人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

強すぎ~!イクイノックス

2023-11-26 18:53:48 | Weblog

《大相撲九州場所》千秋楽。大関・霧島が春場所以来、2度目の優勝を飾った。1差で追っていた平幕の熱海富士が琴ノ若に敗れて決まると、結びの一番で大関・貴景勝に突き落としで勝ち、13勝2敗とした。前回の優勝は霧馬山のしこ名で優勝しており「霧島」が優勝力士となるのは、師匠の陸奥親方(元大関霧島)が名乗って大関として優勝した1991年《初場所》以来、32年ぶりとなった。霧島は新大関として臨んだ今年の《名古屋場所》は、右肋骨を痛めた影響で途中休場したことが響いて負け越し。《秋場所》で9勝してかど番を脱出すると、十分な稽古を積んだ今場所は鋭い出足を武器に白星を重ね、14日目の熱海富士との2敗対決で完勝し、単独トップで千秋楽を迎えていた。師匠の陸奥親方は4月に定年を迎える。《初場所》後に横綱昇進を果たせば、師弟で最後となる春場所を新横綱で迎えることになる。三賞は3度目の返り入幕の平幕・一山本が、千秋楽の一番で11勝目を挙げれば、という条件付きで初の三賞となる敢闘賞獲得が決まった。千秋楽まで優勝争いしている平幕熱海富士は2度目の敢闘賞が決定。関脇琴ノ若は、熱海富士に勝利し、5度目の敢闘賞を受賞した。尚、殊勲賞、技能賞が該当者なしとなった。

 女子駅伝日本一を決める《クイーンズ駅伝》が今日行われ、積水化学が2年ぶり2度目の優勝に輝いた。2区で山本有真(23)が区間賞の走りをみせると、エース区間3区で《世界陸上ブダペスト》マラソン代表の佐藤早也(29)が激しい首位争いを制し、トップで襷をつないだ。後半は5区の新谷仁美(35)らが逃げ切り、2021年の初優勝に続く2度目の栄冠を手にした。上位8チームまでに与えられる来年のシード権争いは5区、10位でタスキを繋いだ《東京五輪》マラソン代表だった天満屋の前田穂南(27)が1.2㎞付近で2人抜きで8位へ、9位のルートインホテルズとの差を1分2秒つけてアンカーに託した。アンカーの大東優奈(25)が順位を1つあげて7位に入り、4年ぶりのシード権を手にした。《プリンセス駅伝》で優勝し、この大会に出場した岩谷産業は8位に入り、チーム初となるシード権獲得となった。積水化学は強かった。ただ積水だけでなく、いま日本の長距離トップランナーの競演は見応えあった。天晴れ!
〈クイーンズ駅伝2023 シード権獲得チーム〉…優勝:積水化学、2位:JP日本郵政グループ、3位:パナソニック、4位:資生堂、5位:ダイハツ、6位:第一生命グループ、7位:天満屋、8位:岩谷産業

 ゴルフの話題。国内女子メジャー《JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ》最終日。プロ4年目の山下美夢有がツアー最終戦を連覇して2年連続の年間女王を決めた。メルセデスランキング1位で最終日は首位スタートし、「70」をマーク、通算10アンダー。逃げ切りで今季5勝目、通算11勝目を挙げた。2年連続の年間女王は2015、16年のイ・ボミ(韓国)以来8人目、最終戦2連覇は07、08年の古閑美保以来4人目。また2年連続年間5勝は1988年ツアー制施行後では不動裕理、宮里藍、イ・ボミに続く4人目となった。3位から出て、一時は単独首位に立った高橋彩華は「70」で通算7アンダー2位。逆転の女王獲得へ、山下と6打差7位から出た申ジエ(韓国)は13番のイーグルなどで追い上げたが「69」で5アンダー4位に終わった。申同様に本大会で年間女王獲得の可能性があった岩井明愛は4オーバー24位に終わった。山下はやっぱり強かった。勝負どころで逃げないゴルフが素晴らしい。お見事でした!
 国内男子ツアー《カシオワールドオープン》最終日。優勝したのは5バーディ、1ボギーの「68」で回り、通算14アンダーとなった27歳の鍋谷太一。首位タイで迎えた18番のバーディフィニッシュで決着をつけ、ツアー初優勝を飾った。通算13アンダーの2位に米澤蓮とソン・ヨンハン(韓国)。賞金ランキング1位の中島啓太は9位からスタートし、1イーグル4バーディ、2ボギーの「68」でプレー。通算12アンダーの4位で終えてランク2位以下の選手に次週最終戦の優勝賞金4000万円を超える差をつけ、プロ2年目での賞金タイトルを確定させた。23歳での賞金王は、18歳の石川遼(2009年)、21歳の松山英樹(2013年)に次ぐツアー史上3番目の若さとなる。約4033万円差でランク2位の金谷は首位から「72」と伸ばせず、通算10アンダーの7位に終わった。鍋谷&中島天晴れ!
 欧州男子ツアー《フォーティネット オーストラリアPGA選手権》最終日。3打差2位から出た星野陸也が5バーディ、2ボギーの「68」でプレー。通算17アンダーで6月《BMWインターナショナルオープン》3位を超える自己最高2位で欧州ツアー新シーズン開幕戦を終えた。女子メジャー2勝のミンジー・リーを姉に持つ地元オーストラリアのミンウ・リーは首位から出て「68」でプレー。通算20アンダーで2021年《スコットランドオープン》以来となる3勝目をあげた。久常涼が4バーディ、2ボギーの「69」でプレーし、通算10アンダー13位。比嘉一貴は「73」とスコアを落として通算3アンダー47位で大会を終えた。星野は正直、優勝しなければもっとスコアを落とすのでは…と思っていたが、良く踏ん張った。開幕戦で2位スタートは上出来で、是非久常に続く優勝を飾ってほしい。
 国内シニアツアー《いわさき白露シニアゴルフトーナメント》最終日で、1打差首位から出た宮本勝昌が5バーディ、1ダブルボギーの「69」でプレー。通算9アンダーで逃げ切って10月《福岡シニアオープン》に続く今季3勝目をあげた。この結果、優勝賞金1200万円を獲得してシニア参戦2年目で初の賞金タイトルを手にした。通算8アンダーの2位に鈴木亨。通算6アンダーの3位に寺西昭と横田真一が並んだ。賞金ランク2位のP・マークセン(タイ)は「67」で回り、前年大会覇者の渡部光洋らとともに通算5アンダー5位で終えた。宮本天晴れ!
 競馬を振り返る。東京12Rで行われた【第43回ジャパンカップ】は、C・ルメール騎乗の1番人気イクイノックス(牡4歳・木村哲也厩舎)が3番手追走から直線で楽に抜け出すと後続を寄せ付けず圧勝。テイエムオペラオー、ロードカナロアに並ぶ歴代最多のGI6連勝(海外レース含む)を果たした。また、1着賞金5億円を獲得しJRA以外の競走も含めた総獲得賞金(本賞金+付加賞)で20億円の大台を突破、アーモンドアイ(19億1526万3900)を上回り歴代1位となった。名実ともに現役最強馬から史上最強馬になった。タイムは2分21秒8。4馬身差の2着にはリバティアイランド(2番人気)、さらに1馬身遅れた3着にスターズオンアース(5番人気)が入った。
 勝ったイクイノックスはとにかく強かった。まぁ簡単に勝つと思っていたが、ここまで強いとは…。たぶん史上最強だろう。今後は【有馬記念】も有り得るらしいが、僕はこのまま放牧して来年に備えてほしいと思っている。2着リバティアイランドは2着を守るのだから相当強い。まだ3歳馬、末恐ろしい。3着スターズオンアースは外枠からほぼ理想的なレースだった。まぁ一度叩いていれば2着はあったかもしれないが、でも前2頭は強い。4着ドウデュースも力は出し切っている。5着タイトルホルダーも同様。
 イクイノックスは、父キタサンブラック、母シャトーブランシュ(母父キングヘイロー)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)シルクレーシング。通算成績は10戦8勝(うち海外1戦1勝)。重賞は2021年【東スポ杯2歳S】、22年【天皇賞・秋】、【有馬記念】、今年の【ドバイシーマクラシック】、【宝塚記念】、【天皇賞・秋】に次いで7勝目。木村哲也調教師は【ジャパンC】初勝利、C・ルメールは09年ウオッカ、18・20年アーモンドアイに次いで4勝目となった。
 また京都12Rで行われた【第68回京阪杯】は、菅原明良騎乗の4番人気トウシンマカオ(牡4歳・高柳瑞樹厩舎)が豪快な追い込みを決めてV。2016,17年のネロ以来となる【京阪杯】連覇を果たした。タイムは1分7秒4。1番人気に支持されたルガルはしぶとく上位争いに加わったものの勝ち馬の決め手に屈し2馬身差の2着、さらに1/2馬身差の3着にはエイシンスポッター(6番人気)が入った。
 勝ったトウシンマカオだが、菅原の作戦が見事に嵌った。もともと力のある馬だが、やっぱり強い。今年はGⅠに跳ね返されたが、この走りができれば…。2着ルガルも強い。まだ3歳馬でこれだけ走れば立派。今日は勝ち馬に末脚に負けたが、これからまだ強くなる。3着エイシンスポッターは現状の力は出し切っている。馬場も荒れ気味の方が良さそう。
 トウシンマカオは、父ビッグアーサー、母ユキノマーメイド(母父スペシャルウィーク)という血統。北海道新ひだか町・服部牧場の生産馬で、馬主は(株)サトー。通算成績は15戦5勝。昨年の【京阪杯】に次いで重賞2勝目。高柳瑞樹調教師は昨年に次いで【京阪杯】2勝目、菅原明良は初勝利となった。

 

 今日の一口馬。アルシミストが東京6R【2歳新馬】(1800m芝)に出走。促して五分のスタートから中団後方の外を進む。じっくりと動かしていき直線へ向くと脚を使うもジリジリとした伸びで6着となった。木村調教師は「段階的に立ち上げてきて何とか整えられたかなと見ていました。返し馬も悪くなく、これなら良い位置を取れるのではないかと見ていたのですが、いざレースへ行くとちょっと後ろになってしまいましたね…。ルメールさんに聞くと『ベイビーですね。それに大人しすぎました。最後に向けて伸びる格好は見せていましたし、今日は結果を出せなくて残念だけど良い勉強になったと思うし、次回以降良くなると思います』と言っていました。う〜ん…なんとか上手く整えられたかなと思っていただけに残念ですが、ジョッキーが言うようにまだこれからなのでしょうから、この経験を糧にしていきたいです」とのこと。素質的にはもっとやれるようになって良いはずなので、使いながら良い走りができるようになってくれたらと思う。木村&ルメールの言葉も心強い。

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JCは観るレース!?

2023-11-25 21:07:39 | Weblog

今年は西!《明治安田J1》第33節最終日。首位の神戸が名古屋を下して最終節を残して初優勝を果たした。20勝8分け5敗の勝ち点68とし、2位横浜Mとの勝ち点差を4に広げ、トップでシーズンを終えることが確定した。Jリーグが発足して以降、関西に本拠地を置くクラブが頂点に立つのは2005年、14年のG大阪以来3度目。今年はプロ野球でもセ・リーグは阪神、パ・リーグはオリックスが優勝しており、サッカー、野球ともに関西勢が頂点に立った。J、セ、パのすべてで関西勢が優勝を独占するのは史上初のこと。なお、G大阪が過去に優勝した05年は阪神がリーグV、14年はレギュラーシーズン2位からCSを勝ち上がって日本シリーズ進出を果たしており、Jリーグで関西勢が優勝した年は阪神が必ず日本シリーズに進出している。
《大相撲九州場所》14日目。2敗で優勝争いトップに並んでいた大関・霧島(27・陸奥部屋)と西前頭8枚目の熱海富士(21・伊勢ケ浜部屋)の直接対決は、霧島が寄り切りで貫禄の勝利。12勝2敗で優勝に王手を懸けた。霧島はこれで7日目から8連勝。あす千秋楽で勝てば、今年の春場所以来4場所ぶり2度目の優勝が決まる。また、今年6場所計61勝とし、初の年間最多勝を確定させた。熱海富士は3敗に後退も、史上最速優勝の可能性を残して千秋楽を迎える。2場所連続優勝と今場所での綱獲りの可能性が消滅した大関・貴景勝は関脇・大栄翔に一方的に突き出されて9勝5敗。大栄翔は9勝目を挙げ、年間60勝に到達した。豊昇龍は豪快な上手投げで平幕の翠富士に勝ち、9勝5敗とした。関脇の琴ノ若は平幕・湘南乃海を突き落としで下して10勝目。関脇で初めて2桁白星を挙げた。熱海富士を応援していたが…でも2場所連続準優勝はお見事!
 ゴルフの話題。国内女子メジャー《JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ》3日目。メルセデスランキング1位の山下美夢有が2年連続の年間女王、大会連覇に王手をかけた。2位から出て6バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「70」で回り、通算8アンダーの単独首位に浮上した。今季1勝の森田遥が首位から出て「73」で回り、6アンダーの2打差2位。今季1勝でこの日のベストスコア「66」を出した蛭田みな美と高橋彩華が5アンダー、3打差の3位につけた。女王戴冠には山下よりも上位フィニッシュが最低条件のランク2位、申ジエ(韓国)は5位から出て「73」で2アンダー。山下と6打差の7位で最終日を迎える。申と同様に逆転女王の可能性を残すランク3位の岩井明愛は20位から出て「75」で5オーバー23位と、逆転タイトルは厳しくなった。山下が貫録のゴルフ。このまま女王の座を守りそう。
 国内男子ツアー《カシオワールドオープン》3日目。賞金ランキング2位の金谷拓実が6打差8位から出てボギーなしの4バーディ「68」でプレーした。9月《フジサンケイクラシック》以来となるツアー6勝目へ通算10アンダー首位に浮上した。細野勇策、大西魁斗、鍋屋太一、トッド・ペクも「68」で回り、金谷と並ぶ首位の混戦で残り18ホールとなった。米澤蓮、リュー・ヒョヌ(韓国)、杉本エリックの3人が通算9アンダー6位。賞金ランキング1位の中島啓太は26位から出て6バーディ、1ボギー、この日のベストスコアタイ「67」で回り、通算8アンダー。ランク3位の蝉川泰果らと並ぶ9位に浮上した。3週前の《マイナビABC選手権》に続くツアー5勝目を狙う。3打差首位から出た池村寛世は3ボギー2ダブルボギー「79」とスコアを落として通算5アンダー19位で3日目を終えた。結局は金谷、中島、蝉川の争いか。久々上位の米澤にも期待する。
 欧州男子ツアー《フォーティネット オーストラリアPGA選手権》3日目。10位から出た星野陸也が7バーディ、ノーボギーとこの日のベストスコアに並ぶ「64」をマークし、通算14アンダーの単独2位に浮上した。地元オーストラリア勢がひしめく上位勢に割って入り、DPワールドツアー(欧州ツアー)初優勝に向けて首位と3打差で最終日に入る。通算17アンダーの単独首位に、海外メジャー2勝のミンジー・リーを姉にもつミンウ・リー(オーストラリア)。連日の「66」と伸ばしてトップの座をキープし、母国でツアー通算3勝目に前進した。通算13アンダーの3位にツアー未勝利のカーティス・ラック。通算12アンダーの4位にアダム・スコットとオーストラリア勢が続く。久常涼は7バーディ、2ボギーの「66」と伸ばし、30位から通算8アンダーの11位に浮上。同順位から出た比嘉一貴は6バーディ、4ボギーの「69」で回り、通算5アンダーの27位で終えた。星野は嵌るかどうか。嵌ったら十分優勝もある。しかし安定感がないのも確か。やっぱりアダム・スコットが優勝1番手か…。
 今日は会社の後輩と府中に出かけ競馬を楽しんだ。残念ながら馬券はマイナスだったが、久々の競馬場を満喫した。今日の重賞を振り返る。京都11Rで行われた【第10回京都2歳S】は、ジョアン・モレイラ騎乗の1番人気シンエンペラー(牡・矢作芳人厩舎)が後方からレースを進め、向こう正面半ばあたりで徐々に位置を上げて直線に入ると、鞍上のゲキに応えるようにグングンと伸びて突き抜けた。2020年の【凱旋門賞】馬ソットサスの全弟がデビューから無傷の2連勝、00年の【富士S】を勝ったダイワカーリアン以来23年ぶりとなる仏国産馬によるJRA重賞制覇を果たした。タイムは1分59秒8。半馬身差の2着にはプレリュードシチー(10番人気)、さらハナ差遅れた3着に僕本命のサトノシュトラーセ(3番人気)が入った。

 勝ったシンエンペラーはどれだけ強くなるのかと思う競馬だった。馬が子供でなかなか進み具合は良くなかった。後半になり、少しずつ良い流れになってきて直線では、スペースに素晴らしい反応で抜けてきた。これでも勝ってしまうのかと思うポテンシャルの高さは今後末恐ろしい。2着プレリュードシチーは3着馬と一緒に伸びてきた。それでも2着死守は立派。ただその前に1頭凄い馬がいた。3着サトノシュトラーセも現状の力を出し切った。まだ良くはなりそうだが…。
 勝ったシンエンペラーは、父Siyouni、母Starlet’s Sister(母父Galileo)という血統。仏・Ecurie Des Monceauxの生産馬で、馬主は藤田晋氏。通算成績は2戦2勝。重賞は初勝利。矢作芳人調教師は15年ドレッドノータス、J・モレイラは18年クラージュゲリエに次いで【京都2歳S】2勝目となった。

 明日の予想。まずは東京12R【JC】は観るレースかもしれない。人気でも本命は2番イクイノックス。ルメールを2400mの東京で無視してはいけない。まして逃げることができる馬が2番枠で前が詰まることはない。相手は1,3,5,8,10,17番。絞れば1,17番。【JC】が堅い決着になりそうで馬券的はこっち。京都12R【京阪杯】は2番ビッグシーザー。ここ2戦大敗もそれでも1番人気だったのだから評価は高かった馬に坂井が騎乗。乗り替わりで内枠なら狙わない手はない。相手は5,9,10,12,15,17番。

 今日の一口馬。ジャーヴィスが京都8R【3歳上1勝クラス・混】(1400mダート)に出走して結果6着。鞍上の酒井は「今日は念願の外枠でしたし、ゲートを出たなりで競馬をしようと思っていました。外に馬がいなかったこともありますが、今日は他馬を気にする様子はなくスムーズに競馬ができましたよ。4コーナーで外から被されましたが、臆することなく直線で一緒に上がってこられましたしね。もう1つ上の着順になれれば良かったのですが、段々と常識に掛かるレースができるようになったのは収穫だと思います」(酒井学騎手)とのこと。少しずつ常識にかかってきた。今日の競馬観たらもう少し距離がっても良さそう。明日はアルシミストが東京6R【2歳新馬】(1800m芝)に出走する。キャロット、ルメール、木村厩舎で人気の一角にはなりそう。勝ってほしいとは思っているが、とにかく次に繋がる競馬をしてほしい。

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今週の一口馬は2頭

2023-11-24 21:08:10 | Weblog

 公開からわずか3日間で興行収入10億円を突破し、2023年の実写邦画1位の座に迫る勢いの映画『ゴジラ-1.0』を観てきた。監督は、『ALWAYS 三丁目の夕日』『STAND BY MEドラえもん』など、巧みなVFXに定評のある山崎貴監督。時代設定は戦後すぐ、日本が軍備をはぎ取られ、戦後復興も道半ばという時代。そして戦うのは元軍人を中心とする「民間人」。設定も神木隆之介もすべて良い。是非観てもらいたい映画だ。安藤さくらも凄い!
 今週のゴルフ。まずは国内女子メジャー《JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ》2日目。昨年大会覇者で2年連続の年間女王を狙うメルセデスランキング1位の山下美夢有が4バーディ、1ボギーの「69」をマークして通算6アンダー。4位スタートから、首位と1打差の2位に浮上した。女王争いで山下を追うランク2位の申ジエ(韓国)は山下と同組で回り、パープレー「72」で通算3アンダーと、4位から5位に後退。申と同様に逆転女王の可能性を残すランク3位の岩井明愛は「75」とスコアを落として通算2オーバー、10位から20位に後退した。今季1勝の森田遥が通算7アンダーの単独首位でターン。首位スタートから3バーディ、1ボギーの「70」をマークした。通算4アンダーの3位に安田祐香、古江彩佳という兵庫・滝川二高の同級生2人。安田はこの日ただ一人のノーボギーで「69」、古江は「71」でプレーした。面白い戦い。再度安田を応援するが、古江の強行日程でのこのスコアは凄い!

 国内男子ツアー《カシオワールドオープン》2日目。ツアー2勝の池村寛世が、17位スタートから単独首位に急浮上した。9バーディ、1ボギーでこの日のベストスコア「64」をマークし、通算12アンダーで後続に3打差をつけた。首位スタートのルーキー宇喜多飛翔はパープレー「72」止まりで9アンダー。「69」のリュー・ヒョヌ(韓国)と並ぶ2位で決勝ラウンドに進む。8アンダーの4位に初日首位のヤン・ジホと、残り2戦で賞金王の可能性を残す賞金ランキング5位のソン・ヨンハン(ともに韓国)が並んだ。賞金王レースではランク2位の金谷拓実、ランク3位の蝉川泰果が6アンダー8位。ランク1位の中嶋啓太は3アンダー26位で予選通過。ランク4位の今平周吾は2Rスタート前に体調不良で棄権し、賞金王の可能性が消滅した。大会ホストプロの石川遼は1オーバー74位で、大会出場13度目にして初の予選落ちを喫した。まだ2日あるのでどうな展開になるかわからないが、先週勝った杉浦の同学年、宇喜多に頑張ってもらいたい!

 欧州男子ツアー《フォーティネットオーストラリアPGA選手権》2日目。2位から出たミンウ・リー(オーストラリア)が6バーディ、1ボギーの「66」をマークし、通算12アンダーの単独首位に浮上した。母国タイトルでのツアー通算3勝目に前進して週末へ入る。 通算11アンダーの2位に、この日のベストスコア「65」で回った2020年大会覇者のアダム・スコット。通算10アンダーの3位にジョン・リラスが続き、トップ3を地元オーストラリア勢が独占した。 10位から出た星野陸也は4バーディ、1ボギーの「68」とし、日本勢最上位の通算7アンダー7位で決勝ラウンドに進んだ。4位スタートの久常涼は2バーディ、4ボギーの「73」とスコアを落とし、16位から「71」で回った比嘉一貴とともに通算3アンダーの30位に後退した。大会連覇がかかっていたキャメロン・スミス(オーストラリア)は「78」と崩れ、通算9オーバーの147位で予選落ちに終わった。星野、久常、比嘉頑張れ!

 ツアーが佳境の裏で、国内女子ツアーの来季出場優先順位を決める《クォリファイングトーナメント(QT)》一次予選が今日終了した。3会場に分かれて争った通過者のうち、主なツアー優勝者は岡本絵里、河本結、服部真夕、比嘉真美子、藤田光里、横峯さくら、吉田弓美子、若林舞衣子ら。2019年を最後に日本ツアーへの出場がないアン・シネ(韓国)も最終予選会に進んだ。一方、2022年末に無期限休養を宣言した成田美寿々、ツアー優勝者の表純子、香妻琴乃、斉藤愛璃、原江里菜、藤本麻子、堀奈津佳らは通過しなかった。6月に第一子を出産し、産休制度を適用中の浅井咲希は第4ラウンド開始前に棄権した。最終予選会は11月28日から4日間、静岡県の葛城ゴルフ倶楽部 宇刈コースで実施。1次通過者のほか、今季の賞金シード喪失者、《大王製紙エリエールレディス》終了時点のメルセデスランキング56位から70位、プロテスト1位通過者らが出場する。各会場の通過者は以下の通り。※並びは成績順

◎A地区(21人/埼玉・こだまゴルフクラブ)…常文恵、宋佳銀、篠崎愛、林菜乃子、東浩子、高木萌衣、永嶋花音、安田彩乃、若林舞衣子、河本結、吉澤柚月、小林咲里奈、高久みなみ、宮田成華、アン・シネ、パク・ジヘ、保坂真由、高木優奈、河村来未、山城奈々、森彩乃

<主な1次敗退者>中村香織、大西葵、藤本麻子、松森彩夏

◎B地区(23人/静岡・裾野カンツリー倶楽部)…藤田かれん、ベイブ・リュウ、山路晶、泉田琴菜、小林由枝、吉田弓美子、大林奈央、藤井美羽、荒川怜郁、石田可南子、横峯さくら、木戸愛、立浦葉由乃、服部真夕、森岡紋加、佐藤靖子、荒木美友、前田陽子、千葉華、臼井麗香、村田理沙、新田彩乃、本明夏
<主な1次敗退者>原江里菜、成田美寿々、西山ゆかり、堀奈津佳、香妻琴乃、表純子、斉藤愛璃

C地区(23人/岡山・山陽ゴルフ倶楽部)…藤田光里、仲村果乃、石川明日香、比嘉真美子、奥山友梨、池ヶ谷瑠菜、丹萌乃、山田成美、須江唯加、上野菜々子、菅楓華、岡山絵里、福田侑子、小西瑞穂、成澤祐美、森井あやめ、竹内美雪、上原美希、篠原まりあ、佐伯朱音、上久保実咲、エイミー・コガ、與語優奈

<主な1次敗退者>O.サタヤ、松田鈴英、浅井咲希(棄権)

 

 明日の予想。東京メイン【キャピタルS】は3番プレサージュリフト。前走はスタートがすべて。それで2,3着馬が【エリ女】2,4着ならこのメンバーでも十分太刀打ちできる。叩き2戦目で鞍上は世界的名手ビューイックなら問題ないだろう。相手は2,4,7,8,9,10番。東京10R【シャングリアS】は14番バグラダス。まだダートで底を見せていない。管理数のは今伸び盛りの嘉藤厩舎。ここはその勢いを信じたい。相手は3,4,5,8,13,16番。京都11R【京都2歳S】は13番サトノシュトラーセ。2戦目で競馬がうまくなった。大型馬あっさり欠点を克服するところにセンスを感じる。鞍上も川田だし…。相手は1,2,5,6,7,9番。京都10R【花園S】は16番ブライアンセンス。前走はコーナーで反応が鈍かったのに快勝。再度京都1800m、鞍上もモレイラなら連勝を期待。相手は1,2,3,5,8,14番。

 今週の一口馬は2頭。まずはジャーヴィスが明日の京都8R【3歳上1勝クラス・混】(1400mダート)に酒井学騎乗で出走する。千田調教師は「今週の競馬に向けて先週末から時計を出し始めましたが、育成場で緩ませないように進めてもらっていたので動きは問題ないところ。昨日はいつも通り馬場で最終追い切りを消化していますが、活気十分の動きを見せていましたよ。ただ、帰厩後は馬場入りを嫌がってゴネたり、悪さをしようとするようになってきました。最近は大人しくて心身ともに成長してきたかなと思っていましたが、初勝利を挙げた頃に戻ってきましたし、これはこれで良いのかなと見ています。いい頃の感じにありますし、レースぶりが良くなってきた今回はやってくれそうな雰囲気がありますよ。更なる前進を見せてほしいですし、何とか勝ち負けに持ち込みたいですね」とのこと。人気はないようなので馬券的に面白そう。もう1頭は僕の中でキャロットの期待馬アルシミスト。管理する木村調教師は「先週、1週前追い切りでそれなりの質の調教を行うことができましたけれども、大丈夫と言えるものではなく反応の鈍さを見せていましたから、そのあたりの良化を図るために週末は前を追いかけるように意識的に動かしました。そのうえで火曜日に坂路をあがったところ、体がちょっと伸び切ってしまったんです。こうなるとあまりいいと言えないことからどうするか検討した結果、今回は前受けの位置にし、後ろからのプレッシャーで反応をつくるようにしたんです。やや遅れはしたものの格上馬相手でしたし、反応自体はできていました。また、午後の体つきを見てもいいなと思え、今週の追い切りをしっかりと行えたと捉えていました。今日の様子もまずまずなので予定通り投票させていただきました。硬さは変わらずあるだけに芝にどれだけ対応できるかがポイントになると思いますし、今回に限らずですが、経験を今後にしっかりと活かしていけるようにしたいので、繋がる走りを見せてもらえたらと願っています」と明後日の東京5R【2歳新馬】(1800m芝)にルメール騎乗で出走いたします。ジャーヴィスとは逆に木村厩舎&ルメールでそこそこ人気になりそう。とにかく次に繋がる競馬をしてほしい。

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畑岡3億円ゲットなるか!

2023-11-19 18:59:15 | Weblog

《都市対抗野球》を応援に行くようになってから社会人野球にも興味を持つようになった。そんな中、今日行われた《第48回社会人野球日本選手権大会》決勝をTV観戦。結果、大阪ガスがHonda熊本を9―7で降し、2連覇を果たした第46回大会(2021年)以来となる2大会ぶり3回目の優勝を決めた。僕は故郷であるHonda熊本を応援していたが、残念な結果になった。ただこの大会、TOYOTAやENEOSを破っての決勝進出はお見事。よく頑張りました!王子&日本製紙ももっと頑張って!
 ゴルフの話。国内女子ツアー《大王製紙エリエールレディスオープン》最終日。前日が悪天候のために54ホール短縮競技となった一戦。2打差2位から出た青木瀬令奈が5バーディ、1ボギーの「67」でプレー。通算13アンダーで逆転しツアー5勝目をあげた。3月《Tポイント×ENEOSゴルフ》以来となる今季2勝目。西郷真央は「65」で回り、通算12アンダー2位。首位から出た岩井千怜は「71」と伸ばせずに、メルセデスランキング3位で双子の姉・岩井明愛、原英莉花、櫻井心那とともに通算11アンダー3位。 ランキングトップの山下美夢有が通算9アンダー9位。前年大会覇者の藤田さいきは通算8アンダー15位。ランキング3位の申ジエ(韓国)は通算4アンダー36位で大会を終えた。これで今季の試合は最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を残すのみとなり、2024年のシード選手(メルセデスランキング50位以内)とシード喪失選手が確定した。またランク55位までの選手は来季の第1回リランキング(今季実績は16戦目の6月・《ニチレイレディス》)までの出場権が与えられる初シード獲得は12人。プロ2年目で4勝を挙げてメルセデスランキング(以下MR)5位に入った櫻井心那、未勝利でMR10位の桑木志帆、ルーキーイヤーで国内メジャー《日本女子プロ選手権》を含む2勝を挙げた神谷そら(MR19位)、8月《CAT Ladies》でツアー初優勝を挙げた蛭田みな美(MR21位)らが名を連ねた。小滝水音はMR55位だが、7月《大東建託・いい部屋ネットレディス》の優勝によるシードを獲得した。3月《明治安田生命レディス》でツアー初優勝をつかんだ吉本ひかる(MR29位)や、20年の国内メジャー《日本女子プロ選手権》優勝の3年シードを行使していた永峰咲希(MR33位)、ボーダーライン上のMR50位に滑り込んだ濱田茉優はシード復帰を果たした。一方、シード喪失者は15人。今大会をMR55位で迎えた堀琴音は最終18番をバーディで締める「6人の9位タイ」で終えたが、今大会予選落ちしたMR50位の濱田にわずか0.35pt届かない51位でシード獲得を逃した。また22年シーズンに優勝した金田久美子(MR64位)、渡邉彩香(MR71位)、セキ・ユウティン(中国/MR73位)、植竹希望(MR97位)も連続のシード獲得はならなかった。米ツアーを主戦場にする西村優菜、勝つみなみ、渋野日向子もシードを喪失したが、いずれも任意の年に行使可能な3年シードを保持している。
<初シード&シード復帰者>は下記の通り。
5位/櫻井心那(初)、10位/桑木志帆(初)、19位/神谷そら(初)、21位/蛭田みな美(初)、23位/武田麗央(初)、25位/仁井優花(初)、26位/リ・ハナ(初)、
29位/吉本ひかる(4季ぶり2度目)、33位/永峰咲希(2季ぶり7度目)、35位/安田祐香(初)、42位/天本ハルカ(初)、43位/山内日菜子(初)、45位/槍田ことこ(初)、50位/浜田茉優(3季ぶり4度目)55位/小滝水音(初)※7月《大東建託・いい部屋ネットレディス》優勝
<シード喪失者>は下記の通り( ◎は任意の年に行使可能な3年シード保持者)
51位/堀琴音、61位/西村優菜◎(21年《ワールドレディス》優勝)、62位/サイ・pリイン、64位/金田久美子、66位/三ヶ島かな◎(21年《JLPGAツアー選手権》優 勝)、71位/渡邉彩香、72位/かつみなみ◎(21年《日本女子オープン》優勝)、73位/セキ・ユウティン、78位/黄アルム、86位/大里桃子、89位/岸部桃子、97位/植竹希望、102位/小倉彩愛、110位/テレサ・ルー、113位/渋野日向子◎(19年《ワールドレディ》優勝)
 国内男子ツアー《ダンロップフェニックストーナメント》最終日。後続に4打差の単独首位からスタートした杉浦悠太(日大4年)が4バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「71」で回って通算12アンダーで逃げ切った。開催50回の《ダンロップフェニックストーナメント》でアマチュア選手が勝つのは史上初。ツアー史上では、昨年《パナソニックオープン》優勝の蝉川泰果に続く史上7人目(8回目)となった。杉浦はプロ転向して来季の日本ツアー参戦を目指し、11月28日から始まる予選会(サードQT)に出場を予定していたが、今大会優勝で予選会をスキップでき、2025年末までのシード権を保持できることとなった。杉浦は愛知県出身で、福井工大福井高から日大に進学。2019年からJGA(日本ゴルフ協会)ナショナルチーム入りし、昨年の《日本オープン》3位。世界アマチュアゴルフランキング12位。今季はここまでツアー5試合に出場し、最上位は4月《東建ホームメイトカップ》11位で、本大会は9月下部ABEMAツアー《ダンロップフェニックストーナメントチャレンジ》優勝で出場を決めていた。通算9アンダー2位にこの日のベストスコアタイ「66」をマークした蝉川泰果と、3位から出て「69」で回った中島啓太。いずれも歴代アマチュア優勝者だった。7打差4位から出た松山英樹は「71」止まりで、昨年大会覇者の比嘉一貴らと並ぶ10位。賞金ランクトップの中島を追う2位・金谷拓実はイーブンパー37位、石川遼は「77」と崩れ、60位に終わった。金谷、中島、蝉川、杉浦…みんな頑張れ!
 米国女子ツアー《CMEグループ ツアー選手権》3日目。首位から出た畑岡奈紗が7バーディ、ノーボギーの「65」をマークし、「64」で回ったエイミ・ヤンと首位に並ぶ通算21アンダーで最終日へ。通算18アンダーの3位にツアー未勝利のアリソン・リー。通算17アンダーの4位にリン・シュ(中国)。通算16アンダーの5位にミンジー・リー(オーストラリア)とイン・ルオニン(中国)が続く。プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手)争いでトップを走るリリア・ヴは「66」と伸ばし、10位から通算14アンダーの7位に浮上した。逆転タイトルには優勝が最低条件となるセリーヌ・ブティエ(フランス)は通算7アンダーの35位にいる。8位スタートの古江彩佳は4バーディ、2ボギーの「70」で回り、通算12アンダーの11位。笹生優花は「69」で通算10アンダーの17位。西村優菜は「70」として通算9アンダーの22位で終えた。もしこのまま畑岡が優勝すると日本勢初の年間女王『レース・トゥ・ザCMEグローブ チャンピオン』はもちろん、ツアー最高額の優勝賞金200万ドル(約3億円)がかかっているだけに、1987年の岡本綾子以来36年ぶり2人目の賞金女王の可能性も出てくる。ここまで畑岡は賞金ランク13位の154万3216ドルで、200万ドルを加算すれば354万3216ドル。ランク3位のイン・ルオニン(中国/275万9677ドル)から下位の選手では単独2位の賞金55万ドルを加算しても届かない。ランク1位のリリア・ヴ(325万2303ドル)が3人以上の3位タイ以下、ランク2位のアリセン・コーブス(304万7813ドル)が単独2位に入らないことが条件になる。通算4アンダー48位のコープスの単独2位フィニッシュは難しい状況。14アンダー7位と今週も好位置につけるヴの結果が気になってくるところだが、いずれにしても自らの優勝が大前提。畑岡頑張れ!

 米国男子ツアー《ザ・RSMクラシック》3日目。カットライン上の61位で予選通過した小平智は3バーディ、3ボギーの「70」でプレー。通算4アンダーの74位に後退してシーズン最後の18ホールを迎える。第3ラウンドを終えた時点で、小平の暫定フェデックスカップランキングは154位。来季のツアーカード保持に向けて、まずは条件付きの“準シード”が得られる150位以内を目指すラウンドとなる。首位から出たルドビク・アバーク(スウェーデン)は「61」をマークし、通算20アンダーでその座をキープ。米ツアー1年目での初優勝に前進して最終日に入る。通算19アンダーの2位に同じく「61」で回ったエリック・コール。通算18アンダーの3位に、この日のベストスコア「60」をマークしたマッケンジー・ヒューズ(カナダ)が続いた。小平最後まで諦め ず頑張れ!

 

欧州男子ツアー《DPワールド ツアー選手権 ドバイ》3日目。21位から出たマット・ウォレス(イングランド)が12バーディ、ノーボギーの「60」をマーク。後半インで9連続バーディを記録する圧巻のプレー内容で、通算16アンダーの単独首位に浮上して最終日に入る。9連続バーディ、1ラウンドでの12バーディ、9ホール「27」ストロークなど、複数の数字がツアー記録に並ぶ驚異的なラウンドとなったが、この日はウェットなコース状況のためプリファードライ(フェアウェイにあるボールを無罰で移動できる救済措置)が適用されており、公式記録としては扱われない見込み。通算15アンダーの2位にトミー・フリートウッド(イングランド)と、米国男子ツアー今季年間王者のビクトル・ホブラン(ノルウェー)が続く。首位スタートのニコライ・ホイゴー(デンマーク)は「70」と伸ばし切れず、通算13アンダーの5位に後退した。前年覇者のジョン・ラーム(スペイン)は通算11アンダーの9位。29位スタートの久常涼は7バーディ、1ボギの「66」とし、ロリー・マキロイ(北アイルランド)と並ぶ通算8アンダーの19位に浮上してシーズン最後の18ホールを迎える。

今日の重賞を振り返る。京都11Rで行われた【第40回マイルCS】は、藤岡康太騎乗の5番人気ナミュール(牝4歳・高野友和厩舎)が大外枠スタートから道中は後方2、3番手で脚をためると直線で自慢の末脚が爆発。一気に突き抜けて先頭でゴールに飛び込んだ。8度目の挑戦で待望のGI初制覇、騎乗予定だったライアン・ムーアが京都2Rでの落馬負傷のため、急遽、代打騎乗となった藤岡康太は大仕事を果たした。牝馬による優勝は、1986年タカラスチール、90年パッシングショット、93年シンコウラブリイ、94年ノースフライト、2008年ブルーメンブラット、20・21年グランアレグリアに続く7頭目(8度目)。タイムは1分32秒5。クビ差の2着にはソウルラッシュ(3番人気)、さらに半馬身差の3着にジャスティンカフェ(7番人気)が入った。なお、1番人気のシュネルマイスターは7着に敗れた。
 ナミュールは、父ハービンジャー、母サンブルエミューズ(母父ダイワメジャー)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)キャロットファーム。通算成績は13戦5勝。重賞は22年【チューリップ賞】、今年の【富士S】に次いで3勝目。高野友和調教師、藤岡康太ともに【マイルCS】は初勝利となった。

今週の一口馬の結果。昨日福島1R【3歳上1勝クラス・混】(1150mダート)にラブリアージェが永島まなみ騎乗で出走、結果6着だった。騎乗した永島は「3歳時に乗らせてもらった事があるのですが、以前に比べたらテンションが落ち着いていたと思います。それでもゲートでモゾモゾして後手を踏んでしまいました。脚抜きの良い馬場で前が速かったですし、あそこから追い掛けてもキツくなってしまうので、その後は折り合いを重視して運ぶ事に。直線はしっかり伸びてくれたのですが、私が進路をうまく見つけてあげることができず、あそこまでが精一杯でした。スムーズだったら勝ち負けまではどうかも、2、3着争いには加われたと思います。馬は本当に良くなっているだけに、今日は上手く乗れずに申し訳ありませんでした」とのこと。1番枠で出遅れがすべて。上り35.1は次位の35.7を大きく離しているだけに…まぁこれも競馬だ。今日は東京4R【2歳新馬戦】(1600mダート)にレイヌドサーブルが岩田康誠騎乗で出走・デビューした。レースでは、遅めのスタートで後手。そのままシンガリで進めていくことになり、道中は促しつつ、後方2番手と2馬身ほどの差で追走。3コーナーでも肩ムチを入れるなどしたが、スピードを上げるまでは至らず、最後方のまま勝負どころを回り直線へ。大外に持ち出して追ったものの、バテた数頭を交わすにとどまり、勝ち馬から3.2秒差の10着となった。騎乗した岩田は「ゲートの出がいまひとつで、押していったものの、なかなかついていけませんでした。直線もジリジリとした脚色でしたね。新馬だけに、まだ馬自身がレースが何かわかっていない感じです。落ち着いており、感触が良さそうではあるのですが…。距離はもう少し長めの方が合いそうです」とのこと。まぁ今日のところは出走しただけ。馬がまだ競馬を分かっていない感じ。経験を重ねながら成長を促していくしかないだろう。最後は今日の東京6R【3歳上1勝クラス】(1600mダート)にホワイトクロウが戸崎騎乗で出走。レースは道中後方4、5番手でジックリ脚を溜め、直線では大外からいい脚を使ったが、最後は上位2頭の勢いが勝り3着となった。矢野調教師は「東京3戦目になるので、まずは脚元、そしてコンディションはポイントでしたが、そこはいい意味で変わらずに競馬に臨めたと思います。戸崎は前回乗ってもらっていたのでイメージを膨らませやすかったと思いますし、実際に溜めて外に出す、この馬の形は作ってくれました。いい意味でハマったかな…と見ていましたが、う~ん…。結果としては前や内などから運んで、直線最後もスペースをついてよりロスなく運んでいた2頭に先着を許してしまいました。ジョッキーも『前走同様に、最後までいい脚を使ってくれましたが…。申し訳ございません』と悔しがっていました。続戦の中で頑張って走ってくれているだけに、その頑張りに見合う最高の結果を出せず申し訳なく思いますが、安定して走れていることで必ずチャンスは回ってくるはずです。今後はさすがにひと息入れることになるでしょうが、まずはトレセンに戻してしっかり状態を確認していきます」とのこと。今日は上位2頭が距離ロスなくよりスムーズに進めていたこともあり、最後に交わしきるまでにはいかなかった。今秋の東京開催で3戦使い、全て見せ場を作ってくれた。次は2月の府中かな!?

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酔って予想

2023-11-18 21:58:39 | Weblog

今日は大学のゼミのOB会があって、昼間から飲んでおり現在思考能力ゼロ。それで競馬の予想をするから自分ながら偉い!

 まずは【マイルCS】。1番、7番、9番で悩んでいたのだが、騎手力を考えたらやっぱり9番シュネルマイスター。前走はひと叩きで今回が本番。人気でも買い。相手は1,7,11,12,15,16番。東京メイン【霜月S】は7番パラレルヴィジョン。前走初ダートで快勝は末恐ろしい存在になるかも…。人気になる前に買っておきたい。相手h5,6,9,10,13,14番。福島メイン【福島民友カップ】は人気でもユティタム。古馬と初対戦となるが、【JCダート】は怪物ミックフェアに真っ向勝負を挑んで4着は“よくやった”の走り力は相当でここは黙って買い。相手1,4,8,9,11番。

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MLB&ゴルフ

2023-11-17 20:17:27 | Weblog

 MLBは今週主要4賞(《MVP》、《サイ・ヤング賞》、《新人王》、《最優秀監督賞》)の発表ウィークであった。各賞のファイナリスト3名はすでに発表されており、《新人王》、《最優秀監督賞》、《サイ・ヤング賞》、《MVP》の順に受賞者が発表された。各賞について簡単に触れてみる。
《新人王》…両リーグともに満票で、ア・リーグはオリオールズのヘンダーソン、ナ・リーグはダイヤモンドバックスのキャロルが受賞した。ともに1位票30票すべてを獲得。ナ・リーグ最終候補3人に入っていたメッツ・千賀滉大は2位票22票、3位票5票の合計71ポイントで、惜しくも2位となった。 ア・リーグのヘンダーソンは今季150試合に出場し、打率は.255ながら28本塁打を放ち82打点をマーク。放った長打66本はオリオールズのルーキーとしては歴代1位の成績だった。ナ・リーグのキャロルは155試合に出場し、打率は.285。25本塁打に加えリーグトップとなる10本の三塁打、リーグ2位の54盗塁と、スピードと長打力を生かし大活躍。ダイヤモンドバックスとしては史上初の《新人王》獲得となった。千賀もよく頑張ったと思うが今年は相手が悪かった。それでも2位は立派な成績である。来年は《サイ・ヤング賞》を目指してほしい。
《最優秀監督賞》…ア・リーグではオリオールズのブランドン・ハイド監督、ナ・リーグではマーリンズのスキップ・シューマッカー監督が受賞した。オリオールズのハイド監督は2018年12月に監督就任。2019年と2021年はレギュラージーズン100敗以上を喫したが、2022年には83勝で勝ち越すと、《最優秀監督賞》では1位と33ポイント差の2位となっていた。今季は101勝で2014年以来9年ぶりの地区優勝を決めるなど、その手腕を発揮。ポイントは計144ポイント。2位のブルース・ボウチー監督(レンジャーズ)に83ポイントの差をつけて選出された。マーリンズのシューマッカー監督は今季からチームの指揮を執ると、地区3位ながらも、短縮シーズンだった2020年を除くフルシーズンでは、2003年以来20年ぶりとなるポストシーズンに進出。1位票『8』、2位票『8』、3位票『8』を集め、合計72ポイント。2位のクレイグ・カウンセル監督(ブリュワーズ)に21ポイントをつけて選出。ナ・リーグはア・リーグに比べ票が割れ接戦となった。実は、僕はア・リーグで、レンジャーズのボウチー監督に注目していた。というのも、ボウチー監督は、パドレス時代の1996年に《最優秀監督賞》を受賞していて、それ以来27年ぶりの受賞となった場合、デービー・ジョンソン(1997年にオリオールズ、2012年にナショナルズで受賞)の15年を上回り、歴代最長スパンでの受賞ということになったからだ。また、ワールドシリーズを制した監督が《最優秀監督賞》を受賞するのも比較的珍しく、過去7人しかいない。さらに、両リーグでの受賞は過去8人だけと記録ずくめだったのだが…残念。
《サイ・ヤング賞》…アメリカン・リーグはゲリット・コール(ヤンキース)、ナショナル・リーグはルブレイク・スネル(パドレス)が選出された。コールはア・リーグ史上11度目となる満票選出。30人の投票者全員がコールの1位票を投じるた。一方のスネルは28人から1位票を獲得し、レイズ時代の2018年に続いて自身2度目の受賞。両リーグでの《サイ・ヤング賞》は史上7人目の快挙となった。現在33歳のコールはメジャー11年目の今季、33試合に先発して209イニングを投げ、15勝4敗、防御率2.63、222奪三振をマーク。先発登板、完封、投球回、勝率、防御率、WHIPなど多くの部門でリーグトップの成績を残し、文句なしの《サイ・ヤング賞》に選出された。これまで《サイ・ヤング賞》の投票で6度得票し、うち2度は2位になったコールだが、意外なことに今回が初受賞。ア・リーグの《サイ・ヤング賞》が満票で選出されるのは昨季のジャスティン・バーランダーに続いて2年連続であり、ヤンキースからの選出は2001年のロジャー・クレメンス以来22年ぶり6度目となった。現在30歳のスネルはメジャー8年目の今季、32試合に先発して180イニングを投げ、14勝9敗、防御率2.25、234奪三振をマーク。メジャーワーストの与四球99を記録したが、メジャーダントツの防御率2.25を残したことが高く評価され、自身2度目の《サイ・ヤング賞》に輝いた。特に最終23先発では防御率1.20という素晴らしい成績をマーク。パドレスの投手が《サイ・ヤング賞》を受賞するのは2007年のジェイク・ピービー以来16年ぶり5度目であり、両リーグでの《サイ・ヤング賞》はクレメンス、ランディ・ジョンソン、ペドロ・マルティネス、マックス・シャーザー、ゲイロード・ペリー、ロイ・ハラデイに続いてスネルが史上7人目となった。なお、ナ・リーグの《サイ・ヤング賞》投票では、千賀滉大が15ポイントを獲得して7位にランクインしていた。両投手とも文句なし!
《MVP》…ア・リーグはエンゼルスの大谷翔平が受賞。2021年に続く2度目で、満票による2度目の選出というMLB史上初の快挙を達成した。MLB6年目の今季、大谷は打者として44本塁打で日本人初のホームラン王を獲得するなど、打率.304、95打点、20盗塁と活躍。投手としても10勝5敗、167奪三振、防御率3.14の成績を残し、MLB史上初となる2年連続の「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」の金字塔を打ち立てた。9月に右ひじを手術しシーズン終盤を欠場したものの、圧倒的な数字を残しており、レンジャーズで打率.327、33本塁打のコーリー・シーガ―、185安打を放ったマーカス・セミエンとMVPの最終候補に挙がるも、満票での受賞となった。一方、ナ・リーグはブレーブスのロナルド・アクーニャJr.(25)が満票で選出された。両リーグとも満票受賞は史上初となった。
アクーニャJr.は今季、打率.337、41本塁打、106打点、73盗塁、OPS 1.012と驚異的な成績をマーク。メジャー史上初となる40本塁打&70盗塁を達成し、パワーとスピードを兼ね備えたスーパースターの地位を確立した。ただナ・リーグのMVP争いはアクーニャJr.に加え打率.307、39本塁打、107打点、OPS.987のベッツ(ドジャース)、打率.331、29本塁打、102打点、OPS.976のフリーマン(ドジャース)がファイナリスト入り。ともにメジャー全体トップの54本塁打&139打点を挙げ、いずれもブレーブスの球団新記録を打ち立てたオルソンが最終候補から漏れるなどハイレベルな争いだった。それでもアクーニャJr.の受賞は当然だろう。今回、僕はこのMVPの投票を観て、全米記者のプライドを感じた。日本だとどうしても担当球団の選手に1票入れる人が出てくる。投票結果を見て、“なんで?”ということが多々ある。今回、ア・リーグの場合、レンジャーズから2名ノミネートで1票は優勝のご祝儀的に入るのではと思っていたが、大谷満票とは…。全米野球記者天晴れ!

 ゴルフ界も今週佳境を迎える。国内女子ツアーでは年間女王と来季シードを争うポイントレース(メルセデスランキング/以下MR)がいよいよ大詰めを迎え、残すところ今週の《大王製紙エリエールレディス》と国内メジャー《JLPGAツアー選手権リコーカップ》の2試合となった。最終戦の《JLPGAツアー選手権》は出場選手が「今季優勝者」「世界ランキング上位者」「MR上位者」の40人に限られため、メルセデスランキングによる来季シードは今週の《大王製紙エリエール―》終了時点の上位50人で確定し、51位~55位には第1回リランキングまでの出場権が与えられる。2日目を終え、今季3勝目を狙う岩井千怜が単独首位。首位スタートから5バーディ、2ボギーの「68」。通算11アンダーで後続に2打差をつけた。9アンダー2位には青木瀬令奈。そのほか来季シードを狙う選手が上位にきている。ツアー未勝利で80位の宮田成華が2日連続「67」で8アンダー、櫻井心那、上田桃子と並ぶ3位。シード維持に単独11位以上が最低条件の55位の堀琴音、49位の川崎春花(来季は特別シード行使可能)が7アンダー6位。54位の脇元華、86位の大里桃子が6アンダー10位。一方、途中棄権した金田久美子、予選落ちしたセキ・ユウティン(中国)、黄アルム(韓国)、岸部桃子、植竹希望、小倉彩愛らのシード喪失が確定した。年間女王争いで3位の岩井明愛は6アンダー10位、1位の山下美夢有は4アンダー25位、2位の申ジエ(韓国)は2アンダー47位にいる。 
 一方、国内男子ツアーは《ダンロップ・フェニックス》が行われているが、21年の《マスターズ》覇者の松山英樹(31・LEXUS)が、4年ぶり日本ツアーに出場している。松山は14年大会で優勝しており、大会9年ぶり、日本ツアーでは16年11月以来となる優勝をねらう。2日目を終え、初日2位から出たアマチュアの杉浦悠太(日大4年)が6バーディ、1ボギー1ダブルボギー「68」で回り、通算10アンダーの単独首位に浮上。2022年《日本オープン》を制した蝉川泰果以来、レギュラーツアー史上7人目のアマチュア優勝を目指す。3打差の2位にショーン・ノリス(南アフリカ)と今季1勝の木下裕太。通算6アンダーの4位に賞金ランキングトップの中島啓太、前年大会覇者の比嘉一貴、小斉平優和、スコット・ビンセント(ジンバブエ)の4人が続く。単独首位スタートの松山英樹は1バーディ、4ボギー「74」とスコアを落とし、15年大会覇者の宮里優作、星野陸也、細野勇策と同じ通算5アンダー8位に後退した。蝉川、谷原秀人、岩田寛らが通算4アンダー12位。賞金ランク2位の金谷拓実は、今季メジャー《全米オープン》を制したウィンダム・クラーク、桂川有人、岩崎亜久竜らとともに通算1アンダー37位。2016、17年大会覇者のブルックス・ケプカは通算イーブンパー48位。73位から出た石川遼は「69」と伸ばし、カットライン上の通算1オーバー51位で決勝ラウンドに進んだ。 前週の《三井住友VISA太平洋マスターズ》を制した賞金ランク3位の今平周吾は通算2オーバー62位で予選落ちとなった。

 ただ僕の注目は海外の2試合。まずは米女子ツアー最終戦《CMEグループ・ツアー選手権》。このシーズンのフィナーレを飾る一戦の賞金総額は700万ドル(約10億6,000万円)で、ポイントランキング60位までの選手が出場。予選落ちなしの4日間で争われ、優勝者が200万ドル(約3億円)を獲得する。日本勢は古江彩佳、笹生優花、畑岡奈紗、ルーキーの西村優菜が出場。日本時以外の出場選手も今年の《全米女子オープン》を制したアリセン・コープス(米)、《全英女子オープン》覇者のアシュリー・ブハイ(南ア)をはじめ、それぞれ今季4勝を挙げたセリーヌ・ブティエ(仏)、リリア・ヴ(米)はもちろん、ネリー・コルダ(米)、イン・ルオニン(中)、キム・ヒョージュ(韓)、コ・ジヨン(韓)、ミンジー・リー(豪)、アッタヤ・ティティクル(タイ)、リン・シユー(中)、ローズ・チャン(米)、といった今年のツアーを彩った面々が最後の大一番に挑んでいる。なお、2018年優勝のレクシー・トンプソン(米)はポイントランク79位、昨年覇者のリディア・コ(ニュージーランド)は同100位で出場権を逃している。で、初日を終え、首位タイに立ったのが畑岡奈紗。9バーディ、ノーボギーの「63」をマーク。世界ランキング2位のイン・ルオニン(中国)と並んで飛び出した。8アンダーの3位にミンジー・リー(オーストラリア)。7アンダーの4位にアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)。6アンダーの5位にジョージア・ホール(イングランド)、パティ・タバタナキット(タイ)、リウ・ユ(中国)、チョ・ヘジン(韓国)、アリソン・リーの5人が続く。笹生優花は4バーディ、ノーボギーの「68」で回り4アンダーの13位。古江彩佳は5バーディ、2ボギーの「69」で3アンダー22位。大会初出場の西村優菜は3バーディ、1ボギーの「70」とし、2週連続優勝がかかる世界ランク1位のリリア・ヴと同じ2アンダー32位で発進した。正直、畑岡はできすぎで、笹生はもう少しパターが入れば十分上位へ行ける。古江は良いショット悪いショットの差が多すぎで、うまく嵌るとビッグスコアが出る可能性も…。西村はスコアの伸ばし合いになるとつらい。
 もう1試合気になるのはDPワールドツアーの今季最終戦DPワールドツアー選手権》。が、賞金総額1,000万ドル(約15億1,000万円)のビッグイベントにはポイントランキング上位50人が出場している。日本からは久常涼が出場。欧州ツアーでは今季26試合に出場し、《カズー・オープン・ド・フランス》の優勝、《フォーティネット・オーストラリアPGA選手権》の2位タイ、《マジカル・ケニア・オープン》の3位タイを含むトップ10入り8回を記録。上位10人に翌年のPGAツアーカードが付与されるポイントレースでは有資格者を除けば9番手につけており、“圏内”でシーズン最終戦に臨む。ただすでに年間王者のタイトルを確定させているローリー・マキロイ(北アイルランド)は大会3勝目、前回チャンピオンのジョン・ローム(スペイン)は大会4勝目を目指す。このほかにも、PGAツアー年間王者のヴィクトル・ホヴランド(ノルウェー)、マシュー・フィッツパトリック(英)、トミー・フリートウッド(英)、シェーン・ロウリー(アイルランド)といった強い選手が出場している。初日を終え、ローリー・マキロイ(北アイルランド)は5バーディ、4ボギーの「71」で終え、1アンダー15位で滑り出した。5アンダーの首位には、いずれも「67」をマークしたマチュー・パボン、ジュリアン・ガーリア(ともにフランス)、ニコライ・ホイゴー(デンマーク)の3人が並んだ。今季米国ツアーの年間王者に輝いたビクトル・ホブラン(ノルウェー)は「69」で回り、3アンダーの7位と好位置発進。前年覇者のジョン・ラーム(スペイン)はイーブンパーの24位。久常涼は2バーディ、3ボギーの「73」とし、1オーバーの34位でスタートした。まだ3日間あるので十分挽回できる。久常の逆襲に期待したい。
 最後に米国男子ツアー《ザ・RSMクラシック》。プレーオフシリーズ開始時点のフェデックスカップランキングのトップ70から漏れた選手らが来季の出場優先順位を争うフェデックスカップ・フォール(秋季シリーズ)の最終戦で、今大会終了後のランク125位以内がフルシード、150位以内が準シードを手にできる。日本からは小平智が出場。現在ボーダーライン上にいるヤン・イェチュン(中国)は437ポイントで、253ptの小平とは184ptの開きがある。小平が最終戦で逆転フルシード入りを果たすには、190ptを獲得できる単独3位以上が必須条件となるが…。その初日(日没サスペンデッド)を終え、小平は使用する2コースのうちシーサイドコース(SS)を回り3ホールを残して順延に。1バーディ、1ボギーのイーブンパー暫定98位から再開を迎える。6アンダーの暫定首位に、いずれもプランテーションコース(PL)でのラウンドを終えたエリック・コール、キャメロン・ヤング、デービス・トンプソンの3人。5アンダーの暫定4位に45歳のマット・クーチャー、鳴り物入りでプロ転向したルーキーで24歳のルドビグ・アバーグ(スウェーデン)ら、ベテランと新鋭を織り交ぜた6人が続く。競技は出場156人(1人棄権)中、65人しかホールアウトできていない。小平最後まで頑張れ!

  明日の予想。まずは東京メイン【東京スポーツ2歳S】。本命は9番ファルライーニ。ルメールが継続騎乗となった馬。中山でのあの強さは東京でより競馬しやすそう。少頭数に外枠でルメール騎乗なら凡走は考えにくい。もしそうなったら馬が弱かっただけ。相手は3,4,5,6,7,8番。京都メイン【アンドロメダS】は2番マイネルクリソーラ。前走は流れが向かなかったが終い33.0は見所一杯だった。内枠で脚を溜めて一発を期待。相手は1,7,8,10,12,16番。福島メイン【キビタキS】は3番エイシンエイト。前走で重馬場を克服、荒れ馬場は大歓迎。荻野も2度目なら好位から抜け出す。相手は4,7,8,9,11,13,14番。


 今週の一口馬。今週は3頭が出走予定している。まずは明日の福島1R【3歳上1勝クラス】(1150mダート)にラブリアージェが永島まなみ騎乗で出走する。昆調教師は「一週スライドしたことで、だいぶ体を戻すことができました。追い切りは手応えにまだだいぶ余裕が感じられましたし、テンションの高さも許容範囲内で収まっている。しっかり力を出せる状態に持ってこれたと思います。前走内容からも湿ったダートは得意な部類。週末の福島は金曜日から雨が降る予報なので、この馬にとっては走りやすい馬場となるはずです。粗削りな走りが矯正でき、ようやく競馬の形になってきたところ。減量ジョッキー起用で斤量3kg減もプラスに働くはずですし、好位から競馬を運べれば好勝負可能でしょう。期待しています」とのこと。中央にカムバックして休みなく6戦目。いよいよ勝負になるかも…。次にGⅠの新馬レイヌドサーブルが11/19(日)の東京4R【2歳新馬戦】(1600mダート)に岩田康騎乗で出走・デビューを予定している。萩原調教師によると「坂路コースでの最終追い切りにしましたが、終いの動きは変わらなかったですね。パートナーに対して劣勢でした。ただ、仕上がり状態は悪くないと思います。馬体にツヤや張りがありますし、見た目的にもしっかりと仕上がっています。その分のアドバンテージを実戦で生かしたいところです」とのこと。いつも渋めのコメントが多い師だけに正直半信半疑。とりあえず今後に見通しの付く走りをしてほしい。最後はホワイトクロウが同日、東京6R【3歳上1勝クラス】(1600mダート)に戸崎騎乗で出走する。東京のこの条件は必ず走る馬。問題は展開と馬場。矢野調教師は「今週の競馬へ向かう予定にしているので、追い切りは水曜日にしました。今回は坂路2本にして、その2本目に少し速くして54秒8の終い12秒6という内容ですが、余裕をもって最後まで動くことができていましたよ。状態的に問題ないと思いますから、あとは当日の落ち着き具合と天候ですね。今週、何とかいい天気、良い馬場状態で走らせてあげたいです」とのこと。今日の雨が問題。なんとか良馬場で…。

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的中は福島記念だけ

2023-11-12 18:40:17 | Weblog

 昨日、嬉しいニュースが飛び込んだ。入門15年以下の東西の若手落語家で争う「NHK新人落語大賞」が行われ、12年目の桂慶治朗(39)が優勝した。予選を勝ち抜いた5人によって競われ、慶治朗は「いらち俥」をアレンジし、爆笑を誘った。優勝の瞬間は涙を潤ませ、大会後の会見で「本当にうれしいの一言です。師匠に入門させていただいて、落語家になれて、今までやってきて本当によかった思います。いろんな方に感謝の気持ちを伝えたいです」と心境を語った。
 この桂慶治朗だが、高校卒業後3年間はフリーターで資金をため、1年間予備校に通って、甲南大学入学。4年で卒業後、不動産業に勤めたが、ある日突然「落語家になろう」と思いつき、2年で退社し、2012年に桂米團治の門をたたいた苦労人。で、なぜ僕にとって嬉しいニュースかというと、この慶治朗君は大学時代の親友の姪のご主人なのである。偶然この放送を観ていたが、俥の乗る客のいらち具合が見事に表現できていて本当に面白く仕上がっていた。50点中49点という高得点がそれを示している証拠。ただ落語の世界は深く厳しい。是非この受賞をきっかけに大看板に羽ばたいてほしい。頑張れ慶治朗!

 ゴルフの話題。国内女子ツアー《伊藤園レディスゴルフトーナメント》最終日。単独首位から出た西郷真央が5バーディ、1ボギーの「68」で回り、後続に3打差をつける通算16アンダーで逃げ切った。昨季終盤からのショットの不調を乗り越えての今季ツアー初優勝。圧倒的な強さを見せた2022年シーズンの5月《ブリヂストンレディスオープン》以来となる通算6勝目を挙げた。13アンダー2位に木村彩子。12アンダー3位に鈴木愛、エイ・ハナ、吉田優利、蛭田みな美の4人が並んだ。鈴木と同じく2位から出た小祝さくら、ささきしょうこ、森田遥と並ぶ11アンダー7位。アマチュアの中嶋月葉 (岡山・作陽学園高1年)が9アンダー10位となり、ローアマに輝いた。年間女王レースのメルセデスランキング3位・岩井明愛は7アンダー20位、昨年大会優勝者で同ランク1位の山下美夢有は4アンダー33位となった。久しぶりに強い西郷が戻ってきた。このあと、西郷は米国のQTにも挑戦するが、いいきっかけになったのではないか。天晴れ!

 国内男子ツアー《三井住友VISA太平洋マスターズ》最終日。単独首位から出た今平周吾が2バーディ、2ボギー「70」で回り、通算12アンダーで逃げ切った。開幕戦《東建ホームメイトカップ》以来の今季2勝目、通算9勝目を挙げた。1打差2位にプロ4年目で25歳の吉田泰基。通算6アンダー3位で賞金ランキング2位の金谷拓実、市原弘大、杉原大河が続いた。ランク1位の中島啓太は通算2アンダー20位、前年大会覇者の石川遼は通算4アンダー9位。ツアー通算31勝の片山晋呉は通算5アンダー6位で、今季初のトップ10入りを果たした。2021年覇者の谷原秀人は通算1アンダー23位。今季《日本オープン》覇者の岩崎亜久竜は通算7オーバー57位で終えた。こちらも強い今平が帰ってきた。吉田も頑張ったが、とにかくショットの引き出しの差が大きい。パターさえ入れば賞金王時代の強さが戻ってきそう。天晴れ!
 米国女子ツアー《アニカdriven byゲインブリッジatペリカン》3日目。首位と2打差の2位から出た勝みなみは6バーディ、1ボギー1トリプルボギーの「68」でプレーし、通算12アンダーとした。6打差8位に後退したものの、来季のシード確保と米ツアー初優勝を視野に最終日に臨む。ティショットを左に曲げた出だしの1番でミスが重なりトリプルボギーを喫したが、後半12番から4連続バーディを奪うなど立て直し、何とか上位に食らいついた。首位から出た米ツアー未勝利のエミリー・ペデルセン(デンマーク)がボギーフリーで6バーディを重ね、通算18アンダーとして後続に3打差をつけた。「61」をマークしたエイミー・ヤン(韓国)、「62」で回ったリリア・ヴが通算15アンダー2位で続いた。 渋野日向子西村優菜は62位からスタート。渋野は4バーディ3ボギー、西村は3バーディ2ボギーとそろって「69」で回り、ともに通算2アンダー54位で3日目を終えた。渋野はシード圏内のポイントランク80位以内(現状のまま大会を終えると83位)に向け、最終日は巻き返しが必須となる。シード権獲得のため、みんな頑張れ!
 米国男子ツアー《バターフィールド バミューダ選手権》3日目。2位から出た小平智は3バーディ、1ボギーの「69」でプレーし、通算15アンダーに伸ばしたが、首位とは4打差の6位に後退した。小平は現在160位のポイントランキング上昇を懸けて最終日に臨む。アレックス・ノレン(スウェーデン)が4バーディ、ボギーなしの「67」で回り、通算19アンダーとして初日からの首位を維持した。3日間で打ったボギーは初日の1つだけ。41歳は米ツアー初優勝に向け、後続に1打差をつけた。カミロ・ビジュガス(コロンビア)が通算18アンダー2位。ライアン・ムーアとマティアス・シュミット(ドイツ)が17アンダー3位から逆転を期す。50歳のスチュワート・シンクが16アンダー5位、43歳のアダム・スコット(オーストラリア)が小平と並ぶ6位とメジャー覇者のベテランも上位にいる。ムービングサタデーでもう少しスコアを伸ばしたかったなぁ。でも良く踏ん張っている。小平頑張れ!
 欧州男子ツアー《ネッドバンクゴルフチャレンジ》3日目。久常涼は15位から1バーディ3バーディ、1ボギーの「68」をマークし、通算9アンダーとして6位に浮上した。欧州ツアー2勝目に向け、首位と4打差で最終日に臨む。首位タイで出た世界ランキング8位のマックス・ホマ(米国)が「69」で回り、通算13アンダーの単独首位に抜け出した。同じく首位からのマチュー・バボン(フランス)は「70」として、1打差の通算12アンダー2位につけた。ノコライ・ホイゴー、トービヨン・オルセンのデンマーク勢が11アンダー3位で並んだ。相手は強いが、久常の優勝の可能性もある。欧州男子ツアーで1勝でも凄いのに2勝となると相当凄い。そうなれば日本人で松山に次ぐ2番手扱いになるので…。頑張れ!

 今日の重賞を振り返る。今日の京都11Rで行われた【第48回エリザベス女王杯】は、C・ルメール騎乗の1番人気ブレイディヴェーグ(3歳・宮田敬介厩舎)が上々のスタートから道中は5番手を追走すると、直線で持ち前の末脚で一気に突き抜け優勝。2017年モズカッチャン以来となる3歳馬の勝利で、若きニューヒロインが誕生した。デビュー5戦目でのJRA古馬GI制覇は、昨年の【天皇賞・秋】を制したイクイノックスに並ぶ最少キャリア優勝記録。タイムは2分12秒6。3/4馬身差の2着にはルージュエヴァイユ(5番人気)、さらにクビ差遅れた3着にハーパー(3番人気)が入り、昨年の覇者ジェラルディーナは5着に敗れた。
 勝ったブレイディヴェーグだが、とにかく「強い」のひと言。1番枠、ソフトの馬場をクリアするのだから末恐ろしい。距離に関しては、まだ大丈夫そう。東京の2400mだけでなく、中山の2500mも対応できるのでは…。2着ルージュエヴァイユは良く走っている。枠順が味方した点もあるが、松山の勝ち馬マークで脚が溜まった。3着ハーパーは僕が思っているよりずっと強い馬だった。この馬、今後どこかで大仕事やるかも…ただ同世代に強い馬が多すぎる。5着ジェラルディーナはスタートのミスが…。最後のコーナーも、外を回った分、届かなかった。6着サリエラは位置取りが悪かった。2400mが良いのかも…。
 ブレイディヴェーグは、父ロードカナロア、母インナーアージ(母父ディープインパクト)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は5戦3勝。重賞は初勝利。宮田敬介調教師は開業4年目でJRA・GⅠ初勝利、C・ルメールは08年リトルアマポーラ、20年ラッキーライラックに次いで3勝目となった。
 一方、福島11Rで行われた【福島記念】は、田辺裕信騎乗の3番人気ホウオウエミーズ(牝6歳・池上昌和厩舎)が、ダンディズムとのゴール前の激しい競り合いを制して優勝。道中は後方を追走して向こう正面で外からまくるように進出し、直線早めに先頭に立つとそのまま後続の追撃をしぶとく封じ込めた。池上昌和調教師はうれしい重賞初勝利となった。タイムは2分0秒9。ハナ差の2着にダンディズム(12番人気)、さらに1馬身差遅れた3着にカレンルシェルブル(4番人気)が続いた。
 勝ったホウオウエミーズは陣営の執念が実ったレースだった。少し抜け出すのが早かったように見えたが、最後もうひと脚使えたのは立派。2着ダンディズムは富田の好騎乗。ホウオウエミーズをマークしながら進み、最後は抜けだしたように見えたが、終いは同じ脚色になってしまった。惜しい。僕本命の3着カレンルシェルブルは2着馬と同じような位置にいたが、直線抜け出しが遅れてしまった。ただまだ良くなる余地はありそう。

 ホウオウエミーズは、父ロードカナロア、母エミーズスマイル(母父アグネスタキオン)という血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬。美浦・池上昌和厩舎。馬主は 小笹芳央氏。戦績は29戦6勝。重賞は初勝利となった。

 今日の一口馬。まずはベルシャンソンが福島3R【3歳上1勝クラス・牝】(1700mダート)に出走し結果4着だった。1番人気に推され期待していたが、水沼の中途半端な騎乗が…。その水沼は「口向きに課題がある馬ということはわかっていましたが、無理に控えさせるよりはある程度前目につけて運びたかったので、道中いいポジションを取れたのはよかったです。ただ、動いていくべきところで自分がタイミングを逃していますし、大事なところで中途半端な位置取りになってしまいました。直線でも内に行った分をもっと上手く使うか、人気を背負っている以上もっと自分のポジションを主張していくべきだったと思います。馬の実力通りの走りをさせることができず、申し訳ありませんでした」とのこと。せめて馬券圏内は確保してほしい。まだ水沼を乗せるのだろうか。続いてメリオルヴィータが福島7R【3歳上・1勝クラス】(1200m芝)に出走し12着と惨敗。レースでは、スタートが遅く後方からの競馬。後方3・4番手インで3コーナーへ向かったが、スムーズさを欠くような場面もあり、最後方まで下がってしまった。直線は馬場の外め、ジワジワと脚を伸ばしたが、前も止まらず、数頭を交わす程度にとどまった。正直、1番枠を引いてしまった時点で難しい競馬になりそうだなとは思っていた。それにしてもここまで負けるとは…。ただ田辺も1200mだと思うと話しているので、外枠ならまだ違った展開になるはず。次に期待する。続いてヴェルトラウムが福島9R【福島2歳S】(1200m芝)に出走。スタートは遅れ気味で後方を追走。勝負どころから促していき、直線では外を回って猛然と追い上げるが3着までだった。石橋は「最後は良い脚を使ってくれただけにスタートが悔やまれます。気持ちをコントロールすることができませんでした。ゲート内で体をガタガタさせたり、最後は座るような格好になりました。道中は腹を括って脚を溜め、馬場の外側が良いことは分かっていたので、最後は外めを走らせました。抜群の脚力を披露してくれただけに、本当にスタートだけです。上手く賞金を加算しておくことができず、申し訳ありませんでした」とのこと。前回のことがあったので、ゲート練習をこなしてきたが、馬具を工夫するなど違ったアプロ―チが必要なのかも…。素質があるのはわかったので次回以降で巻き返しを見せてほしい。最後はハリケーンリッジが東京12R【3歳上・1勝クラス】(1800m芝)に出走。中団後方で力むところをなだめながら進めて直線で追うとよく伸びてきたが、最後は脚色が鈍り6着となった。大和田調教師は「続戦したこともあってか、今回ちょっとテンションが高いのと硬さが見られる状態だっただけにどうかな…とは思っていましたが、実際力みが目立つ走りになりましたね…。津村に聞くと“なんとか気持ちを保ってスタートに臨んでくれましたが、レースになるとペースが遅く、かなり力んでしまいました。右モタれ対策でチークピーシズを着けていましたが、今日は左右云々はなくハミにかなり向かってきたので、なくてもいいかもしれません”と言っていました。右モタれに関しては、疲れると余計に出ると思われますが、津村が右に壁を作りながら上手く導いてくれたことも大きかったと思うんです。なくて大丈夫とは言い切れないのが本音ですけれど、道中いかにリラックスできるかが大きなポイントなのは間違いないと思います。うまく行かず申し訳ありません。このあとはについてはレース後の状態をよく見てから判断させてください」とのこと。今日のところは、スローペースによってかなり折り合いに苦労していた。どうも作戦が空回り。力があるだけに悔しい。僕の一口馬だが、“多数出走は勝てない”、“1番人気は4着になる”の場面が多々ある。何とかならないかなぁ。

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エリ女は外国人騎手!

2023-11-11 20:24:21 | Weblog

 昨日は発表された《第52回三井ゴールデン・グラブ賞》。目立ったのは38年ぶり2度目の日本一を果たした阪神。セパ合わせて最多となる球団初の5人が同時受賞した。そして僕が意外だったのは、昨年までセ・リーグ最多タイとなる10年連続10度受賞していた広島の菊池涼介(33)が、阪神の中野拓夢(27)にわずか3票差でセ単独最多連続受賞を逃したこと。確かに中野は試合数もフル出場だしよく頑張った。ただ冷静に考えたら、まだ菊池には追いついてないのではないか。守備範囲も菊地と中野では随分違うし、菊池の安打をアウトにする数は比べようがない。投票した記者の中には優勝御祝儀で入れた人もいたのだろうが、菊池にとっては大きな勲章を逃したのも確か。過去の同賞連続記録は福本豊(阪急)が12年連続(1972~83年)で1位、2位は10年連続で菊池の他に、山本浩二(広島、1972~81年)、秋山幸二(西武―ダイエー、1987~96年)の3選手だけだった。今回、菊池が受賞していたらセ・リーグ単独最多となっていたのだが…。阪神勢が躍進する中、DeNA勢も奮闘。投手が東、三塁手で宮崎、外野手で桑原と3選手が受賞した。残り1人は外野手で中日の岡林が2年連続2度目の受賞。その結果、広島、巨人、ヤクルトの3球団が受賞者なしに。セ・リーグで3球団が受賞者なしに終わったのは2006年の中日5人(川上、谷繁、荒木、井端、福留)、阪神2人(シーツ、赤星)、ヤクルト2人(岩村、青木)以来17年ぶりとなった。
 一方、パ・リーグで僅差だったのが遊撃手部門。受賞した西武・源田壮亮内野手は115票で、次点のオリックス・紅林弘太郎内野手とはわずか1票差だった。これも幾分か優勝御祝儀が入っているのだろう。どう考えても源田と紅林が1票差とは考えにくい。これで源田の記録は繋がったが、来年はいかに…。
「第52回三井ゴールデン・グラブ賞」の受賞者は以下の通り
【セ・リーグ】投手…東克樹(DeNA)初、捕手…坂本誠志郎(阪神)初、一塁手…大山 悠輔(阪神)初、二塁手…中野拓夢(阪神)初、三塁手…宮崎敏郎(DeNA)5年ぶり2度目、遊撃手…木浪聖也(阪神)初、外野手…近本光司(阪神)3年連続3度目、岡林勇希(中日)2年連続2度目、桑原将志(DeNA)6年ぶり2度目
【パ・リーグ】投手…山本由伸(オリックス)3年連続3度目、捕手…若月健矢(オリックス)初、一塁手…中村晃(ソフトバンク)4年連続4度目、二塁手…中村奨吾(ロッテ)2年ぶり3度目、三塁手…宗佑磨(オリックス)3年連続3度目、遊撃手…源田壮亮(西武)6年連続6度目、外野手…辰己涼介(楽天)3年連続3度目、万波中正(日本ハム)初、近藤健介(ソフトバンク)初
僕は近藤もどうだろうと思う。本当に守備だけだったら、ロッテの岡ではないか。

 今日のゴルフ。国内女子ツアー《伊藤園レディスゴルフトーナメント》2日目。今季未勝利の西郷真央がツアー自己ベストタイ、大会コースレコードタイの「63」をマークし、通算12アンダーで首位に浮上した。19位から出て、9バーディ、ノーボギーでプレーした。今季1勝の鈴木愛、小祝さくら、メルセデスランキング67位でシード争いにいる三ヶ島かなが10アンダーの2位に並んだ。鈴木は19位から出て8バーディ、1ボギーの「65」、小祝は3位から出て4バーディの「68」、三ヶ島は首位スタートから「70」をマークした。永井花奈が西郷と同じ「63」で8アンダー、73位から8位に急浮上。年間女王争いでメルセデスランキング3位の岩井明愛も8位。同1位の山下美夢有は5アンダー25位にいる。前週優勝の稲見萌寧は1アンダー63位で予選落ち。また、永久シード選手の不動裕理も8オーバー93位で予選落ち。不動は今季ツアー出場全8試合(うち失格1試合)で1度も決勝ラウンドに進めず、今季残り2試合で出場予定がないため、プロテスト合格翌年1997年からツアー参戦27年目で初の予選通過なしのシーズンとなった。不動のこの結果は時代に流れを感じるなぁ。明日は面白い優勝争いしてほしいな。
 国内男子ツアー《三井住友VISA太平洋マスターズ》3日目。元賞金王の今平周吾が後続に2打差をつけ、単独首位に抜け出した。第3ラウンドは2位から出て6バーディ、1ボギーの「65」で回り、通算12アンダー。開幕戦以来の今季2勝目に前進した。プロ4年目の25歳、吉田泰基は首位から出て、最終18番のイーグルで「68」をマーク。10アンダー2位に踏みとどまった。ツアー1勝の杉山知靖が21位から出て、第3Rのベストスコア「64」で回り、7アンダー3位に浮上。賞金ランキング66位とシード争いに身を置く宮里優作が6アンダーで、ソン・ヨンハン(韓国)と並ぶ4位につけた。賞金ランク2位の金谷拓実は9位から出て5バーディ、4ボギーの「69」で4アンダー11位。昨年大会覇者の石川遼は34位から出て、6バーディ後に2ボギーを打ち「66」で3アンダー13位。賞金1位の中島啓太は26位からパープレーで回り、イーブンパー31位にいる。スコア的には今平、吉田の一騎打ちだが、今年好調のソン・ヨンハンが今平の相手になるかも…。 米国女子ツアー《アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン》2日目。2位から出た勝みなみが5バーディ、2ボギーの「67」で回り、通算10アンダーの単独2位で決勝ラウンドに進んだ。年間ポイントランキング78位で迎えた来季シード(80位以内)争いのラストゲームで、首位に2打差の好位置で週末に入る。ランク81位とシード圏外にいる渋野日向子は17位からスタートし、2バーディ、5ボギーの「73」でホールアウト。西村優菜と同じカットライン上の通算1アンダー62位で辛くも予選を通過した。通算12アンダーの単独首位に、ランク80位とボーダーライン上にいるエミリー・ペデルセン(デンマーク)。通算9アンダーの3位にジャスミン・スワンナプラ(タイ)。通算8アンダーの4位に、こちらもシード争いの渦中にいるリンディ・ダンカン(92位)とウィチャニー・ミーチャイ(タイ/91位)ら6人が続く。同じく圏外にいるレキシー・トンプソン(88位)は通算6アンダーの13位。リディア・コ(ニュージーランド/101位)は通算4アンダーの31位。76位から出た古江彩佳は「71」とスコアを落として通算1オーバーの83位。米ツアーでは4月《DIOインプラントLAオープン》以来となる今季2度目の予選落ちに終わった。勝はぜひ最後菜で優勝争いを。渋野は首の皮一枚繋がったのだから、積極的に攻めのゴルフをしてほしい!
 米国男子ツアー《バターフィールド バミューダ選手権》2日目。首位に3打差の6位から出た小平智が6バーディ「65」をマークし、通算13アンダーの2位に浮上した。今週を含めてシーズン残り2試合に迫り、現在のフェデックスカップランキングは160位。まずは来季シードが得られる125位以内を目指し、首位と2打差で週末に入る。競技は日没のためサスペンデッドとなり、9人がホールアウトできなかった。単独首位からスタートしたアレックス・ノレン(スウェーデン)が「66」で回り、通算15アンダーでその座をキープ。DPワールドツアー(欧州ツアー)10勝のキャリアを誇る40歳が、米国ツアー初タイトルに前進して大会を折り返した。小平と並ぶ2位にライアン・ムーアとライアン・ブレーム。通算12アンダーの5位に、この日のベストスコア「63」をマークしたカミロ・ビジェガス(コロンビア)が浮上した。来季シードを決めているアダム・スコット(オーストラリア)は通算10アンダーの12位。8月《全米アマ》制覇から初のツアー出場となるアマチュアのニック・ダンラップは「71」と伸ばせず、45位スタートから予選カット圏外の通算3アンダー暫定93位に後退した。小平がもし優勝したら快挙!最後まで頑張れ!
 欧州男子ツアー《ネッドバンクゴルフチャレンジ》2日目。世界ランキングでフィールド最上位(8位)のマックス・ホマ(米国)と、この日のベストスコアに並ぶ「66」をマークしたマチュー・パポン(フランス)が通算10アンダーで首位を並走して大会を折り返した。首位タイから出たホマは、4バーディ「68」で回りその座をキープ。初日から36ホールノーボギーと安定したプレーを続け、DPワールドツアー(欧州ツアー)初タイトルに前進して週末に入る。通算9アンダーの3位にダン・ブラッドペリー(イングランド)。通算8アンダーの4位にニコライ・ホイゴーとトービヨン・オルセンのデンマーク勢が続いた。初日を終えて首位に1打差の5位につけた久常涼は3バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「72」と停滞し、通算5アンダーの15位に後退した。大会3連覇がかかるトミー・フイートウッド(イングランド)は「67」、ホマと同じく招待選手として出場するジャスティン・トーマス(米国)は「66」と伸ばし、ともに通算6アンダーの8位に浮上した。相手は強敵だが、久常にはまだあきらめず優勝目指して頑張ってほしい。それが米ツアーに繋がる。
 今日の重賞を振り返る。京都11Rで行われた【デイリー杯2歳S】は、鮫島克駿騎乗の1番人気ジャンタルマンタル(牡・高野友和厩舎)が1番人気に応えて快勝。2戦2勝で重賞初勝利を挙げた。中団のインを追走し、直線残り200m手前でインから鋭く抜け出した。タイムは1分34秒5。2馬身差の2着にはエンヤラヴフェイス(8番人気)、さらに1馬身1/4差遅れた3着にナムラフッカー(10番人気)が続いた。

 ジャンタルマンタルは、父Palace Malice、母インディアマントゥアナ(母父Wilburn)という血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬。栗東・高野友和厩舎。馬主は(有)社台レースホース。戦績は2戦2勝。重賞は初勝利となった。

 東京11Rで行われた【第28回武蔵野S】は、横山武史騎乗の2番人気ドライスタウト(牡4歳・牧浦充徳厩舎)が好位でレースを進めると、直線で力強く抜け出しセーフティーリードを保ったまま先頭でゴール。GIの大舞台へ弾みをつけるJRA重賞初制覇を果たすとともに、【チャンピオンズカップ】(12/3)の優先出走権を獲得した。タイムは1分35秒2。1馬身3/4差の2着にはタガノビューティー(6番人気)、さらに1馬身3/4差遅れた3着にレッドルゼル(5番人気)が入り、1番人気に支持された3歳馬ペリエールは直線で伸びを欠き9着に敗れた。

 ドライスタウトは、父シニスターミニスター、母マストバイアイテム(母父アフリート)という血統。北海道日高町・下河辺牧場の生産馬で、馬主は(株)YGGホースクラブ。通算成績は10戦6勝(うち地方4戦2勝)。重賞は2021年【全日本2歳優駿】(JpnⅠ)、今年の【オーバルスプリント】(JpnⅢ)に次いで3勝目。牧浦充徳調教師、横山武史ともに武蔵野Sは初勝利となった。

京都8Rで行われた【第25回京都ジャンプS】は、草野太郎の4番人気エコロデュエル(牡4歳・岩戸孝樹厩舎)が後方追走からレース途中でつまずくアクシデントがありながら、外々を回って進出を開始すると、最後の直線でアサクサゲンキとエイシンクリックの間を割って抜け出し接戦を制した。障害に転向し5戦目で初の重賞タイトル奪取となった。タイムは3分38秒7。半馬身差の2着にはアサクサゲンキ(3番人気)、さらに半馬身遅れた3着にエイシンクリック(5番人気)が入った。なお、紅一点の1番人気ナギサは終始、先頭に立ってレースを進めるも5着に敗れた。

 エコロデュエルは、父キタサンブラック、母クラリネット(母父Giant’s Causeway)という血統。北海道日高町・下河辺牧場の生産馬で、馬主は原村正紀氏。重賞は初勝利。草野は重賞3勝目となった。
 重賞ではないが今日とんでもないレースがあった。京都6R【3歳上1勝クラス】(1800mダート)で、岩田望騎乗で単勝1番人気のロードアヴニール(牡3、野中)が、序盤の大きな不利を跳ね返して2勝目を挙げた。1コーナー手前で、前にいたクープランの森裕が落馬して、外に寄れたカラ馬を避けるため、外ラチ近くまで膨らむロス。前の集団とは、10馬身近く差が開く大きな不利となったが、その後は徐々に差をつめ、4コーナーでひとまくり。直線では先頭のモズパンディットをかわして、1着でゴールした。
SNSでは、驚きの声が続出。「なんだこれ、、、あれで勝てるのか、、、」「あの不利受けてぶち抜くのまじ半端ない」「ロードアヴニール強すぎわろた」「あれで勝てるのやべぇよ」など、ファンが賛辞を送った。2012年の【阪神大賞典】ではオルフェーヴルが、道中で大きく外へ逸走しながら、巻き返して2着に入り「伝説のレース」となったが、今回は1勝クラスのダート戦とはいえ、ファンの記憶に強く残るレースとなった。お見事!

 明日の予想。まずは京都メイン【エリザベス女王杯】。昨年競馬場に行き、3連複9万馬券をGETした相性のいいレースである。このレースは外国人騎手を中心に買えば当たるレースで、ここ8年間で外国人騎手が馬券に絡まなかったのは一昨年だけだ。で、僕の本命だが、1番ブレイディヴェーグ。【ローズS】で強いマスクドディーヴァを追い詰めた脚は今後の活躍を約束した脚だった。まだ4戦しか走っておらず、たぶんこのレースでも出遅れるだろう。普通の騎手ならそんな馬を本命にしないが、鞍上はルメール。慌てずじっくり空いたところ走って直線では先頭に立つだろう。相手は3,6,7,9,11,12,13番。特に13,14番は厚めに買う。東京メイン【オーロC】は4番ビューティフルデイ。左回り1400m巧者。ここで狙わないとどこで狙うという馬。相手は5,6,8,12,13,14,17番。福島メイン【福島記念】は2番カレンルシェルブル。末脚が武器なため内枠は不利だが、吉田隼人なら腹をくくって末脚勝負に出るはず。先行馬が多く展開が余る可能性はある。相手は1,5,6,8,11,13,15番。

 今週の一口馬の出走は4頭、すべて明後日の出走となる。まずはベルシャンソン。11/12(日)福島3R【3歳上1勝クラス・牝】(1700mダート)に出走予定。勝ち負けを期待!続いてメリオルヴィータが福島7R【3歳上1勝クラス】(1200m芝)に出走予定。田辺の好エスコートで好走期待。続いてヴェルトラウムが福島9R【福島2歳S】(1200m芝)に出走予定。ここはいろんな意味で試金石。次に繋がる走りをしてほしい。最後はハリケーンリッジが東京12R【3歳上1勝クラス】(1800m芝)に出走予定。いつもちょっと足りないレースが続くが、ここも勝ち負けを期待したい。

 

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今週は一口馬4頭!

2023-11-10 20:16:34 | Weblog

 大谷、山本に注目が集まるメジャーリーグのGM会議が現在アリゾナ州スコッツデールで行われているが、その会議を前に、米移籍情報サイト「トレード・ルーマ―ズ」が毎年恒例の「フリーエージェントランキング・トップ50」を作成、年数、金額、行先を予測している。このランキングは、1カ月以上かけ、綿密な調査の末作成したもので、他社のランキングと比較しても精度が高いとされているが、日本人も5名ランクイン。当然ながら全体1位は大谷翔平12年総額5億2800万ドル(約794億円)と天文学的な数字となっている。そしてその行先はドジャース。まぁ現在報道されている通りだ。2位はコディ・ベリンジャーで12年総額2億6400万ドル、行先はジャイアンツ、ヤンキース。3位にはなんとオリックスの山本由伸がランクイン。9年総額2億2500万ドル(約338億円)で行先はヤンキース、ジャイアンツとなっている。ここにきてカブスの声も…。ヤンキースが無難なところか。4位はブレイク・スネルで7年総額2億ドル、行先はフィリーズ、レッドソックス、ドジャース。5位はアーロン・ノラで6年総額1億5千万ドル、行先はカージナルス。ほかの日本人選手はオリオーというと、今永昇太が10位で5年総額8500万ドル(約128億円)、行先はカブス、エンゼルス。WBC効果だね。前田健太が25位で2年総額3600万ドル(約54億円)、行先はメッツ、ツインズ、オリオールズ。使い勝手がいいから人気あるよね。松井裕樹が43位で2年総額1600万ドル(約24億円)、行先はカブス、カージナルス、ジャイアンツ。メジャーのボールは大丈夫なのだろうか。他にも上沢直之(日本ハム)もメジャーを目指しているが残念ながらトップ50には入っていない。大塚や斎藤みたいに意外と活躍しそうだけど…。前述の5人の日本人選手の予測額を全部足すと8億9000万ドル(1338億円)という驚異的な数字。そりゃ、皆メジャーに挑戦するよな。
 こちらも世界を目指すお話。国内女子ゴルフ《伊藤園レディス》が今日から開催されたが、この大会を前に前週《TOTOジャパンクラシック》の優勝者・稲見萌亭(24・楽天)が、来季米女子ツアーに挑戦することを発表した。稲見は「チームみんなと話し合った結果、私自身で勝ち取った権利なので、将来のことを考えてもアメリカで戦ったというのは大きな経験になると思うので、挑戦してみることにしました。スケジュールの詳細は未定だけど、来年は米ツアーに全力を尽くしたいと思っています」と専念の意向。一方で「ずっと日本ツアーで、と言ってきた私ですが、大目標である日本ツアー永久シードはあきらめません」とも話した。現時点では、トレーナーと今週キャディーをしてくれる小暮広海さん(23、小暮千広プロの姉でパッティングコーチ)が米遠征に同行、サポートしてくれることが決まっているという。元々《東京五輪》銀メダリストでリディア・コを3位に下した実力を持つ稲見。彼女に僕は期待しかない。是非シード入り目指し頑張ってほしい! 

 その世界で頑張ろうとしているゴルファーたちの話。残り2試合となった米男女両ツアー。《アニカ・ドリブン by ガインブリッジ at ペリカン》初日、勝みなみは8バーディ、1ボギーの通算7アンダー「63」で首位ブルック・ヘンダーソンと1打差の2位タイの好スタートを切った。来シーズンのフル参戦権(ポイントランクトップ80)をギリギリでクリアする78位で今大会を迎えた勝。優勝賞金200万ドル(約3億円)がかかる最終戦《CMEグループ・ツアー選手権》には上位80名しか出場できないためシード獲りだけでなくビッグボーナスのチャンスを掴むためにも今大会が正念場。勝はルーキーイヤーの今シーズン予選落ちも多くトップ10入りは序盤の1試合だけ。国内メジャー2勝、ツアー通算7章の実力を思うように発揮できずにいる。ちなみにこのままの順位で4日間を終えればポイントランクは55位に浮上する。また現在ポイントランキング81位の渋野日向子も厳しい戦いに挑んでいる。なんとかラストチャンスの今大会で来季のシードを確定させたいところ。直近2年の80位は380P前後。渋野はこの試合で単独26位以上には食い込みたいところだが、今季はここまで米女子ツアー22試合で30位以内は5試合しかなく、予選カットなしの試合を除けばたったの4試合しかない。とりあえず、初日は5バーディ1ボギーの「66」の4アンダー。首位に4打差17位タイにつけた。 

 一方、米国男子ツアー《ベターフィールドバミューダ選手権》初日では、サスペンデッドながら小平智が暫定6位タイにつけ上位進出を目指す。この日の小平は7バーディ、ノーボギーの「64」をマーク。しかし来季のフルシード獲得までにはまだ厳しい道のりが残っている。現時点のフェデックスカップポイントは160位でフルシード(125位以内)、さらには準シード(150位以内)圏外。もしこのままの順位で大会を終えれば148位に浮上し最終戦を残し準シード圏内に上がることは可能だ。
 また現在南アで開催されているDPワールドツアー(欧州ツアー)の《ネッドバンク・ゴルフ・チャレンジ大会》初日で、久常涼がノーボギーの5アンダー67で回りマックス・ホーマら首位グループに1打差の5位タイと上々の滑り出しを見せている。今季すでに《フランスオープン》で優勝している21歳にも大きな期待がかかる。みんな頑張れ! 

 

明日の予想。まずは東京メイン【武蔵野S】。本命は1番ペリエール。正直1番枠はちょっと気になるが、これまでルメールは3番枠、5番枠好走しているので、まず大丈夫だろう。東京の中距離ならヘニーヒューズ産駒で狙い。相手は2,3,4,7,12,16番。京都メイン【デイリー杯2歳S】は8番フルレゾン。まだこれからもっと強くなる馬だが、前走は派手な勝ちっぷり。立ち回りは決してうまくないが、この少頭数で鞍上ムーアなら期待の方が大きい。相手は1,2,4,7,9,11番。福島メイン【奥羽S】は1番ヴィブラフォン。正直佐々木に乗ってもらった方が良いのだが、ドイルも2度目の来日なら…。魅力は福島ダートでのドレフォン産駒。それも牝馬なら面白い。相手は2,3,8,9,10,12,13番。

 

 馬の話。先週から今週にかけて僕の一口馬で引退&地方競馬出走があったので簡単に触れておく。キャロットの出資馬であるコーディアルだが、年末の阪神競馬を目指して調教をしていたが、11/2に股関節など奥の方の痛みが出て、獣医に観てもらったところ、牝馬の引退時期である6歳3月までに万全の状態で出走することは難しいとの診断。よってクラブ側と高野友和調教師と協議の結果、ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することとなった。残念ではあるが仕方ない。これからは母馬として是非いい仔を出してほしいものだ(キャロットで募集してくれたら嬉しいな)。尚、コーディアルは父エピファネイア、母ボンジュールココロ(母父リンカーン)で通算成績(2,2,2,8)であった。

 同日、大井に移籍していたゴールドレガシー 【リゲル賞】(A2B1・1600mダート)に出走した。前走2着で、調教の出来も抜群で大井初勝利を期待していたのだが…。レースでは、スタートで立ち遅れるも、促してすぐに挽回。外めからポジションを取りにいき、前の3頭を行かせ、離れた4番手で1・2コーナーをカーブ。道中は4番手をじっくりと追走。そのままのポジションで3コーナーに入り、コーナーでは下がってくるライバルをうまくパスし、抜群の手応えで4コーナーをカーブ。外から先頭に並びかけるように、2番手で直線を向いた。あとは前を交わし切るだけかと思ったが、そこからの反応がひと息。モタモタとしている間にゴール前で2頭に交わされてしまい、最後は4着でのゴールとなった。鞍上の御神本は「うーん、直線の"さぁここから"というところで脚を使えないんですよね…。頭が上がってしまい、前回もそういうところがありました…。砂が影響しているという感じでもありませんし、原因は正直掴みかねるところです。レース運びはうまくいき、向正面では前を捕まえるだけだと思いましたし、直線に入る時は突き抜けるような感じだったのですが…。何とも言えませんが、もっと後ろから構えるような競馬でもいいのでしょうか…」とのこと。管理する藤田調教師も「返し馬など、雰囲気はいいと思ったのですが…。やはりゲートも遅めですね。また、何を気にしているのか定かではありませんが、ジョッキーの話の通り、直線で頭を上げていました。ナイターという点が影響している可能性というのもあるのでしょうか…。もっと沈み込んで走ってくれればいいのですが…申し訳ありません」とのこと。ただレース後、脚元・歩様等を含めて馬体に問題がないようなので、12/7(木)大井【ブルージルコン賞】(1600mダート)への出走を視野に入れるらしい。次回は気を抜かないようブリンカーの着用を検討している。最後まで走る気持ちを保つことさえできれば、勝てる力はあるはず、期待したい!
 それから中央未勝利のために笠松競馬の笹野厩舎に転厩したオランジーが昨日の笠松8R【B9組】(1600mダート)に岡部誠騎乗で出走し、見事勝利を飾った。管理する笹野調教師によると「騎乗予定だった渡邊竜也騎手が落馬負傷してしまった為、急遽、岡部誠騎手に乗り替わりとなりましたが、岡部騎手が冷静にエスコートしてくれましたね。スタートはそこまで速くなかったですし、道中のペースもあまり流れなかったものの、力があるのは分かっていたので、ジョッキーも序盤は無理せずこの馬のリズムを重視して進めてくれました。勝負どころでステッキを入れるとスッと反応して、しっかりと前を射程圏に入れることが出来ましたし、これなら大丈夫だろうと思いましたね。直線で抜け出してからは少しフワッとするところがあったようですが、終わってみれば後ろを4馬身も引き離してくれましたから、完勝だったと言って良いでしょう。まずは1つ結果を残すことが出来て良かったですし、出来ればあまり間隔を空けずに次に向かいたいところですが、硬さがある馬ですからレース後の状態をよく見てから、どうするか判断させていただきたいと思います」とのこと。3歳時の中央復帰まであと1勝、早めに決めて中央復帰してほしいという気持ち反面、「勝利」という感覚を味わうためにはしばらく笠松にいてもいいかなという気持ちも…馬主プチ贅沢な悩みである。

 

今週の一口馬の出走は4頭、すべて明後日の出走となる。まずはベルシャンソン11/12(日)福島3R【3歳上1勝クラス・牝】(1700mダート)に水沼元騎乗で出走予定。西田調教師は「この中間もダートコースで時計を出しています。以前と比べると大分しっかりしてきた感じがしますが、まだ弱さも見せるところ。ウッドコースで追い切ってしまうと結構反動が出てしまいそうなので、現状はこの調整方法が良さそうですね。今回は初勝利を挙げたコースになるのでいい走りを期待しています。権利持ちの馬が何頭かいますが、ベルシャンソンも勝ち負けできるだけの力は十分にあるので、今回こその気持ちです。前走は立て直した分のロスがありましたし、真っ直ぐ走れていたら勝っていてもおかしくはなかったので、水沼には自信を持って乗ってくるよう伝えておきます。ここは結果を出したいところです」とのこと。勝利を期待!続いてメリオルヴィータが福島7R【3歳上1勝クラス】(1200m芝)に田辺騎乗で出走予定。池上調教師は「左眼の症状は良化し、痛みもないことから、今日(11/9)追い切りました。単走のため、フワッとしてしまい、時計はやや遅めでした。ただ、上がりの状態を含めて問題はありませんので、当初の予定通り、今週出馬投票しました。今回、チークピーシーズは外して、返し馬までパシュファイアーを着用するつもりです。枠順などに左右されやすいタイプですが、なんとか自分のリズムで走らせて結果を残したいところです」とのこと。普通に走れば勝ち負けの力はあるはず。田辺の好エスコートに期待。続いてヴェルトラウムが福島9R【福島2歳S】(1200m芝)に石橋騎乗で出走予定。西田調教師は「今朝一番で馬場入りして3頭併せを行いました。後ろから直線最内を突いて伸ばしたところ、しっかりとした脚取りで駆けることができていましたよ。ゲートに関しては中間確認していますが、練習では特に問題ないですね。もう1回やっておきますが、前回は初めての競馬で戸惑って驚いた影響なのかなという気もしますけれど、いいスタートを切れるほうがいいのは間違いないので、上手く対応してほしいです。前回はダートで今回は芝になりますが、デビュー前、本馬場で調教した時の感触がとても良く、どっちの条件にするか迷ったくらいだったので、その時の感触の通りここでも対応してほしいという思いでいます」とのこと。西田師のコメントのように緒戦はダートなら戸崎が乗れるということでダート戦を使った。元々石橋騎乗でデビューを考えていた馬で、ここはいろんな意味で試金石。次に繋がる走りをしてほしい。勝ったら夢広がるなぁ。最後はハリケーンリッジが東京12R【3歳上1勝クラス】(1800m芝)に津村騎乗で出走予定。大和田調教師は「今週の競馬の鞍上は津村にお願いすることになりましたので、事前に乗って把握してもらおうと思い、相談、調整の結果、今日(11/9)跨ってもらいました。前半の組で馬場入りし、坂路にて14-14前後のところでテンション面、ハミのバランス等を見てもらいました。実際のところ、やはり折り合い面の難しさを感じたようですね…。できるだけ前に馬を置き、可能なら外にも壁をつくって最後に伸ばすよう持っていければというイメージを抱いていましたよ。右張りはどうしてもありますが、レースでは道中の消耗がそれに繋がっている印象もあるので、できるだけリラックスして進めて最後の勝負に持ち込んでもらえたらと思っています」とのこと。【エリザベス女王杯】で馬券が当たって、府中の最終でハリケーンリッジが勝てれば、とてもいい日曜日の締めくくりになるのだが…。

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強かった駒澤、萌寧、セラフィックコール

2023-11-05 18:13:43 | Weblog

《全日本大学駅伝》は昨季3冠王者の駒大が4連覇を飾り、史上初となる「2季連続3冠」に王手をかけた。記録は5時間9分0秒で4年連続16回目の優勝。4連覇は大東文化大(73~76年)、早大(92~95年)、駒大(11~14年)に続く4度目の偉業となる。2位には青学大、3位に国学院大、4位に中大、5位に城西大、6位に創価大、7位大東文化大、8位東京国際大が続き、この8校が来年のシード権を獲得した。とにかく強かった駒大は1区から1度も首位を譲らない完全優勝で、歴代最多を更新する16度目のV。昨季の《出雲駅伝》から5連勝となり、大学3大駅伝の最多連勝記録に並んだ。また今年1月の《箱根駅伝》4区から今日の8区まで首位を譲らない強さ。その強さはまさに実業団並みである。よほどのことがない限り、「2季連続3冠」は堅そう。天晴れ!

 ゴルフの話。日米女子ツアー共催《TOTOジャパンクラシック》最終日。1打差の3位で出た稲見萌寧が4バーディ、1ボギーの「69」で回り、通算22アンダーで首位スタートの畑岡奈紗と桑木志帆を逆転。米女子ツアー初優勝を挙げ、来季の同ツアー出場資格を手にした。日本ツアーでは2022年8月《ニトリレディス》以来となる通算13勝目。米女子ツアーにおける日本人の優勝は、22年8月《スコットランド女子オープン》を制した古江彩佳以来。1打差の2位に桑木とペ・ソンウ(韓国)。通算20アンダー4位に申ジエ(韓国)とリン・シユ(中国)が続いた。申は2位につけていた年間ポイントレース(メルセデスランキング)で山下美夢有を抜いて1位に返り咲いた。通算19アンダーの6位に前年大会覇者のジェマ・ドライバーグ(スコットランド)とジャスミン・スワンナプラ(タイ)が続いた。 地元・茨城での米ツアー今季初勝利がかかっていた畑岡は「74」と崩れ、神谷そら、岩井明愛らと並ぶ通算18アンダー8位。米ツアーメンバーとして出場した西村優菜は、吉田優利らと同じ通算17アンダー15位だった。古江彩佳は通算15アンダー23位。メルセデスランク1位で大会を迎えていた山下は上田桃子、櫻井心那らとともに通算14アンダー27位。 米ツアーの来季シードを争う年間ポイントレース(レース・トゥ・ザCMEグローブ)において、81位からの浮上を目指す渋野日向子は3バーディ、1ボギー「70」でプレー。通算12アンダー40位で終えた。 原英莉花は通算8アンダー56位。勝みなみは通算3アンダー71位だった。勝負強い稲見が戻ってきた。球筋を変え、元に戻し復活。元々《東京五輪》の銀メダリスト、これをきっかけに再度世界に羽ばたいてほしい。
 国内男子ツアー《マイナビABCチャンピオンシップ》最終日。単独首位から出た中島啓太が1イーグル7バーディ、3ボギーの「66」をマークし、片山晋呉が保持(2003年)していた大会最多アンダーパー記録を1打更新する通算24アンダーで優勝を飾った。6月《ASO飯塚チャレンジド》、8月《横浜ミナト Championship》に続く今季3勝目。優勝賞金2400万円を加算し、2位につけていた賞金ランキングは金谷拓実を抜いて1位に再浮上した。通算21アンダーの2位にショーン・ノリス(南アフリカ)。通算20アンダーの3位に前年覇者の堀川未来夢と蝉川泰果。通算18アンダーの5位に佐藤大平が続いた。約120万円差で賞金ランク1位に立っていた金谷は通算15アンダーの8位。今季2勝の谷原秀人は通算12アンダー15位、今季国内メジャー《日本オープン》で初優勝を飾った岩崎亜久竜は通算8アンダー27位で大会を終えた。中島はムラがある蝉川と対比すると、やっぱり冷静なゴルフが光る。もう少し爆発的なゴルフを期待したい気もあるが、これで勝つのだからいいのだろう。とにかく世界へ羽ばたいてほしい!

 今日の【ブリダーズカップ】を日本馬中心に簡単に振り返る。まずは【BCフィリー&メアターフ】(3歳以上、芝10ハロン)。ウインマリリン(4番人気)は、後方から内を立ち回って追い込むも、先頭から1馬身余りの4着。勝ったのはインスパイラル。スタート直後のダートで位置取りが悪くなったが、最後までよく頑張った。これは大健闘!
【BCフィリー&メアスプリント】(3歳以上牝馬、ダート7ハロン)は、圧倒的人気のグッドナイトオリーブが好位追走から直線で手応え良く抜け出し、2着の8番人気ユウギリに2馬身3/4差をつけて圧勝した。日本のメイケイエール(6番人気)はスタート直後に前方をカットされ、中団に押し上げて追走するも最終コーナーを前に苦しくなって勝ち馬から13馬身3/4差の9着に終わった。まぁ運がなかった。でも果敢に挑戦したのは立派。
【BCマイル】は3番人気のマスターオブザシーズが後方追走から豪快に追い込み、好位から押し切り寸前の2番人気モージをハナ差差し切った。日本から参戦したソングライン(1番人気)は中団キープから伸び切れず勝ち馬から1馬身半ほどの5着、ウインカーネリアン(5番人気)はゲートを決めて逃げたものの11着に終わった。サンタアニタパーク競馬場は4角で外に回すとほとんど勝てない。その点ソングラインは…。器用さの分の敗戦。ウインカーネリアンは力負け。

【BCターフ】は(3歳以上、芝12ハロン)は1番人気のオーギュストロダンが1着、日本から遠征したシャフリヤール(5番人気)も3着に奮闘し、ディープインパクト産駒の2頭が上位入線の競演を披露した。さすがA.オブライエン厩舎、狙ったレースは外さない。これでオブライエン調教師は【BCターフ】7勝目でBC開催の通算18勝目だ。またこのレースで巧みな手綱さ捌きで勝利に導いたR.ムーアは【BCターフ】5勝目、BC開催では通算14勝目とした。ムーア上手すぎる!ただその期待に応える馬も立派。引退しないで【JC】来ないかな!?

【BCクラシック】(3歳以上、ダート10ハロン)は日本から遠征したデルマソトガケ(7番人気)が、先行策から押し切る2番人気ホワイトアバリオの2着(1馬身差)に激走した。ウシュバテソーロは直線で伸び切れず勝ち馬から3馬身少々の5着に敗れた。デルマソトカゲは大健闘。手応えが危ないと思っていたがそこからまた伸びてきた。その勝負根性は正直驚いた。一度【日本テレビ杯】を使えていればもっと際どかったかも…。ウシュバテソーロは位置取りと4角外が厳しかった。それに手応えもドバイほどではなかった。ただ掲示板に日本馬が2頭も載るなんて…凄い!

【BCターフスプリント】(3歳以上、芝5ハロン)は、中団の内ラチ沿いを追走した6番人気のノーボールズが経済コースキープで直線の残り100ヤードから抜け出し、背後から追撃する7番人気ビッグインベージョンを振り切った(クビ差)。日本から遠征したジャスパークローネ(9番人気)は川田将に気合いをつけられて2番手につけるも、第3コーナーでふくらみ気味になって失速し、最下位の12着に大敗した。このレースの勝ち馬の父はフランケル全弟のノーブルミッション。現在、日本で種牡馬生活を送っている。日本でひょっとしたら人気が出るかも…。ジャスパークローネはちょっと敷居が高かった感じ。
 日本の競馬。東京11Rで行われた【アルゼンチン共和国杯】は、ジョアン・モレイラ騎乗の1番人気ゼッフィーロ(牡4歳・池江泰寿厩舎)が重賞初勝利。ゼッフィーロは道中で中団後方のインを追走し、直線に入っても前が壁になっていたが鞍上は慌てない。前があいたところを追い出されると、楽に抜け出して先頭でゴールを駆け抜けた。タイムは2分29秒9。1馬身差の2着にはマイネルウィルトス(5番人気)、さらにクビ差遅れた3着にチャックネイト(2番人気)と僕本命のヒートオンビート(4番人気)が同着で続いた。
 勝ったゼッフィーロはさすがモレイラという騎乗ぶりだった。慌てず騒がずの抜け出し方は感服した。2着マイネルウィルトスはいい脚を使う馬で、その特徴を生かした横山武の好騎乗だったがモレイラが一枚上だった。3着ビートオンビートは本当にこの舞台良く走る。最後は斤量で伸びきれなかったが、59㌔でこれだけ走れば立派。まだまだ活躍しそう。

 ゼッフィーロは、父ディープインパクト、母ワイルドウインド(母父Danehill Dancer)という血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬。馬主は(有)社台レースホース。戦績は12戦5勝。重賞初勝利となった。

 京都11Rで行われた【第13回みやこS】は、M・デムーロ騎乗の1番人気セラフィックコール(牡3歳・寺島良厩舎)が若干つまずくようなスタートで道中は中団に待機する形に。不利な態勢になったかにみえたが早めにスパートをかけると、直線では力の違いを見せつけるように圧倒的な末脚で一気に各馬を差し切り圧勝。デビューから無傷5連勝でレース史上初の3歳馬Vを果たすとともに、【チャンピオンズカップ】の優先出走権を獲得した。タイムは1分50秒9。3馬身差の2着にはメイクアリープ(6番人気)、さらに3/4馬身遅れた3着にウィリアムバローズ(2番人気)が入った。
 勝ったセラフィックコールはとんでもない怪物だ。下位条件ならともかく重賞であの勝ちっぷりはちょっと異常。デムーロが「ずっと乗りたい馬です」と言っていたが、そりゃそうだろう。ここにきてダート界に大物が出現してきた。【チャンピオンカップ】【大井大賞典】が今から楽しみだ。2着メイクアリープはしっかり走っていた。ただ勝った馬が強すぎた。競馬が上手で、安定している。3着ウィリアムバローズは逃げないで競馬できた収穫があったものの、勝ち馬が・・・。

 セラフィックコールは、父ヘニーヒューズ、母シャンドランジュ(母父マンハッタンカフェ)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)キャロットファーム。通算成績は5戦5勝。重賞は初勝利。寺島良調教師、M・デムーロともに【みやこS】は初勝利となった。

 さぁ日本シリーズ観戦しよう!

 

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