人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

今週の一口馬は苦戦

2022-01-30 18:04:42 | Weblog

 まずはマラソン。《大阪国際女子マラソン》は17年《ロンドン世界陸上》1万m代表の松田瑞生(ダイハツ)が、2時間20分52秒で2大会ぶり3度目の優勝。今夏の《オレゴン世界陸上》の派遣設定記録(2時間23分18秒)を上回り、代表入りに前進した。これで24年《パリ五輪》代表選考会のMGC(23年秋)の出場権も獲得し、五輪の舞台へ、確かな一歩を踏み出した。2位は自己記録の2時間22分29秒の上杉真穂(スターツ)で、3位には松下菜摘(天満屋)が2時間23分05秒、4位には谷本観月(天満屋)が2時間23分11秒で入った。日本人2位以内で2時間23分18秒以内でゴールした上杉は、松田同様《オレゴン世界陸上》の派遣権利を獲得。そして3位の松下、4位の谷本、5位阿部有香里(しまむら)、6位佐藤早也伽(積水化学)が《パリ五輪》選考会となるMGCの出場権を手にした。このレース、もう一つ注目があった。ペースメーカーとしては川内優輝が第2集団を、先行集団には青学時代に“山の神”と呼ばれた神野大地(セルソースアスリート)が走った。第2集団には川内とともに2時間8分3秒のタイムを持つ寺田夏生(JR東日本)もペースを作ったが、これだけ豪華なペースメーカーはなかなか見られない。大会側の粋なプレゼント、マラソンファンにとってはちょっと嬉しいものだった。
 卓球の話。《2022年全日本選手権大会》男子シングルス。決勝には松平健太(ファースト)と戸上隼輔(明治大)が進出。20歳の戸上と30歳の松平は、共に日本代表に選出されたことのある実力者。一進一退の攻防が続くが僅かに戸上が松平を上回り、ゲームカウント4-2で勝利。男子シングルス悲願の初優勝を果たし、男子ダブルスと合わせて2冠を達成した。女子シングルスは伊藤美誠(スターツ)が3年ぶり3度目の優勝を飾った。決勝で初の3冠を狙った早田ひな(日本生命)を4―1で下した。戸上の優勝は張本と共に日本を引っ張るエース候補に名乗りを上げた結果に。伊藤は圧倒的な貫録を見せた。今の力は石川、平野より数段上だろう。戸上、伊藤天晴れ!

 競馬。東京11Rで行われた【第36回根岸S】は、岩田康誠の6番人気テイエムサウスダン(牡5歳・飯田雄三厩舎)が中団追走から直線で外に持ち出されると、鞍上のゲキに応えるようにグングンと伸びて差し切りJRA重賞初制覇。2月20日【フェブラリーS】の優先出走権を獲得。岩田康は、史上14人目、現役では7人目のJRA通算1700勝を達成した。タイムは1分23秒1。1馬身差の2着には好位追走から脚を伸ばした武豊のヘリオス(4番人気)、さらに半馬身遅れた3着に最後方から直線で猛然と追い込んだタガノビューティー(2番人気)が入った。なお、重賞連勝を狙った1番人気のソリストサンダーは9着に敗れた。
 テイエムサウスダンは相当力をつけている。交流重賞とはいえ、地方馬の力が上がっている現状、侮ってはいけない。今日の競馬を見る限り、マイルも問題ないと思う。2着ヘリオスは旨い競馬ができた。最後も止まっていないが、一頭強い馬がいた。3着タガノビューティーの末脚は秀逸だった。もう少し前がやり合ってくれれば・・・。力はある。

 テイエムサウスダンは、父サウスヴィグラス、母ムービングアウト(母父Langfuhr)という血統。北海道新ひだか町・グランド牧場の生産馬で、馬主は竹園正繼氏。通算成績は18戦9勝(うち地方6戦4勝)。重賞は19年【兵庫ジュニアGP】、21年【黒船賞】、【オーバルスプリント】、【兵庫ゴールドT】に次いで5勝目。【根岸S】は飯田雄三調教師が初勝利、岩田康誠は08年ワイルドワンダー、09年フェラーリピサに次いで3勝目となった。

一方、中京11Rで行われた【第27回シルクロードS】は、池添謙一の2番人気メイケイエール(牝4歳・武英智厩舎)がこれまで常に付きまとっていた“気性難”の課題を克服して重賞4勝目を挙げた。タイムは1分8秒1。1馬身差の2着に直線で外から末脚を発揮した7番人気のシャインガーネット、さらにクビ差遅れた3着にはこちらも直線で脚を伸ばした3番人気のナランフレグが入った。なお、レース直前で1番人気になった良血のカレンモエは7着に敗れている。
 勝ったメイケイエールだが、道中引っかかるところもあり、万事休すかと思ったが、よく我慢した。あれでこれだけ強いのだから、力は相当。こういう癖馬の騎乗はやはり池添は旨い。2着シャインガーネットは左回りが良いようだ。1200mも合いそうだし、【高松宮記念】もひょっとしたら・・・。3着ナランフレグは中京のコースは合う。最後は足色が鈍った。
 メイケイエールは、父ミッキーアイル、母シロインジャー(母父ハービンジャー)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は名古屋競馬(株)。通算成績は9戦5勝。重賞は20年の【小倉2歳S】、【ファンタジーS】、21年の【チューリップ賞】に次いで4勝目。【シルクロードS】は、管理する武英智調教師、騎乗した池添謙一ともに初勝利となった。

 

 今日の一口馬。東京8R【4歳上1勝クラス】に出走したフラッフィクラウド。レースでは、スタートは若干遅めで、後方グループから。中団後ろで4コーナーをまわり、直線に入ると外へと持ち出す。懸命に前を追いかけたが、ジリジリとした伸び脚で1番人気の勝ち馬とは1.1秒差の7着で入線。前2走がチグハグな競馬だったので半信半疑だったが、まぁ全体的には悪くない走り。本音で言うと、もうちょっと弾けて欲しかったが・・・。中山の1800mのほうがいいのかも。今後については、トモの状態や出走状況なども見ながら、続戦か放牧かを判断するらしい。次に期待する。

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一口馬散々の日

2022-01-29 19:25:13 | Weblog

3月18日(金)に開幕する《第94回選抜高校野球大会》の出場校・全32校が昨日発表された。出場校は下記の通り。
▼ 北海道 <1校> クラーク記念国際…初出場  
▼ 東北 <2校> 花巻東(岩手)…4年ぶり4回目 、聖光学院(福島)…4年ぶり6回目
 ▼ 関東・東京 <6校> 明秀日立(茨城)…4年ぶり2回目、山梨学院(山梨)…2年ぶり5回目、木更津総合(千葉)…6年ぶり4回目、浦和学院(埼玉)…7年ぶり11回目、 国学院久我山(東京)…11年ぶり4回目、二松学舎大付(東京)…7年ぶり6回目
▼ 東海 <2校> 日大三島(静岡)…38年ぶり2回目、大垣日大(岐阜)…11年ぶり4回目
▼ 北信越 <2校> 敦賀気比(福井)…2年連続9回目、星稜(石川)…2年ぶり15回目
▼ 近畿 <7校> 大阪桐蔭(大阪)…3年連続13回目、和歌山東(和歌山)…初出場 、天理(奈良)…3年連続26回目、金光大坂(大阪)…13年ぶり3回目、京都国際(京都)…2年連続2回目、市和歌山(和歌山)…2年連続8回目、東洋大姫路(兵庫)…14年ぶり8回目
▼ 中国・四国 <5校> 広陵(広島)…3年ぶり25回目、広島商(広島)…20年ぶり22回目、高知(高知)…4年ぶり19回目、鳴門(徳島)…9年ぶり9回目、倉敷工(岡山) …13年ぶり11回目
 ▼ 九州 <4校> 九州国際大付(福岡)…11年ぶり3回目、大島(鹿児島)…8年ぶり2回目、有田工(佐賀)…初出場、長崎日大(長崎)…23年ぶり3回目
▼ 21世紀枠 <3校> 只見(福島)…初出場、丹生(福井)…初出場、大分舞鶴(大分)…初出場
 まぁ凡そは予想通りだったが、発表後から “不可解選考”として賛否の声が集まりネットが炎上したのが東海地区の選考。東海大会優勝の日大三島(静岡)とベスト4の大垣日大(岐阜)が選ばれ、同大会準優勝の聖隷クリストファー(静岡)が落選したのだ。選考の責任者である東海地区の鬼嶋一司委員長(元慶応大)は、「聖隷クリストファーは頭とハートを使う高校生らしい野球で、2回戦、準決勝で9回に見事な逆転劇を見せた。立派な戦いぶり。個人の力量に勝る大垣日大か、粘り強さの聖隷クリストファーかで選考委員の賛否が分かれましたが、投打に勝る大垣日大を推薦校とする。特に投手力で差があった。春の選抜大会では失点の多いチームは厳しい。大垣日大は総合力の高いチーム。静岡同士ということは全く考慮していなかった。甲子園で勝てる可能性の高いチームを選んだ」と、選考理由を説明した。対象となった両チーム共に東海大会では日大三島に敗れているが、決勝で戦った聖隷クリストファーは先取点を奪ったものの3-6の逆転負けを喫した。県大会を一人で投げ抜いたエースの弓達寛之を怪我で欠きながらも奮闘した。また準々決勝では大垣日大が岐阜県大会の決勝で0-2の完封負けを喫した中京を4-3で下している。一方の大垣日大は、東海大会の初戦で静岡高のプロ注目の最速147キロ右腕の吉田優飛から7得点を奪って攻略し、準々決勝でも享栄に3-2で競り勝った。制球力にすぐれるエースの五島幹士がいずれもゲームを作った。だが、準決勝では日大三島に敗れ、こちらは6回まで2-10であわやコールド負けの危機に瀕しての5-10のスコアだった。この結果がありながらの今回の選出は僕も解せないと思っている。今回のように投手力の差といっても、それはあくまでも選考委員会の判断しかない。そんなに委員会の判断は確かなのか。高校野球が教育というのなら、この選出の説明を高校生がわかるように説明するべきだろう。っていうか、こうなるのはわかるのに、こんな選出をするのかがわからない。レギュラーひとつ、ストライク、ボールの判定ひとつで勝ち負けが決まるのが野球。だから甲子園が盛り上がるのだ。そう考えれば、「結果」で選出した方がわかりやすいに決まっている。そう思いませんか、選考委員会様?

 明日の予想。まずは東京メイン【根岸S】。本命は4番スリーグランド。7ハロンは3勝、2着5回。岩田望との相性はいいし、展開が嵌れば…。相手は2,5,7,8,9,11番。中京メイン【シルクロードS】は9番カレンモエ。ここにきて勝ち味が遅いが、GⅢに限れば、3戦すべて2着。0.1、ハナ、クビと差はない。今度こそ…の気持ち。相手は3,6,10,13,15,16番。小倉メイン【巌流島S】は16番グランレイ。昇級戦になるが、2歳時は【朝日杯FS】で3着に入った実績がある馬。3勝クラスなら勝ち負けだろう。相手は1,4,6,14,15,17,18番。

 今日の一口馬は散々。小倉5R【3歳未勝利】(2000m芝)に出走したウインフランドル。前半はある程度ついていくことができたが、向正面の途中から一気に遅れ出してしまい、タイムオーバー13着。2戦続けてこの内容にガッカリ。もうこの馬は90%諦めた。このあとは短期放牧を挟み、地方交流競走を本線に検討していくらしいが…。ダート戦になってもこの走りでは期待薄。もしこの馬が未勝利勝つようなことがあったら、アースライザー以上の「奇跡」となるだろう。東京7R【4歳1勝クラス】(1400mダート)に出走したホワイトクロウ。中団インを進み、直線勝負にかけるが、思うような伸びはなく11着。昨日、枠順発表で1枠を見た瞬間から嫌な予感がしていたのだが、その危惧が見事に的中してしまった。去勢したとは言えもともと気性が幼いところがある馬。今日は枠に尽きるだろう。今日は度外視して、次回以降の巻き返しに期待をしたい。

 

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今週は一口3頭!

2022-01-28 18:40:51 | Weblog

 先日、2022年度のアメリカ野球殿堂入り投票結果が発表され、レッドソックスを3度のワールドシリーズ制覇に導いたデービット・オルティスが殿堂入りを果たした。有資格初年度での殿堂入りは史上58人目。一方、有資格最終年を迎えていたバリー・ボンズ、ロジャー・クレメンス、カート・シリング、サミー・ソーサの超大物4人衆は今回も得票率75%の当選ラインに届かず、記者投票による殿堂入りの可能性が消滅(時代委員会による選考に望みを託すことになった)した。   
 選出されたオルティスは1997年にツインズでメジャーデビューし、2003年のレッドソックス移籍後に開花。2016年限りで現役引退するまでメジャー20年間で通算2408試合に出場して2472安打、打率.286、541本塁打、1768打点、OPS.931をマークした。オールスター・ゲームに10度選出されたほか、シルバースラッガー賞を7度受賞。また、ポストシーズンでも通算OPS.947と好成績を残しており、特に3度のワールドシリーズでは打率.455、OPS1.372と驚異的な活躍を見せた。2004年のリーグ優勝決定シリーズと2013年のワールドシリーズではMVPを受賞。1918年を最後にワールドシリーズ制覇から遠ざかっていたレッドソックスを3度頂点に導いた功績が高く評価された。  
 今回の殿堂入り投票はボンズ、クレメンス、シリング、ソーサが有資格最終年、オルティスとアレックス・ロドリゲスが有資格初年度を迎えたことで注目されていた。しかし、結果的には得票率75%の当選ラインをクリアしたのはオルティスだけであった。圧倒的な実績を誇るボンズとクレメンスは、最後まで「ステロイド時代」の主役であるとして両者の殿堂入りにゴーサインを出さず、シリングは数々の過激な言動により支持を失う結果となった。ただ、2023年度の時代委員会による選考は「Today's Game」(1988年以降に活躍した人物)が対象となっており、ボンズ、クレメンス、シリング、ソーサの4人はここにノミネートされる可能性はある。僕は正直ボンズ、クレメンス、シリングの3人に関しては、実績を考えれば選出されてもいいのではと思っていた。ただそこはメジャーの投票権を持つ記者たち。彼らの「実績だけでは投票しない」という意識の高さはさすがである。日本のプロ野球やJRAの記者投票など、時々物議を醸しだすことがあるが、是非日本の記者たちもこのくらいの意識、気位は持ってほしいものである。それでこそ、選出された価値があがるというものである。尚、投票結果は以下の通り。
デービッド・オルティス(1年目)…得票率77.9%
バリー・ボンズ(10年目)…66.0%
ロジャー・クレメンス(10年目)…65.2%
スコット・ローレン(5年目)…63.2%
カート・シリング(10年目)…58.6%
トッド・ヘルトン(4年目)…52.0%
ビリー・ワグナー(7年目)…51.0%
アンドリュー・ジョーンズ(5年目)…41.1%
ゲーリー・シェフィールド(8年目)…40.6%
アレックス・ロドリゲス(1年目)…34.3% 

ジェフ・ケント(9年目)…32.7% 

マニー・ラミレス(6年目)…28.9% 

オマー・ビスケル(5年目)…23.9%
サミー・ソーサ(10年目)…18.5% 

アンディ・ペティット(4年目)…10.7% 

ジミー・ロリンズ(1年目)…9.4% 

ボビー・アブレイユ(3年目)…8.6% 

マーク・バーリー(2年目)…5.8%
トリー・ハンター(2年目)…5.3% 

ジョー・ネイサン(1年目)…4.3% 

ティム・ハドソン(2年目)…3.0% 

ティム・リンスカム(1年目)…2.3% 

ライアン・ハワード(1年目)…2.0% 

マーク・テシェイラ(1年目)…1.5% 

ジャスティン・モーノウ(1年目)…1.3% 

ジョナサン・パペルボン(1年目)…1.3% 

プリンス・フィルダー(1年目)…0.5% 

A・J・ピアジンスキー(1年目)…0.5% 

カール・クロフォード(1年目)…0% 

ジェイク・ピービー(1年目)…0%

今後確実に選出されるのは、スコット・ローレンぐらいか。アレックス・ロドリゲスもボンズとクレメンスがこの結果をみると、この先難しそう。僕としては日本野球になじみのあるアンドリュー・ジョーンズが選出されてほしいと思うが…。それにしても、スコット・ローレンは評価が高い。まぁ三塁手で史上4人目となる2000安打、500二塁打、300本塁打、1200打点達成は大きいか。過去のマイク・シュミット、ジョージ・ブレット、チッパー・ジョーンズがすべて殿堂入りしているから当然か。
 もうひとつ野球の話。セ・パ両リーグの守備のスペシャリストを表彰する「三井ゴールデン・グラブ賞」が今年で第50回を迎えたのを記念して実施された「三井ゴールデン・グラブ・レジェンス」の投票結果が、昨日発表された。歴代の受賞者からファン投票によりベストナインが選出されたのだが、受賞者は以下の通り。
▽投手…桑田真澄▽捕手…古田敦也▽一塁手…王貞治▽二塁手…菊池涼介▽三塁手…中村紀洋▽遊撃手…井端弘和▽外野手…イチロー、新庄剛志、秋山幸二

もし僕が選ぶとしたらしたら、▽投手…桑田真澄▽捕手…古田敦也▽一塁手…駒田徳広▽二塁手…菊池涼介▽三塁手…古屋英夫▽遊撃手…山下大輔(小坂誠)▽外野手…イチロー、福本豊、蓑田浩二

一塁手の駒田はやはり身長があるので王よりかは上だろう。というか、実はゴールデングラブ賞には王がいたために縁がなかったが、僕は松原誠(大洋)のほうが守備力は上だったように思っている。三塁手は中村紀なら古屋のほうが上だろう。ボールに飛びつく映像はいまだに思い出される。遊撃手は井端でもいいのだが、華麗さで山下大輔、守備範囲の広さで小坂を入れたい。現役の源田も相当うまい。外野手はすべて阪急、オリックスになったが、イチローと福本は文句なしで、蓑田は元祖レーザービームの記憶がある。


 競馬の話。日本ではあまり大きく取り上げられなかったが、先週残念なニュースがひとつあった。香港古馬3冠第1ラウンドの国際G1【スチュワーズカップ】(1600m芝)で、ホー騎乗の断然1番人気ゴールデンシックスティ(セン6歳・ルイ、父メダグリアドーロ)が直線、外から懸命に伸びたが先に抜け出したワイククをとらえられず3/4馬身差の2着となってしまった。これによって19年9月から続いていた連勝が「16」で止まり、サイレントウィットネスが02年12月から05年4月にマークした香港最多の17連勝に並ぶことはできなかった。昨年末の【香港マイル】でもサリオス、インディチャンプらを一蹴したことは記憶に新しいはず。あの強い馬が負けるとは…香港のマイル戦線は凄すぎである。ゴールデンシックスティの通算成績は21戦19勝。連勝が止まったことで【安田記念】参戦プランも本格化するかも…。

明日の予想。まずは東京メイン【白富士S】は2番アトミクフォースで穴狙い。強い馬が数頭いるが、昨年の【エプソムC】だけ走れば馬券になる。前走は出遅れて不利もあった。ベテラン江田がうまく乗れば…。相手は3,4,10,11,12,14番。中京メイン【伊賀S】は3番シャマル。前走好時計で2勝クラスを快勝。負かした3頭が2勝クラスが勝ち上がっているのだから相当なレベルだった。運もある。今年は中京の左回りで初コースも問題ないだろう。相手は1,2,5,7,11,16番。小倉メイン【周防灘特別】は14番クープドクール。放牧明けになるが、このクラス安定した力を持っている馬。前走で見せた末脚は見所あった。展開が嵌れば…。相手は1,3,7,9,15,18番。

 今週の一口馬。先週のジオラマの勝利でようやく片目を開けたが、今週も3頭が出走予定。なんとか2勝目をGETしたいところ。まずは明日の小倉5R【3歳未勝利牝馬】(2000m芝)にウインフランドルが出走する。初戦全く見せ場すらなかった馬だが、距離を延ばして挑戦。ただ正直大きな期待はできない。何とか8着以内に入り、スリーアウトを回避し今後につながる競馬をしてほしい。鞍上は荻野極。東京7R【4歳上1勝クラス】(1400mダート)にはホワイトクロウが出走。前走は去勢の休み明けで半信半疑の中、試走のような出走であったが、こちらの予想を上回る2着と好走した。それから、ここを目標にじっくりと仕上げての出走となる。今回は勝ち負けを期待したい。鞍上は前回と同じ岩田康。明後日の東京8R【4歳上2勝クラス】(1400mダート)にはフラッフィクラウドが出走する。当初は絶好調の菅原明騎乗予定も騎乗できなくなり、江田照騎乗で出走となる。前走で行きたがるところを見せたので距離を短縮しての出走。ベテランを背に快走を期待しているが、メンバーを見ると骨っぽいところが揃った。何とか掲示板を確保して次につながる競馬を…。

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9歳馬ジオラマ勝利!

2022-01-23 18:10:11 | 競馬回顧

 今年に入っていまだ未勝利、いや馬券圏内もなかった僕の一口馬たち。今年の勝ち星一番乗りはなんと9歳馬ジオラマだった。今日の中京12R【2勝クラス】(1200mダート)に57kg幸騎乗で出走。レースでは、五分のスタートから、馬なりで内の馬を見ながら中団を追走。道中は手応え良く進み、ジワジワと前との差を詰めながら3・4コーナーをカーブ。直線、外から追い込みを図ると、しっかりと反応して伸び、どんどん内の先行勢を交わす。残り100mくらいで単独先頭に立ちと、ゴール前では後続が追ってきたものの、最後まで脚色は衰えず、凌ぎ切って1着。2018年5月以来となる4勝めを飾りました。勝ち時計は1:12.7、2着馬とは同タイム・アタマ差。展開が嵌ったというのもあるが、幸の好騎乗が光った。9歳馬で驚くほど鮮やかな競馬。一口馬主の僕から言うと、正直勝つよりこのクラスで2,3着を繰り返し、引退間近に勝つというのが一番いいプランだったのだが・・・。まぁ勝ってくれたのに文句は言えない。本当によく走ってくれました。これから3勝クラスは大変厳しいと思うが、何とか元気に走ってほしいものだ。ジオラマ、大天晴れ!

 重賞を振り返る前にゴルフの話。米国女子ツアーの2022年初戦《ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ》3日目。7位タイから出た笹生優花が5バーディ・1ボギーの「68」と4つ伸ばして首位と3打差のトータル10アンダーの5位に浮上した。一方、17位タイから上位進出を狙った畑岡奈紗はダボを叩くなど「76」とスコアを落としてトータル2オーバーの20位タイに後退した。トータル23アンダーで首位に立つのは《東京五輪》の金メダリストで世界ランキング1位のネリー・コルダ(米国)。1打差の2位にガビー・ロペス(メキシコ)とダニエル・カン(米国)、3打差の4位にカナダの妖精ことブルック・ヘンダーソンが続いている。上位は実力者で優勝は厳しいかもしれないが、笹生の爆発力をもってすればチャンスはありそう。
 アジアンツアーと共同開催の《SMBCシンガポール・オープン》最終日。優勝には届かなかったが、桂川有人(23・国際スポーツ振興協会)が、日本勢トップの2位に入った。 有資格者を除く上位4人に与えられる7月のメジャー《全英オープン》出場権を獲得した。桂川は4位から出て3バーディ、ボギーなしの「68」と3つ伸ばして回り、通算10アンダー、274。13アンダーで優勝したサドム・ケーオカンジャナ(タイ)に3打及ばなかった。他の日本勢は小林伸太郎が5アンダーの9位、竹安俊也と岡田絃希が2アンダーの23位で続いた。桂川天晴れ!
 逆に期待外れだったのが欧州男子ツアー《アブダビHSBC選手権》 の金谷拓実。まだ4日目を残しているが、ムービングデーの3日目に「75」の大叩き。優勝争いから大きく後退した。金谷は4日間すべて良いプレーすることが少ないような気がする。このままだと、中島や河本、杉本らの下の世代に飲まれる可能性もある。踏ん張れ!金谷!

大相撲の話。《初場所千秋楽》は関脇・御嶽海(出羽海)が結びの一番で、横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)を破り、13勝2敗で2019年《秋場所》以来3度目の賜杯を抱いた。関脇以下で3度の優勝は照ノ富士以来2人目となった。関脇だった昨年《秋場所》からは計33勝とし、大関昇進目安にも到達した。大関昇進となれば、御嶽海の三役在位28場所は、昭和以降で4番目となる三役通過場所数のスロー記録で、長野出身力士では1795年に昇進した江戸時代の伝説力士・雷電以来227年ぶりとなる。天晴れ!
 今日の重賞を振り返る。中山11Rで行われた【第63回AJCC】は、横山典弘の3番人気キングオブコージ(牡6歳・安田翔伍厩舎)がスタートで後手を踏み後方2番手を追走。外を回って直線を迎えると、豪快に突き抜けて復活の勝利。今年の古馬中距離路線を占う伝統の一戦を制し、重賞2勝目を挙げた。タイムは2分12秒7。1馬身半差の2着には7歳の古豪マイネルファンロン(11番人気)、さらに半馬身遅れた3着に最内から脚を伸ばしたボッケリーニ(4番人気)が入った。なお、1番人気の4歳馬オーソクレースは直線で馬群に沈み6着に敗れた。
 勝ったキングオブコージだが、展開が嵌ったとはいえ、すごい末脚だった。ただ元々去年4連勝で【目黒記念】を勝って期待していた馬。その後に骨折して1年休んでいたが、このような競馬ができるなら、今後もっと期待できそう。2着マイネルファンロンは驚いた。まぁ展開が嵌ったとはいえ、松岡の好騎乗は光った。それにしてもなんで走ったのだろう。3着ボッケリーニも横山武の好騎乗が光った。荒れているのは承知で内を突いて、一瞬ハマったと思ったが......。
 キングオブコージは、父ロードカナロア、母ファイノメナ(母父Galileo)という血統。北海道新冠町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬で、馬主は増田和啓氏。通算成績は17戦6勝。重賞は20年【目黒記念】に次いで2勝目。【AJCC】は安田翔伍調教師は初勝利、横山典は91年メジロモントレー、97年ローゼンカバリー、05年クラフトワーク、07年マツリダゴッホ、09・10年ネヴァブションに次いでなんと7勝目となった。

 中京11Rで行われた【第39回東海S】は、松田大作の7番人気スワーヴアラミス(牡7歳・須貝尚介厩舎)が道中は中団で脚をためると、最後の直線で外から豪快に脚を伸ばし勝利。3度目の重賞制覇を果たすとともに【フェブラリーS】の優先出走権を獲得した。タイムは1分51秒7。1/2馬身差の2着は好位追走から内を突いたオーヴェルニュ(1番人気)、さらに1馬身1/4差の3着には渋太く脚を伸ばした(3番人気)が続き、2番人気のサンライズホープは4着に終わった。
 勝ったスワーヴアラミスは松田がこの馬のことをよくわかっているというような競馬だった。ただ馬も一戦一戦成長している。こういう形のレースが出来たのは収穫。2着 オーヴェルニュは負けて強しの競馬。普通ならサンライズホープを振り切った時点で勝てる競馬。勝ち馬の脚が凄すぎた。ブルベアイリーデも力を出し切っている。人気馬を捕まえに行っての3着。
 スワーヴアラミスは、父ハーツクライ、母ベイトゥベイ(母父Sligo Bay)という血統。北海道白老町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬で、馬主は(株)NICKS。通算成績は30戦9勝(うち地方1戦0勝)。重賞は20年【マーチS】、21年【エルムS】に次いで3勝目。管理する須貝尚介調教師、騎乗した松田大作ともに【東海S】初勝利となった。

 来週も一口馬が2頭出走予定。この勢いで続けてほしいものだ!

 

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無事是名馬ジオラマ出走!

2022-01-22 17:53:54 | Weblog

 まずはゴルフ。米国女子ツアー《ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ》2日目。首位と1打差の2位タイから出た笹生優花は、4バーディ・2ボギーの「70」で回り、トータル6アンダー・7位タイ。首位とは4打差となった。1アンダー・14位タイから出た畑岡奈紗は、3バーディ・2ボギーの「71」でトータル2アンダー・17位タイで2日目を終えた。トータル10アンダー・単独首位にはネリー・コルダ(米国)。首位と1打差・2位タイにはダニエル・カン(米国)とガビー・ロペス(メキシコ)、2打差・4位には昨年大会覇者のジェシカ・コルダ(米国)。まだ2日目で両者とも十分優勝の可能性はある。ただトップに立っているのが、現在NO.1ネリー・コルダだけに厳しい戦いにはなる。笹生、畑岡頑張れ!
 日本・アジア共同ツアー《SMBCシンガポールオープン》3日目。首位にはタイの23歳、サドム・ケーオカンジャナとシファン・キム(韓国)がトータル11アンダーで並んだ。首位と3打差・3位にキム・ジュヒョン(韓国)、4打差・4位タイには日本勢の桂川有人、ジャスティン・デロスサントス(米国)、ザック・マリー(豪)の3人が続いた。そのほか日本勢では、岡田絃希がトータル5アンダーの10位タイ。小林正則がこの日4つ伸ばし、トータル4アンダーの12位タイにつけている。なお、今大会の上位4人(有資格者を除く)には、今年の《全英オープン》出場権が与えられる。桂川にはぜひ《全英オープン》の切符をゲットしてほしいものだ。
 欧州男子ツアー2022年初戦《アブダビHSBC選手権》はまだ3日目の途中だが、日本勢は二人が出場。金谷拓実は2日目を終え、首位と2打差のトータル5アンダー・6位タイから決勝ラウンドをスタートしている。川村昌弘はトータル3オーバーで、コリン・モリカワ(米国)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)とともに62位タイから第3ラウンドをスタート。川村はバーディで発進した。金谷は十分に優勝に届く位置にいる。松山に次ぎNO.2としての存在を世界に見せるチャンス。優勝できなくとも、最低限争いはしてほしい。

 明日の予想。まずは中山メイン【AJCC】。本命は6番ポタジェ。2200mは初めてとなるが、昨秋は一流馬相手に大崩れなく走って充実ぶりは光っている。決めて勝負より立ち回りの競馬が合うし、この距離も問題ないだろう。そして鞍上は絶好調川田に、このところよく走っている金子ブランド。黙って買いだろう。相手は1,2,8,9,11,13番。中京メイン【東海S】は15番サンライズホープ。前走の敗因はGⅠの格にプラス14㌔。この枠だとハナは切れないが、好位でほかの馬がみられるのはいいだろう。実績のある中京の馬場、巻き返しを期待する。相手は1,2,3,5,11,13番。小倉メイン【豊前S】は10番ミステリオーソ。勝ち味の遅い馬ではあるが、小倉はよく走る。鞍上もこの馬を手に入れているし、ここは勝ち負けだろう。相手は1,3,4,7,12,14番。
 今日の一口馬。期待していたホワイトターフが小倉9R【萌黄賞】(1200m芝)に出走。スタートで行き脚がつかず後方からの競馬。最後はしっかり伸びていたが、逃げ馬が勝ち切るレースで全く勝負にならず結果8着に終わった。鞍上の鮫島克は『周りが速く、出負け気味になってしまって後手後手に。馬群もバラけず、展開も味方せず、追走と進路取りで窮屈な思いをさせてしまいました。最後の直線はしっかりと脚を使ってくれているだけに、申し訳ありません』とのこと。まぁ8着でも賞金はあるし、「よし」としよう。明日の一口馬は,昨日も書いたが中京12Rに9歳馬ジオラマが出走する。とにかく寒い時期は走る馬で、調教も好調。勝って上のクラスに行くのはしんどいのでなんとか掲示板に載ってほしい。無事是名馬の典型的な馬だ!

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動き始めたゴルフ界。一口馬も・・・

2022-01-21 20:14:26 | Weblog

 新年早々、松山の優勝で動き始めたゴルフ界。今週からは米国女子ツアー《ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ》が開幕。この大会は過去2年間の優勝者が集う大会で、日本勢は2人が出場。初日を終え、笹生優花が首位と1打差の4アンダー・2位タイ発進。昨年2勝の畑岡奈紗は1アンダー・14位タイのスタート。 5アンダーの首位に20年大会覇者のガビー・ロペス(メキシコ)。笹生と同じ2位タイにダニエル・カン、ライアン・オトゥール、ネリー・コルダ(いずれも米国)が続く。 昨年大会覇者のジェシカ・コルダ(米国)はブルック・ヘンダーソン(カナダ)らとともに3アンダーの9位タイにつけた。
 昨年11月に開幕した欧州男子ツアーは第2戦。《アブダビHSBC》には金谷拓実、川村昌弘が出場している。金谷は2日目を終えても上位にいるのでぜひ頑張ってほしい。
 国内男子ツアーとアジアンツアーの共同主管大会《SMBCシンガポールオープン》では、桂川有人をはじめ、日本人が多く出場している。少しでも上位にきて今後の活躍につなげてほしいものだ。

 社台ファーム創設者の故吉田善哉氏の妻である吉田和子さんが19日、死去した。9日に100歳になったばかりだった。長男の照哉氏は社台ファーム代表、次男の勝己氏はノーザンファーム代表、三男の晴哉氏は追分ファーム代表。自身でも馬主名義を有し、1993年の2冠牝馬ベガや、96年秋華賞馬ファビラスラフイン、2006年の桜花賞馬キストゥヘヴンなどを所有した。間違いなく、日本競馬史に残るホースウーマンのひとり。多分、和子さんなしでは現在の社台帝国は成しえなかっただろう。100歳といえば、大往生。合掌!

 明日の予想。まずは中山メイン【初富士S】は2番ミスミルドレッド。中間熱発があったというが、出走してくる以上馬は大丈夫だろう。ならば、まだ底を見せていないこの馬で勝負。相手は1,3,5,7,9,10番。中京メイン【長篠S】は1番エルカスティージョ。会社の後輩の一口馬。初のマイルになるが、ハンデ52㌔は恵まれた。団野との相性も良さそう。相手は3,4,5,6番。小倉メイン【小倉城特別】は16番タイセイシェダル。昇級して7,8着だが、函館の走りを考えると小回りのほうが走る可能性がある。当時の吉田隼に乗り替わり一発を期待。相手は1,3,5,7,14,15番。

 今週の一口馬。1/18に姫路競馬【C1 二 4歳以上】(ダ1400m)にヴィオマージュが出走した。レースはハナをきれず、外々を回る形で3番手を追走。直線でもしぶとく伸びたが、前半のロスが響いて僅かに届かず4着。ただ、今までの中では一番スムーズな競馬ができ、もうひとつ前のポジションだったら・・・と次走に期待の持てる競馬だった。早く2勝して中央に戻ってほしいものだ。
 今週の出走は2頭。ホワイトターフが明日の小倉9R【萌黄賞】(1200m芝)に出走する。陣営は「年末から時計を出し始め、きっちりと本数も積み重ね、時間を掛けて丹念に仕上げてきたつもりです。小倉芝1200m戦の持ち時計は遅いものの、キャリアを積んでパワーアップしている今なら時計は詰められるはず。骨っぽいメンバーが何頭かいて、そのうえ【ファンタジーS】以来の10頭を越える頭数での競馬。それでも、ある程度のポジションでスムーズに進路を確保できれば、チャンスは十分にあるのではないかとみています」とのこと。倉上は昨年の年間を通じての小倉競馬リーディングである鮫島克駿。期待したい!
 そして9歳馬ジオラマがここから始動する。明後日、23日の中京12R【2勝クラス】(1200mダート)に出走が確定しています。陣営は「調教は終いまでしっかりと駆け上がっていました。動きますね。年齢を感じさせないくらい元気です。やはり寒いくらいの時期の方がコンディションがいいのでしょう。少し間隔はあきましたが、ここも期待しています」とのこと。鞍上は幸、期待したい!

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一口いまだ馬券圏内なし

2022-01-16 18:38:17 | Weblog

 まずは駅伝。今日行われた《第40回全国都道府県対抗駅伝》京都が8区で初めて先頭を奪い、2時間15分05秒で18度目の優勝を飾った。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催中止だったが、2020年以来の制覇で歴代最多の優勝回数を更新した。京都は7区・細谷愛子(立命館宇治高)の区間賞の走りで首位を追走。先頭・宮城から8秒遅れの2位で突入した8区で山田祐実(加茂川中)が区間2位の走りを見せ、2キロ過ぎで先頭を奪った。9区は《東京五輪》1万m代表の安藤友香(27・ワコール)が後続の追い上げをかわし、歓喜のゴールテープを切った。2位は福岡、3位には宮城が入った。注目どころでは、安藤らエースが集まった9区は《東京五輪》1万m7位だった長崎・広中璃梨佳(21・日本郵政グループ)が31分27秒で区間賞を獲得。広中は先頭の京都から2分14秒遅れの10位でスタートし、第8中継所では1分18秒先行していた大阪など5人を抜いてチームを5位まで押し上げた。また《東京五輪》マラソン8位の鹿児島・一山麻緒(24・ワコール)は区間12位。 11位で襷を受け取ったが、順位は変わらずにフィニッシュした。また陸上女子長距離でオリンピックに4大会連続出場した福士加代子(39・ワコール)は今日が駅伝ラストラン。出身地・青森9区のアンカーで出場。25位で笑顔を見せながらタスキを受け、レース中も満面の笑みを浮かべ、終盤は笑みを見せながら涙を流して走った。競技場に入ると、両手をあげ28位でフィニッシュ。なお、福士の正式ラストランは30日の《大阪ハーフマラソン》になる。
 その他では、群馬の4区(4キロ)を走った不破聖衣来(拓大1年)が12分29秒の区間新記録を打ち立て、13人抜きの9位で襷をつないだ。従来の記録は2013年に走った前出の広中の12分32秒。もう一人注目だった《東京五輪》1500mで日本選手初の入賞となる8位に入った田中希実(豊田自動織機TC)は、地元の兵庫代表の1区(6キロ)に出場し、18分59秒の2位でタスキを繋いだ。これで4大会連続で兵庫の1区に起用された田中だったが、前回20年大会は18分39秒の区間記録をマークした広中に次ぎ、19分13秒で2位だった。この日はスタート直後から石川の五島莉乃(資生堂)と先頭集団につけると、1㌔過ぎからはマッチレースに。3.8㌔付近で五島のペースについていけずに離された。やっぱりトラックとロードは違うのだろうか。
 ゴルフの話。米国男子ツアー《ソニー・オープン・イン・ハワイ》の第3ラウンド。5位タイから出た松山英樹がボギーなしの7アンダーをマーク。トータル16アンダー・2位と首位と2打差で最終日に向かう。トータル18アンダー・単独首位には、ラッセル・ヘンリー(米国)。首位と4打差・3位タイにアダム・スベンソン(カナダ)らが続く。松山と同じ5位タイから出た中島啓太は、1バーディ・3ボギーの「72」。スコアを2つ落としてトータル7アンダー・39位タイに後退。代わって小平智が今日も「65」をマークし、48位タイからトータル10アンダー・18位タイに浮上した。松山頑張れ!

 今日の重賞を振り返る。中山11Rで行われた【第62回京成杯】は、菅原明良の6番人気オニャンコポン(牡・小島茂之厩舎)が中団追走からスムーズに外を回って、直線に入ると力強く急坂を駆け上がりゴールに飛び込んだ。【皐月賞】と同じ舞台で行われた重要なステップレース制し重賞初制覇を果たすとともに、クラシックの主役候補に名乗りを上げた。タイムは2分1秒3。1馬身1/4差の2着にはロジハービン(5番人気)、さらに1馬身1/4遅れた3着にヴェローナシチー(8番人気)が入った。なお、ルメールの1番人気アライバルは4着に敗れた。

 勝ったオニャンコポンだが、菅原がよく我慢させて乗った。勝つのだから力はあるのだろう。ただセンスはいいものの、クラシックとなると、まだ敷居は高そう。2着ロジハービンは強い競馬をした。道中後方に陣取り、前半1000m通過後にじんわりと進出を開始。直線の坂の中腹で全頭をまくり切ったが、最後はそのさらに外から勝ち馬に差された。直線だけで差し切った未勝利戦から脚質の幅を示した。強引な競馬で賞金も加算したが、この競馬では・・・。3着ヴェローナシチーはひょっとしたら凄い潜在能力があるかもしれない。そんな感じがしたが、気のせいかな!?
 

オニャンコポンは、父エイシンフラッシュ、母シャリオドール(父ヴィクトワールピサ)という血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は田原邦男氏。通算成績は44戦3勝。重賞は初制覇。【京成杯】は小島茂之調教師、菅原明良ともに初勝利となった。

中京11Rで行われた【第69回日経新春杯】は、川田将雅騎乗の3番人気ヨーホーレイク(牡4歳・友道康夫厩舎)が中団から鋭く伸びて勝利。【日本ダービー】以来の復帰戦を勝利で飾るとともに、初重賞タイトルを獲得した。タイムは2分11秒7。3/4馬身差の2着は好位から抜け出して粘ったステラヴェローチェ(1番人気)、さらに3馬身差の3着には伏兵のヤシャマル(9番人気)が食い込んだ。なお、僕本命の2番人気に支持されたフライライクバードは好位から伸び切れず15着、4番人気のクラヴェルは後方2番手から脚を伸ばしたものの8着にそれぞれ敗れている。
 勝ったヨーホーレイクだが、素質馬が成長して戻ってきた。馬体も成長し、バランスのいい走りだった。順調ならもっと大きいところも・・・。2着ステラヴェローチェはいい競馬はしているが、勝った馬にマークされた。ただ完全に負け。57㌔もきつかったのかも・・・。3着ヤシャマルはよく走っているが、前2頭とは差がありすぎる。
 ヨーホーレイクは、父ディープインパクト、母クロウキャニオン(母父フレンチデピュティ)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は金子真人ホールディングス(株)。通算成績は7戦3勝。重賞初制覇。管理する友道康夫調教師は【日経新春杯】初勝利、騎乗した川田将雅は16年レーヴミストラルに次いで2勝目となった。

 今日の一口馬は小倉1Rにテキサスフィズが出走。4番人気で結果人気どおり4着。やや出遅れたスタートも勢いがついて、2,3番手で競馬。4角で先頭も直線スピードが鈍って後ろからの馬3頭に交わされた。まだ陣営のコメントはないが、初ダートにしては見所ありの競馬。もう少し力末脚に力をつければ未勝利は勝ち抜けるだろう。距離ももっと短いほうがいいのかも・・・。

 凄いニュースが入ってきた。北米競馬の年度表彰「エクリプス賞」の最終候補(3頭ずつ)に【BCディスタフ】を制したマルシュロレーヌ(牝6)がダート古馬牝馬部門、【BCフィリー&メアターフ】を制したラヴズオンリーユー(牝6)が芝牝馬部門の最終候補(3頭ずつ)に選出された。矢作師もコメントされているが、ノミネートされただけでも、日本の競馬界にとっては歴史的なこと。もし(賞を)取れば日本の競馬界にとって歴史的快挙だと思う。決定は2月10日だ。

 

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一口馬苦戦中・・・

2022-01-15 18:51:29 | Weblog

 昨日、野球殿堂博物館が、今年の殿堂入りのメンバーを発表し、競技者表彰ではプレーヤー表彰で歴代2位の通算286セーブを挙げた現ヤクルト監督の高津臣吾氏(53)、中日で史上最年長勝利を含む通算219勝を挙げた山本昌氏(56)が選ばれた。特別表彰では東海大の創設者の故松前重義氏が選出された。
 高津氏は1991年に亜大からドラフト3位でヤクルトに入団し、最優秀救援投手に4度輝き、2004年に米大リーグに移籍。06年にヤクルトへ復帰し、日米通算313セーブをマーク。韓国、台湾や日本の独立リーグでもプレーした。
 山本昌氏は1984年に神奈川・日大藤沢高からドラフト5位で中日に入団。最多勝に3度輝き94年には沢村賞を受賞した。緩急を巧みに使った投球で長く現役を続け、2006年に41歳で無安打無得点試合を、08年には42歳で通算200勝をともに史上最年長で達成。49歳での勝利、50歳での登板もプロ野球記録となった。
 東海大を創設した故松前氏は衆院議員を6期務め、幅広いパイプを生かして国内外で野球の発展に尽力した。日本高野連最高顧問、日本学生野球協会副会長などアマチュア野球の要職を歴任。スポーツを通じた国際友好のため野球の五輪正式種目化を提唱。東海大と学術文化交流協定を締結したモスクワ大に資金を提供し、1989年にソ連初の球場を建設した。学生野球の国際大会を開催し、競技の国際化を目指した。
 国内では64年に東海大を含む7校で首都大学野球連盟を設立し、初代会長に就任。66年には福岡・三池工高で夏の甲子園大会を制した故原貢氏を、系列校の神奈川・東海大相模高監督に招いた。74~76年には貢氏の息子で現プロ野球巨人監督の辰徳氏が中心選手となり、親子鷹で甲子園を沸かせた。高津氏、山本昌氏、松前氏天晴れ!

 今回はプレーヤー表彰(22年の当選必要数は271票)で、高津氏と山本昌氏が選出されたが、彼らに続く票を得たのが、DeNA前監督のアレックス・ラミレス氏(47)で209票だった。ラミレス氏は19年から候補入り。資格1年目の19年・150票→20年・233票→21年・233票→22年・209票と高得票が続いている。来年は本命か。また、資格11年目の巨人や中日でプレーした川相昌弘氏(57)は183票。資格2年目で横浜、中日でプレーした谷繁元信氏(51)は167票。メジャーや広島でプレーした資格1年目の黒田博樹氏(46)はいきなり165票。ヤクルトでプレーした資格4年目の宮本慎也氏(51)は159票。僕は谷繁は間違いなく選出されるべきだと思っている。ラミレス、谷繁、あとファンが多い黒田の順かな!? またエキスパート表彰(22年の当選必要数は110票)は2年連続で1人も選ばれなかったが、阪神で活躍したランディ・バース氏(67)が4票届かず、106票で最多だった。バース氏は昨年も6票足りなかったが、殿堂入りに最も近い場所をキープしている。またバース氏と現役時代はクリーンアップを組んでいた掛布雅之氏(66)は86票。掛布氏は19年・41票→20年・62票→21年・73票→22年・86票と着実に票数を伸ばしており、バース氏とともに来年ダブル選出があるかも・・・。

 ゴルフの話。2022年米国男子ゴルフツアー2戦目《ソニー・オープン・イン・ハワイ》2日目。24位タイから上位進出を狙った松山英樹は7バーディ・2ボギーの「65」と5つ伸ばしてトータル9アンダー・5位タイと好位置で決勝へと駒を進めた。またアマチュアで出場している中島啓太(日体大3年)が「64」をマークして松山と並ぶ5位タイで週末へ。初日に出遅れた小平智も「64」で挽回し、トータル5アンダー・48位タイと順位を上げて予選通過。首位にはトータル15アンダーで歴代覇者のラッセル・ヘンリー(米国)。3打差の2位にリー・ハオトン(中国)、4打差の3位にマット・クーチャー(米国)となっている。期待された金谷拓実は2日目にスコアを落としてトータル3アンダー79位タイ、星野陸也はトータルイーブンパーの118位タイ、石過功一郎はトータル3オーバーの139位タイで予選落ちとなった。残り2日、日本勢に期待したい!

 今日の重賞を振り返る。中京11Rで行われた【第59回愛知杯】は、武豊の7番人気ルビーカサブランカ(5歳・須貝尚介厩舎)が中団やや後方のインを追走すると、直線ぽっかりと空いた内を突き、抜け出して接戦を制した。春の大舞台へ飛躍を期す牝馬限定のハンデキャップ戦を制し、重賞初挑戦で初勝利。武豊はデビューした1987年から36年連続のJRA重賞勝利を果たした。タイムは2分1秒0。アタマ差の2着にはマリアエレーナ(3番人気)、さらにクビ差遅れた3着にデゼル(6番人気)が入った。なお、 僕本命の1番人気のアンドヴァラナウトは直線沈み11着、連覇を狙ったマジックキャッスル(4番人気)は9着に敗れた。

 勝ったルビーカサブランカだが、ハンデが軽かったこともあるが、前走あたりから馬が変わってきた。行きっぷりもよく、競馬もうまくなった。これなら今後が楽しみだ。2着 マリアエレーナも力をつけてきた。これなら重賞でもやれる。3着デゼルは力を出し切っている。2頭には力負けか。
 ルビーカサブランカは、父キングカメハメハ、母ムードインディゴ(母父ダンスインザダーク)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は金子真人ホールディングス(株)。通算成績は20戦5勝。重賞は初制覇。【愛知杯】は、須貝尚介調教師は初勝利、武豊は06年アドマイヤキッスに次いで2勝目となった。

 明日の予想。まずは中山メイン【京成杯】。本命は11番テンダンス。とにかく競馬センスのいい馬。中山の2000mならこの馬のレース巧者ぶりは際立つはず。相手は4,5,10,12,14,15番。中京メイン【日経新春杯】は8番フライライクバード。ここに来てようやく本格化してきた馬で、血統的にも奥手タイプ。今日武豊が重賞ゲットしたのはいやな感じだが、ハンデ戦なら十分勝負になるはず相手は2,3,4,7,10,11番。小倉メイン【門司S】は5番ホールシバン。ダートは5戦4勝とまだ底を見せていない馬で、ひょっとしたらテーオーケインズのライバルになる可能性がある馬。津村もこの馬のために小倉に参戦しているのだから、ここは黙って狙い。相手はちょっと捻って人気薄の1,2,6,12,14,15番へ。

 

 今日の一口馬。ピューリファイが中京4R【新馬戦】(1400mダート)に出走・デビューした。レースは、行き脚がゆっくりで後方から。道中も後方集団をやや促しながら追走。3コーナーから外を通って差を詰め、中団あたりまで押し上げたが、ここで競馬は終わった。直線では目立った伸び脚は繰り出せず、そのまま流れ込んでの入線。勝ち馬から2.7秒差の14着だった。今日のところはとりあえずレースを使っただけの感じ。まぁキャリアを積んで、心身ともにまだ成長が必要だろう。まぁ出直しだ!それから明日の小倉1Rにテキサスフィズが出走する。ダート替わりになるがまったく人気がなさそう。僕は馬券圏内は十分あると思っているのだが・・・。

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競馬いろいろ

2022-01-14 20:31:19 | Weblog

 JRAは11日、【2021年度のJRA賞競走馬部門】の各受賞馬を発表した。年度代表馬には【皐月賞】、【天皇賞・秋】、【有馬記念】のGⅠ・3勝を挙げた3歳馬のエフフォーリアが選ばれた。3歳馬の年度代表馬選出は、18年のアーモンド以来3年ぶり。香港GⅠ・2勝と、米GⅠの【ブリーダーズCフィリー&メアターフ】など海外GⅠ・3勝を挙げたラヴズオンリーユーとの一騎打ちを制した。各部門の受賞馬と票数の内訳は次の通り(性齢、厩舎、父名=主な勝ち鞍の順、馬名後のカッコ内は票数)。
 ▼年度代表馬…エフフォーリア(牡3歳、美浦・鹿戸雄一厩舎、父エピファネイア)=【皐月賞】、【天皇賞・秋】、【有馬記念】
得票数…エフフォーリア(277)、ラヴズオンリーユー(18)、マルシュロレーヌ(1)  
▼最優秀2歳牡馬…ドウデュース(牡2歳、栗東・友道康夫厩舎、父ハーツクライ)=【朝日杯FS】
得票数…ドウデュース(251)、キラーアビリティ(44)、該当馬なし(1)  
▼最優秀2歳牝馬…サークルオブライフ(牝2歳、美浦・国枝栄厩舎、父エピファネイア)=【阪神JF】
得票数…サークルオブライフ(294)、該当馬なし(2)  
▼最優秀3歳牡馬…エフフォーリア(牡3歳、美浦・鹿戸雄一厩舎、父エピファネイア)   得票数…エフフォーリア(296)  
▼最優秀3歳牝馬…ソダシ(牝3歳、栗東・須貝尚介厩舎、父クロフネ)=【桜花賞】、【札幌記念】
得票数…ソダシ(234)、アカイトリノムスメ(56)、ユーバーレーベン(3)、該当馬なし(3)  ▼最優秀4歳以上牡馬…コントレイル(牡4歳、栗東・矢作芳人、父ディープインパクト)=【ジャパンC】
得票数…コントレイル(282)、テーオーケインズ(10)、該当馬なし(3)、カフェファラオ(1)  
▼最優秀4歳以上牝馬…ラヴズオンリーユー(牝5歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ディープインパクト)=【クイーンエリザベス2世C】(香港)、【BCフィリー&メアターフ】(米国)、【香港カップ】(香港)
得票数…ラヴズオンリーユー(251)、グランアレグリア(31)、クロノジェネシス(11)、マルシュロレーヌ(2)、アカイイト(1)  
▼最優秀短距離馬…グランアレグリア(牝5歳、美浦・藤沢和雄厩舎、父ディープインパクト)=【ヴィクトリアマイル】、【マイルCS】
得票数…グランアレグリア(284)、ピクシーナイト(10)、ダノンスマッシュ(1)、該当馬▼最優秀ダートホース…テーオーケインズ(牡4歳、栗東・高柳大輔厩舎、父シニスターミニスター)=【チャンピオンズC】
得票数…テーオーケインズ(240)、マルシュロレーヌ(47)、カフェファラオ(8)、オメガパフューム(1)  
▼最優秀障害馬…オジュウチョウサン(牡10歳、美浦・和田正一郎厩舎、父ステイゴールド)=【中山大障害】
得票数…オジュウチョウサン(166)、メイショウダッサイ(127)、該当馬なし(3)

各部門の選出は概ね順当だと思うが、最優秀3歳牡馬でダービー馬のシャフリヤールが1票も入らないのはちょっと驚いた。それから最優秀2歳牡馬でもう少し、キラーアビリティの票が入るのではと思っていたが…。そしてぜひ特別賞を設定してほしかったのが、昨秋に【BCディスタフ】を制し、日本調教馬として史上初めて米国のダートG1を制す快挙を成し遂げたマルシュロレーヌ(牝6、栗東・矢作芳人厩舎、父父オルフェーブル)。マルシュロレーヌは最優秀ダートホース部門で47票を集め2位。最優秀4歳以上牝馬部門でも2票、年度代表馬部門でも1票が入った。8人で構成された受賞馬選考委員会内でも、特別賞について検討する声が上がったそうだが、、功績が議論されたが、「ダート部門でもう少しテーオーケインズに肉薄していれば」、「日本の競馬の歴史としてはすごいことだけどライトファンの認知度などを考えると、歴代の受賞馬との比較で少し弱いのでは」という意見があり、規定である4分の3(6票)以上の賛成を得られず、見送られることとなったそうだ。僕はたった1勝でも本当に快挙と思うのだが…残念。なお、これまで特別賞は直近では20年に、【宝塚記念】・【有馬記念】の両グランプリを制したクロノジェネシス、JRA通算1500勝を達成した藤沢和雄師が受賞している。

 いったい何があった⁉昨年末【東京大賞典】で史上初の4連覇を果たし、今春から北海道新ひだか町のレックススタッドで種牡馬入りする予定だったオメガパフューム(牡7歳、栗東・安田翔)が急転、現役を続行することが明らかになった。同馬は4日に栗東トレセンを退厩しているが、安田翔師は「関係者間の協議の結果、現役を続行することになりました。しっかりと調整してパフュームらしいパフォーマンスを見せられるように調整して行きたいと思います」とコメントした。帰厩スケジュールや次走については未定だ。たぶん馬主側とレックススタッド側の交渉がうまくいかなかったのだろうが、【東京大賞典】4連覇以上のパーフォーマンスが今後あるとは思えないのだが…。正直、ゆっくり引退させてほしいと思うのは僕だけだろうか。
 残念なニュース。【英オークス】を史上最大着差となる16馬身差で制すなど、昨年の欧州オークス3冠を達成したディープインパクト産駒スノーフォール(牝4、A・オブライエン)が11日、骨盤を故障したことにより安楽死処分となった。報道によるとオブライエン師は「私たちはすばらしい牝馬であるスノーフォールが、数週間前に深刻なけがを負っていたということを悲しみとともにお伝えします。獣医師とバリードイルにいる私たちのチームは最善を尽くしましたが、彼女の状態はこの数日間で深刻な悪化を見せ、私たちは彼女を眠らせるという悲しい決断をするしかありませんでした。スタッフに食事を与えられ、小一時間後にそのスタッフが様子を見に戻った際は、馬房の中で脚が不自由になっていました。骨盤を負傷していましたが、どのようにしてけがをしたかは正確にはわかりません。彼女にできる限りのことはしましたが、だめでした。競争馬としてはもちろん、将来の繁殖牝馬という観点からも、大きな損失です。彼女は最高級の馬でした」とコメントを寄せた。スノーフォールの父は日本史上最強馬ディープインパクト。母父には欧州最強種牡馬ガリレオという超良血馬(母ベストインザワールド)。クールモアの所有馬で、一昨年は7戦して1勝(GⅠ【フィリーズマイル】では厩舎スタッフが馬を取り違え、予定と異なる騎手で出走して8着)だったが、5月の昨年初戦で重賞初制覇を飾ると良血が開花し、【英オークス】、【愛オークス】、【ヨークシャーオークス】を圧勝した。その後は【ヴェルメイユ賞】2着、期待された【凱旋門賞】は6着。【英チャンピオンズフィリーズ&メアS】3着が最後のレースとなった。それにしても残念…合掌!

  明日の予想。まずは中山メイン【カーバンクルS】。本命は10番マイネルジェロディ。休み明けの前走でも強い競馬。昇級戦になるが、レースはし易いし、ハンデも54㌔なら・・・。相手は4,5,7,8,9,14番。中京メイン【愛知杯】は6番アンドヴァラナウト。まだ底を見せていないし、これからもっと強くなる馬。ハンデは55㌔は見込まれた感じだが、ハンデキャッパーもその力を認めている証拠。相手は1,4,9,11,12,15,16番。小倉メイン【壇之浦S】は6番アリーヴォ。小倉大得意の馬で【菊花賞】も2着から0.4差と悲観する内容ではなかった。相手は2,3,4,5,8,12番。

 

 今週の一口馬は2頭。まずはG1レーシングのピューリファイ。明日1月15日(土)の中京4R【新馬戦】(1400mダート)でのデビューする。鞍上は亀田温です。まだ調教がすごくいいという馬ではなく、良くなるのはまだ先のような気がするが、ダートで走ってほしいと期待をして投資した馬。うまく流れに乗って次ぐにつながる競馬をしてほしい。もう1頭はシルクからテキサスフィズ。新馬戦は芝を使ったが、芝のトップスピードに対応できなかったところもあったようで、平坦コースのダートを使う。1月16日(日)小倉1R【3歳未勝利】(1700mダート)で2戦目。幸いにも9頭の少頭数で、ダート替わりドレフォン産駒、見せ場以上を期待している。

 それからこれはがっかりしたニュース。【新馬戦】の芝で3着、【3歳未勝利戦】のダートで4着になり、【未勝利戦】を勝ち上がるのは時間の問題だと思っていたG1レーシングのチアフルモーションだが、NFしがらきへ放牧後、レントゲン検査を行ったところ、骨折が判明。全治6ヵ月の診断で、今後は北海道に移動して、社台ホースクリニックでクリーニング手術を施す方針。まぁやってしまったことは仕方ないが、本当に残念。少しでも早く完治して未勝利戦に臨んでほしい。

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青森山田三冠!

2022-01-10 17:14:02 | Weblog

 まずはサッカー。《第100回全国高校サッカー選手権大会》決勝は青森山田(青森)がわが故郷・熊本代表の大津を4-0で破り、3大会ぶり3度目の優勝を飾った。試合は立ち上がりから青森山田が圧巻のハイプレスで大津を自陣に押し込み、主導権を握る。前半37分、MF藤森颯太(3年)からのクロスをDF丸山大和(3年)が頭で押し込み、青森山田が先制。 前半終了間際には、左サイドからMF田澤夢積(3年)が切り込むと、そのクロスを走り込んだFW名須川真光(3年)が右足で合わせた。これで青森山田が2点をリードして前半を終了。迎えた後半は、大津が積極的な攻撃を見せたが、青森山田の粘り強い守備で得点を許さなかった。すると後半10分、青森山田はセットプレーのチャンスから最後はキャプテンの松木玖生(3年)が頭で押し込み3点目をゲット。後半33分には渡邊星来(3年)が4点目を奪い、結局4-0でタイムアップ。ここ2年連続準優勝に終わった青森山田が、大津をシュート0本に封じて、3大会ぶり3度目の優勝を飾った。青森山田は《インターハイ》、《プレミアリーグEAST》に続く高校年代タイトル三冠を達成。今大会では5試合で通算21得点・2失点という圧巻の強さで全国制覇を達成した。本当に強かった、青森山田。大津の準優勝は残念だが、この青森山田相手では仕方ないだろう!天晴れ!

 ゴルフの話。米男子ゴルフ《セントリー・チャンピオンズ》最終日。8位から出た松山秀樹(29・LEXUS)は5バーディー、1ボギーの69で回り通算21アンダーの13位だった。首位から出たキャメロン・スミス(28・オーストラリア)が65をマークし、72ホールの最少スコアのツアー新記録となる通算34アンダーでホールアウト。世界ランキング1位のジョン・ラーム(27・スペイン)を1打差で振り切り、ツアー4勝目を挙げた。トッププロのバーディー合戦を好きな人も多いが、僕はやはり5アンダーぐらいの戦いのほうが好きだなぁ。次の《ハワイアンオープン》を期待したい!

今日の重賞を振り返る。中山11Rで行われた【第38回フェアリーS】は、M・デムーロの5番人気ライラック(美浦・相沢郁厩舎)がゲートをゆっくりと出て最後方からレースを進めると、3~4コーナーにかけて大外を回って直線へ。鮮やかな切れ味を発揮すると内から伸びたスターズオンアースを競り落として先頭でゴール。前走の【京都2歳S】8着からの巻き返しに成功するとともに、桜の有力候補に名乗りをあげた。タイムは1分35秒2。クビ差の2着にはスターズオンアース(1番人気)、さらに1馬身1/4差遅れた3着にビジュノワール(7番人気)が入った。なお、ルメールのエリカヴィータ(2番人気)は10着、エバーシャドネー(3番人気)は9着に敗れた。
 勝ったライラックだが、いい脚を長く使った。レースもじっくり脚をためていったほうがいい。展開に左右されるところもあるが、もう少し前で競馬できればこれから楽しみだ。2着スターズオンアースは最内を突いたが、直線は内ラチへのもたれを石橋が懸命に修正しながらの競馬だった。まともならもっと際どかっただろう。力だけは走る偉い馬ではある。3着ビジュノワールは終いいい脚を使った。直線でもう少しスムーズに外に出ていたら…。距離はもう少し長くても良さそう。
 ライラックは、父オルフェーヴル、母ヴィーヴァブーケ(母父キンカメ)という血統。北海道浦河町・杵臼牧場の生産馬で、馬主は芹澤精一氏。通算成績は3戦2勝。重賞は初制覇。【フェアリーS】は相沢郁調教師、M・デムーロともに初勝利となった。
 今週は一口馬の出走がいなかったが、今週のヴィオマージュ(園田)から徐々に出走してくる予定。早く1勝したい!

 

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