先日、新潟県が県内有数の観光道路である「奥只見シルバーライン」及び「魚沼スカイライン」を対象に、この道路のネーミングライツ(命名権)を募集すると発表した。内容は両方とも10年以上で、「奥只見」が年間1,000万円以上、「魚沼」が年間800万円以上を希望している。まぁ道路特定財源の是非が議論されているなか、県の財政を少しでも何とかしようという策だからこれに文句をつけようと思わないが、もう少し県民が喜ぶようなネーミングにするとか考えてはどうだろう。
例えば、アメリカでは各地で“メジャー”と触れ合うことができる。各スタジアム近くの道路には往年の選手の名前が付けられているのだ。ブレーブスの本拠地ターナー・フィールド前の道路は「ハンク・アーロン・ドライブ」、ニューヨーク市内の高速道路には「ジョー・ディマジオ・ハイウエー」があり市民に親しまれている。ただこれには大きな弊害もあるのも確か。それはその名選手が後に問題を起こした場合などだ。現にカージナルスの本拠地ブッシュ・スタジアム近くの高速道路の一部には「マーク・マグワイア・ハイウェー」というのがあるが、一連の薬物疑惑から市民の間では名称撤廃運動が起こっている。
日本においてもそんな道路がないわけではない。例えば伊勢にある「野口みずき金メダルロード」は有名である。ただ他にもっとあって良いと思うのだ(調査不足のため、もし現存していたらすいません)。思いつくままに勝手に挙げさせてもらうと、千葉佐倉市に「長嶋茂雄ロード(通称チョーサンロード)」、福岡に「稲尾和久ドライブ(通称神様ドライブ)」、東京墨田区に「王貞治バイパス(通称ワンチャンバイパス)」、また野球だけでなく、大相撲でも大分県宇佐市に「双葉山道路」北海道川上郡に「大鵬ロード」、ゴルフでも横浜に「中村寅吉ロード」、スキーで国後島に「猪谷千春ロード」、柔道で神戸市に「嘉納治五郎道路」、バレーボールで「猫田勝敏ハイウェー」などあってもいいかなと思うのだが、皆さんどうでしょう?
またこれはスポーツ選手ばかりではなくてもいい。黒澤明の大井町、小津安二郎の松坂市、手塚治虫の豊中市、美空ひばりの横浜市、石原裕次郎の逗子市などは十分に考えられる。ただ以前イチローがメジャー通算262安打を記録した時、萩市で国道262号線を「イチローロード」にしようという案がでたことがあったのだが、さすがにこの地に全く縁のないイチローを名称にするのはどうかと各所から反対が出て挫折したことがある。このように有名人の名前が氾濫する可能性も十分考えられる。よって命名するには住民の3/4の賛成ぐらいのハードルが必要に思う。100年後、200年後に自慢できる市民の誇り的な著名人の道路、そんな道を僕は走り(歩き)たいと思うのだが・・・(通称「角栄道路」や「誠橋」では悲しい)。
明日から競馬界は新しい旅立ちとなる。新しい騎手や調教師が“自分”の道を歩き始める。そんな旅立ちの日の予想。まずは阪神で行われる重賞【アーリントンC】。本命は敢えて牡馬に挑戦してきた13番ポルトフィーノ。とにかく不細工な競馬ながら、強い競馬する馬である。自分の競馬ができなかったときの不安はあるが、僕はこの馬がデビューしたときGⅠ馬になると思ったほどなので、このあたりの馬に負けてもらったら困る。まぁここは1番人気だろうが、どんなレースをするか見てみたい。馬券的には他のレースが面白い。中山9R【きんせんか賞】の6番カクテルラウンジはどうだろう。前走は初芝ながら勝ち馬とは0.6差。血統的に距離延長はいいし、鞍上は新人・内田博。内田博がカクチ馬で勝つ。いい絵だと思うのだが・・・。中京12R【高山特別】は6番マルイチクエストが面白そう。元々逃げた方が、持ち味が出る馬だが、前走は逃げなくても勝ち馬と0.4差(11着だが)と健闘した。ここは人気どころが差し馬揃い。開幕の馬場なら・・・。
明日は馬券を無茶買いしないために、ゴルフに行く予定。幸い天気は良さそうだが、風が吹くとのこと。ゴルフにとって風は天敵だが、先週の競馬を観ていると競馬にも大きく影響を与えていた。ただこればかりは神頼み。どうかその風が僕の味方にしてほしいものだ。ゴルフではなく、競馬だけでいいから・・・。