今週も【第97回全国高校野球選手権大会】の地方大会が行われ、すべての出場校が決定した。先週途中まで紹介してので、やっぱり最後まで紹介する。
まずは7/27(月)に9地区で決勝戦が行われ、東東京大会は今秋のドラフト候補でナイジェリア人の父を持つオコエ瑠偉外野手(3年)が大暴れして、関東第一が14-2で日大豊山を破り5年ぶり6度目の甲子園出場を決めた。山梨大会は昨夏の甲子園でも4番を務めた平井練右翼手(3年)の2ランなどで初優勝を目指した甲府城西を4-3で振り切り、2年連続13度目の頂点に立った。石川大会では遊学館の最速146㌔のエース右腕・小孫竜二(3年)が金沢打線を被安打7、7奪三振で完封。1-0で3年ぶり6回目の甲子園切符を手にした。京都大会からは、前身の京都二中時代に1915年の第1回全国大会を制している鳥羽が33年ぶり出場を目指した立命館宇治を6-4で破り、15年ぶり6回目の出場を決めた。奈良大会は、古豪・天理が初出場を目指した大和広陵を8-1で下して、春夏合わせて50度目となる、3年ぶり27回目の出場となった。島根大会は先日3,018試合出場の日本記録を達成した谷繁元信監督の母校・石見智翠館が初出場を目指した大東に12-6で打ち勝ち2年ぶり9回目の出場。チームで掲げてきた「超攻撃的野球」が結実した。愛媛大会は、今治西が持ち前の堅い守りと序盤からの小刻みな継投で小松を4-3で破り、春夏連続の3年ぶり13回目の出場を決めた。長崎大会では、創成館が7-3で昨夏優勝の海星を下し1962年の創部以来、初めて夏の甲子園出場を果たした。また昨夏決勝と同一カードとなった大分大会では、明豊が九州NO1投手森下暢仁投手(3年)擁する大分商を1-0で倒し、4年ぶり5度目の夏の甲子園出場を決めた。
翌28日も9大会で代表が決定した。注目の高かった神奈川大会は今夏限りで渡辺元智監督が勇退する横浜が、ノーシードから駆け上がったものの、決勝では0-9で東海大相模に完敗し念願の甲子園出場はならなかった。その東海大相模は左腕小笠原と右腕吉田のドラフト候補2人を擁し圧倒的な力で2年連続10度目の出場を決めた。埼玉大会ではノーシードから勝ち上がってきた“公立の星”ミラクル白岡を地力に勝る花咲徳栄が5-2で破り、4年ぶり3度目の出場を決めた。また三重大会の津商は9回に3点差をひっくり返すという大逆転劇でいなべ総合学園を8-6で破り春夏合わせて甲子園初出場を決めた。資が大会では167㌢背番号18の右腕・山崎僚太(3年)がチーム打率4割超の強力な近江打線を5-0で完封し、16年ぶり8度目の出法を決めた。香川大会では、お笑いコンビのココリコ・遠藤章造の母校・藤井学園寒川が丸亀城西を20-4で破り6年ぶり2度目の出場を決めた。この香川大会決勝の20得点は1県1代表校制が定着した1978年以降最多得点だ。山口大会からは下関商が5-1で下関国際を継投で逃げ切り20年ぶり9度目の夏出場を決めた。下関商は1963年に、好投手・池永(元西鉄)を擁し、春の選抜で優勝、夏は準優勝。甲子園で春夏通算28勝を記録しており、この夏2勝すれば30勝の大台に到達する。福岡大会は24分間の中断のある厳しいコンディションの中、元プロ野球選手(西鉄捕手)だった楠城監督率いる九州国際大付が4-0で東海大五を撃破、99年の東福岡以来、16年ぶりの2年連続(6度目)の出場を決めた。尚、この九州国際大付の4番は元ロッテ監督の山本功児を父に持つ武白志(むさし)だ。佐賀大会からは龍谷。延長10回サヨナラ負けの流れを劇的に好守でしのぐと延長11回決勝点を挙げ、唐津商を5-4で振り切り20年ぶり3度目の出場を決めた。宮崎大会では宮崎日大が13-0で宮崎学園に圧勝し18年ぶり2度目を決めた。広島などで11年プレーし、大半が2軍暮らしの苦労人だった元プロでOBの榊原聡一郎監督(52)が就任して1年での出場となった。尚榊原監督はプロ経験者が高校、大学での指導資格を短期間で回復できる新制度ができたのが13年で、その制度からの甲子園出場第1号となった。
昨日、参加189校、激戦区・愛知大会の頂点に上り詰めたのが中京大中京。4-3で愛工大名電を逆転で破り5年ぶり27度目の夏切符をつかんだ。春夏通じて全国トップの11度の優勝を誇る強豪がプロ注目の4番・伊藤寛士捕手(3年)の高校通算44号などで勝利した。
そして大トリで大阪代表が決まった。準々決勝で大阪桐蔭を倒した大阪偕星学園が古豪の大体大浪商を破り、春夏通じて初の甲子園を決めた。9回の無死満塁の大ピンチもどうにかしのぎきっての初の頂点。大阪で新しい時代を作る!これで甲子園に出場する49校がすべて出そろった。大会は8月6日から15日間の日程で行われる。来週甲子園行くぞ!!!
では明日の予想。新潟メイン【新潟競馬場開設50周年記念】は12番タイセイドリーム。典型的なサウスポーで鞍上も乗り慣れている。人気落ちの今回が絶好の狙い目。相手は7,2,1,4,5,3,9番。札幌メイン【TVh賞】は9番レッドルーファス。前走で力のある所は見せた。洋芝も合うしここは堅軸。相手は1,6,7,4,10,2,12番。小倉メイン【KBC杯】は1番エルマンボ。小回りコースは気になるが、1枠でじっくり脚を貯められれば直線突き抜ける。相手は10,12,2,4,9,14,7番。
明日はこの暑さの中ゴルフに行く予定。甲子園球児に負けないように頑張ってくる。