大阪桐蔭が負けた!《春季高校野球近畿大会》決勝で公式戦無傷の29連勝中だった今春センバツ王者の大阪桐蔭が、智弁和歌山に2-3で惜敗した。智弁和歌山は16年ぶりとなる《春季近畿大会》優勝。常勝軍団の快進撃を止めた。初回、山口滉起外野手(3年)が先頭打者本塁打で先制。プロ注目左腕・前田悠伍投手(2年)の3球目を強振し、左翼へ運んだ。その後も2安打と四球で2死満塁の好機を作ると、遊撃手の失策で2点を追加し、3点を先取した。一方、大阪桐蔭もすぐさま1点を返した。初回、1死二塁のチャンスで3番・松尾汐恩捕手(3年)が左中間へ適時二塁打を放ち、2点差に。三回には、1死二、三塁から内野ゴロの間に走者が生還して1点差に詰め寄った。だが、智弁和歌山の小刻みな継投策に苦戦し、追加点を奪えず。三回以降は無得点に抑えられた。あの大阪桐蔭が負けるとは…さすが近畿地方、レベルが高い!
珍しくラグビー。《ラグビー・リーグワン》決勝は埼玉(旧パナソニック、レギュラーシーズン2位)-東京SG(旧サントリー、同1位)の顔合わせで行われ、埼玉が18-12で勝ち、リーグワン初代王座を勝ち取った。序盤、互いにキックで陣地を取り合う展開が続く中、6分に東京SGがダミアン・マッケンジーのPGで先制。14分に埼玉もSO山沢拓也がPGを返した。埼玉はさらに28分、ラックからの展開でノーマークになったWTBマリカ・コロインベテがトライを奪い、山沢のゴールも決まって10-3とした。ただ埼玉はトライが2度、ビデオ判定のTMO(テレビジョンマッチオフィシャル)で認められずの10-3であった。後半は東京SGが3本、埼玉が1本のPGを決めて13-12と競り合いが続く中、33分に埼玉が今季のトライ王の1人、CTBディラン・ライリーが強引にインゴールに持ち込み5点を追加、18-12と差を広げた。残り5分を切ってから東京SGの猛攻を、自慢の堅いディフェンスでしのぎ切っての優勝だった! 守り勝ちの勝利!埼玉天晴れ!
ゴルフの話。国内女子ゴルフ《リゾートトラストレディス》最終日。2位に2打差の単独首位出た小祝さくら(24・ニトリ)が2バーディ、1ボギーの「71」で回り、通算17アンダーとし、今季初Vでツアー通算7勝目を挙げた。2打差の2位に「66」で回った菅沼菜々(22・あいおいニッセイ同和損保)、サイ・ペイイン(31・台湾)が入った。さらに1打差の4位にルーキーの桑木志帆(19・岡山御津CC)が続いた。12番でホールインワンを達成した阿部未悠(21・フリー)、昨年大会覇者の勝みなみ(23・明治安田生命)=5人が通算13アンダーの5位だった。久々の小祝の勝利。今回は西郷、山下らがいなかったためか、終盤少し余裕があった。それでも優勝は優勝、また強い小祝を見せ続けてほしい。
国内男子《ミズノオープン》最終日。首位と7打差の11位から出たスコット・ビンセント(30・ジンバブエ)が通算12アンダーで首位に並んだアンソニー・クウェイル(27・豪)とのプレーオフを2ホール目のパーで制し、ツアー通算3勝目を挙げた。上位4人に与えられる海外メジャー《全英オープン》の出場資格は、ビンセント、クウェイルのほか3位のブラッド・ケネディ(47・豪)と4位のジャスティン・デロスサントス(26・フィリピン)が獲得。この大会は1998年から現行方式で「全英オープン」の予選を兼ねて開催されているが、日本勢が一人も出場資格を得られなかったのは11年、17年に次いで3度目。日本勢の成績は、通算7アンダーの小林伸太郎(35・栃木ミサワホーム)、片山晋呉(49・イーグルポイントGC)、清水大成(23・ロピア)の6位が最高で、7位から出た石川遼(30・CASIO)は「73」とスコアを1つ落とし、通算5アンダーの21位に終わった。せっかくのチャンスをみすみす外国勢に手渡すとは…。正直、今の日本男子にこんなチャンスは不要のような気がする。もっとハングリーになるべきだと僕は思うのだが…。ちなみにS・ビンセントは相当強い。ただ調子の良し悪しの差がありすぎて…。普通にやったら賞金王争いに加わる力量があると思っている。注目したい!
古江彩佳が凄いぞ!米女子ゴルフの《バンクオブホープ・マッチプレー》決勝トーナメント。日本勢で唯一出場しているが古江彩佳が予選リーグを突破し、決勝トーナメント1回戦、準々決勝を突破し、準決勝へ進んだ。決勝トーナメント1回戦はポーラ・レト(南アフリカ)に2アンド1で勝利。ジョディ・シャドフ(英国)との準々決勝では一時4ダウンとリードを許したが18ホール目に追い付いて延長に持ち込み、4ホール目でパーセーブできなかった相手に対してパーを取って決着させた。古江は準決勝でリリア・ブ(米国)と対戦し、もう一つのカードはチ・ウンヒ(韓国)―アンドレア・リー(米国)。勝者同士が引き続き決勝で顔を合わせる。勝負強さと精神力の強さは日本選手の中でもトップクラスの古江、幸いにもベスト4に残っている選手はこれまで大きな実績のある選手ではない。ひょっとしたら、ひょっとするぞ!
今日の重賞を振り返る。東京11Rで行われた【第89回日本ダービー】は、武豊の3番人気ドウデュース(牡・友道康夫厩舎)が【皐月賞】3着から逆転V。3歳最高峰の一戦を制し、2019年に誕生したサラブレッド7522頭の頂点に立った。タイムは2分21秒9の日本ダービーレコードとなった。クビ差の2着にはイクイノックス(2番人気)、さらに2馬身遅れた3着にアスクビクターモア(7番人気)が入った。なお、1番人気のダノンベルーガは4着、皐月賞馬ジオグリフは7着に敗れた。
武豊は、今回が通算33度目の騎乗で、13年キズナ以来9年ぶり6度目のV。また、「53歳2カ月15日」での勝利となり、増沢末夫元騎手(1986年ダイナガリバー)が持つ「48歳7カ月6日」の最年長勝利記録を更新した。
勝ったドウデュースだが、僕が思っているよりはるかに強かった。距離も2400は長いと思っていただけに、感服。また武豊も完璧なエスコートだった。秋には【凱旋門賞】に行くらしいが、厳しい戦いになると予想するが、その予想も覆す力がある馬なのかもしれない。2着イクイノックスは直線では勝てると思ったのでは・・・。今日のところは勝ち馬が強かったということ。3着アスクビクターモアの田辺は完ぺきに乗ったし、この馬の力は出し切った。ただこの馬、走るたびに力をつけている。4着ダノンベルーガはまたもや福永にマークされ、厳しい走りとなった。今日もまたのチーム木村にやられてしまった。ただ今のところはこれが力かも・・・。5着プラダリアは良く走っている。この馬は成長途上で、まだ秋は強くなる。6着キラーアビリティはもっと走っていい馬だが・・・。ピークに持っていけなかったのがすべて。7着 ジオグリフは距離だろう。ダノンに競馬させなかったのはさすが。
ドウデュースは、父ハーツクライ、母ダストアンドダイヤモンズ(母父Vindication)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(株)キーファーズ。通算成績は6戦4勝。重賞は21年【朝日杯FS】に次いで2勝目。【日本ダービー】は友道康夫調教師は16年マカヒキ、18年ワグネリアンに次いで3勝目、武豊は98年スペシャルウィーク、99年アドマイヤベガ、02年タニノギムレット、05年ディープインパクト、13年キズナに次いで6勝目となった。
東京12Rで行われた【第136回目黒記念】は、浜中俊の2番人気ボッケリーニ(牡6歳・池江泰寿厩舎)が57.5㌔のトップハンデをものともせず、好位追走から抜け出し2着に3/4馬身差をつけてゴール。2020年【中日新聞杯】に続く重賞2勝目を挙げた。タイムは2分32秒1。3頭による激しい2着争いをハナ差制したのはマイネルウィルトス(6番人気)、3着は昨年の勝ち馬ウインキートス(8番人気)だった。
勝ったボッケリーニ八良い勝利だった。血統的にもこれから良くなるはずで、これで弾みをつけて大きいところを狙えそう。2着マイネルウィルトスは東京コースも距離も合うのだろう。力は出し切ったが、強い馬が1頭いた。3着ウインキートスは自分のリズムで走れば、このくらい走れる馬。4着ディアマンミノルは馬券を持っていたので惜しかった。力は出し切って、いい脚だった。
ボッケリーニは、父キングカメハメハ、母ポップコーンジャズ(母父ダンスインザダーク)という血統。全兄は2015年【宝塚記念】、【天皇賞・秋】を制したラブリーデイ。戦績は20戦6勝。
来週からは早くも新馬戦が始まる。早速来週僕の一口馬がデビューする予定。勝ったら快挙!