このところ時間があると観戦していた【女子カーリング世界選手権】。日本代表のLS北見が変則方式プレーオフ準決勝で、ロシアを破り決勝に進出して銀メダル以上を確定させた。日本がメダルを獲得するのは五輪、世界選手権を通じて初めて。同時に今年と来年の世界選手権2大会の合計ポイントで決まる18年【平昌冬季五輪】出場枠獲得にも大きく前進した。天晴れ! 決勝は予選、決勝トーナメントで負けているスイス。3度目の正直で頑張ってほしい!
3度目の正直で優勝したのが昨日紹介したキム・ハヌル。女子ゴルフの【アクサレディー】最終日で通算9アンダーに伸ばして初日からの首位を守り、昨年9月の【マンシングウェアレディース東海クラシック】以来のツアー通算2勝目を挙げた。天晴れ!
競馬の話題。JRAで今年デビューした新人騎手で注目を集めているのは藤田菜七子だが、ようやくJRAで初勝利を挙げた騎手が現れた。それは木幡巧也(19・牧厩舎)。今日の中山競馬1Rでモンサンアルナイルに騎乗して初勝利。デビュー以来通算31戦目で、同期6人では一番乗りとなるJRAでの勝利を飾った。そして3Rでも1Rと同じ所属する牧厩舎のギャラントクリフで快勝。1日2勝を挙げた。天晴れ!
今日の早朝行われた【ドバイ国際諸競走】はまず4Rの【UAEダービー】(GII、1900mダート)で武豊騎乗のラニ(栗・松永幹、牡3)が日本馬として初勝利を挙げた。過去に10頭が挑んで3着が最高だったがラニが初めて日の丸を掲げた。正直、この勝利には驚いた。ラニはこれで【ケンタッキーダービー】に向かうらしいが、愉しみが広がった。7Rで行われた【第21回ドバイターフ】(GI、1800m芝)は、ライアン・ムーア騎乗のリアルスティール(牡4歳・矢作芳人厩舎)がV。初のGI制覇をこの大舞台で果たした。1分47秒13。1/2馬身差の2着にはイギリスのユーロシャーリーン、さらに2馬身3着には人気を集めたUAEのトリスターが入った。ラニ&リアルスティール、天晴れ!8Rで行われた【第19回ドバイシーマクラシック】(GI、2410m芝)は、アンドレア・アッゼニ騎乗のポストポンド(牡5歳、イギリス=ロジャー・ヴェリアン厩舎)が好位追走から抜け出し、食い下がる日本のドゥラメンテ(堀宣行厩舎、牡4歳)を振り切ってV。昨年の【キングジョージ】に続く2度目のGI制覇を果たした。勝ちタイム2分26秒97。2馬身1/2差の2着がドゥラメンテで、ラストインパクト(角居勝彦厩舎、牡6歳)がドゥラメンテから1馬身1/2差の3着。ワンアンドオンリー(橋口慎介厩舎、牡5歳)が5着だった。期待が高かったドゥラメンテはレース前に落鉄があり、その影響があったようだ。それでも見せ場たっぷりの2着は良く走ったうちだろう。天晴れ!
では今日の重賞を振り返る。中京11Rで行われた【第46回高松宮記念】は、福永祐一騎乗の1番人気ビッグアーサー(牡5歳・藤岡健一厩舎)が好位追走から抜け出してV。重賞初勝利がGIのビッグタイトルとなった。勝ち時計は1分6秒7のコースレコード。これまでのうっぷんを晴らすように、堂々たる勝ちっぷりを見せた。レースは予想通りの激しい先行争い。好スタートを切ったミッキーアイルを、外からローレルベローチェがかわし、さらにハクサンムーンもこの争いに加わる。ミッキーアイルは3番手に控え、ビッグアーサーがその直後に続いた。アルビアーノは中団からの競馬。直線へ向かうと、先に抜け出したミッキーアイルを目標にビッグアーサーが襲いかかる。人気2頭の争いとなったが、ゴール前はビッグアーサーが堂々と抜け出してレコードV。3/4馬身差の2着が2番人気のミッキーアイルで、1馬身3/4差の3着には3番人気のアルビアーノが入った。
勝ったビッグアーサーは元々力がある馬だったが、ようやく素質開花。バクシンオー産駒でこれからのスプリント戦線で活躍が見込めそう。2着ミッキーアイルは良く走っている。4角で逃げ馬が外に来てロスがあったが、あれがなくても勝てるまでは行かなかっただろう。3着アルビアーノは4角コーナリングでバランスを崩した。直すのに少しかかりました。直線に向いてからはいい脚を使っていたが・・・。経験を積めば強くなる。
ビッグアーサーは、父サクラバクシンオー、母シヤボナ(母父Kingmambo)という血統。北海道浦河町・バンブー牧場の生産馬で、中辻明氏の所有馬。通算成績は11戦7勝。重賞初勝利。藤岡健一調教師は【高松宮記念】初勝利。福永祐一は2004年サニングデールに次いで2勝目。福永はケガから復帰後初のGI制覇。管理する藤岡健一調教師にとっては2002年の開業以来初のGI制覇となった。
中山11Rで行われた【第23回マーチS】は、松岡正海騎乗の8番人気ショウナンアポロン(牡6歳・古賀史生厩舎)が逃げ切って快勝。重賞初制覇を果たした。タイムは1分52秒7。レースは好スタートを決めたショウナンアポロンが先行態勢に入ると、クリノスターオーは控えて2番手。トウショウフリークが3番手、人気を集めたバスタータイプは4番手のインを追走。マイペースに持ち込んだショウナンアポロンが先頭のまま直線に向く。バスタータイプもこれを目標に仕掛けるが、余力のある逃げを打ったショウナンアポロンの逃げ脚は衰えない。54㌔のハンデも生かして、最後までリードを保ったショウナンアポロンが3/4馬身差で押し切り、重賞初挑戦で金星を挙げた。2着はバスタータイプ。さらに3/4馬身差の3着には外から追い込んだ2番人気のドコフクカゼが入った。
勝ったショウナンアポロンは展開に恵まれたことは大きいが、力をつけているのも確か。逃げ馬としてこれだけ走れれば、これからもっと楽しみだ。2着バスタータイプも力をつけている。使い詰めだけにもっと良くなるだろう。3着ドコフクカゼは長くいい脚を使うタイプ。今日のところは展開が合わなかった。
ショウナンアポロンは、父アドマイヤマックス、母メジロアルドラ(母父アフリート)という血統。北海道洞爺湖町・メジロ牧場の生産馬で、国本哲秀氏の所有馬。通算成績は40戦5勝。重賞初勝利。古賀史生調教師は【マーチS】初勝利。松岡正海騎手は2009年エスポワールシチーに次いで2勝目となった。
【センバツ高校野球】はベスト8が決まった。今年は優勝候補が次々に敗れる波乱が続いている。僕の予想もベスト8進出が的中したのは滋賀学園と秀岳館だけであった。残り進出したのは智弁学園、龍谷大平安、明石商、木更津総合、高松商、海星。このまま行くと決勝戦は関西代表とその他の地区の代表の対決となる。残り7試合だが皆頑張れ!