人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

ダービー馬は強かった!

2022-05-29 19:06:52 | Weblog

 大阪桐蔭が負けた!《春季高校野球近畿大会》決勝で公式戦無傷の29連勝中だった今春センバツ王者の大阪桐蔭が、智弁和歌山に2-3で惜敗した。智弁和歌山は16年ぶりとなる《春季近畿大会》優勝。常勝軍団の快進撃を止めた。初回、山口滉起外野手(3年)が先頭打者本塁打で先制。プロ注目左腕・前田悠伍投手(2年)の3球目を強振し、左翼へ運んだ。その後も2安打と四球で2死満塁の好機を作ると、遊撃手の失策で2点を追加し、3点を先取した。一方、大阪桐蔭もすぐさま1点を返した。初回、1死二塁のチャンスで3番・松尾汐恩捕手(3年)が左中間へ適時二塁打を放ち、2点差に。三回には、1死二、三塁から内野ゴロの間に走者が生還して1点差に詰め寄った。だが、智弁和歌山の小刻みな継投策に苦戦し、追加点を奪えず。三回以降は無得点に抑えられた。あの大阪桐蔭が負けるとは…さすが近畿地方、レベルが高い!
 珍しくラグビー。《ラグビー・リーグワン》決勝は埼玉(旧パナソニック、レギュラーシーズン2位)-東京SG(旧サントリー、同1位)の顔合わせで行われ、埼玉が18-12で勝ち、リーグワン初代王座を勝ち取った。序盤、互いにキックで陣地を取り合う展開が続く中、6分に東京SGがダミアン・マッケンジーのPGで先制。14分に埼玉もSO山沢拓也がPGを返した。埼玉はさらに28分、ラックからの展開でノーマークになったWTBマリカ・コロインベテがトライを奪い、山沢のゴールも決まって10-3とした。ただ埼玉はトライが2度、ビデオ判定のTMO(テレビジョンマッチオフィシャル)で認められずの10-3であった。後半は東京SGが3本、埼玉が1本のPGを決めて13-12と競り合いが続く中、33分に埼玉が今季のトライ王の1人、CTBディラン・ライリーが強引にインゴールに持ち込み5点を追加、18-12と差を広げた。残り5分を切ってから東京SGの猛攻を、自慢の堅いディフェンスでしのぎ切っての優勝だった! 守り勝ちの勝利!埼玉天晴れ!
 
 ゴルフの話。国内女子ゴルフ《リゾートトラストレディス》最終日。2位に2打差の単独首位出た小祝さくら(24・ニトリ)が2バーディ、1ボギーの「71」で回り、通算17アンダーとし、今季初Vでツアー通算7勝目を挙げた。2打差の2位に「66」で回った菅沼菜々(22・あいおいニッセイ同和損保)、サイ・ペイイン(31・台湾)が入った。さらに1打差の4位にルーキーの桑木志帆(19・岡山御津CC)が続いた。12番でホールインワンを達成した阿部未悠(21・フリー)、昨年大会覇者の勝みなみ(23・明治安田生命)=5人が通算13アンダーの5位だった。久々の小祝の勝利。今回は西郷、山下らがいなかったためか、終盤少し余裕があった。それでも優勝は優勝、また強い小祝を見せ続けてほしい。
 国内男子《ミズノオープン》最終日。首位と7打差の11位から出たスコット・ビンセント(30・ジンバブエ)が通算12アンダーで首位に並んだアンソニー・クウェイル(27・豪)とのプレーオフを2ホール目のパーで制し、ツアー通算3勝目を挙げた。上位4人に与えられる海外メジャー《全英オープン》の出場資格は、ビンセント、クウェイルのほか3位のブラッド・ケネディ(47・豪)と4位のジャスティン・デロスサントス(26・フィリピン)が獲得。この大会は1998年から現行方式で「全英オープン」の予選を兼ねて開催されているが、日本勢が一人も出場資格を得られなかったのは11年、17年に次いで3度目。日本勢の成績は、通算7アンダーの小林伸太郎(35・栃木ミサワホーム)、片山晋呉(49・イーグルポイントGC)、清水大成(23・ロピア)の6位が最高で、7位から出た石川遼(30・CASIO)は「73」とスコアを1つ落とし、通算5アンダーの21位に終わった。せっかくのチャンスをみすみす外国勢に手渡すとは…。正直、今の日本男子にこんなチャンスは不要のような気がする。もっとハングリーになるべきだと僕は思うのだが…。ちなみにS・ビンセントは相当強い。ただ調子の良し悪しの差がありすぎて…。普通にやったら賞金王争いに加わる力量があると思っている。注目したい!
 古江彩佳が凄いぞ!米女子ゴルフの《バンクオブホープ・マッチプレー》決勝トーナメント。日本勢で唯一出場しているが古江彩佳が予選リーグを突破し、決勝トーナメント1回戦、準々決勝を突破し、準決勝へ進んだ。決勝トーナメント1回戦はポーラ・レト(南アフリカ)に2アンド1で勝利。ジョディ・シャドフ(英国)との準々決勝では一時4ダウンとリードを許したが18ホール目に追い付いて延長に持ち込み、4ホール目でパーセーブできなかった相手に対してパーを取って決着させた。古江は準決勝でリリア・ブ(米国)と対戦し、もう一つのカードはチ・ウンヒ(韓国)―アンドレア・リー(米国)。勝者同士が引き続き決勝で顔を合わせる。勝負強さと精神力の強さは日本選手の中でもトップクラスの古江、幸いにもベスト4に残っている選手はこれまで大きな実績のある選手ではない。ひょっとしたら、ひょっとするぞ!

今日の重賞を振り返る。東京11Rで行われた【第89回日本ダービー】は、武豊の3番人気ドウデュース(牡・友道康夫厩舎)が【皐月賞】3着から逆転V。3歳最高峰の一戦を制し、2019年に誕生したサラブレッド7522頭の頂点に立った。タイムは2分21秒9の日本ダービーレコードとなった。クビ差の2着にはイクイノックス(2番人気)、さらに2馬身遅れた3着にアスクビクターモア(7番人気)が入った。なお、1番人気のダノンベルーガは4着、皐月賞馬ジオグリフは7着に敗れた。

武豊は、今回が通算33度目の騎乗で、13年キズナ以来9年ぶり6度目のV。また、「53歳2カ月15日」での勝利となり、増沢末夫元騎手(1986年ダイナガリバー)が持つ「48歳7カ月6日」の最年長勝利記録を更新した。
 勝ったドウデュースだが、僕が思っているよりはるかに強かった。距離も2400は長いと思っていただけに、感服。また武豊も完璧なエスコートだった。秋には【凱旋門賞】に行くらしいが、厳しい戦いになると予想するが、その予想も覆す力がある馬なのかもしれない。2着イクイノックスは直線では勝てると思ったのでは・・・。今日のところは勝ち馬が強かったということ。3着アスクビクターモアの田辺は完ぺきに乗ったし、この馬の力は出し切った。ただこの馬、走るたびに力をつけている。4着ダノンベルーガはまたもや福永にマークされ、厳しい走りとなった。今日もまたのチーム木村にやられてしまった。ただ今のところはこれが力かも・・・。5着プラダリアは良く走っている。この馬は成長途上で、まだ秋は強くなる。6着キラーアビリティはもっと走っていい馬だが・・・。ピークに持っていけなかったのがすべて。7着 ジオグリフは距離だろう。ダノンに競馬させなかったのはさすが。
 ドウデュースは、父ハーツクライ、母ダストアンドダイヤモンズ(母父Vindication)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(株)キーファーズ。通算成績は6戦4勝。重賞は21年【朝日杯FS】に次いで2勝目。【日本ダービー】は友道康夫調教師は16年マカヒキ、18年ワグネリアンに次いで3勝目、武豊は98年スペシャルウィーク、99年アドマイヤベガ、02年タニノギムレット、05年ディープインパクト、13年キズナに次いで6勝目となった。

 東京12Rで行われた【第136回目黒記念】は、浜中俊の2番人気ボッケリーニ(牡6歳・池江泰寿厩舎)が57.5㌔のトップハンデをものともせず、好位追走から抜け出し2着に3/4馬身差をつけてゴール。2020年【中日新聞杯】に続く重賞2勝目を挙げた。タイムは2分32秒1。3頭による激しい2着争いをハナ差制したのはマイネルウィルトス(6番人気)、3着は昨年の勝ち馬ウインキートス(8番人気)だった。
 勝ったボッケリーニ八良い勝利だった。血統的にもこれから良くなるはずで、これで弾みをつけて大きいところを狙えそう。2着マイネルウィルトスは東京コースも距離も合うのだろう。力は出し切ったが、強い馬が1頭いた。3着ウインキートスは自分のリズムで走れば、このくらい走れる馬。4着ディアマンミノルは馬券を持っていたので惜しかった。力は出し切って、いい脚だった。
 ボッケリーニは、父キングカメハメハ、母ポップコーンジャズ(母父ダンスインザダーク)という血統。全兄は2015年【宝塚記念】、【天皇賞・秋】を制したラブリーデイ。戦績は20戦6勝。

 来週からは早くも新馬戦が始まる。早速来週僕の一口馬がデビューする予定。勝ったら快挙!

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ダービーは大馬主!

2022-05-28 18:59:28 | Weblog

 “オンナ藤井”のデビュー!? 1日付で《日本将棋連盟》の女流2級となり、同連盟の現役最年少の女流棋士となった中学2年生の鎌田美礼(かまだ・みれい)女流2級(13)が今日の《第16期マイナビ女子オープン予備予選》で、中倉宏美女流二段(43)を相手に公式戦初対局に臨んだ。30歳差の対戦だったが、持ち時間は各30分で、後手の鎌田は先に1分将棋に突入。109手で中倉に敗れ、初陣は黒星となった。対局後、報道陣の取材に応えた鎌田は「すっごい悔しかったです」と素直な気持ちを吐露したが、これから注目したい!
 女子国内プロゴルフツアー《リゾートトラストレディス》第3ラウンド。1打差の2位で出た小祝さくらが9バーディ、1ボギーの「64」と伸ばし、通算16アンダーで単独首位に立った。次週に挑戦する海外メジャー《全米女子オープン》の前の大会で、昨年8月の《CATレディース》以来となるツアー通算7勝目に王手をかけた。 今季1勝のサイ・ペイイン(台湾)が「65」をマークし、14アンダーで2打差2位。ルーキー“一番乗り”で初優勝を目指す桑木志帆が「68」で回り、11アンダーで5打差の3位につけた。ツアー1勝の河本結、松森彩夏、石井理緒、首位スタートの蛭田みな美が10アンダーで4位。ルーキーの尾関彩美悠、阿部未悠、辻梨恵、テレサ・ルー(台湾)、吉田優利、大里桃子、菅沼菜々が9アンダーで8位に並んだ。小祝に注目!

 高校野球の話。《春季近畿大会》準決勝。今春センバツ決勝カードの再現となった大阪桐蔭VS.近江で、大阪桐蔭が近江を11-2で破り決勝進出を決めた。これで、大阪桐蔭は昨秋の大阪大会から続く公式戦連勝を29に伸ばした。近江は6回まで1失点だったエース・山田陽翔(3年)が緊急降板したのが痛かった。勝利した大阪桐蔭は明日、昨春、昨秋に続く近畿大会3季連続優勝を懸けて昨夏の甲子園王者・智辯和歌山と戦う。
  激戦が続くプロ野球交流戦だが、わがソフトバンクにまた育成の光が現れた。1点を追う2回に広島先発の森下を攻め、相手の暴投で追い付くと、柳町の左前打で勝ち越し。なお1死一、二塁で、育成上がりのプロ初先発の捕手渡辺陸が左越えのプロ初安打初本塁打の3ランを放ち、さらに2死となって牧原大が右越えの2号ソロを放って計6点を挙げた。さらに4回には渡辺の2打席連続の左越え2号ソロで1点、6回には渡辺の左前適時打などで2点を加えて森下をKO。渡辺は3安打猛打賞で2本塁打5打点の大暴れだった。投げてはこちらも育成上がりの左腕の大関が7回を5安打で1失点。4勝目を手にした。それにしてもソフトバンクはドラフト指名選手より育成選手が良く育つ。渡辺は“ポスト甲斐”として球団の期待だが、このまま順当に育つと、甲斐2世というより、城島2世に育つ可能性のある選手だ。
 明日の予想。まずは東京メイン【日本ダービー】。本命は12番ダノンベルーガ。遂に“ダノン”の夢が達成すると読む。“ダノン”軍団のここ数年日本の競馬界に対する貢献度大きい。そろそろダービー馬が出てもおかしくない。ダノンにとってあと何年チャンスがあるかわからないが、今回は大きなチャンス。川田も今回は2走目となるし、東京の走りは滅法走る。ハーツクライ産駒は【ダービー】に合わせて強くなる。相手は3,5,7,10,13,15,16,18番。東京12R【目黒記念】は18番フライライクバード。前走は直線で大きな不利があった。東京は得意だし、人気が割れそうな今回は狙い目。相手は2,3,9,13,14,15,17番。中京10R【安土城S】は6番ルプリュフォール。スタートに難があり、展開の助けが欲しい馬だが、終いは確実に伸びてくる馬で、54㌔のハンデなら…。相手は1,5,8,11,12,16番。

 

 今日の一口馬は驚きだった。新潟6R【3歳未勝利】(1800mダート・混)に出走したバイタルエリアだったが、9番人気でなんと2着に粘った。あそこまでいったら勝ってほしかった(1着になった1馬人気馬に1馬身1/4差)。でも菊沢は見事に乗ってくれた。レース後には『少し頭の高いところがあったので、もっと体を使って走れるようになるとなお良いですね。すごく良いものがありますし、力のある馬だと思います』とコメントしてくれた。これでなんとか初勝利に目処がたった。加藤士調教師は「見立て通り使いながら良化してきているので、勝たせられるよう調整していきます」とのこと。僕の投資しているノルマンディーの馬は良く盛り上げてくれる

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「純烈」酒井君が馬主に!

2022-05-27 20:14:16 | Weblog

人気歌謡コーラスグループ「純烈」のリーダーの酒井一圭(46)君とは20年ぐらい前からの知人である。元々はデンジャラスのの安田君を通じて競馬が縁で知り合ったのだが、一緒に競馬に行ったこともあるし、酒井君が苦労していた時にも偶然酒井君の仕事先で逢ったりして不思議と縁があった。また純烈で売れ始めてラジオに出演した時は、友達の乾貴美子がアシスタントをしていて「盛り上げて」と頼んだら、番組自体が盛り上がったということもあった。そんな酒井君も今や立派な紅白歌手となったが、時々競馬番組で彼を見かけると、競馬愛は昔とちっとも変わってないなぁ「と思う今日この頃である。
 今年の3月だったと思うが、その酒井君が馬主資格を取得したことを明かした。馬主資格といっても地方競馬であるが、その記事を見ると、『「馬主登録証が届いたぁぁぁぁ!!」と喜びいっぱいに伝え、証明写真付きの馬主登録証を披露した。「幼い頃から競馬好きな私。学校の先生や近所の人も私が競馬が好きでいつか馬を持ちたいという夢を持っていると知っている。純烈ファンの皆さんもご存知の通り」と長年の夢だったことを告白』と大変喜んでいた。そして今回更なる競馬記事が…。酒井君が競走馬のセリで2歳牡馬を550万円(税込み)で落札したことが分かった。歌手の前川清さんと共同で購入した(名義は株式会社前川企画 )とのこと。 愛馬となったのは牡馬の「シナノカラーの2020」で、父リーチザクラウン、母父アグネスデジタルという血統。1995年の【デイリー杯3歳S】(現【デイリー杯2歳S】)を勝ったロゼカラーを4代母に持ち、重賞2勝のローズバドや、10年の【ジャパンC】勝ち馬ローズキングダムなどの活躍馬を輩出した‟バラ一族”の血統だ。共同購入となった前川清さんは、2007年の【ヴィクトリアマイル】を勝ったコイウタを所有するなど馬主としても知られており、「『酒井君、一緒に馬を持とう』と背中を押してくださった」という。そんな酒井君に「馬主凄い!僕は酒井君みたいに資金がないので、専らクラブ馬一口専門(現在35頭)です」と連絡をとったら、「35頭!マジすげぇ!軍団」との返事が来た。酒井君の馬と一緒に走る日が来るといいな。

 明日の予想。東京メイン【欅S】は人気でも8番レモンポップ。1年以上の休養があって出世が遅れたが、その潜在能力はまだ未知数。このメンバーで勝ち負けできれば、今後の大きいところでの活躍が期待できる。相手は1,4,10,11,12,14番。中京メイン【葵S】は5番シゲルファンノユメを狙う。元々オープンで活躍すると思っていた馬。左回りで惨敗は出遅れてリズムに乗れなったため。人気になる前に…。相手は2,7,9,10,14,16番。新潟メイン【五泉特別】は10番コスモセイリュウ。前走は久々で地力の高いところを見せた。使った上積みもあるし本命。相手は1,3,5,8,11,12番。
 

 今週の一口。35頭中1頭が出走する。明日の新潟4R【3歳未勝利】(1800mダート)にバイタルエリアが出走する。これまで2走して14着、11着。つまり今回9着以下なら3アウトで2か月の出走停止。つまりほぼJRAは出走できなくなる。正直、前走から馬が激変したようなことはないが、陣営はできるだけ相手関係が楽なところに出走させたいと思い、ギリギリまでメンバーを見てこの番組に出走を決めています。平坦小回りコースであれば今までよりも動けそうな感じはしますし、まずは最低限このクラスに目処を立ててもらいたいところ。使いつつ良くなってきそうとは言っても時期が時期なだけに、次に繋がるような競馬をしてきてもらいたいと思っています」とのこと。僕も穏やかな気持ちで見守る。

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二冠馬誕生!

2022-05-22 18:19:31 | Weblog

 まずは《大相撲夏場所》千秋楽。3大関が早々と優勝争いから脱落する荒れた土俵を締めたのは、やはり横綱だった。横綱照ノ富士(30・伊勢ケ浜)が3場所ぶり7度目の優勝を飾った。優勝7回は歴代20位タイとなり、今年の目標に掲げる2桁優勝10回へ前進した。先場所は右かかと、左膝の負傷で途中休場。復帰した今場所も初日に大栄翔に完敗。中日までに3敗を喫し、2場所連続の途中休場も危ぶまれたが…。横綱として見事な優勝。大関3人には横綱の爪の垢でも煎じて呑んでもらいたい。そう思うのは僕だけではないだろう。
 次はゴルフ。国内女子ツアー《ブリヂストンレディス》最終日。単独首位から出た西郷真央(20)が1イーグル、2バーディー、1ボギーの「69」で回り、通算13アンダーで逃げ切り、今季5勝目を挙げた。西郷は16番でグリーン左前バンカーからの3打目を直接カップに沈めるイーグルを奪い、4人が首位に並んでいた混戦から一気に抜け出した。「68」で回った稲見萌寧(22)が2打差の2位。さらに1打差の3位に、この日ベストスコアの「65」をマークした青木瀬令奈(29)と山下美夢有(20)の2人が入った。20歳226日での通算5勝目は、宮里藍の19歳127日に次ぐ若さでの達成となった。やっぱり強かった西郷だが、稲見に復活の兆しが見え、これから西郷の独壇場にはならないような感じが…。でも女子は面白い!
 国内男子ツアー《ゴルフパートナー・プロアマ》最終日。首位と2打差の2位から出た2018、19年賞金王の今平周吾(29)が、「65」で回り通算22アンダーで並んだ近藤智弘(44)、大槻智春(32)とのプレーオフを2ホール目で制して前週の《ダイヤモンドカップ》に続く2週連続優勝を成し遂げた。ツアー7勝目。1ホール目で大槻がボギー。近藤との一騎打ちとなったが、今平が先に6メートルを沈めてバーディー。続く近藤は4㍍のバーディーパットを外して、勝負が決した。ここにきて復活した今平。それにしてももう少し若手が伸びてきてほしいものだ。といっても、今平はまだ29歳だから大したものだが…。
 米男子プロゴルフツアーメジャー第2戦《全米プロ選手権》第3日。64位で出た松山英樹は、3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの「72」で回り通算6オーバー。55位で最終日へ向かう。同じく64位で出た星野陸也は4バーディー、3ボギーの「69」と伸ばし、3オーバー36位。「69」をマークしたミト・ペレイラ(チリ)が、2位に3打差をつける9アンダーで単独首。タイガー・ウッズ(46)は「79」と崩れ、通算12オーバーの76位に終わり、ホールアウト後に棄権した。松山にとっては厳しい3日間になったが、最終日は少しでも上を目指して欲しい。
 競馬の話。ルーキー今村聖奈(18・寺島厩舎)が今日の新潟3R【3歳未勝利】(1800mダート)で3番人気タマモイトビート(牡、武英厩舎)で勝利し、JRA新人女性騎手の年間最多勝記録を更新する10勝目を挙げた。最内枠から発馬で後手に回ったが、落ち着いて中団外めを追走。直線は内に進路を選択し、馬群の中を突き抜けて1馬身半差の快勝だった。JRAでデビューした女性騎手の1年目のJRA勝利数は、これまで増沢(旧姓牧原)由貴子(96年)、西原玲奈元騎手(2000年)の9勝が最多だった。今村は22年ぶりに記録を塗り替えた。今はまだ女性騎手扱いだが、新人騎手ではトップの勝ち星を挙げているのだから凄い。
 今日の重賞を振り返る。東京11Rで行われた【第83回オークス】は、C・ルメールの3番人気スターズオンアース(美浦・高柳瑞樹厩舎)が中団追走から直線突き抜けV。女王の座を譲らず、史上16頭目の牝馬クラシック2冠制覇を果たした。ルメールは、昨年【チャレンジC】(ソーヴァリアント)以来、約5カ月半ぶりの国内重賞勝利をGIで飾った。タイムは2分23秒9。1馬身1/4差の2着にはスタニングロ1馬身1/4差の2着にはスタニングローズ(10番人気)、さらに1馬身1/4差遅れた3着にナミュール(4番人気)が入った。なお、1番人気のサークルオブライフは最後方から末脚初の12着に終わった。川田が騎乗して【桜花賞】を制したスターズオンアース。異なる騎手での【桜花賞】&【オークス】優勝は、1952年スウヰイスー(【桜花賞】…保田隆芳、【オークス】…八木沢勝美)、20122年ジェンティルドンナ(【桜花賞】…岩田康誠、【オークス】…川田)に続く史上3頭目の記録となった。
 勝ったスターズオンアースだが、僕が思っているより強い馬だった。またルメールも冷静な騎乗ぶり。この強さなら、3冠も…。2着スタニングローズもよく走った。ようやくレーンらしい騎乗ぶりだったが、今日のところは勝ち馬が一枚上だった。3着ナミュールは良く走っている。やはり少し距離が長いだろう。【オークス】でこれだけの競馬ができたのは今後に繋がるだろう。4着ピンハイは今後もっと強くなりそう。ただ距離はもっと短いところだろう。5着プレサージュリフトは道中ロスなくリズム良く走ったが、最後はジリッぽくなったところをみると距離が長いのかも…。
 スターズオンアースは、父ドゥラメンテ、母サザンスターズ(母父Smart Strike)という血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は(有)社台レースホース。通算成績は7戦3勝。重賞は今年の【桜花賞】に次いで2勝目【オークス】は高柳瑞樹調教師は初勝利、C・ルメールは17年ソウルスターリング、18年アーモンドアイに次いで3勝目となった。

 今週の一口馬。まずはピューリファイが新潟2R【3歳未勝利】(1400m芝)に出走。レースは、スタートがひと息で、道中は後方4番手。まずまずの手応えで直線で、どれだけ脚を使えるかというところだったが、伸びずバテずで、勝ち馬から1.2秒差の13着での入線。芝・ダートの適性というよりは、馬がまだ芯が入っていない感じ。残り時間的には厳しそう。ウインアラジンは連闘で中京2R【3歳未勝利】(1900mダート)に出走。前回出遅れがあったが、今回は先行策で力を出し切るレースで4着。正直、手薄な相手関係だったので、勝ち負けを期待していたが、そう考えると内容的には物足りなさを感じるレースだった。それでも4着と優先出走権を獲ったし、距離もこの位のほうが良さそう。もう少し決め手が出てくれば…。
 来週は【ダービー】。またルメールの可能性が大きそうだが…一週間考える。

 

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オークスは池添!

2022-05-21 19:33:04 | Weblog

 今日はちょっと遠出して疲れたので予想だけ。東京メイン【オークス】。本命は4番ルージュエヴァイユ。前走も狙っていたが、内枠で力を出し切れなかった。今回は絶好の舞台で、鞍上は最近好調の池添。相手は3,6,9,11,12,16,18番。特に気になるのは16番で、この馬からも馬券を購入する。中京メイン【大垣S】は5番トーセンアラン。前走は人気で惨敗したが、休み明けが敗因とみる。叩き2戦目で、鞍上は松山で巻き返しが期待。相手は1,4,7,10,12,13番。新潟メイン【韋駄天S】は16番マリアズハート。前走はダートで論外、直線1000mは昨年勝利している舞台。鞍上もその時と同じ菊沢だ。相手は1,3,4,6,9,13,15番。
 今週の一口馬は昨日書いた2頭。新潟2R【3歳未生】(1400m芝)にピューリファイが出走。正直、過去2戦の走りを見ると勝ち上がれるのはしんどい感じだが、ベテラン勝浦を背に大穴を開けてほしい。もう一頭は先週出走したウインアラジンが連闘で中京2R【3歳未勝利】(1900mダート)に出走する。今回こそはスタートを決めて積極で、手替わりも良い方に出てくれれば…。巻き返しを期待!

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今週一口は2頭

2022-05-20 20:30:24 | Weblog

 日本プロ野球選手会は先日、721の支配下選手を対象とした年俸調査結果を(外国人選手、出来高払いを除く)を発表した。球団別の今季平均年俸は我がソフトバンクが7002万円(昨季は6932万円)で3年連続トップ。2位も3年連続で6632万円の巨人だった。最下位は4年ぶりに昨季途中に中田(巨人)が移籍し、オフに西川(楽天)や大田(DeNA)ら高額年俸の選手を自由契約にした日本ハムで2817万円。ソフトバンクとは4000万円以上の差があった。昨季日本一のヤクルトは7位から5位に上がって、過去最高の4050万円、25年ぶりにパ・リーグを制したオリックスは3922万円で最下位から6位に上がった。12球団の平均は過去最高の4312万円(前年比3.3%増)。一方で中央値(721人中361番目)が1500万円と格差は広がっている。球団別では巨人とDeNAが2000万円で1位、3位はオリックスで1900万円、4位はソフトバンクとロッテで1800万円、12位の日本ハムは1000万円だった。平均3位の楽天の中央値は1150万円で11位。球団間、同一球団内で大きな格差があった。

球団別支配下選手平均年俸は下記の通り。
1位ソフトバンク…7002万円、2位巨人…6632万円、3位楽天…6035万円 、4位西武…4330万円、 5位ヤクルト…4050万円、6位オリックス…3992万円、7位DeNA…3732万円、8位広島…3693万円、9位阪神…3456万円、10位中日…3118万円、11位ロッテ…  3077万円、12位日本ハム… 2817万円
 今回のアンケートで面白かったのは契約更改満足度のアンケート5段階評価で上位二つの「満足」「大きく満足」と答えた割合は1位ソフトバンク55.07%、2位西武54.72%、3位DeNA48.21%がトップスリー。そして下位は10位楽天26.56%⑪巨人23.68%⑫中日19.35%だった。中日は平均年棒が全体でも10位だからわからんでもないが、2位の巨人、3位の楽天が11位、10位とはいかがなものか。多分不満があるのは生え抜き選手。球団で育成がうまくいってなく、FAによる補強や新外国人獲得によって試合に出るチャンスが奪われるなどによる不満があるのではないか。特に巨人は…。最近でこそ、巨人も若手を使っているが、この辺はもっと反省すべきだと思う。
 ゴルフの話題。米男子ツアーメジャー第2戦《全米プロ選手権》が開幕した。日本からは松山英樹を筆頭に6人が出場しているが、第1ラウンドが終了し、松山英樹とミスターフェアウェイの稲森佑貴が2オーバー「72」で、最上位の56位につけた。続いてメジャー初出場の香妻陣一朗が3オーバーで78位、星野陸也が4オーバーで99位、金谷拓実が7オーバーで130位、木下稜介が9オーバーで150位となった。首位には 5アンダーの「65」で回ったロリー・マキロイ(英国)。同組で回った、自動車事故による右脚の大ケガから復帰2戦目のタイガー・ウッズ(米国)は4オーバーの74で、99位と出遅れた。星野ぐらいまでは予選通過も可能だと思うが、まぁ期待はやはり松山か。それにしても、地上波、BSで中継がないのは寂しい。

 早くも藤田旋風の予感が…。昨年に引き続き、JBIS特設サイトが活用されたオンラインオークション(自動入札方式)「千葉サラブレッドセール」が16日に行われた。上場馬58頭が応札され、53頭が落札。この日に主取となった5頭は、17日に再上場され、全馬が入札されて完売となった。売却総額は8億1220万円(価格はいずれも税抜き)で、前年より5億7740万円減となったが、昨年はディープインパクト産駒のドーブネが、4億7010万円と国内トレーニングセール最高額を記録したこともあり、過去の“千葉セリ”では5番目に高い売却総額となった。で、今回の最高額は、フローラルカーヴの20(牝、父モーリス)の5840万円で、昨年のドーブネに続き藤田晋氏が落札した。フローラルカーヴの20は、6日に社台ファームの坂路で行われた調教で2ハロン21秒6―1ハロン10秒5をマークしていた。牡馬の最高価格は、エアルーティーンの20(牡、父ロードカナロア)の4410万円で、(株)ビープロジェクトが落札した。エアルーティンの20は、3代母がエアデジャヴーという優秀な牝系。来週は、札幌競馬場で日高軽種馬農業協同組合主催のトレーニングセールが開催される。果たして今年も「藤田晋」の名前がどれだけ出てくるか注目である。

明日の予想。中京メイン【平安S】は4番テーオーケインズ。サウジ帰りで59㌔は決して楽ではないが、【チャンピオンC】の走りを観たら絶対能力が一枚違う感じ。ここは人気でも買い。相手は2,3,5,8,9,13番。東京メイン【メイS】は2番カレンシュトラウス。勝ちまでは至ってないが、ここ2戦は上がり最速で好調ぶりがうかがえる。相手は6,7,8,10,12,13番。新潟メイン【八海山S】は12番ララクリュサオル。距離はやはり1200mが良く、新潟も得意。芝スタートもgood。相手は1,2,8,10,11,13番。


 今週の一口馬。5/22新潟2R【3歳未生】(1400m芝)にピューリファイが出走する。西田厩舎に転厩となってから初の出走。それも初芝である。正直、過去2戦の走りを見ると勝ち上がれるのはしんどい感じだったが、この選択で道が開かれるのか楽しみでもある。陣営では5/18の調教を終え「馬なりのまま余力を残して追い切りました。先週強めに追っていますし、輸送もあるので、プラン通りの調整です。少しお時間はいただきましたが、レースに向けて良い状態に仕上がりました。あとは実戦でどういった走りを見せてくれるかでしょう」とのこと。ベテラン勝浦を背大穴を開けてほしい。もう一頭、先週出走したウインアラジンが連闘で同じ5/22中京2R【3歳未勝利】(1900mダート)に出走する。期待した先週だったが、スタートが悪く、直線も見せ場なく8着終わったが、連闘、距離延長、鞍上強化(松山)でレースに挑む。寺島調教師は「前走後も特段ダメージはありませんし、右ヒザの状態も安定しているため連闘での出走を決めました。前走はあまりにもゲートの反応が悪く、後方からの競馬を強いられたこともありますが、道中の手応えもずっと悪かったようですし、少しでも距離が延びるのはプラスと見ています。今回こそはスタートを決めて積極策をと考えていますし、手替わりも良い方に出てくれればと思います」とのこと。巻き返しを期待!

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ソダシ強かった!

2022-05-15 18:10:16 | Weblog

 大谷翔平が今日のアスレチック戦のダブルヘッダー第2試合目に「3番・DH」で先発出場。6-1と5点リードで迎えた5回の第3打席に5試合ぶりとなる7号2ランを放った。ファン待望の一発は、松井秀喜、イチローに次ぐ日本人としては3人目となるメジャー通算100号のメモリアルアーチ。さらに459試合目での達成は日本人では最速のダブル快挙となった。日本人メジャー通算100号は、175本を放った松井秀喜が5シーズン・636試合目で達成。それに次ぐイチローは13シーズン目に117本を放っている。大谷は今季が5シーズン目だった。天晴れ!
  ゴルフ。国内女子ツアー《ほけんの窓口レディース》最終日。2打差の単独首位で出た28歳の渡邉彩香が6バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「71」で回り、通算11アンダーで並んだ高橋彩華とのプレーオフを2ホール目で制した。コロナ禍で統合された2020-21年シーズン初戦《アース・モンダミンカップ》以来、約2年ぶりのツアー通算5勝目。昨年2月の結婚後の初勝利となった。最終組の1つ前の高橋に18番のバーディで並ばれ、パーにとどまった渡邉はプレーオフに持ち込まれた。18番で繰り返されたプレーオフ2ホール目で、先に10m以上のバーディパットをねじ込んでガッツポーズ。内側につけていた高橋が外し、決着した。通算9アンダー3位に稲見萌寧と小祝さくら。2打差2位から出た原英莉花は2バーディ、2ボギーの「72」と伸ばせず、ルーキー小倉彩愛と並んで通算8アンダー5位で終えた。大会2勝の鈴木愛は通算2アンダー36位だった。なんか渡邉が大人のゴルフを覚えた感じ。一方、高橋はあれを入れられたら仕方なし。稲見と小祝はそろそろ復活してきた感じ。あとはパターが入れば…。
  国内男子ツアー《アジアパシフィックオープンゴルフ ダイヤモンドカップ》最終日。今平周吾が3バーディ・1ボギーの「68」をマーク。トータル8アンダーで首位との1打差を逆転し、今季初優勝、ツアー通算6勝目を果たした。副賞として、今年の海外メジャー《全英オープン》の出場権も獲得した。トータル7アンダー・2位タイに桂川有人、大西魁人、岩田寛、アマチュアの鈴木晃祐(東北福祉大4年)。トータル6アンダー・6位タイには星野陸也、日系アマのカズマ・コボリ(ニュージーランド)が入った。石川遼は「71」と1つ落とし、トータル1オーバー・26位タイ。世界アマチュアランキング1位の中島啓太(日体大4年)は「74」を叩き、トータル2オーバー・32位タイで4日間を終えた。期待の桂川は大洗の洗礼に泣いた。まぁこの経験が桂川を強くするだろう。またアマチュアの鈴木の大洗での「63」は凄い!今後注目したい!
 米女子ゴルフツアー《コグニザント・ファウンダース・カップ》3日目。13位から出た畑岡奈紗は4バーディ、2ボギーの「70」で回り、通算8アンダーの8位に浮上した。ミンジ・リーが「69」で回り、通算17アンダーの首位。笹生優花は「70で通算5アンダーの25位、古江彩佳は「69」をマークして4アンダーの32位に浮上した。畑岡は優勝は難しいかもしれないが、是非ベスト5に入って今後のメジャーを目指して欲しい。
 米男子ゴルフツアー《AT&Tバイロン・ネルソン》3日目。9位で出た松山英樹は7バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「69」で回り、通算14アンダーで18位に後退。セバスチャン・ムニョス(コロンビア)が「66」で回り、通算21アンダーで首位に立った。今大会は今季メジャー第2戦《全米プロ選手権》の前哨戦。松山には最終日を好プレーで締めくくり、次週につなげてもらいたい!

 今日の競馬を振り返る。東京11Rで行われた【第17回ヴィクトリアマイル】は、吉田隼人の4番人気ソダシ(4歳・須貝尚介厩舎)が好位追走から直線抜け出しV。自身を含むGⅠ馬5頭の豪華メンバーが顔をそろえた春の東京5週連続GIの第2弾・古馬のマイル女王決定戦を制し、昨年の【桜花賞】以来となるGI3勝目を挙げた。タイムは1分32秒2。2馬身差の2着にはファインルージュ(3番人気)、さらにクビ差遅れた3着にレシステンシア(6番人気)が入った。なお、1番人気のレイパパレは12着に敗れた。ソダシは、昨年の【秋華賞】で10着に敗れた後はダート戦に矛先を向け、【チャンピオンズC】12着、【フェブラリーS】3着。そして今回、【アルテミスS】、【阪神JF】、【桜花賞】と過去3戦3勝の芝マイルで完全復活を果たした。また、同馬の父であるクロフネは、初年度産駒がデビューした2005年から18年連続JRA重賞制覇となった。
 勝ったソダシだが、マイルだとこんなに強いとは…参りました。完ぺきなレースで、マイルなら相当やれる。アーモンドアイ、グランアレグリアを追随できるかも…。2着ファインルージュもルメールがうまく乗っているし、力はある。直線で躓いての2着は立派。3着レシステンシアの根性は相当。正直、距離は長かったのだろうが、この粘りは凄い。4着ローザノワールは一瞬「やった」と思ったのでは…ビックリ。5着ソングラインは位置取りが悪くなった。それが一番の敗因だろう。やっぱり勝つためにはスムーズにいかないと…。6着デアリングタクトは最後までよく頑張っていた。これを機に無事なら、今後が楽しみだ。
 ソダシは、父クロフネ、母ブチコ(母父キンカメ)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は金子真人ホールディングス(株)。通算成績は11戦7勝。重賞は20年【札幌2歳S】、【アルテミスS】、【阪神JF】、21年【桜花賞】、【札幌記念】に次いで6勝目。【ヴィクトリアM】は須貝尚介調教師は17年アドマイヤリードに次いで2勝目、吉田隼人は初勝利となった。

 今日の一口馬。ウインアラジンが中京2R【3歳未勝利】に出走。寺島調教師によると「本来は勝ち馬のように前々での競馬をイメージしていたのだが、ゲートの反応が悪く、後方からの運びになってしまった。それでも砂を被って極端に嫌がることはなかったが、道中の手応えはずっとあまり良くなかった」とのこと。レース後はダメージがなければ続戦を予定しているらしいが、レースぶりはデビュー時からほとんど変わってこない現状。今後は条件を替えるなどをするのではないか。賞金は稼いでくれたし、何とか頑張れ!

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ヴィクトリアマイルは穴狙い!

2022-05-14 18:21:48 | Weblog

 まずはゴルフ。国内女子ツアー《ほけんの窓口レディース》2日目。5位から出た28歳の渡邉彩香が5バーディー、ボギーなしの「67」で回り、通算10アンダーで単独首位に浮上。約2年ぶりのツアー通算5勝目に王手をかけた。11位で出た原英莉花が2打差の2位で猛追。首位スタートの小祝さくらと菊地絵理香は2打差の2位に後退。3打差の5位で高橋彩華、仲宗根澄香が追う。稲見萌寧、三ヶ島かなが6アンダーの7位。首位で出た鈴木愛は3アンダーの18位に後退。前週メジャー初優勝の山下美夢有はイーブンパーの54位、今季出場8戦4勝だった西郷真央、昨年大会女王の大里桃子は4オーバーの79位で予選落ちした。久々の上位に小祝がいる。稲見共々明日は両実力者に期待したい。
 国内男子ツアー《アジアパシフィックダイアモンドカップ》3日目。9年ぶりに今大会の舞台となった大洗GCは大混戦で最終日を迎える。4番パー3でホールインワンを決めた時松隆光、ベン・キャンベル(ニュージーランド)がともに「66」をマークし、首位で出た大西魁斗、「67」とした桂川有斗とともに通算7アンダーの首位で並んだ。今平周吾と稲盛佑貴が1打差の通算6アンダー5位。岩田寛とアマチュアのカズマ・コボリ(ニュージーランド)が5アンダー7位で続いている。 前年大会覇者の星野陸也は通算4アンダーの9位。7位から出た石川遼は「73」とスコアを落とし、通算イーブンパー19位に後退した。期待はやっぱり若手の桂川有斗か。このぐらいのスコアでの優勝争いが面白い。
 逆に米男子ゴルフの《AT&Tバイロン・ネルソン》はバーディー合戦。正直ゲームとしては面白くないが、松山が頑張っているので一応注目している。2日目を終え、初日12位で出た松山英樹は6バーディー、ボギーなしの「66」と伸ばして通算11アンダーで首位と4打差の9位に浮上した。一方、小平智は「69」で回ったが、通算4アンダーで1打及ばず予選落ちとなった。セバスティアン・ムニョス(コロンビア)、ライアン・パーマー(米国)、デービッド・スキンズ(英国)の3人が通算15アンダーで首位に立っている。松山はもう少しパターが入ったら10アンダーぐらい出そう。そうなると当然優勝争いとなる!
 米女子ツアー《コグニザント・ファウンダーズ・カップ》2日目。3位で出た畑岡奈紗は1バーディー、2ボギーの「73」とスコアを落とし、通算6アンダーで13位に後退した。笹生優花は「68」と伸ばし、通算3アンダーで92位から37位に浮上。古江彩佳は「71」で回り、1アンダーで61位。首位には通算14アンダーのイ・ミンジ(豪)。通算11アンダー2位タイにレクシー・トンプソン(米)、マデレーン・サグストロム(スウェーデン)、アリー・ユーイング(米)が続く。畑岡はさすがに優勝までは届かないかもしれないが、是非ベスト10に入ってほしい。それにしても古江の予選通過は立派である。
 競馬の話。東京11Rで行われた【第67回京王杯スプリングC】は、僕が本命に推した池添謙一騎乗の1番人気メイケイエール(牝4歳・武英智厩舎)が勝利、通算重賞5勝目を挙げた。やや折り合いを欠きながらの追走も、直線に入ると力強い伸び脚を見せ先頭でゴール。【安田記念】への優先出走権を獲得した。タイムは1分20秒2。半馬身差の2着には直線で鋭く伸びたスカイグルーヴ(2番人気)、さらに3/4差遅れた3着に重賞連勝を狙ったタイムトゥヘヴン(5番人気)が入った。
 勝ったメイケイエールだが、本当にこの馬は気性がまともならどれだけ強いのだろう。とにかく資質はアーモンドアイ、グランアレグリア並みのような気がする。

メイケイエールは、父ミッキーアイル、母シロインジャー(母父ハービンジャー)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は名古屋競馬(株)。通算成績は11戦6勝。重賞は2020年【小倉2歳S】、【ファンタジーS】、21年【チューリップ賞】、今年の【シルクロードS】に次いで5勝目。【京王杯SC】は武英智調教師、池添謙一ともに初勝利となった。

 明日の予想。まずは東京メイン【ヴィクトリアマイル】。本命は人気ガタ落ちの15番アンドヴァラナウト。相手なりに走る馬で凡走は松山が乗った【愛知杯】だけ。福永騎乗ではすべて馬券になっている。僕は個人的に左回りのマイルが合うように思っているので期待したい。相手は1,2,5,11,13,14,16番。中京メイン【栗東S】は9番ボンディマンシュ。前走は直線でスムーズ差を欠く場面があった。鞍上は相性のいい藤岡佑で、巻き返し十分である。相手は1,2,4,5,11,14,16番。新潟からは12R。本命は16番シュライエン。テンは遅いが、スムーズな競馬ができれば好走できるクチ。大外枠は絶好の条件、一発を期待したい。相手は3,4,6,7,9,14,15番。

 巨人VS.中日戦で中日が連敗。アンチ巨人からすると悔しい結果。ここ2日観ていたが、石橋の弱気のリードが気になる。明日は何とかしてくれ!

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竜兵さん逝く!

2022-05-13 20:34:25 | Weblog

 太陽様が沈んでしまった。5/11の朝のこと、身支度をしながら情報番組を観ていたら、信じられないニュースが飛び込んできた。竜兵さんが急死したというのだ。その情報番組によると、「同日未明、自宅で意識のない状態で見つかり、病院で死亡が確認された。警視庁は自殺とみている」とのことだった。“えっ、嘘? なんで?”そう思い、竜兵会のメンバーであるデンジャラスの安田君にメール。すると安田君も戸惑っているようで、詳細は分からないとのことだった。それからはずっと竜兵さんのニュースを追っかけ、今日に至っている。画面から出てくる竜兵さん元気な姿を見るとグッとこみ上げてしまうここ数日、ただただ寂しいし、悔しい限りである。
 竜兵さんとはかれこれ20数年ぐらいのお付き合いだった。デンジャラスの安田君が「今度竜兵さんを囲んでまったりとしたライブやります」と連絡を受け始まったライブ『太陽様を囲む会』を見に行くようになったのが始まりだ。企画立案等を安田君中心にやっていたこともあり、1/10スタッフ(差し入れ要員)、9/10客ぐらいのスタンスでその会に参加。ライブはPM7:30開演だったが、PM6:00すぎに差し入れを持って楽屋入り。するとその日出演するメンバーがすでにいたり、徐々に集まったり。ライブ開始当初の出演メンバーは竜兵さん、安田君、山崎君(ヤマザキモータース)、土田君、有吉だったと思う。そしてこれにリーダー(肥後さん)が参加するようになり、スギ。(インスタントジョンソン)や小林君(火災報知器)、そして飛び入りで川島(劇団ひとり)が来たりだった。
 楽屋に入ると、だいたい有吉が「差し入れ遅いよ」と悪態をつく中、竜兵さんが「いつもいつもありがとうございます」と頭を下げ、僕が持って行った差し入れをつまみながら世間話がはじまる(すでに始まっていることも…)。竜兵さんはその時点ですこしずつお酒を飲み始める。話の内容はそれこそ楽屋話なので抱腹絶倒となることが多かった。開演数分前までそこにいて楽しい時間を過ごす。そこには若手の芸人が挨拶に来るし、1度は野呂佳代ちゃんが来ていたことも…。きっとその子たちは、僕のことを“このおじさん誰だろう?”と思っていたに違いない。
 ライブが始まると、竜兵さんの独壇場。というのも、竜兵さん以外はオールツッコミなので、竜兵さんのボケぶりが実に冴えわたる。中には竜兵さんが酔っぱらいすぎて、お客さんに氷投げ、ローション飲みなど、ごく一部で;語り継がれるような出来事(伝説)も起きたが、お客は大喜びで、チケットがSOLD OUTになることも少なくなかった。開演前の楽屋話を楽しみ、ライブを楽しむ。僕にとっては二重の贅沢なライブである。ライブ終了後楽屋を覗き、「竜兵さんおもしろかったですよ」というと、嬉しそうな顔で「ありがとうございます」。ただ「あそこはああすればよかったな」なんて反省を口にする時もあった。そして竜兵会のメンバーは行きつけの店に移動して僕も帰途につくわけだが、年に一度、そのライブを見るのが本当に楽しみだった。そして“こんな面白いライブはない”といろんな人を誘って連れて行った。たぶん連れて行った方々も今回のことを寂しく思っているだろう。
ジョージ・クルーニーと同じ61歳だった竜兵さん、本当にいろいろありがとうございました。安らかにお休みください。僕にとってはずっと輝き続ける太陽様でした。合掌。

 明日の予想。東京メイン【京王杯スプリングC】は12番メイケイエール。前走は大外から0.1差は負けて強しの競馬。【チューリップ賞】も勝っているので距離も問題ないし、主馬場も苦にしない。相手は2,4,7,8,9,10番。中京12Rは1番ブルースコード。惜しい競馬が続くが、鞍上強化。中京得意の福永の逃げ切りに期待。相手は5,6,8,10,14,16番。新潟メインは1000mなのに1番サクセスハーモニー。ここを狙っての参戦で少しでも人気が下がれば面白い。相手は3,7,8,9,10,13番。



 今週の一口馬。出走馬ではないが、新路線に光を見出そうとしている2頭の馬の近況を紹介。まずは障害に挑戦するかもしれないとあったクラッフィクラウドだが、飛越練習は順調で飛越自体も上手らしく、早ければ来週の試験も検討しているらしい。それからジュリオ。3勝クラスになって凡走が続いていたが、急転直下、去勢することになった。それで5/11無事に手術は終了している。これで走るだけになったジュリオ。素質は抜群だけに更なる飛躍を期待したい。そして今週の出走馬。5/15(日)の中京2R【3歳未勝利】(1800mダート)にウインアラジンが出走する。調教は「全体時計こそそれほど速くありませんでしたが、ラストは11秒6というタイムでしっかりとまとめていました。右ヒザの状態も今はまったく問題ありませんし、この2週の動きからも問題なく仕上がった印象です。普段、コースの追い切りでは手前変換は問題ありませんが、坂路では苦しくなった時に手前を替えたがらないところがありますし、レースでもその点はジョッキーから指摘を受けています。初めての左回りでそのあたりがスムーズになってくれればと思います」とのこと。前走4着で馬券、初勝利を期待したいところだが、ここはちょっとメンバーが揃っている感じ。何とか優先出走権圏内で走ってほしい。

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強かった!アルカラス、山下、スオーピオン!

2022-05-08 17:50:39 | Weblog

 テニス界の新星現る!《マドリード・オープン》男子シングルス準決勝で、大会第7シードのカルロス・アルカラス(19歳・スペイン)が6-7(5-7)、7-5、7-6(7-5)で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を下し、クレーコートの同一大会でジョコビッチとラファエル・ナダル(スペイン)に勝利した初めての選手となった。アルカラスは、初めて現世界ランキング1位から勝利し、ここ5週間でマスターズ1000(2度目の決勝進出。トップ10から今季最多7勝を挙げているアルカラスは、2週間前に《バルセロナ・オープン》で優勝するなど目下9連勝中で、決勝では連覇を目指す第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは、大会通算3度目の決勝進出。2018年大会に続き、昨年大会を制したマドリードでは連勝の数を9に伸ばしている。またズベレフは、過去2度対戦したアルカラスに連勝している。果たしてアルカラスの快進撃は…。

 ゴルフ。国内女子ツアーの《ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ》最終ラウンド。20歳の山下美夢有が3バーディ、2ボギーの「71」をマーク。通算12アンダーまでスコアを伸ばし、完全優勝でメジャー初制覇を達成した。山下は西郷、笹生らと同じ01年生まれの新世紀世代では初の国内メジャー制覇で昨年4月《KKT杯バンテリン・レディース》以来のツアー通算2勝目を飾った。国内メジャーの完全優勝は、88年ツアー制度施行後で15人目。20歳278日での達成は、05年《日本女子オープン》を制した宮里藍の20歳105日に次ぐ歴代2位の年少記録となった。  通算9アンダー単独2位に青木瀬令奈、通算6アンダー3位タイに稲見萌寧、石川明日香。通算5アンダー5位タイに後藤未有、菅沼菜々、通算4アンダー7位タイに安田祐香、竹内美雪、通算3アンダー9位タイに勝みなみ、大里桃子が入った。吉田優利、藤田さいきは通算1アンダー12位タイでフィニッシュ。連覇を目指した西村優菜は通算イーブンパー14位タイ、小祝さくら、高橋彩華は通算2オーバー23位タイ、上田桃子、堀琴音は通算3オーバー27位タイとなった。メジャー2連勝を狙った三ヶ島かな、横峯さくらは通算10オーバー55位タイ、鈴木愛は通算14オーバー単独62位で今季最初のメジャーを終えた。

 今朝行われた【第148回ケンタッキーダービー】(2000mダート)。日本から参戦しているクラウンプライド(牡3歳・新谷厩舎、父リーチザクラウン)は好スタートから2番手につけたが、直線で力尽き13着に敗れた。勝ったのは補欠から繰り上がりで出走したSレオン騎乗のリッチストライク(牡3歳、米国E・リード厩舎、父キーンアイス)。最内から追い込んでくると、先に抜け出したエピセンター(2着、Jロザリオ騎乗)をゴール寸前で差し切った。3着はゼンダン(Fプラ騎乗)。JRAで発売された海外馬券は、3連単が166万7880円の大波乱となった。またしても、本場の壁に跳ね返された。日本調教馬は過去に95年スキーキャプテン(14着)、16年ラニ(9着)、19年マスターフェンサー(6着)と3頭が挑戦したが、米国クラシックの壁は厚かった。昨年は【ブリーダーズカップディスタフ】に出走したマルシュロレーヌが日本調教馬として初の米国ダートG1を制したが、それに続く快挙とはならなかった。米国3冠は【プリークネスS】(5/21、ピムリコ競馬場・1900mダート)、【ベルモントS】(6/11、ベルモントパーク競馬場・2400mダート)と続くが、引き続き3冠ロードを歩むかどうかは決まっていない。
 大波乱のケンタッキーダービーで主役となったリッチストライクだが、その牝系に早くから目を付けていた日本の生産者がいた。社台コーポレーション白老ファームだ。同牧場はリッチストライクの8歳上の半姉ラナモン(牝11、父スカイメサ)を現在、けい養している。ラナモンは現役時にカナダのウッドバイン競馬場で芝のG2【ナタルマS】を制覇。17戦3勝の成績を残し、繁殖入りした。米国で誕生し、現在3歳のバハルダール(牡3、池江、父パイオニアオブザナイル)はG1レーシングの所有馬。今年1月にデビュー3戦目の小倉で勝ち上がり、昇級初戦だった3月の中京【1勝クラス】(1800mダート)では4着に入っている。ラナモンは2020年に牝馬を産んでいるが、残念ながら死去しているようだ。その後の詳細はわからないが、繰り上がり出走で人々の記憶に残る逆転劇を演じたリッチストライク。その牝系に今後は注目が集まりそうだ。

 今日の結果を振り返る。東京11Rで行われた【第27回NHKマイルカップ】は、川田将雅の4番人気ダノンスコーピオン(牡・安田隆行厩舎)が直線力強く抜け出しゴール。春の東京5週連続GIの第1弾・3歳マイル王決定戦を制し、GI初制覇を果たした。タイムは1分32秒3。2着には大外から脚を伸ばしたマテンロウオリオン(3番人気)、3着にしんがり18番人気のカワキタレブリーが入り3連単153万円超の大波乱となった。なお、昨年の【朝日杯FS】2着以来、約4カ月半ぶりの出走となった1番人気のセリフォスは4着に敗れた。

勝ったダノンスコーピオンはまともならいちばん強いと思っていたが、陣営も前走から期間が短かかったが、いい状態であった。この馬はまだ強くなる。2着マテンロウオリオンはメンバー最速の上がり33秒5の脚を使ったが、あと1歩及ばなかった。突き抜けそうな末脚だったが、1頭前にいた。まだ完成していない馬で、これから成長の余地は残している。3着カワキタレブリーには驚いた。全く頭になかった。いまだに何でこんなに走れたのかわからない。4着セリフォスは直線最内から抜け出しを図ったが、外から伸びた3頭の勢いに屈してしまった。最後、1頭になったので伸びあぐねた形。福永も好騎乗だったが、レースに勝って勝負に負けた感じ。

 ダノンスコーピオンは、父ロードカナロア、母レキシールー(母父Sligo Bay)という血統。北海道新ひだか町・ケイアイファームの生産馬で、馬主は(株)ダノックス。通算成績は6戦4勝。重賞は今年の【アーリントンC】に次いで2勝目。【NHKマイルC】は安田隆行調教師、川田将雅ともに初勝利となった。

 新潟11Rで行われた【第44回新潟大賞典】は、岩田康誠の7番人気でトップハンデとなる57.5㌔を背負ったレッドガラン(牡7歳・安田隆行厩舎)が、向こう正面で外をまくり気味に進出しポジションを上げて直線に向くと、内、外横いっぱいに広がった伸び比べのなか、ゴール前でわずかに抜け出して快勝。今年の中山金杯に続く重賞2勝目を挙げた。タイムは1分57秒7。クビ差の2着に直線で大外から脚を伸ばした3番人気のカイザーバローズ、さらにハナ差遅れた3着には中団追走から伸びた5番人気のヤシャマルが入り、1番人気に支持されたアイコンテーラーは好位を追走したものの直線伸び切れず9着に敗れた。
 勝ったレッドガランはやはり高い資質がある。今回は気持ちも切れず、最後までよく伸びた。7歳馬、気持ち次第ではもう一丁いけそう。2着カイザーバローズはスタートが痛かった。最後の最後で止まったのはその影響だろう。3着ヤシャマルは良く走っている。ここを狙っての出走だったが、少し足らなかった。ただ力をつけている。
 レッドガランは、父ロードカナロア、母ダンスオンザルーフ(母父シンボリクリスエス)という血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は(株)東京ホースレーシング。通算成績は24戦7勝。重賞は今年の【中山金杯】に次いで2勝目。【新潟大賞典】は、管理する安田隆行調教師、騎乗した岩田康誠ともに初勝利となった。

 来週の【ヴィクトリアマイル】はメンバーに女傑が揃った。面白そう!

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