人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

欲を言うと・・・

2006-10-29 22:20:28 | 競馬回顧
「差せ!」
「あ~あ、(脚色が)一緒になっちゃた」

【天皇賞・秋】の直線、久々に声を出して応援した僕であったが、その声はスウィフトカレントの勝利にまでは届かなかった・・・。
 今日の【天皇賞・秋】を振り返る。東京で行われた【天皇賞・秋】、勝ったのはインティライミの離れた2番手からレースを進めたアンカツ騎乗の4番人気ダイワメジャー (牡5・上原厩舎)が直線残り約300m地点で馬場の真ん中ほどを抜け出すと、内から追いすがる7番人気スウィフトカレントとの叩き合いを1/2馬身制した。勝ちタイムは1分58秒8。さらに3/4馬身差の3着は2番人気アドマイヤムーン。1番人気のスイープトウショウは5着、3番人気コスモバルクは4着に終わった。
 勝ったダイワメジャーはパドックでもいちばん良く見えた。レースはまるでハナを切っているような展開で、その陣形はラップが速くなったことで予想以上にタテ長になったが、これはダイワメジャーにとって最高の展開。鞍上も【毎日王冠】で持ち味を摑んでいたため、その【毎日王冠】どおりに早めの仕掛け、ライバル達の末脚を見事に封じ込めた。確かに展開に恵まれた勝利といえるが、気性の成長を育んだ厩舎関係者、そしてその馬の最高に強い競馬に流れを持っていった鞍上の手腕、すべてが組み合わせた勝利であった。2着スウィフトカレントは絶好のレースぶりを見せた。さすが横山典だが、直線ダイワメジャーの外に出せれば違った結果になったかも・・・。ただ良い脚を長く使っており、成長は著しい。自走は【JC】だろうが、2400mでも面白そう。3着のアドマイヤムーンは末恐ろしい。タテ長の展開は不向きだったが、そんな中鋭い脚を使って伸びてきた。瞬発力の勝負になっていたら別な結果になっていただろう。4着コスモバルクもバテずに伸びているが、直線少し外へ逃げ気味だった。結果論だが、ダイワメジャーの位置でレースを運んでいたら・・・。5着スイープトウショウはパドックではイマイチに見えた。レースもこれからというところでいつもの脚が使えなった。前走の反動だろうか。6着ダンスインザムードは勝ち馬をマークして失速。原因は分からないが、今の実力のような気がする。
 勝ったダイワメジャーは、父SS、母は重賞4勝のスカーレットブーケ(父NT)という血統。全姉にダイワルージュがいる’04年の【皐月賞】を10番人気で優勝した後は、のどの疾病が原因で精彩を欠いていたが、その後’05年【ダービー卿CT】、’06年【マイラーズC】を制覇。前走の【毎日王冠】も制してここに臨んでいた。通算成績19戦6勝(重賞5勝)。
 鞍上のアンカツは同馬で制した【毎日王冠】に続くJRA重賞制覇で今年7勝目(通算40勝)。JRAのGⅠは今年の【桜花賞】(キストゥヘヴン)に続く9勝目。管理する上原調教師は同馬で制した【毎日王冠】に続く今年のJRA重賞3勝目で、通算では12勝目となった。JRAGⅠは同馬で制した【皐月賞】以来2勝目となった。
 実はこの【天皇賞・秋】の1,2着馬は同じく千歳・社台ファーム生産のSS産駒。年齢も同じく5歳で、誕生日はなんと1日違い(ダイワ…01/4/8、スウィフト…01/4/9)である。また2着なった横山典は前週の【菊花賞】(ドリームパスポート)に続き、2週連続GⅠ・2着。天皇賞・秋は’90年メジロアルダン、’03年ツルマルボーイ、’05年ゼンノロブロイに続く2年連続4回目の2着である。本当に軸としては頼りになる騎手だ。
 今日【天皇賞・秋】の他に注目のレースがあった。4Rで行なわれた【2歳新馬戦】(芝1600m)である。このレース、注目はザサンデーフサイチであった。ダンスインザダーク×エアグルーヴという良血。’04年セレクトセールでは4億9000万円で落札された馬だ。しかし後方から直線馬群を割ったが伸びを欠き、2着にクビ差の3着に敗れたデビューを飾ることができなかった。これによってアドマイヤグルーヴ、イントゥザグルーヴ、サムライハートと続いていたエアグルーヴ産駒のデビュー勝ち記録は3頭で途切れたことになる。
 このレース、勝ったのは、内田博騎乗の3番人気ダイレクトキャッチ(牡2・上原厩舎)。好位追走から直線外に出し、4番人気キングリーウィークに1.1/4差をつけ差し切った。またシンボリクリスエスの半弟2番人気ピサノデイラニも逃げて6着に敗れた。
 勝ったダイレクトキャッチは父スペシャルウィーク、母はジェニーワイリーS(米G3)3着のレッドキャット(父Storm Cat)という血統。スペシャルウィーク×Storm Catという配合は【デイリー杯2歳S】を勝ったオースミダイドウと同じ。この血統は注目かも・・・。
 それから、先々が面白そうな馬を1頭紹介する。4Rの前に行なわれた3Rの新馬戦(1600mダート)に勝ったジャドール。フジキセキ産駒だが、強いのなんのって・・・。脚抜きがいいとはいえ、新馬戦で1分38秒2のレコードは速い。ひょっとしたらカネヒキリ並みに成長するかも・・・注目してみたい。
 今日の【天皇賞・秋】は複勝、馬単、3連複は的中したものの、単勝と3連単はハズレ。贅沢は言えないが、1着スウィフトだったら・・・、3着コスモバルクだったら・・・(3連複でスウィフト&コスモ軸を厚めに購入)大儲けだっただけに、素直に喜べなかった。そして久々のテレビ観戦での声だしはちょっと恥ずかしいものだった
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天皇賞は・・・

2006-10-28 23:06:21 | 競馬予想
 日本のプロ野球予想は全く当たらなかった僕だが、メジャーの方はプレーオフが始まった時点で優勝候補の本命に推したカージナルスが、途中リーグ優勝決定戦など苦戦したものの、底力を見せ優勝した。日本人で唯一Wシリーズに出場した田口も繋ぎ役として活躍(最終戦はスタメンで最後まで出場。リーグ優勝決定戦のメッツ戦では起死回生の同点ホームラン)。昨年の井口、そしてヤンキース時代の伊良部に続く、ワールドチャンピオンリングを手にすることになった。あっぱれ!カージナルス! そしておめでとう田口!
 まぁメジャーの予想は当たっても、苦戦続きなのが競馬。今日も重賞は全く掠らず終い。その重賞2レースを簡単に振り返る。まずは京都で行われた【スワンS】(GⅡ)は、松岡騎乗の14番人気プリサイスマシーン(牡7・萩原厩舎)が、好位追走から直線抜け出し、8番人気シンボリグランに1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分20秒3。さらに1/2馬身差の3着には2番人気アグネスラズベリが入り、3連単の配当は868,690円の波乱となった。また、僕が推奨した1番人気のオレハマッテルゼは直線伸びず5着に敗れた。
 勝ったプリサイスマシーンは、父マヤノトップガン、母ビーサイレント(父SS)という血統。’02年に川崎・山崎尋美厩舎からデビューし5連勝。その後中央に移籍し、’03年【中日新聞杯】(GⅢ)で重賞初制覇を果たした。’04年に同レース連覇を達成し、今回はそれ以来約1年10か月ぶりの勝利となった。通算成績31戦13勝(うち地方8戦5勝、重賞3勝)。
 鞍上の松岡は、ウイングランツで制した’05年【ダイヤモンドS】(GⅢ)以来のJRA重賞通算2勝目。管理する萩原調教師は’04年【中日新聞杯】以来のJRA重賞5勝目となった。
 また、東京で行われた【武蔵野S】(GⅢ)は、勝浦騎乗の2番人気シーキングザベスト(牡5・森厩舎)が先団追走から直線入り口付近で先頭に並びかけると、直線鋭く追い上げた6番人気サンライズバッカスに3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分35秒3。さらに1.1/4馬身差の3着には8番人気フィールドルージュが入り、圧倒的1番人気(単勝1.9倍)に支持されたフサイチリシャールは5着に敗れ、僕が狙ったトーセンブライト(4番人気)は直線全く藤田の鞭に反応せず9着に終わった。
 勝ったシーキングザベストは、父Seeking the Gold、母Mackie(父Summer Squall)という血統の愛国産馬。伯父に’93年【ケンタッキーダービー】を制したシーヒーロー がいる。’04年4月にデビュー。2戦して勝ち星を挙げられず、北海道・柳沢好美厩舎に転厩した。移籍初戦で初勝利を挙げると現厩舎に再転入。その後は条件戦で4連勝を飾るなど徐々に頭角を現した。近走は交流重賞で3戦連続の2着が続いており、今回が重賞初勝利となった。通算成績17戦8勝(うち地方3戦1勝、重賞1勝)。
 鞍上の勝浦は、キネティクスで制した先週の【富士S】に続く重賞勝利で、通算10勝目。管理する森調教師は、トーセンシャナオーで制した【セントライト記念】(GⅡ)に続く今年のJRA重賞5勝目で、通算では36勝目となった。
  では【天皇賞・秋】の予想。僕の中で本命が二転三転した。まずは歴史的女傑7番スィープトウショウにしようと思っていたが、前走のあまりにも鮮やかな勝ちっぷりが逆に嫌な気がするし、木曜日の競馬イベントであのTくみふじお君が本命にしたという話を聞いて、その意欲が薄れてきた。次に8番コスモバルクを考えた。日ハム優勝馬券として北海道の同馬はもってこい。44年ぶりのV、ヒルマン監督の背番号[44]から導かれる4枠だし、親王ご誕生のとき天皇陛下は札幌にご滞在されていたし・・・。実力にしても2000mは3勝2着1回のパーフェクト連対で気性的にも折り合いがつくようになった。しかしそんなに上手くいくものだろうか。確かに新庄劇場は漫画のような結末になったが、競馬まで・・・。で、僕が本命に白羽の矢を立てたのが、1枠アサクサデンエンの半弟である10番スイフトカレント。GⅠ初挑戦となるが、【小倉記念】での快走が忘れられない。勿論「格」というものも考えたが、ヘヴンリーロマンスが勝つレースである。そう深く考える必要はないだろう。鞍上には前走で感覚を掴んだ横山典と心強い。相手筆頭は前述のコスモだ。ちなみに枠の4-4は買っておく。他のレースからはトコトン穴狙いでいく。まずは東京9Rの2番セトノヒット。鞍上が佐藤哲ちゃんに戻って・・・。10Rは13番メジロハンター。ここ2走着順ほど負けていない。人気の盲点で・・・。12Rは5番ジュラナスリング。前走は鞍上が前に行き過ぎた。鞍上強化で・・・。京都9Rは1番メイショウゲンジ。今日の【スワンS】で激走したプレサイズマシーンと同じマヤノトップガン産駒。京都得意だし、休み明けの今回が狙いどころ。
誰か【天皇賞・秋】の“これ”という『親王馬券』教えて!!!!
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反省・・・日本シリーズ

2006-10-27 22:49:52 | 野球

 競馬も当たらなければ日本シリーズの勝敗予想も当たらない
 シリーズ前に僕は野球の質が違うとして、中日の4勝1敗と予想していたが、結果は全くその逆の1勝4敗となってしまった。そして同時に中日の優れていると思ったその質が短期決戦のものでなく、長いペナントシーズンでのものであったと日本シリーズを観ていて気づいた。例えばこうである。1勝で迎えた第2戦で井上に送りバントのサインを出して、失敗したシーンがあった。長いペナントシーズンではまだ井上に打順も回ってくるのでそんなに慌てる場面ではないが、そこは日本シリーズ。1点を取りに行くべきであそこは代打川相だっただろう。そして川相が送りバントを決めればチームが盛り上がったはずで、点数が入らなくても流れは中日だっただろう。そして切羽詰った第5戦でその井上に代打川相を出して送りバントをした。しかしあそこはダルビッシュにとって井上の方が嫌なバッター(第2戦は投手八木)なのだから、あの作戦はないだろう。まだ6回表の攻撃で川上の出来からすると、1点で逃げ切る流れではなかったからだ。第3戦目の初回の攻撃も中日らしくなかった。絶不調の荒木がクリーンヒットで出た後に、井端が初球を簡単にファーストファールフライ。結果的には荒木盗塁、福留タイムリーで1点は取ってこの攻撃が目立たなかったが、あれで粘っこく攻めてこそ中日である。うまくいけば大量点さえ考えられた。また第4戦目2回の攻撃でのアレックスの併殺もそうで、あそこは意地でも進塁打を打たせるべき。エンドランをかけるなり、セーフティーバンドをさせるなりするべきだろう。それでアレックスの気分を害するなら使わなければいいのだ(現に後半には代打をだしたのだから)。
 それから中日は短期決戦に向けての研究もなされていないような気がした。日本ハムがウッズには打たれるより四球、荒木、井端には右におっつけられないインコース攻めを多用した。また困った時には強気の攻めとシリーズならではの大胆な攻めをするのに対し、中日の野球はセギノール、小笠原には厳しい攻めはしたもの(結局は甘くなってうたれたが・・・)の、伏兵陣である森本、田中賢、稲葉にはそれがないで打たれていた。その原因は谷繁である。ではなぜベテランの谷繁がそうなったかと言うと、僕は第3戦の初回に谷繁が犯した野選がすべてだったような気がする。「あれは普通間に合いますよ」試合後、谷繁は口にした。つまりこれは森本の脚、ゲームが見えてない証拠である。日本シリーズでよく捕手の存在がピックアップされる。その良し悪しでシリーズを左右する。幸い日ハムは2人の先発捕手(鶴岡、高橋)に抑え捕手としてベテラン中島が控えていて、それほど大きな影響がないが、中日の場合、谷繁が狂えばすべてが狂ってくる。第4戦目に石井が稲葉に2点タイムリーを打たれた場面はアウトコースのスライダー一辺倒で、“らしくない”リードであったし、第5戦のスクイズ、田中賢の盗塁はあまりにも無警戒すぎだ。
 打撃陣が日ハム投手陣に対してもあまりにも工夫がなかった。多分日ハム投手陣は打てると舐めていたのではないだろうか(僕も思っていた)。ダルビッシュ、八木、マイケル、武田久、武田勝の軸になる投手を一人も攻略できなかった(第1戦もダルビッシュの自滅)。兎にも角にも、中日は“らしくない”野球をし、日本ハムは“らしい”野球をした結果がこうなったと思う。
 落合采配は選手の力量を信じきる采配である。だから負けた時にはベンチが悪いという。しかしただでさえ緊張する日本シリーズなど短期決戦の場合は、無理して指示を出した方が選手は上手く動けることが多い。広岡、野村、森、バレンタインはそのいい例だろう。でも落合という人間は選手時代からトータルで成績を残した選手である。その一瞬、一瞬で活躍するのでなく、トータルで三冠王を獲った選手であった。彼の日本シリーズでの采配を見てその性質はかわらないなぁと思った。この日本シリーズのMVPは稲葉が選ばれたが、僕は送りバントを6個決め試合の流れを持ってきた田中賢がMVPだと思う。そして中日のA級戦犯は打てなかった荒木、福留ら打撃陣よりも落合監督と守り負けのの原因を作った谷繁だと思う。まぁそれにしても新庄って凄い運を持っている選手だね。おめでとう!新庄!
 これで日本シリーズはパ・リーグ4連覇である。それもダイエー、西武、ロッテ、日本ハムと全く違う球団が日本一だ。この結果を見ると正直僕の贔屓目もあるが、今のプロ野球界はパ・リーグの方が上だといえるのではなかろうかと思う。監督の顔ぶれだけを見ても、ヤンキース時期監督候補で、来年のレンジャースの監督候補ヒルマン、メッツで世界一のバレンタイン、元エンゼルス監督のコリンズ、WBC世界一監督の王、名将野村、そして次期名将候補No.1の伊東と揃う。落合、原、岡田、古田、大矢、ブラウンと比べるとその手腕は違うような気がする。ただそれではプロ野球界は盛り上がらないので、これからはセ・リーグの奮起に期待したい。
 では明日の予想。まずは東京で行なわれる【武蔵野S】。本命は12番トーセンブライト。府中の1600mダートはBT産駒が狙い目。札幌以来となるが、府中のダート2勝と相性がよくここは人気にならない今回が面白い。同9R【河口湖特別】もBT産駒の9番サヨウナラ。距離はマイルの方がよく、牝馬限定戦なら格上。同8Rは1番メジロスカイレイ。池江寿厩舎が府中の2300mを狙って上京。ここは黙って買い。京都で行われる【スワンS】は5番オレハマッテルゼ。前走は馬体重減が敗因、関西圏に戻り体調が上向けば実力は最有力。京都1400芝外回りはSS産駒かフジキセキ産駒だ。京都12Rは10番メイショウヨシヒサ。昇級緒戦となるが、前走だけ走れば勝負にはなる。 
 
明後日行なわれる【天皇賞・秋】。日ハム馬券はたくさん考え付いたが、親王馬券はいまだ思いつかない。ただ今年は牝馬ではないような気がする。

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豊の外にノリ、そしてその外に幸四郎・・・

2006-10-22 21:34:08 | 競馬回顧

 ディープインパクトが来週の【天皇賞・秋】の出走を見送ると発表された。池江泰調教師によると、「ディープインパクトは天皇賞を目標としてきましたが、オーナーと協議した結果、帰国後日が浅いため、出走を見送ることにいたしました。次のレースに向けて、調整していきたいと思います」とのこと。こんなことなら、もう少し早く決断してほしかった。というのもディープが出走回避なら僕が今日本命にしたマルカシェンクは【菊花賞】でなく、【天皇賞・秋】に出走したはずで、そうなると今日の負けは・・・。ただ昨日は“ギャンブルの神様がお膳立てした”と書いたのだからこれこそ負け犬の遠吠えである
 その【菊花賞】を振り返る。勝ったのは後方からレースを進めた武幸四郎騎乗の8番人気ソングオブウインド(牡3・浅見厩舎)だった。レースはアドマイアヤメインの大逃げで始まった。3冠を目指すメイショウサムソンは好位を追走し、そのメイショウをマークするようにドリームパスポートが進む。中団にはフサイチジャンク、やや後ろの位置にマルカシェンク、そしてソングオブウインドは後方3番手を追走する。2週目4角でもアドマイヤメインと後続との差はかなりある。必死に粘るアドマイヤメイン、それに襲い掛かる2頭。それはメイショウサムソンではなく、ドリームパスポートとソングオブウインドであった。叩き合いの末、ソングオブウインドがドリームパスポートをクビ差制し優勝した。さらに1.3/4馬身差の3着に、ハイペースの大逃げで見せ場を作った3番人気アドマイヤメイン。3冠がかかったメイショウサムソンは4番手からレースを進めたが、直線伸びを欠き3着から2.1/2馬身差の4着に敗れた。1/2馬身差の5着に10番人気アクシオン、僕本命のマルカシェンクは7着、フサイチジャンクは15着に敗れた。尚、勝ちタイムは3分02秒7(良)のレコード。
 勝ったソングオブウインドだが、僕は一応マークをしていたが、その勝ちっぷりは僕の予想と全く違っていた。まさかあんな鬼脚を使うとは・・・。馬の強さ、距離適性もあったのだろうが、今回の勝利は鞍上の勝利と言っても過言ではないだろう。残り3ハロンの勝負と決めていた度胸の良さが光ったレースだった。このあとは【JC】か【有馬記念】に向かうのだろうが、ディープ&ハーツクライに海外の疲れがあるなら勝負になるだろう。今回の勝利、エルコンドルパサー産駒初のGⅠ制覇となった。【凱旋門賞】が騒がれた年に良い後継者出現でこれもひとつの競馬界の朗報だろう。
  2着となったドリームパスポートは勝負に勝ってレースに負けたレースだった。メイショウサムソンをマークし、逃げたアドマイヤメインをギリギリ追い出しを待ってラストスパート。しかし、もっと良い脚を使った馬が1頭・・・。レースぶりは完璧でさすが横山典だったが、昨年、今年と違う悔しさを味合うことになった。フジキセキ産駒の【菊花賞】2着は今後の馬券作戦の悩みになるかも・・・。3着アドマイヤメインも好走だろう。レコードを演出し、3着は立派である。血統的にはもっと短い方がいい。4着に敗れたメイショウサムソンは多少太い感じもあったが、あれが精一杯だろう。やはり3冠は至難の業ということだろう。ただオペラハウス産駒ということを考えれば、これからの成長も期待できそう。お疲れ!石橋守! 5着アクシオンはキャリアを考えればもっと強くなりそう。馬体も迫力ある。7着マルカシェンクはパドックを見ても出来は良かった。レースぶりもスタート直後掛かるところもあったが、それほどでもなかった。ということは、やはり距離と考えていいだろう。
 勝ったソングオブウインドは、父エルコンドルパサー、母メモリアルサマー(父SS)という血統。牝系は8月に急死したラインクラフト(‘05年【桜花賞】、【NHKマイルC】、アドマイヤマックス(‘05年【高松宮記念】)などが出たファンシミン系。今年1月にデビューし、5戦目で勝ち上がり。5月の【夏木立賞】で2勝目をあげると、続く【ラジオNIKKEI賞】でタマモサポートの2着。約2か月半ぶりの前走【神戸新聞杯】は勝ったドリームパスポートから0.1秒差の3着に入っていた。今回が重賞初勝利。通算成績10戦3勝(重賞1勝)。
 鞍上の武幸四郎は’05年【チューリップ賞】以来のJRA重賞勝ちで、通算18勝目。GⅠは’00年【秋華賞】(ティコティコタック)、’03年【NHKマイルC】(ウインクリューガー)に続く3勝目。管理する浅見調教師は今年の【函館2歳S】に続くJRA重賞13勝目で、GⅠは’98年【天皇賞・春】(メジロブライト)、’03年【阪神JF】(ヤマニンシュクル)に続く3勝目。同騎手、調教師ともにクラシックは初制覇となった。
 日本シリーズ第2戦は8回表を終わって日本ハムが3点リードしている。昨日野球の質が違うと書いたが、その中日に谷のエラーや井上の送りバント失敗などその質が低下。また落合采配にも疑問が・・・。これが日本シリーズの重圧なのかもしれない。僕の予想は中日だが、希望としては良い試合をずっとやってほしい。両チームとも頑張れ!!!

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SS産駒ラストイヤーで・・・

2006-10-21 22:27:02 | 競馬予想
 キ、キ、キ、キネティクス・・・。
 安田君が万馬券をHITした【富士S】。僕はキネティクスという馬が出ているのも気づかなかった。キネティクスが激走しなければ、14番人気のニューベリーが4着だっただけに・・・残念。ただ昨日の「レース分析」で井上オークスさんがキネティクスを本命にしていたというから僕の観る眼がなかったのだろう
 その【富士S】を振り返る。勝ったのは勝浦騎乗の16番人気(単勝75.2倍)キネティクス(牡7・新川厩舎)。好位追走から徐々に進出し、直線半ばで先頭に立つと外から襲い掛かる2番人気エアシェイディの追撃を1/2馬身抑えて快勝した。さらにクビ差の3着には1番人気スズカフェニックス。勝ったキネティクスは昨年3着だったとはいえ、勝ち方としては横綱相撲。こんなに強いのかと思うほどの勝ち方だった。それも府中の長い直線で人気の2頭を抑えきったのだから驚く。鞍上の勝浦もテレグノシスを降ろされた鬱憤を晴らした好騎乗であった
 勝ったキネティクスは、父フォーティナイナー、母インキュラブルロマンティック(父Stop the Music)という血統。これまで’04年【キャピタルS】に勝ち、’05年【東京新聞杯】2着、今年の【ダービー卿CT】3着などオープンでも活躍していたが、重賞は初勝利。前走にしてもダートだが、【シリウスS】で11番人気ながら3着に好走していた。通算成績37戦8勝(重賞1勝)。
 会心勝利の勝浦は、グラスボンバーで勝った昨年の【福島記念】以来、約1年ぶりの重賞制覇で通算9勝目。管理する新川調教師は、アラタマインディで勝った’02年【小倉記念】以来約4年ぶりの重賞制覇で通算8勝目となった。
 それからこれは結果だけ報告しておく。オーストラリアのコーフィールド競馬場で行われた【コーフィールドC】(豪G1・芝2400m)に、日本からデルタブルース、ポップロック(共に牡5・角居厩舎)の2頭が出走した。共に地元の騎手を騎乗させての挑戦だったが、N.ロウィラー騎乗のデルタブルースが道中中団前あたりから外目を渋太く伸び、僅差の3着となった。また日本でもお馴染みのD.オリヴァー騎乗のポップロックは7着に敗れた。
 勝ったのは、後方からレースを進め、直線で馬群を割って抜け出してきたD.ダン騎乗のトーキート 。2着にアクアダモーレが入った。勝ったトーキートは父Kingmambo、母Caerless(父Caerleon)という血統の米国産馬。この秋、英国から現厩舎に移籍し、前走のメトロポリタンH(豪G1・芝2400m)を制していた。尚、英国時代に、’05年【セントレジャー】(英G1)3着がある。G1は2勝目。
 では明日の予想、まずは【菊花賞】。「3冠馬」に12番メイショウサムソンが挑戦する。3冠の中で血統的にはいちばんこの距離が合う。しかし僕は過去6頭の「3冠馬」を考えると、どうもこの馬がその器にあるとは思えない。ではこの「3冠馬」を阻止するのはどの馬だろう。対戦成績五分の12番ドリームパスポートだろうか、【日本ダービー】でメイショウを苦しめた豊か騎乗の5番アドマイヤメインだろうか。また血統的に合うダンスインザダーク産駒の1番トーホウアランだろうが。僕はギャンブルの神様がここの出走を決めた7番マルカシェンクを本命にする。元々この馬は故障さえなければ、ほぼダービー馬になっていた馬。【京都2歳S】では前出のドリームを出遅れて子供扱いにした実績もある。距離は2000m~2400mがベストかもしれないが、このメンバーではパンとすれば力が2枚上。ミスターシービーもそうだったように距離を克服する。また今年はSS産駒のラストイヤーである。そのラストイヤーに牡牝合わせてSS産駒が1冠も獲れないというのも考えにくい(エルコンドルパサーもラストイヤーだが)。そしてメイショウの立場としていちばん負けて悔いが残らないのも同厩舎のマルカシェンクだろう。元々同厩舎のエースはこっちの方だったはずだ・・・。相手は12,13,10,1,2,14,18,5番と広く。他では京都9R11番ラッセルバローズ。同12R8番エアオーサム。東京9R10番エフセイコー、同11R8番キャピタルフライト。
 
日本シリーズ緒戦は中日が日ハムのミスにつけ込み、勝利した。勿論緒戦ということで、両チームに緊張があったが、やはり野球の質が中日の方が上のように思える。日ハムはよほどラッキーボーイが出てこない限り辛そうだ
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お笑いは奥深~い

2006-10-20 23:27:23 | お笑い
 月曜日に『太田プロNEW WAVEライブ』に出かけてきた
 デンジャラスがゲスト出演するためで、会場の新宿明治安田生命ホールに開演PM6:30の少し前に到着。いつもチケットは安田君に頼んでいるので受付でお金を払いチケットを手にするのだが、今回は取引先のお笑い好きな女の子とその妹、そして妹の友達の3人。それに会社の同僚と僕の親戚、そして僕の3人、計6人のチケットを頼んでいた。その受付に近づく。
「安田君で頼んでいる者ですが?」
「6人様皆さんお揃いですか?」
「いや、2人(同僚と親戚)は遅れてきます」
「御席は6人様ご一緒のところでいいですか?」
「3人だけ前の方で、残り3人は後ろの方にしてください」
「えっ?6人一緒にご用意できますよ」
「だからいいんです。3人が前で・・・」
不思議そうな顔をする女性。
そのやりとりをする傍ら、隣の女性に差し入れを渡す。
「これをデンジャラスに渡して!」
「いつもありがとうございます」
こちらのやりとりは実にスムーズである。
先の女性が座席表を指しながら言う。
「お席ここ6席があるんですが・・・」
「だから・・・。前の方って若い女性ばかりでしょ、つらいんですよ。そこに座っているのが・・・」
さすがにここまで言うと、その女性も納得してチケットを渡してくれたのだが、これって僕のわがまま? でも凄いんですよ、ライブの前の方って・・・。
 まぁどうにかこうにかチケットを受け取ると、今度は後ろから声がかかった。振り向くと“アノ”ノッチの嫁である。僕のやりとりを後ろでずっと聞いていたようだ。そしてこれは後で聞いた話だが、そのやりとりはお笑いライブに似合わない服装(スーツ姿)したおじさんが受付の女の子に絡んでいたような感じだったという
 こんなことがあって席に着く。ライブ開始である。まずは若手(カメレオンブラザース、360°モンキーズなど)を中心に3分間のネタが続く。ただいつもより会場の空気は重い。次にゲストコーナーがあり、原田16才、東京03、そしてデンジャラスの出演だ。原田16才が独特な世界を見せ、東京03が安定した笑いを提供する。そしてデンジャラスのネタ。“正直くだらない”でも面白いネタである。デンジャラスが得意としている合間での例え話もいい。しかし会場の反応はイマイチである。う~ん、難しい。来ている客が求めているものが違うのか。またひとつお笑いの奥深さを感じた瞬間だった。ただこのネタはまだまだ発展しそうな気がするので次の機会を期待したい。ゲストコーナーが終わると、インジョンや火災報知器、トップリードらのネタがあったのだが、面白かったのはインジョン、火災報知器と柳原だった。ただ全体的に前回のライブに比べ低調だったような気がする。
 そしていちばん酷かったのが、最後のゲームコーナー。何人かにパンダ、シマウマ、ヘリコプター、ミッキーマウスをスケッチブックに書かせ、下手さを笑おうというものだが、その段取りがグタグタ。MCは風藤松原だったのだが、その仕切りも段取りも中学の文化祭なみ。また席が後ろだったため、皆が書く絵が見えないし、正解の写真もみえない(まぁこれは後ろに座った僕が悪いのだが・・・)。中でも僕が酷いと思ったのは、アシスタントが「正解はこっち」とミッキーマウスのときに写真を出したとき。ミッキーマウスぐらい写真ではなく絵を出すべき。元々は絵が先なのだから・・・。とにかくこの箱(会場)では企画倒れの企画であった
 ライブが終わると、僕たち5人(親戚が帰り)にデンジャラスの2人、そしてノッチの嫁の8人で食事した。そこで驚きがあった。取引先の女の子が連れてきた妹とその友人がとても凄いお笑いマニアだったのである。どのくらいマニアかというと、僕が今秘かに好んでいる『あうん』のWコロンのことを知っており、前日(15日)はM1の一次予選も観にいっていたというのだ。そして彼女らイチオシが『素敵なサムスィング』という事務所のポケットパラダイスというコンビだという。僕も結構お笑いの世界には詳しいつもりだったが、このコンビは勿論、事務所も知らなかった。僕が応援している山崎末吉もM1の一次試験をクリアしたが、そのポケットパラダイスも通ったらしい。果たしてどういうコンビなのか興味津々である。お笑いの世界、別な意味で深いものである。
 では明日の予想。まずは府中で行なわれる【富士S】。府中のマイルはSS産駒の信頼が高いが、回収率的にはフジキセキ産駒が面白い。よって本命は17番ニューベリー。8歳馬だが、前走を見る限りまだ衰えはない。好位で追走できれば・・・。東京12Rはダート戻りでBT産駒9番モエレアドミラル。小島太厩舎はダート1600m1勝、2着1回のカタナを日曜の【錦秋特別】に登録し、ここにモエレを出走。嫌なのは鞍上だけだ。京都9R【愛宕特別】は2番ウインリゲル。京都1800mダートは内枠の先行馬。ここはハナも切れるメンバーで穴狙いといく。10R【久多特別】は6番ラビットオレンジ。京都マイル外回りは母父SSの回収率がいい。距離は短いと思うが、外回りなら・・・。明日から始まる福島では超大穴狙いで12R【会津特別】は2番ニシノピクチャーでなんとかならないか。福島1200mも内枠の先行馬有利、前走も着差ほど時計は負けていない。
 
明日から【日本シリーズ】が始まる。僕は投手力の差で中日が勝つと思っている。4勝3敗の方が盛り上がるが、意外と4勝1敗あたりで決まりそうな気がする。MVPは井端、岩瀬か・・・。今日久しぶりに大井競馬をやった。すると10R中8Rが当たり、最終レースでは3連複2万馬券、3連単10万馬券が的中した。これは珍しいこと。この勢いで今週いければ・・・
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推奨全敗!

2006-10-15 22:24:48 | 競馬回顧
 昨日の推奨とは大違い。
 今日の推奨は全く馬券に絡むことがなかった(全く用なしの6,7,7,5,16着)。たった一日でこの違いはないだろう。ただ(推奨ではないが)京都9R【壬生特別】で辛うじて万馬券(3連複)が的中したのだけが救いだった
 では今日の競馬を振り返る。まずは京都競馬場で行われたGⅠ【秋華賞】。勝ったのは、ハイペースの中団を進んだ本田騎乗の2番人気カワカミプリンセス(牝3・西浦厩舎)。先に抜け出した5番人気アサヒライジングを1/2馬身差交わし優勝した。1.1/4馬身差の3着に4番人気フサイチパンドラ。勝ちタイムは1分58秒2。1番人気アドマイヤキッスは末脚届かず1/2馬身差の4着、僕が本命に推したキストゥヘヴンは直線伸びず6着となった。終わってみれば、能力が違うといった感じであったカワカミプリンセス。ローテーションは【オークス】後すでに決めていたとはいえ、パドックではやはり太めに見えた。4角でも手応えが悪く、一瞬「やっぱりか」と思ったが、それでいての勝利はただひと言“強い!”。【エリザベス女王杯】【有馬記念】が楽しみだ。2着のアサヒライジングも秋緒戦。パドックではうるさいところを見せていたが、理想的な展開となった。直線柴田善も「やった!」と思ったことだろう。それだけにカワカミプリンセスの強さが目立ったということか・・・。3着フサイチパンドラも良く走っているが。前2頭とは差がありそうだ。4着に敗れたアドマイヤキッスはパドックで最もよく見えた1頭。直線でもっと弾けるかと思ったが、勝負がついたところでやっと伸びてきただけだった。原因はわからないが、このくらいの実力なのかもしれない。僕が本命に推した6着キストゥヘヴンはレース中気負っているのをアンカツが騙し騙し乗っていたが、そのせいか直線思ったほど伸びなかった。ただ伸びても前2頭には勝てなかっただろう。
 勝ったカワカミプリンセスは、父キングヘイロー、母はタカノセクレタリー(父Seattle Slew)という血統。’06年2月にデビューし、無傷の4連勝で【オークス】を制覇、49年ぶりの無敗のオークス馬に輝いた。今回はオークス以来約5か月ぶりの出走。通算成績5戦5勝(重賞2勝)。
 鞍上の本田、管理する西浦調教師ともに、’01年のテイエムオーシャン以来の同レース2勝目。本田は今年の【オークス】に続く重賞勝ちで、通算27勝目。GⅠは6勝目となった。西浦師も【オークス】以来の重賞勝ちで通算13勝目。GⅠは5勝目となった。
 無敗の【秋華賞】制覇は’02年のファインモーション以来2頭目。【オークス】、【秋華賞】の2冠を達成したのは、’97年メジロドーベル、’03年スティルインラブ(三冠馬)に続く3頭目となった。ちなみに【桜花賞】と【秋華賞】の2冠を達成したのは’98年ファレノプシス、’01年テイエムオーシャンがいる。
 東京競馬場で行われた【府中牝馬S】は、後藤騎乗の2番人気デアリングハート(牝4・藤原英厩舎)が、2番手追走から直線で先頭に立つと、外から襲いかかる4番人気サンレイジャスパーの追撃をクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分47秒5。さらにハナ差の3着には1番人気ディアデラノビアが入り、僕が本命に推したヤマニンシェクルは全く直線伸びず7着に敗れた。レースは1000m60秒9という超スロー。この流れに乗ったのがデアリングハートであった。もしマドモアゼルドパリが出走していたらペースも変わりどうなっていたかわからないが、自分の競馬に徹した勝利であろう。2着サンレイジャスパーは長くいい脚を使っていた。軽量とはいえ、【新潟記念】で牡馬相手に善戦したのはマグレではなく力をつけている証だったようだ。これからが楽しみな1頭だ。ディデラノビアはサンレイジャスパーと共に追い上げてきたが、前が開くまで少し戸惑った。テン乗りの北村宏も良く乗っていたと思うが、岩田であれば勝っていたかもしれない。力はある! ヤマニンシェクルは位置取りが後ろすぎで、展開が向かなかった。またスタミナ勝負が合う馬でヨーイドンのレースは・・・。そして府中も・・・!? 
 勝ったデアリングハートは、父SS、母デアリングダンジグ(父Danzig)という血統。’05年【桜花賞】3着、【NHKマイルC】2着など、3歳春のGⅠ戦線で好走した。その後は苦戦が続いていたが、前走の’06年【クイーンS】で重賞初勝利を飾り、今回の勝利で重賞連勝となった。通算成績16戦3勝(重賞2勝)。
 鞍上の後藤は、ステキシンスケクンで制した【京成杯AH】に続く今年のJRA重賞4勝目で、通算では35勝目。管理する藤原英調教師は【クイーンS】に続く今年のJRA重賞4勝目で、通算9勝目となった。
 来週は【菊花賞】が行なわれる。メイショウサムソンが3冠に挑戦するが、その他にもドリームパスポート、マルカシェンク、フサイチジャンク、アドマイヤメインらが立ちはだかる。その【菊花賞】を前に明日は安田君の大苦戦したネタを見に行く予定。その模様は来週報告しますので楽しみに!!!
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推奨4発当たったどー!!!

2006-10-14 23:12:21 | 競馬予想
 安田君が今日東京競馬場でイベントをやったらしい。
 残念ながら僕は行けなかったが、それなりに盛り上がったとのことでなによりである。そんな今日の僕の推奨は5戦中4戦で馬券になった。ただその4レースがすべて安い配当だったため、収支はマイナス、虚しい一日であった。
 今日行なわれた重賞【デイリー杯2歳S】を振り返る。このレースを勝ったのは武豊騎乗の圧倒的1番人気(単勝130円)オースミダイドウ(牡2・中尾正厩舎)。過去2戦とは違って今回は抑える競馬。道中は口を割る場面もあり、進路が狭まるなど厳しい競馬となったが、前が開いて追い出されると鋭く伸びて差し切り勝ちを収めた。1/2馬身差の2着に内を突いた2番人気ローレルゲレイロ、さらにアタマ差の3着には5番人気マルカハンニバルが入った。この勝利により2歳馬クラシック路線で一歩前に出たと言っていいだろう。
 勝ったオースミダイドウは、父スペシャルウィーク、母はストームティグレス(父Storm Cat)という血統。5馬身差で圧勝した6月の【新馬戦】(京都芝1200m)、前走の【野路菊S】(オープン・芝1800m)に続き無敗での重賞制覇となった。通算成績3戦3勝(重賞1勝)。
 鞍上の武豊はアドマイヤキッスで勝った【ローズS】に続くJRA重賞勝ちで今年15勝目。通算では232勝目。管理する中尾正調教師はオースミコスモで勝った’04年【福島牝馬S】以来約2年半ぶりの重賞勝ちで、通算24勝目となった。

 では明日の予想。まずは秋のGⅠ第2戦目【秋華賞】。迷いに迷って本命は1番キストゥヘブン。オークス6着は距離の問題とアンカツが口にしているが、【桜花賞】までの押せ押せのローテーションの反動もあったのではないか。それで0.7秒差なら上出来だろう。前走の【セントライト記念】も牡馬相手の前残りのレースで0.4差は上出来。最内枠が脚質的に不安だが、そこはアンカツの腕を信じる。相手は2、5,9,12番だが、穴として13,18番も・・・。同12R【天王山特別】は1番マルカシリウス。京都1200mダートは断然内枠有利。血統的にはフジキセキ、アフリートが有望で何頭か迷ったが、いちばん替わり身がありそうな馬ということで狙ってみる。 府中からは11R【府中牝馬S】。ここは8番ディアデラノビアが人気となるだろうが、4番ヤマニンシェクル本命。とにかく1800m芝は得意(3,1,2,0)で、【中山牝馬S】では前出のディアデラノビアを負かしている。府中に実績はないが、太目残りだったりで、決して苦手ではないと思っている。相手は3,8,16番。9R【山中湖特別】は10番カームブレイカー。前走は苦手の中山で好走、東京替わりでここは狙い目だ。12Rは1番アナナス。何回も書くが府中の1300mダートは内枠有利。東京のダート替わりで狙い撃ちだ。
 女心と秋の空。明日は僕に微笑んでくれるだろうか!?
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セ・リーグ回顧

2006-10-13 23:34:20 | 野球
 日本シリーズ進出チームが決まった。
 セ・リーグが中日で、パ・リーグが日本ハムである。パ・リーグについては先日回顧したので、今日は簡単にセ・リーグについて回顧する。
 シーズン前から、僕は中日が1枚も2枚も上と思っており、優勝の本命に挙げていた。そしてその通り交流戦終了までは楽勝ムードで8月12日は早くもマジック40が点灯した。だが、ここからが試練であった。阪神が9月になって球史に残る追い上げを魅せたからである。そしてようやくゴールが見えたのは9月30日の山本昌の快投(8回1失点)であった。中日優勝の原動力はなんといっても万全な投手力を含むディフェンス力だろう。川上、山本昌、朝倉、中田、佐藤充、マルティネスの先発陣に岡本、平井、久本、デニーらの中継ぎ陣、そして2年連続の40セーブの岩瀬と否の打ち所がない投手陣と谷繁、荒木、井端、福留の揺るぎのないセンターラインは球界一だ。打線にしても荒木、井端、福留、ウッズ、森野、アレックス、井上、谷繁と揃い、控えも現役最高安打数の立浪、渡辺、川相、英智、上田など充実している。そして指揮するのは意志の硬い落合監督である。選手を信じ、頑なに悪者となっても優勝を目指したあの精神力は凄い。はっきり言ってなるべくしてなった優勝だろう
 2位の阪神を僕はシーズン前3位に予想していた。その要因はJFK、特に久保田が今年は苦戦すると見たからである。しかし予想以上に先発で福原、抑えで藤川が頑張った。また打撃陣では今岡の穴を浜中、関本が良く埋めた。もう少し赤星が打ち、走れていたら・・・。大健闘の2位だ
 3位ヤクルトも良くやったと思う。今年はいかに古田が監督業に専念できるかが鍵だったが、見事に専念した。僕はもう少しディフェンスのチームを作ると思っていたのだが、予想に反し、新しい打撃陣を作った古田野球は少し驚きだった。ただ来年は岩村が・・・
 4位巨人には僕はシーズン前、2位と予想していた。そこでも、鍵は豊田が打たれ李が抑えられる交流戦が鍵と書いたが、豊田はその通りとなった。そして李は孤軍奮闘で頑張ったものの、交流戦は予想通りガタガタと成績が落ち込んでいった。原因は怪我人の多さがいちばんだったが、この球団の悪いところはオリックス同様将来のビジョンのないところである(後半戦少し見えたが・・・)。いい選手がたくさんいるのだから・・・
 5位の広島はとりあえずブラウン野球の腕試しのシーズン。日本ハムのヒルマン監督が変わったように来年は面白そうである。東出、梵の二遊間が確立し、天才前田が完全復活、新井も4番として貫禄がでてきた。ただ来年エース黒田のFAが・・・
 6位横浜は期待はずれであった。三浦、門倉、吉見、土肥ら先発陣すべてがイマイチで、川村、加藤、木塚ら中継ぎも信頼できるに至るまでいかなかった。打撃陣は多村の離脱は大きかったが、村田、吉村など軸が育ってきただけに投手陣の踏ん張りがきかなかったのが痛かった。来年は大矢新体制になるようだが、投手陣さえ整備できれば面白いだろう
 それにしても中日は強かった(阪神も・・・)。関係者には心からおめでとうと言いたい。そして日本シリーズは守り勝ちしたほうが勝つだろう。僕は中日かな!?
 明日の予想。まずは府中のアサイチレースからの運試し。東京1Rの4番ニシノテンカ。半兄に【北海道2歳優駿】2着のニシノアレックス(父SS)。父がBTの替わりダートで一変の可能性がある。そのBTは府中1400ダートが合う。同6Rは5番バンダムハリアー。先週も書いたが府中1300ダートは内枠有利。そしてバクシンオー産駒の馬が良績を挙げている。府中は初めてだが、それで人気が下がるなら・・・。同10R【サフラン賞】は12番シャルロットノアル。府中1400芝はSS産駒かフジキセキ産駒。ここは2歳馬、SS産駒がいなければ・・・。緒戦の強さは目立ったし、鞍上が牝馬に乗せたら関東NO.1(小島茂調教師曰く)の吉田豊なら面白い。 京都では11R【デイリー2歳S】は4番オースミダイドウ。人気だが、2戦を見る限り来年のクラシック有力候補の一頭。このメンバーならなんとかなるだろう。同12Rは1番シールビーバック。京都1400ダートはフジキセキ産駒が面白い。前走1700芝から1400ダートに替わった今回が狙い目だ。
 
今週土日はパ・リーグのプレーオフを楽しみにしていた。きっと博多に行くと思っていたからである。しかし・・・残る楽しみは【秋華賞】だけだ。
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GⅠ馬復活!

2006-10-08 22:08:59 | 競馬回顧

  メジャーのプレーオフはアスレチックス、タイガース、メッツがリーグ優勝決定戦に進出が決まり、残った1枠にはカージナルスが王手を掛けている。日本人選手で残っているのも田口ひとりとなった。一応、僕はカージナルスを優勝候補に挙げているので、是非最後まで頑張ってほしいものだ
 一方、日本のパ・リーグプレーオフソフトバンクが松中の活躍で1勝1敗のタイとなった。昨日両チームに無死一、二塁の明暗について触れたが、今日は二・三塁の攻防が試合の流れに大きな鍵となった。まずはソフトバンク、四回表1点ビハインドで迎えた二死二・三塁、打者はズレーター。ここで西武の先発松永はズレーターを四球で歩かせ満塁策を採った。次の打者がカブレラだから充分に考えられる作戦だが、マウンドの上にいるのは新人投手である。その結果、際どいところがはずれ、カブレラに押し出しを与えた。そして続く仲澤には走者一掃のタイムリーを打たれてしまった。ズレーターの四球がなければ・・・。これに対し、西武は5回裏2対4の2点ビハインドで一死二・三塁のチャンスを迎えた。打者は1回にホームランを打っている中島。ここでソフトバンクは先発の和田を諦め、2番手に新人柳瀬を上げる。ボールカウントはツーボール。一塁が空いていて塁を埋めたいところだが、ソフトバンクはそのまま勝負を選択した。結果犠牲フライを打たれ1点を失ったが、その回はこれで逃げ切った。もし満塁策を取っていたなら・・・正直結果はわからないが、僕はこの選択が今日の試合の命運を分けたと思う。いよいよ明日が第3戦目、先発は西武・西口VS.ソフトバンク寺原らしいが、いったいどんな闘いになるだろう。楽しみである(残念ながらゴルフで観られないが・・・)
 では今日の競馬を振り返る。まずは東京で行われた【毎日王冠】。勝ったのは僕が本命視したアンカツ騎乗の3番人気ダイワメジャー(牡5・上原厩舎)が、2番手追走から直線入り口で先頭に並びかけ、中団から追い上げた2番人気ダンスインザムードとの叩き合いをクビ差制して優勝した。勝ちタイムは1分45秒5。さらに1.1/4馬身差の3着には9番人気ローエングリンが入った。勝ったダイワメジャーは今までタメて切れ味不足で敗れていたが、今日に限っては積極策。一度はダンスインザムードに交わされたが、ゴール前差し返す。これがダイワメジャーの持ち味だろう。それを最大限に生かしたアンカツの好騎乗であった(出来、枠も良かった)。2着ダンスインザムードは年齢を重ね落ち着きがでてきた。好位で折り合えばこのくらいは走る。休み明けの分最後は苦しくなったが、【天皇賞・秋】に向けていい試走となった。3着に入ったローエングリンはここに来て、目を見張るようなレース内容の進歩である。今日も4角から脚を使っての3着は立派。今後も面白い存在となりそうだ。4着マルカシェンクはさすがダービー馬候補になっていた馬だ。古馬相手に出遅れてこの成績は大したもの。元々期待が大きかった馬である。GⅠ戦線でも侮れない1頭だ。1番人気のアサクサデンエンはどうしたのだろう。早めの競馬で最内をついたが、直線失速してしまった。【天皇賞・秋】でも有力馬の1頭だが、ちょっと気がかりである。
 勝ったダイワメジャーは、父SS、母はスカーレットブーケ(父NT)という血統。全姉にダイワルージュがいる。‘04年の【皐月賞】を10番人気で優勝した後は、のどの疾病が原因で精彩を欠いていたが、患部手術後の初戦となった’05年【ダービー卿CT】で重賞2勝目を飾った。その後は、【関屋記念】2着、【マイルCS】2着、’06年【マイラーズC】1着など、マイル戦を中心に好走。前走の【宝塚記念】(GI)はディープインパクトの4着に敗れていた。
  鞍上のアンカツはゴールドアグリで制した【新潟2歳S】に続くJRA重賞制覇で今年6勝目(通算39勝)。管理する上原調教師はダイワメジャーで制した【マイラーズC】に続く今年のJRA重賞2勝目で、通算では11勝目となった.

また京都で行われた【京都大賞典】だが、池添騎乗の2番人気スイープトウショウ(牝5・鶴留厩舎)が中団追走から、直線内をつき抜け出すと追い込んできた7番人気ファストタテヤマに3/4馬身差をつけて優勝した。さらにクビ差の3着には5番人気トウショウナイトが入った。なお、1番人気に支持されたインティライミは7着に敗れた。ペースは意表をついたローゼンクロイツの逃げで超スロー。そして最後は究極の瞬発力勝負となった。勝ったスイープトウショウは池添がインコースでなだめ、直線でもワンテンポ遅らせてのゴーサイン。そしてあっという間に抜け出してきたのだが、「強い!」のひと言。僕は次走が狙いと思い軽視してしまったが、あそこまで落ち着いているとなれば間違いなくこの秋は主役の1頭だろう。2着ファストタテヤマもさすがに京都は走る。直線では内にささり、外にもたれてこの成績だから、真っ直ぐ走ったら・・・。3着トウショウナイトは実力をつけてきた。4角でやや不利があって惜しいレースであったが、この先も長丁場なら手堅く走りそう。1番人気のインティライミはどうしたのだろう。絶好の位置だと思ったのだが、直線全く伸びなかった。展開なのか、調子なのか、鞍上なのか・・・関係者のコメントをみてみたい。
 勝ったスイープトウショウは父エンドスウィープ、母タバサトウショウ(父ダンシングブレーヴ)という血統。3歳時は、【桜花賞】5着、【オークス】2着と惜敗が続いたが、【秋華賞】でGI初制覇。昨年は【宝塚記念】、【エリザベス女王杯】とGⅠ・2勝を挙げている。今年に入ってから骨折が判明し、春シーズンを全休。このレースは約11か月ぶりの復帰戦だった。通算成績17戦8勝(重賞6勝)。
  鞍上の池添、管理する鶴留調教師共に同レース初勝利。ともにシーイズトウショウで制した’06年【セントウルS】に続くJRA重賞制覇。池添は通算22勝目、鶴留調教師は通算29勝目のJRA重賞制覇となった。
  今日の推奨は【毎日王冠】と京都最終だの2レースが的中したが、僕自身の馬券のほうは辛うじて【毎日王冠】の3連複が当たった程度で、結局負けである。早くも僕の財布(PAT)には秋風が吹きかけている。来週何とかせねば・・・。  

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