ペリーさん、そんなに外を回したら駄目ですよ。折角の2番枠が何にもならないよ。おまけにショウナンバッハあたりに負けちゃ・・・。それでも勝ち馬から0.6差だからもう少し上手く乗ればもっと際どかったはず。まぁこれはどの馬にも言えることだけどね。
【JC】惨敗の今日だったが、唯一良いことがあった。昨日のコラムでも書いたが、僕が一口馬主となっているジオラマが今日の京都1R【2歳未勝利戦】(1400mダート)にアッゼニ騎乗で出走したのだが、直線残り200mで先頭に立つと。最後まで脚色が衰えることはなく、内からの追撃を見事に封じ込み、2戦めで嬉しい初勝利を飾った。勝ちタイムは1:26.1、2着馬との差は1/2馬身だった。予想よりも早い勝利。今後は一旦リフレッシュ放牧を挟んでの戦いとなるが、これで今後の愉しみが膨らんだ!
今日の重賞を振り返る。東京11Rで行われた【第35回ロンジン賞JC】。勝ったのは、池添謙一騎乗の4番人気ショウナンパンドラ(牝4歳・高野友和厩舎)。ゴール前で3頭の激戦を差し切って快勝。昨年の【秋華賞】に続く2度目のGI制覇を成し遂げた。タイムは2分24秒7。 レースはカレンミロティックが積極的に先頭に立ち、よどみないペースで馬群を引っ張る。2番手にはアドマイヤデウスがつけ、その後ろにワンアンドオンリー、イトウと続き、イラプトが5番手。人気のラブリーデイは少し離れた6番手からレースを進めた。カレンミロティックは後続を離した逃げを打つ。4コーナー手前から各馬も差を詰めて、直線は横に広がっての差し脚比べ。馬場の真ん中から抜け出すラブリーデイに、内からラストインパクト、外からショウナンパンドラが襲いかかり、ゴール前はこの3頭の叩き合いとなった。その争いを最後に差し切ったのはショウナンパンドラ。クビ差2着が7番人気のラストインパクト。さらにクビ差の3着が1番人気のラブリーデイだった。牝馬による【JC】制覇は史上8例目(ジェンティルドンナは2勝)。2009年のブエナビスタ以降、7年間で5回を日本の牝馬が制したことになる。これらを含めて、JCは日本馬が10年連続Vとなった。
勝ったショウナンパンドラは自信満々の騎乗ぶりだった。馬もその期待に応えた。成長して体質もしっかりしてきての強い勝利。普通に考えて来年一年の現役続行だろうが、来年は女傑として古馬戦線の中心馬となるだろう。2着ラストインパクトは最後の1ハロンで止まってしまった。それでもさすがムーアという騎乗ぶりだった。今後もムーアなら目が離せない。3着ラブリーデイは勝つためのレースをやったが、やはり少し距離が長かった。【有馬記念】も距離を考えると厳しいか。4着 ジャングルクルーズには驚いた。このメンバーでこれだけ走れば今後が楽しみだ。5着サウンズオブアースは思ったほど伸びなかった。もう少し長い距離がいいのかもしれない。8着ミッキークィーンが意外だった。小柄の牝馬だけにゴチャついたこととマイナス体重が響いたのだろう。 10着ゴールドシップは落ち着いていたが、位置取りが後ろすぎた。それでもそれほど負けていないので【有馬記念】に愉しみが繋がった。
ショウナンパンドラは、父ディープインパクト、母キューティゴールド(母父フレンチデピュティ)という血統。北海道白老町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬で、国本哲秀氏の所有馬。通算成績は16戦5勝。重賞は【秋華賞】(2014年)、【産経賞オールカマー】(2015年)に次いで3勝目。高野友和調教師、池添謙一ともに【JC】は初勝利となった。
京都12Rで行われた【第60回京阪杯】は、和田竜二騎乗の4番人気サトノルパン(牡4歳・村山明厩舎)が直線インから抜け出して快勝。重賞初制覇を果たした。タイムは1分7秒4。レースはベルカントが逃げ、ワキノブレイブ、コパノリチャードがこれに続く形。さらにフミノムーン、エイシンブルズアイが好位につけ、サトノルパンもインからこれらの馬を見る位置で追走。人気のビッグアーサーは中団のインからレースを進めて直線へ。スムーズに前があいたことでサトノルパンが抜け出し、ようやく馬群をさばいたビッグアーサーも迫ってきたが、これをアタマ差振り切ってサトノルパンが先着。重賞初制覇を果たした。2着は1番人気のビッグアーサー。さらに3馬身1/2差の3着が5番人気のアースソニックだった。
勝ったサトノルパンはスタートも良かったし絶好の番手。直線もスムーズに抜け出し、ビッグアーサーの追撃を封じた。2着ビッグアーサーはややスタートで遅れたのが痛かった。それでもこの差、負けて強しの競馬だった。3着アースソニックは折り合いがつき、直線もよく伸びていた。ただ前の2頭とは力差があるか・・・
サトノルパンは、父ディープインパクト、母エリモピクシー(母父ダンシングブレーヴ)という血統。リディル、クラレント、レッドアリオンという3頭の兄に続いて、兄弟4頭目の重賞ウイナーとなった。北海道えりも町・エクセルマネジメントの生産馬で、里見治氏の所有馬。通算成績は17戦5勝。重賞初制覇。村山明調教師、和田竜二ともに【京阪杯】は初勝利。
いよいよ来週から師走競馬。今年は万馬券こそ本数多くGETしたが、回収率は大惨敗模様。なんとか一ヶ月で・・・。