日大アメリカンフットボール選手の悪質な反則行為で負傷した関西学院大の2年生QBの奥野耕世選手が今日、大阪府吹田市の万博フィールドで行われた関西大戦で実戦復帰したらしい。第2クオーターにフィールドゴールの際、スナップを受けるホルダーで出場。試合後半にはQBとしてもプレーした。腰などに全治3週間のけがを負わされたが、復帰できて本当に良かった。多分恐怖はどこかに残っているだろうが、是非それに打ち勝って甲子園ボウル目指して頑張ってほしい。
【大相撲夏場所千秋楽】は鶴竜(32)が白鵬(33)との横綱対決を制し、14勝1敗で2場所連続5度目の優勝を飾った。場所後の大関昇進が確実な関脇栃ノ心(30)は勢(31)を寄り切り、13勝2敗で2場所ぶり2度目の制覇はならなかったが、3度目の技能賞、6度目の敢闘賞を獲得した。そんな優勝争いとは別に来場所の幕下転落が濃厚となっている元大関で十両の照ノ富士(26)が幕下天風(26)に寄り切られ、9敗(6休)で1勝も挙げられず、場所を終えた。左膝の負傷で4日目から休場していたが11日目に再出場したが、白星は遠かった。昭和以降で大関経験者が幕下に落ちた例は過去にないが、照ノ富士はまだ土俵を離れるということはなさそう。糖尿病に加え腎臓結石も患っているらしいが、是非体を治して上を目指してほしい。
女子ゴルフ。国内女子ツアー【リゾートトラスト レディス】の最終日。プレーオフへと持ち込まれたルーキー・勝みなみと岡山絵里の戦いは、1ホール目をパーとした岡山に軍配が上がった。プレーオフは18番パー4の繰り返し。ティショットをフェアウェイ右に置いた勝に対し、岡山は右のバンカーへ。2打目をピンから約8mに乗せ、バーディパットは50cm届かずも、勝が放った約3mのパーパットはカップ左をすり抜けてボギーに。岡山がウィニングパットを落ち着いて沈めてガッツポーズ。目に涙を溜めながら初優勝の喜びをかみしめた。そして3位タイに鈴木愛、上田桃子、成田美寿々、穴井詩が入った。この岡山絵里だが、2016年【大東建託・いい部屋ネットレディス】の時にすぐ勝てると思ったプレイヤーだった。スケールの大きいゴルフをする選手で楽しみにしていたのだが、ようやく初勝利。子の勝利をきっかけに是非2勝目、3勝目を目指してほしい。
国内男子ツアー【ミズノオープン】でも楽しみな選手が現れた。首位と3打差の6位タイからスタートした秋吉翔太が5バーディ・3ボギーの「70」でラウンド。トータル1アンダーで、ツアー初優勝を挙げた。ジュニア時代にひとつ年下の松山英樹、石川遼らとも戦ったことがあり、その後熊本県内のゴルフ場で有村智恵や一ノ瀬優希羅のキャディーを勤めたこともあった努力家。強雨の結果で今大会の上位4名に与えられる7月の【全英オープン】出場が決定。今月21日に行われた日本地区最終予選で確定させた【全米オープン】に続き、2試合目の海外メジャー出場を決めた秋吉。こんなチャンスは滅多にない。是非松山、小平に続いて世界を目指してほしい。
東京10Rで行われた【第85回日本ダービー】は、僕が本命に押した5番人気ワグネリアン(牡・友道康夫厩舎)がV。2015年に生まれた6955頭の頂点に立った。鞍上の福永祐一は、【ダービー】19度目の挑戦で悲願の初勝利を飾り、ウイニングランではゴーグルをしたままほおを伝う涙を拭った。タイムは2分23秒6。レースは皐月賞馬エポカドーロ(4番人気)が逃げ、ダノンプレミアム(1番人気)が3番手につける展開。直線で、エポカドーロが最内で粘る中、ワグネリアンが6~7番手からグングンと脚を伸ばしてかわし、1/2馬身差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。さらにクビ差の3着は、直線で一旦2番手に浮上していたコズミックフォース(16番人気)。2番人気ブラストワンピースは5着で、ダノンプレミアムは6着だった。
勝ったワグネリアンだが、僕の目に狂いはなかった。陣営もここを目標に完璧に仕上げてくれて、福永も前につける好騎乗。人馬共に最高のレースだった。2着エポカドーロもさすが皐月賞馬。ここまで頑張るとは・・・。間違いなく強い馬だ。3着コズミックフォースは驚いた。ここまで走るとは、展開の利だけではないだろう。参った!4着エタリオウは僕が思っていたより強い。もっと内枠なら際どい勝負になっていたかもしれない。5着ブラストワンピースはゲートの立ち遅れが痛かった。また勝負どころでポジションが悪くなり、行き場を失ったのが痛かった。6着ダノンプレミアムはやはり距離が長かったのだろう。
ワグネリアンは、父ディープインパクト、母ミスアンコール(母父キンカメ)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は金子真人ホールディングス(株)。通算成績は6戦4勝。重賞は2017年【東京スポーツ杯2歳S】に次いで2勝目。【日本ダービー】は、友道康夫調教師は15年マカヒキに次いで2勝目。福永祐一騎手は初勝利となった。
東京12Rで行われた伝統のハンデ重賞【第132回目黒記念】は、内田博幸騎乗の9番人気ウインテンダネス(牡5歳・杉山晴紀厩舎)がゴール前の接戦を制して重賞初制覇を果たした。タイムは2分29秒7。3/4馬身差の2着はノーブルマーズ(10番人気)で、さらにアタマ差の3着に僕本命のパフォーマプロミス(1番人気)が入った。
勝ったウインテンダネスだが、ここまで強くなっているとは思わなかった。まだ引っかかるところはあるが、それでも勝つのだから力はある。精神的な成長も徐々にしており、今後楽しみな馬だ。2着ノーブルマーズも馬に身が入って良い走りをするようになってきた。ただ今回はこんなに走るとは・・・。3着パフォーマプロミスは横綱相撲をみせたが、内を掬われた形。ただ力があるのはわかったし、今後も重賞で目が外せない。
ウインテンダネスは、父カンパニー、母モエレメルシー(母父マジックマイルズ)という血統。北海道新冠町・アサヒ牧場の生産馬で、馬主は(株)ウイン。通算成績は29戦6勝。重賞は初勝利。杉山晴紀調教師はJRA重賞初勝利。内田博幸は2013年ムスカテールに次いで【目黒記念】2勝目となった。
【日本ダービー】を終え、また来年のダービー馬探しが始まる。ここ3年見つけているのだが、さて来年は・・・。