人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

スプリンターズS

2006-09-30 23:23:59 | Weblog

 今日は会社関係とゴルフ。あまりの遅いスタートだったので終盤は暗闇、そしてナイターでのゴルフとなりクタクタ。そして帰宅したのはPM9:00を回ってました。よってまだ今日のレースも観ていません(結果だけ)。で、レースも振り返れず、疲れているので簡単に予想だけさせて頂きます
 まずは秋のGⅠ緒戦【スプリンターズS】。僕の中で予想が二転三転したのだが、【セントウルS】のときに惚れた13番テイクオーバーターゲット狙ってみる。人気になって一瞬買うのを辞めようとも思ったが、『グローバル・スプリント・チャレンジ』の王座のチャンスがある以上、下手な仕上げはしないはずだ。相手は5,7,14,15番。 中山10R【外房特別】は10番マドモアゼルドパリ、9R【津田沼特別】は10番シンボリプレオ。札幌11R【STV賞】16番アドマイヤディーノ、中京11R【ポートアイランドS】は7番ツルマムヨカニセ。 
 ディープの前祝や!!!

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安部内閣&パ・リーグ

2006-09-29 22:39:25 | 政治

「面白みがない」 
 26日発足した安倍内閣を見たときの僕の感想である。初入閣もサプライズなしで、参院はドン青木の言うがまま、また他の入閣者も森元首相の「融和路線」に沿ったものだった。また総裁選の論功行賞は明瞭で、麻生(外相)以外は総裁選で『安倍』と書いた人間ばかりである。主な各大臣について簡単に触れてみる。
 まずは塩崎官房長官。2世議員であるがとても勉強家である。以前から常に事務所には官僚がきていろいろな情報を入手していた(秘書が「忙しい」とよく口にしていたという)。ただ仕事に厳しいため、官僚とは折り合いはあまり良くない(的場官房副長官はそこをフォローするためだろう)尚、坂本龍一とは学生時代の友人だ。
 麻生外務大臣は今更いいだろう。ひと言で言うと、政界一に漫画好きだ。
 尾身財務大臣は元通算官僚で沖縄及び北方対策担当大臣、科学技術政策担当大臣を歴任している。森派のベテラン議員であるが、しいて言うなら立場的には小泉内閣の塩じい(塩川正十郎元財務相)の位置、つまり「尾身じい」となるのだろう。
 教育改革が求められている文部科学相には伊吹文明氏が就任。元大蔵官僚で故渡辺美智雄の秘書官を経て政界入り。亀井静香氏が離党したのを受けて伊吹派となったが、今回は箔付けの入閣の感がする。
 また同派の松岡利勝農水大臣は待望の初入閣。伊吹派を安倍一本でまとめた功績での入閣だが、仇名が「西のムネオ」といろいろ噂は尽きない政治家で、安倍内閣にとってここがアキレス腱になりかねない。
 最近よくテレビ出演している甘利明経済産業大臣も猟官運動が功を奏して入閣。一応経済産業政策の第一人者だが、“口が災いの元”になる可能性がある大臣だ。再チャレンジ支援議連の山本有二氏も金融・再チャレンジ担当として入閣。早稲田の雄弁会出身だから森元首相、青木議員会長の後輩となる。高村派(旧河本派)から唯一の入閣であるが僕はほとんど彼のことはしらない。ただ彼が初当選してきたとき河本氏の秘書と彼の出身地である高知の名店『祢保希』で安く鰹のたたきを食したことがあり、その時は彼の名前でサービスしてもらったと記憶している。
 あとは社保障問題がくすぶる厚生労働大臣に柳沢伯夫氏、米軍再編問題がある防衛庁長官には久間章生氏と実力者を就任させたのは抜け目がない組閣といえよう。
 また女性閣僚として高市早苗沖縄北方・少子化担当大臣、大田弘子経済財政大臣(民間)が入閣して彼女らがサプライズだったようだが、ちょっとインパクト不足としか言えない。こう見てくるとやはり組閣自体はイマイチのイメージである。
 よって僕が思うこの内閣の目玉は的場順三官房副長官と首相補佐官になった「拉致問題担当」の中山恭子氏の二人のような気がする。果たして安倍丸の船出はどうなる?
 安倍内閣発足の翌日、パ・リーク゛の1位が決まった。シーズン前は予想だにしなかった日本ハムである。僕の予想は1ロッテ、2位ソフトバンク、3位西武、4位日本ハム、5位オリックス、6位楽天だったから、全くのハズレ(競馬と同じ)であるが、まさか日ハムとは・・・。
 日ハム優勝の要因だが、まずは投手力の充実にある。八木、ダルビッシュ、金村、武田勝ら先発陣に加え、武田久とマイケルの完璧なリリーフ陣がフル稼働した。そして打撃陣は1番森本、2番田中賢、5番稲葉が固定したことが大きかった。ヒルマン監督の采配も3年目で的を射ていた。戦術ではバント作戦を多用し、投手の球数規制、登板間隔などアメリカ式を見直した。このような日本にあった野球を3年目で確立させたのは、さすがヤンキース時期監督候補NO.1だった人物である。
  2位になった西武は松坂、カブレラ、和田のいつものメンバーに加え、菊地や石井義の再生組の活躍、そしてストッパー小野寺が確立され常にリーグを引っ張っていた。最後日ハムの勢いに交されたが、その戦い方は優勝に値するものだった。伊東監督の相手が嫌がる野球が試合の端々に見えていたし、来年はもっと強くなりそうだ(松坂が残ればだが・・・)
  3位のソフトバンクは王監督不在が後半にきて響いた。森脇監督代行もよくはやっていたが、最後の数試合はクビを捻るような采配も多々あった。しかしこれは他コーチと相談制をひいているため仕方なかったことであろう。それにしても打撃陣の低下が目立つシーズンであった。城島、バティスタの穴が埋めきれず、3番打者が固定できなかったのが大きな敗因だろう
  4位ロッテの失速は意外であった。交流戦以降、調子に乗るかと思ったが、野手、投手とも調子が悪くなる一方だった。投手では渡辺俊、藤田、薮田らが・・。野手ではサブロウ、西岡、今江など・・・。昨年からの疲れもあったのだろうが、里崎が4番を打つ打線では少し淋しい。来年の奮起に期待したい
  5位オリックスは中村監督が退任を発表したが、ここほど情けない球団はないと思っている。清原、中村、谷らの故障があったにしろ、元を正せば2球団(オリックス、近鉄)のいい選手だけを集めた球団である。それがこの成績とは・・・。来年は"大阪元年”として外国人監督を招聘するというが、もう少し球団として一貫性がないと厳しいだろう。
  6位楽天は良くやったほうだろう。元々人がいないのに岩隈らが故障したのだから。そんな中、鉄平や塩川など若い選手も出てきたし、福盛、高須らを再生させたのはさすがである(カツノリを使うのだけは疑問)。来年は一場、岩隈、有銘、山村、グリンのローテーションが組めそうだし、これに桑田(巨人より)と田中君(駒大苫小牧)らが入ったらもっと楽しめそう。またヤクルトから放出されそうな土橋、山部らもやってきたら・・・
 最後にプレーオフだが、一番有利なのは勿論日ハムだろうが、僕は西武が勝ちあがるのではないかと思っている。というのも日ハムはダルビッシュ、マイケルらが西武に対しては苦手意識を持っているし、西武の選手の方がやはり経験が豊富だからだ。勿論昨年のロッテのように日ハムが勢いで行く可能性もあるが、松坂、西口、涌井に比べダルビッシュ、八木では・・・。ソフトバンクはファンとしては一番勝ってほしいのだが、打線にとんでもないラッキーボーイが現れない限り難しいだろう(松中はきっと打てないだろうし・・・)。
 前置きがメチャ長くなったが、明日の予想。まずは重賞、中京11R【シリウスS】。本命は単騎ハナが切れそうで3番サンライズキング本命。前走は締まったダートで展開が楽だったが、内容は濃い。札幌11R【札幌2歳S】は9番イクスキューズ。藤沢和厩舎期待の牝馬。まだ底をみせていないし、なんと言っても荒れ馬場を苦にしない点がいい。札幌も最終週で荒れているからだ。中山11R【ながつきS】は10番エイシンラージヒル。ここは強敵が揃ったが、楽にハナは切れそう。まだ底を魅せていない点に賭けてみる。同9R【芙蓉S】は穴で本間勢の1頭、13番アロマンシェス。前走は出遅れたが、ここ出走の3番マイニングゴールドと0.2差。3着は充分ある。中京12Rは更に大穴。3番ランドフラッグ。ジリ脚だが、中京が得意の馬で巧く立ち回れば複勝圏内はある。
 
明後日は【凱旋門賞】となるが、今のマスコミを観ていると、いとも簡単に勝つような雰囲気である。まるでサッカーW杯の直前のような感じだ。勿論、僕もディープインパクトを応援するが、僕は【凱旋門賞】で3強(ハリケーンラン、シロッコ)の1頭と言われるだけでもとても凄いことだと思う。よって是非応援する方々には、もし負けても豊や池江調教師、そしてディープインパクトのことを卑下しないでほしい。多分、【JC】だったら勝つはずだから・・・

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強い馬がやっぱり強い!

2006-09-24 21:57:57 | 競馬回顧
 いつ以来だろう、推奨が4つも複勝圏内に入ったのは・・・。
 まぁ少しはこのコラムを見ている人の為になれたのではないかとホッとしている。ただ僕自身の馬券の方は、ヌケがあったり、配当が安かったりでトントンが精一杯であった。
 そんな今日の競馬を振り返る。まずは中山で行われた【オールカマー】。勝ったのは田中勝騎乗の4番人気バランスオブゲーム(牡7・宗像厩舎)。スタート直後から好位につけると、直線早めに抜け出し、内から追い込んできた2番人気コスモバルクをハナ差凌いで優勝した。さらにクビ差の3着には6番人気ディアデラノビアが入った。1~5着までハナ、クビ、ハナ、クビという接戦だったが、はっきり言ってここではバランスオブゲーム、コスモバルクの2頭の力が上であった。バランスは老いて尚、力を付けている。いつもGⅠでは一歩足りないが、こんな競馬が出来れば、夢を見たような気がする。一方、2着になったコスモバルクには驚いた。なんと後方インコースで折り合っていたではないか。ここに来て様々な経験が生きてきたのだろう。2着に入ったことで【天皇賞・秋】への出走権も獲得したコスモバルクの秋が楽しみだ。3着になったディアデラノビアも同様に秋が楽しみだ。休み明けのため、直線止まってしまったが、このメンバーでの3着になったことは威張っていい。人気になったスウィフトカレント(4着)、エアシェイディ(5着)、ヴィータローザ(7着)もそれなりに走っているが、一線級にはヤヤ足らない感じであった。
 勝ったバランスオブゲームは父フサイチコンコルド、母ホールオブフェーム(父アレミロード)という血統。’01年【新潟2歳S】で重賞初制覇を飾ると、その後も’02年【弥生賞】、【セントライト記念】、’03年【毎日王冠】、’05年、’06年【中山記念】連覇を達成するなど、重賞路線で息の長い活躍を見せている。前走の【宝塚記念】でも9番人気ながら3着に好走していた。通算成績29戦8勝(重賞7勝)。凄い!!! 
 鞍上の田中勝、管理する宗像調教師共に同レース初勝利。また共にバランスオブゲームで制した’06年【中山記念】に続くJRA重賞制覇で、田中勝は通算36勝目、宗像調教師は通算12勝目となった。
 一方、中京で行われた【神戸新聞杯】は、高田騎乗の3番人気ドリームパスポート(牡3・松田博厩舎)が中団追走から直線大外を豪快に追い込み、好位から先に抜け出していた1番人気メイショウサムソンをゴール直前、クビ差捕らえて優勝した。さらに1/2馬身差の3着には6番人気ソングオブウインドが入った。このレース、注目はなんと言っても2冠馬メイショウサムソンの競馬であった。プラス10㌔はほぼ成長分だろうが、春には見ることがなかった行きたがる面をずっと見せていた。審議の対象になったのも、気性面にあるとすれば長丁場【菊花賞】では不安である。ただ肉体的にも、精神的にも叩き良化は見込めるし、石橋もトライアルでこんな面が見られたことをプラスにするだろう。勝ったドリームパスポートはやや掛かるところがあったが、すぐに折り合い、直線ではメイショウをマークし、差しきった。血統的に【菊花賞】は疑問だが、あの脚をみれば出走してもおもしろそう。ただ個人的には【天皇賞・秋】の方が距離的にも・・・。3着のソングオブウインドも相当力を付けている。体調的にも明らかに良化途上で、この結果は驚きだった。上積みのある【菊花賞】でも・・・。5着アドマイヤメインはハナを切れなかったため、この結果になったのか、正直ガッカリであった。やはりハナをきっての馬だろう。広い京都なら・・・。尚、上位3頭には【菊花賞】への優先出走権が与えられる。
 勝ったドリームパスポートは、父フジキセキ、母グレースランド(父トニービン)という血統。伯父にステイゴールド、叔母にレクレドールがいる。’05年9月に小倉でデビューし、3戦目で初勝利。その後もOP戦で好走を続け、今年初戦の【きさらぎ賞】で重賞初勝利を飾った。【スプリングS】3着後に臨んだ【皐月賞】では1/2馬身差の2着、続く【日本ダービー】でも3着に食い込むなど、デビューからすべて3着以内という安定した走りを続けていたが、日本ダービーのレース中に左第1指骨を骨折していたことが判明。今回がその休養明け初戦だった。通算成績10戦3勝(重賞2勝)。
 鞍上の高田潤は、ギフテッドクラウンで制した’02年【小倉サマーJ】以来のJRA重賞制覇で通算6勝目。ただ平地重賞は初制覇となる。また、管理する松田博調教師は、アドマイヤキッスで制した【ローズS】に続く2週連続のJRA重賞制覇で今年の7勝目、通算では34勝目となった。
 巨人の桑田が巨人への離別を発表した。まだ現役を続けるようだが、一体どうするのだろう? やっぱり第一候補は、“再生工場”楽天か・・・
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健忘症!?

2006-09-23 23:18:13 | 競馬予想
 競馬が当たらないばかりか、やる事なす事なんか抜けている。
 僕は毎週土日時間があると夕方からスポーツジムに泳ぎに行っているのだが、今日も競馬惨敗の憂さを晴らすために出かけたのだった。いつものように受付を通り、更衣室で水着に着替えようとした時である。泳ぎに行ったにも拘らず、水着セット(水泳パンツ、サポーター、キャップ、ゴーグル、耳栓)が何ひとつ入っていなかった。バッグの中に入っているのは泳いだ後に使うお風呂セットだけである。
「まずい。どうしよう
しかし今更家に(水着を)取りに帰るのも面倒である。仕方がないので、今日の水泳は断念し、たっぷりサウナに入ることにした。つまり水泳で汗を流す分を、サウナで補おうと思ったのだ。ただ更衣室から直接風呂にいくのはさすがに少し変である(みんなスポーツを終え、汗をかいてやってくる)。入ってしまえば問題ないのだが、入るまではやはり人の目が気になる。裸になり急ぎ足でサウナに入る。幸い誰もサウナに入っていなかったのでとりあえず関門通過である。それからはもういつもと同じである。違うといえば、回数で今日はサウナと水風呂の間を4回ほど行き来(通常2回)した。目的どおり、汗は充分に流した。しかしスポーツジムを出る時には銭湯代わりにスポーツジムを使っている自分に少し恥ずかしさを感じたのは言うまでもない。というのも、このジムには年配の方で二人そういう方がいるからだ。ついに僕も・・・。皆さん忘れ物には注意してください!
 では忘れてしまいたいほど当たらない競馬の予想。まずは中山で行なわれる【オールカマー】。本命は他の馬とは意気込みが違う4番コスモバルクを狙う。【天皇賞・秋】に出走するには2着が必要の同馬。ここは国際GⅠ馬としての力を魅せる。現に中山2200m芝は【セントライト記念】をレコード勝ちしたコース、負担重量も59㌔なら・・・。JRAも今年の【天皇賞・秋】のメンバーには頭を抱えているはず(古馬が手薄)。そう考えるとコスモバルクにはJRAも後押しが・・・甘いかな。中京で行なわれる【神戸新聞杯】はコース、距離を考えると16番アドマイヤメインを狙うのが筋だろうが、血統的に【菊花賞】では用なしと思われる13番ドリームパスポートを狙う。2000芝はいちばん得意(3戦2着3回)で鞍上が高田とのコンビも【皐月賞】で実証済み。今の中京はスピード優先で先行馬有利もすべての馬がアドマイヤメインをマークするため、意外と末脚が嵌るのではと思われる。 他のレースでは中山9R【習志野特別】。勝ち鞍はなくとも中山1800mは走る1番フレアリングベスト。札幌からは5R。連闘も池添より川島が合う7番ポップチャート。11R【HTB賞】は3番ラビットオレンジ。まだまだ素質だけで走っている馬。チークピーシーズが巧く嵌れば楽勝も・・・。
 明日は夜UMAPライブが行なわれる。残念ながら僕は観劇できないが、もし時間のある方は是非足を運んでください(詳しくは安田君HPで・・・)
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自民党総裁選

2006-09-23 00:07:54 | 政治

 20日行われた自民党総裁選安倍晋三官房長官が第21代総裁に選ばれた。
 感想としては思ったより麻生、谷垣氏が頑張ったなぁという感じだが、盛り上がりはイマイチであった。まぁ僕自身自民党員でもないので文句は言えない立場だが、事実上日本の総理大臣を決めるのだからもう少し激しい議論を戦わせてもらいたかったものだ(靖国問題は棚上げになどしないで・・・)。自民党総裁選か・・・。
 実は今僕がマスコミの世界でサラリーマンとしてやっていられるのには自民党総裁選のおかげといっても過言ではない。 話は22年前('84年)のことである。僕は大学時代(日大)に友人の誘いで総裁選のアルバイトをすることになった。場所は故河本敏夫副総理の事務所で、内容は総裁選の資料を党員、党友に送る作業だ。この'84年の総裁選には河本氏の他に、中曽根康弘氏、故安倍晋太郎氏(晋三の父)、故中川一郎氏(中川昭一農林水産大臣の父、ちなみに秘書には鈴木宗男氏)が立候補していて、選出方法はまず地方の予備選(党員、党友の投票)があり、その結果、上位2名で国会議員による公選が行われることとなっていた。この総裁選のいちアルバイトとして入った僕だったが、どういうわけか秘書さんに気に入られて、1週間の予定が2週間、3週間、最後には総裁選終了までバイトすることになった。そして内容も終わりの方では秘書さんに代わって切符手配(国会議員の地方遊説)の手助けをやったり、新しいアルバイトに仕事を教えたりとなっていた。当時の政治は、今ほどスマートではなく生臭いものでマスコミ関係者を含め事務所にはいろんな人が出入りしていた(もちろん政財界人も)。ただ国会議員の先生の中には僕らアルバイトに向かって「ご苦労さん。ありがとう」と声をかけてくれる先生もいて、そのときは「ああいう先生は落選してほしくないなぁ」なんて思ったものだ。
 その総裁選、前評判は予備選では中曽根氏が河本氏をややリード。ついで安倍氏、中川氏の順であった。しかし田中派がバックに付いた中曽根氏が予備選後半で党員、党友の掘り起こし、寝返りを成功させ、結果としては中曽根氏559,673票、河本氏265,078票、安倍氏80,443票,中川氏66,041票と、中曽根氏と河本氏の差はダブルスコア以上の差がついてしまった。河本氏としては接戦に持ち込み、本線で2,3位連合の逆転を目論んでいたのだが、それも夢となってしまい、河本、中曽根、中川各氏は本線を辞退することとなった。
 僕自身、結果としては残念なものとなったが、この期間中でいろんな人に出会い、いろんなことを経験できたことはとても貴重なものだった。また総裁選が終わってからもいろいろな政治家の事務所に出入りし、いろいろ手伝いをさせてもらったことは今でも僕にとっては財産である。で、勿論政治家の事務所であるから、マスコミの人間が多く出入りする。そしてその影響でマスコミの世界に入ることにしたのである。もし、マスコミがダメだったら、3~4カ所の政治家事務所から「うちで働け」と言われていたので、就職試験も気が樂であった。そしてどうにかマスコミの世界に入り、現在に至る。あの総裁選がなかったら今の僕は・・・。
 ただ当時の政界にいた方が地方の政界にいかれたり、引退されたりして年々政界との縁は薄くなっている。先日の総裁選の報道を見ながら当時を思い出し少し淋しい気になった・・・。

 明日の予想。まずは中山11R【ペルセウスS】は6番チョウカイロイヤル。関西馬6頭が東上するも、このメンバーならチョウカイで充分勝負になる。中山ダートは得意だし、1200の距離もいい。10R【富里特別】は17番シルキーステラ。元々1000万でも好走していた馬、人気でも安定感を買いたい。12Rは先週初勝利を挙げたイネス騎乗の11番リトルプリンス。鉄砲巧者で中山は堅実に走る。今回が絶好の狙い目だ。中京9R【安城特別】は10番セトノヒット。展開的には不安もあるが、終いは切れる。たたき3走目で・・・。札幌12Rは鞍上こそメチャクチャ心配だが、8番モンブランカフェで遊んでみたい。元々このクラスの特別戦を勝っている馬。地力は上で、この頭数でこの枠ならいくらなんでも鞍上も普通に乗れるだろう。
 
今週久しぶりに安田君と飲んだ。最近競馬場に行かなくなったのでめっきり会う機会が減ったが、いろんな芸人の話をしていて盛り上がった。この酒がいい役払いになってくれればいいのだが・・・。

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絵美ちゃん、早穂ちゃんの運を・・・

2006-09-18 21:50:49 | 競馬回顧

 またJRAの策略に嵌ってしまった。
 どうも僕はこの3日関開催が苦手で、2日間まではよくても3日目で・・・。今日も昨日の3万馬券の勢いで攻めたが、逆に撃沈。木っ端微塵にやられてしまった。おまけにJRAだけでなく、盛岡の【ダービーグランプリ】までも玉粋してしまう始末で、昨日の“厄が落ちた”は、全くの勘違いであった
 そんな今日の競馬を振り返る。まずは札幌で行われた【エルムS】は、横山典騎乗の5番人気ヒシアトラス(牡6・中野厩舎)が、2番手追走から直線で先頭に立つと、7番人気ジンクライシスの追撃をクビ差抑えて優勝した。さらに1.1/2馬身差の3着には10番人気オーガストバイオが入り、1番人気に支持されたトーセンブライトは4着、2番人気サカラートは6着にそれぞれ敗れた。ヒシアトラスはさすが1700から1800のスペシャリストである。また展開も向いたようだ。ハナを切ると思われたが、サカラートがハナを主張(僕の本命でなんで?と思う豊の騎乗)してくれたおかげで、無理のない2番手で競馬ができた。抜け出すタイミングもバッチリで完勝であった。2着のジンクライシスも1700mは良く走る。それにしてもこのメンバーでの2着は立派だ。3着オーガストバイオはこれこそ本当に“相手なりに走る馬”の典型。時計勝負も出来るため、今後も目が離せないだろう。僕が本命に推したサカラートはハナを切ったのも意外だったが、直線の失速も・・・。ぶっちゃけ、豊騎乗は鞍上強化ではなかったようだ
 勝ったヒシアトラスは、父ティンバーカントリー、母はタックスヘイブン(父Alydar)という血統。’03年2月のデビュー戦で初勝利。その後もダートを中心に使われ、’05年【平安S】で重賞初制覇。’06年【マーチS】で重賞2勝目を挙げた。今回は【東海S】5着以来、4か月ぶりの出走だった。通算成績34戦10勝(重賞3勝)。
 鞍上の横山典は、ナイキアースワークで制した【ユニコーンS】に続くJRA重賞制覇で今年5勝目(通算89勝)。管理する中野調教師は、ヒシアトラスで制した’05年【平安S】以来の勝利で、JRA通算38勝目となった。
 一方、盛岡で行われた【ダービーグランプリ】(3歳、交流GⅠ・ダート2000m)は、木幡騎乗の5番人気マンオブパーサー(牡3・大久保龍厩舎)が道中2番手追走から、直線逃げ込みをはかる3番人気バンブーエールをクビ差交わして優勝した。さらに1.1/2馬身差の3着には7番人気サイレントエクセルが入り、1番人気に推されたナイキアースワークは6着、2番人気オウシュウクラウンは7着に敗れた。
 勝ったマンオブパーサーは、父タヤスツヨシ、母タツプユアトウズ(父State Dinner)という血統。半兄にリワードタイタン(父ジャッジアンジェルーチ)がいる。’05年12月のデビューから2連勝を飾ると、続く【ヒヤシンスS】では2着。その後の2戦は連続3着と勝ちきれなかったが、前走の【大雪H】では人気に応えて優勝。今回の重賞初勝利を交流GⅠ制覇で飾った。通算成績7戦4勝(地方1戦1勝、重賞1勝)。
 鞍上の木幡初広騎手、管理する大久保龍調教師共にGⅠ初勝利。また、タヤスツヨシ産駒は交流GⅠ初勝利となった
 このように、僕の競馬は“ツイていない”のオンパレードだが、フジテレビもツイていないような気がする。坂口憲二をMCに【柔道ワールドカップ】放送も散々な結果となったからだ。まだ女子は銅メダル獲得したからメンツはたつが、男子は五輪3連覇の野村を主将にしたのに5位と惨敗を喫してしまった。フジテレビの関係者も“まさか”と思【シっただろうが、そこは運がなかったとしか言えない。その点、テレ朝の【シンクロW杯】の方はスペインにペアなどで遅れをとったにしろ4種目すべてメダルを獲得したのだから運がある。演技も華があったしね・・・。僕の競馬にもテレ朝の運が欲しいものだ。 

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厄が落ちた!?

2006-09-17 22:49:25 | Weblog

 買った馬が落馬。
 ツイていない時はトコトン、ツイついていないものだと思った。
ただ僕が買ったマツリダゴッホ(【セントライト記念】)はこの馬自身のミスによっての落馬だったが、ネヴァブションとフサイチジャンクはその影響を受けての落馬、凡走だから、ひょっとしたらこれらの馬を買っていた人のほうがツイていないのかもしれない。そう自分自身を慰めていたら、本当にこの落馬によって悪い流れも落ちたのか、中京の最終レースで3連複馬券(3万馬券)が的中した。珍しいことがあるものだ。今日の重賞を簡単に振り返る。
 まずはその中山で行われた【セントライト記念】。なんと勝ったのはイネス騎乗の12番人気トーセンシャナオー(森厩舎)。好位追走から直線で抜け出し、中団追走から追い上げた4番人気トウショウシロッコに1.1/2馬身差をつけた。さらに1.1/2差の3着には7番人気ミストラルクルーズが入り大荒れとなった。勝ったトーセンだが、春は【プリンシパルS】で3着になったのだから力差はほとんどなかったのだろうが、なんといってもまだ500万条件の馬である。ここでは家賃が高いと思い、さすがに買えなかった。好走の要因は馬自身相手なりに走る馬だったことと展開だろう。2着トウショウシロッコも人気馬の中では唯一好走したが、この走りでは【菊花賞】は・・・。それなら、3着のミストラルも相手なりに走る馬で菊花賞でもそこそこ走るような気がする。注目された桜花賞馬で5番人気に支持されたキストゥヘヴンは5着、1番人気に支持されたフサイチジャンクは前述の不利があり6着だった。ただこの2頭はトライアルとしては後に繋がる走りだった。なお、上位3頭には10月22日に行われる【菊花賞】の優先出走権が与えられる。
 勝ったトーセンシャナオーは父SS、母ジョウノエンジェル(父トウショウボーイ)という血統。従兄にシャドウスケイプがいる。05年9月にデビューし、4戦目のグリーンC(佐賀、ダート1400m)で初勝利、【若葉S】は8番人気と低評価ながらフサイチジャンクから0.1秒差の3着に食い込むなど好走を続け、前走の3歳上500万下でも2着に入っていた。通算成績11戦2勝(重賞1勝)。
  9月9日から短期免許で騎乗を開始しているイネスは、JRA初勝利を重賞制覇で飾った。管理する森調教師は、先週のステキシンスケクンで制した【京成杯オータムH】に続く今年のJRA重賞4勝目。通算では35勝目となった。
 一方、中京で行われた【ローズS】は、武豊騎乗の1番人気アドマイヤキッス(牝3・松田博厩舎)が中団追走から徐々に進出し、逃げ粘る8番人気シェルズレイをゴール前で1/2馬身差捕らえて優勝した。勝ちタイムは1分58秒2(良)。さらに4馬身差の3着には2番人気フサイチパンドラが入った。僕が本命に推したステラマドレードは馬場悪化もなく、直線では失速し見せ場すらなかった。まぁ一応ゴールして結果10着だった。勝ったアドマイヤキッスは強い勝ち方だった。どう考えてもシェルズレイの勝利のところを唯一差してきたのだから、鞍上含め見事な勝利だった。惜しかったのはシェルズレイ、しかしこのレースで負けたら相手を褒めるしかないだろう。3着フサイチパンドラも好走した方で本番では更によくなるだろう。ただ本番は京都なので、この結果を鵜呑みすることはできない。なお、上位3頭には10月15日に行われる【秋華賞】への優先出走権が与えられる。
 勝ったアドマイヤキッスは、父SS、母はキッスパシオン(父ジェイドロバリー)という血統。昨年9月に3戦目で初勝利を挙げて以来、6か月ぶりの出走となった【チューリップ賞】で重賞初制覇。前々走の【桜花賞】、前走の【オークス】では、いずれも1番人気に支持されたものの、それぞれ2、4着に敗れていた。通算成績は7戦3勝(重賞2勝)。
 鞍上の武豊、管理する松田博調教師共に、アドマイヤムーンで制した【札幌記念】に続くJRA重賞制覇で、豊は今年14勝目(通算231勝)、松田調教師は今年6勝目(通算33勝)となった。
 では明日の予想。今日3万馬券を的中させた中京の1700ダート戦を狙い撃ちする。2R12番シルクシャープネス、6Rは8番スペースリーダーと人気馬だが、11R【納屋橋S】は穴を狙う。2番スズカジョリーズでなんとかならないだろうか。どの新聞も休み明けで重め残りと書いてあるが、そんな馬が来るから高配当が見込めるのだ。ジョリーズヘイロー産駒はダートの重馬場で良績を上げる。ここは夢を見て・・・。札幌で行なわれる【エルムS】は豊騎乗の8番サカラートでいいだろう。春になって絶好調で鞍上、1700m実績など買い材料がいっぱい。ここは人気でも黙って買いだ。もうひと鞍は9R【ニセコ特別】。1番グレースバニヤン。前走が見所充分のレースで今回が絶好の狙い目だ。明日はJRAの他、盛岡で【ダービーグランプリ】が行われる。今年もJRA勢が強そうだが、地元の雄11番オウシュウクラウンに期待したい。【ジャパンダートダービー】で3着になったように力はここでも引けを取らないし、地元に戻ればプラスアルファが充分考えられる。相手は2,10,13,4,1番。
 
 3連休の最後をいい日にしたいものだ、厄も落ちたし・・・。

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山本昌馬券

2006-09-16 22:39:03 | 競馬予想
 佳境に入ったプロ野球。パ・リーグは西武、ソフトバンク、日本ハムの激しい1位争いを繰り広げている。そしてセ・リーグは昨日から中日阪神が行われているが、今日その天王山でとんでもない記録が生まれた。中日先発の山本昌投手(41)がプロ野球史上最年長となる史上73人目(84度目)のノーヒットノーランを達成したのだ。山本昌が許した走者は、四回の失策による1人だけの準パーフェクト。打者28人に対して97球を投げ、無四球、失策1。三振5、内野ゴロ8、内野ライナー1、内野フライ2、外野フライ8、ファールフライ2、犠打1と完璧な投球であった。この日の勝利で山本昌は通算189勝目(138敗、4セーブ)となったのだが、このノーヒットノーランは’95年に佐藤義則(当時オリックス)が記録した40歳11ヶ月を更新する41歳1ヶ月での快挙となった。これで中日のマジックは15となり、優勝にずっと近づいた
 山本昌が活躍したことで明日の中京で行なわれる【ローズS】は3-4(背番号)、1-5(マジック)、または2番“パーフェクト”ジョイや11番チヨノ“ドラゴン”が絡むのかなと思う今日この頃である。
 
では山本昌と違って全く調子の上がらない予想。まずはその【ローズS】。悩んだ末、本命は12番ステラマドレード。正直小さい体に54㌔はちょっと心配だが、雨良兼用の脚は魅力あり。阪神(【君子蘭賞】)ではオークス馬に0.5差で走っているのだから決してここでも力負けはしないはずだ。相手は3,4,13番か・・・。一方、中山で行なわれる【セントライト記念】は11番マツリダゴッホ。まともなら13番フサイチジャンクが抜けているのだろうが、ここはやはり叩き台とみたい。また人気になっている17番ミレニアムウイングはどうしてもサドラーズウエルズ産駒というのが気になる。ならSS産駒でひと夏の成長が見込めるマツリダの方が面白い。元々素質はあった馬、気性が少し心配だが、落ち着いていれば好勝負だろう。相手は4,12,13,14番。 他では10R【上総特別】の10番サイレントアスク、9R【江戸川特別】は3番ハードオブプレイ。中京10R【新涼特別】は10番ミステリーゲスト。
 吉永護が吉永厩舎に乗る2鞍。さすがに家賃が高そう。まぁそれでも3Rのグランドタイガーなら3着の可能性があるかも・・・買おうかな!?
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安らかに・・・

2006-09-15 22:12:03 | 競馬予想
 あの吉永正人が逝った
 僕が競馬に嵌るきっかけになった騎手だ。僕が初めて馬券を買ったレースが'84年の【宝塚記念】である。このレースは1着カツラギエース、2着スズカコバンで決まり、枠連(馬連も馬単もなかった時代)で970円の配当だったのだが、僕はこの馬券を3千円持っていた。それが3万円近くなったのだから、当然、「競馬っておもしろいし、儲かる」と思ったのはいうまでもない。しかしいくら僕でもたったこれだけで、すぐに競馬にドップリと嵌ったわけではない。ただ競馬の面白さを知った僕は重賞に限って馬券を少しづつ買い始めた。そして、シンボリルドルフやビゼンニシキ、ミスターシービーなどの名前を覚えるようになったのである。
 そして運命の日がやってくる。 '84年10月7日。場所は東京競馬場。レースは【毎日王冠】である。僕は友人と競馬場に行き(住んでいたのが調布と競馬場に近かったので)、このレースの【宝塚記念】でお世話になったカツラギエースと前年度3冠馬ミスターシービーとの馬券を1点1万円勝負した。貧乏学生だった僕にとって1万円は大金である(大学生は馬券が買ってはいけないが・・・)。『餃子の王将』ならどれだけ食べられるかわからないほどの金額である。ところがこんな単純な人間をギャンブル地獄に陥れるのは簡単で、神様がその馬券を的中させてくれたのだ。配当は700円。なんと7倍である。ただこのレースでその儲けより僕を魅了したものがあった。それが2着に敗れたミスターシービーの鬼脚であった。ポツンと最後方を追走し4コーナー手前の欅から徐々に進出。直線は吉永正人を背に飛んできた、それもとても届かないところから。
「すげぇ、こんな馬がいるのかぁ」
その興奮は当分治まらなかった。
 そして再度カツラギエース、ミスターシービーが激突する【天皇賞(秋)】がやってきた。同年10月28日のことである。当然のように僕は友人と競馬場に出かけた。僕の馬券はまたカツラギエースとミスターシービーに1万円、それと【毎日王冠】で惚れてしまったミスターシービーと【宝塚記念】でお世話になったスズカコバン、ミスターシービーと地方の雄サンオーイを5千円づつ持っていた。レースはキョウエイレアの逃げで始まり、スーパースワローが2番手、カツラギエースは3番手、スズカコバンとサンオーイは中団に付けて始まった。ミスターシービーは当然ながら最後方である。レースは淡々と進み3コーナーからミスターシービーが徐々に進出する。このとき競馬場は地鳴りのような「ウォーッ」という音が響き渡る。僕自身も体に鳥肌がたつ。こんなどよめき生まれて初めての体験である。直線吉永正人と鞭に応え、ミスターシービーの馬体が踊る。見事1着ゴールイン、2着には人気薄テュデナムキングが入り馬券は外れたが、そんなことなどもうどうでもよかった。そのレースを観られただけでも満足であった。競馬場がずっとどよめいていた。今のように「○○コール」がない頃である。この時期2年連続3冠馬としてシンボリルドルフが出現していたが、ルドルフが好位抜け出しの正攻法の競馬で鞍上が天才岡部であるのに対し、シービーはどんじり強襲の競馬で鞍上は職人吉永という好対照な姿も僕に好意を抱かせた。
 その後【JC】【有馬記念】【天皇賞(春)】とシービーは勝てなかったが、僕はずっと馬券と共に追いかけた。残念ながらその馬券は紙屑となったが、負けても悔いはなかった。シービー&吉永はそれほど魅力いっぱいだったのだ
 その吉永は'86年3月9日に鞭を置く。僕はその日3鞍に乗った吉永騎乗の馬をすべて買った記憶がある(後楽園の場外馬券場で)。結果【中山記念】のモンテジャパンの3着が最高だったと記憶しているが、その日も馬券を買ったことにまったく後悔はしなかった(多分そんなファンが多かったのだろう、吉永は最終レース1番人気だった・・・)。
 今僕はその競馬の魅力にとりつかれて以来競馬を続けている。もしシービー&吉永と出会わなかったらこの22年間の競馬生活は決してなかっただろう。そんな彼が・・・。最大の感謝をこめて「ありがとう」の言葉をお悔やみの言葉を贈りたい。合掌!!!
 明日の予想。今週は3日連続の変則競馬である。思わず“そんなに損をさせたいのか”と思ってしまうJRAの策略に積極的に挑んでみる。まずは中山11R【ニューマーケットC】。本命は穴狙いで14番マチカネリュウセイ。ジリ脚でいつももう一歩の競馬が続くが、鞍上木幡との相性がいちばんよく55㌔なら一発がある。8R【カンナS】は8番オールライトナウ。2走目で差しの競馬を覚えたのは魅力だ。同2Rは超大穴で3番ヨシトップランを遊びで買う。前走は出遅れて脚を使ったが、その脚は少しだけ見所が合った。もしいいスタートが切れたら、人気馬がそれ程信用できないこのレース、3着はある。札幌からは11R【アカシヤ特別】の1番シベリアンホビー。元々この距離は長いが、前々走の1800mでは好走。1600万条件でも4,5着のある馬で、ここでは力が上だ。吉永正の弟弟子(だったと思う)菊沢の一発を期待したい。7Rは木曜まで9頭しか出走する見込みなかったレース。それがふたを開ければ16頭立てとなった。つまり想定外のレースとなった馬が多いのである。そこで平坦の中京からいち早く目標を札幌のこのレースに狙いを絞っていた11番ポップチャートを狙う。前走はフケ気味で荒馬場、ハナを譲った展開が響いた。ここはすんなりハナを切れそうで鞍上も先週重賞勝ちの池添なら・・・。
 
今週は弔い合戦として吉永護をどこかで買おうと思っているが、明日の中山6R14番アグリシチーはさすがに荷が重たそう。最近乗り鞍が減ってきている彼だが、日曜は3Rと9Rに吉永正人厩舎の馬に騎乗する(その他にも1鞍騎乗)。どっちかは馬券になってほしいものだが・・・
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神様は何処に

2006-09-10 20:32:29 | 競馬回顧
 二日連続の惨敗。競馬の神様に完全にソッポを向かれた土日であった。
 今日の競馬を振り返る。まずは中京で行なわれたサマースプリントシリーズ最終戦【セントウルS】。勝ったのは池添騎乗の1番人気シーイズトウショウ(牝6・鶴留厩舎)であった。中団追走から徐々に進出を開始し、直線で外に持ち出すと、先団追走の2番人気テイクオーバーターゲットに3馬身差をつけて優勝した。ここ2戦の鬱憤を晴らすように恐ろしいほど強い勝ち方でタイムは1分08秒6(稍重)であった。さらに1/2馬身差の3着には地方の古豪4番人気ネイティヴハートが入った。勝ったシーイズは文句なしの勝利だったが、2着のテイクも「さすが」と言わせるレース振りだった。このまま【スプリンターS】まで日本にいるらしいが相当の上積みが考えられるので日本勢にとっては脅威となりそうだ。3着ネイティブも衰えを感じさせない走り、中山に替わればひょっとするかも・・・。僕が本命視したマルカキセキも良く追い上げたが6着に終わった。しかし馬券を持っている身からすると内枠であの位置取りはないだろうという感じであった。熊沢~!
 勝ったシーイズトウショウは、父サクラバクシンオー、母ジェーントウショウ(父トウショウフリート)という血統。伯母に’91年の桜花賞馬シスタートウショウがいる。’02年8月にデビューし、2戦目で初勝利を挙げる。その後は、’03年【桜花賞】2着に入るなど堅実な走りを見せ、14戦目の’03年【CBC賞】で重賞初制覇を飾る。その後も’04、’05年【函館スプリントS】連覇、今年の【CBC賞】勝利など、芝スプリント路線で一線級の活躍を見せている。また、前々走の【函館スプリントS】、【前走のキーンランドC】で2着に入り、今回の勝利でサマースプリントシリーズ初代王者に輝いた。通算成績35戦7勝(重賞5勝)。
 鞍上の池添と管理する鶴留調教師は同馬で制した’06年【CBC賞】に続く重賞勝利で、池添は通算21勝目、鶴留師は通算27勝目となった。
 また中山で行われた【京成杯AH】は、後藤騎乗の10番人気ステキシンスケクン(牡3・森厩舎)が好スタートから先手を奪うとゴール前までしぶとく粘り、6番人気カンファーベストの追撃をハナ差退けて優勝した。勝ちタイムは1分32秒0(良)。さらに1.3/4馬身差の3着には2番人気マイネルスケルツィが入り、1番人気のインセンティブガイは14着に敗れた。勝ったステキシンスケクンはストーミーカフェの出遅れという幸運と馬場が味方したのは間違いないが行ききった時の強さは本物だ。2着のマイネルスケルツィは抜け出しを狙ったが、逆にカンファーベストに交わされしまう。外枠で気分良く行き過ぎたように見えたが、最期の伸びには不満が残る。4着となったローエングリン(僕本命)は力強い伸びをみせたが4着に敗れた。ここ2戦脚質転換がいい感じになってきたが、せっかく1枠に入ったのにあそこまで下げることはないだろう。もう少し前めの内に付けていれば・・・残念な一戦だ。勝春~! その他ではインセンティブガイ、ペールギュントの凡走は原因がわからないが、フォーカルポイントはやはり休み明けだったせいだろう。
 勝ったステキシンスケクンは、父Danzig、母Autumn Moon(父Mr. Prospector)という血統の米国産馬。伯父に日本で種牡馬入りしたアカビール、90年ミドルパークS(英G1)を制したリシウス がいる。昨年12月のデビュー戦(中京・芝1200m)を制すとその後も堅実な走りを続け、4戦目となった今年の【アーリントンC】で重賞初勝利。その後のGI戦線では大敗が続き、前走の【アイビスサマーダッシュ】も12着に敗れていた。通算成績8戦3勝(重賞2勝)。
 鞍上の後藤は、トップガンジョーで制した【新潟記念】に続くJRA重賞制覇で今年3勝目(通算34勝)。管理する森調教師は、スウィフト カレントで制した小倉記念(GIII)に続く今年のJRA重賞3勝目で、通算34勝目となった。
 明日からは一週間ぶりの仕事。やっぱり頑張って働かないと競馬の神様はこっちを向いてくれないようなのでまじめに仕事しよう。そして今週の負け分を・・・。その来週の【セントライト記念】に桜花賞馬のキストゥヘブンが登録している。【ローズS】ではなく、【セントライト記念】に牝馬が挑戦とは面白い。興味津々だ
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