人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

イクイノックス驚愕の走り!

2023-10-29 18:09:02 | Weblog

 昨日の【日本シリーズ】は僕の予想が全く外れるような展開で阪神の圧勝だった。まぁ山本がある程度打たれるのは想定内だったが、リリーフも含めてあんなに点数を獲られるとは…。まして嵌る選手が多いと思った阪神打線で、大山以外すべてにヒットを打たれたのも想定外だった。とりあえず1試合を観て、阪神とオリックスの準備の差を感じたのは僕だけだろうか。まぁこれで面白くなったと思っているが、とりあえずドキドキする試合をしてほしい。
 ラグビー《ワールドカップ2023フランス大会》は決勝が行われ、南アフリカが12-11でニュージーランドを破って、史上最多の4度目の優勝を飾った。開催国フランスとの開幕戦で敗れ、波乱の幕開けとなったニュージーランドが2位。3位決定戦は日本と同じプールDの2チームが対戦。勝利したイングランドが3位。アルゼンチンが4位となった。りました。決勝戦はまさに死闘と呼ぶに相応しい一戦で、最後までどちらに転ぶか分からない好勝負となった。前半は南アフリカがペナルティゴールで得点を重ね、12-6とリード。ニュージーランドは危険なタックルで退場となり、一人少ない状況に。それでも執念の追撃トライで1点差に迫ると、終盤にはPGのチャンスを得たが、これは決まらず…。南アフリカが1点差の攻防を制した。今日の早朝、僕もテレビ観戦していたが、本当に面白い素晴らしい試合だった。正直、ニュージーランドに退場が出たときには、もう圧倒的な試合になるのかと思ったが、さすがオールブラックスだった。両チームとも、いや日本も含めて大会に出場したすべての選手に感謝を込めて“大天晴れ!”
 ゴルフの話題。国内女子ツアー《樋口久子三菱電機レディスゴルフトーナメント》最終日。22歳のリ・ハナ(韓国)がツアー初優勝を飾った。8位からノーボギーの「67」をマークして通算9アンダー。首位で並んだ山下美夢有、仁井優花とのプレーオフに突入し、1ホール目でバーディを奪って決着をつけた。 2位で終えた山下は年間ポイントレースのメルセデスランキングで、今大会予選落ちの申ジエ(韓国)を抜いて1位に浮上した。首位スタートの鈴木愛は11番(パー4)で3度のアプローチミスから「8」をたたくなど「80」と崩れて優勝争いから脱落。1アンダー19位で終えた。前週優勝の菅沼菜々、メルセデスランク3位で大会を迎えた岩井明愛は2アンダー17位、昨年大会優勝の金田久美子は「70」でイーブンパー24位だった。僕が応援した竹田麗央は3オーバーで回って15位に終わった。リ・ハナは2020-21シーズンのステップツアー賞金女王だから、力は相当。ようやく1勝し、これからもっと活躍しそう。ちなみに中国生まれの韓国国籍選手だ。
 米国女子ツアー《メイバンク選手権》最終日。米国女子ツアーマレーシア大会の最終ラウンド。4打差逆転を狙った畑岡奈紗だが、4バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「72」と伸ばせず。トータル14アンダー・11位タイに終わり、ツアー7勝目はならなかった。勝みなみはトータル11アンダー・17位タイ。笹生優花はトータル10アンダー・20位タイに入った。古江彩佳はトータル9アンダー・29位タイ。5つ伸ばした西村優菜西村優菜はトータル7アンダー・38位タイで4日間を終えた。渋野日向子は「70」をマークし、トータル1オーバー・60位タイでのフィニッシュとなった。 トータル21アンダー・首位にはセリーヌ・ビュティエ(フランス)とアタヤ・ティティクル(タイ)が並び、米国女子ツアーマレーシア大会の最終ラウンド。トータル21アンダー・首位に並んだセリーヌ・ビュティエ(フランス)とアタヤ・ティティクル(タイ)がプレーオフを行っていたが、雷雲接近のため、日本時間午後3時47分から競技がストップしている。優勝を決めるサドンデス最中に中断という異例の事態となっている。これから優勝を決めるプレーオフが行われる。日本人の優勝はならなかったが、日本開催に向けて調子が上がってきている感じはする。是非頑張ってほしい!

 今日の重賞を振り返る。東京11Rで行われた【第168回天皇賞・秋】は、C・ルメールの1番人気イクイノックス(牡4歳・木村哲也厩舎)が3番手追走から持ったままの手応えで直線に入ると、弾けるように伸びて驚愕のレコードタイムで圧勝した。世界ランク1位の力を見せつけ、2002・03年シンボリクリスエス、19・20年アーモンドアイに続く史上3頭目の連覇で、ナリタブライアン、タイキシャトル、アーモンドアイに並ぶGI5連勝(海外レース含む)を果たした。また、1着賞金2億2000万円を獲得し、コントレイル(11億9529万4000円)を抜き、JRA獲得賞金(本賞金+付加賞)で歴代トップ10入り。海外も含めた総獲得賞金ではオルフェーヴル(15億7621万3000円)を上回り歴代6位となった。タイムは1分55秒2。2馬身半差の2着にはジャスティンパレス(6番人気)、さらに1馬身1/4差遅れた3着にプログノーシス(3番人気)が入った。なお、騎乗予定だった武豊が負傷のため、急きょ代打騎乗となった戸崎圭太のドウデュース(2番人気)は7着に敗れた。
 勝ったイクイノックスの「レコード」の文字に驚愕した。前半57秒7で行って、後半は57秒5、通常ならあのハイペースで後半の時計が早くなるなんてありえない。ただただ驚くばかりのレースだった。シルクの代表によるとこの常識離れした馬は夏を越えて、完成期に入ってきたらしい。次は様子を見て【JC】に向かう予定だとか。はたしてこの馬、一体どれだけ強くなるのだろうか。2着ジャスティンパレス、3着にプログノーシス
は展開が嵌った。ただそれでもこの2頭、この時計で走れたのは立派。特にジャスティンパレスは2000mも走れるとわかって種牡馬価値も上がることだろう。

 イクイノックスは、父キタサンブラック、母シャトーブランシュ(母父キングヘイロー)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)シルクレーシング。通算成績は9戦7勝(うち海外1戦1勝)。重賞は21年【東スポ杯2歳S】、22年【天皇賞・秋】、【有馬記念】、今年の【ドバイシーマクラシック】、【宝塚記念】に次いで6勝目。木村哲也調教師は22年イクイノックスに次いで【天皇賞・秋】2勝目、C・ルメールは18年レイデオロ、19・20年アーモンドアイ、22年イクイノックスに次いで5勝目となった。

今日の一口馬。ジャーヴィスが京都8R【3歳上1勝クラス・混】(1400mダート)に酒井学騎乗で出走し、7番人気5着となった。騎乗した酒井学によると「また内枠になってしまったこともあり、馬群に包まれることを嫌って行けるようだったら前につけたいと思っていました。スッと行き脚がつきましたが、他にも行きたそうな馬が多かったため番手で競馬をさせることに。外の馬のプレッシャーが厳しかったのは想定外でしたが、概ね考えていた通りの競馬ができました。段々と馬が良くなっているのを感じますし、レースも上手になってきましたね。今日は前に行きましたが、枠順次第では無理して行かなくても良さそうですし、戦法の幅も広がってきていますよ」とのこと。この馬は外枠が良いのを分かっていたが、人気馬をマークして粘っての5着は大好走。酒井が言うように先方の幅が広がった。これならこのクラス勝ち上がれそう。

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天皇賞は穴馬で・・・

2023-10-28 18:40:13 | Weblog

  昨日野球ネタをたくさん書いたので、今日はゴルフネタ二つ。まずは国内女子ツアー《樋口久子三菱電機レディスゴルフトーナメント》2日目。ツアー通算18勝の鈴木愛が8月《北海道meijiカップ》に続く今季2勝目へ、単独首位に浮上した。首位と1打差4位から出て、7バーディ、2ボギーの「67」で、通算9アンダーまでスコアを伸ばした。 7アンダーの2打差2位に山下美夢有、原英莉花、川岸史果。メルセデスランキング2位の山下は18位から出てノーボギー「66」、スコア誤記で失格となった米ツアー2次予選会から帰国初戦の原は8位から出て「68」で回った。6月《リシャール・ミル ヨネックスレディス》以来のツアー3勝目を目指す川岸は4位から出て「69」をマークした。6アンダーの5位に、ともにプロ2年目でツアー未勝利の竹田麗央と仁井優花。5アンダー7位にメルセデスランク3位の岩井明愛。2週連続優勝のかかる菅沼菜々は18ホール全部パーの「72」で2アンダー14位、昨年大会優勝の金田久美子は2オーバー40位で決勝ラウンドに進んだ。尚、メルセデスランク1位の申ジエ(韓国)は5オーバー61位、国内ツアーでは4月《フジサンケイレディス》以来、今季4度目の予選落ちを喫した。面白い選手が上位に揃った。誰が優勝してもおかしくないが、僕は未完の大器、竹田麗央に期待したい。おばは元賞金女王の平瀬真由美だ。
 米国女子ツアー《メイバンク選手権》3日目。2位から出た20歳のローズ・チャンが8バーディ、1ボギー「65」をマークし、通算18アンダーの首位に浮上した。プロ転向初戦で優勝した6月の《みずほ アメリカオープン》以来となる2勝目を狙う。ムービングデーのベストスコア「62」をたたき出したアタヤ・ティティクル(タイ)が17アンダーで、ジャスミン・スワンナプラ(タイ)と並ぶ3位に浮上。15アンダー4位にキム・セヨン(韓国)が続いた。 6アンダー20位から出た畑岡奈紗が8バーディ、ボギーなしの「64」をマークし、通算14アンダー。メーガン・カン、チェン・ペイユン(台湾)と並び、首位と4打差の5位で最終日を迎える。4アンダー30位から出た勝みなみが5バーディ「67」。この日「69」の古江彩佳と同じ通算9アンダーの15位に順位を上げた。 「71」の笹生優花は5アンダー40位。西村優菜は「72」で、2アンダー52位で3日目を終えた。30位から出た渋野日向子は3バーディ、2ボギー4ダブルボギーの「79」と崩れ、通算3オーバーの69位に後退した。畑岡が久々の上位。なかなか二日続けていいスコアを出すことが今季は少ないが、何とかビックスコアを出して優勝争いしてほしい。

 今日の重賞を振り返る。東京11Rで行われた【第12回アルテミスS】は、C・ルメール騎乗の1番人気チェルヴゥニア(美浦・木村哲也厩舎)がスタートやや出遅れ気味も道中は5番手の位置でレースを進め、直線で前が開くと豪快な伸び脚で一気に突き抜けて快勝した。母はオークス2着のチェッキーノ、半兄に今年の【新潟記念】を勝ったノッキングポイントがいる良血馬が、未勝利戦から連勝で重賞タイトルを奪取。牝馬クラシック戦線の主役候補へ名乗りをあげた。タイムは1分33秒6。1馬身3/4差の2着にはサフィラ(2番人気)、さらに半馬身遅れた3着にスティールブルー(4番人気)が入った。
 勝ったチェルヴィニアだが、力通りの勝利。まだ3戦目、これからもっと良くなる。牝馬GI戦線の中心馬だ。2着サフィラも馬の後ろで壁を作って、良い競馬をしている。ただ勝った馬が強すぎた。3スティールブルーも上手な走りをしている。結果的に標的になる形になってしまいまったが、2戦目でこれだけ走れば十分だろう。

 チェルヴィニアは、父ハービンジャー、母チェッキーノ(母父キンカメ)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は3戦2勝。重賞は初勝利。木村哲也調教師、C・ルメールともに【アルテミスS】は初勝利となった。
 一方、京都11Rで行われた【第66回スワンS】は、松岡正海の10番人気ウイングレイテスト(牡6歳・畠山吉宏厩舎)が2番手追走から直線入口で先頭に抜け出すと、後続の追撃をしのぎ切って勝利。10度目の挑戦で待望の重賞初制覇を果たした。タイムは1分19秒9。クビ差の2着に中団から脚を伸ばしたララクリスティーヌ(6番人気)が入り、さらに3/4馬身差の3着は後方から追い込んだロータスランド(11番人気)が入った。上位人気馬が総崩れで、3連単51万超の波乱決着となった。
 勝ったウイングレイテストには正直驚いた。能力は元から持っている馬でも、今日は松岡の好騎乗が光った。2着ララクリスティーヌは外枠でよく走っている。距離も1400mが良いのだろう。これから楽しみ。もっと枠が最悪だったのが3着ロータスランド。それでもこの順位だから力は相当。6歳牝馬だが、【阪神C】あたりでも面白いかも・・・。

 ウイングレイテストは、父スクリーンヒーロー、母グレートキャティ(母父サクラユタカオー)という血統。北海道新冠町・コスモヴューファームの生産馬で、馬主は(株)ウイン。通算成績は32戦4勝。重賞初勝利。管理する畠山吉宏調教師は【スワンS】初勝利、騎乗した松岡正海は06年プリサイスマシーン以来となる2勝目となった。

 

 明日の予想。まずは東京メイン【天皇賞・秋】は7番イクイノックス&3番ドウデュースで仕方ないかなと思っていたが、この2強の一角を崩す可能性がある馬を狙う。本命10番ジャックドール。昨年のパンサラッサの逃げを再現すれば、ひょっとしたらひょっとする。そう逃げ切る可能性がある。相手は2強に4,5,6,9番も買う。京都メイン【カシオペアS】は4番マテンロウスカイ。前走は暴走でバテたが、横山典が同じ失敗をするとは思えない。距離も1800mの方が良く普通に走れば圧勝まである。相手は2,9,10,11,13,1,16番。新潟メイン【ルミエールAD】は内枠に有力馬が揃ったが、馬場の悪化も含めて面白いのは16番アジアノジュンシン。51㌔のハンデに今絶好調の永島の手腕に期待する。相手は1,5,6,8,10,13,18番。

 

 今日の一口馬。新潟12R【3歳上1勝クラス・牝】(1200mダート)にラブリアージェが古川吉騎乗で出走し結果4着となった。レース後、騎乗した古川は「返し馬での感触からも、今日のような湿ったダート馬場はこの馬に合っていると思います。最内枠から行こうと主張すれば前に付けるスピードはありますが、これまで教えてきたように道中我慢させながら、終いに脚を伸ばす競馬を試みました。直線の反応も良かったですし、以前と違って落ち着いた雰囲気でレースに臨めていますからね。馬が充実しています」とのこと。勝てはしなかったが、馬が成長してきているようだ。今後に期待する。明日は京都8R【3歳上1勝クラス・混】(1400mダート)にジャーヴィスが酒井学騎乗で出走する。外枠なら楽しみが増えたが、3枠5番はちょっとガッカリ。メンバー的にも揃った感じがするし、なんとか掲示板を目指して欲しい。酒井学頑張れ!

 

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野球がいっぱい!

2023-10-27 20:33:05 | Weblog

 2023年《プロ野球ドラフト会議》が昨日行われ、育成枠も含めて122名(支配下72名/育成50名)の選手が指名を受けた。注目の1巡目指名は、パ・リーグ王者のオリックスが横山聖哉(内野手/上田西高)、セ・リーグ王者の阪神が下村海翔(投手/青山学院大学)を一本釣りした一方で、他の10球団は大卒・社会人の有力選手を巡って競合した。社会人No.1野手との呼び声もある度会隆輝(外野手/ENEOS)は、抽選の末にDeNAが交渉権を獲得し、西舘勇陽(投手/中央大学)は巨人、武内夏暉(投手/国学院大学)は西武、常廣羽也斗(投手/青山学院大学)は広島が、それぞれ交渉権を獲得した。また、2度目の1巡目指名ながら、高校No.1左腕とも称されている前田悠伍(投手/大阪桐蔭高)はソフトバンクが“ハズレ1位”で指名権を獲得。1巡目指名で3度抽選を外したロッテは、上田希由翔(内野手/明治大学)を1位指名した。そのほかではヤクルトが西舘昂汰(投手/専修大学)、中日が草加勝(投手/亜細亜大学)、楽天が古謝樹(投手/桐蔭横浜大学)、日本ハムが細野晴希(投手/東洋大学)の1位指名権を獲得した。全体1巡目指名は大卒9人、高卒2人、社会人1人の内訳で、東都大学野球から7人を輩出。2巡目以下では育成も含め徳島インディゴソックスから6人指名されるなど、独立リーグ勢の躍進も目立った。

 ここで勝手にドラフトを評価してみる。1位広島…1位常広、2位高、3位滝田と左右の即戦力投手を指名、新たなる投手大国再建に踏み出す。4位仲田は将来中軸を打てる選手になる可能性ありそうで、5位赤塚も大卒ではあるが伸びしろは大きそうで化けそうな投手だ。2位オリックス…1位で高校生内野手の横山、そして2位河内、3位東松、4位堀と4位まで各ポジションの高校生を指名している余裕のドラフト。育成の自信が見え隠れする。そしてしっかり、下位で社会人の右投手を3人指名しているのが巧い。このあたりの投手が来年後半戦に顔を出してきそう。3位阪神…下村を単独指名し、2位の椎葉は独立リーグ屈指の剛腕。3位山田、4位百崎とタイプの違う高校生野手を指名して競わせ、他は投手でまとめた。目的がはっきりしているバランスのいいドラフトだ。4位日本ハム…1位で2度抽選を外したものの細野を獲得したのは大きい。潜在能力は大学で今回一かも。僕は和製チャップマンとして後ろも面白いとみている。2位で大学NO.1捕手の進藤、3位でパンチ力に加え50m5秒台の快足と外野手の宮崎。井端さんは「塩見2世」の評価をしていた。また4位で将来性を見込んで右の長距離砲の明瀬も押さえた。5位西武…1位指名を公表していた安定度抜群の左腕の武内を引き当て、2位でも関西ナンバーワン投手と評判だった大商大の154㌔右腕、上田大河の指名に成功。杉山、成田と高校生の投手も指名し長期を見据え、6位の村田は西武らしい1m91,111㌔の大型内野手だ。いかにも西武らしいドラフトである。6位DeNA…1位渡会は横浜高時代から好打者だったが、社会人を経験して飛躍的に長打力が加わった。佐野以外は固定できていなかった外野の一角に食い込む可能性は十分にある。2位の松本は、打者に背中を見せる変則のサイドハンド。ワンポイントなら即戦力で良いリリーフになりそう。3位の武田は二刀流。僕は打者に専念すべきだと思っている。残念だったのは即戦力の先発タイプを上位で指名しなかったことだ。やっぱり即戦力の投手が欲しい。7位ヤクルト…補強ポイントは即戦力投手。クジで2度外したが、もう一人の西舘、2位で社会人ではNO.1の松本、3位で左腕の石原を獲得できたのは大きい。松本は昨年1位の吉村ぐらいのレベルにある。4位の鈴木は高校生捕手では堀より上とみている。5位の伊藤のショートの守備はすぐに使えるらしい。8位中日…1位で狙っていた度会を外したことは痛いが、外れ1位で亜大の草加勝を引き当てたのはいい。創志学園時代は阪神の西純矢の控えだった右腕で、最速153㌔の角度のあるストレートがあり、4年の春には6試合に完投勝利しうち4試合で完封している。今の中日なら即中継ぎあたりで使えるのでは…。身体能力抜群のショートの津田啓史、スピードタイプの辻本倫太郎を2、3位で指名。昨年の村松、田中に続き2年連続でショートの即戦力を補強。とりあえずセンターライン強化の見えるドラフトだ。9位ソフトバンク…一にも二にも育成できるかが鍵。僕はとにかく前田の育成に力を注いでほしい。2位の岩井は即戦力だが、長距離タイプの廣瀬、4位の村田は正直未知数の部分が多すぎる。化けるかもしれないが、そのまま終わるかもしれない。10位巨人…僕はもう少しバランスをとったドラフトの方が良いと思うが、1位の西舘を筆頭に、大学生1人、社会人4人の異例ともいえる来季特化型のドラフト。良い選手がいるのに使い切れていない巨人の現状を示している。なんか切羽詰まった感じがして仕方ない。11位楽天…古謝は腕の出どころが見にくい可能性を秘めた大型左腕だが、大物感はない。2位の坂井、3位の日當、4位のワォーターズ璃海と大型の高校生に3枠を使わないで、もっと打力のある選手を指名したほうが良かったのでは…なんか中途伊半端なドラフト。12位ロッテ…度会、草加、細野とクジで3度外して明大の左のスラッガーの上田希由翔を指名した。中村将の後釜としてはいい指名かもしれないが1位でなくても…。でもこんな選手が1年目から活躍することも多々あるのも事実で、予想を裏切る活躍を期待したい。ただそれでもシーズン終盤からCSで先発不足を露呈した球団なのだから、もっと先発タイプの即戦力にターゲットを絞るべきだったように思える。
 いずれにしろ、本当の成否がわかるのは、5年後、10年後。みんな頑張ってほしい!

 ドラフトでプロの一歩を歩む選手がいると思えば、まさかの指名漏れの選手もいる。例えば、高校生で高校通算62本塁打の広陵の「ボンズ」こと真鍋慧内野手、U18高校日本代表の沖縄尚学・東恩納蒼投手、同じく履正社・森田大翔内野手らがそうだ。大学生では大学日本代表の早大・熊田任洋内野手、同じく明大・蒔田稔投手らが指名を受けなかった。そして社会人では日本通運・平元銀次郎投手、三菱重工West・竹田祐投手らが指名漏れした。主な指名漏れ選手は以下の通り。
<高校生>広陵・真鍋慧内野手、沖縄尚学・東恩納蒼投手、履正社・森田大翔内野手、仙台育英・仁田陽翔投手、東北・ハッブス大起投手、修徳・篠崎国忠投手、高田・中山勝暁投手、神村学園・黒木陽琉投手、花咲徳栄・小野勝利内野手
<大学生>東北福祉大・後藤凌寿投手、成国際大・冨士隼斗投手、早大・熊田任洋内野手、早大・加藤孝太郎投手、明大・蒔田稔投手、法大・尾崎完太投手、立大・池田陽佑投手、立命大・谷脇弘起投手、同大・真野凜風投手、九州共立大・木村仁投手、日大・友田佑卓捕手、関大・有馬諒捕手、日体大・松浦佑星内野手
<社会人>日本通運・平元銀次郎投手、セガサミー・古屋敷匠真投手、東芝・粂直輝投手、三菱重工West・竹田祐投手、ヤマハ・相羽寛太内野手、日本新薬・武田登生内野手、パナソニック・山本ダンテ武蔵外野手
 個人的には神村学園の黒木は指名してほしかったな。それでも高卒の真鍋、東恩納、黒木、森田、仁田は今後指名がありそうだが、大卒の熊田、池田、有馬あたりは高卒時にプロに行っていれば…と思ってしまう。人生って難しいね。

 ドラフトの次は《日本シリーズ》。1964年の南海VS.阪神以来、59年ぶり2度目の関西対決となる。スポーツ紙などいろいろな勝敗予想を見ていると、阪神優利の評論家の方が多そうだが、僕も勝手に勝敗予想をしてみる。《CSファイナルステージ》は、どちらも数少ないチャンスを生かして競り勝ってきた感じだった。まぁいずれにしてもロースコアの展開が多いシリーズになりそう。今年の阪神の得点は、近本、中野が安打や四球で出塁し、森下、大山、佐藤輝で還す、また木浪が出て、投手が送って、近本、中野で還すパターンが多くみられた。ここで鍵になるのは、阪神がレギュラーシーズン獲得したリーグ最多の494四球。この四球の多さが得点につながった。ただオリックス投手陣はリーグ2番目に少ない405与四球と、そう簡単に四球を出さない。つまり阪神はレギュラーシーズンのように得点が獲れるか疑問になる。それに、先日から僕が書き続けているように阪神は短期決戦で“嵌りそうな”選手が多そうに思える。嵌らなそうなのは木浪ぐらいではないか。一方、オリックスは左足首を痛めた杉本、左手首違和感の紅林は心配だが、レギュラーシーズンでも何かあったときに、さまざまな選手でやりくりをしていたのでそう苦にしなそう。現に《ファイナルステージ》でも、森を外野で使っていたし、首位打者の頓宮さえも控えに回っていたほどだ。そういう起用法ができるのは中嶋監督の真骨頂である。
 それから投手陣を比べると、僕はオリックスの投手力が12球団一だと思っている。もし7試合すべて違う先発投手という決まりがあっても、山本、宮城、東、山崎福、田嶋、曽谷、山岡(今はリリーフだが)と、故障の山下舜なしでも組める豊富な先発陣。リリーフ陣も平野、山崎颯、宇田川、阿部、本田、小木田、ワゲスバックと選り取り見取り。序盤失点してもゲームを壊すことがない多彩さである。一方、阪神も投手陣は豊富。先発で村上、伊藤将、大竹、西勇、青柳、才木、西純、リリーフ陣が岩崎、岩貞、桐敷、石井、加治屋、島本、及川らと揃っている。ただ大竹、加治屋、西勇らパリーグ出身の投手がオリックス打線を抑えられるかどうかは不安だ。村上、伊藤将も投げてみなければわからない。特に大竹は森が大の苦手(高校時代から)で、オリックスも阪神緒投手陣は組みし易しだろう。僕は量質共にオリックスが上とみる。そそして何よりもオリックスは、3年続けて《日本シリーズ》に進出という経験の強みもある。これは大きな差だ。よって僕の結論…オリックスの4勝2敗。もちろん阪神に嵌る選手が少ないこともあり得る。そうなっても4勝3敗でオリックスかな。キープレイヤーは両チームのサードである佐藤輝と宗で、二人の攻守で決まるような気がする。両軍とも頑張れ!

 海の向こうのMLBも《第119回ワールドシリーズ》が明日開幕する。《ア・リーグ優勝決定シリーズ》では、レンジャーズがアストロズを4勝3敗で破り、12年ぶり3度目のリーグ優勝を決めた。2010年と2011年にも《ワールドシリーズ》に出場したレンジャーズだが、2010年は1勝4敗、2011年は3勝4敗で敗退。「3度目の正直」で球団史上初のワールドシリーズ制覇を目指す。一方《ナ・リーグ優勝決定シリーズ》はダイヤモンドバックスがフィリーズを4勝3敗破り、初進出と初優勝を果たした01年以来22年ぶり2度目となる《ワールドシリーズ》進出を決めている。《日本シリーズ》と違ってこの両チームは、ともにワイルドカードからの進出。両チームとも21年には100敗以上と低迷しており、100敗シーズンから2年以内のチーム同士の対戦は史上初めての「下克上シリーズ」となる。果たして優勝するのは…僕は4勝3敗でレンジャーズかな⁉
 ところでMLBは21世紀に入って《ワールドシリーズ》連覇を成し遂げたチームがない。《ワールドシリーズ》連覇は1998~2000年のヤンキースが最後で、連覇がない現在の期間は、北米4大スポーツ史上の最長記録なのだ。MLBの歴史上、ワールドシリーズ連覇は14度達成されている。それは、1907~08年カブス、1910~11年アスレチックス、 1915~16年レッドソックス、1921~22年ジャイアンツ、1927~28年ヤンキース、1929~30年アスレチックス、1936~39年ヤンキース(4連覇)、1949~53年ヤンキース(5連覇)、1961~62年ヤンキース、1972~74年アスレチックス(3連覇)、1975~76年レッズ、1977~78年ヤンキース、1992~93年ブルージェイズ、1998~2000年ヤンキース(3連覇)だ。

 これを見てお分かりのように《ワールドシリーズ》連覇を成し遂げた14チームのうち9チームはプレーオフが《ワールドシリーズ》しかなかった時代のチームであり、《ワイルドカード》導入後に限れば、1998~2000年のヤンキース(3連覇)しか達成していない。これはプレーオフのステージ数が増えたことで運に左右される場面も増えたからであろう。今年はとりあえず連覇はない。来年、今年の《ワールドシリーズ》を制したチームが連覇という偉業に挑戦することになる。挑戦者はどっち⁉

 明日の予想。東京メイン【アルテミスS】は4番チェルヴィニア。前走がとにかく圧巻、この頭数なら、不利もないはずでここは鉄板。相手は1,2,6,7,8,9番。特に血統面で8番と【新潟2歳S】が良かった2番は厚めに。京都メイン【スワンS】は8番グレナディアガース。マイルのG1を勝っているが、1400mがいちばん良い馬。前走も出遅れたもののG1馬の片鱗を見せた。相手は1,2,3,4,9,15,16番。新潟メイン【魚沼S】は10番マイネルモーント。ここにきて安定したレースぶりを魅せる3歳馬。伸び盛りでここも好勝負を期待。相手は1,2,5,6,7,11番。

 

 今週の一口馬。今週は2頭で、まずはラブリアージェが明日の新潟12R【3歳上1勝クラス・牝】(1200mダート)に古川吉騎乗で出走する。昆調教師は「今週もコース長目から負荷を掛けて追い切りを消化しています。単走でもキビキビとした動きを披露して、馬自身が活気に満ち溢れている。疲れは感じられず、いまは稽古でもだいぶ落ち着いた状態で臨めるようになってきたので、とにかく馬の雰囲気が良く映りますよ。使いたかった内回りの芝1400m戦は出馬状況が混み合っており、矛先をダ1200m戦に変えて投票しています。どこかで試したい気持ちはあったのですが、この週末が雨予報で脚抜きいい馬場コンディションとなりそうですからね。タイミング的に狙うならここしかないでしょう。芝以上のパフォーマンスを示せるかは疑問でも、スムーズに競馬できるようなら前進があると期待しています」とのこと。元々園田のダートをスピードで逃げ切って3連勝してきた馬。僕はこの条件での走りを待っていた!人気は無いが期待している。もう1頭はジャーヴィスが明後日の京都8R【3歳上1勝クラス・混】(1400mダート)に酒井学騎乗で出走する。千田調教師は「中1週となるので、昨日は単走で動きを確認する程度の追い切りを消化。この中間も順調にきていますし、問題ない感じだったので今週の出走を決めています。予想に反して思いのほかメンバーが揃った感じがしますが、この馬の場合はまずスムーズに競馬ができるかといったところ。枠順次第となりますが、なるべく馬込みを避けて競馬ができればと思っています。2走前なんかは外にずっと張り付かれていましたが、それは気にしていなかったようなので、まだ分からない部分もあるんですよね。少しずつ成長は見られますし、いろんな経験をすることで着実に良くなっているのを感じるので、ここも収穫のある走りをさせたいと思っています。ジャーヴィス自身、前走でこの距離の流れは掴めたでしょうし、鞍上も手応えを感じていたので、いい走りをしてきてもらいたいですね」とのこと。掲示板を期待。


 山田敬士(26・フリー)からの騎手免許の取消申請を受け、JRAは26日付で同騎手の騎手免許を取り消した。 山田は9月に調教中に落馬して負傷。復帰を目指していたが、回復が思わしくなく、引退を決断したとう。山田は2018年デビューの6年目。18年4月14日の福島競馬6Rでイペルラーニオ(栗東・矢作厩舎)に騎乗して初勝利を挙げた。その後もコンスタントに勝ち星を重ねていたが、18年10月13日の新潟6R【3歳上500万下】(2500mダート)に騎乗した際、距離を誤認。大きく離された最下位に敗れ、翌日から3カ月間の騎乗停止処分を受けた。JRAでは通算1982戦40勝。今年は先週末時点で、118戦0勝という成績だった。山田は僕にとっては思い出深い騎手である。というのも、まだ現役で頑張っているアースライザー(6歳)の2勝を挙げた時のジョッキーが山田なのだ。つまり、山田の勝利の1/20は僕の一口馬の勝利なのだ。もし山田で勝っていなかったら、まだ競争馬でいたかどうかもわからない。山田有難う!そしてお疲れさまでした!

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菊花賞、単勝、複勝、馬連、3連複、3連単完全的中!

2023-10-22 17:59:25 | Weblog

 CSで早々に敗退したソフトバンクだが、森唯斗、嘉弥真新也、上林誠知、高橋純平、古川侑利、九鬼隆平、佐藤直樹の7選手に来季の支配下契約を結ばない旨を通告したと発表した。森は1年目からリリーフとして58試合に登板すると、そこから球団新記録となる7年連続で50試合以上に登板。2018年からは守護神の座を任されて最多セーブのタイトルを獲得するなど、通算127セーブを挙げた。2022年途中から先発に転向。本格的に先発となった今季は1軍で6試合に登板して2勝3敗、防御率4.60だった。嘉弥真は2017年に中継ぎとして58試合に投げると、その後は左キラーの中継ぎ左腕として6年連続50試合以上に登板。ただ、今季は左肩の痛みなどもあって2軍降格を経験。23試合の登板に終わっていた。上林は、2017年に134試合に出場して打率.260、13本塁打をマーク。翌2018年には全143試合に出場して打率.270、22本塁打62打点を記録し、外野のレギュラーの座を掴んだ。だが、2019年4月17日のロッテ戦で右手甲に死球を受けて薬指を骨折。この怪我で打撃を崩し、その後は低迷。昨年5月18日には右アキレス腱を断裂。復帰を目指した今季は56試合の出場にとどまった。2015年のドラフト1位で県岐阜商から入団した高橋純は、4年目の2019年に中継ぎとして45試合に登板して3勝2敗17ホールド、防御率2.65の好成績を残したが、その後は不振に喘ぎ、昨季、今季と2年連続で1軍登板なし。佐藤直は2019年のドラフト1位。ただ2022年の48試合出場がキャリア最多。わずか入団4年目での戦力外となった。古川は2013年のドラフト4位で楽天に加入し、巨人、日本ハムを経て、昨オフの現役ドラフトでソフトバンクに加入。今季は開幕1軍入りを果たしたものの、6月に登録抹消になると、1軍では9試合の登板に終わった。九鬼は重入れのある選手。2016年のドラフト3位で熊本の秀岳館高からプロ入り。強打の捕手として期待されていたが、2020年に頸椎の手術を受けた。その後は1軍出場はなく、今季も昇格はなかった。今年のプロ野球を観ていて、阪神の大竹、加治屋、ヤクルト小澤、日本ハム田中、ロッテ茶谷とソフトバンクで使えなかった選手の活躍はもはや当たり前。森と嘉弥真は30代だが、他はまだ20代。故障の回復次第というところはあるがとりあえず獲ってみて損はないのではないか。中日なんか地元で高橋なんかとってみては…。
 ゴルフの話題。男子日米ツアー共催《ZOZOチャンピオンシップ》最終日。メジャー2勝で日系米国人のコリン・モリカワが7バーディ「63」で回り、スタート時の2打差を逆転する通算14アンダーで2年ぶりの優勝を飾った。2021年《全英オープン》以来となるツアー通算6勝目。後続に6打差をつける圧勝で、縁のある日本で久々のタイトルを手にした。通算8アンダーの2位に、ともにツアー未勝利のボウ・ホスラーとエリック・コールが並んだ。通算7アンダーの4位に石川遼とロビー・シェルトン。8位から出た石川は8バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「67」をマーク。米ツアーでは2016年10月《CIMBクラシック》(10位)以来のトップ10に入った。通算6アンダーの6位に、ともに12位から「66」で回った久常涼と平田憲聖、ミンウ・リー(オーストラリア)、J.J.スポーンが続いた。 3打差を追ってスタートした小平智は3バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「72」で通算4アンダーの12位に終わり、18年《RBCヘリテージ》以来の米ツアー制覇はならなかった。歴代覇者の松山英樹は2バーディ、4ボギーの「72」とし、通算5オーバーの51位だった。尚、トップ10入りを果たした石川、久常、平田の日本勢3人は、2週後にメキシコで開幕する米国男子ツアー《ワールドワイド・テクノロジー選手権》の出場権を獲得した。まぁ予想通り、モリカワが強すぎたが、僕は思ったより日本人選手が頑張った。特に久常、平田のプレーはお見事。石川も含めて是非メキシコ行って頑張ってほしい。

 国内女子ツアー《NOBUTA GROUPマスターズGC レディース》最終日。首位タイから出た菅沼菜々が3バーディ、1ボギーの「70」でプレーし、2位に3打差の通算14アンダーで優勝を挙げた。8月《NEC軽井沢72ゴルフ》に続く2勝目。山下美夢有は3バーディ、3ボギーの「72」で回り、通算11アンダー2位でフィニッシュ。尾関彩美悠、僕が応援した福田真未が並んだ。通算10アンダー5位に森田遥、ペ・ソンウ(韓国)、天本ハルカの3人が並んだ。前週優勝の櫻井心那は通算8アンダー9位で終えた。岩井千怜、西郷真央は通算6アンダー13位タイ、岩井明愛は通算3アンダー21位タイ、吉田優利は通算2アンダー24位タイ、小祝さくらは通算1アンダー28位タイ、上田桃子は通算2オーバー38位タイ、稲見萌寧は通算3オーバー42位タイで大会を終えた。菅沼が良いプレーだった。元々ショットメーカーでパター上手、他の選手に付け入るスキを与えなかった。天晴れ!
 米国女子ツアー《BMW女子選手権》最終日。トータル16アンダー・首位に並んだミンジー・リー(オーストラリア)とアリソン・リー(米国)がプレーオフを行い、1ホール目でバーディを奪ったミンジーが節目となるツアー通算10勝目(今季2勝目)を挙げた。敗れたアリソンはツアー初優勝が目前だったが、最後に力尽きた。トータル14アンダー・3位にリディア・コ(ニュージーランド)、トータル13アンダー・4位にはエンジェル・イン(米国)が入った。申ジエは12アンダーで5位タイ、古江彩佳は7バーディ・2ボギーの「67」をマーク。トータル11アンダー・10位タイに入った。笹生優花はトータル5アンダー・34位タイ。畑岡奈紗はトータル4アンダー・41位タイだった。 渋野日向子は1イーグル・1バーディ・2ボギーの「71」。トータル1アンダー・56位タイで4日間を終えた。最終日、古江は頑張ったが、2日目の「75」が痛かったなぁ。この仕返しは日本で…。

 

 今日の重賞を振り返る。京都11Rで行われた【第84回菊花賞】は、僕が本命に推したC・ルメールの4番人気ドゥレッツァ(牡・尾関知人厩舎)が大外枠スタートからハナに立ち、向こう正面で3、4番手に控える形に。2周目4コーナー過ぎで再加速して抜け出すと、一気に後続を突き離して3馬身半差の圧巻V。皐月賞馬、日本ダービー馬を撃破してラスト1冠を奪取し、未勝利戦から一気の5連勝で大輪の花を咲かせた。タイムは3分3秒1。2着にはタスティエーラ(2番人気)、さらに1馬身半遅れた3着にソールオリエンス(1番人気)が入った。
 勝ったドゥレッツァだが、ルメールの好騎乗が光ったが、この馬自身、折り合いがつき上りはNo.1。3000mでこのような競馬ができるのであれば、とんでもなく強いのではないか。たぶん距離も2000~2500mでも大丈夫な気がする。2着タスティエーラはスタートしてからいいリズムで折り合いがついて、リラックスして走っていた。直線も手応えが良かったが、勝った馬が強すぎた。まだこれから良くなるところもあるだろう。3着ソールオリエンスも現在持っている力は出し切ったように思う。爆発力が無かったのは、距離が長かったのかもしれない。僕はこの馬が穴をあけると思っていた4着リビアングラス。道中の雰囲気も良く、折り合いもつき、リズム良く運べて、一生懸命走り切った。まだ良くなるのでは…。5着サヴォーナはいい脚を長く使うタイプ。もう少し中身がしっかりしてくれば今後が楽しみと思えるレースだった。

 ドゥレッツァは、父ドゥラメンテ、母モアザンセイクリッド(母父More Than Ready)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)キャロットファーム。通算成績は6戦5勝。重賞は初勝利。尾関知人調教師は【菊花賞】初勝利、C・ルメールは2016年サトノダイヤモンド、18年フィエールマンに次いで3勝目となった。

 

 今日の一口馬。ベルシャンソンが新潟3R【3歳上1勝クラス】(1800mダート)に出走し2着。騎乗した水沼は「前日からの雨で前が止まらないと思っていたのですが、楽に良いポジションを取れて、じっと構えて運ぶことができました。休み明けでしたが終いもしっかりと反応してくれましたよ。直線では最初内に進路を取ろうとしましたが、狭くなりそうだったので外目に切り替えた分少しロスがありました。今日は負けてしまいましたがもう少しというところでしたし、次はもっといい競馬ができると思います。馬も休養前と比べて良くなっていました」とのこと。っていうか、水沼が直線上手く乗れていれば勝っていたレース。まぁこのクラスはいつ勝ってもいい馬で、故障なく次頑張ってほしい。ホワイトクロウは東京7R【3歳上1勝クラス】(1600mダート)に出走し2着。騎乗した戸崎は「シンプルに溜めて終いに賭ける形で勝負しましたが、この馬なりにしっかり脚を使ってくれてはいるものの、勝ち馬に残られてしまいました。力は示してくれているだけに、一番いい結果を出せず申し訳ございません」。矢野調教師は「前走後、脚元や馬体はいい意味で変わらず、今日こそは結果を…と強い気持ちで挑みましたが、う~ん…。スムーズに外へ出して終いを伸ばせるかはポイントの馬で、実際に直線は外から脚を使ってくれただけに、もう1頭交わせず悔しい限りです。申し訳ございません。まずはレース後の状態を確認して、問題なければ東京開催中にもう1戦いけるか見極めていきます」とのこと。悔しい2着ではあるが、僕の皮算用では今回2着で、次で勝ち上がる。まずは状態のチェックで以上のないことを祈りたい。

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菊花賞は・・・

2023-10-21 18:30:33 | Weblog

 ソフトバンクが、小久保裕紀2軍監督の1軍監督に就任することを発表した。小久保新監督は、現役時代、ソフトバンク、巨人で通算2041安打、413本塁打。引退後は2017年WBCで日本代表監督を務めた後、21年にヘッドコーチとしてソフトバンクに復帰。22年からは2軍監督となり、今季はファーム日本一に導いた。正直、もう少し修行して監督になって欲しかったのだが、まぁ球団としてもここまで待ってという感じなのだろう。あとはどんなコーチ陣を組むのか。特にヘッドコーチを誰にするのかに注目したい。城島は受けないと思うので、鳥越あたりかな!?
 ゴルフ3連発。男子日米ツアー共催《ZOZOチャンピオンシップ》3日目。2打差の3位から出た小平智が2バーディ、1ボギーの「69」でプレーし、首位に3打差の通算6アンダー5位で最終日へ。米ツアー来季シード争いの渦中に一時帰国した共催大会で、2018年《RBCヘリテージ》以来となるツアー2勝目をかけて残り18ホールに入る。通算9アンダーの単独首位にはツアー未勝利のジャスティン・サー。同世代のコリン・モリカワ、ビクトル・ホブラン(ノルウェー)らとともに将来を嘱望された26歳がツアー初優勝に前進した。 通算8アンダーの2位に、ともに同じくツアー初優勝がかかるエリック・コールとボウ・ホスラー。通算7アンダーの4位に「66」をマークしたメジャー2勝のモリカワがつけた。 8位スタートの石川遼は4バーディ、3ボギーの「69」とし、日本勢では小平に次ぐ通算4アンダーの8位。通算3アンダーの11位に稲森佑貴、通算2アンダーの12位にともに「68」で回った平田憲聖と久常涼が続いた。 61位から出た歴代覇者の松山英樹は3バーディ、1ボギーの「68」と2つ伸ばし、通算3オーバーの43位で最終日に入る。優勝候補筆頭はモリカワか。面白い優勝争いしてほしい。日本人では久常に期待しているが、優勝は厳しいと思っている。

 国内女子ツアー《NOBUTA GROUP マスターズCCレディース》3日目。首位で出た菅沼菜々が2バーディ、1ボギーの「71」でプレー。「69」で回った尾関彩美悠とともに通算12アンダーで首位に並んだ。菅沼は8月《NEC軽井沢72ゴルフ》に続く2勝目、尾関は昨年9月《住友生命レディス東海クラシック》に続く2勝目がかかる。年間ポイントレース(メルセデスランキング)2位の山下美夢有は4バーディ、2ボギーの「70」で回り、通算11アンダー3位につけた。通算10アンダー4位に福田真未。通算9アンダー5位にイ・ミニョン(韓国)、ツアー未勝利の天本ハルカが並んだ。前週優勝の櫻井心那は「72」とスコアを伸ばせずに通算6アンダー9位。ポイントランク3位の岩井明愛は通算1オーバー45位で最終日に入る。普通なら山下有利だと思うが、最近山下はつけ抜けるゴルフができていない。ならばベテラン福田に頑張ってほしいなぁ。

 米国女子ツアー《BMW女子選手権》3日目。単独首位で出たミンジー・リー(オーストラリア)が3バーディ、2ボギーの「71」で回り、アシュリー・ブハイ(南アフリカ)と通算12アンダーの首位で並んだ。リーは9月《クローガー・クイーンシティ選手権》に続く節目のツアー通算10勝目、ブハイは6月《ショップライトLPGA》に続くツアー3勝目をかけて最終日に臨む。1打差の3位に前年覇者のリディア・コー(ニュージーランド)とツアー初優勝を狙うアリソン・リー。通算10アンダーの5位に、今季3勝のセリーヌ・ブティエ(フランス)とツアー未勝利のローレン・コフリンがつけた。国内女子ツアーのメルセデスランキングでトップを走る申ジエ(韓国)は通算9アンダー7位。2週連続優勝のかかるエンジェル・インは通算8アンダー9位。12位から出た古江彩佳は3バーディ、2ボギーの「71」で回り、「69」とした笹生優花らと並んで通算6アンダー17位とした。畑岡奈紗は3バーディ、2ボギーの「71」で通算2アンダー47位。古江とともに12位から出た渋野日向子は1バーディ、6ボギーの「77」と崩れ、通算イーブンパーの52位に後退した。笹生、古江は優勝まではややきつそう。ただ申ジエは十分チャンスある。頑張れ!

 今日の重賞を振り返る。東京11Rで行われた【第26回富士S】は、ジョアン・モレイラ騎乗の1番人気ナミュール(牝4歳・高野友和厩舎)が中団後方でリズム良くを追走すると、直線では馬群の中から抜け出し、豪快に伸びて突き抜け快勝。昨年3月の【チューリップ賞】以来の復活Vで、2つ目の重賞タイトルを奪取した。また、【マイルチャンピオンシップ】への優先出走権が与えられた。タイムは1分31秒4。1馬身1/4差の2着にはレッドモンレーヴ(4番人気)、さらに2馬身半差遅れた3着にソーヴァリアント(6番人気)が入った。
 勝ったナミュールだが、余裕のある強い勝ち方だった。この勝ち方ができれば大きいところも…。それにしてもモレイラは凄い。2着レッドモンレーヴは休み明けでよく走っている。東京のマイルも合うのだろう。3着ソーヴァリアントも良く走っているが、切れのある2頭に負けてしまった。ただこの馬は右回りの方が良さそう。

富士Sを勝ったナミュールは、父ハービンジャー、母サンブルエミューズ(母父ダイワメジャー)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)キャロットファーム。通算成績は12戦4勝。重賞は2022年【チューリップ賞】に次いで2勝目。高野友和調教師、J・モレイラともに【富士S】は初勝利となった。

 明日の予想。まずは京都メイン【菊花賞】。本命は17番ドゥレッツア。大外枠の不利は百も承知。ただ今回の【菊花賞】、断然人気となる馬はいない。ならばルメール騎乗の同馬で十分勝負になる。外枠から馬に負担を賭けないで中団に付け、自慢の末脚で突き抜ける。いや馬券圏内に突っ込む。相手は1,6,7,8,9,11,14番。東京メイン【ブラジルC】は10番テンカハル。得意でない小回りのコースで前走2着。負けた相手もウシュバテソーロなら仕方ない。得意なコースの戻り56㌔なら。相手は2,3,5,7,11,13番。新潟メイン【新潟牝馬S】は9番フェアエールング。格上挑戦になるが、ここにきて本格化。このメンバーなら決してヒケは取らないだろう。相手は2,3,5,7,11,13番。

 

 今日の一口馬。まずはウインプリエが東京1R【2歳未勝利・牝】(1600mダート)に出走し8着。鞍上の松岡正は「返し馬の感触ではトモの踏み込みの甘さはそこまで気になりませんでした。実際あれだけ速いゲートでしたし、トモが甘かったらそんなに出られませんしね。しかし、課題は精神面です。返し馬から先頭に出るといきなりブレーキを掛けたりしましたし、周りに敏感でとにかく幼いです。レースでも、あれだけいいスタートなのに突っ張ってしまって進んでいきません。道中促しましたが、あれをしなければ最後方まで下がり、何も収穫のないレースになってしまったでしょう。砂を被っても大丈夫でしたし、ダートの走りはいいです。ただ、とにかく精神面が幼過ぎて、まだちゃんとレースで走れる状態ではありません。馬具も選択肢ですが、こういう精神面の馬だと逆に見えなくなってパニックになる可能性もありますから、慎重に判断した方がいいと思います」とのこと。今後は放牧を予定しているとのことで、一旦気持ちをリセットしてなんとか精神面の成長が見られれば…というところ。気性面の成長を期待したい。テキサスフィズは京都12R【3歳以上2勝クラス】(1200mダート)に出走し16着。試練なのか,JRAのいたずらなのか1番枠になった時点でこのような結果を予想できた。でもなんとはハナきって…と思っていたのだが、鞍上の和田竜は「最内枠が当たってしまったので、砂を被らないように先手を取る気持ちで出して行きました。逃げた馬のテンが速くて2番手からの競馬となりましたが、外へ切り替えた時にはもう余力が無かったですね。チークピーシズを着用した効果は多少あったかもしれませんが、他馬に萎縮しているところがありましたし、ストライドが伸びなかったので気持ちの面で少し難しさが出ているように感じました」とのこと。この馬も気性が…出直しだ!ハリケーンリッジは東京12R【3歳上1勝クラス】(1800m芝)に出走し3着。大和田調教師は「体は何とか保って送り出すことができました。あとは、この距離に改めてチャレンジしてみて対応できるかどうかというところでした。結果は僅かな差で3着と惜しいものになってしまいましたが、内容は大変なものでしたね…。ルメールさんに話を聞くと『気持ちがかなり先行していてコントロールが大変でした。序盤では頭をあげていて力みが目立っていましたし、手前を替えるとモタれがかなりあり、直線でも外に行こうとしていたのを何とか修正しながら追わなければなりませんでした。まっすぐ走ることができていれば1馬身は抜けていたと思います』と言っていましたね…。モタれに関しては今回だけでなく、ずっとあるものです。口向きだけの問題ではなく、右トモが踏ん張り切れないことから右に倒れてしまうのだと思いますが、そのロスがある分負けてしまったとなるとかなり悩ましいです。馬体のケアを入念にしながら何とか保つようにはしているものの、大きな改善まではいかないので、今後も丁寧に接して少しでもいい状態で臨めるように持っていかなければいけないと思っています」とのこと。名手を持ってしてもコントロールの課題が前面に出てしまい、悩ましい限り。まぁ無事に1戦1戦大事に走ってほしい。

 明日は2頭出走予定。新潟3R【3歳上1勝クラス】(1800mダート)にはベルシャンソンが水沼騎乗で出走する。水沼騎乗で人気が少しでも下がれば馬券的に面白かも…。東

京7R【3歳上1勝クラス】(1600mダート)には中1週でホワイトクロウが戸崎騎乗で出走予定。調子がいいし、鞍上も戸崎が確保できたので使うことになったようだが、今回負けて人気落ちの次走で…という気持ちもなくはない。

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CS&KEIBA

2023-10-20 20:04:21 | Weblog

佳境になってきたプロ野球CS。敗退したところも含めてここまでのCS各チームを勝手に診断する。まずはセ・リーグチャンピオンの阪神。ここまでCSファイナルステージ2試合を連勝。今日広島を破れば日本シリーズ進出となる。正直、こんなスムーズに連勝するとは思っていなかった。広島の良い勢いもあったし、阪神の主力メンバーを見渡すと、短期決戦でスランプに嵌りそうな選手が多そうと思っていたからだ。それを払拭したのが、緒戦の先発の村上と同点ホームランを放った森下。そしてなんといってもぶれない岡田監督の采配。メンバーを替えず、ペナントシーズンと同じ戦い方での連勝はお見事。広島相手にベテランの西勇や青柳を絡めるのかと思ったが、ペナントを勝ちとった投手(村上、伊藤、大竹)で行く王道野球は今のところ隙なし。日本シリーズへ向けても視界良好か。
 対する広島は第1ステージの勝ち方が良く、まだ九里、大瀬良と先発陣も残っていたので、阪神戦初戦に勝てば面白いと思っていたが、新井監督の積極的采配が完全に裏目になってしまった。まず緒戦の村上対策として左打者を並べる打線はあまりにも無謀。調子のいい堂林は使った方が良かったのでは…。結局村上を崩せず、試合の後半は左のリリーフ陣に右打者の代打も後手後手の采配になってしまった。また先発したメンバーも松山でなく、韮澤というのが…。まぁ完全な監督の判断ミスだ。昨日にしても大瀬良があれだけ頑張っていたのに見殺し。7回の末包のダブルプレーもあそこは送りバントだったのではないか。短期決戦は先手先手で攻めるべきで、もう少し1点を取りに行く野球をするべきではないか。それにしてもこの1球が弱すぎる。まぁ今日で終わるのは寂しいので、なんとか広島には1勝ぐらいはしてほしい。

DeNAはひと言で言って三浦監督が無策すぎた。牧が打てなかったのがすべてだが、リリーフ陣に石田、大貫、濱口らを加えていても良かったのでは…。まぁ佐野が故障で出られなかったのがいちばん痛かったかな。
 
 一方、パ・リーグチャンピンのオリックス。中島監督の昨日の采配は余裕と受け止めていいのだろうか。ロッテとの緒戦を勝てたことで、“勝てれば御の字。負けてもOK”というような采配にしか見えなかった。まず先発が宮城、山崎福ではなく、田嶋だったこと。またその田嶋を引っ張りすぎたこと。捕手が若月でなく、森だったこと。リリーフ陣に平野、山崎颯を入れてなかったこと。細かいチーム事情は分からないが、あまりに余裕がありすぎるような気がしてならない。そして今日の先発は東。大阪ドームだから前回のようなことはないと思うが、今日ブルペンデーのロッテに負けたら流れが大きく変わる可能性もある。

 そのロッテはこれまでこの戦力で大健闘だろう。なんといっても、荻野、角中、そして安田の頑張りが光る。もったいなかったのは、オリックスとの緒戦。今シーズン美馬の時は松川がマスクをかぶっていたらしいが、あの試合の松川のリードは酷かった。あまりにも荷が重かったとしか言えない。短期決戦の大事な緒戦、やはり田村がマスク被るべきだったように思う。それでもこれまで全くダメだった山口が昨日決勝犠牲フライ。今日本塁打でも打ったりして勝利したら面白い流れになるかも。まぁそれでもオリックスが強いが…。

 ソフトバンクについては最後まで藤本監督の迷采配に笑った。ソフトバンクファンの僕でも今年はオリックスに日本シリーズに行ってほしいと思っているので、割と冷静な気持ちで試合を観られたが、初戦のスチュアート・ジュニアの先発から始まり、3戦目の井上のスタメン、津森の投入と“えっ”と思う采配があまりにも多かった。また斎藤投手コーチが試合後、津森&大津をかばっている姿を見て美談のように語られているが、藤岡に同点スリーランを打たれる前のマウンドでの優しそうな姿は…。あの瞬間“打たれるのでは…”と思ったのは僕だけだろうか。もしあれが星野監督だったら、相当な気合入れだったような気がする。時代が違うといえばそれまでだが…。まぁけが人が多く、藤本前監督にも同情の声が上がったが、監督はやっぱり結果を出せなかったら責任取るべき。この退任は仕方ないだろう。まぁ次が小久保というのも不安だが…。いずれにしろ、僕は阪神VS.オリックスの日本シリーズが観たい!

 

 明日の予想。まずは東京メイン【富士S】。本命は3番エターナルタイム。【関谷記念】でも狙おうと思っていた馬だが、夏負けで回避。左回り専門で使われておりここをターゲットに調整。【マイルCS】よりここが勝負とみて狙いたい。相手は2,4,5,6,7,9,11番。京都メイン【オータムリーフS】は13番サンライズフレイム。5戦4勝でオープンまで上がってきたが、スケールの大きさだけで勝ってきたイメージ。1400mは3戦3勝で、邪魔をされない外枠もいい。相手は2,4,5,6,7,8,11番。新潟メイン【北陸S】は15番ウィリン。馬場悪化が少し心配だが、これまでで新潟1200mのレースが一番よく、鞍上も丹内に替わるもいい。相手は1,2,7,8,12,17,18番。

 

今週の一口馬。今週はなんと5頭出走予定。まずは明日の東京1R【2歳未勝利・牝】(1600ダート)にウインブリエが松岡騎乗で出走予定。和田郎調教師は「今週も前半はあまり出していかず、トモが嵌ってから動かし始めましたが、ラストはいい反応でしたし、動きは良かったです。まだトモが緩いので、坂路だと動き切れないところはありますが、こうしてラストを伸ばす方が体を使っていい走りができます。本番でもそうするかどうか、ジョッキーと打ち合わせしたいと思います。稽古では砂を被っても問題ありませんし、精神面も徐々に成長は見せています。走りからダート向きだと思いますから、この条件替わりがいい方に出て欲しいと思っています」とのこと。元々ダートで走ると思っていて出資している馬、デビュー前は調教でもいい動きだった。まずは掲示板を期待する。そして同じく東京12R【3歳上1勝クラス】(1800m芝)にハリケーンリッジがルメール騎乗で出走予定。大和田調教師は「先週でコース追いを行っていますので、その後の時計を出す調教は坂路中心にしようと考え調整を行ってきています。実際のところ、日曜日も坂路、今朝も坂路にして追い切りましたよ。動きそのものは良いのですが、ちょっとカーッとするところがありますね。体は入厩時から変わらずスッキリしているのでレースへ行って苦しくならなければ…と思います。今回の鞍上はルメールジョッキーにお願いすることになりましたので、前走とはまた違った感触、手ごたえを得られる、そして、できる限りいい結果となってほしいと願って今週末を迎えたいと思っています」とのこと。もはやルメール頼みって感じか。そんな切羽詰まらなくても思うが、クラブからの大きなプレッシャーがあるのだろう。一応、勝ち負け期待。また京都12R【3歳上2勝クラス】(1200mダート)にはテキサスフィズ和田竜騎乗で出走予定。西園正調教師は「18日に坂路コースで追い切りを行いました。全体が51.0秒で、ラスト1ハロン12.1秒と、走り易い馬場だったとはいえ、全体終い共に好タイムをマークしてくれました。真面目に走ればこれだけの走りを見せてくれますし、レースでも最後まで気持ちが切れなければこのクラスでも通用して良い馬だと思っています。自分のペースで走っている分には問題ないですが、他馬に交わされるとあからさまに突っ張って止めてしまうところがあるので、今回は集中力を高める為にチークピーシズを着けてみようと思います。和田竜二騎手にはこの馬の癖は伝えていますが、最後までしっかり追ってくれるジョッキーですので、この馬の良いところを引き出してくれることを期待しています」とのこと。このクラスを勝つだけの力はある馬で問題は気性だけ。馬具と鞍上で激変を期待している。
 翌日10/22(日)新潟3R【3歳上1勝クラス】(1800mダート)にはベルシャンソン水沼騎乗で出走予定。西田調教師は「先週末に負荷を掛け、今週は水沼を背にダートコースで追い切りをおこなっています。ウッドコースでやると疲れを残してしまうため、ここ2本はあえてダートコースで追い切っています。体も余裕がないので、もう少しフックラさせたいところ。普段はコースで長めにしっかりと負荷を掛けているので、態勢はしっかり整っていますよ。番組については、メンバー的にさほど差はない印象でしたが、若手競走だと変なところで仕掛けてくる馬がいるかもしれず、この馬のペースで運べなくなる可能性を危惧したのと、減量騎手がほとんどなため斤量の恩恵をあまり受けられないことから一般戦に向かうことにしました。この馬の形で道中進められれば、前走の内容からもいい競馬ができると思っています。ここでクラス突破をしたいところですね」と結構強気。前走横山武で2着だった馬、水沼騎乗で人気が少しでも下がれば馬券的に面白かも…。東京7R【3歳上1勝クラス】(1600mダート)には中1週でホワイトクロウが戸崎騎乗で出走を予定している。矢野調教師は「前走後は少し間隔を取って次走を目指そうかなと考えていたのですが、元気がいいですね。場合によってはすぐの競馬を考えてもいいかもと思えるくらいだったので週明けまでジックリ動かしたうえで、今朝(18日)、時計を出してみました。無理矢理速い時計を出すことはもちろんしていませんけれども、2頭併せで半マイル55秒くらいのところを馬なりの楽な手ごたえで駆けあがってきましたね。動きも気配も変わらず好調と思え、これならば相手関係次第では今週の競馬を考えてみてもいいかもしれません。ただ、手が合っているなと思える石橋は今週だと残念ながら乗れないので、その場合は戸崎ジョッキーを確保しています。もちろん無理して今週でなければというわけではありませんし、想定等を見て気の利いた馬が使ってくるようだと今週に前倒しする意味もあまりなくなるので、最終的には投票日の明日まで状況と馬の様子を見て判断させていただければと思います」という陣営の考えを経て、出走となった。つまり休ませようと思っていたが、調子がいいし、鞍上も戸崎が確保できたので使うことになったようだ。ただ僕的には今回は戸崎で人気になるし、今回負けて人気落ちの次走で…という気持ちもある。

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リバティアイランド3冠!

2023-10-15 18:10:19 | Weblog

 まずは陸上の《マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)》男子。来年の《パリオリンピック》マラソン代表をかけたMGCが行われ、男子は終盤まで大混戦となり、小山直城(27・ホンダ)が2時間8分57秒(速報値)で優勝、赤崎暁(25・九電工)は2時間9分06秒で2位になり、上位2人に与えられる五輪代表に内定した。3位は大迫(32・ナイキ)で、2位赤崎に5秒差で五輪切符獲得ならなかった。4位はスタートから飛び出してレースで見せ場を作った川内優輝(36・AD損保)が入り、存在感を発揮した。日本記録保持者の鈴木健吾(28・富士通)は11.8㌔地点で途中棄権。体調不良や股関節痛が続き、この大会が1年7カ月ぶりのマラソン出場だったが、無念のリタイアとなった。また8月の《世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)》代表の其田健也(JR東日本)は15㌔手前で右ふくらはぎを押さえ棄権となった。《パリ五輪》のマラソン日本代表は男女各3枠。残る1枠は《MGCファイナルチャレンジ》で決定する。鈴木、其田ら、今大会で出場権をつかめなかった選手は、今年12月《福岡国際マラソン》、来年2月《大阪マラソン》、来年3月《東京マラソン》のいずれかで設定記録の2時間5分50秒を上回るタイムを残す必要がある。この3レースで設定記録を上回る選手がいない場合は、MGCの3位の大迫傑が代表に選出される。天候が悪かったとはいえ、勝ちタイム2時間8分台は少し寂しい。でも新たな選手が出てきたことは良いこと。大迫は最後の詰めが…。今日のレース、やっぱりMVPは川内。最後まで粘って4着は立派!

 一方、《MGC》女子は鈴木優花(24・第一生命グループ)が2時間24分9秒で優勝、一山麻緒(26・資生堂)が2時間24分43秒で2位になり、上位2人が五輪代表に内定した。3位には細田あい(27・エディオン)、4位には1分20秒差で加世田梨花(24・ダイハツ)が入った。レースは終盤までわからない展開だった。34㌔手前で一山が仕掛けトップに。いったん差が開いたが、鈴木が37㌔過ぎで2位集団から抜けだし、38.4㌔で先頭に並ぶと、そこから鈴木が一山をかわしてトップに立ち、そのまま逃げ切った。その一山も後半粘りに粘って、細田の追い上げを振り切って2位に入った。《パリ五輪》のマラソン日本代表は男女各3枠。残る1枠は《MGCファイナルチャレンジ》で決定する。女子は来年1月の《大阪国際女子マラソン》、3月の《名古屋ウィメンズマラソン》が対象大会となり、2時間21分41秒の設定タイムを突破した記録最上位選手が代表に決まる。鈴木、一山天晴れ!
 ゴルフ。まずは国内男子メジャー《日本オープンゴルフ選手権》最終日。7位からスタートした岩崎亜久竜が6バーディ、1ボギーの「65」で回り、通算8アンダーで3打差を逆転。プロ4年目でのツアー初優勝を国内最高峰のナショナルオープンで飾った。岩崎は静岡県出身の25歳。ツアー本格戦となった2022年シーズンは未勝利ながら賞金ランキング3位に入り、その名を一躍ゴルフ界に広めた。この賞金ランク上位3人の資格により、23年は国内と並行してDPワールドツアー(欧州ツアー)に参戦。出場15戦で予選通過3回と海外では苦戦が続くなか、国内今季10試合目でビッグタイトルを獲得した。通算6アンダーの2位に石川遼。3位から出て、4バーディ、2ボギーの「68」をマークしたが、《日本オープン》初優勝に2打及ばなかった。岩崎と同じ7位から出て、昨年の蝉川泰果に続くアマチュア優勝を狙った岡田晃平(東北福祉大)は「74」で通算1オーバーの18位。ローアマチュアを獲得した。その30位から出た前年覇者の蝉川泰果は3バーディ、6ボギーの「73」と落とし、通算4オーバーの36位で大会を終えた。今年欧州ツアーで苦戦していた岩崎だが、これでまた海外挑戦チャンスが舞い込んでくる。岩崎にとっては嬉しい結果だろう。久常が欧州で勝ったし、是非岩崎も…天晴れ!
 米国女子ツアー《ビュイックLPGA上海》最終日。首位で並んで出たエンジェル・イが3バーディ、1ボギー「70」で回り、通算14アンダーで並んだリリア・ヴとのプレーオフを制してツアー初優勝を挙げた。2人のプレーオフはことし4月のメジャー《シェブロン選手権》以来、2度目。前回はヴに敗れて勝利を譲ったが、1ホール目でバーディを奪って決着をつけ、米ロサンゼルス出身の25歳がリベンジを果たした。1打差3位には地元・中国出身のリウ・ユ、エスター・ヘンゼライト(ドイツ)、チェ・ヘンジ(韓国)、アリヤ・ジュタヌガン(タイ)、パバリサ・ヨクトゥアン(タイ)の5人が並んだ。4打差9位からの逆転を狙って出た西村優菜は4バーディ、ノーボギー「68」と伸ばしたものの、通算12アンダーの8位で終えた。51位スタートの渋野日向子は7バーディ、3ボギー「68」で回り、畑岡奈紗と並んで通算4アンダーの41位。勝みなみは5バーディ、3ボギー2ダブルボギー「74」と落とし、通算2オーバー63位で4日間を終えた。西村は惜しかった。17番、18番のバーディチャンスを獲れていたら…。西村の優勝は近い!?

 国内女子ツアー《富士通レディース》最終日。雨によるコースコンディション不良で最終ラウンドが中止となり、36ホールを終えて通算12アンダー単独首位にいた櫻井心那の今季4勝目が決まった。10代でのツアー4勝は、宮里藍、畑岡奈紗に続く史上3人目の偉業。宮里は世界ランキングトップになったし、畑岡は今も世界ランキング上位にいる。この偉大な先輩に次ぐ記録で、櫻井に今後の活躍を期待しないわけにはいかない。今季は8月の海外メジャー《AIG女子オープン(全英女子)》50位と苦戦したが、3週後には日本開催の米ツアー《TOTOジャパンクラシック》も控える。櫻井の秋の活躍に期待!
 今日の重賞を振り返る。京都11Rで行われた【第28回秋華賞】は、川田将雅の1番人気リバティアイランド(栗東・中内田充正厩舎)が道中は中団馬群を追走し、徐々に進出して直線入口で先頭に立つとあとは独壇場。盤石のレースぶりで一気に後続を突き離して完勝した。【阪神JF】、【桜花賞】、【オークス】に続くGI4連勝で、2020年デアリングタクト以来となる史上7頭目の牝馬3冠制覇を成し遂げた。川田将雅は38歳のバースデーVで、武豊、福永祐一、C・ルメールに続く4人目の3歳GI完全制覇を達成。なお、牝馬3冠制覇により、1着賞金1億1000万円に加え、1億円の褒賞金が贈られた。タイムは2分1秒1。1馬身差の2着にはマスクトディーヴァ(3番人気)、さらに2馬身半差遅れた3着にハーパー(2番人気)が入った。
 勝ったリバティアイランドだが、危なげのない勝ち方だった。3角で外に出して時点でどんな勝ち方するだろうと思った。まだ発展途上の馬、もっと強くなりそう。2着マスクトディーヴァは負けて強しの競馬。位置取りが良かったらもっと際どかっただろう。府普通の年なら、この馬がG1馬だ。3着ハーパーは力を出し切った。前の2頭が強すぎた。4着ドゥーラも良く走っているが・・・。惜しかったのは6着マラキナイア。道中も動けず、直線も追い出しを待った。もっとスムーズなら馬券圏内はあったかも。今後、面白そう。

リバティアイランドは、父ドゥラメンテ、母ヤンキーローズ(母父All American)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は6戦5勝。重賞は22年【阪神JF】、今年の【桜花賞】、【オークス】に次いで4勝目。中内田充正調教師、川田将雅ともに【秋華賞】は初勝利となった。

 

 今日の一口馬。ジャーヴィスが今日の京都7R【3歳上1勝クラス】(1400mダート)に出走し、6番人気で結果5着だった。レース後の酒井学んは「徐々に成長してきてはいますが、まだ馬込みを気にしますね。周りに馬がいたことで、しばらく内にモタれていました。返し馬なんかは大分大人しくはなってるのですが、不意に動いたりというのは何度かあります。また、中央でこの距離は初めてなので、最初はついていくので精一杯でした。ただ、直線では狭いところを割って伸びてきましたし、着実に良くなっているのが窺えます。1800mでも番手で行けたらこなせるかもしれませんが、現状はこれくらいの距離使っていった方が良いと思います。馬は間違いなく良いですし、もっと走ってくるはずです」とのこと。地方の交流戦で勝ち上がっただけに、中央で走れるのか心配していたが、なんとなく目途がついた。兄(アースライザー)も使いつつ2勝した馬、この馬も何とか頑張ってほしい。
 セ・リーグのCSは面白かった。結果的には広島・新井監督の短期決戦采配が嵌った感じ。この思い切った采配で次も期待したい。パ・リーグはソフトバンクの藤本采配が嫌いなので、オリックスVS.ロッテを期待したい。

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秋華賞は3冠仕方なし!!!

2023-10-14 18:43:55 | Weblog

 まずは《第100回東京箱根間往復大学駅伝競走・予選会》。今大会は記念大会として史上初となる全国の大学に門戸が広げられ、立命館大ら関東以外から11校を含む史上最多の57校が参加。結果は2年連続トップの大東文化大をはじめ上位13校が“新春の箱根路”への切符を手にした。2位は明治大、3位帝京大と続き、4位の日本体育大は76年連続となる本戦出場を果たした。さらに日本大学が5位で20年以来4年ぶり、90回目の出場。6位の立教大は2年連続、11位の東京農業大は10年ぶりに出場権を獲得。東京国際大学はエースR.エティーリ(1年)の転倒などが響き、13位の山梨学院大にあと3秒及ばず14位で、7年ぶりに出場を逃した。また関東以外の学校も本選出場は叶わなかった。トップは日本大・キップケメイ(1年)、日本人トップは東京農業大の前田和摩(1年)がフィニッシュした。
結果は次の通り。
1位…大東大10時間33分39秒、2位…明大10時間34分38秒、3位…帝京大10時間35分8秒、4位…日体大10時間36分42秒、5位…日大10時間36分54秒、6位…立大10時間37秒6秒、7位…神奈川大10時間37分20秒、8位…国士舘大10時間37分21秒、9位…中央学院大10時間37分27秒、10位…東海大10時間37分58秒、11位…東農大10時間39分5秒、12位…駿河台大10時間39分40秒、13位…山梨学院大10時間39分47秒、14位…東京国際大10時間39分50秒、15位…麗澤大10時間43分15秒

我が母校日大は、予想を上回る順位で予選通過。やっぱり指導者でこんなに変わるんだなぁとしみじみ感じる結果でした。天晴れ!
 今日から始まった《2023 JERA クライマックスシリーズ》セ・ファーストステージ。広島がDeNAを延長11回、3-2の劇的なサヨナラ勝利でCS最終ステージ進出に王手をかけた。正直、今年のCSはアンリ期待してなかったが、新井監督の“神采配”で勝利はなかなか面白かった。広島は今年、今日のDeNA先発である最多勝左腕・東に苦戦を強いられていた。今季6試合で0勝4敗、防御率1.84。マツダでも3試合で0勝2敗の大の苦手投手だ。その投手に終始劣勢の展開だったが、2点ビハインドの6回1死から菊池が気迫のヘッドスライディングで二塁内野安打をもぎとり、野間が右前打で続いて1死一、三塁。続く西川の左犠飛で1点を奪う。そして1点を追う8回は先頭・デビットソンが四球を選ぶと、すかさず代走・羽月を送った。代打・矢野の犠打で1死二塁になると、続く菊池の初球、二走・羽月が三盗。捕手・山本が三塁送球できないほどの完璧な盗塁だった。そして菊池がスクイズで同点に追い付いた。“開幕投手”を務めた床田は、序盤から走者を背負いながら5回まで無失点と粘ったが、6回先頭・大田を四球で歩かせ、1死一塁から宮崎に痛恨の先制2ランを被弾。続くソトに中前打を浴びたところで降板となった6回途中2失点で大道にマウンドを譲ると、矢崎、島内、栗林が無失点でつないでいた。そして 延長に入ってからは先発陣の一角だった九里をリリーバーとして投入するなど、総力戦でDeNAの強力打線を封じた。最後は試合途中から出場した秋山が決めた。同点の延長11回2死一、三塁から中越えにはじき返し、本拠地のファンに最高の勝利を届けた。近年、セ・リーグは2位チームがCS第1Sで苦戦を強いられていたが、2位チームの初戦白星は17年の阪神以来(その後に連敗で敗退)で第1S突破なら15年の巨人以来となる。尚、第1Sは過去15度の開催で初戦を制したチームが13度、最終ステージに進出している。新井、天晴れ!
 ゴルフ。国内男子メジャー《日本オープンゴルフ選手権》3日目。14位から出た平本世中が7バーディ、2ボギーの「65」をマーク。ツアー未勝利の23歳が6アンダー単独首位に浮上し、最終日に入る。通算5アンダーの2位に、10位スタートから「67」でプレーした大槻智春が浮上。通算4アンダーの3位に石川遼、片岡尚之、ショーン・ノリス(南アフリカ)、幡地隆寛の4人が並んだ。3位から出たアマチュアの岡田晃平(東北福祉大)はパープレーで通算3アンダーの7位に後退。首位スタートの中島啓太は5バーディ、2ボギー1ダブルボギー1トリプルボギーの「72」とスコアを落とし、前週《ACNチャンピオンシップ》を制した稲森佑貴らと並ぶ通算2アンダーの11位に後退した。カットライン上の59位で決勝ラウンドに進んだ金谷拓実は、この日のベストスコア「64」をマークし、通算1アンダーの19位に急浮上した。前年アマチュア優勝からの連覇がかかる蝉川泰果は20位スタートから「71」で通算1オーバーの30位に後退した。以前にも書いたが、もっと勝っていい大槻がチャンスか。ただ今日大荒れの中島が普通に回れば優勝争位まで届きそうだし。ナショナルオープンになるとノリスと稲盛も怖い。

 国内女子ツアー《富士通レディース》2日目。15位から出た櫻井心那が4連続を含む9バーディ「63」をマーク。通算12アンダーの単独首位に浮上し、今季4勝目に前進して最終日に入る。通算11アンダーの2位に岩井千怜と阿部未悠。通算10アンダーの4位に川崎春花。通算9アンダーの5位に竹田麗央と山下美夢有が続いた。前週《スタンレーレディスホンダ》を制した森田遥は通算8アンダーの7位。日本人初の同一大会3連覇がかかる古江彩佳は43位からのスタート。2バーディ、1ボギーの「71」とし、カットライン上の通算1アンダー45位で決勝ラウンドに進んだ。今季限りで日本ツアーを撤退するイ・ボミ(韓国)は「78」で回り、通算10オーバーの95位で予選落ち。次週《マスターズGCレディース》でラストゲームを迎える。ツアー通算50勝で永久シード保持者の不動裕理は通算14オーバーに終わり、キャリア初の最下位となる96位で予選落ちした。上位陣には実力のある若手が揃った。今年の実績を考えれば、櫻井、岩井千、山下の争いか。

 米女子ツアー《ビュイックLPGA上海》3日目。エンジェル・イン(米)、マヤ・スターク(スウェーデン)が通算12アンダー首位タイとなった。4位タイから出た西村優菜は3バーディ、3ボギーの「72」で回り、通算8アンダー9位タイ。畑岡奈紗 は2つ伸ばして通算4アンダー32位タイ。渋野日向子は「68」、勝みなみは「70」で回り、通算イーブンパー51位タイとなった。リリア・ヴ(米)、アリヤ・ジュタヌガーン(タイ)は通算4アンダー4位タイ、ミンジー・リー(豪)は通算8アンダー9位タイ、セキ・ユウティン(中)は通算イーブンパー51位タイにつけている。西村は少し首位と差が広がったが、まだ4打差なので爆発すれば優勝のチャンスはある。最近好調の西村期待する!

 明日の予想。今日の競馬は軸がすべて馬券に絡んだ。その勢いに乗って…。まずは京都メイン【秋華賞】。本命は6番リバティアイランド。断然人気だが馬券を外すことはないだろう。相手もほぼ2番ハーパーで堅い気がするが、穴で面白そうなのが3番、10番あたり。整理すると、相手は2,3,6,7,10,13,15番。府中メイン【オクトーバーS】は12番セファーラジエル。大型馬の休み明けは心配だが、この馬は2000mの方がいいと思っている。相手は1,5,6,9,11,14番。新潟メイン【信越S】は13番サーマルウインド。オープン入り後は4、2着。完全に本格化してきた。54㌔のハンデは恵まれているし、連戦で使える体力も付いた。相手は1,3,5,8,10,14,15番。

今日の一口馬。パルメリータが新潟3R【3歳上1勝クラス・牝】(1800mダート)に出走。レースはまずまずのスタートから道中2番手、直線では交わされてからもしぶとく脚を使って3着となった。鞍上の佐々木は「新潟の同条件の未勝利で勝ち上がった際に乗せていただいたので、その時のイメージを活かせるように臨みました。スタート後は速い馬がいて逃げる形ではなかったものの、その馬を見る2番手でスムーズな競馬ができたと思います。勝ち切れず申し訳ございませんが、このクラスでもやれるところを見せてくれましたので、また次に期待したいです」とのこと。前走は流れに乗り切れず厳しい競馬を強いられましたが、今日はスタートを決めてスムーズに好位を確保してくれました。直線ではジリジリとした伸びになったものの、最後まで脚を使って3着と次につながる走りができた。1勝クラス卒業のめども立ったので良いレースだったといえるだろう。


 さぁこれからパ・リーグのCS見よう。ソフトバンクファンだが、今年はオリックスに日本シリーズに行ってほしいと思っているので、正直面白い試合をしてくれればいい。それにしても初戦スチュアートJRって…!?

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長距離の季節到来

2023-10-13 20:27:13 | Weblog

 今週末は陸上のビッグイベントが2つ行われる。ひとつは《第100回東京箱根間往復大学駅伝競走》予選会。今年は第100回を記念して、関東以外の大学も出場可能で、エントリーした57チームのうち、近畿や東海地区などの11チームが名乗りを上げた。本大会への出場枠も10から13へと増えており、ハーフマラソンの距離に各チームはトラック10000m34分以内の公認記録を持つ選手10~12人(エントリーは10~14人)が出場。上位10人の合計タイムがチーム記録となり、合計タイムが速い1~13位のチームが、来年1月の《箱根駅伝本大会》に出場する。尚、前回の本大会上位10チーム(駒沢、中央、青山学院、国学院、順天堂、早稲田、法政、創価、城西、東洋)は、シード校としてすでに本大会出場が決まっている。予選会出場校は下記の通り(★は関東以外の大学)
東京国際、明治、帝京、山梨学院、東海、大東文化、日本体育、立教、国士舘、専修、神奈川、中央学院、日本、麗沢、筑波、日本薬科、東京農業、拓殖、駿河台、芝浦工業、上武、明治学院、育英、亜細亜、関東学院、慶応、桜美林、東京経済、平成国際、流通経済、立正、武蔵野学院、湘南工科、東京(大学院)、東京、清和、東京理科、高崎経済、成蹊、一橋、埼玉、★京都産業、★立命館、★皇学館、★札幌学院、★愛知工業、★環太平洋、★日本文理、★大阪経済、★中京、★信州、東京工業(大学院)、★放送大関西、国際武道、群馬、防衛大学校、千葉
 果たして今年はどういう結果になるか。我が母校、日大は持ちタイムでいうと13番目あたりでボーダーラインぎりぎりらしい。本大会89回の出場を誇る名門としてなんとか《第100回東京箱根間往復大学駅伝競走》にはぜひ出場してほしいものだ。頑張れ!
 もう一つは2024年《パリ五輪》マラソン代表を決める《MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)》が明後日行われる。《パリ五輪》のマラソン切符は男女それぞれ3枚。そのうち、《MGC》の優勝者、および2位の選手は「内定」。残る1枠は、今年12月から始まる《MGCファイナルチャレンジ》において派遣設定記録(男子:2時間5分50秒、女子:2時間21分41秒)を突破した選手の記録最上位者か、突破者が出なかった場合は《MGC》3位の選手となる。4年前の《MGC》は31人のエントリーだった男子は、今回ほぼ倍増の65人が登録。2時間4分56秒の日本記録(2021年)を持つ鈴木健吾(富士通)を筆頭に、2時間5分台が3人、2時間6分台が7人と、出場者の持ちタイムは前回と比べてグンと上がっている。注目は日本歴代2位の2時間5分29秒の記録を持ち、《東京五輪》では6位入賞の大迫傑(Nike)と、現日本記録保持者の鈴木だろう。そして大迫、鈴木に肉薄しそうなのが、26歳の山下一貴(三菱重工)。今夏の《ブダペスト世界選手権》で途中先頭に立ち、40km地点を5位で通過しながら、その後の脚のケイレンで12位まで後退した期待の新星だ。今年3月の《東京マラソン》でもペースメーカーが外れた30km以降、一時は先頭に立ち、最後は大迫と競り合いながらも先着し、日本歴代3位に当たる2時間5分51秒で日本人トップの7位だった。《ブダペスト世界選手権》の疲労がどれだけ抜けているのかが鍵だ。この山下の台頭で、同じ実業団のチームリーダーである井上大仁(三菱重工)も負けてはいられないところ。4年前は優勝候補の一角に挙げられながら、完走選手中最下位(27位)の屈辱を味わった。2018年の《ジャカルタ・アジア大会》金メダリストで底力はある。マラソン王国となったトヨタ自動車からは最多の7人が出場予定。その中で注目は昨年の《オレゴン世界選手権》で13位(2時間8分35秒・世界大会日本人最高タイム)と健闘した西山雄介。初マラソンだった昨年2月《別府大分マラソン》で、2時間7分47秒をマークして優勝。マラソンはまだ2回しか走っておらず伸びしろはありそう。前回の《MGC》4位で《東京五輪》の代表候補選手に選出された大塚祥平(九電工)は、今度こそパリ行きのチケットを確実に手に入れたいところ。今年2月の《大阪マラソン》で、2時間6分台(2時間6分57秒)の仲間入りを果たしている。大塚とともに九電工で注目されるのが、スピードランナーの赤﨑暁。7月の《ホクレン・ディスタンスチャレンジ北見大会》5000mで、13分28秒70をマークして1着。世界を舞台に3000m障害で活躍する三浦龍司(順大)を抑えたことで、一躍存在感が高まった。鈴木健吾が日本記録を作った2021年の《びわ湖毎日マラソン》で、2時間6分35秒をマークした細谷恭平(黒崎播磨)は、その年の《福岡国際マラソン》で真っ先に《MGC》チケットを獲得しているし、同じ九州の古賀淳紫(安川電機)もとことん粘るレースをみせる。それから九州といえば、かつてマラソンの名門と呼ばれた旭化成。前回の《MGC》には1人も出場できなかったが、今回は3人がスタートラインに立つ。ともに33歳の鎧坂哲哉と丸山文裕、若手の土方英和の走りにも期待したい。この他では、過去6回のマラソン歴のうち4回が2時間7分台の聞谷賢人(トヨタ紡織)や、2020年の《福岡国際マラソン》で優勝(2時間7分05秒)している吉田祐也(GMOインターネットグループ)、《オレゴン世界選手権》代表だった星岳(コニカミノルタ)、マラソン経験では右に出る者がいない川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)ら顔ぶれは多彩。さらに、39歳の今井正人(トヨタ自動車九州)と岡本直己(中国電力)、36歳の佐藤悠基(SGホールディングス)らのベテラン勢の走りにも…。僕の予想は◎山下、〇大迫、▲鈴木、穴大塚、△赤崎。

 一方、女子は前回の10人から大幅増の27人がエントリー。1月の《ヒューストン・マラソン》で日本歴代2位の2時間19分24秒をマークした新谷仁美(積水化学)が、9月24日の《ベルリン・マラソン》出場(11位/2時間23分08秒)のため回避。また《ブダペスト世界選手権》で13位の松田瑞生(ダイハツ)、20位の佐藤早也伽(積水化学)は、MGCではなく冬場のファイナルチャレンジへシフトした。
 そうなると注目は、《東京五輪》組の一山麻緒(資生堂)、鈴木亜由子(日本郵政グループ)、前田穂南(天満屋)の3人。この3人中心に激しい戦いを繰り広げられそう。まずは《東京五輪》では日本選手最高の8位に食い込んだ一山。五輪後、結婚やチームの移籍など生活環境に大きな変化があり、夫の鈴木健吾とともに代表選出の《オレゴン世界選手権》は、現地入りしてからの体調不良で欠場の憂き目に遭った。しかし7月から10月初めにかけての2度にわたる米国・ボルダー合宿で、オリンピック代表入りへの意欲を再び取り戻しているらしい。《東京五輪》が19位に終わった鈴木は、《MGC》は優勝に狙いを定めている。五輪後のマラソンは、昨年9月の《ベルリン・マラソン》が2時間22分02秒(8位)、今年3月の《名古屋ウィメンズマラソン》が2時間21分52秒(2位)と、2レース続けての自己新を記録。調子は上昇している。女子のエースと目されながら、《東京五輪》で33位に沈んだ前田もオリンピック後、相次ぐ故障や厚底シューズへの対応の遅れ、新型コロナ罹患による病気療養もあったらしい。しかし、8月下旬から10月初めまでの米国・アルバカーキ合宿で前田本来の伸びやかな走りを取り戻し、《MGC》で2連覇を狙えるぐらいの体調になったという。この前田が所属する天満屋からは女子で最多の5人が出場予定だが、チーム内での連係プレーがあるかも…。この3人と松田のほかに、安藤友香(ワコール)、岩出玲亜(当時・アンダーアーマー/現・デンソー)が前回の《MGC》の経験者だ。現状、岩出はちょっと厳しいかもしれないが、安藤は《MGC》後、20、22年の《名古屋ウィメンズマラソン》、23年の《大阪国際女子マラソン》とマラソンで3レース続けて2時間22分台をマークする安定感がある。“ひょっとしたら…”と期待を抱かせる選手は他にもいる。ダイハツ勢の加世田梨花と前田彩里。加世田は《ブダペスト世界選手権》で後半に脱水症状が出て19位だったが、2度目のマラソンだった昨年9月の《ベルリン・マラソン》では、2時間21分55秒をマークしている若手の有望株。世界選手権の疲労がうまく抜けていれば…。一児のママとして臨む31歳の前田彩里は2015年の《名古屋ウィメンズマラソン》で2時間22分48秒(当時・日本歴代8位)をマークして日本人トップの2位に入り、同年の《北京世界選手権》代表(13位)になった。前回の《MGC》にも出場権はあったが、故障のため欠場したが、4年ぶりのマラソンとなる今年1月の《大阪国際マラソン》で2度目の《MGC》出場権を獲得した。また昨年秋の海外マラソン経験者にも有望株は存在する。細田あい(エディオン)。昨年10月の《ロンドン・マラソン》で、日本歴代8位の2時間21分42秒(9位)をマーク。それまでの自己記録を一気に2分44秒も縮めた。さらに、今年の《東京マラソン》で2時間22分08秒(7位)と、自信を深めて初の《MGC》にチャレンジする。もう一人、面白そうなのが社会人2年目の鈴木優花(第一生命グループ)。大東大を卒業する直前の2022年3月に《名古屋ウィメンズマラソン》で初マラソンを踏み、日本学生新記録の2時間25分02秒で5位と健闘。マラソンで《パリ五輪》に出たいと実業団入りしただけに伸びしろは大きい。逆に2022年の《大阪国際女子マラソン》で2時間22分29秒(2位)の自己ベストを出している上杉真穂(スターツ)は、社会人10年目の28歳。18年にマラソンを始めて、今度の《MGC》が12レース目となる。僕の勝手な予想は◎前田、〇鈴木、▲一山、穴加世田、△細田

 野球の話題。10日のロッテの勝利によってパ・リーグはレギュラーシーズンが終了し、個人タイトルが確定した。首位打者は、打率.307でオリックスの頓宮裕真。本塁打王は、ソフトバンクの近藤健介、楽天の浅村栄斗、ロッテのグレゴリー・ポランコが26本で分け合った。頓宮はプロ5年目で自身初の規定打席に到達、左足指の疲労骨折で9月13日を最後に欠場となったが、2位の近藤に「.004」の僅差で競り勝った。この.307という数字は2リーグ制以降では1962年に首位打者を獲得した広島・森永勝治の.30672に次ぐ低打率。パ・リーグでは1976年の吉岡悟(太平洋)を下回り過去最低打率となった。ただ、セ・リーグの時にも書いたが、パ・リーグの場合、右打者の首位打者はセ・リーグより少なく、2011年以降では内川聖一(ソフトバンク)と2022年松本剛(日本ハム)に続いて3人目となった。本塁打王が26本以下で終わったのも、1960年の藤本勝巳(阪神・22本)以来63年ぶり。パ・リーグに絞ると、1959年の山内和弘(大毎・25本)以来。さらに、近藤、浅村、ポランコと3選手が本塁打王を分け合ったのも、両リーグを通じて史上初の珍記録となった。本塁打王争いをしていた日本ハム・万波中正は惜しくも1本届かなかった。昨季の14本を大きく上回る25本を放ち、終盤でポランコ(ロッテ)、浅村(楽天)、近藤(ソフトバンク)に並んだが、最後1本及ばなかった。ただ昨年2冠王(本塁打、打点)の西武・山川穂高があんなことにならなければ、結果は変わっていたかも…。打点王は近藤が87打点で初めて獲得。これで近藤は本塁打と打点の二冠に輝いた。打率も2位でFA移籍した年に“準三冠王”となる活躍ぶりだった。最多安打は163本のソフトバンク・柳田悠岐で3年ぶり2回目の獲得。最高出塁率は“準三冠王”の近藤が4割3分1厘で3年ぶり3回目となる獲得、“準三冠王”ならぬ"変則三冠王”となった。今季西武からFA移籍した森友哉も出塁率.385と頑張ったが、近藤に及ばず2位だった。盗塁王は36個で2人。ソフトバンク・周東佑京(3年ぶり2回目)と楽天・小深田大翔(初)が獲得した。両選手も準レギュラーでの獲得だからさすがだが、何とか来年はレギュラーになって50盗塁超えを目指してほしいものだ。
 投手部門は今年もオリックス山本由伸の独壇場。史上初となる3年連続の「投手4冠」である最多勝、最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振の4つのタイトルを獲得した。今年の山本は23試合に先発登板し、16勝6敗、防御率1.21、169奪三振、勝率.727をマーク。中でもすごいのは防御率1.21。これは1956年に稲尾和久(西鉄)が記録した防御率1.06に続くパ・リーグ歴代2位の記録で、2013年に24勝0敗をマークした田中将大(楽天)の、防御率1.27をも上回る数字だ。西武・高橋光成も防御率2.21と奮闘したが、あまりにも山本が凄すぎた。奪三振2位のロッテ・種市篤暉は今年大復活の活躍だったが、山本と12差の157奪三振に終わった。惜しかったのは、同じくロッテ・佐々木朗希。奪三振率が驚異の13.35(山本は9.27)も、怪我や体調不良などで15登板にとどまり、91回でリーグ4位の135奪三振に終わった。1年間まともに佐々木が登板していたら、山本の4冠はなかったかもしれない。その他の投手タイトルは、ロッテのルイス・ペルドモが、42ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手。次位の渡辺翔(楽天)とはちょっと差があった。楽天の松井裕樹は、自己最多39セーブで、2年連続3度目となる最多セーブに輝いた。今年史上最速の700登板で200セーブも達成したロッテ・益田直也は36セーブで松井に3差及ばず、2年ぶり3度目のタイトルはならなかった。いずれにしろ、タイトルホルダーの皆様、1年間お疲れさまでした。

明日の予想。東京メイン【府中牝馬S】は7番ディヴィーナ。デムーロとコンビを組んでから馬が変わってきた。血統的にヴィルシーナの子なら距離も大丈夫だろう。相手は3,4,5,6,11,13番。京都メイン【太秦S】は1番メイクアリーブ。2走2着続きだが、相手が悪かっただけ。流れに応じた自在性のレースができるし、幸とも手が合う。相手は2,3,4,5,6,7番。新潟メイン【飛翼特別】は18番バオバブスピリットが有利だが、面白そうなのが9番プレジールミノル。1000mは初だが、最近の調子の良さで十分対応できそう。荻野極もこの馬のこと十分把握しているだろう。相手は4,7,10,11,12,13,17,18番とはば広く。

 

今週の一口馬は2頭。明日の新潟3R【3歳上1勝クラス・牝】(1800mダート)にパルメリータが佐々木騎乗で出走する。11日の追い切りは「単走で終いだけ伸ばすような内容でしたが、ラスト1ハロン11秒8とさすがの動きを見せてくれました。調教の感じを見ても特に不安なところはなく、帰厩からここまで順調に来ることができました。前走は小倉で位置取りも悪くなってしまいましたが、新潟は勝っているコースですし、スタートをうまく出てすんなり行くことができれば巻き返せるはずです」(西園正師)とのこと。巻き返しを期待。もう1頭はジャーヴィス。10/15(日)の京都7R【3歳上1勝クラス】(1400mダート)に酒井学騎乗で出走予定。「先週の時点である程度は態勢が整っていたので、今週はゴール前で少し仕掛ける程度の追い切りを消化しています。スムーズに加速していったように最後までいい走りでしたし、問題ない状態でレースに臨めそうですよ。帰厩した当初は馬体面を中心に少し気掛かりなところがありましたが、ここにきて持ち直してきた印象ですし、体もフックラとしてきましたよ。トモにも張りが出てきて、馬体に少しずつ身が入ってきた感じがします。休養前の前走はいい形で先行できているように見えましたが、早々に手応えがなくなってしまい、結果的に距離が長かったかもしれないところ。ただ、中央のこの距離だと行けない可能性があるので、出たなりで終いに脚を使わせるイメージで運ばせようと思っています。ここでどんな競馬ができるか楽しみですが、まずは次に繋がるような走りを見せてもらいたいですし、最低でもクラスに目処を立てたいですね」(千田師)とのこと。勝ち上がりが交流戦だけに中央で目処の立つ走りを期待する。

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ホワイトクロウ惜しい!

2023-10-08 18:24:28 | Weblog

 スポーツがいろいろ盛り上がっているが、とりあえず今日はゴルフと競馬。まずはゴルフ国内女子ツアー《スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント》最終日。首位タイから出た森田遥がボギーなしの2バーディ「70」で回り、通算13アンダーとして優勝を決めた。2017年《北海道 meijiカップ》以来となる通算2勝目。今季はここまで22試合に出場したが、12試合で予選落ち。前週《日本女子オープン》の5位で、初めてトップ10入りしていた。通算11アンダー2位に安田祐香。10アンダー3位に浜田茉優と柏原明日架が入り、通算9アンダー5位でメルセデスランキング1位の申ジエ(韓国)、吉田優利、青木瀬令奈、鈴木愛、吉本ひかるが続いた。首位タイから出た前年覇者の小祝さくらは「75」で回って通算8アンダー10位。《日本女子オープン》優勝の原英莉花は通算5アンダー28位で、3月《Tポイント×ENEOS》(2位)以来の国内ツアー出場となる笹生優花らと並んだ。 4年ぶりのレギュラーツアー参戦となった三浦桃香は「77」で回って、通算3オーバー58位で大会を終えた。昨日も書いたが、鈴木愛がパターで一目を置くという森田遥。そういう観点からプレーを観ると“ショットさえ良ければもっと勝てるのでは…”と思った大会だった。元々アマチュア時代から有望だった選手、遅れてきた大物になるかも…。
 米国女子ツアー《アセンダントLPGA benefitingボランティア・オブ・アメリカ》3日目。2打リードの単独首位から出たキム・ヒョージュ(韓国)が4バーディ、3ボギーの「70」で回り、通算11アンダーでその座を堅守。強風が吹くコース状況で後続との差を5打に広げ、2022年《ロッテ選手権》以来となる通算6勝目に前進した。通算6アンダーの2位にレキシー・トンプソンとサラ・ケンプ(オーストラリア)。通算5アンダーの4位にフリーダ・キンハルト(スウェーデン)。通算4アンダーの5位にユ・ソヨン(韓国)ら3人が続く。 9位スタートの西村優菜は3バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「74」とスコアを落とし、通算1アンダーの18位に後退した。50位から出た勝みなみは3バーディ、4ボギーの「72」。通算2オーバーの36位に順位を上げて最終日に入る。今日の西村は風に翻弄された。元々距離が出ないだけにちょっときつかった。それでも18位にいるし、連続ベスト10を目指して欲しい。
 国内男子ツアー《ACNチャンピオンシップ ゴルフトーナメント》最終日。2打差3位から出た稲森佑貴が7バーディ、1ボギーの「66」でプレー。通算17アンダー首位で並んだソン・ヨンハン(韓国)とのプレーオフを制して優勝した。昨年《JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品》以来となるツアー5勝目。通算14アンダー3位にショーン・ノリス(南アフリカ)がつけた。首位から出た前年大会覇者の今平周吾は5バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「72」と伸ばせず。終盤に崩れ、通算13アンダー4位で連覇を逃した。通算12アンダー5位に野呂涼と阿久津未来也が並んだ。2018年大会覇者の池田勇太は1打差2位から出たものの、「75」とスコアを落とし、蝉川泰果らと並ぶ通算9アンダー12位で終えた。昨日も書いたが、今回のような難しいコースはショットを曲げないゴルファーが強い。稲森はさすが!このゴルフしていたら、世界の厳しいコースでも通用すると思うのだが…。

 今日の重賞を振り返る。東京11Rで行われた【第74回毎日王冠】は、西村淳也騎乗の4番人気エルトンバローズ(牡3歳・杉山晴紀厩舎)が道中4、5番手のインを追走し、直線で前が開くと一気に抜け出してGⅠ馬ソングラインとシュネルマイスターの猛追を振り切りV。未勝利戦、1勝クラス、【ラジオNIKKEI賞】と破竹の4連勝で古馬相手のGⅡも突破し、【天皇賞・秋】の優先出走権を獲得した。タイムは1分45秒3。ハナ差の2着にはソングライン(1番人気)、さらにハナ差遅れた3着にシュネルマイスター(2番人気)が入った。
 勝ったエルトンバローズだが一戦一戦力を付けている。今回はレースの巧さが勝ちに結びついたが、2,3着馬がまともに追えなかったのも運があった。それでもまだ3歳馬だし、これからもっと成長しそう。2着ソングラインは直線で狭くなるところはあったが、馬群を割ってくる形で伸びてきた。今までとは違う形で走れたのは良かったし、次のアメリカは持って良くなりそう。3着シュネルマイスターはルメールの選択ミス。直線もっと早く外に出せたら、まず勝っていただろう。あの脚を観たら、【天皇賞・秋】でも面白そう。

 エルトンバローズは、父ディープブリランテ、母ショウナンカラット(母父BT)という血統。北海道浦河町・桑田牧場の生産馬で、馬主は猪熊広次氏。通算成績は8戦4勝。重賞は今年の【ラジオNIKKE賞】に次いで2勝目。杉山晴紀調教師、西村淳也ともに【毎日王冠】は初勝利。

 明日の予想。まずは京都メイン【京都大賞典】。本命は4番ディープボンド。正直このメンバーなら早めスパートから抜け出すだろう。相手は1,2,6,7,8,9,10番。東京メイン【グリーンチャンネルC】は5番ペリエール。JRAでは4戦負けなし。府中も得意だし、このメンバーで56㌔は恵まれた。相手は7,8,9,11,13,14番。

今日の一口馬。メリオルヴィータが東京6R【3歳上・1スプクラス・牝】(1400mダート)に横山武騎乗で出走し14着。レースでは、スタートで後手をふみ、後方から。少し進んで隊列も決まりかけたところで引っ掛かり、意図せずポジションを押し上げるかたちに。後方5・6番手から大外をまわって直線へ入るも、そこからは後退してしまった。鞍上の横山武は
「返し馬からとにかくハミさらいが強く、待避所で落ちてしまいそうになるときもありました。このままゲートに入ったら潜られると思い、横に向けて対策しました。ただ、それでは好スタートを切ることは難しいですね…。今日は参考外の結果といえるでしょう。1400mは長いように感じましたので、1200m戦の方が合っていると個人的には思います」とのこと。とにかく今日はテンションが高くどうしようもなかったらしい。こればかりがどうしようもない。今後は一旦リフレッシュ放牧を挟み、福島・中山・中京戦あたりを目指すらしい。ホイトクロウは東京7R【3歳上・1勝クラス】(1600mダート)に石橋騎乗で出走し2着。レースはまずまずのスタートから道中中団を追走。直線では大外から一完歩ごとに差を詰めるが、逃げ馬に僅かに残られてしまった。鞍上の石橋は「ゲートはそれなりに出てくれて、真ん中くらいのいいポジションを楽に確保できました。前は結構流れていましたし、変に追いかけると機嫌を損ねる可能性もあったので、とにかく自分のリズムで慌てないように進めました。いい手応えで直線へ向かえたのでヨシっと思えたのですが、もう少しのところで残られてしまいました。正直、あのペースで逃げ切るのですから、勝ち馬を褒めるしかないですね…。チークが新鮮で良かったのかもしれませんが、何よりもリフレッシュされていい状態で臨めただけに、勝ち切れず申し訳ございません」とのこと。今日は勝ち馬を褒めるしかないが、大きめのチークも良かったようだ。ゲートの出、道中のリズム、そして直線の伸びを見てもいい走りだったので、次こそは決めてほしいものだ。ラブリアージェは京都8R【3歳上1勝クラス・混】(1400m芝)に古川吉騎乗で結果9着。古川吉は「良発表でも多少水分を含んだ馬場状態でしたが、開幕週だけにそれほど走りに影響はなかったと思います。もう競馬場に着いてからパニックに陥ることもなくなりましたし、少しずつ馬に落ち着きが出てきて、折り合いに苦労することなく今日も競馬が出来ていた。先生にも伝えさせてもらいましたが、着順はともかくこれまでで一番いい内容の競馬をしてくれたことは間違いありません。ジッと我慢できて、最後まで集中力を持続させながらといった内容。この形を続けていけば、いずれこのクラスを勝ち切るチャンスもあるはずですよ」とのこと。現在、競馬修行中。今後に期待したい。
 明日の一口馬は1頭。ヴィントシュティレが東京2R【2歳未勝利】(1600m芝)にルメール騎乗に出走する。良い調教ができているし、鞍上はルメール。重馬場がどうか心配だが、しっかり結果に結び付けてほしい。

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