メジロ牧場の閉鎖、世界的大種牡馬サドラーズウエルズの死去に続き、悲しいニュースが飛び込んできた。昨年のJRA最優秀2歳牡馬・グランプリボスの父、サクラバクシンオー(牡22)が30日、急性心不全によりけい養先の社台スタリオンステーションで死亡したのだ。
同馬は父サクラユタカオー、母サクラハゴロモ(母父NT)という血統。’89年に北海道早来町の社台ファームで生産された。現役時代は【スプリンターズS】2連覇など21戦11勝(重賞5勝)。’95年から同スタリオンで種牡馬としてけい養され、’02年【高松宮記念】を逃げ切ったショウナンカンプや’03年【桜花賞】2着のシーイズトウショウなど、内国産種牡馬のエースとして多くの活躍馬を輩出した。今年も種牡馬ランキング11位だからまだまだその勢いは落ちない種牡馬であった。特に僕はブランティスなど障害戦での産駒の活躍が好きで美味しい馬券も・・・。まだまだ産駒は活躍すると思うが合掌!
今日の重賞を振り返る。東京で行われた【青葉賞】は、アンカツ騎乗の6番人気ウインバリアシオンが、4番人気ショウナンパルフェに1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分28秒8(良)。さらに3/4馬身差の3着には1番人気のトーセンレーヴが入った。また僕が推奨したヴァーゲンザイルは直線伸びず7着に敗れた。勝ったウインバリアシオンは元々素質があり、一時期は僕の《my注目馬》にも入っていたが、伸び悩みで削除していた。ただ今日の走りを見て改めてその力を再確認。府中の2400mは走る!鞍上のアンカツも落ち着いた騎乗でこの馬の良さを最大限に出したといっていいだろう。福永より相性がいいのかもしれない。強い競馬を見せたのが2着になったショウナンパルフェ。あわや横綱相撲で押し切る競馬を見せた。正直こんなに走るとは思っていなかったが、距離もこのくらいの方がいいのかもしれない。3着トーセンレーヴは馬込みからなかなか出られなかったのが敗因か。4着ギュスターヴクライ共々鋭い末足は使っているが、勝ち馬には0.3差は完敗といっていいだろう。なお、上位2頭には29日に東京で行われる【日本ダービー】への優先出走権が与えられる。
勝ったウインバリアシオン(牡3・松永昌厩舎)は父ハーツクライ、母スーパーバレリー(母父Storm Bird)という血統。ようやくJRA重賞初制覇となった。
鞍上のアンカツはこのレース初勝利。今年は【桜花賞】のマルセリーナに続く2勝目。通算では75勝目となった。管理する松永昌博調教師もこのレース初勝利。JRA重賞は【ニュージーランドT】のエイシンオスマンに続く2勝目、通算では6勝目となった。
ウインバリアシアンの通算成績は6戦3勝(重賞1勝)。
では明日の予想。まずは【天皇賞・春】。ずっと今週は英国皇太子のご成婚で4番ローズキングダムで堅いと思っていた。そして同時に人気は4番目ぐらいかな、とも。それが限りなく1番人気に近い2番人気とは・・・。まぁ馬券的には結婚が行われた4月29日にちなんで、4番ローズキンダムから2番ヒルノダムール、9番トゥザグローリーに馬単、3連複、3連単。それに馬連でロースから「ウイリアム」ズが騎乗する13番ジャミール、10番トーセン「クラウン」、父が「キング」ズベストの15番、18番も購入。ちなみにペルーサは母が「アルゼンチン」スターでフォーグランド紛争の相手で一緒にやってくることはないだろう。以上が時事馬券。
で、僕が本格的に考えた結果は前走でようやく重賞勝ちした2番ヒルノダムールを本命にする。ずっと買い続けてそれなりに馬券にはなってくれている馬。ただ京都の3200mでは正直荷が重いと思っていた。どうしても京都の良馬場の外回りだと末脚負けしてしまうからだ。ただ今回は馬場が渋り気味になりそうで内から抜け出す可能性が高い。血統的にマンカフェ×ラムタラは一度嵌れば勝ち進む勢いのある血統。相手は9番、そして6番、4番か。
東京メイン【スイートピーS】は3番アカンサス。とにかく今後が楽しみの馬。前走は完全にデムーロの騎乗ミス。末脚は確かでこの頭数なら仕掛けが遅くなることはあるまい。相手は5番、13番。穴にはご成婚を祝ってニューイングランド産駒の1番モルフェメイト、12番“プリンセス”キナウも抑える。
新潟メイン【谷川岳S】は人気でも12番リディル。この馬は昨年【マイルCS】に出てきてほしいと思っていた馬。その後勝ち身が遅いレースが続いているが、別定ならまず負けないだろ。相手は7番、14番。
最後に《WIN5》は東京10R【アルハテケS】は3番ナムラタイタン、2番インペリアルマーチ→京都10R【錦S】6番マルカベスト、15番バブルウイズアラン→新潟11R【谷川S】12番リディル、14番ヒットジャポット→東京11R【スイートピーS】3番アカンサス、5番シシリアンブリーズ→京都12R【天皇賞・春】2番ヒルニオダムール、4番ローズキングダム。
尚、さっきまでやっていた《フィギュアスケート・世界選手権》は女子フリーが行われ、安藤美姫が、合計195・79点で4年ぶりの2度目の優勝を果たした。連覇を狙った浅田真央は172・79点で6位。村上佳菜子は8位に終わった。約1年ぶりの国際大会出場となった金妍児(韓国)が2位だった。って、ことは明日はアンカツ!? と思ったらアンカツ、メイン乗ってないじゃん。