根拠のない「困った時の母父SS作戦」が嵌ってしまった。
1,3着がその母父SS産駒で3連複が的中した。2着は15番人気が入って、皆さんは“よくそこまで抑えたな”と思うかもしれないが、父がSSなのだから抑えるのは必然。まぁ嵌る時というのはこういうものである。ただ正直、3頭すべて人気なさ過ぎの感はあった。そのレースを簡単に振り返る。
東京で行われた【東京新聞杯】。勝ったのは、田中勝春騎手騎乗の5番人気アブソリュート (牡5・宗像義忠厩舎)。中団追走から直線で外に持ち出されると鋭く抜け出し、15番人気キャプテンベガに1馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分36秒9。さらに2馬身差の3着には僕本命の9番人気スマイルジャックが入った。1番人気タマモサポートは6着、2番人気ローレルゲレイロは13着、3番人気サイレントプライドは15着にそれぞれ敗れた。勝ったアブソリュートだが、時計がかかったとはいえ強いレースぶりだった。とにかくマイルに強く、左回りが特にいい。まだ一線級とは少し力の差がありそうだが、今年のマイル戦線を賑わせてくれるだろう。2着キャプテンベガも時計がかかったことが味方したが、元々名牝ベガの子で底力はある。ただこの馬も一線級となると・・・。3着スマイルジャックはさすがダービー2着馬。直線前が詰まり外に出すロスがあったが、折り合いさえつけばこのくらいは走る。今後が楽しみだ。
勝ったアブソリュートは、父タニノギムレット、母は重賞2勝(’94年の【札幌3歳S】、【フェアリーS】)プライムステージ(父SS)。祖母はダイナアクトレス。伯父にステージチャンプ、いとこにスクリーンヒーロー、マルカラスカルがいる良血。’07年1月のデビューから2連勝をマーク。その後もマイル戦で勝ち星を重ね、前走の【クリスマスC】を勝ってオープン入りを果たした。今回が重賞初出走。この勝利で1600mでは4戦4勝となった。通算成績12戦6勝(重賞1勝)。
鞍上の田中勝はキングストレイルで制した’07年【京成杯AH】以来のJRA重賞制覇で通算42勝目。管理する宗像義忠調教師はバランスオブゲームで制した’07年【オールカマー】以来のJRA重賞制覇で通算13勝目となった。
では明日の予想。まずは東京の【根岸S】。ここにはお世話になった4番ヒシカツリーダーがいるが、府中初参戦。あの末脚は府中でこそという感じがするが、坂のない直線は曲者。ということで【JBCスプリント】でお世話になった2番バンブーエールを狙う。多分1200~1400mではいちばん強い。問題は59㌔と休み明けとなるが、距離的に【フェブラリーS】で勝負になる馬ではない感じではないので、ここに勝負をかけてくる事が考えられる。相手も【フェブラリーS】よりここ勝負の馬をピックアップ。1,3,4番だ。特に3番は根拠のない「1400mダートを逃げ切った馬は強い」の法則の馬だ。
京都重賞【京都牝馬S】は9番ニシノマナムスメ。前走の敗戦は不甲斐なかったが、抜け出して気を抜いたことが敗因だという。ならば2走目となるルメールが同じ間違いをするとは思えず、ここは復活を信じたい。タメさえきれば33~34秒の脚は使える馬、京都マイルは絶好の条件だ。相手は5,14,2番。
東京10R【節分S】も松岡が騎乗する4番マイネルファルケ。松岡が前走前に「こんなところで足踏みする馬ではない」といっていた馬(脚ふみしたが・・・)。今度は府中に替わり、距離もマイルでレースはしやすくなった。相手は1,7番。
それにしても相撲界はどうかしている。朝青龍のガッツポーズが問題に鳴る中、今日若麒麟の引退届けを尾車親方が提出した。正直大麻、覚せい剤使用はまだまだでそうな感じはするが、これによって事件の影が薄くなった朝青龍がいちばん喜んでいる!?