人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

さすがルメール

2009-11-29 21:02:59 | 競馬回顧

 いやぁドラマチックだったね、女子ゴルフ。
 まさか横峯さくらが逆転優勝するとは・・・。僕はてっきり諸見里しのぶが賞金女王になると思っていたのだが・・・。でもふたりともナイスゲーム。昨年の古閑も感動的だったけど、今年も十分感動させてもらった。いやぁこんなゲームをしていると人気がでるのは当然だろう。他にも若い選手も続々出てきており、来年が楽しみだ。
 そんな今日のゴルフの詳細は以下の通り。【LPGAツアー選手権リコー杯】最終日で5位スタートの横峯さくらが69で回り、通算6アンダーの282で今季6勝目、通算15勝目を挙げた。これで優勝賞金2,500万円を獲得し、2位タイに終わった賞金ランキングトップだった諸見里しのぶを抜いて初の賞金女王に輝いた。尚、横峯は今季1億7,501万6,384円を獲得し、’06年の大山志保(1億6,629万957円)の持つ歴代最多年間獲得賞金の記録を更新した。
 一方、男子の方は賞金王争いが最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップ】へ持ち越された。ただ今日の【カシオワールドオープン】最終日で賞金ランク1位、石川遼が68で回り、通算18アンダーとスコアを伸ばし2位に(優勝は小田孔明)、そして同2位の池田勇太は通算10アンダーの19位に終わったため、賞金王争いの状況は圧倒的に石川遼有利となった。
 ではもうひとつ感動があった【JC】を振り返る。東京で行われた【JC】。勝ったのはルメール騎乗の1番人気ウオッカ。道中4番手を追走すると、直線半ばで先頭に立ち、大外から追い込んだ僕本命の2番人気オウケンブルースリとの競り合いをハナ差制して日本牝馬としては初の優勝を飾った(2着はヒシアマゾン、ファビラスラフィン、エアグルーヴ)。勝ちタイムは2分22秒4(レース史上3番目に速いタイム)。さらに1.1/2馬身差の3着には6番人気レッドディザイアが入った。3番人気の英国馬コンデュイットは4着に敗れている。 レースはリーチザクラウンの淀みのないラップでの引っ張りで展開。これを味方に付けたのが勝ったウオッカであった。4番手で折り合いが付き直線も一気に脚を使って抜け出した。そこからはルメールの見せ場、急追するオウケンブルースリをギリギリ振り切った。さすがルメール、陣営の豊からの乗り替わりは正解だった。悔しかったのはウチパク、完全に捉えたと思ったが・・・。今回はルメールにやられたと言っていいだろう。それにしてもオウケンブルースリは強かったなぁ。この秋の音無厩舎の育成にはただただ驚かされるばかりだ。面白いと思っていたレッドディザイアが3着。ただレースを観て思ったのは、ここにブエナビスタが参加していたら・・・ということだ。4着コンデュイットは少し出遅れしたが、それが最後の伸びに影響したのかもしれない。また疲れもあったのかも・・・。それでも4着だからやはり強い馬である。可能なら、【有馬記念】出走できないものだろうか。昨年の覇者スクリーンヒーローは解せない敗戦。時計が速すぎのだろうか。
 勝ったウオッカは角居厩舎の4歳牝馬。父タニノギムレット、母タニノシスター(父ルション)という血統。叔父にスリーアベニューがいる。タニノギムレット産駒は今日の勝利でJRA重賞勝利14勝目。うち7勝がGⅠであり、そのすべてがウオッカによって挙げられている。
 ウオッカは今日の勝利でJRA・GⅠ勝利が7勝目。これはグレート制導入以降、シンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクトに並ぶトップタイで、牝馬ではメジロードーベルの5勝を引き離す結果となった。また今年GⅠはこれで3勝目となったが、牝馬で年間3勝はメジロラモーヌ、スティルインラブ、ダイワスカーレットに続く4頭目。また牝馬としてJRA重賞8勝はヒシアマゾン(9勝)に迫る単独2位。そして今日の勝利で総獲得賞金はオペラオー、ディープに次ぐ3位の記録なった。通算成績は25戦10勝(うち海外3戦0勝、重賞8勝)。尚、主な勝ち鞍は’06年【阪神JF】、’07年【日本ダービー】、’08・’09年【安田記念】、’08年【天皇賞・秋】、’09年【ヴィクトリアマイル】だ。
 鞍上のルメールは【JC】初勝利。JRA・GⅠは’08年の【JCダート】のカネヒキリ以来4勝目となった。管理する角居調教師も初の【JC】制覇。今年はウオッカで【ヴィクトリアマイル】【安田記念】を制しておりGⅠ・3勝目。重賞もこの3勝で通算JRA重賞は30勝目となった。また管理馬カネヒキリが【JCダート】を2度制しており、【JC】を芝、ダート共に制したのは松田博師に続き二人目。
 

 ここで残念なニュースが入ってきた。ウオッカが【JC】で鼻出血を発症していたことが判明し、規定により12/29まで出走が制限されており、【有馬記念】への出走が不可能となった。そしてもうひとつ。来週の【JCダート】に出走を予定していたサマーバードが、29日の調教後に右第3中手骨々折が判明した為、同レースへの出走を取りやめると発表した。このサマーバードは米3冠の最終戦【ベルモントS】などG1・3勝の超大物だった。残念!

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明日の楽しみは・・・

2009-11-28 21:27:38 | 競馬予想

 今日のスポーツ関連ニュースを列挙する。
 まずはゴルフ。現在賞金王争いが佳境に入っている。今日、石川遼君が『カシオワールドオープン』で首位に並び賞金王に王手をかけ、女子では『LPGAツアー選手権リコー杯』では諸見里しのぶが横峯さくらを逆転し、賞金王に一歩近づいた。果たしてどうなるか、明日のラウンドがたのしみである。
 Jリーグでは首位の鹿島アントラーズはガンバ大阪を5-1で下し首位を守った。一方、2位の川崎フロンターレが1-0でアルビレックス新潟に勝利。この結果、鹿島の勝ち点は63、川崎は61となり、優勝の行方は5季連続で最終節へ持ち越された。またこれによってG大阪の優勝の可能性はなくなり、優勝争いが鹿島と川崎に絞られた。来週が楽しみだ。
 九州で行われていた『大相撲九州場所』14日目で西横綱白鵬が大関琴光喜を下し、無傷の14連勝で2場所ぶり12度目の優勝を決めた。これで白鵬は今年85勝となり、’05年の朝青龍を抜いて年間勝ち星の新記録を達成。そして優勝回数は憧れの双葉山(年2場所時代)、武蔵丸に並び歴代7位となった。明日勝つと年間で負け数が4つ。これは凄い記録である。来年は白鵬が負けることがニュースになる。来年が楽しみだ。
 それから『ボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチ』を明日に控えた今日、後楽園ホールで前日計量が行なわれた。リミット体重50.8㌔のところ、王者・内藤大助は50.7㌔、挑戦者・亀田興毅は50.8㌔でそれぞれ一発クリアした。 計量後、インタビューに答えた内藤は
「本当に順調だし、体調もいい。勝負はやってみなきゃ分からないけど、いい試合をして、いい殴り合いをして、そして僕が勝つ」
と、6度目の王座防衛を約束。一方、2階級制覇に挑む亀田興は「デビュー戦から今までやってきた中で、一番落ち着いているし、自信もある。オレの力を早く証明したいな。楽しみでしゃあない」
と、もうゴングが待ちきれないとばかりに気合満点に意気込みを語った。明日の夜が楽しみだ。

  以上のように楽しみがいっぱい。でもやっぱり一番楽しみなのは【JC】。その予想といく。先週も書いたが実は53㌔なら出走したらブエナビスタを買いたいと思っていた。あの走りに53㌔はいくらなんでも・・・と思っていたからだ。しかし登録なし。ならばそのブエナビスタと好勝負した6番レッドディザイアか。確かに狙いとしては面白いが、やっぱりブエナビスタとは迫力が・・・。では先週目玉として紹介した16番コンデュイットか。確かに強い馬だし、ここアッサリの可能性もある。このあと日本で種牡馬になるからここは“顔見せ”という意味合いが強いという見方もあるが、スタウト師は過去JRAに売却が決まっていたピルサドスキーを勝たせたこともある。ただ人気になりすぎの感が・・・。外国馬では7番ジャストアズウェルも面白そう。2着となった【アーリントンミリオン】は【JC】と相性が良いイメーがある。と、いろいろ考えて、落ち着いたのが10番オウケンブルースリ本命。根拠は【天皇賞・秋】終了時の自分の感覚。直線で不利があった4着は大好走。距離は当然伸びた方が良く、父ジャンポケは【JC】勝利馬。鞍上はウチパクで問題はない。相手は前述した3頭(16,7,6番)に5番ウオッカ、18番スクリーンヒーロー。
 京都【太秦S】は13番ペプチドルビー。京都1200mはコロナドズクエスト×SSはピッタリ。ここは人気になるが、休み明け2戦目で斤量も軽くなるので、中心馬として堅いだろう。
 京都最終レースは11番ニホンピロタルトで何とかならないか。前走は逃げて勝利したが、好位でも競馬ができる馬。同一馬主2頭出しは人気薄狙いが基本。  【JC】を予想するにあたって、今年の世界的ニュースを考えてみた。

 

 今年の世界的なニュースといったら、やはりオバマ大統領だろう。ノーベル平和賞の受賞も決まり、世界の中心は彼中心に回ったといっても過言ではない。ということで、オバマ大統領にちなんで第44代大統領ということで、馬番4番と枠の4-4は押さえたい。また日本絡みで外国話題といえばWBC。ということで、原監督の馬番8番と枠の8-8は買っておこう。  

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歳を感じる今日この頃

2009-11-27 23:34:10 | 競馬予想

 今週月曜日(勤労感謝の日)のことである。この日は天気もよく、気持ちよくゴルフを楽しんだ。ただスコアの方はというと、その天気とは裏腹にメチャクチャ。
「もう少し練習をしなくては・・・」
と思いつつ帰途についたのだった。そして高速で事故渋滞に摑まったものの、PM6:00には帰宅した。 帰宅後は夕食までゴルフの疲れを癒しつつ、のんびりと横になり、ボッーとTVを観ていた。そして何気なく首を動かしたときだった。突然首から背中にかけて物凄い激痛が走った。
「痛っ!うっ、動かない」
慌てて起き上がろうとするも背中が痛く腕と背中に力が入らず起き上がれない。それでもなんとか身体を回転させた反動で起き上がる。しかし首がまったく左の方に動かない。
「やばい!」
それからは冷やしたり、湿布をはったりして自己防衛。ただ痛みは全然ひかない。そして大変だったのが、その日の睡眠。寝ていて首を動かす度に激痛が走り、目が覚める。それでも少しだけウトウトして起床。起きたら起きたで会社へ行く準備も大変である。とにかく着替えができないのだ。所要時間20分。通常5分でできるものが4倍である。
 まぁそれでも激痛と戦いながら身支度を終え出社。通常なら通っているカイロプラクティックによって会社に行くはずも朝から会議があったため、仕方なく出社。仕事中も首の痛みとの戦い。パソコンを打つには支障がないが、電話を左で取ろうものなら激痛が走った。会社の連中からは
「競馬で負けすぎて首が回らないのだろう」
と冷やかされるも、それに対応する元気も無い。そして我慢のうちに仕事を終了。就業時間終了と共にカイロプラクティックへ直行する。
「いやぁ、珍しいですね」
通常土日しか来ない僕の顔を見て、カイロプラティックの先生達が口にする。
「首から背中が痛くて、痛くて・・・。何とかしてよ」
とても患者とは思えない口ぶりに、先生達は
「どうせまたなんか変なことしたんでしょう?」
と、今度は逆に患者にかけるような言葉ではないような言葉を僕に投げかける。
「それでも先生か! いいから早く見て、治療してよ」
このようなやりとりがあって、ようやく診察。そして結果が
「『首の捻挫』ですね。つまり寝違いですよ」
「チョット待って!寝てなったのではなく、起きていてなったんだから、寝違いは間違いだろう。正確に言うなら起き違いじゃないの?」と変な理屈をつける僕。それに対し先生は少しムッとして
「いやぁ寒くなってきたり、歳とってくると、起きていても首をひねっちゃうことあるんですよ。これも寝違いです。まぁ今日マッサージして2~3日様子見ましょう」
と、いかにも“大したこと無いよ”というような口ぶりで答える。
 診察から今日で4日目。痛みは随分少なくなってきているがまだ完治まではいっていない。年齢から来る怪我も怪我なら、その怪我の治りも以前よりかなり遅くなってきている。
 この冬、幸いにも20歳以下が多くかかるインフルエンザには縁は無いが、逆に寒さと共に身体の衰えをしみじみと感じる今日この頃である。皆様もご自愛を!!!!

 では明日の予想。まずは重賞【京阪杯】。【スプリンターズS】で1番人気に推された3番アルティマトゥーレを狙うのが、常道だろう。血統的に問題ないし、55㌔はあまりにも恵まれすぎである。ここは人気でも本命。本命が本命だけに、相手を少し捻る。人気は10番、18番かもしれないが、この2頭に前走でタイム差なしで走った1番ラインブラッドが人気の面から面白い。末脚がしっかりしており、内でじっとして4角で前さえ開けば・・・。あとは【スプリンターズS】で本命馬にタイム差なしで走った6,13番も人気の盲点として魅力たっぷり。
 東京メイン【キャピタルS】は9番キャプテンベガ。SS×トニービンなら府中のマイルは問題ないだろう。東京得意の勝春に鞍上が替わるし、前でも競馬が出来る。善戦馬ゆえに人気になりづらいので、馬券的にも面白い。
 東京10R【オリエンタル賞】は12番メインストリーム。距離はもう少しあった方がいいと思うが、実力は最右翼。鞍上は【JC】でマーシュサイドに騎乗するカステリャーノ。このコンビでアメリカの芝コース重賞を歴戦している。特に【マンノウォーS】の行われるベルモントパーク競馬場は東京にソックリ(東京が真似して作られたとか)なので、馬場も問題ないだろう。

 【JC】当初はブエナビスタが出てくれば本命にしたいと思っていたのだが・・・。詳しくは明日。

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アッパレでした!

2009-11-22 19:11:25 | 競馬回顧

 カンパニーが極端に強くなったのか、他の馬がだらしないのか。もう少し接戦になると思っていたが、終わってみればカンパニーの圧勝だった。横山典以外で上手く乗ったのは和田だけだし、直線では花道のように直線が開いた。まぁ勝つ馬というものはそんなものである。それにしても三浦にはもう少し上手く乗って欲しかったなぁ。 

 今週の重賞を簡単に振り返る。まずは京都競で行われた【マイルCS】。先述したが、勝ったのは横山典弘騎乗の1番人気カンパニー。道中は中団のインコースを追走。直線で内を突いて抜け出すと、スローペースで逃げた14番人気マイネルファルケに1.1/4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分33秒2(良)。さらにクビ差の3着には2番人気サプレザ(仏)が入った。僕が本命に推したスマイルジャックは4角で前が開かず仕掛けが遅れ6着に敗れた。勝ったカンパニーは文句なしの勝利。レース展開を読み、ただ1頭マイネルファンケを差したのだから立派である。これが引退レースでもあり、カンパニーの勝利には心から祝福したい。2着のマイネルファルケは和田の好騎乗が光ったが、他の騎手の判断はどうだったのだろう。3着ザブレザは惜しかったし、強い馬だと思う。レースぶりもさすがペリエという感じであった。ただ残念なのは、このレースの前に日本で一走していたら・・・と思う。4着キャプテントゥーレは直線で左にヨレていた。展開的にはこの馬が勝っても不思議ではなかったのだが、これはどうしたのだろう。
 勝ったカンパニー(牡8歳・音無厩舎)は父ミラクルアドマイヤ、母ブリリアントベリー(母父NT)という血統(ミラクルアドマイヤ産駒のJRA・GⅠ2勝目とJRA重賞は通算9勝目はすべてカンパニーによるもの)。半兄に【アルゼンチン共和国杯】を勝ったレニングラードがいる。これまで’05年【京阪杯】、’06年【大阪杯】、’07年【関屋記念】、’08年【中山記念】、【マイラーズC】、’09年【中山記念】、【毎日王冠】、【天皇賞・秋】を勝っており、今回の勝利で通算成績35戦12勝(重賞9勝)となった。尚、今回のレースを最後に引退、種牡馬入りすることが既に発表されている。
 鞍上の横山典弘は’95年トロットサンダー、’97年タイキシャトルに続くこのレース3勝目。JRA・GⅠはカンパニーで制した【天皇賞・秋】に続く今年3勝目、通算18勝目。JRA重賞は【天皇賞・秋】に続く今年11勝目、通算117勝目となった。 管理する音無秀孝調教師は【マイルCS】初制覇。JRA・GⅠはカンパニーで制した【天皇賞・秋】に続く今年2勝目、通算6勝目。JRA重賞も【天皇賞・秋】に続く今年7勝目、通算37勝目となった。
 また馬主の近藤英子氏はJRA・GⅠは’07年【皐月賞】のヴィクトリー、’09年【天皇賞・秋】のカンパニーに続く3勝目で、生産者・ノーザンファームは【マイルCS】で昨年のブルーメンブラットに続く2年連続の勝利を手にした。
 昨日東京で行われた【東京スポーツ杯2歳S】は小牧太騎乗の1番人気ローズキングダムが、先団追走から直線に向くと、3番人気トーセンファントムとの叩き合いをアタマ差制して優勝した。勝ちタイムは1分48秒2。さらに1.3/4馬身差の3着には9番人気レッドスパークルが入った。このレース、とにかくローズキングダムとトーセンファントムの叩きあいは見所があった。しかしローズキングダムの最後は着差以上の勝ち方だった。レースセンスが良い上に、勝負根性があるのもわかった。強い!ただ血統的には距離は2000mまでか・・・。2着のトーセンファントムもよく走っているが、最後は止まってしまった。このレースぶりをみるとマイラーのような気もする(血統的にはもっと融通がききそうだが・・・)。
 勝ったローズキングダムは(牡2・橋口厩舎)は父キングカメハメハ、母:ローズバド(母父SS)の血統。叔父にローゼンクロイツ、祖母にロゼカラーがいる。通算成績はこれで2戦2勝(重賞1勝)となった。
  一方、福島で行われた【福島記念】は、吉田隼人騎乗の8番人気サニーサンデーが、好位追走から直線で抜け出すと、5番人気トウショウシロッコの追い上げをクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分58秒6。さらに1馬身差の3着には12番人気トーセンクラウンが入り、1番人気レッツゴーキリシマは7着に敗れた。勝ったサニーサンデーだが、人馬の呼吸ピッタリに抜群の手応えでの快勝だった。いくら斤量が軽かったとはいえ、古馬相手にこれまでやれれば今後が愉しみだ。
 このサニーサンデー(牡3歳・谷原厩舎)は父マーベラスサンデー、母サニークラッシック(母父トニービン)という血統。伯父にサニーブライアンがいる。通算成績は9戦3勝(重賞1勝)。このレース、吉田兄弟のワンツーフィニッシュの結果となったが、これは’04年の【小倉記念】の武豊、幸四郎兄弟以来である。そしてまた管理する谷原義明調教師は’94年【セントライト記念】のウインドフィールズ以来の重賞勝ちとなった。

 来週は【JC】である。注目は英国馬コンデュイットだろう。今年の【キングジョージ6世&クイーンエリザベスS】の覇者で、【ブリーダーズCターフ】を連覇した馬だ。管理するのは唯一のJC2勝トレーナーであるスタウト師だから対策はバッチリのはず。このところ日本馬有利の【JC】だが、その走りには注目したい。ただこんな一流馬が来る時は、他の馬が劇走する歴史がある

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母父SSで連チャン!!!

2009-11-21 21:48:07 | 競馬予想

 諸見里しのぶと横峯さくら、有村智恵の賞金女王争い、宮里愛、上田桃子の活躍、そして次々に出てくる若手選手で盛り上がる女子ゴルフ界だが、その陰でひとつの時代が過ぎ去ろうとしている。
 ’98年賞金女王、41歳の服部道子と通算17勝の40歳・肥後かおりがともに大王製紙エリエール・レディースで無念の予選落ちをし、現役選手最長の17年間守った来季のシード権を失ったのである。服部は「今年は結婚して家庭環境も変わった。今後のことはまだ分からない」と口にし、一方肥後は「20年やってきて、今年初めて精神面が大事だと思った」と悔しそうに語ったらしいが、これがプロの厳しい現実である。尚、彼女らにはともに12月の最終予選会に出場し、来年の試合出場への最後のチャンスに懸ける予定だ

 では明日の予想。まずはGⅠ【マイルCS】。1番人気は4番カンパニー。確かに【毎日王冠】【天皇賞・秋】での走りは凄かった。ましてここは【安田記念】の1~3着馬はいないし、昨年の1,2着馬もいない。カンパニーには競馬の神様がついているのかとも思えるメンバーである。しかし、カンパニーは8歳馬、激戦を2戦した疲れがないはずがない。それにあくまでもカンパニーはウオッカに対する敵役的存在でウオッカのいないここは目標にされる可能性が大きい。そこで本命は5番スマイルジャック。タニノギムレット産駒は京都マイルと相性がよく、母父SSもこのレースで実績がある。鞍上の三浦も自信がありそうだし、マイルで念願のGⅠGETを期待する。相手は血統的には7番だが、他にも母父で相性のいいトニービン産駒である9番キャプテントゥーレ、12番ヒカルオオゾラも買いたい。そして【富士S】を叩き台にした16番も魅了いっぱい。そのあとがカンパニーと55㌔は魅力の15番サプレザだ。
 他では東京9R【tvk賞】の4番ナイトフッド。東京1800mはクリスエス×SSとの相性が良い。鞍上は少しづつ日本の競馬になれてきたクラストゥスで一発を狙う。
 京都9R【蛍ヶ池特別】は3番ミルクトーレル。このクラスで勝ち負けしたことのある実績馬だし、叩き3戦目で、冬場に調子挙げる馬。京都1400m芝はダンス産駒がよく走る。

 今日は【東京スポーツ2歳S】が嵌ってくれて3連複の万馬券を的中した。それにしてもローズキングダムは強かったね。また2着になったトーセンファントムも・・・。来年のクラシックはまずこの2頭中心に回っていきそうだね。 

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JRAの罠が・・・

2009-11-20 22:58:51 | 競馬予想

 ベルモントの仇は日本で!
 遂に待ちに待った馬券が日本で発売されることになった(遅すぎる!)。 JRAは18日、指定された5レースの1着を当てると最高払戻金が2億円となる「5重勝単勝式」の新馬券を、‘11年に導入すると発表した。 僕がこれに似た馬券を経験したのはNYのベルモント競馬場で、ベルモントの場合、終わり6レースの1着を当てる「ピック6」、3レースを当てる「ピック3」があったように記憶している。ただちょっと遊びに行った、どの馬の名前も知らない旅行者に、この馬券が当たるわけもなく惨敗した覚えがある(まぁ「ピック6」に関しては僕が通った4日(通算)のうち、1日だけ的中者がいたぐらいで、他はキャリーオーバーとなった)。
 日本の場合はそのベルモントより1R少ないから、まだ当たる可能性が高いだろうが、逆にベルモントに比べ、1Rの頭数が多くなるから、そのあたりが微妙になるだろう。JRAの発表によると、当面はIPATに限定し、払い戻しは100円につき2億円までとなっており、的中者がいなければ次回に持ち越しになるという。
 う~ん、上限2億円と付けるのが日本らしいな。JRAは20%とって、あとは青天井にすればいいのに・・・。いずれにしろ、僕は僥倖心を煽る馬券大賛成派である。多分その馬券が始まると、勝負馬券とは別に夢馬券として購入するだろう。しかしこれがJRAの罠だということは重々承知している。でも、馬が走る限り・・・。尚、競輪ではチェリロト(7重勝単勝式)で7,969万8,600円が出ている。
 それから当日JRAは前述の「5重勝単勝式」の他に「2010年度の競馬番組等および開催日割」も発表した。今年度の主な変更点は以下の通り。
 ◎ダート重賞・【みやこS】を新設 第6回京都競馬第2日に、【JCダート(GI)】のステップ競走として、【みやこS】(GⅢ・1800mダート)を新設する。なお、【みやこS】は、【トパーズS】を重賞競走に格上げし、レース名を変更した競走。
 ◎【安田記念】と【ユニコーンS】を同日施行 【安田記念】(GⅠ)当日のさらなる盛り上げを図る観点から、【ユニコーンS】(GⅢ)を【安田記念】当日に移設し、両競走を同日施行する。
 ◎全ての平地重賞がグレード格付けに 3歳馬5大特別競走、そのトライアルとなる重賞競走および2歳馬重賞競走が(国際)競走となり、これにより全ての平地重賞競走がグレード格付け(GI・GII・GIII)されることとなる(09年新設の【レパードS】を除く)。
 ◎【日本ダービー】の優先出走権付与着順を変更 近年の【日本ダービー】への出走ローテーションが多様化している状況を踏まえ、トライアル競走で優先出走権を付与する着順を「【青葉賞】:3着以内→2着以内」、「【プリンシパルS】:2着以内→1着」に変更。
 ◎【WSJS】を【JC】開催週に移設 【ワールドスーパージョッキーズシリーズ】および第30回を迎える【JC】(GⅠ)のさらなる盛り上げを図る観点から、【ワールドスーパージョッキーズシリーズ】の施行場および施行時期を【JC】が施行される第5回東京競馬第4節に移設。
 ◎【サマージョッキーズシリーズ】の対象競走を拡大 サマーシリーズのさらなる盛り上げを図る観点から、【サマージョッキーズシリーズ】の対象競走をサマーシリーズ実施期間(第2回福島・第3回阪神・第1回函館競馬第5日~第4回中山・第4回阪神・第2回札幌競馬第2日)における平地の全重賞競走とする。これにより、【サマージョッキーズシリーズ】の対象競走は、09年の10競走から20競走に拡大する。
 以上がJRAによって発表された内容だが、ほとんどが「あっ、そう」という感じである。しかし一つだけ解せないものが・・・。それは【WSJS】についてである。多分JRAはこれによって世界のジョッキーを呼ぶ経費などを削減するつもりなのだろうが、僕は以前からここでも書いているように【WSJS】だけの馬券を作って発売すれば良いと思っている。せっかく「5重勝単勝式」を作るのであれば、この4レースの1着を当てる「4重勝単勝式」、4レースの複勝を当てる「4重勝複勝式」など。もう少しJRAが本格的に売り込めばいい企画となると思っているのだが・・・。

 では明日の予想。まずは府中メイン【東京スポーツ2歳S】。このレース昨年は違ったが、母父SSの強いレースである。一昨年などは1~3着全て母父SSだった。ということで、今年の本命は14番ローズキングダム。ご存知バラ一族待望の一頭。前走は超評判馬ヴィクトワールピサ(次走圧勝)を一蹴。タイムも先週のダノンパッションとほとんど変わらないのだから、新馬戦ですでに重賞レベルにあったと考えられる。鞍上の小牧太もこの馬に自信をもっており、超人気になる前に買いたい。相手はもう一頭の母父SSの7番(上がシンゲンならこの条件合うだろう)。そして16番、17番あたりだろうが、血統的にディープスカイ、ロジユニヴァースと活躍を出しているスペシャルウィーク×ダンチヒ系の4番も面白そう。
 福島メイン【福島記念】は大穴狙い。本命は12番ヤマニンメルベイユ。7歳牝馬の54㌔、おまけに休み明け。買いづらい条件が並ぶが、ローカルのGⅢならそんな不利な条件無視してもいいだろう。買いたい理由としては荒れ馬場での母父SS(またかよ!)。ここには3頭でているが、ハンデと福島の相性でこの馬を抜擢。相手は当然母父SSのもう2頭、そして1,14番。
 京都メイン【トパーズS】。来年からは【みやこS】となる。このレース、とにかう“メイショウ”の馬がよく走る。過去3年3着までに1頭は入っているのだ。よって単純に2番メイショウクオリア本命。前走は芝の強力メンバーに残り1ハロンまで見せ場たっぷり。ダートに戻り、鞍上強化なら一発があってもいいだろう。

  今週は母父SSウィークの予感。よって明後日の【マイルCS】も・・・。【東京新聞杯】の再来を期待しているのだが・・・

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競馬って難しいね。

2009-11-15 19:41:53 | 競馬回顧

 いやぁ驚きましたね。
 でもこれも競馬ですね。まぁ結果的には競馬関係者の多くが【京都大賞典】組を見誤っていたということでしょう。勿論僕もその一人ですが、世界の名手を含めて何とかならなかったのかと当然思います。
 ではその【エリザベス女王杯】を振り返る。京都行われた【エリザベス女王杯】は、田中博康騎乗の11番人気クィーンスプマンテ (牝5・小島茂之厩舎)が、好スタートから積極的に先頭を奪うと、12番人気テイエムプリキュアとともに後続を15馬身以上引き離す大逃げをうち、直線を向いても後続を寄せ付けずそのまま逃げ切った。勝ちタイムの2分13秒6。1.1/2馬身差の2着に2番手を進んだテイエムプリキュア、圧倒的1番人気に推されたブエナビスタは3角から懸命に追い上げを図るも、さらにクビ差の3着に敗れた。2番人気ブロードストリートは6着、僕本命で3番人気の外国馬シャラナヤは4着となった。レースは稀に観る“行った、行った”の競馬。レース内容はこれしか書きようがない。ブエナビスタは「やっぱり強いな」、シャラヤナは「強くなるな」と思った程度だ。で、多分この2頭そんなに疲れていないだろうから【JC】でてくれないですかね。斤量53㌔は魅力なんですが・・・。
 勝ったクィーンスプマンテは、ジャングルポケット産駒(母センボンサクラ、母父サクラユタカオー)。ジャンポケ産駒としてJRA・GⅠ勝ちは昨年の【菊花】オウケンブルースリ以来、通算4勝目となった。このクィーンスプマンテ、’07年3月のデビューから2戦目で初勝利を飾ると、その後も中長距離路線で勝ち星を重ねて、格上挑戦で臨んだ8月の【みなみ北海道S】でオープン初勝利。前走の【京都大賞典】は9着に敗れていた。通算成績:21戦6勝(重賞1勝)。
 鞍上の田中博康は’06年デビュー。【エリザベス女王杯】は初騎乗。今回の勝利でデビュー4年目3回目にしてGⅠ初制覇となった。重賞はシルクメビウスで制した【ユニコーンS】に続き通算2勝目だ。管理する小島茂之調教師は、昨年ブラックエンブレムで制した【秋華賞】以来の重賞制覇で、通算3勝目となった。
 馬主のグリーンファームはJRA・GⅠ初勝利。JRA重賞は今年の【小倉2歳S】のジュエルオブナイルに続く通算6勝目。また生産者の社台ファームはJRA・GⅠは【秋華賞】のレッドディザイアに続く今年の2勝目。【エリザベス女王杯】は’96年ダンスパートナー、’07年ダイワスカーレットに続く通算3勝目となった。
 今回久々の古馬の優勝となったが、これは’05年スイープトウショウ以来4年ぶり。’96年の古馬開放以降の成績は3歳馬が5勝、古馬9勝となった。また関東馬の優勝となると’99年の名牝メジロドーベル以来10年ぶり。今年を含めた過去10年の内訳は関西馬9勝、関東馬1勝だ。今回、大荒れの11番人気馬の優勝となったが、’96年の古馬開放以降、二桁人気馬の優勝はレース史上初。単勝7,710円も、’06年フサイチパンドラ(単勝2,620円)を上回る最高配当となった。
  昨日行われた【京王杯2歳S】も簡単に振り返っておく。勝ったのは池添謙一騎乗の3番人気エイシンアポロン(岡田稲男厩舎)。好位追走から直線で先頭に立つと、内を突いて伸びた4番人気アニメイトバイオを1.1/4馬身差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分22秒0。さらにハナ差の3着に8番人気ツルマルジュピターが入り、1番人気ダッシャーゴーゴーは4着に敗れた。レースは行きたがる馬が多かったが、エイシンアポロは直線大外に出すといい脚を長く使い差しきった。完勝!距離もこのくらいがいいのだろうが、この競馬ができるならもう少し距離は持ちそう。2着の牝馬アニメイトバイオもよく走る。出遅れて最後方からの競馬だったが、こんな競馬ができれば今後が楽しみだ。4着のダッシャーゴーゴーは道中いい感じだったが、直線止まってしまった。距離が長いというより、いい脚が一瞬しか使えない感じだ。
 勝ったエイシンアポロンは父iant's Causeway、母Silk And Scarlet(父サドラーズウエルズ)の血統。これで通算成績は5戦2勝(重賞1勝)となった。次走は【朝日杯FS】のようだ。

 先週、今週と競馬絶不調に陥っている。特に買わなければいいのに、福島での敗戦が酷い。年末に向けてちょっと稼ぎたい時期なので、「来週こそは」と思っているのだが、僕が面白いと思っていた馬の登録がない。どうしよう~

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熱い予想だ!

2009-11-14 22:54:23 | Weblog

  一瞬巨人が負けるのかと思ったのだが・・・。
 日本、韓国のプロ野球優勝チーム同士が対戦する日韓クラブチャンピオンシップが今日、長崎県営野球場で行われた。試合は、巨人が2点ビハインドで迎えた7回、先頭の亀井のヒットを足がかりに無死一、二塁のチャンスをつくると、阿部がライトスタンドへ3ランを放ち逆転に成功。さらに2死満塁とすると、ラミレス、亀井、工藤と3連続タイムリーが飛び出し、この回一挙7点。ビッグイニングをつくり一気に勝負を決めた。結果は巨人が9対4でKIAを下したのだが、これで昨年までのアジアシリーズを含め、日本勢は5年連続のアジア王者・日韓王者となった。
 それにしてもKIAの先発・梁弦種は良い投手だったなぁ。彼がもう少し長いイニング投げていたら巨人も危なかったんだけどなぁ(アンチ巨人的発言)。それにしても、もうひとつ野間口の好投には驚いたなぁ。今年は全て原監督だったということですね。

 では明日の予想。まずは京都メイン【エリザベス女王杯】。このレースとにかく同じ馬が何度も連対するレースである。そう考えると今年は5番リトルアマポーラ、8番カワカミプリンセスが臭い。また血統的にはカワカミ、スイープトウショウ、オースミハルカと同じリファールの血を持つ14番ニシノブルームーンも・・・。また別な角度からみると、クラシック残念賞馬が走っている。そう考えると12番ブロードストリートも捨てがたい。そして大本命16番ブエナビスタ。ただ今年はこれらの馬より買いたい馬がでてきた。フランス馬10番シャラナヤがそれ。
 【エリザベス女王杯】が外国調教馬に門戸を開放したのは’99年。4年後の’03年に、フランスからアナマリーとタイガーテイルの2頭が参戦したのが、このレースを走った初めての外国馬で、このうちカナダのG1【EPテイラーS】2着、イギリスのG1【ヨークシャーオークス】4着の実績があったタイガーテイルが、アドマイヤグルーヴの3着に好走した。その後、昨年まで6頭の外国馬が出走したが、そのタイガーテイルを上回る成績を挙げた馬は出ていない。
 ただ今年のシャラナヤは違う。何が違うって格が違うのだ。世界屈指のオーナーブリーダー、アガ・カーン殿下の自家生産馬シャラナヤはデビューが今年5月。その後9月1日にロンシャンで行われた2100mの準重賞【リアンクール賞】を3馬身差で圧勝し、10月4日の凱旋門賞デーに組まれた牝馬のG1【オペラ賞】にぶつけ、G1で重賞初制覇を飾るという離れ業を成し遂げたのだ。その【オペラ賞】というのは欧州の強豪牝馬たちがシーズン最後の目標にするレースで、今年も【ナッソーS】の勝ち馬で、【英オークス】2着の実績もあるミッデイ(牝3)(その後先週の【BCフィリー&メアターフ】で勝利)、【ジャンロマネ賞】の勝ち馬アルペンローズ(牝4)、今年の【独オークス】馬で、イタリアの【リディアテシオ賞】で僅差の2着になっているナイトマジック(牝3)ら、そうそうたる顔ぶれが揃っていた。おその彼女らを負かしての勝利なのだ。しかも、今年の馬場は8段階に分かれたフランスの公式発表の中で、固い方から2番目という馬場で行われたのだから、日本の馬場も充分にこなすだろうと予想が付く。血統的に典型的な欧州血脈であることは間違いない。ただロミタスの産駒には、ドイツ調教馬ながら北米に遠征して【アーリントンミリオン】を制したり、香港に遠征して【クイーンエリザベス2世C】に優勝したシルヴァーノのように、軽い競馬を好む馬も出ているので全くの期待薄ではない。
 それから今回シャラナヤは外国産馬としては初めて関西空港に降り立ち、JRAの関西地区における検疫施設・三木ホースランドパークで着地検疫を受けた。今までの馬は成田に下り、検疫は白井の競馬学校であった。それは三木の施設も非常に立派なものではあるが、馬場は1周880mと、1周1400mある白井に比べると、かなり手狭だからだ。もし今回シャラナヤがここで良い結果を残せば、関西での国際レースへの門戸がより広く拡がることとなる。つまりJRAを勘ぐると“日本馬頑張れ”といいつつ国際化を宣言するJRAとしてもシャラナヤ好走を願いたいはずだと思うのだ。
 長くなったが、その馬にアガ・カーン殿下専属騎手となるルメール(スミヨンに替わって)が騎乗するのだから、腕のアピールをするに違いない。相手は前出の5頭厚めに・・・。

 ほかのレースからは東京メイン【オーロカップ】は5番ティアップゴールドが面白そう。前走12着で人気はないと思うが、勝ち馬との差は0.5差。それも前が開かず持ったままのゴールだった。元々【NZトロフィー】で2着のある馬。一発があってもいい。斤量53㌔も有利だろう。

 東京最終レースは10番ナムラビスマルクで何とかならないだろうか。今度が昇級戦2戦目。前走は離されたものの内容は悪くなかった。府中の1600mダートには合うダンス×ジェイドロバリーはピッタリ。鞍上はごっちゃンで、メンバー的にも好勝負とみる。 

 珍しく予想を熱く書いたが、心強い味方が現れた。清水成駿さんの予想もシャラナヤだ。ただもしこの予想が外れたら、好調清水の予想をも超える貧乏神ということになるかもしれない・・・

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友人の人生に何が・・・

2009-11-13 22:44:06 | 競馬予想

「私たち結婚しました」
そんなハガキが先日届いた。
「誰?」
名前を見ても見覚えがないので、写真を見ると
「あっ、あいつだ」
それは高校時代の友人Yで、大学時代まではよく会っていた奴だった。ただ最近では会うことはなく、会ったのも僕が結婚した時だから10年以上も前である。そして現在の連絡といったら年賀状だけで、その年賀状を見ては“元気でいるんだなぁ”と思う関係がずっと続いていた。
 そのYからの人生転換のハガキ。結婚はお祝い事なので大変喜ばしいことだが、そのハガキに複雑な想いもあった。というのも、そのYは高校時代の同級生と20年以上の結婚生活をしていたはずで、いつ別れたのかもわからない。
「子供はどうしたんだろう」
「あいつ(奥さん)の方はどうしたんだろう」
急にいくつかの疑問が頭の中をよぎる。ただそれよりも驚いたのは、Yの苗字が変わっていた(だから名前に見覚えがなかった)ことである。
「ということは、50手前にして婿養子!?」
「一体Yの人生に何が起こったの?」
Yへの興味はさらに大きくなった。
「電話でもしようか」
ではなんかデリケートな問題でもあったらと思うとそれもしづらいので、とりあえずお祝いを贈ることにした。すると、数日後お礼のTELが・・・。
「もしもし、俺(Y)。お祝いありがとう。でさ、今度会おうよ。またメールでもするわ。じゃぁな」
僕がこの会話中に話せたのは「びっくりしたよ」と「じゃぁ連絡くれよ」だけである。電話を切った僕は思わず怒鳴った。
「話しさせろよ!」
それから現在に至ってもYの人生に何が起こったかはわかっていない。
「一体何が・・・」
久々にパパラッチ精神に火が点いている今日この頃である。

  では明日の予想。まずは府中メイン【京王杯2歳S】。本命は府中1400m芝ピッタリの血統であるバクシンオー×SSの9番ハーティンハート。前走は“ハナに立たされた”レースで敗戦。ここは他に速い馬もいるので、2戦目のように脚を貯めることができるだろう。
 京都メイン【アンドロメダS】は11番レジネッタ。前走で復活が見えた同馬だが、母父SSは重馬場で良く穴をあける。鞍上に岩田を迎えここは勝負とみた。問題は距離の2000mだが、岩田なら何とかしてくれるだろう。
 福島メイン【西郷特別】は7番マジックビクトリア。福島1800m芝は母父アンバーシャダイと庭。父オペラハウスも相性がいいし、ここは人気でも買い。渋った馬場も大丈夫だし、ここは確勝を期待する。  

 例の市橋容疑者が今週逮捕された。彼が事件を起こしたのが僕が住む市川市。先週名古屋や大阪、福岡で目撃情報が出た時、ひょっとしたら市川に戻ってくるかもしれないと思っていたのだが・・・。あ~あ、1000万円が・・・。きっとこんな奴たくさんいただろうね。

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木っ端微塵の競馬

2009-11-08 18:38:36 | 競馬回顧

 昨日のゴルフが全くダメで、おまけにアンチ巨人にとってはショックな巨人の優勝。そして今日は、悪い流れを絶つつもりで競馬に臨んだが、見事な返り討ち。それも2重賞は見せ場すら無し。
 今週の重賞を振り返る。まずは今日東京で行われた【アルゼンチン共和国杯】。勝ったのは吉田隼人騎乗の11番人気ミヤビランベリ(牡6・加藤敬二厩舎)。スタート直後から先手を奪い、道中は後続を引き離して逃げると、直線で差を詰められたものの最後まで粘り切り、4番人気アーネストリーに1馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分30秒9。さらに1.1/2馬身差の3着には10番人気ヒカルカザブエが入り、1番人気ジャガーメイルは5着、僕が本命に推したトーホウアランは9着に敗れている。勝ったミヤビランベリだが、結果的には吉田隼人の好騎乗が勝利を導いたような感じだが、実は強い馬のような気がしている。特に府中の2500mに関してはこの馬に凡走がない。ひょっとしたら、一線級ともこの条件なら・・・。逆にジャガーメイルはそんなに強い馬ではないのかもしれない。ミヤビは春以降、重賞2勝(今日で3勝)に対し、ジャガーは0勝。人気になる分馬券的にもおいしくない。2着アーネストリーは完全な勝ちレースであったが、ミヤビには敵わなかった。本格化はしているものの、そのあたりが今後の課題か。3着サンライズマックスは今日直線で一番いい脚を使っている。しかし今日のところは展開が向かなかった。
 勝ったミヤビランベリは、父オペラハウス、母がアステオン(父ホリスキー)という血統。7番人気で出走した昨年の【七夕賞】で重賞初制覇を飾り、同年のサマー2000シリーズのチャンピオンに輝いた。今年も【目黒記念】を5馬身差で圧勝、【七夕賞】を連覇するなど重賞2勝を挙げている。前走の【札幌記念】は14着だった。通算成績20戦7勝(重賞4勝)。
 鞍上の吉田隼人は、マイネカンナで制した’08年【福島牝馬S】以来となるJRA重賞制覇で、通算5勝目。管理する加藤敬二調教師は、ミヤビランベリで制した【七夕賞】に続く今年のJRA重賞3勝目で、通算では25勝目となった。
 一方、京都で行われた【ファンタジーS】は、川田将雅騎乗の8番人気タガノエリザベート(牝2・松田博資厩舎)が、道中は最後方を追走。直線に向いて大外から豪快に追い込むと、先に抜け出していた5番人気ベストクルーズを3/4馬身差交わして優勝した。勝ちタイムは1分21秒2(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には3番人気グレナディーンが入り、1番人気ラナンキュラスは好位から伸びきれず4着に、僕が本命に推したカレンナホホエミは最下位に敗れた。このレース、松田博厩舎のワンツーで決まったが、勝ったタガノエリザベートの末脚は凄かった。ただこの脚が本物なのかどうかはわからないのが本音。第二のブエナビスタかどうかは次走を見て・・・。2着のベストクルーズは完全な勝ちレース。今日は勝ち馬の脚に敗れたが、このレースが出来るなら、今後楽しみだ。3着グレナディーンもいいセンスの持ち主。ただ現状では前の2頭には少し水を空けられている感じだ。問題はラナンキュルス。何の不利もなかったように見えたレースだったが、一体どうしたのだろう。
 勝ったタガノエリザベートは、父スペシャルウィーク、母ストレイキャット(父Storm Cat)。叔父にゼンノロブロイがいる血統。8月30日の小倉・1200m芝でデビュー勝ちを飾り、【ききょうS】5着、【デイリー杯2歳S】6着を経てここに臨んでいた。通算成績4戦2勝(重賞1勝)。 鞍上の川田将雅はキャプテントゥーレで制した【朝日チャレンジC】に続く今年のJRA重賞4勝目で、通算15勝目。管理馬によるワンツーフィニッシュを決めた松田博資調教師は、ブエナビスタで制した【オークス】に続く今年のJRA重賞4勝目で、通算では49勝目となった。
 昨日行われた【武蔵野S】。勝ったのは、アンカツ騎乗の5番人気ワンダーアキュート(牡3・佐藤正雄厩舎)。レース中盤から先手を取ると、直線に向いて後続を引き離し、11番人気ダイショウジェットに1.3/4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分35秒5。さらにハナ差の3着には8番人気ワイルドワンダーが入り、2番人気マチカネニホンバレは4着、1番人気サクセスブロッケン(僕本命)は10着に敗れている。このレース、ワンダーキュートの強さだけが目立ったものであった。今年の3歳馬は強いが、その中でもこの馬は本当に強い。これからまだ成長しそうだし、楽しみな一頭だ。それにしてもサクセスブロッケン、テスタマッタはどうしたのだろう。
  勝ったワンダーアキュートは、父カリズマティック、母ワンダーヘリテージ(父Pleasant Tap)。半兄にワンダースピード(牡7・羽月友彦厩舎、父キンググローリアス)がいる。今年1月のデビュー戦を勝利で飾ると、その後もダート戦で勝ち星を重ね、オープン入り初戦となった前走の【シリウスS】で重賞初制覇。今回の勝利で重賞2連勝となった。通算成績11戦6勝(うち地方1戦0勝、重賞2勝)。
 鞍上のアンカツはビービーガルダンで制した【キーンランドC】に続く今年のJRA重賞6勝目で、通算68勝目。管理する佐藤正雄調教師はワンダーアキュートで制した【シリウスS】に続くJRA重賞通算2勝目となった。

 来週は【エリザベス女王杯】。当日は七・五・三だし、この3つの数字には注意しよう。そういえば、今日のメイン【アルゼンチン共和国杯】は原監督の「8」番が2着、【ファンタジーS】は松井秀の「5」枠、「10(5+5)」番のタガノエリザベスが勝利した。また昨日の【武蔵野S】も勝ち馬は「5」番ワンダーキュートが勝利した。まぁ無理に合わせた結果論だが、そうやって馬券を獲っている人っているんだよね。

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