最近、ゴルフに夢中で競馬の方が疎かになっているために競馬が全くダメである。今日も軸が来たら相手がヌケたり、その相手同士で決まったりと絶不調だ。どのくらい負けたかって? “先々週から始めた3連複作戦がもう底が見えたので、来週からはまた馬券の買い方を考えるつもり”と絶賛していた馬券作戦を変更しようと思うぐらいである。まぁ、こんな僕の競馬の不調話は置いといて今日の重賞を振り返る。
まずは東京競馬場で行われた【根岸S】。勝ったのは内田博騎乗の6番人気リミットレスビッド。道中は中団の内を追走から直線外を伸び、さらに外から追い込んできた3番人気タイキエニグマに2馬身差をつけて優勝した。3着には僕本命の4番人気トウショウギアが入った。僕はあまりの調子の悪さに昨日の予想(トウショウの相手をサンライズバッカス、メイショウホーラー、タイキエニグマ)というのをトウショウ&サンライズからの3連複流し1本に絞ってしまい・・・絶句。勝ったリミットレスだが、昨年の勝ち馬メイショウボーラーと同じローテーションだったが、初コース、プラス1㌔と不安材料が揃い6番人気であった。しかし鞍上は内田博、その不利をはね返すだけのに十分であった。そうは言っても馬自身も力をつけているのは事実、7歳になって益々元気で、【フェブラリーS】でも軽視はできなさそう(距離は心配だが・・・)。2着タイキ、3着トウショウもリミット同様力を付けてきている。タイキは【フェブラリーS】でも距離は持ちそうで愉しみだが、トウショウは距離的に厳しいだろう。それより完璧に脚を余した4着サンライズバッカスがやっぱりここではVS.カネヒキリ1番手になるだろう。ただ最近のスタートの悪さが気にはなるが・・・。
勝ったリミットレスビッドは、父SS、母はGⅡ馬・エリザベスローズ(その父NT)という血統。全兄にアグネスゴールド、フサイチゼノンがいる超良血である。’01年12月にデビューし、3戦目で初勝利。初の重賞挑戦となった’04年【CBC賞】では3着と好走。翌’05年は骨折休養などがあり、3戦して結果を残せなかったが、今年に入り、’02年8月以来のダート戦となる前走、【ガーネットS】で重賞初勝利を挙げていた。通算成績22戦8勝。鞍上の内田博、管理する加用正調教師共に同レース初勝利。内田博は、マイネルハーティーで制した’05年【ニュージーランドT】以来となるJRA重賞制覇で通算3勝目。加用師はリミットレスビッドで制した【ガーネットS】に続く今年のJRA重賞2勝目で通算9勝目となった。
また京都競馬場で行われた【京都牝馬S】は、岩田騎乗の4番人気マイネサマンサが好スタートから先手を奪うと後続の追撃を抑え逃げ切った。クビ差の2着には、同着で5番人気チアフルスマイル、9番人気メイショウオスカルが入った。僕が本命に推した7番人気アズマサンダースは見せ場なく13着、1番人気ディラデラノビアは5着、2番人気ヤマニンシェクルは4着に敗れた。勝ったマイネは鞍上の勝利と言っていいだろう。直線で粘らすところなどはさすが岩田である。2着同着は【京都金杯】で不利を受けたコンビ。チアフルは前日リキッドノーツが通って伸びたところを藤田が導いた。メイショウはスローペースで我慢ができた分の2着だろう。一方ヤマニンが伸びなかったのは意外で敗因はわからないが、ディアデラは馬体が戻っていなかった。
勝ったマイネサマンサは、父ディアブロ、母はアオエトウショウ(父トウショウボーイ)という血統。’03年3月のデビュー戦で初勝利を挙げ、続く500万下、【忘れな草賞】も制し3連勝を飾る。【秋華賞】では共に5着と敗れたが、半年の休養を経て条件戦で力をつけ、’05年に入り【マーメイドS】、【府中牝馬S】で2着と善戦。その後の【エリザベス女王杯】で14着と敗れたものの、前走の【阪神牝馬S】ではアドマイヤグルーヴの2着と好走していた。今回の勝利で重賞初制覇、通算成績20戦6勝となった。鞍上の岩田、管理する中村均調教師共に同レース初制覇。岩田はデルタブルースで制した’04年【菊花賞】以来となるJRA重賞制覇で通算3勝目。中村均師は、マイネルハーティーで制した’05年【ニュージーランドT】以来となるJRA重賞制覇で通算26勝目となった。
なお、今日の重賞優勝の鞍上は内田博と岩田。このように同日東西重賞を地方騎手が揃って制したのは史上初のことだ。JRA騎手しかりしろ!
実は昨日、レース以外にもうひとつ狙っているものがあった。それはサンデーレーシング&社台レーシングの2歳馬一口馬主のキャンセルがあり、その申し込みがあったのだ。その中にどうしても一口馬主になりたい馬がいて、後輩にその申し込みを任せていたのだった(僕はゴルフでできなかったため)。値段は少々高かったが、その一口を何人かで負担する(安田君のも声をかける予定だった)つもりでの申し込み。僕らの気分はすでに来年のクラシックに向いていた。しかし結果はハズレ。残念ではあるが、縁がなかったということだろう。しかし僕を含め、この計画に乗っていた連中の変り身の酷いこと、酷いこと。申し込みに外れた途端に「脚元が弱ければいいのに」「気性が荒ければいいのに」から始まり、終いには「勝てないまま引退すればいいのに」である。
人のジェラシーってホントに醜いね!!! これじゃ競馬も当たらないわけだ・・・。