今日は夕方から歯科医へ行って葉を抜いてきた。別に【宝塚記念】をはずした罰ゲームではなく(当然だが)、年齢に伴って派にも衰えがきてるからだ。今は麻酔が効いて大丈夫だが、今日の夜痛みが出るかもしれない。
その僕がはずした阪神11Rで行われた【第55回宝塚記念】を振り返る。勝ったのは横山典弘騎乗の1番人気ゴールドシップ(牡5歳・須貝尚介厩舎)。55回目の【宝塚記念】で史上初となる史上初の連覇を果たし、5度目のGI勝ちを成し遂げた。タイムは2分13秒9。レースはヴィルシーナが予想通りに先行。フェイムゲームが2番手につけて、カレンミロティックが続く。ダッシュが今ひとつだった1番人気ゴールドシップは、1コーナー手前で外から好位に進出。4番手からのレースとなった。有力馬は軒並み中団から後方で待機策。直線に向くとゴールドシップが力強い脚いろで伸び、どんどん後続を突き放す。好位からしぶとく伸びるカレンミロティックと内で粘るヴィルシーナなど、2着争いを尻目にゆうゆうと抜け出して連覇を飾った。3馬身差の2着が9番人気のカレンミロティック。さらに1馬身1/4差の3着には8番人気のヴィルシーナが入った。僕が本命に推したデニムアンドルビーは5着、2番人気ウインバリアシオンは7着、3番人気のジェンティルドンナは9着に敗れた。
勝ったゴールドシップは阪神向き、馬場、外枠、鞍上と全てがうまくいった。これでゴールドシップの鞍上は横山典に決定だろう。ただ普通に走れば、やはり強い。2着カレンミロティックはこの【宝塚記念】にぴったりの血統とはいえ、よく頑張っている。力は確かに付けている。3着ヴェルシーナは驚いた。展開が向いたとはいえ、この距離では無理だろうと思っていたが・・・。使う気が無くて使うことに決めた陣営の目は確かだった。4着ヒットザターゲットも驚いた。さすがに武豊、直線の位置取りも確かだった。僕が本命に推した5着デニムアンドルビー最後は力負けか。ただこれからまだ良くなるだろう。秋に期待したい。7着ウインバリアシオンは4コーナー手前で手ごたえが無かった。馬場なのかも・・・。9着ジェンティルドンナは左回りがいいのだろう。右回りではどうも走りが鈍い。そう考えると【凱旋門賞】もむずかしいか。11着メイショウマンボの場合は阪神が合わないのだろう。まるで【大阪杯】と同じ。力負けではないと思う。
ゴールドシップは、父ステイゴールド、母ポイントフラッグ8母父メジロマックイーン)という血統。北海道日高町・出口牧場の生産馬で、小林英一氏の所有馬。通算成績は19戦11勝。重賞は【共同通信杯】、【皐月賞】、【神戸新聞杯】、【菊花賞】、【有馬記念】、【阪神大賞典】、【宝塚記念】、【阪神大賞典】に次いで9勝目。須貝尚介調教師は13年に次いで【宝塚記念】2勝目、横山典弘は91年メジロライアンに次いで2勝目。実に21年ぶりの【宝塚記念】制覇となった。また、この勝利でJRA重賞150勝の区切りに到達した。
この半年、競馬で負け続けた。夏競馬は少しおとなしくやろうかと思っている。まぁ僕を知っている人は無理というが・・・。