人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

オンナが強い!

2007-05-27 21:19:09 | 競馬回顧
「皇室はやっぱり女帝待望論なのだろうか?」 
今日行われた【日本ダービー】が終わってふと呟いた。天皇陛下が観覧された【天皇賞・秋】のときも牝馬へヴンリーロマンスが勝ったし、まさか今日もそうなるとは・・・長く競馬やってみるもんですね。今日の競馬を振り返る。府中で行われた【日本ダービー】、勝ったのは、四位騎乗の3番人気ウオッカ (牝3・角居厩舎)。中団の内から残り200mあたりで先頭に立つと、逃げた14番人気アサクサキングスに3馬身差をつけて快勝、’43年のクリフジ以来64年ぶりとなる牝馬によるダービー制覇の偉業を果たした。勝ちタイムは2分24秒5。さらに1.3/4馬身差の3着には4番人気アドマイヤオーラが入り、圧倒的1番人気(単勝1.6倍)のフサイチホウオーは中団から伸びを欠き7着、皐月賞馬で2番人気のヴィクトリーは後方からの競馬で8着に敗れた。勝ったウオッカは激しい調教、初の長距離輸送、初コースだというのにパドックから堂々としていた(それでも牡馬には敵わないと思っていた)。レースもじっくり折り合いがつき、あっという間の3馬身差は見事というしかない。お見事!アッパレ!敬服!それにしても今年の3歳牝馬は強い。ピンクカメオが【NHKマイルC】を勝ち、【オークス】では【桜花賞】1,2着馬がいないのにレースレコードなのだから、もっと早く気付くべきだった。僕は2着アサクサキングスを大穴馬と書いたが、自分の競馬さえすればこのくらい走っても不思議ではない馬である。ひと夏を越せば面白い逃げ馬になる可能性がある。3着アドマイヤオーラはフサイチホウオーをマークし、末脚をのばした。しかしこの馬はここまでだろう。やはり距離が長いような気がする。4着サンツェッペリンも距離不安がありながら、良く踏ん張った。鍛えられてプラス10㌔もこの馬の成長力を物語っているが、やはり2000mまでの馬か。僕が本命に推したフサイチホウオーはテンションが高すぎた。レースでも引っかかってしまって、万事休す。先週のダイワスカーレットといい、フサイチホウオーといい、どうも松田国厩舎にとっては今流れが悪くなっているようだ。また皐月賞馬のヴィクトリーはスタートが悪く、向こう正面では持って行かれ気味になってしまった。それにしても、自分が予想した本命、対抗がこれでは言い訳がない。 勝ったウオッカは父タニノギムレット、母はタニノシスター(父ルション)という血統。叔父にスリーアベニュー(牡5・小野厩舎)がいる。ウオッカの父タニノギムレットは’02年の日本ダービー馬。父娘制覇は史上初。父仔制覇はカブトヤマ(’33年)マツミドリ(‘47年)、ミナミホマレ(‘42年)&ゴールデンウエーブ(‘54年)、ミナミホマレ(‘42年)&ダイゴホマレ(‘58年)、シンボリルドルフ(‘84年)&トウカイテイオー(‘91年)に続き5組目だ。ウオッカのデビューは昨年10月。2着に3.1/2馬身差をつけ逃げ切り勝ちを収めた。続く【黄菊賞】は2着だったが、3戦目の【阪神JF】を2歳日本レコード(1分33秒1)で制し、昨年のJRA賞最優秀2歳牝馬を受賞した。今年は【エルフィンS】から始動し3馬身差で快勝。続く【チューリップ賞】も制して臨んだ前走の【桜花賞】では単勝1.4倍の圧倒的1番人気ながら、ダイワスカーレットの2着に敗れていた。通算成績7戦5勝(うち重賞3勝)。尚、牝馬の優勝は ’37年のヒサトモ、’43年のクリフジに続く史上3頭目、64年ぶりの快挙。出走も’96年のビワハイジ(13着)以来11年ぶりだった。
 鞍上の四位は11回目の騎乗にして【日本ダービー】初制覇。’05年シックスセンス、’06年ドリームパスポートと、ここ2年連続3着だった。JRA・GⅠはウオッカで制した昨年の【阪神JF】以来の通算9勝目。クラシックレースは’96年【皐月賞】のイシノサンデー以来の2勝目。JRA重賞はウオッカで制した今年の【チューリップ賞】に続く今年3勝目、通算50勝目。角居調教師は【日本ダービー】初出走初制覇。JRA・GⅠはウオッカで制した昨年の【阪神JF】以来の通算7勝目。クラシックレースは‘04年【菊花賞】のデルタブルース、’05年【オークス】のシーザリオに続く3勝目となった。JRA重賞はウオッカで制した今年の【チューリップ賞】に続く今年4勝目、通算19勝目。 馬主の谷水雄三氏はウオッカの父であるタニノギムレットで制した’02年以来の【日本ダービー】2勝目。同氏の父・谷水信夫氏も’68年タニノハローモア、’70年タニノムーティエで【日本ダービー】を2勝している。生産者・カントリー牧場は前出のタニノハローモア、タニノムーティエ、タニノギムレットに続く【日本ダービー】4勝目となった。
 また東京最終で行われた【目黒記念】も角居厩舎のポップロック(武豊騎乗)が直線で最内から抜け出し、大外から強襲した4番人気ココナッツパンチをクビ差抑えて優勝した。さらに1.1/2馬身差の3着には6番人気アドマイヤフジが入った。
 勝ったポップロックは、父エリシオ、母がポップス(父SS)という血統。昨年4月の500万下から4連勝で【目黒記念】を制して重賞初制覇。秋には豪州に遠征し、【コーフィールドC】(豪G1)7着の後に出走した【メルボルンC】(豪G1)では、デルタブルースの2着に入って日本馬ワンツーを演出した。帰国初戦となった【有馬記念】でもディープインパクトの2着に入り、続く【京都記念】も2着。しかし期待された前走の【ドバイシーマクラシック】(首G1)は6着に終わっていた。今回の勝利は昨年の同レース以来1年ぶり。通算成績24戦7勝(うち海外3戦0勝、重賞2勝)となった。
 鞍上の武豊はスズカフェニックスで制した【高松宮記念】に続くJRA重賞制覇で今年7勝目、通算243勝目。管理する角居調教師は【日本ダービー】に続く今年のJRA重賞5勝目で、通算20勝目となった。
 今日の僕の競馬は平場レースで万馬券2本をGETしていたが、【日本ダービー】で大負け終わってみればプラスが全て無くなっていた。それに比べ、うちの奥さんはアサクサキングスの複勝をGET! まるで今年の3歳馬を見ているような力関係、我家もオンナが強い!?
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いよいよ日本ダービー!!!

2007-05-26 23:20:19 | 競馬予想
 ゴルフも競馬もイマイチ。
 どうもここ数日、競馬の調子がおかしい。今日も【金鯱賞】は的中したものの、収支は大幅マイナス。よって僕は心身とも疲れ気味。簡単に【金鯱賞】を振り返って明日の予想といく。中京で行われた【金鯱賞】。勝ったのは藤岡佑介騎乗の1番人気ローゼンクロイツ (牡5・橋口厩舎)。中団追走から直線で抜け出し、外から差を詰めた3番人気スウィフトカレントをクビ差抑えて優勝した。さらに2.1/2馬身差の3着には5番人気インティライミが入った。優勝したローゼンは本当に中京は良く走る。まさに横綱相撲だった。この競馬なら【天皇賞・秋】もと思うが、そこまでの信頼はおけない。【毎日王冠】あたりの競馬をみてみたい。2,3着は共に実力馬、これだけ走っても不思議ではないが、差してきて3着インティライミは少し秋が楽しみになった。 
 勝ったローゼンクロイツは、父SS、母がロゼカラー(父Shirley Heights)という血統。全姉にローズバド、叔父にロサード、そして今日一緒に走ったヴィータローザなどがいる。 ‘04年10月のデビューから2戦目で初勝利を挙げると、続く【京都2歳S】も制して2連勝。’05年【毎日杯】で重賞初制覇を果たした。その後も【神戸新聞杯】、【菊花賞】でディープインパクトの3着に入るなどクラシック戦線で活躍した。古馬となってからはしばらく勝ち星から遠ざかっていたが、今年3月の【中京記念】で1年11か月ぶりの勝利を飾っていた。通算成績18戦5勝(重賞3勝)。
 鞍上の藤岡佑介は、ナムラマースで制した【毎日杯】に続くJRA重賞制覇で今年3勝目、通算6勝目。管理する橋口調教師は、ローゼンクロイツで制した【中京記念】に続くJRA重賞制覇で今年2勝目、通算64勝目となった。
 では明日の予想。まずはなんと言っても【日本ダービー】。本命は先週書いたように15番フサイチホウオー。とにかく今年いちばん強いと思える馬。【皐月賞】でも強い競馬をしたし、3戦全勝の府中に替われば紛れはない。おまけに枠は7枠15番。8枠の馬がすべて前にいくため、外から被される心配もない。対抗は3頭。まずは皐月賞馬になったBT産駒は【日本ダービー】でも走るので17番ヴィクトリーが筆頭。前走がフロックのように見られる人もいるが、2角でハナを奪い、そのまま押し切る力は半端ではない。母父トニービンも魅力。次は11番ナムラマース。暮れの【ラジオN杯】では前出2頭に続き3着。力はあるが、前走で人気はガタ落ち、ここは狙って面白い。もう1頭はダンスインザダーク産駒の7番フィニステール。【青葉賞】では大きな不利がありながら3着。まともなら9番ヒラポクロイヤルを負かしていただろう。この4頭のボックスが本線で、馬券はこの4頭を1,2着付けで流してみたい。1番タスカータソルテ、14番アドマイヤオーラはダービー前のドタバタ劇でいらないとみる。また3番ウオッカもさすがに牡馬相手では・・・。大穴は逃げたときの16番アサクサキングス。そういえば明日は皇太子が来場されるという。ということはフサイチ“ホウオー”、アサクサ“キング”ス、ヒラボク“ロイヤル”のボックスも買っておきたい
 12R【目黒記念】は昨年の勝ち馬2番ポップロック。海外帰りとハンデで前日2番人気になっているが、昨年【有馬記念】では海外帰りで2着したし、ハンデも58.5㌔が堪えるとは思えない。心配は鞍上だけか・・・。相手は17,1番が本線。 中京10R【名古屋城S】5番ゲットアウトが面白そう。休み明けを苦にしないし、ここの持ち時計1分44秒8はいい時計だし、人気を考えたら今回が狙い目だ。 まぁ馬券が当たるかどうかはわからないが、とにかく【日本ダービー】出走馬には無事にゴールしてほしい。そして皆が感動するようないいレースを見せてほしい
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僕の情報源

2007-05-25 22:00:03 | Weblog
 僕は10年程前から酷い腰痛を持っている。実はこの腰痛、背骨が磨耗しており、手術でもしない限り治らないそうだ。まぁ僕の場合、スポーツ選手でもないので、普通の生活をしている分にはまったく支障がないが、立ちっぱなしのパーティやパソコンの前に何時間も座っていると、時々痛みが顔をだしてくる。腰痛を持っている方ならご存知だと思うが、酷い腰痛というものは歩けない、立っていられない、座っていられない、寝返りうてないなど“ない”ものづくしとなる。勿論、服の着替えなどできなくて、自分が情けないほどだ。一度でもそんな経験をすると、人間、さすがに予防という方法を覚えるだが、僕の場合、それが毎週のカイロプラクティック通いと水泳(腰に悪いバタフライ、平泳ぎはしない)になっている。それでなんとか腰痛を誤魔化しているというのが現状なのだが、ゴルフもできるようになった(5年ぐらいやっていなかった)のだから、少しは効果があるのだろう。
 そのカイロプラクティックだが、実は僕にとって重要な情報源となっている。というのも、僕が行くカイロプラティックには多くのコミックの単行本があり、その単行本がよくドラマ化(マンガとして放映)されるのである。僕は子供の時からコミックが好きで、以前田舎には多くのコミックを持っていた(ただ本人がいないのに本だけ置いているのも邪魔ということで、母の書道の教え子たちに差し上げた)のだが、そのコミック熱がそのカイロプラクティックに行くことによって再燃し、行く度にいろいろ読み漁っている。 そのコミックは『三国志』『あしたのジョー』から『どらえもん』『ガラスの仮面』など結構幅広いのだが、僕が現在読んでいるのが獣医マンガ『WILD LIFE』である。また以前から読んでいて今尚新しく発売されたら(そこに置かれたら)読んでいるものも数多い。2ヶ月ほど前に安田君が自分のブログで「TVドラマ『バンビーノ!』を観てマンガ喫茶に行った」と書いてあったが、僕の場合『バンビーノ!』は相当前からこのカイロプラクティックで読んでいたものだ。この他にも『海猿』『医龍』『ドラゴン桜』『ヒカルの碁』これはアニメ化)なども出会いはこのカイロプラクティック。そして現在放映されている『バンビーノ!』『生徒諸君!(教師編)』にしても・・・。まぁ現在これだけマンガからドラマ化されるものが多ければこのような現象は不思議ではないのだろうが、僕にとってはここ数年うちの奥さんに対して「このドラマはねぇ・・・」と少し優越感が保てるいい情報源となっている。それにしてもドラマ化されるマンガを購入している先見の目を持つ先生(ここには10人ぐらいの先生がいる)の臭覚に対抗できる競馬情報ってないものだろうか?
 では明日の予想。本番は明後日(【日本ダービー】)なので、明日はその資金稼ぎにしたいものだ。で、まずは中京で行われる【金鯱賞】。本命は3月の【中京記念】をレコードで圧勝した8番ローゼンクロイツでいいだろう。とにかく中京は得意で連をはずしていないし、ポン駆けも効く。相手は少し捻って7番マチカネオーラと3番タガノデンジャラス。前者は昨年の【中京記念】V馬だし、後者は中京競馬場の方が斬れる。アドマイヤメイン、インティライミ、スウィフトカレントの実力馬3頭に人気が行くなら、高配当も期待できる。他のレースからは東京11R【欅S】。本命は4番ボードスウィーパー。昨年11月の【霜月S】ではここ出走の1番オフィサー、12番トウショウギア、6番チョウカイロイヤルを切って捨てた。一時期調子落ちだったが、前走は切れ味が戻った。ここは府中替わりで狙い目だ。相手は1400m得意の13番トーセンブライト、この条件ベストの12番トウショウギア。ここに挙げた2レースが人気筋だったので、中京10R【白百合S】は大穴狙い。13番ゴールドキリシマで何とかならないだろうか。ここは豊騎乗の8番オースミダイドウもいるが、この馬は逃げなくても競馬ができる馬。豊の頭の中は後ろの馬で、前へ行くゴールドは無警戒。また10番コンティネントは逃げ馬だが距離に不安がある。ゴールド自身、京都、中京のように直線が平坦なら頑張れる馬で、石橋守が無心で乗れば・・・無理かな!?
 
明日は僕自身ゴルフにいくので、幸い余計なレースに手を出さなくて済む。ただそうであっても馬券の勝負に漫画の中のヒーローが現れても、これだけ負債を抱えているのだから、罰は当たらないと思っているのだが・・・
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競馬に勝って勝負に負けた!

2007-05-20 22:09:23 | 競馬回顧

今日行われた男子ゴルフ【マンシングウェアオープン】でなんと15歳の高校生アマチュア石川遼が優勝を飾った。日本ツアーで高校生が優勝するのは勿論初めてのことで、女子を含めても宮里藍の18歳を大きく破る記録達成となった。これは今まで天才ゴルファーと言われた多くの子供たちが、誰も出来なかったことで、一気に石川君は注目の的となる。それにしてあまりにも男子プロはだらしがないのではないだろうか。こんなことだから、視聴率も女子に負け、スポンサーも集まらないのだ。ただ来週からは石川君を試合にスポンサー推薦で出場させれば・・・。頑張れ!石川君、そしてその他のプロゴルファーたちよ!

 僕の競馬は相変わらず不調。男子プロ同様、石川君に肖りたいところである。今日も【オークス】だけは的中したものの、他のレースでの負債が大きく収支はマイナスとなってしまった。その競馬を振り返る。まずは東京で行われた【オークス】。勝ったのは福永騎乗の5番人気ローブデコルテ (牝3・松元茂厩舎)。中団の内々で折り合いに専念し、1番人気をマークする形で進んだ。直線に入り、一瞬前が壁になったが外に持ち出して伸び、先に抜け出した1番人気ベッラレイアをハナ差捕らえて優勝した(勝ちタイムの2分25秒3(良)は、’90年エイシンサニーの2分26秒1(良)を0.8秒上回る17年ぶりのレースレコードであった)。結果論からいうと、その壁で立て直すことが脚を残せた要因で、“新オークス男”福永が秋山より運が合ったということだろう。2着ベッラレイア騎乗の秋山は相手のことを考えず終始正攻法のレース運び。結果的には直線で早く先頭に立ちすぎたが、最後の最後まで長くいい脚を使ってみせた。競馬に勝って勝負に負けたという内容だった。それにしても秋山にとって惜しいレースであった。3着に入ったラブカーナは血統的にはいちばん【オークス】向きだった。レースも直線ではいい脚を使ったが、最後は伸びが止まった。多分このレースが3000mなら勝っていたのでは・・・。4着ミンティエアーも早め早めのレース。最後はキャリアの差か・・・。ただこの馬、秋にはこの中でいちばん強くなっている可能性がある。5着ピンクカメオには驚いた。いくら内を突いたとはいえ、ここまで走るとは・・・僕が思っている以上に強いのかもしれない。しかし僕はこの馬はスプリンターだと思っている。10着に敗れたザレマは外枠で気分良く行き過ぎた。豊の騎乗にも不満が残るが、あの馬体で距離も長かったのだろう。 

 勝ったローブデコルテは、父コジーン、母Color of Gold(父Seeking the Gold)という血統の米国産馬。従姉にスティルインラブ、従兄にビッグバイアモンがいる。コジーン産駒としてはアドマイヤコジーンによる’98年【朝日杯3歳S】、’02年【安田記念】に続くJRA・GⅠ・3勝目。JRA重賞は’02年【デイリー杯2歳S】のシルクブラボー以来約4年7か月ぶりの勝利となった。また外国産馬のクラシック勝利は史上初。今までは’02年【日本ダービー】でのシンボリクリスエスによる2着が最高であった。

 ローブデコルテは昨年7月のデビュー戦(函館・芝1800m)を制すと、続く【コスモス賞】でナムラマースの2着、【阪神JF】では4着だった。今年に入って1月の【紅梅S】で2勝目を挙げ、【チューリップ賞】5着、【桜花賞】4着からここに臨んでいた。通算成績8戦3勝(重賞1勝)。

 勝った福永祐一は’04年ダイワエルシエーロ、’05年シーザリオに続きオークス3勝目。現役では武豊騎手と並ぶ最多勝。昨年はフサイチパンドラで2着しており、4年連続の連対となった。JRA・GⅠは昨年の【エリザベス女王杯】のフサイチパンドラ以来の通算13勝目。JRA重賞は先週の【京王杯SC】のエイシンドーバーに続く2週連続の勝利で、今年2勝目、通算60勝目となった。

 管理する松元茂樹調教師は【オークス】初制覇。クラシックレースも初勝利となった。JRA・GⅠは’03年【NHKマイルC】のウインクリューガー以来約4年ぶり。他にビリーヴで勝った’02年【スプリンターズS】、’03年【高松宮記念】などがある。JRA重賞は’04年【京都ジャンプS】のクールジョイ以来約3年ぶりの勝利で通算23勝目。また’03年のオークス馬(牝馬三冠)・スティルインラブは実兄の松元省一調教師が管理しており、兄弟でのオークス制覇となった。

 馬主・前田幸治氏はビリーヴで勝った’02年【スプリンターズS】、’03年【高松宮記念】、ロジックで勝った’06年【NHKマイルC】に続くJRA・GⅠ4勝目。尚’03年牝馬3冠を制したスティルインラブも、前田氏が代表を務めるノースヒルズマネジメント名義で所有していた。
 一方、中京で行われた【東海S】は、武幸四郎騎乗の2番人気メイショウトウコン (牡5・安田伊佐夫厩舎)が後方追走から外に持ち出し、11番人気ワンダースピードに1/2馬身差をつけ差し切った。さらに1/2馬身差の3着に6番人気シャーベットトーンが入り、1番人気キクノアローは9着に敗れた。勝ったメイショウトウコンは前残りの展開を豪快に差したのだから、その強さにびっくり。まだ5歳馬、地方交流戦も含め、主軸になる馬の誕生だ。2着ワンダースピードも力が付いてきた。GⅡで別定57㌔でこの結果は立派である。僕が推したキングアローはなぜ敗れたのかわからない。
 勝ったメイショウトウコンは、父マヤノトップガン、母ルナースフィア(父ジェイドロバリー)という血統。’04年12月のデビューから初勝利を挙げるまで13戦を要したが、初ダート戦となった’06年8月の3歳上500万下で2勝目を挙げてから一変。今年1月の【平安S】で初重賞制覇を果たし、【フェブラリーS】11着、【アンタレスS】3着を経てここに臨んでいた。通算成績26戦6勝(重賞2勝)。
 鞍上の武幸四郎は今年の【青葉賞】のヒラボクロイヤルに続くJRA重賞制覇で今年3勝目、通算22勝目。管理する安田伊佐夫調教師はメイショウトウコンで制した今年の【平安S】以来のJRA重賞制覇で今年2勝目、通算で23勝目となった。
 来週はいよいよ【日本ダービー】。勝つのはフサイチホウオーだろう。【皐月賞】を終えた時点で決めていたので僕は余程のない限り本命にする予定。ただ相手は難解で今のところ、【青葉賞】勝ちのヒラボクロイヤル、【京都新聞杯】勝ちのタスカータソルテ、逃げ馬アサクサキングスなどを考えているが・・・。一週間ゆっくり考えます。
 今【シンガポール航空国際C】を観ていたのだが、勝春騎乗のシャドウゲイトが勝利し、コスモバルクが2着に入った。凄い!凄い!凄い!何が凄いって勝春が国際GⅠジョッキーになったこと。おめでとう!

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樫の女は?

2007-05-19 23:42:21 | 競馬予想
 今日は朝から踏んだり蹴ったり。気持ちがいいと思って自転車でゴルフ練習場に行ったら、帰りに豪雨に見舞われびしょ濡れ。おまけにその雨も30分後には上がるという始末だから自分ながら読みの悪さにガックリ。また競馬も同様。『赤本祭り』でエクウス渋谷に行き、パドックを観ていて中京メインでペールギュントからの3連単を買い足したら3着のヴリルが抜け、また新潟メインも3連複で2頭だけ流していなかった馬のうち1頭が3着に入って撃沈してしまった。選手に続き嫌な展開、明日はどうなるのだろうか?
 では明日の予想。まずは【オークス】。本命は先週、そして昨日書いたように初志貫徹で7番ベッラレイアにする。週の半ばでダンスインザダーク産駒の各馬に想いが動いたが、スローペースで流れると思われる今回のレースではあの末脚が100%発揮できると思ったので結局は1番人気だろうが、ベッラレイアを信じることにした。ダイワスカーレットの回避でマークされるが、直線外にさえだせば・・・。現にここで12番ラブカーナ、18番ザレマを中京で一蹴したし、普通に乗れば強い“樫の女”に輝く。相手はそのベッラレイアを前走苦しめた5番ミンティエアーと瞬発力のある2番ローブデコルテ、10番トウカイオスカー。
 
他のレースからは中京メイン【東海S】の5番キクノアロー。左回りの方がいいし、距離延長もいいだろう。58㌔、アンミツと不安はあるが、これで少しでも人気が下がるようであれば・・・。新潟メインに自信がないので東京9R【日吉特別】から1頭。休み明けだが、東京マイルなら動きが一変する8番ゲイリーリボルバーが面白そう。休み明けのため人気にはならない今回が狙い目。僕の中に幸はダート巧者のイメージが強い。
 【すみれS】で一目惚れしたベッラレイアで僕は勝負しますが、ここまでついていない僕なので、僕を信じない人はダンスインザダーク産駒のBOXがお勧め!
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面目躍如

2007-05-18 22:50:41 | お笑い
 5月14日に『太田プロ NEW WAVE LIVE』に行ってきた。勿論僕の目的はデンジャラスで、その他にもインジョン(インスタントジョンソン)や柳原可奈子のネタも楽しみにしていた。また今回はあまりお笑いライブを観たことがないという僕の兄貴分である方の息子(明大2年生)と僕の大親友の息子(帝京大1年生)を世間勉強の一環として連れていくことにした。
 PM6:30開演。この若者2人を会場の前の席に着かせ、僕はいつものように関係者が集まる後ろの席に着いて観劇。お客の入りは前回僕が来た時よりもやや少ないようであったが、会場を見渡すと”あの”ノッチの嫁の姿もあった。またライブが始まると、僕の席の近くにはスマイリーキクチや土田君が後輩のネタを見に来ていたので、軽く挨拶を交わした。マイナー編からライブ開始。”あいのり”の関塚裕二が登場し、ネタをやるがイマイチウケが悪い。その後、実力者のトップリード、ブラックパイナーSOS、ダーリンハニーもイマイチである。どうもお客の反応が重いようだ。悲惨だったのはゲストとしてやってきたプレコ(あ・うん所属)。可哀想だが、完璧に滑っていた。そして人力舎のルーシーを挟み、デンジャラスが登場する。さすがに実力があるだけに今までの出演者よりは笑いがあるが、それでも会場は重すぎる感じだ
「う~ん、どうしたのだろう」
観ていた僕でさえそう思ったのだから、出演者はもっとこの重さを感じているだろう。その後、のみくい処、火災報知機、カメレオンブラザース、柳原可奈子、360°モンキーズ、風藤松原、インスタントジョンソン、マシンガンズと続くも、結局この雰囲気を変えることができなかった。僕が楽しみにしていた柳原可奈子もインジョンも・・・。まぁその中でもいちばんウケていたのがベタな笑いの火災報知器であった(福島の農家ネタ)。
 そして最後に行われたゲームコーナーは出演者の一張羅ファッションチェック。このコーナーについてはいつもここで厳しいことを書く僕であるが、今回も僕にとってはどうでもいいものであった。そして何度も書くが、もっと単純に大喜利でいいのでは・・・
 が終わってからはデンジャラス、ノッチの嫁、そして僕たち3人で食事を兼ね、居酒屋で打ち上げ。大学生の2人は初めて接する芸能人に緊張気味である。なにかを注文するにもオドオドしている。そんな彼らをノッチの嫁がいろいろと母親のごとく世話をする。僕もノッチ夫妻も、もちろん安田君も子供がいない(たぶん)が、もし僕が普通に結婚していたら、またノッチ&安田君が早く結婚していたらこのくらいの子供がいてもおかしくない。そう考えると不思議な飲み会であった。また時を同じにして、同じ居酒屋で太田プロの新興派閥『スギ会』(インジョンのスギを中心に若手が集合。この日は土田君、山崎君、スマイリーも参加していた。どうも最近竜兵さんが気にしているらしい!?)が打ち上げをやっており、帰るときに挨拶(安田君もここからスギ会に合流)。そこで子供達は土田君やスギと写メールを撮って喜んでいた。正直ライブの方はイマイチだったものの、大学生2人にとってはとても楽しい夜になったようで、僕としても面目躍如を保った夜であった。デンジャラスを始め、ノッチの嫁、土田君、スギ・・・子供相手にどうもありがとうございました。
 では明日の予想。まずは東京11R【立夏S】は11番ルミナスポイントが面白そう。正直自信はいが、【フジビュースタンドS】を除外されてここまで待ち、鞍上も同じ横山典を確保関西馬でここまでのこだわりは勝負と見る。相手は素直に8,15番だろう。中京10R【昇龍S】は10番ホワイトメロディ。ダートで全く底を見せておらず小回りコースの方が安定感もありそう。相手は中京1700mと相性がいいBT産駒の5、15番。新潟からは大穴狙いで12Rの6番マイネルヴェステン。前走が転厩緒戦で悪くない走り、関東ではマイネル岡田総帥の信用が厚い稲葉厩舎で大幅な変わり身を期待。稲葉師も力の入るところだろう。
 
明後日行われる【オークス】はどうもベッラレイアが押し出された1番人気なりそう。僕はダイワスカーレット、ウオッカが出てきても勝負になると思っていただけに残念で仕方ない。おまけに1番人気になるとマークされやすく、秋山にもプレッシャーが掛かる。ベッラレイアを買おうと思っていた僕にとっては、ろくなことはないこの1週間。おまけにベッラレイアの馬体重の減少を防ぎたいと思っていたら、この1週間で2㌔も太ってしまった。僕の体重をなんとかベッラレイアに!!!
 尚、明日渋谷エクウスで須田鷹雄氏ら出演の『赤本祭り』が開催される。POGに興味の方はPM5:30開演ですので是非・・・僕も行く予定です
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二人目の女に・・・

2007-05-13 21:50:39 | 競馬回顧

 「差せ~!」
 【ヴィクトリアマイル】の直線、大声を出したが、僕の願いは届かなかった。ただその願いも先週同様、僕の本命に対する声援ではなく、僕が本命とは別に買ったデアリングハートに対してだった。
 その【ヴィクトリアマイル】を振り返る。勝ったのは松岡騎乗の12番人気コイウタ (牝4・奥平雅厩舎)。ペースは僕が予想したとおり落ち着いたものとなって、人気馬のカワカミプリンセス、スィープトウショウが直線外にコースを取る中、馬群の最内から伸びたのがコイウタだった。逃げた9番人気アサヒライジングに1/2馬身差をつけ、好騎乗の勝利。さらにハナ差の3着には僕が応援した8番人気デアリングハートが入り、逆に僕が本命にした3番人気ディアデラノビアは直線イマイチ弾けず6着。また2番人気のスイープトウショウは9着、1番人気カワカミプリンセスは10着に敗れた。
 勝ったコイウタは【桜花賞】3着の実績があり、【ダービー卿CT】では牡馬相手に2着していたのだから、よく考えたらこれだけ走っても不思議ではないのだが、あまりには実績馬が多く、人気の盲点になっていた。ただ今回に関しては一にも二にも松岡の思い切った好騎乗の賜物だと思う。ほぼ同じ位置にいたディデラノビアの岩田が進路を迷っていたところをズバッと内を付いたのだから、その判断は見事というしかない。アッパレ!である。 2着のアサヒライジングも実績(【アメリカンオークス】【秋華賞】2着)を考えると、これだけ走ってもおかしくない馬だが、終始マークされてのこの成績はさすがであった。この馬、重賞未勝利だが、GⅠでは3度目の2着、そして7回出走しているが、いずれも5着以内に好走している。それを考えるととても強い重賞未勝利牝馬である。3着のデアリングは僕がパドックでいちばんよく見えた馬だった。一瞬“嵌った”と思ったのだが、最後にきて決めての無さがでた(パドックでヒロシ氏が「3着までだろう」と言っていたが、その通りになった)。4着になった桜花賞馬キストゥヘヴンも良く走っている。やはりこの馬はマイルが合うのだろう。6着ディデラノビアはパドックからテンションが高く、直線ではその影響が出たのではないだろうか。また鞍上の岩田も迷いが出たレースで、どうも岩田は府中だと思い切りが少ないような気がする。スィープ&カワカミは展開が合わなかったことが第一の敗因だろうが、カワカミは出来もあまり良くないように見えた。残念ながら僕の馬券は紙屑として消え去ったが、展開的には読みが当たっていた。ただSS系よりSS産駒の方を上に採り上げたところに僕のミスがあった。またもうひとつ悔いが残ったのは“フジキセキ産駒は東京マイルは走る”ということを判っていながらコイウタをピックアップできなかった点。でもSS産駒これだけいればなぁ~。
 その勝ったコイウタは、父フジキセキ、母ヴァイオレットラブ(父ドクターデヴィアス)、伯母にビハインドザマスクがいる。フジキセキ産駒としてはカネヒキリによる’05年【JCダート】、’06年【フェブラリーS】に続きJRA・GⅠは3勝目。芝のGⅠ、牝馬による勝利は初となる(ちなみに、交流GⅠではカネヒキリが’05年【ジャパンダートダービー】、’05年【ダービーグランプリ】を、グレイスティアラが’05年【全日本2歳優駿】を制している)。コイウタは2歳時から重賞戦線で活躍を見せており、昨年の【クイーンC】で重賞初制覇。続く【桜花賞】でも3着に好走した。その後、【オークス】で競走中止、【秋華賞】も17着に大敗するなど勝ち星から遠ざかっていたが、9番人気で出走した【ダービー卿CT】で2着に好走してここに臨んでいた。通算成績16戦5勝(うち地方1戦0勝、重賞2勝)。
 勝った松岡はJRA・GⅠ初制覇。4月15日の【皐月賞】ではサンツェッペリンに騎乗し、ヴィクトリーからハナ差の惜しい2着であった。JRA重賞は【オーシャンS】のアイルラヴァゲインに続く今年3勝目、通算6勝目となった。
 また馬主は歌手の前川清(名義は前川企画)で、JRA・GⅠは初制覇。JRA重賞は’02年【東京オータムジャンプ】、’06年【クイーンC】のコイウタに続く通算3勝目となった(尚、このレースには俳優の小林薫所有のジョリーダンスも出走していたが5着に敗れている)。
 奥平雅士調教師は5度目の出走(全てコイウタ)にしてJRA・GⅠ初制覇。JRA重賞はコイウタで勝った’06年クイーンC以来の通算2勝目となった。
 尚、このコイウタの勝利によって昨年の勝ち馬ダンスインザムード(藤沢和厩舎)に続き、第1回から2年連続で関東馬の勝利となった。
  この【ヴィクトリアマイル】の馬券でもお分かりのように、今週はちょっとづつ狙いがずれていて、ことごとく負けてしまった。土日で負けた金額は先週ピンクカメオでお世話になった金額ほどである。一人目の女でいい思い出を貰い、二人目の女に一生懸命貢いだが、踏み倒されてしまった感じである
 来週は三人目“樫の女”が待っている。僕の本命は余程のことがない限り、ベッラレイラを本命にする予定。彼女は僕を裏切らないと思っているのだが・・・。 痩せてないことを祈る!!!

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府中でもカワカミKO!?

2007-05-12 22:24:48 | 競馬予想

 先週のツキがどこに行ってしまったのか、今日の競馬は酷かった。馬単で買った軸馬が3着になるわ、3連複の軸馬は着外に消え去った。特に唯一行われた重賞【京王杯スプリング】では本命に指名したピカレスコートが2番人気ながら最下位の18着に敗れたのだから、その運の無さは特筆ものである。その【京王杯スプリングC】を簡単に振り返る。勝ったのは福永騎乗の5番人気エイシンドーバー (牡5・小崎憲厩舎)。中団追走から直線で伸び、同じく外から伸びた9番人気シンボリエスケープをクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分20秒0のレコード。さらにクビ差の3着には昨年の覇者である3番人気オレハマッテルゼが入った。尚、1番人気のプリサイスマシーンは9着だった。勝ったエイシンはこれ以上ない出来であった。ただ今日が精一杯の作りで、距離も1400mが良く【安田記念】となると・・・。2着になったシンボリエスケープも東京1400mがいい馬。元々力がある馬で【安田記念】でも面白い存在ではあるが、やはり距離が・・・。3着オレハマッテルゼはチークピーシーズの効果があったようだ。マイルも決して不得意ではないが、【安田記念】となると・・・。つまりこの3頭【安田記念】ではあまり買いたくない感じがする。これって僕だけ!?
 勝ったエイシンドーバーは、父Victory Gallop、母エイシンジョージア(父Kris S.)という血統の米国産馬。これまで【小倉大賞典】2年連続2着など勝ち切れないレースが続いていたが、プリサイスマシーンと1着同着となった今年2月の【阪急杯】で念願の重賞勝ちを果たした。これが2月で引退した湯浅元調教師にとって現役最後の勝利となり、3月から現厩舎に転厩していた。通算成績19戦7勝(重賞2勝)。
 鞍上の福永は、フサイチリシャールで制した昨年の【阪神C】以来のJRA重賞制覇で通算59勝目。管理する小崎憲調教師は、今年3月の開業から2か月で早くも重賞初制覇となった。お見事!

 では明日の予想。まずは【ヴィクトリアマイル】。本命は2番ディアデラノビア。昨年のレースでもお分かりの通り、このレースはスタートからやんわりと流れ、直線でヨーイドンのレースになる可能性が大きい。そんなレースに強いのが昨年1~3着を独占したSS産駒である。そのSS産駒から同馬を選んだのは昨年は仕掛けミスでの3着だったこと。【京都牝馬S】と【阪神牝馬S】の実戦で岩田が馬の適正を手の内に入れた魅力があるからだ。その岩田は東京10R,12Rの騎乗をしないでこの一戦に賭けている。そんな人馬に次はない! ここは1着付けを多めに勝負したい。相手は普通に考えれば6番カワカミプリンセス、7番スィープトウショウなのだろうが、カワカミの牧場からガレて帰ってきたという情報は嫌で、その上、乗り替わり、初距離に不安を感じるし、スィープも前走は内強襲が嵌ったが、出遅れ癖は相変わらずでテンが早くならない展開では危険がある。よってこの2頭は押さえに回し、相手としては昨年同様SS産駒をピックアップする。まずは豊が騎乗してここまで人気が落ちればおいしい14番アドマイヤキッス。三冠全てで一番人気になった馬、一発があってもおかしくない。もう一頭は良馬場、東京になれば一変が考えられる16番デアリングハート。鞍上が先週ゴール寸前まで勝利を手にしていた藤田が今週に雪辱をかける。勿論、もう1頭のGⅠ馬である5番フサイチパンドラもSS産駒なので買おうと思っているが、この馬の場合母父Nueyevの影響か、レース振りがカワカミ&スィープに近いので狙いを下げる。ただ今日の競馬を見るとこの予想が外れる可能性が大きい。そーなると、僕の予想と全く逆馬券が当たるのかもしれない。それは6番カワカミ&7番スイープからの流し馬券。特にSS産駒とSS系を薄めで・・・嵌ると結構美味しい馬券に出会えるかも・・・(僕も買おうかな?)。
 他のレースからは京都11R【栗東S】の9番チョウカイロイヤル。1200mの距離がよく、ひと叩き効果があるはず。新潟11R【駿風S】は7番マリンフェスタ。前走はここへの完全な叩き台。新潟1000mがもっとも似合う馬で、この条件だとハナでなくても好勝負が出来る。馬主同様豪脚に期待だ!
 

 ちなみに先週紹介した亀谷氏も僕が観た記事ではカワカミ消しのSS産駒をとり上げていた。ただ軸が僕と違ってアドマイヤキッスの写真が入っていたから、これが本命なのであろう。皆さんにはこちらの方を勧めたほうが良さそうなので一応書いておきます。ただ僕が観た記事は2ヶ月ほど前の記事なので実際の本命は違うのかもしれないので、ご注意ください。 

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青い瞳のファーストレディ

2007-05-11 22:49:07 | Weblog

 フランス大統領選で当選したニコラ・サルコジ氏(52)だが、今秘かにサルコジ氏以上に注目を集めている人物がいる。それはサルコジ氏の妻セシリアさん(49)だ。セシリアさんはサルコジ氏が公私両面で頼りにする相手だそうだが、その一方で、奔放な行動をするとして何かと話題の的なのである。
 このセシリアさん、実はスペインの著名な作曲家イサーク・アルベニスのひ孫にあたり、モデルや元老院(上院)議員秘書を経てテレビ司会者と結婚、2女をもうけた。そして2男をもうけていたサルコジ夫妻と家族ぐるみの付き合いをしていたが、そのサルコジ氏と恋に落ち、双方離婚の末‘96年に再婚。その後、サルコジ氏はセシリアさんに様々な助言を求め、'02年内相に就任した際には内務省内に妻の席を設定、事実上の官房長の役割を担わせたほどである。
 ところが、このセシリアさん一筋縄でいく女性ではなかった。’05年になんと支持者である実業家とニューヨークに駆け落ちしてしまったのだ。当時、ルモンド紙によると、政敵ドビルパン首相から「妻を魅了できないで有権者を魅了できるのか」とからかわれ、サルコジ氏の荒れ様はひどかったという。翌年、夫妻はよりを戻した(よく戻るものである)が、以後同氏周辺でセシリアさんの話はタブーとなったという。
 セシリアさんの行動は今回の大統領選投開票日の6日も不可解だった。当日セシリアさんは朝から行方不明になっていたのである。投票所にも、当選を決めたサルコジ氏の演説会場にも姿をみせなかった彼女、ようやく深夜になり、マスコミの前に登場したものの、「ファーストレディーは真っ平」とか、「大統領の夫と離れて自立する」とか言っているらしいからその注目度は増すばかりだ。新日派のシラク大統領にくらべ、どちらかというと反日派に近いといわれている新大統領。日本がフランスと上手くやっていくには、とりあえずこのセシリアさんを親日派にした方が手っ取り早いかもしれない。セシリアさん、是非日本へ!!
 

では明日の予想。まずは東京で行われる【京王杯スプリングC】。本命は15番ピカレスクコート。東京2戦連対なしということでまだその力を信じられていない同馬だが、【ダービー卿CT】の勝利は文句なしのレース。レース終了後「今後が楽しみ」とこのコラムでも書いたように、まだ人気がない今回は絶好の狙い目。鞍上との相性もバッチリだし、1400mの距離も姉がヤマカツスズランだから問題ないだろう。相手は東京1400m2戦2勝の17番シンボリエスケープ、1400m芝の方が断然いい9番プレサイズマシーン。京都11R【高瀬川S】は4番ノーザンキッス。人気、実力ともは9番サンライズレクサスが断然だが、1200mならなんとか勝負になる。京都1200mは打ち枠の先行馬有利だ。新潟11R【赤倉特別】は6番パーフェクトジョイ。とにかく末脚の切れる馬。小柄な牝馬、53㌔、長い直線と買いたい材料が揃った。次が人気になるために休み明けの今回が絶好の狙い目だ。  

今週は【ヴィクトリアマイル】。実績ならカワカミプリンセスとスィープトウショウが断然だが、果たしてこの2頭で決まるのだろうか。先週の流れならこの2頭で落ち着きそうだし、昨年の流れならSS産駒が独占するかも・・・。皆さんのご注文はどっち?(古~い)

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亀谷様々!

2007-05-06 22:36:48 | 競馬回顧

 競馬ライター(評論家)亀谷敬正氏は田端さんや市丸さんと接点があるため、年に一、二度どこかの会でご一緒することがある(といっても、同じ空間で飲んでいるだけだが・・・)。その亀谷氏の予想に僕は以前から興味を持っている。というのも、主に血統を軸に予想している亀谷氏であるが、予想をするにあたってそのレース独自の分析が実に的を射ていることが多いからだ(外れるときも多いが・・・)。
 たとえば【皐月賞】では当日時計が遅い場合はフサイチホウオー1頭軸でノーザンダンサー系やヴィクトリー本線という予想がでていた。2着サンツェッペリンはニジンスキー系、つまりノーザンダンサー系である。これで3連複20万円である。またその前の【高松宮記念】ではマイルや中距離指向の馬、血統が走るとしてスズカフェニックス、ペールギュントをピックアップしていた。
 その亀谷氏が何かの雑誌で今日行われた【NHKマイルC】についてこんなことを書いていた。その内容は以下のとおり。『このレースはみなさん気付いてないようですけど、じつは桜花賞レベルが低いんですよ(笑)。距離は同じ1600mでも、明らかに消耗度が違う。だから同距離同コースの安田記念なんかに比べて、マイラーやスプリンターでもちゃっかり好走できてしまうんです。将来は高松宮記念路線にまっしぐらの馬だらけってこと(笑)。なので桜花賞からやってきた馬はそれだけでアドバンテージ。おまけに牝馬は牡馬に対して斤量が2㌔も軽いですから、この時期これもデカイ。』で本命に推してあるのがアストンマーチャンだったのだが、残念ながらアストンは回避だった。そして来たのが【桜花賞】から直行のピンクカメオ。血統はクロフネと同じフレンチデピュティで、母系はこの日マイルで来ていたロベルト系(この馬だけ)であった・・・・・。
 その【NHKマイルC】を振り返る。勝ったのは前述したとおり、“地方の雄”内田博騎乗の17番人気ピンクカメオ (牝3・国枝厩舎)。レースはヤヤ重の馬場を1000m58.5秒だから先行馬にとって苦しい流れとなった。それを後方から残り2ハロンで大外に持ち出して伸び、先に抜け出しを図った1番人気ローレルゲレイロを1/2馬身差交わして優勝した。勝さらに1/2馬身差の3着には最低人気のムラマサノヨートーが入り、3連単は9,739,870円の大波乱となった。勝ったピンクカメオは人気がないがゆえにできた後方一気。しかしその切れ味は今までにないもので正直驚きであった。人馬共に脱帽である。2着のローレルゲレイロはいちばんパドックで良く見えた。レースぶりも完璧で強い競馬であった。しかしこれで負けるのだから、“最強の1勝馬”たるところなのだろう。3着ムラマサノヨートーはなぜこんなに走ったのかわからない。馬場と展開がむいたのか、それとも2着馬と同じキングヘイローの血が騒いだのか・・・。また4着のシベリアンバードも同じく好走の要因がわからない。11着アサクサキングスは内枠が災いしたし、展開も向かなかった。12着オースミダイドウも展開が向かなかったこともあるが、落ち着きが無く出来もイマイチのように見えた。僕が本命に推したイクスキューズ(17着)は道中折り合いを欠きレースにならなかった。結果論だが【桜花賞】から直行の方が良かったのかもしれない。
 勝ったピンクカメオは、父フレンチデピュティ、母シルバーレーン(父Silver Hawk)、半兄にブラックホーク(父Nureyev)、叔父にホークスターがいる血統。フレンチデピュティ産駒としては’01年のクロフネに続くこのレース2勝目。JRA・GⅠは他にクロフネの【JCダート】があり、通算3勝目。尚、交流GⅠは’01年【JBCスプリント】のノボジャック、’06年【ジャパンダートダービー】のフレンドシップに勝っている。JRA重賞は5日の新潟大賞典のブライトトゥモローに続く2日連続の勝利で今年2勝目、通算10勝目となった。昨年7月に福島でデビュー勝ちを収めると、3戦目の【くるみ賞】で2勝目。続く【阪神JF】では8着に敗れたが、年明けの【菜の花賞】で3勝目を挙げた。今回が前走の【桜花賞】(14着)に続く3度目のGⅠ挑戦となり、初の重賞勝ちをGⅠ制覇で飾った。通算成績7戦4勝(重賞1勝)。
 鞍上の内田博幸はJRA・GⅠ初制覇。’05年【朝日杯FS】のスーパーホーネットで2着が1回あった。JRA重賞は昨年の【オーシャンS】のネイティヴハート以来の通算5勝目。内田博幸は大井・荒井隆厩舎所属。地方所属騎手がJRA・GⅠを勝ったのはメイセイオペラで’99年【フェブラリーS】を制した菅原勲(岩手)、デルタブルースで’04年【菊花賞】を制した岩田康誠(兵庫 ※現JRA)に続く3人目となった。国枝栄調教師はこのレース初制覇。JRA・GⅠはピンクカメオの半兄であるブラックホークによる’99年【スプリンターズS】、’01年【安田記念】に続く約6年ぶり3勝目。JRA重賞は今年の【AJCC】のマツリダゴッホ以来の今年2勝目、通算9勝目となった。 馬主の金子真人ホールディングスは、’01年クロフネ、’04年キングカメハメハに続く同レース3勝目。JRA・GⅠはなんと17勝目である(以前の「金子真人」名義を含む)。生産者の新冠・パカパカファームはJRA重賞初制覇。これまでは‘05年【デイリー杯2歳S】で2着だったダイアモンドヘッドが最高だった。 大荒れとなったこのレースだが、単勝配当7,600円は、’03年ウインクリューガーの2,600円を大幅に上回る同レース最高配当。複勝(18番ムラマサノヨートー)の3,900円、馬連30,800円、ワイド(14-18)58,890円、馬単85,620円、3連複1,221,770円、3連単9,739,870円も同レース最高配当となった。そして3連単の配当はJRA歴代4位、重賞レースとしては史上最高配当となった。僕はこのレース、亀谷さんの意見を加味してイクスキューズからの馬券と、なんとピンクカメオからの馬券を購入していた(【桜花賞】組ということで)。勿論、本線はイクスキューズ中心で、ピンクカメオ絡みの馬券は各100円しか買っていなかったが、それが馬単8万円もついてしまった。嬉しい誤算。重馬場、展開など偶然が重なっての結果だが、多分僕が亀谷氏のコラムを読んでいなかったら、いくら血統が合うとはいえ、ピンキカメオは買っていなかっただろう。亀谷様々である!

来週は【ヴィクトリアマイル】である。今年で2回目となるので、レースの特徴はいくら亀谷氏でもつかんでいないだろう。しかし、前に観たコラムでは確か「カワカミ弱流に消える!」と書いてあったと記憶している。そうカワカミプリンセスが消えるというのだ。皆さん信じられます?

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