一先発入り。昨シーズンのメンバーをベースに臨む。対する甲府は篠田監督の初陣。4年ぶりに復帰を果たしたウタカが早速スタメン出場を飾っている。均衡を破ったのはJ1王者の横浜FM。30分、水沼がエリア内に縦パスを送ると、反応したA・ロペスがボールを左へ流す。このボールに走り込んだのはフリーのエウベル。落ち着いてゴールへ流し込んだ。すると前半終了間際の43分、甲府はスルーパスに抜け出した長谷川が、エリア内のウタカに折り返す。ウタカが押し込んでゴールネットを揺らすも、オフサイドに。しかし、VARでゴール判定となり甲府が試合を振り出しに戻した。後半に入った60分、スルーパスに抜け出してフリーとなったA・ロペスが左足を振り抜くと、ポストに直撃。跳ね返りに反応していた西村がゴールへ詰め、横浜FMが再びリードする。甲府も終盤まで攻めの姿勢を貫き通し、天皇杯王者としての意地を見せるも、J1王者の牙城を崩すには至らず。試合は2-1で終了し、横浜FMが勝利。クラブ史上初の富士フイルム杯制覇を飾った。横浜FMあっぱれ!
 ゴルフの話。現在、日本の男子は世界各国でツアーに参加している。人気で女子に負けているだけにいい結果を出して注目を浴びてほしい。まずは米国男子ツアー《WMフェニックスオープン》2日目。前年覇者のスコッティ・シェフラーが第2ラウンドで7バーディ「64」をマークし、通算10アンダーの暫定首位に浮上。大会は連日の日没サスペンデッドとなり、第2ラウンドの再開は11日午前7時45分(日本時間同日午後11時45分)を予定している。通算8アンダーの暫定2位に、「66」と伸ばしたジョン・ラーム(スペイン)と8ホールを残すアダム・ハドウィン(カナダ)。通算7アンダーの暫定4位に、「67」でホールアウトしたウィンダム・クラークと6ホールを残すイム・ソンジェ(韓国)が続いた。世界ランキング1位のロリー・マキロイ(北アイルランド)は5ホールを残して5つ伸ばし、通算3アンダーの暫定18位に浮上した。マキロイと同組の松山英樹は93位から第2ラウンドをスタート。後半13番(パー5)までに4バーディ、ノーボギーと伸ばし、通算1アンダーの暫定38位と予選通過圏内に入り日没を迎えた。後半14番の1打目から再開する。松山にとっては相性のいい大会。一つでも上位を狙ってほしい。アジアツアー今季第2戦《インターナショナルシリーズ・オマーン》3日目◇11日◇アル・ムージG(オマーン)競技が進行中だが、単独首位の金谷拓実、2位タイの久常涼らスタート。金谷はスタートの1番パー4をバーディ発進。トータル5アンダー・単独トップに立っている。久常はパー発進でトータル3アンダー・2位タイ、木下稜介はトータル2アンダー・4位タイで前半をプレーしている。そのほか日本勢の上位では、香妻陣一郎がトータル1アンダー・6位タイにつけている。日本勢は9人が予選を通過し、この決勝ラウンドに挑んでいる。金谷もそろそろ存在を示したいところ。欧州ツアーとなっている《シンガポール・クラシック》3日目。全選手がハーフターンした時点で、ツアーデビュー戦の蝉川泰果が3バーディ・2ボギーで前半を回り、トータル4アンダー・49位タイで後半に入っている。トータル14アンダー・単独首位にジュリアン・ブルン(フランス)。1打差2位タイにはトム・マキビン(北アイルランド)ら3人が続いている。日本勢では蝉川のほか、星野陸也、川村昌弘、岩崎亜久竜も出場していたが、いずれも予選落ちに終わった。蝉川は首位と少し差こそあるが、もう予選を通っているのでビッグスコアを出して上位進出を目指して欲しい。


 今日の重賞を振り返る。東京11Rで行われた【第58回クイーンC】は、川田将雅騎乗の6番人気ハーパー(友道康夫厩舎)が中団の馬群を追走すると、ゴール前3頭が激しい争う中を力強く抜け出し接戦を制した。2歳女王リバティアイランドの〝1強〟ムード漂う牝馬クラシックに名乗りを上げる重賞初勝利となった。タイムは1分33秒1。クビ差の2着にはドゥアイズ(2番人気)、さらにハナ差遅れた3着にモリアーナ(3番人気)が入った。なお、1番人気のウンブライルは6着に敗れた。
 勝ったハーパーだが、道中ぶつけられたりする中、最後はしっかり伸びてきた。それで勝ち切るのだから能力は相当あるのだろう。まだまだ体の成長と精神の成長がありそうで、それが伴えば、大きいところも夢ではない。2着ドゥアイズトもよく走っているが、この馬にとってマイルは短い感じ。3着モリアーナは早熟なのか。もう少し走ると思っているのだが…。
 ハーパーは、父ハーツクライ、母セレスタ(母父Jump Start)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主はエムズレーシング。通算成績は3戦2勝。重賞は初制覇。友道康夫調教師は2012年ヴィルシーナ、17年アドマイヤミヤビに次いで【クイーンC】3勝目、川田将雅は初勝利となった。

 明日の予想。東京11R【共同通信杯】は1番ダノンザタイガー。もっと人気が被るのではと思っていたが、強い1勝馬が出てきたことで美味しい馬券に。まだ成長途上の馬で良くなるのは【ダービー】あたり。それでも【東京スポーツ杯】でも早い決着に対応したし、素質はここでも上。相手は2,5,6,8,9,10,11,12番。阪神メイン【京都記念】は12番ドゥデュース。【凱旋門賞】出走組のその後を見た場合、【JC】回避は正解だっただろう。叩き良化型で頭を狙うのは危険も、このメンバーなら軸は仕方なし。10番エフフォーリアは阪神との相性が…。相手は1,3,5,6,8,9,10,11番。小倉メイン【北九州短距離S】は9番ダークペイジ。小回り1200mが合うのでここまで待った。渋った馬場も苦にしないし、鞍上もいい。相手は6,8,11,14,16,17番。

 

 今週の一口馬は昨日も書いたようにカルトゥーシュ1頭。小倉7R【4歳上1勝クラス】〔2,600m芝〕に出走する。8頭立てで今回は3kg減の鷲頭虎太を起用。思い切ったレースをしてほしい!

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今週の一口馬は1頭

2023-02-10 20:42:38 | Weblog

 レイカーズのレブロン・ジェームス(38)が7日、地元ロサンゼルスで行われたサンダー戦の第3Q残り10・9秒、正面からステップバックのジャンプシュートを決めてこの試合で36得点目を記録。この瞬間、2003年のNBAデビューから1410試合目で得点が38,388となり、カリーム・アブドゥルジャパー(元バックス&レイカーズ)が1969年から1988年シーズンまでの1560試合で樹立した38,387得点のNBA歴代最多記録を上回った。NBAで通算得点の新記録が誕生するのは1984年4月5日のジャズ戦で、ウィルト・チェンバレン(元ウォリアーズほか)の記録(31,419)を当時レイカーズに在籍していたアブドゥルジャバー(ジャズ戦では22得点)が更新して以来、38年と308日ぶり。アブドゥルジャバーはその後5シーズン、現役を続けており、1989年4月23日に最後の試合に出場してから(対スーパーソニックスで10得点)、33年と290日の歳月が流れたこの日にジェームズが記録を塗り替えた。NBAの通算得点記録保持者は1946年のリーグ発足時に得点王となったジョー・ファルクス(ウォリアーズ=1946~52年)から→ジョージ・マイカン(レイカーズ=52~57年)→ドルフ・シェイズ(ナショナルズ、現76ers=57~63年)→ボブ・ペティット(ホークス=63~65年)→ウィルト・チェンバレン(ウォリアーズほか=65~84年)→カリーム・アブドゥルジャバー(レイカーズほか=84~2023年)に続いてジェームズが史上7人目。ただしこの中で38歳で現役だったのはアブドゥルジャバーとジェームズの2人だけで、アブドゥルジャバーが36歳11カ月での記録更新だったのに対し、ジェームズは38歳2カ月という史上最年長での“頂点到達”となった。お見事!ちなみにこの記念すべき試合に八村はレブロンと同じスターターとしてコートに立っていた。歴史の生き証人!
 今年も新たにふたり。JRAは2月7日に令和5年度(2023年度)の騎手免許試験合格者6人を発表した。女性は大阪府出身の河原田菜々(かわはらだなな・18)と、新潟県出身の小林美駒(こばやしみく・17)が合格。一昨年の永島まなみ、古川奈穂、昨年の今村聖奈に続く3年連続の合格で、現役女性騎手は16年合格の藤田菜七子を含む6人となった。一方男性合格者は茨城県出身の石田拓郎(いしだたくろう・18)、長野県出身の小林勝太(こばやししょうた・20)、神奈川県出身の佐藤翔馬(さとうしょうま・18)、岐阜県出身の田口貫太(たぐちかんた・19)の4人。田口は両親ともに笠松競馬の元騎手で、父は現役の田口輝彦調教師という競馬一家の出身である。
 来るものがいれば去る者も…。JRAは今月28日をもって、5名の調教師と1名の騎手が引退すると発表した。調教師はいずれも定年によるもので、2017年の【秋華賞】を制したディアドラや99年の【日本ダービー】馬アドマイヤベガを育て、JRA重賞63勝を挙げた橋田満調教師ら5人。また令和5年度調教師免許試験(新規)に合格した福永祐一も今月で引退し、3月1日付けで調教師免許が交付される。引退する調教師は下記の通り

五十嵐忠雄 (栗東)…5921戦428勝(重賞16勝)。五十嵐調教師といえば、タガノエスプレッソなど障害での活躍馬が多いが、僕の印象はテイエムプリキュア。2005年【阪神JF】を8番人気で勝利しGⅠウイナーとなったが、そのあとはそれといった活躍はなく、2009年【日経新春杯】で11番人気ながら逃げ切り勝ち。同年の【エリザベス女王杯】でも12番人気ながらクィーンスプマンテの2着に粘った。そのとき3着に破ったのが断然の1番人気だったブエナビスタで馬連は10万馬券となった。まさしく競馬史上に残る穴牝馬だった。

池添兼雄 (栗東)…ご存じ池添兄弟の父。6235戦433勝(重賞18勝)。1999年【阪神3歳牝馬】をヤマカツスズランで勝利したのが唯一のGⅠ勝利。ただ僕が思い出に残っているのはスズランでなくエースの方。ヤマカツエースは【ニュージーランドT】【中山金杯】【福島記念】など勝利したがG1には一歩届かなかった。Mr.【金鯱賞】のイメージが強く、2016,2017年連覇、そして臨んだ2018年は0.7差4着に敗れたものの、先着を許したのがスワーヴリチャード、サトノプレス、サトノダイヤモンドという錚々たる面々であった。GⅠ勝ちがなくても種牡馬となって現在2頭の勝ち馬を出しているから立派だ。
大江原哲(美浦)…5385戦298勝(重賞2勝)。重賞勝ちはタケミカヅチ(2009年【ダービー卿CT】)とミュゼスルタン(2014年【新潟2歳S】)の2頭。僕のイメージは調教師よりも障害ジョッキーの方が強い。特に1992年 【中谷大障害(春)】【中山大障害(秋)】など重賞4勝を挙げたシンボリクリエンス(シンボリクリスエスではない)とのコンビは強烈に印象残っている。騎手の大江原圭は甥っ子である。

橋田満(栗東)…7246戦743勝(重賞63勝)。GⅠ馬もディアドラ、スズカフェニックス、スズカマンボ、アドマイアグルーヴ、アドマイヤベガ、アドマイヤベガなど多く輩出しているが、僕がやっぱり記憶に残るのはサイレンススズカ。武豊も最近こそ口にしなくなったが、ずっと“僕の騎乗馬では理想の最強馬”と評していた馬だ。そのサイレンススズカは不慮の事故で帰らぬ馬となったが、もし元気ならGⅠいくつ勝っていたかわからない。【毎日王冠】ではエルコンドルパサーを子ども扱いで下している。唯一 GⅠ勝利は1998年の【宝塚記念】。ただこの時の騎手は武豊でなく南井克己だったというのが皮肉なものだ(武豊はアエグルーヴに騎乗し3着)。とにかく多くの名馬を育てた名伯楽である。
南井克巳(栗東)…前述したようにサイレンススズカGⅠ勝利の騎手。調教師成績は5890戦445勝(重賞は13勝)。2000年【JCダート】をウイングアローで勝利してGⅠ初勝利が重賞初勝利だった。南井といえば僕のイメージは“タマモ”。調教師として2004年【スワンS】などに勝ったタマモホットプレイがいるし、何といっても騎手時代のタマモクロスとのコンビは鮮烈なインパクトを競馬ファンにもたらした。他ではオグリキャップ、ナリタブライアン、バンブービギン、ハクタイセイなど競馬史に残る名馬に騎乗し勝利した名手だった。ちなみに僕は1990年【阪神3歳S】に勝ったイブキマイカグラが好きだったなぁ。

 明日の予想。まずは東京メイン【クイーンC】は3番モリアーナ。前走はハイペースの中、かかり気味。その上直線では他馬と接触もあった。武藤も先週初勝利を挙げ、調子が上がっているし、普通に乗れば勝ち負け。相手は5,6,7,9,10,13,15番。阪神11R【洛陽S】は7番ココロノトウダイが面白そう。マイルで5着、6着だが、2走前は0.1差だし、前走は直線うまく捌けず動き出しが遅かった。ここは人気の盲点で面白い。相手は1,2,3,4,6,10番。小倉メイン【和布刈特別】は10番ハイエストポイント。前走は位置取りが悪かった。小倉は得意だし、重馬場も苦にしない。相手は4,7,8,11,13,14,15番。



 今週の一口馬は1頭。明後日2月12日の小倉7R【4歳上1勝クラス】(2,600m芝)にカルトゥーシュが出走する。未勝利馬だが、今回は8頭立て。ひょっとしたらひょっとするかも…。松下調教師も「追い切は0.1秒遅れてしまったものの、この馬にしては最後までよく動くことが出来ていましたよ。前走時と比較すると、馬体が一回り大きくなって、先週末の馬体重は494kgでしたから、小倉競馬場までの輸送を考慮してもプラス体重でレースに向かうことが出来そうです。適度に時計の掛かる馬場の方がこの馬の持ち味を活かせると思い、前走後はここまで時間を掛けさせていただきましたが、心身ともに成長が感じられますし、良い状態でレースに向かうことが出来そうです。1勝クラスに初挑戦した時は4着とまずまずの内容だったものの、その後はもう一つ良い走りが見られませんでした。今回は3kg減の鷲頭虎太騎手を起用することに加えて、小倉競馬場では安定した走りを見せていましたから、この条件で改めて期待しています」とのこと。目指せ初勝利!

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今日の一口はガッカリ!

2023-02-05 17:52:13 | Weblog

《第71回別府大分毎日マラソン大会》は(毎日新聞社など主催、日本陸上競技連盟など後援、ピー・イブラヒム・ハッサン(ジブチ)が大会新記録の2時間6分43秒で初優勝した。日本選手トップは2時間7分44秒で3位の市山翼(小森コーポレーション)だった。今大会は2024年《パリ・オリンピック》代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権も懸かっており、新たに市山、03年の《びわ湖毎日マラソン》で藤原正和(現・中央大監督)がマークした2時間8分12秒の日本学生最高記録を25秒更新した横田俊吾(青山学院大)、木村慎(Honda)、小山司(SUBARU)が獲得。2レースの平均が2時間10分以内の条件をクリアすれば出場できるワイルドカードで、作田直也(JR東日本)、村本一樹(住友電工)もMGC出場権を獲得した。尚、今年の《全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)》の1区で区間賞を獲得し、初マラソンとなった村山紘太(GMOインターネットグループ)は、22キロ付近で先頭から遅れると、26キロ過ぎに22年《北海道マラソン》優勝のルカ・ムセンビ(東京国際大)、29キロ手前では小椋も脱落した。まぁMGC効果で日本人選手のレベルは確実に上がっているが、その一方で日本人選手だけでの時計勝負になっている現実がある。もうそれなら、ペースメーカーは別として外国人の招待選手呼ばなきゃいいのに…と思ってしまう。横田はとても天晴れ!

 今日の重賞を振り返る。東京11Rで行われた【第73回東京新聞杯は、三浦皇成とコンビを組んだ4番人気のウインカーネリアン(牡6歳・鹿戸雄一厩舎)が逃げ切って重賞2勝目をマークした。タイムは1分31秒8。アタマ差の2着には外から伸びたナミュール(2番人気)、さらにクビ差の3着にプレサージュリフト(6番人気)が入った。ウインカーネリアンが気合をつけて先手を主張。ファルコニアが2番手に続き、外からシュリが3番手に続いた。人気のナミュールは5番手からの競馬。ウインカーネリアンは軽快なラップを刻み、直線に入って後続を振り切って逃げ込みを図る。ゴール前でナミュールとプレサージュリフトの4歳牝馬2頭が猛追してきたが、わずかにウインカーネリアンがアタマ差しのいで、昨年の【関屋記念】に次ぐ2度目の重賞勝ちを決めた。

 勝ったウインカーネリアンは、父スクリーンヒーロー、母コスモクリスタル(母父マイネルラヴ)という血統。北海道新冠町・コスモヴューファームの生産馬で、馬主は(株)ウイン。通算成績は20戦8勝。重賞は2022年【関屋記念】に次いで2勝目。【東京新聞杯】は鹿戸雄一調教師が初勝利。三浦皇成は11年スマイルジャックに次いで2勝目となった。

 中京11Rで行われた【第63回きさらぎ賞】は、川田将雅のフリームファクシ(牡・須貝尚介厩舎)が単勝オッズ1.3倍の断然人気に応えた。好スタートを決め道中は手綱を抑えながら2番手を追走すると、直線で馬場の真ん中に持ち出して力強く抜け出し、ディープインパクト産駒で2番人気の支持を集めたオープンファイアの猛追をアタマ差しのいだ。【秋華賞】、【ナッソーS】と日英GⅠ2勝を挙げたディアドラ(父ハービンジャー)の半弟が、未勝利戦→1勝クラス→同レースと3連勝で重賞初制覇を果たすとともに、一躍クラシック候補に躍り出た。タイムは1分59秒7。2着馬からさらに3馬身差遅れた3着にクールミラボー(6番人気)が入った。なお、ノーブルライジング(5番人気)が決勝線手前で競走を中止している。
 勝ったウインカーネリアンは三浦の好騎乗。スタートも良く、ジョッキーの判断も立派だった。2着ナミュールは前が止まらない馬場で、よく頑張っている。久々のマイル、経験の少ない東京でこの内容なら次が楽しみだ。この牝馬では相当強いかも…。3着プレサージュリフトもこれだけ走れば重賞に手が届くだろう。4着ジャスティンカフェは弾けなかったが、力はつけている。もう少し前で競馬ができたら…
 勝ったフリームファクシだが、折り合い面が鍵の馬で、1コーナーでこすられる不利があったが、川田がうまく我慢させた。最後は2着馬に追い上げられたが、1戦1戦強くなっている。クラシックでも有力馬の1頭だろう。2着オープンファイアも走る馬だ。将来的にはこちらの方が強くなるかもしれない。距離も2400mは合いそう。3着クールミラボーは初芝でこれだけ走っているのだから頑張っている。馬場も今回のような荒れた馬場が良いのだろう。ただ上位2頭強すぎた。
 フリームファクシは、父ルーラーシップ、母ライツェント(母父スペシャルウィーク)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は金子真人ホールディングス(株)。通算成績は4戦3勝。重賞は初制覇。【きさらぎ賞】は須貝尚介調教師が騎手時代の1990年にハクタイセイで制しており調教師としては初勝利、川田将雅は2019年ダノンチェイサーに次いで2勝目となった。

 今日の一口馬。小倉2R【3歳未勝利・牝】(1800m芝)にパルメリータが出走。スタートから行き脚がつかず道中は最後方を追走。3コーナーから押していこうとするも反応が鈍く、直線に向いてからも伸びは見られず9着に敗れた。西園調教師の話によると、「ひと息入った後でもいい状態でしたし、いきなりから走れると思ったんですけどね…。ジョッキーも『攻め馬の感じから期待していたのですが、全然進んでいきませんでした』と言っていて、実戦で調教の良さがまったく出ずに終わってしまいました。これという敗因が掴めないのですが、傷めたところなどないかどうか、トレセンで馬体をしっかり確認していきます。今日は申し訳ありませんでした」とのこと。好勝負と思っていただけに不可解な敗戦。素質はある馬なので。何とかケガだけは勘弁してほしい。

 

ゴルフは期待の小平は3日目に大叩き。欧州ツアーは星野が頑張っているが、優勝まではどうだろうか。とにかくみ

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