ゴルフ界にまた新しいスター候補が現れた。今日行われた【アジアパシフィックゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン】最終日でツアー2年目の川村昌弘が逆転優勝を飾った。
連続バーディあり、ボギーありとスコアが目まぐるしく動いた最終日、通算9アンダーで勝利をつかんだのが川村昌弘だった。2番から連続バーディを奪った川村だが続く4番からは連続ボギーを叩くなど、前半の段階では優勝争いから一時脱落。しかし、後半の10番でバーディを奪って立ち直り、優勝戦線に戻った終盤は17番、18番と上がり2ホールの連続バーディで逆転に成功した。20歳3か月4日での初優勝は石川遼、ハン・ジュンゴン、松山英樹、ドンファンに次ぐツアー史上5番目の年少記録だった。松山、石川、そして今日の川村、是非日本のゴルフ界を引っ張ってほしい。
では今日の競馬を振り返る。中山11Rで行われた【第47回スプリンターズステークス】。勝ったのは岩田康誠騎乗の1番人気ロードカナロア(牡5歳・安田隆行厩舎)。GI出走機会5連勝の快挙を成し遂げ、【スプリンターズS】史上2度目の連覇を飾った。タイムは1分7秒2。借りはきっちりと返した。前哨戦の【セントウルS】でまさかの2着に敗れたロードカナロアが、リベンジを果たす快勝。インタビューで岩田からは“ここで負けたら引退”という決意を秘めて臨んだという言葉が出たが、その一戦を堂々と勝ち切った。
レースは僕が本命に推したハクサンムーンがダッシュ良くハナを切り、フォーエバーマーク、パドトロワが続く。ロードカナロアは中団を追走した。ハクサンムーンは快調な逃げを見せて、直線に向いて坂を上っても簡単には止まらない。しかし、スムーズに外に持ち出したロードカナロアがグイグイと力強い伸びを見せる。懸命に粘るハクサンムーンをゴール前でかわし、堂々のV。安田隆行厩舎にとっても【スプリンターズS】3連覇となった。3/4馬身差2着には2番人気ハクサンムーンが逃げ粘り、クビ差3着には15番人気マヤノリュウジンが入っている。
勝ったロードカナロアはとにかく強かった。勝って当たり前の馬で勝つ難しさは陣営や鞍上にとって大変なことだろう。それをやや出負けでもやってのけるのだから、さすがである。感服! 次は香港是非また世界で有終の美を飾ってほしい。2着ハクサンムーンは今持っている力を出し切った。ただ相手が強かっただけ。価値のある競馬で、次に繋がるレースだった。3着マヤノリュウジンは人気こそなかったが、【心斎橋S】でニンジャを子供扱いしたレースから、十分勝負になると思っていたが、ここまで走るとは・・・。馬券はこの馬を抑えていたため、3連複、3連単的中したが、今後楽しみである。4着マジンプロスパーも良く走っていたが、【CBC賞】ほど走っていない。あれだけ走ったらもっと際どかったかも・・・。5着アドマイヤセプターは競馬が上手くなっていた。良血だけにこれだけ走っても不思議ではないが、力はやや足りないか・・・。
ロードカナロアは、父キングカメハメハ、母レディブラッサム(母父Storm Cat)という血統。北海道新ひだか町・ケイアイファームの生産馬で、(株)ロードホースクラブの所有馬。通算成績は18戦12勝(うち海外1戦1勝)。重賞は【京阪杯】、【シルクロードS】、【スプリンターズS】、【香港スプリント】、【阪急杯】、【高松宮記念】、【安田記念】に次いで8勝目。安田隆行調教師は11年カレンチャン、12年ロードカナロアに次いで【スプリンターズS】3勝目、岩田康誠は12年ロードカナロアに次いで2勝目。
ヤンキースの大スター・リベラの引退によって遂にメジャーのグラウンドから4月15日(「ジャッキー・ロビンソンデー」として全選手が背番号「42」をつける)の1日を除いて背番号「42」が消えたることになる。
‘97年に幾多の困難を乗り越えて黒人初のメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンを後世に伝えるため、彼がつけていた背番号「42」を全30球団の永久欠番とした。ただ、その当時同じ番号だった選手はそのまま継続してつけることを認められた。それから16年。各球団の「42」は次々に引退、あるいは解雇され、姿を消していった。最後にプレーしていたのがリベラだったのだ。ヤンキースはロビンソンとともに、リベラでも「42」を永久欠番とした。スタジアム内のメモリアル・パークに2つのプレートが並ぶことになったが、やはり42番が見られないのは寂しい。
秋のG1が珍しく的中スタート。次は1週挟んで【秋華賞】だが、そのとき僕はカンボジア旅行中。誰かに馬券は頼むかもしれないが、大きな勝負はできないだろう。これはギャンブルの神様の優しさかもしれない。