人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

GOLF NEWS & 天皇賞

2013-04-28 18:36:30 | Weblog

 競馬の前にゴルフニュースを3つ。まずは男子ゴルフ【つるやオープン】。首位と2打差でスタートした松山英樹が通算18アンダーの266で優勝。日本ゴルフツアー機構が発足した1999年以降では最短となるプロ2戦目での優勝を飾った(アマチュア時代を含め、ツアー通算2勝目)。東北福祉大4年の松山は今月2日にプロ転向を表明。プロデビュー戦となった【東建ホームメイト・カップ】では10位に終わっていたが、今日は強い松山が君臨。いやぁその強さは石川遼を上回るインパクトであった。今後の日本のゴルフ界にとって明るい話題だ。

二つ目。女子ゴルフ【フジサンケイレディスクラシック】。勝ったのは首位で出た28歳の佐伯三貴。6バーディー、1ボギーの67で回って通算14アンダーの202で逃げ切り、前週の【KKT杯バンテリンレディース】に続いて優勝した。ツアー通算7勝目で、賞金1440万円を獲得。今年の賞金獲得トップに立った。尚、日本選手による2大会連続優勝は、’09年9月の諸見里しのぶ以来であった。昨年首の手術をして”もうゴルフが出来なくなる”と思ったらしいが、森田に続き、佐伯の復活は女子ゴルフ界を盛り上げるだろう。

三つ目。同じ【フジサンケイレディスクラシック】の舞台、『川奈ゴルフコースGC』の名物ホールといえば、ティグラウンドからグリーン面まで7m以上の高低差がある砲台グリーンの17番パー3。このホールで今日23年ぶりの快挙が生まれた。下川めぐみが、今年の【アクサレディス】に続き自身2度目のホールインワンを達成した。驚くべきは、この17番にかけられたホールインワン賞の賞金。今大会でかけられている元々の賞金額は100万円ながら、’85年からは未達成の時点で100万円ずつ翌年へと繰り越され、上限は800万円に設定された。’90年大会でコウ・ゲッキンが(当時のコースはファイブハンドレッド)達成して賞金600万円を獲得。そしてこの日、下川が23年ぶりに同賞を獲得し上限額800万円をゲットしたのだ。17番の1ホールだけで、単独2位(横峰さくら)を上回る賞金。ホ^-ルインワン賞において女子ツアー史上最高額とであった。尚、この下川、日本女子プロゴルフ協会の会員ナンバーは、“777番”というから、そんな運を持っているのだろう。

 

では今日の【第147回天皇賞・春】を振り返る。勝ったのは僕が初輸送を考え本命を回避した蛯名正義騎乗の2番人気フェノーメノ(牡4歳・戸田博文厩舎)。4コーナー先頭の積極策から押し切って、GI初制覇を飾った。タイムは3分14秒2。断然人気に推されたゴールドシップはいつもの手応えがなく5着に敗れた。沈んでいく同期のライバルを尻目に、自分の競馬を貫いた。狙い通りの積極策を敢行したその先に待っていた栄光のゴール。フェノーメノがついにGIのタイトルを手に入れた。
 レースはサトノシュレンが気合をつけて先頭に立ち、トウカイパラダイスが2番手へ。大外からかかり気味にムスカテールも先行策を取り、3頭が後続を離してやや速いペースの流れ。ゴールドシップはいつものように後方を追走。縦長の展開になるが道中は大きな動きもなく、2周目の3コーナーの勝負どころを迎える。ゴールドシップが仕掛けて上昇していく。しかしいつものまくり切るような勢いがない。逆に、好位を追走したフェノーメノが強気に進出して4コーナーでは早くも先頭に躍り出る。ゴールドシップはいつもの伸びがなく、前にいたトーセンラーに離される。強気に出たフェノーメノに、トーセンラーが迫るが差は詰まらず、そのままフェノーメノが栄光のゴールを駆け抜けた。1馬身1/4差の2着が3番人気トーセンラーで、2馬身差の3着が6番人気レッドカドー。
 勝ったフェノーメノだが、パドックで見ていても初コース、初輸送の影響はなく良く見えた(よってこれからの馬券も購入して3連複的中!)。古馬になって馬がしっかりしてきたのか、自分の競馬が出来るようになった。それがいちばんのこの馬の強さの秘訣だろう。この強さは本物で、これから先が楽しみになった。これで【宝塚記念】は3強でなく、4強の戦いと言っていいだろう。2着トーセンラーは本当に京都は走る。これだけ走れば他場でも走っておかしくないのだが・・・。3着レッドカドーもさすがに力がある。このあとのシンガポールが狙いかとも思ったが、秋【JC】に来ると言うので来たらまた注意が必要だろう(秋は【メルボルンC】、【JC】、香港のローテーションらしい)。4着 アドマイヤラクティは3~4コーナーでややスムーズに捌けなかった。ただ一線級相手にこれだけのレースが出来たのだから、この馬もパワーアップしている。問題の5着ゴールドシップ。正直敗因がわからない。いつもの切れがなかった。気分的な問題で、故障でなければいいが・・・。でもこれで人気が落ちれば【宝塚記念】は面白い!? 僕が本命に推した15着カポーティスターだが、ゲートを出てすぐに接触して、1~2コーナーで折り合いを欠いてしまった。距離も長かったのかもしれないが、最後は脚をなくしていた。
 勝ったフェノーメノは、父ステイゴールド、母ディラローシェ(母父Danehill)という血統。北海道平取町・追分ファームの生産で、(有)サンデーレーシングの所有馬。通算成績は11戦6勝。重賞は【青葉賞】、【セントライト記念】(’12年)、【日経賞】(’13年)に次いで4勝目。
 戸田博文調教師は【天皇賞】初勝利、蛯名は’96年・秋バブルガムフェロー、’02年春マンハッタンカフェに次いで【天皇賞】3勝目。また前日の【青葉賞】(ヒラボクディープ)に続く土日重賞連勝にもなった。そして今年の春のGⅠこれで関東馬は【桜花賞】、【皐月賞】に続いてGI3連勝となった。

  それから香港・シャティン競馬場で行われた【クイーン・エリザベスII世C】に出走したエイシンフラッシュ(牡6・藤原英昭厩舎)だが、ゴール前で猛追も惜しい3着となった。レースでは、M.デムーロ騎乗で14頭立ての13番ゲートからスタートしたエイシンフラッシュは、道中前半1000m通過が63秒台で流れるスローペースをじっくり脚を溜めての最後方を追走。3~4コーナーにかけての手応えもよく最後の直線に向いてくると、進路をインコースに切り替えて鋭く脚を伸ばして残り50mで3番手に浮上した。その後も鋭く伸びて最終的には勝ち馬でベリー騎手騎乗のミリタリーアタック(セン5、香港・J.ムーア厩舎)、2着のカリフォルニアメモリー(セン7、香港・A.クルーズ厩舎)に最後は猛然と迫って捕らえかけたところでゴールとなって、非常に惜しい3着に入った。勝ちタイムは、2分2秒14。
 エイシンフラッシュは、父King's Best、母ムーンレディ、その父Platiniという血統。昨年の【天皇賞・秋】で感動の復活優勝に導いたM.デムーロを背に、ゴール前で見せ場たっぷりの惜しい3着でゴールイン。勝利こそならなかったが、今シーズンの活躍を期待させる走りを見せた。

明日は福島競馬が行われるが、4Rクニサキゼブライカ、11Rロンドで勝負する。それから明日のゴルフの予定。下川めぐみ選手のように何か一打いいショットをしてきたいものだ。

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天皇賞ピッタリの騎手発見!

2013-04-27 22:50:08 | Weblog

「ダイアナソロンやで!」
大阪の友人から朝イチでメールが届いた。昨日のこのコラムでエアグルーヴについて書いたが、そのときエアグルーヴの母ダイナカールを【JC】でお世話になったと書いた。しかしそれは大きな間違いだった。僕がお世話になったのは冒頭で友人に訂正されたようにダイアナソロンであった。ダイナカールの戦歴をみたが、辛うじて【4歳牝馬特別】でダスケニーとの馬券を獲ったぐらいのような気がする。よってダイナカールにはあまりお世話になっていなかった。ここでお詫び申し上げます。
 今日の重賞を簡単に振りかえる。東京11Rで行われた【第20回青葉賞】。勝ったのは蛯名正義騎乗の7番人気ヒラボクディープ(牡・国枝栄厩舎)。ゴール前で差し切り重賞初制覇。タイムは2分26秒2。2着のアポロソニックとともに、【ダービー】切符を手に入れた。【ダービー】の有力候補だったカミノタサハラが戦線離脱した国枝厩舎だったが、新たなディープ産駒・ヒラボクディープが【ダービー】へと駒を進めることとなった。
 レースはアポロソニックが気合をつけてハナへ。ヘイローフォンテン、バンデが2番手を併走して、やや離れた位置にヒラボクディープがつけた。断然人気で僕が本命に推したレッドレイヴンは中団の外。淡々と流れて直線に向くと、好位からヒラボクディープが抜群の手応えを見せる。しかし、最内で粘るアポロソニックの逃げ脚も止まらない。レッドレイヴンはまったく伸びず、2番人気のラストインパクトが脚を伸ばすが、最後はヒラボクディープがアポロソニックをわずかにアタマ差かわしたところがゴール。関東馬2頭がダービー切符をつかんだ。2着からクビ差の3着がラストインパクト。レッドレイヴンは11着に敗れた。
 ヒラボクディープは、父ディープインパクト、母キャットアリ(母父Storm Cat)という新黄金血統。北海道日高町・下河辺牧場の生産で、(株)平田牧場の所有馬。通算成績は5戦3勝。重賞初勝利。国枝栄調教師は【青葉賞】初勝利。蛯名正義騎手は’04年ハイアーゲーム、’12年フェノーメノに次いで3勝目となった。

 では明日の予想。まずは【天皇賞・春】。3年前ジャガーメイルが勝ったときには90万馬券的中し、一昨年はヒルノダムール本命で的中した縁起のいいレースである。ここは8番ゴールドシップ1強の縮図だが、僕の本命候補は3頭。6番フェノーメノ、15番カポーティスター、18番ムスカテール。馬券はこの3頭に8番ゴールドシップと13番レッドカドーの5頭の馬連、馬単、3連複BOXが基本。あとはトニービンの血が入って、前々で競馬できる13番カポーティスターを中心に買う。当初はフェノーメノを本命にしようかと思ったが、初輸送がどうしても気になり、また蛯名が今日【青葉賞】勝ったのもちょっと嫌な感じがする。
 東京メイン【スイートピーS】は11番リラコサージュ。前走で芝での適正があることを証明した。同タイムのエバーブロッサムが【フローラS】で2着だったことを考えれば、ここでも十分中心視できる。問題は東京の軽い馬場だが、馬体重が少ないだけにかえっていいかもしれない。相手は1,3番。
 福島メイン【福島民友C】は13番ビウイッチアスを狙う。少々敷居が高い気もするが、【バーデンBC】の走りを見る限り、福島1200mは合いそう(テイエムオオタカに先着)。ここは人気もなさそうだし、番手から抜け出しを期待する。相手は9,16番。

 明日は主権回復の日らしい。それにちなんだ馬を探したが、駄洒落の2番サトノ”シュレン”ぐらいしかいなかった。で、馬柱を見ていたら、とんでもない名前を発見した。それはカポーティスターに乗る「高倉」。そう第80代天皇の名前なのだ。以前、天「武」天皇から武豊が【天皇賞】を得意にしていたが、それに匹敵する名前だ。高倉天皇は第80代、相手は8,10番でどうだ!。

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名牝と苦労人

2013-04-26 22:35:13 | Weblog

今週悲しいニュースが飛び込んできた。’97年の【天皇賞・秋】で17年ぶりに牝馬の天皇賞馬に輝くなど、現役時代にGI・2勝、重賞7勝を挙げたエアグルーヴが、23日の午後23時に北海道勇払郡安平町のノーザンファーム早来牧場でキングカメハメハ産駒の牡馬を出産後に、内出血のため死亡したというのだ。20歳だった。
 同馬は、中・長距離の大レースで牝馬が牡馬を打ち負かすという概念が殆どなかった時代に、牡馬を相手に互角以上の戦いを続けて大活躍し、GI2勝(【オークス】、【天皇賞・秋】)のほかにも’97年【JC】では日本馬最先着となる2着、同年の【有馬記念】では牝馬最先着となる3着となり、同年の『年度代表馬』、『最優秀4歳牝馬』に選出された。これ以外にも、’97年、’98年の【札幌記念】連覇、’98年【大阪杯】制覇など「平成の女帝」の愛称でファンを魅了した名牝であった。
 また、エアグルーヴの母であるダイナカールは’83年【オークス】を制しており、社台ファームにとって初めてのクラシック制覇を飾った名牝で、母子2代による【オークス】制覇でもあった。エアグルーヴは繁殖牝馬としてもGI・2勝馬アドマイヤグルーヴ、昨年の【香港クイーンエリザベス2世C】を制したルーラーシップなど、これまでに産駒が合計で重賞を13勝し優秀な成績を挙げている。
 そんな名牝のエアグル―ヴであるが、記憶が正しければ、僕は彼女が出走したGⅠで一度も本命にしたことがない。初めのうちは別に嫌いだったわけでない。逆に母ダイナカールには【JC】でベッドタイムと同枠に入ってくれたため、変わり身で馬券的中させてもらった恩があり、どちらかというと買いたい馬であった。しかしどういうわけか本命にしなかった。それは彼女が出走するレースにおいて、他に買いたい馬がいたからだ。そして途中からは人気になればなるほど武豊騎乗という実力より人気になりがちな傾向が手伝って無理して本命にしなかったような気がする(ペリエ、横山典のときも結局は同じだったが・・・)。そこで彼女の冥福を祈り、僕が彼女が過ごした競馬遍歴(GⅠ)を振り返ってみる。
 まずは'95年【阪神3歳牝馬S】。このレース、エアグルーヴ2着。僕はその後、華麗なるバラ一族のロゼカラーを本命にした。結果5着で惨敗。エアグルーヴは出走しなかった’96年【桜花賞】は僕が本命に推したファイトガリバーが勝つ。その勢いで'同年【オークス】もファイトガリバーを狙うが、馬連は的中したもののエアグルーヴ1着でややショック。ひと夏を越して同年【秋華賞】のとき、僕は海外出張中だったが、ファビラスラフィンからの馬券を知人に頼んでおり見事1着的中、エアグルーヴは10着だった。それから1年を経て’97年【天皇賞・秋】はエアグルーヴが見事牡馬を蹴散らし優勝を飾ったが、僕はロイヤルタッチを買い撃沈(4着)。続く【JC】でもエアグルーヴは世界の強豪相手に2着と頑張ったが、僕はずっと追いかけていたシルクジャスティスを買って敗戦(5着)となった。エアグルーヴ強し! しかし年末の【有馬記念】ではシルクジャクティスが雪辱を晴らし1着となり、エアグルーヴを3着に下した。
 年が明けて’98年【宝塚記念】。ここでも僕の本命は当然シルクジャクティス。しかしサイレントスズカの快速に手も足も出ず6着。3着のエアグルーヴにも後塵を拝した。秋になり【エリザベス女王杯】では的場均の騎乗に期待してエリモエクセルを狙ったが5着。エアグルーヴはメジロドーベルの3着だったので、ここでも後塵を拝した。その年の【JC】。僕の本命は悲しいかなシルクジャスティス。多少ピークは過ぎていたのと、使われ過ぎ(?)で8着。一方、エアグルーヴはエルコンドルパサーの2着と大いに存在感を魅せつけた。そして年末の【有馬記念】。僕は【有馬記念】2連覇を期待して再度シルクジャスティスを狙うも年間7走目では余力がなく、7着に敗れた。一方、これが引退レースになったエアグルーヴも5着と2番人気を裏切る結果となった(勝ち馬はグラスワンダー)。
 このように僕の本命馬(ほとんどシルクジャスティスだが)の対エアグルーヴの対戦成績は2勝8敗、大惨敗であった。“強い馬は人気でも素直に買わなければいけない”といことか…。エアグルーヴの冥福を祈る!

 では明日の予想。まずは東京11R【青葉賞】。本命は断然人気も15番レッドレイヴン。休み明けが課題もここでは力が上だろう。無理に調子を勘ぐるより、このメンバーならその実力を信じたい。相手は7,10番だが、レッドの力が断然ということなら、人気薄の8番が突っ込む可能性もある。
 京都メイン【下鴨S】は2番マイネジェンヌ。一筋縄ではいかないメンバーが揃ったが、休み明けの牝馬で人気がない今回が絶好の狙い目。馬場がよければ前走のようなことはなく、相手なりに走れる馬だ。相手は1,13番。
 福島メイン【飯坂温泉特別】は2番コスモイフリート。格上緒戦となるが、相手なりに走る渋とさが魅力。福島との相性もよくハンデ戦なら十分勝負になるはず。相手は4,13番。

 今日広島の広瀬が広島・マツダスタジアムでの中日4回戦で15打席連続出塁のプロ野球記録を達成した。前日まで11打席連続出塁していた広瀬は第1打席で左前打、第2打席で左中間二塁打、第3打席で右前打を放って従来の記録に並ぶと、八回の第4打席も中前打で出塁し、記録を塗り替えた。21日の巨人戦の第4打席に中前打で出塁して以降、内訳は8安打、4四球、3死球。従来の記録は、’93年に南渕時高(ロッテ)、’03年には高橋由伸(巨人)と小笠原道大(当時日本ハム、現巨人)がマークしていた。こんな苦労人の偉大なる記録達成、僕はこんなニュースが大好きである。

 

 

 
 
 
 
 
 
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樫の女王候補誕生!

2013-04-21 18:46:05 | Weblog

4月も終盤というのに今日の福島競馬は積雪の影響で開催中止となった。当初は発走時刻の繰り下げが発表され、施行する方向で調整されていたが、安全な競走の確保が難しいと判断された。その結果、WIN5も発売中止となったが、やったところで東京10R【府中S】が外れていたので、それはラッキーだったが、どうも競馬がイマイチ弾けない。
 そのいい例が愛馬ワナビーザベスト。斬れる脚があり、前走では牡馬相手に掲示板に載ったので“今日こそは・・・”と思っていたのだが、直線伸びず7着。次走の優先出走権までも逃してしまった。鞍上の石橋、管理する勢司師によると、どうも今日の馬場が合わなかったようだ。やっぱり勝負事って運が必要なんですね。残念!
 今日の重賞を振り返る。まず東京11R【第48回サンケイスポーツ賞フローラステークス】。勝ったのは、内田博幸騎乗の1番人気デニムアンドルビー(栗東・角居勝彦厩舎)。直線で力強く抜け出して快勝。タイムは2分3秒9。【桜花賞】組に負けない【オークス】候補の誕生だ。道中最後方からレースを進めたデニムアンドルビーが、外から早めに動いて全馬をねじ伏せる圧巻の内容で重賞初制覇。一枚も二枚も違う走りを見せて、【桜花賞】組に挑戦状を突きつけた。レースはタガノミューチャンがハナへ行き、かなりのスローペースになった。グッドレインボー、エクスパーシヴ、セキショウなどが好位につけ、人気のデニムアンドルビーは最後方からレースを進めた。スローを見越したデニムが3~4コーナーで仕掛けると、中団の外にいた僕の本命の戸崎騎乗2番人気エバーブロッサムも進出。4コーナーでは2頭が外から先頭をうかがう勢い。そして坂を上がってからは人気2頭が外から抜け出しての叩き合い。最後は脚いろに勝るデニムアンドルビーが、力でねじ伏せて【オークス】に名乗りを上げた。2着は3/4馬身差でエバーブロッサム。写真判定に持ち込まれた3着は、9番人気のブリュネットがテンシンランマンをおさえて確保した。この結果、デニムアンドルビー、エバーブロッサム、ブリュネットの3頭が【オークス】の出走権を手にした。
 勝ったデニムアンドルビーだが、僕が思っていたより強い馬であった。切れ味も力もあって、折り合いもつくし、ゴーサインを出せばスムースに動く。本番でも十分やれるだろう。この馬が一番人気か・・・。僕が【オークス】馬候補と思っていた2着エバーブロッサムも力をつけている。今日のところは追い負けたが、距離延びるのはいいし、本番では早く抜け出せれば・・・。惜しかった3着ブリュネット。直線進路取りで失敗したが、それでも3着に突っ込んできた。この馬も本番は面白そう。4着テンシンランマンも頑張っているが、外枠が響いた。それでもこの差なので力はある。6着スイートサルサは距離か・・・。12着イリュミナンスはどうかしたのだろうか。不可解な敗戦。仕切りなおしが必要のようだ。
 デニムアンドルビーは、父ディープインパクト、母ベネンシアドール(母父キングカメハメハ)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産で、金子真人ホールディングス(株)の所有馬。通算成績は4戦2勝。重賞初勝利。角居勝彦調教師は’05年ディアデラノビアに次いで【サンケイスポーツ賞フローラS】2勝目、内田博幸は’08年レッドアゲート、’09年ディアジーナに次いで3勝目。なお、角居勝彦調教師は前日の【福島牝馬S】のオールザットジャズに続く2日連続の重賞制覇となった。
 京都11Rで行われた【第44回マイラーズC】は、浜中俊騎手の5番人気グランプリボス(牡5歳・矢作芳人厩舎)がゴール前で差し切ってV。重賞5勝目を飾った。タイムは1分32秒6。休み明けの不安を一層して、マイルGI2勝馬の底力を見せつけた。新コンビ・浜中俊を背にしたグランプリボスがゴール前の激戦を制して重賞5勝目をマーク。【安田記念】に大きく前進した。レースはシルポートの機先を制して外からタイキパーシヴァルがハナに。シルポートは2番手に控え、オースミスパークが3番手。人気のカレンブラックヒルも前の3頭を見る位置でレースを進めた。直線でカレンブラックヒルが抜け出しを図るが、残り1ハロン付近では外からグランプリボスとサンレイレーザー、内からダノンシャークなどが迫って大激戦となった。そして最後にグイッと伸びたのがグランプリボス。1/2馬身差の2着は8番人気サンレイレーザーで、アタマ差3着が3番人気のダノンシャークが入った。結果的にはGⅠ2勝の力のモノが違ったということだろう。たぶん、目標は先で100%の仕上がりではないだろう。そう考えると、頭ひとつ実力が抜けているといってもいいだろう。そのくらい僕にとっては今日の勝利、インパクトがあった。いやぁ参りました! 2着サンレイレーザーは力つけていますね。最後は勝ち馬と同じ脚色になってしまったが、今後楽しみな一頭だ。3着ダノンシャークもマイルは良く走る。休み明けだったし、本番に向けていいレースだったといえるだろう。4着カレンブラックヒルは、最後は58㌔が応えたか。展開も厳しかった割には頑張っている。次はさらに良くなるだろうが、グランプリボスには勝てるかどうかは疑問。5着フィフスペトルは良馬場なら本番穴馬としては面白そう。そんな脚色だった。
 グランプリボスは、父サクラバクシンオー、母ロージーミスト(母父SS)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産で、(株)グランプリの所有馬。通算成績は20戦6勝。重賞は【京王杯2歳S】、【朝日杯フューチュリティS】(’10年)、【NHKマイルC】(’11年)、【スワンS】(’12年)に次いで5勝目。矢作芳人調教師は’09年スーパーホーネットに続く【マイラーズC】2勝目、浜中俊は当レース初勝利となった。

 来週は【天皇賞・春】が行われる。まぁゴールドシップ1強と言っていいが、僕がゴールドシップの相手にはカポーティスター、ノーステア、ムスカテール、フェノーメノを考えているが、レッドカトーの参戦も興味深い。一週間よーく考えよう!

 

 

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府中に愛馬が・・・

2013-04-20 21:58:21 | Weblog

僕はサッカーがそれほど詳しくないので、J1大宮にあまり強いイメージがない。そして所属選手も監督も良く知らない。多分ジャパンにも選手がいないような気がする(あくまでも確証はない)が、その大宮がなんと2009年に鹿島がマークした17試合連続無敗のJ1記録を塗り替えた。それも因縁の浦和との「さいたまダービー」での達成。見事としか言いようがない。
 この不敗記録、実は昨年9月の同じ浦和戦(埼玉)から始まった。そして新記録達成も浦和戦、前半終了間際、ズラタンのゴールで先制。後半も浦和に決定的なチャンスすら作らせない堅い守りで逃げ切った。これで大宮は5勝2分けで勝ち点17として2位に浮上。浦和は今季初黒星を喫し、5勝1敗1分けの同16で3位に後退した。大宮の快進撃は一体いつまで続くのだろうか。次は4/26柏戦だ。

では明日の予想。まずは東京メイン【フローラS】。本命候補は3頭3番イリュミナンス、10番エバーブロッサム、12番デニムアンドルビー。イリュミナンスは多分マイルより距離が延びるのがいいと思うが、それでもここ2戦はパンチ力不足を感じる。逆に初戦の走りを見て相当の力を感じたのが、デニムアンドルビー。ひょっとしたらこの馬にあっさりやられるかもしれないが、実はこの2頭、福永の元々の持ち馬。それが福永が乗らないのはここを回避したラストグルーヴに乗る予定だったためだ。福永の中ではラストグルーヴの方が上だったのだろう。その点が気になる。で、僕が本命にするのが、10番エバーブロッサム。未勝利勝ち時点で【オークス】候補と思った馬で、前走もお世話になった。鞍上は今日絶好調の戸崎。そろそろ重賞制覇してもいい頃だ。相手は前述の2頭。
 京都メイン【マイラーズS】は7番ファイナルフォーム。休み明けとなるが、1400mの【阪神C】でも見せ場十分だった。鞍上は普通の騎手の3割り増しMデムーロだし、マイルはしっかり走る。ここは人気になる前に勝負したい。相手は9,17番だが、再度デムーロ兄弟のワンツーもあると考えられ、12番も・・・。
 福島メイン【福島中央TV杯】は順調なら7番アポロフィオリーナだろうが、19ヶ月ぶりはあまりにも割引き。よって11番ロンドを狙う。問題は展開だが、待つ脚はしっかりしているし、500万勝ちはこの福島で、鞍上もそのときと同じ嶋田。しっかり結果を出してほしい。相手は6,16番。

 明日中山で勝ちきれなかった愛馬ワナビーザベストが府中4Rに登場する。牝馬限定戦だし、そろそろ勝ちあがってほしいところだが、残念ながら用事があって応援には行けない。意外とこんな時に勝ち上がってしまうのかもしれない。まぁ負けても5着までにきて次走の優先出走権だけは確保してほしい。

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野球改革

2013-04-19 22:28:03 | Weblog

 中日の前監督の落合博満氏が面白い球界再編について講演したらしい。時は4月8日で、都内で開かれた「日本スポーツ学会大賞」の受賞記念講演会。タイトルは「オレ流野球人生」。
 現在、12球団の代表らが集まる実行委員会で、交流戦を現行の24試合から18試合へ減らす案が継続審議されている。これはまたしてもセ・リーグ側からの提案らしい。内容は交流戦が終わって1カ月もすれば、オールスター戦がある。交流戦でセ・パの対決に新鮮味がなくなり、オールスターのファン投票数が右肩下がり。そこで交流戦の数を減らそうということらしい。現状の24試合では別リーグの6球団と4試合ずつ(ホーム2、ビジター2)。それを6球団と3試合ずつ。ホームとビジターについては1年ごと交互に実施するというもの。ただこれには大きな問題がある。交流戦は優勝チームを決めるため、ホーム、ビジターの不公平さは大きく優勝に左右する。
 そこで落合氏が提案したのが、突拍子もない発想。それはセ・リーグとパ・リーグを無くそうというものだ。案では12球団を予備抽選、本抽選によって三つのリーグに振り分け、12球団総当たりで12回戦を戦う。これでレギュラーシーズンは132試合に。13回戦にすれば現状より1試合だけ少ない143試合だ。13回戦だとホーム、ビジターの問題が出てくるが、前年の成績上位チームが優先すればいい。それよりも画期的なのが予備抽選、本抽選で三つのリーグに振り分けることだ。これは正直面白いと思う。抽選によっての運不運があり、常に対戦に新鮮味がある。日本シリーズについての情報は僕には入っていないが、優勝チーム3チームと勝率の高かった1チームが争えばいいと思う。プロ野球はナベツネ氏を筆頭にいつもセ・リーグ重視に進んできた。今年のように巨人独走になると、セ・リーグのペナントレースはもう観る気が起きない。人気低迷のプロ野球、なんか実験的にやるのは良いことだと僕は思うのだが・・・。

 では明日の予想。まずは【福島牝馬S】。本命は14番アロマティコ。形的には昇級緒戦になるが、昨年の【秋華賞】では3着。それもジェンティルドンナと同タイムの上がりを記録しての0.2差なら、ここでも十分に勝負になる。佐藤哲ちゃんがじっくり育て上げた馬で福永が10競馬場重賞制覇を飾る。相手は6,10番。
 府中メイン【メトロポリタンS】は11番ノーステア。12番カフナとどちらを本命に使用か迷ったが、カフナはもう少し距離が短い方がいいと思っているので、11番を本命にした。昨年の3着馬だが、そのときの1,2着馬は後の重賞勝ち馬。ただそのときはスローに嵌った感があったので、決して力負けではない。得意の府中で【天皇賞・春】より身を取りきた陣営の意気込みを信じたい。相手は12,1番。
 京都メイン【錦S】は9番タマラマでなんとかならないだろうか。前走はインでゴチャつき前が壁になったのすべて。前走のそのときが4番人気。今回は一気に人気が落ちそうだし、鞍上も豊。人気では買いたくない騎手だが、人気薄でのびのび乗せれば一発があってもおかしくない。相手は4,8番。

 先週の喘息気味の体調がようやく復活。今週は惨敗はないだろうと思っているのだが・・・。

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藤浪、萩野、入江、今井、ウッズ、そして【皐月賞】

2013-04-14 18:59:34 | Weblog

 早くも阪神のドラフト1位ルーキー、藤浪が甲子園でプロ初勝利を挙げた。初回を3者凡退に打ち取ると、二回2死から中村に左前打で初安打を許した。しかし、続く荒波を三邪飛に斬り、五回2死一、二塁のピンチも石川を左飛に抑えた。結果的には6回を95球、5安打4奪三振、1四球無失点。藤浪のあとは、七回は安藤、八回は福原、九回は久保が締めた。尚、藤浪は大阪桐蔭高時代から甲子園で10勝無敗だ。
 このところずっと書いている競泳の【日本選手権】だが、遂に萩野公介の連勝がストップした。萩野にストップをかけたのは、ロンドン五輪銀メダリストの入江陵介。男子200m背泳ぎで萩野と一騎打ちになったが、終始貫禄の泳ぎを見せて萩野を抑えた。萩野は前日までの89回を数える大会で史上初の5冠に輝いた疲れが残っていたのかもしれないが、間違いなくこの大会の主役であった。
 そんな主役の影で、今日新しいシンデレラ候補が見つけた。その娘は女子200m平泳ぎ3位になった今井月(イマイ・ルナ)ちゃん。なんと彼女、岐阜西中学の1年生。そう1ヶ月前までは小学生だったのである。予選では堂々1位で通過したが、決勝ではさすがに実力者・金藤理絵、ロンドン五輪メダリストの鈴木聡美の後塵を拝した。しかし身長153cmの小さい体で必至に泳ぐ姿は感動モノであった。是非皆さん、今後彼女に注目してください!

 では今日の競馬を振り返る。中山メインで行われた【第73回皐月賞】。勝ったのは、M・デムーロ騎乗の1番人気ロゴタイプ(牡・田中剛厩舎)。直線で差し切って快勝。勝ちタイムの1分58秒0はコースレコードだった。レースはコパノリチャードの逃げでスタート。クリノヒマラヤオーがやや競りかけ、よどみのない速い流れとなる。コディーノやエピファネイア、ロゴタイプなどはいずれも中団につけたが、外めにいたコディーノとエピファネイアは多少、かかっている。これに対してロゴタイプは最内でピタリと折り合っていた。直線は、早めに外に持ち出したコディーノ、エピファネイアに対して、ひと呼吸おいてからその外に持ち出したロゴタイプ、さらに大外からカミノタサハラも加わって人気4頭の争いに。最後は道中でロスなく運んだ強みを生かして、ロゴタイプが力強くライバルたちをねじ伏せ、重賞3連勝でのGI2勝目を勝ち取った。1/2馬身差の2着が2番人気のエピファネイアで、1馬身1/4差の3着が3番人気のコディーノが入った。
 勝ったロゴタイプは僕が思ったより強い馬であった。折り合いも問題ないし、馬が競馬を知っている。ただ【ダービー】となると、父がローエングリンだけに距離の不安が少しありそう。2着エピファネイアは少し折り合いを欠いたのが痛かった。もう少し落ち着きが出て大人になれば、【ダービー】でも・・・。3着コディーノもかかってしまったのが痛かった。それでもよく頑張っている。横山典は【ダービー】も問題ないと言っているが、僕はやはり距離が少しながいきがしている。4着カミノタサハラはいかにも府中、それも【ダービー】がピッタリの走りだった。今日は時計が少し早すぎた。
5着タマモベストプレイの不安から人気がなかったが、きっちり力だけ走る馬だ。この馬、斬れる脚があまりないので、兄弟馬と違って距離はもつのかもしれない。なんか今日の走りを見ていてそう思った。
 ロゴタイプは、父ローエングリン、母ステレオタイプ(母父SS)という血統。北海道千歳市・社台ファームの生産で、吉田照哉氏の所有馬。通算成績は8戦5勝。重賞はGⅠ【朝日杯FS(’12年)、GII【フジテレビ賞スプリングS】(’13年)に次いで3勝目。ローエングリン産駒は重賞3勝目はすべてロゴタイプ。田中剛調教師は【皐月賞】初勝利。M・デムーロは’03年ネオユニヴァース、’04年ダイワメジャーに次いで3勝目。田中調教師はJRA重賞9勝目、今年2勝目。GⅠは【中山大障害】【中山グランドジャンプ】【朝日FS】に続く4勝目。M・デムーロはJRA重賞28勝目、今年初勝利。GⅠは昨年の【朝日FS】以来通算9勝目となった。

 米国男子メジャー「マスターズ」ウッズ失格騒ぎが起きている。問題となったのは2日目の15番パー5。3打目がピンに跳ね返って池に落ちたウッズは、ドロップポイントを3つの地点から選択することができた。1つはローカルルールで定められたドロップエリア。2つ目は池にボールが落ちた地点から後方線上。そして、3つ目は元の位置から打ち直し。ウッズはローカルルールのドロップエリアはライが悪かったため、元の位置からの打ち直しを選択した。ところが、元の位置からのはずがウッズはそこから約2ヤード左後方の地点にドロップ。ボールが落ちた地点から後方線上のチョイスであれば、後方に下がってドロップもできたが今回のケースでは行ってはいけない措置だった。しかし、それに気がついていないウッズは打ち直しの5打目をベタピンにつけてボギーにおさめ、トータル2アンダーで2日目をホールアウトした。
 テレビ視聴者からの指摘を受けていたマスターズ委員会はこの日の朝にウッズを呼び出し協議。誤所からのプレーであれば、スコアカード提出後のため過少申告で失格の可能性が強かったが、委員会の裁定は誤所からのプレーによる2罰打を付加して、1アンダー19位タイから3日目をスタートさせた。ゴルフ規則33-7(正当な措置と判断したときは、例外的な事例に限って、個々に、競技失格の罰を免除したり修正することができる)により失格とはしないこととした。しかし、本来は失格ではないかという声は関係者、選手らからも根強く起きているというのだ。ESPNも「タイガーに有利な新しいルールが出来た」などと批判した。

 そんな中、ウッズはこの日、2アンダーで回り、トータル3アンダーの7位タイで最終日を迎えることとなった。今大会の大本命に降りかかった思わぬトラブル、ウッズはどんなプレーでその声をシャットアウトするのだろうか。

 

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時事馬券は・・・

2013-04-13 21:23:24 | Weblog

 昨日も書いたが、【第89回日本選手権水泳競技大会】萩野公介が今日も400m自由形、200m個人メドレーを制し、遂に5冠を達成した。それも今日2種目目の200m個人メドレーではそれまでの日本記録を1秒5上回る驚異的な記録であった。明日は200m背泳ぎで入江陵介に挑み、6冠を目指す。いやぁ凄い選手が現れたものだ。
 
 今日の重賞を簡単に振りかえる。まずはGⅠ【第15回中山グランドジャンプ】。勝ったのはアイルランドからやってきたルビー・ウォルシュ騎乗の8番人気ブラックステアマウンテン(セン8歳、ウィリアム・マリンズ厩舎)。終盤に脚を伸ばして差し切り勝ち。タイムは4分50秒5。いやぁ驚いた。ジャンプの本場ヨーロッパから、初めて日本のジャンプ界を制圧する馬が登場した。前哨戦の【ペガサスJS】では大敗したブラックステアマウンテンが、文字通り叩き一変。強靱なスタミナを生かして、見事に【中山グランドジャンプ】を制した。レースはスタートで大きく出遅れたゴールデンガッツが最初の障害で落馬し、カピターノも最初の障害を飛越したあとに故障で競走を中止する波乱の幕開け。ハナにたったのはシゲルジュウヤクでマイペースに持ち込む。残った14頭は大竹柵、大生け垣も無事に飛越。勝負どころの2大障害をクリアすると、ブラックステアマウンテンがじわじわと進出を始める。最終障害を飛越する時には前を射程圏にとらえ、ウォルシュが満を持して仕掛けると、きっちりと反応。粘るシゲルジュウヤクをかわし、猛追するリキアイクロフネを封じ込めて、歓喜のゴールに飛び込んだ。1/2馬身差の2着が2番人気のリキアイクロフネ、1馬身1/4差の3着が3番人気のシゲルジュウヤクだった。欧州馬が【中山グランドジャンプ】を制したのは初めて。第2回にフランスのボカボカが2着に好走したのが最高成績だった。尚、外国馬の制覇は’07年のカラジ以来、6年ぶり5度目(のべ3頭目)。
  いやぁ強いレースぶりであった。馬場が合ったと騎手が言ったが、さすがヨーロッパのGⅠである。どんなに前走が悪くても注意しなくてはならないとつくづく感じた。参りました!2着リキアイクロフネは良く走った。初めての大障害だったが、これだけ走れば立派だろう。今後に期待したい。3着シゲルジュウヤクの渋とさにも驚いた。最後の一瞬差し返す格好を見せたし、この馬も今後楽しみだ。
 勝ったブラックステアマウンテンは、父Imperial Ballet、母Six Hills(母父Sabrehill)という血統のアイルランド産馬で、スザンナ・リッチー氏の所有馬。通算成績は30戦11勝(うち障害26戦8勝)。重賞はGI【イヴニングヘラルドチャンピオンノヴィスハードル】(‘10年)、GI【レーシングポストノヴィスチェイス】(’11年)に次いで3勝目。W・マリンズ調教師、R・ウォルシュ騎手ともに【中山グランドジャンプ】初勝利。
 阪神メイン【第18回アンタレスS】は、岩田康誠騎乗の1番人気ホッコータルマエ(牡4歳・西浦勝一厩舎)がニホンピロアワーズとのマッチレースを制して重賞3連勝を達成した。タイムは1分49秒7。手に汗握るマッチレースを制したのは、勢いに勝る4歳馬だった。GI馬を真っ向勝負で打ち破ったホッコータルマエが堂々の重賞3連勝を成し遂げた。レースはナリタシルクロードの逃げでスタート。ニホンピロアワーズはやや行きたがる仕草を見せながら2番手を追走する。ホッコータルマエは5番手から。4角では早くもニホンピロアワーズが押さえ切れない手応えで2番手から先頭をうかがうが、その外にホッコータルマエも押し上げ、2頭が抜け出す。後続は離されて、人気2頭による叩き合い。激しい競り合いが続いたが、先に抜け出したホッコータルマエが内で食い下がるニホンピロアワーズを3/4馬身押さえて重賞3連勝を決めた。2馬身1/2離れた3着は3番人気のハートビートソングが入った。勝ったホッコータルマエだが、立派な横綱相撲だった。斤量や順調さを差し引いても立派な勝ち方。今後もっと強くなりそう。ローマンレジェントのライバルにもなりえる。2着ニホンピロアワーズも休み明けながらいい競馬だった。最後は斤量も堪えたようだが、次に繋がる競馬は出来たと言えるだろう。3着ハートビートソングもよく走っている。ただ今日のところは強い馬が2頭いたということだろう
 ホッコータルマエは、父キングカメハメハ、母マダムチェロキー(母父Cherokee Run)という血統。北海道浦河町・市川ファームの生産で、矢部幸一氏の所有馬。通算成績は16戦7勝。重賞は【レパードS】(’12年)、交流【佐賀記念】、【名古屋大賞典】(’13年)に次いで4勝目。西浦勝一調教師は【アンタレスS】初勝利。岩田康誠は’07年ワイルドワンダーに次いで2勝目。

 では明日の予想。今日当たったのは体調が悪いときに競馬は勝てないといういつもジレンマだけだった。体調はウォーキング&ジョギングもサウナも行けないほど咳が止まらず苦しいのだが、駄目もとで予想する。
 まずはGⅠ【皐月賞】。僕が本命として考えていたのは3頭。1番メイケイベガスター、2番インパラトール、14番エピファイア。まずメイケイは【共同通信杯】勝ちで賞金は足りていての【若葉賞】1番人気でかかって惨敗。これで人気落ちは美味しく、1枠なら前に馬を置いてかかることもないと思って・・・。2番インパラトールは【桜花賞】と同じ新黄金配当(ディープ×ストームキャット)で、鞍上も同じなら面白いと思って・・・。そしてエピファネイアは元々今年のクラシック候補馬NO.1と思っている馬で、前走もあれだけかかって0.1差なら・・・。
で、僕の本命はやっぱり初志貫徹で14番エピファネイア。鞍上が福永に戻り、普通に走ればまず馬券圏内ははずさない。相手は前の2頭も抑えるが、メイケイは展開頼り、インパラは本当は【NHKマイル】の方がいいと思っているので、7,12番が本線も気持ち的には同枠15番と【スプリングS】最速上がりの16番が面白そう。
 阪神メイン【淀屋橋S】は昇級緒戦になるが、11番テイエムタイホー。どんな競馬でも出来る万能型の馬で、地力もUP。人気馬に直線一気型が多く、前で競馬すれば一発がある。相手は2,6番。
 福島メイン【奥の細道特別】は9番ブライトボーイ。多少距離に不安はあるが、石橋騎乗でスタートがまともになった。常識にかかってきた馬に福島得意の吉田隼騎乗。多少人気になっても買わない手はない。相手は2,6番。

 今週は北朝鮮のミサイル騒ぎで世界中がバタバタしたが、結局は気まぐれな金さんのお遊びか・・・。ということで、“王様のお遊び”馬券として17番“クラウン”レガーロ、“カミノ”タサハラから5番タマモベスト“プレイ”、16番フェイム“ゲーム”の馬券を抑えいておこう。

 

 

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萩野に注目!

2013-04-12 22:00:57 | Weblog

 安田君夫妻や松丘君と赤プル、インジョン・ゆうぞう夫妻がでている「芸人の妻たち」という書籍を今読んでいる。具体的な感想は読み終わってからするが、芸人の妻になる人たちは立ちかに気になる人種だ。
 それからジョージア州にあるオーガスタナショナルGCを舞台に今季メジャー初戦『マスターズ』がついに開幕した。5回目のマスターズとなった石川遼は、5バーディ2ボギー1ダブルボギーの“71”をマーク。フィル・ミケルソン(米国)らと並び23位タイと好スタートを切っている。対照的に、2度目のマスターズとなった藤田寛之は1バーディ3ボギー1ダブルボギー1トリプルボギーの“79”と苦しい内容で87位タイと大きく出遅れ、日本勢は明暗がはっきりと分かれた形となった。首位に立ったのは初日6アンダー“66”をマークしたマーク・リーシュマン(オーストラリア)とセルヒオ・ガルシア(スペイン)の二人。1打差の単独3位にダスティン・ジョンソン(米国)がつけている。優勝候補の最右翼と目されるタイガー・ウッズ(米国)は3バーディ1ボギーの“70”で回り13位タイと好位置で初日を終えている。
 今日の初日を観ていてやはりタイガーは強そう。楽に2アンダー出回っていた。ただタイガーが優勝したら面白くないので、5アンダーダスティ・ジョンソン、53歳で4アンダーのフレッド・カプルス、3アンダーのザック・ジョンソン、ジム・フューリック、2アンダーのブラッド・ステネガー辺りに頑張ってもらいたい。石川遼君? 勿論応援はしているし、予選は通るかもしれないが、あのティーショットでは上位は争いは難しそう。藤田はあと一日愉しんでほしい。

 明日の予想。今週は風邪なのか、毎晩咳に悩まされている。よってほとんど寝不足状態で疲れが溜まっている。こんな状態なら、競馬なんかやらなければいいのだろうが、それができればこんなにJRAに寄付をしていない。そう明日も寄付しよう!
 寄付レース第一弾。中山メイン【中山GJ】。ほぼ3番バアゼルリバー、9番リキアイクロフネで決まりそうだが、中山ならひょっとしたらひょっとしそうな1番トーセンオーパスを狙う。この一戦を目標に平地をひと叩き。大障害も経験があるし、鞍上もオープンガーデンで好走実績のある江田勇。ここは波乱を期待したい。相手は当然前述の2頭。
 阪神11R【アンタレスS】は再度14番ジョバンニを狙う。前走は輸送が駄目だったのか、敗因がイマイチわからない。ならば再度関西圏の競馬で狙ってみても面白いはず。相手は8,10番。実際この2頭の一騎打ちかも・・・。
 福島メイン【ラジオ福島賞】は7番ミラゴロッサ。今回が昇級緒戦となるが、前走の差し返す根性は相手なりに走ると見たここは52kgの軽ハンデだし、狙う価値はある。相手は11,4番。

 現在行われている第89回日本選手権水泳競技大会競泳競技は萩野旋風は巻き起こっている。昨日400m個人メドレーで日本新を出した萩野公介が今日は100m背泳ぎで入江を、200自由形では松田の両メダリストを破って3冠を達成している。萩野はまだあと3種目エントリーしていて6冠をめざしているのだが、海外で言うフェルプスやイアン・ソープの日本版となりそう。あまり世の中は騒いでないが、是非注目したい!


 

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桜花賞回顧

2013-04-07 18:53:15 | Weblog

 春の嵐に散った桜の花のように見事に散り去った僕の【桜花賞】。5頭の本命候補の中にいたんだけどねぇ、アユサン。まぁ毎度のことだが、僕の見る目がなかったということだろう。

そのクラシック第1弾【第73回桜花賞】を振り返る。勝ったのは前述したようにC・デムーロ騎乗の7番人気アユサン(美浦・手塚貴久厩舎)。兄M・デムーロ騎乗のレッドオーヴァルとの叩き合いを制して優勝。重賞初制覇をGIの大舞台で飾った。タイムは1分35秒0。注目された武兄弟ではなく、結末はデムーロ兄弟のワンツー。しかも、勝ったのは注目度の低かった弟のC・デムーロが騎乗したアユサンだった。前日に急遽決まった乗り替わりで、千載一遇のチャンスをモノにした20歳の若きイタリアンが日本でのGI初制覇を果たした。 レースはサマリーズが先手を奪い、クラウンロゼ、ウインプリメーラが直後につけるが、二の脚がついたクロフネサプライズが2番手まで押し上げる。4角ではクロフネサプライズが先頭へ。そのまま押し切るかに見えたが、坂を上がると、中団からアユサン、後方からレッドオーヴァルがかわして2頭が叩き合う。火の出るような兄弟のバトルは、弟に軍配が上がった。クビ差2着が2番人気レッドオーヴァルで、2馬身1/2差の3着は14番人気の伏兵プリンセスジャック。1番人気で4着のクロフネサプライズまでが【オークス】の優先出走権を手にした。
 1着のアユサンだが、きちんと馬体を絞っていた。それにこれまで阪神マイルを2戦使って競馬が上手くなり、逞しくなっていた。正直、右回りより左回りの方がいい馬で 【オークス】の方が良さそう。距離もディープ産駒×StormCatだから問題ないだろう。2着レッドオーヴァルも負けて尚強しの競馬。馬場も向いていたが、外々回って最後はいっぱいになった。本番も有力な一頭だが、やや距離は長そうな気がする。驚いたのは3着プリンセスジャック。鞍上は今日の馬場が合っていたと言っていたが、【阪神JF】ではアユサンに先着していたのだから、人気が落ちすぎていたといえるだろう。4着クロフネサンプライズは少しかかり気味にみえた。ただこの馬の競馬はやったといえる。今日は馬場と目標になった分の敗戦と言えるだろう。まぁスムーズに走っていても今日の場合は3着が精一杯だったと思うが・・・。僕が本命に迷っていた5着、2歳女王ロープティサージュは4角のゴチャつきが痛かった。しかしクロフネ同様上位2頭には届かなかっただろう。僕が本命に推したメイショウマンボは10着。直線でパッタリ止まってしまった。原因はわからない。3歳牝馬特有の気分的なものか・・・。
 ユサンは、父ディープインパクト、母バイザキャット(父Storm Cat)いう血統。北海道・下河辺牧場の生産で星野壽市氏の所有馬。通算成績は5戦2勝。重賞初勝利。ディープ産駒はデビュー初年度から【桜花賞】3連続のV。JRA重賞は通算33勝目、GⅠは昨年の【JC】のジェンティルドンナ以来通算9勝目となった。手塚貴久調教師、C・デムーロともに【桜花賞】初勝利。手塚師はJRA重賞11勝目、GⅠは’11年【朝日JF】のアルフレード以来2勝目となった。外国人騎手による【桜花賞】制覇は初めて。また、1勝馬による【桜花賞】Vは、’95年ワンダーパヒューム以来、史上8目の快挙。

 先週から始まったNHK朝の連ドラ『あまちゃん』。宮藤官九郎脚本で能年玲奈主演。小泉今日子、宮本信子、杉本哲太、美保純、渡辺えり、木野花、片桐はいりらが脇を固める。先週観たが宮藤作品らしく面白くなりそう。そして驚いたときに使う「じぇい」と言う言葉、年末の流行語大賞になりそうな気がする。皆さん、ちょっと観て下さい!

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