人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

競馬だらけ!

2023-07-14 21:26:56 | Weblog

 今年も《セレクトセール2023》が7/10~11、ノーザンホースパークで行われた。初日の1歳馬セッションでは222頭が上場され、216頭が落札。1日の総売上は133億6500万円(金額は全て税抜表記)で、従来の最高額だった昨年の128億7000万円から約3.8%増で歴代最高売上を更新した。落札率は97.3%、1頭平均は6187万5000円だった。1億円を超える高額落札馬は28頭(昨年は25頭)で、その中でも最高落札額となったのは「インクルードベティの2022」(牡、父キタサンブラック)と「パレスルーマーの2022」(牡、父シルバーステート)で、ともに3億1000万円。「インクルードベティの2022」は「ダノン」の冠名で知られる(株)ダノックスダが落札、「パレスルーマーの2022」はTNレーシングが落札したが、半兄に今年の【天皇賞・春】を勝ったジャスティンパレスがいる良血。牝馬の最高額は「ドナブリーニの2022」(牝、父ドゥラメンテ)で、こちらもTNレーシングが2億1000万円で落札した。半姉にGI・7勝を挙げた名牝ジェンティルドンナがいる血統だ。今年の特徴として、タイトルホルダーやスターズオンアース、リバティアイランドなどを輩出しながらも早世したドゥラメンテ産駒に注目が集まり、落札総額は最も多い14億6700万円(落札14頭)を記録した。
 馬主では金子真人ホールディングス(株)が合計12億4500万円分落札。最も高額だったのは「グリーンバナナスの2022」(牡、父WoottonBassert)で2億7000万円だった。
 その他では「コスモポリタンクイーンの2022」(牡、父Kingman)が3億円、母が北米で10勝の「アイムオールレディセクシーの2022」(牡、父キタサンブラック)が2億9000万円、現役で5勝を挙げているアンティシペイトが兄にいる「アンチュラスの2022 (牡、父エピファネイア)が2億5000万円で取引された。
 

 11日に行われた当歳セッションでは、231頭が上場され、219頭が落札された。落札率は94.8%、1頭平均は約6749万円だった。売上は147億8000万円で、従来の最高額である昨年の128億9250万円を14.6%も上回る結果となった。また、前日の1歳セッションと合わせた2日間の総売上も、従来の最高額である昨年の257億6250万円から約9.2%増の281億4500万円を記録した。当歳セッションの1億円を超える高額落札馬は35頭で、中でも最高落札額となったのが「コヴィクションⅡの2023」(牡、父コントレイル)。(株)ノースヒルズが5億2000万円で落札した。3億円以上は他に5頭にのぼり、「ファディラーの2023」(牡、父キタサンブラック)がインターホースに3億8000万円で、「バイバイベイビーの2023」(牡、父コントレイル)が前田晋二氏に3億3000万円で、「ピクシーホロウの2023」(牡、父エピファネイア)が藤田晋氏に3億3000万円で、「キラーグレイシスの2023」(牡、父キタサンブラック)がロデオジャパンに3億2000万円で、「セリエンホルデの2023」(牡、父エピファネイア)が田畑利彦氏に3億円で落札された。当歳セッションの注目は、この世代がファーストクロップとなるコントレイル産駒。上場20頭中8頭が1億円を超え、合計売上額は25億7200万円に上った。最高落札額は前述の「コンヴィクションIIの2023」だった。また、昨年の年度代表馬イクイノックスなどを輩出したキタサンブラック産駒も高額で取引され、当歳セッション上場の15頭中6頭が1億円を超え、合計売上額は18億9900万円だった。最高価格は先述の「ファディラーの2023」だった。牝馬の最高額は「シーズアタイガーの2023」(父コントレイル)で、2億8000万円で藤田晋氏が落札した。
 なお、国内競走馬セール史上3位となる5億2000万円で(株)ノースヒルズが落札した「コンヴィクションⅡの2023」は来春に開業予定で現役時代の主戦だった福永祐一厩舎に預託予定であることも明かされた。また競馬ゲームの「ウマ娘」などで知られるサイバーエージェントの藤田晋社長は前述の「シーズアタイガーの2023」や、ピクシーナイトの弟になる3億3000万円の「ピクシーホロウの2023」などを落札、2日間の合計では23億6900万円で、これは参戦初年度だった2021年の23億6700万円を上回る落札金額となった。お金のあるところにはやっぱりあるんだなぁ。
 

 7/12に行われた【ジャパンダートダービー】無敗で難関東2冠を制した大井の1番人気ミックファイア(牡、渡辺和)が直線で差し切り、JRA勢も撃破した。これでミックファイアはデビュー6連勝。01年トーシンブリザード以来、22年ぶり史上2頭目の無敗の南関東3冠馬が誕生した。勝ちタイムは2分4秒6。管理する渡辺和雄調教師、鞍上の御神本訓史ともに【ジャパンダートダービー】初制覇となった。レースは好位追走から、最後の直線で抜群の末脚を発揮し、2着に2馬身半差の完勝だった。2着に6番人気キリンジ、3番人気のミトノオーが3着だった。
 勝ったミックファイアだが、完全な勝利だった。展開的には少し位置取りが後ろだったが、逆にこれが良かった。逃げたミトノオー、1番のライバルと思われたユティタムを見ながら競馬できた。最後は馬の頑張りがすべてだったが、最後まで脚色は衰えなかった。2着キリンジは前の馬がバテたとはいえ、僕が思っていたよりいい脚を使った。距離もこのくらいの方が良いのかも…。3着ミトノオーは逃げ切るかと思ったが、最後にスタミナが切れた。前半で力んだぶん、最後に止まった感じ。その辺りが今後の課題か。距離ももう少し短いほうが…。4着ユティタムはスタートでちょっとバタついたが、道中の走りは良かった。ただ思ったより、上がって行けなかったのは体調か…。
 勝ったミックファイアは父シニスターミニスター、母マリアージュ(母父ブライアンズタイム)。大井・渡辺和雄厩舎所属。北海道新ひだか町・高橋フアームの生産馬で、馬主は星加浩一氏。戦績6戦6勝。獲得賞金1億5250万円。重賞は2023年【羽田盃】、【東京ダービー】に次ぐ3勝目。
 この【ジャパンカップダートダービー】は来年からは10月の【ジャパンダートクラシック】に生まれ変わるため最後のレースだった。それを勝ったのが大井のミックファイアだったことは地方競馬ファンとって感動のドラマだっただろう。大井の怪物は、今のところ、秋は【JBCクラシック】(11/3、大井、JpnⅠ、2000mダート)を目標とし、【チャンピオンズC】(12/3、中京、GⅠ、1800mダート)も視野に入れているとのこと。果たしてどこまで強くなるのか…注目したい。

 明日の予想。まずは福島メイン【バーデンバーデンC】。本命は8番ショウナンハクラク。前に行く馬が多く展開の利がありそう。この福島で差し経験があるのも心強い。相手は1,2,5,6,9,10番。中京メイン【関ケ原S】は2番メイショウブレゲで穴狙い。1勝クラスVがこの条件で、前走で苦手の阪神で0.1差。一発があっていい。相手は5,6,9番で馬連とワイの勝負。函館メイン【函館2歳S】は9番ナナオが面白そう。未勝利勝ちのため人気はないが、前走のレースぶりは良かった。2回同じように走れる強みは若駒の中では有利。相手は1,2,3,6,7,12,13番。

 今週の一口馬。そのまえにその【ジャパンカップダートダービー】の前日、7/11の大井【ルビー賞】(A2・1800mダート)に矢野騎乗で出走したゴールドレガシーについて。レースでは、やや躓いたあと、頭を上げる格好を見せ、若干の後手。しかし、ポジションは少し促した程度で取り戻し、6〜7番手でホームストレッチを通過。最初のコーナーはじっくりと回りながら、位置を下げて向正面へ。道中は7〜8番手を追走。3コーナーから鞍上の手が動き始め、4コーナーは外に出して直線へ。鞍上がゴーサインを送るも、伸びはまったく見られないまま、徐々に後退してしまい、勝ち馬からは1.8秒差の10着で地方転籍緒戦を終えた。管理する藤田調教師は「今日の大井は前が残りやすく、差し勢には厳しい馬場とはいえ、案外な結果となりました。仕上がりはいいと思っていたのですが…。中央では大味な競馬をするタイプでしたが、南関東での経験を重ねつつ、こちらではどのような進め方が合うのか見きわめていく必要がありますね」とのこと。またG1高木マネージャーは「スタートでちょっと躓くような感じで、その後が力みながらの走りでしたね…。外を通った分の馬場差もあったかもしれませんが、それにしてもダラしない内容となってしまいました。申し訳ございません。調教の感触からすれば、ここまで負ける馬ではないと思います。距離といった条件面や、馬具も含めて検討し、調教の動きと結果がリンクするように努めていきたいと思います」とのこと。今後の爆発に期待。
 それから先週出走し2戦連続のタイムオーバーとなったシラーヴァイン「今回で2度目のタイムオーバーを受け、2ヶ月間出走できないことから、クラブサイドとも相談した結果、残念ですがここで引退ということになりました。小柄な牝馬ですが、成長して体力がついてくればもっとやれるはずなのですが…。縁あってお預かりさせていただいたのに、ここまで思うような結果を出すことができず、会員の皆様には大変申し訳ない気持ちでいっぱいです」(小栗調教師)とのこと。初めて持ったキズナ産駒だったが、なにせ小柄すぎて体力がなかった。残念!
 では今週出走する一口馬たち。まずはベルシャンソン。明日の福島2R【3歳未勝利】(1700mダート・牝)に水沼騎乗で出走する。心房細胞発症明けとなるが調教は相当走っている。西田調教師によると「先週ビッシリと負荷を掛けていましたし、今週は出走診断もあるため、整える程度に追い切っています。手綱を引っ張ったきりでしたがそれでも終いは11秒台でしたし、動きは本当に良いですよ。この稽古の動きが実戦に結び付けば、初戦とは全く違う結果となっておかしくないはずです。追い切り後に心音を確認されていますが、全く問題ありませんでした。ここまでの調教では心房細動の兆候を全く見せていないですし、先週お伝えした喉の状態も気にするほどではないので、レースでも無事に走ってきてほしいと思っています。鞍上は3kgの減量が利きますし、先週追い切りに跨って好印象を持って臨めるはずなので、何とかいい結果に導いてもらえれば。最低でも目処の立つような走りを期待しています」とのこと。鞍上、体調など心配することは多いが、調教通りなら面白い。なんと言ってもリッカルドの半弟だ。続いて園田の交流戦を圧勝したジャーヴィス中京7R【3歳上1勝クラス】(1800mダート)に酒井学騎乗で出走する。ゲートが不安だったため、ゲート練習を積んでの出走となる。千田調教師は「8日(土)に15-15くらいのところを消化し、昨日の最終追い切りはウッドコースにて終い重点におこなっています。テンションを上げ過ぎないように単走でしたが、軽く仕掛けた程度でスッと反応していい動きでしたよ。十分に態勢は整ったと思います。先週末からメンコを着用して調教をおこなっているのですが、この状態だと周りの状況に影響されることは少ない感じがするので、レース当日もこれで臨む予定です。交流競走とはいえ初ダートだった前走が強い競馬でしたし、ここでどんな走りができるか見てみます。距離も延長するので最後まで集中して走ってきてほしいですね。粗削りながらも能力の高さを垣間見せてくれましたし、中央のこのクラスで目処を立ててほしいと思っています」とのこと。こちらは“奇跡の馬”アースライザーの半弟、どんなドラマを魅せてくれるか期待している。それからメリオルヴィータ函館8R【3歳上1勝クラス】(1200m芝・牝)に鮫島克駿騎乗で出走する。2勝目を期待される馬が満を持して北海道参戦。池上調教師は「(7/12に)ジョッキーが跨がり、チークピーシーズを着用して追い切りました。『口の硬さがある』というコメントでしたが、調整はここまで順調に進み、力を出せる態勢が整っています。最新の目方は490kgです。滞在競馬のぶん、プラス体重での出走となるでしょう。雨で馬場が悪くなるかもしれませんが、こなしてもらいたいところです」とのこと。初の1200m、重馬場、洋芝など心配事はあるが、僕の一口馬の中では期待は大きい馬、是非いい走りを見せてほしい。
 最後はラナヴェット。明後日の中京6R【3歳未勝利】(2000m芝・牝)に酒井学騎乗で出走する。当初は2600mを目指していたが…。天間調教師は「中一週での出走を意識しての調整であったため、水曜は単走でサラっとまとめています。動きは悪くありませんが、もっと良さが出てきてもいいはずなんです。本来であれば前走を踏まえて福島2600m戦に出走できればベターだったと思います。ただ、ふたを開けてみると昨年よりも混み合っている状況で、当初は函館もと考えていたものの、直前の輸送となることを考えると、頭数割れしている中京も視野に入れることに。今日の想定を見た上で最終的には中京の牝馬限定戦を選んでいます」。ここで走らないと、引退になる可能性が大きい。何とか…。

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