人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

幹夫凄~い!

2006-02-26 22:03:51 | 競馬データ
 松永幹夫が魅せてくれた。
生憎の天候となった騎手最後の日、メイン、最終を連勝という最近にない好騎乗を見せた松永幹だが、最終での勝利が記念のものとなった。この勝利で史上12人目、現役では5人目(豊、柴田善、横山典、蛯名)となるJRA通算1400勝を達成したのだ。通算12,416戦目での記録だが、普通ドラマでもこんなにうまくいかないものなのに・・・。ひょっとしたら松永幹は凄い運を持っているのかもしれない。その松永幹だが、’86年3月にデビュー。’88年【函館3歳S】をサザンビーナスで制し重賞初制覇(懐かしい)し、’91年には【オークス】をイソノルーブルで制し、GI初制覇を達成している。その後もファビラスラフインで’96年【秋華賞】、【キョウエイマーチ】で’97年【桜花賞】、チアズグレイスで’00年【桜花賞】、ファレノプシスで同年【エリザベス女王杯】、ヘヴンリーロマンスで’05年【天皇賞・秋】を制するなど、すべて牝馬でGI・6勝を挙げている。JRA重賞は、本日11Rに行われた【阪急杯】を制し、通算54勝となった(尚、引退式の日に重賞勝利を挙げた騎手としては過去に’75年【目黒記念】を勝った野平祐二がいる)。
その【阪急杯】を振り返る。勝ったのは11番人気ブルーショットガン (牡7、武宏厩舎)。中団待機から追い込み、3番人気コスモシンドラーを1/2馬身抑えて優勝した。さらに1/2馬身差の3着には僕が中心に推した1番人気オレハマッテルゼが入った。この【阪急杯】、今年から1200mが1400mに1ハロン延びて施行された。そこで勝ったブルーだが、ここ2戦得意の1200mで見せ場がなかった。その走りをみると正直ここでも家賃が高いと思っていたが、あっと驚く見事な勝利。しかし好走の要因はわからない。しいて言うなら松永幹の運か・・・。2着のコスモシンドラーはこの馬馬が味方したこともあるだろうが力を付けているのも確か。終いの脚を使う戦法も身に付けこれは今後面白い存在となりそうだ。オレハマッテルゼはあまりの手応えの良さから直線先頭に立ったが、また終いの甘さが露見してしまった。柴田善は教科書どおり正攻法の騎乗ぶり、これで勝てないのなら鞍上を思い切りのいい騎手に代えるのもひとつの手かもしれない。
 勝ったブルーショットガンは、父サクラバクシンオー、母オギブルービーナス(父スーパークリーク)という血統。’05年【六甲アイランドS】(1600万下)で2年2ヶ月ぶりの勝利を挙げていた。しかし前走の’06年【シルクロードS】では13着に敗れており、今回が重賞初制覇となった。管理する武宏調教師はメルシータカオーで制した’04年【中山大障害】以来のJRA重賞4勝目となった。尚、このレースにて、4角付近で競走を中止していた本田騎乗の2番人気コスモサンビーム (牡5・佐々木晶三厩舎)は、急性心不全を発症し、死亡したことが判明した。同馬は、父ザグレブ、母ロビースレインボウ(父Rainbow Quest)という血統。’03年6月にデビューし、同年の【京王杯2歳S】、【朝日杯FS】を連勝し、最優秀2歳牡馬に選出される。’04年のクラシック戦線では【皐月賞】4着、【NHKマイルC】2着と上位に入るが、【日本ダービー】12着後に左第一指節種子骨々折を発症し、長期の休養を余儀なくされる。’05年【関屋記念】で14ヶ月ぶりに復帰し、【スワンS】で約1年10ヶ月ぶりの勝利。今回はそれ以来4ヶ月ぶりのレースだった。通算成績16戦5勝(重賞3勝)。残念!!!
中山で行われた【中山記念】は、田中勝騎乗の6番人気バランスオブゲーム (牡7・宗像厩舎)がスタート直後から先頭に立つと、直線でさらに後続を突き放し、1番人気ダイワメジャーに5馬身差をつけて圧勝した。さらに1.3/4馬身差の3着には4番人気エアメサイアが入った。僕が本命に推したヴィータローザは馬体も絞れてよく見えたが直線全く伸びず9着に終わった。勝ったバランスは同馬にとって最高の舞台だったものの、59㌔を背負って直線では5馬身突き放す強さ。7歳馬とはいえその力には驚きである。そして同時に安田君のバランスの買い方には脱帽であった。2着のダイワは思ったより重馬場は良くないように思う。多少太かったとはいえ、あの伸びには少し不満が残った。ただ2番手で動きづらかったのもあったような気もする。3着エアは豊の好騎乗によるもの、4着カンパニーは馬場が向かず、ハットトリック(11着)はスタート、59㌔、道悪が堪えたようだ。勝ったバランスオブゲームは父フサイチコンコルド、母ホールオブフェーム(父アレミロード)という血統。’01年【新潟2歳S】で重賞初制覇を飾ると、その後も’02年【弥生賞】、【セントライト記念】、’03年【毎日王冠】、’05年【中山記念】を制すなど、重賞路線で息の長い活躍を見せている。通算成績は26戦7勝(重賞6勝)だが、なんと新馬戦以外ずっと重賞ばかり出走してのこの成績だから凄い。
 鞍上の田中勝騎手、管理する宗像調教師共に同レース連覇を達成。田中勝騎手は、リミットレスビッドで制した【ガーネットS】に続く重賞制覇で通算35勝目。宗像調教師はウイングレットで制した’05年【中山牝馬S】以来の重賞制覇で通算11勝目となった。
最後に26日行われたシャティン競馬場で行われた【センテナリースプリントC】(3歳上、香G1・芝1000m)に、コーツィー騎手騎乗の1番人気で臨んだサイレントウィットネス (セン7)が出走したが、スタートから全く加速が付かず、トップから0.9秒差の7着に敗れた。同馬が1400m以下のレースで敗れたのは初めてのことだ。
来週はいよいよクラシックトライアルが始まる。【弥生賞】にはアドマイヤムーン、サクラメガワンダー、スーパーホーネット、トウショウシロッコ、ナイトセレプションらが登場。一方【チューリップ賞】ではシェルズレイ、ニシノフジムスメ、ラッシュライフ、アドマイヤキッスが桜を目指す。また開幕する中京では古馬の【中京記念】が行われる。そろそろ馬の蹄音が芝のGⅠに向けて大きくなってきているが、僕の馬券の調子は相変わらず不調。来週、土日出かけるため今週勝負したら迎え撃ちに遭ってしまった(重傷)。松永幹みたいな劇的な馬券の勝利はいつになるのだろうか。


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明日はサヨウナラで・・

2006-02-25 22:52:03 | 競馬予想
 思わず拍手! 阪神8Rで後方に位置した松永幹騎乗のテイエムヘネシーが直線豪快に追い込んできたときのことだ。今週で調教師となる松永幹最後の勝利となるかもしれない(明日の最終が有力も・・・)と思い応援してしまった。そして結果1着。馬券的にも2着になったサクラフィーダから馬連を買っていたので問題なかったし、心地よいレースとなった。同10Rでは今週で引退する名伯楽大久保正師の管理馬・ブライアンレターが人気のストタジェムを交わし勝利した。師が育てたナリタブライアンの仔での勝利は格別だったであろう。馬券はこれも馬連を持っていたので心より拍手を贈った(馬単を買おうとしていたが良かった・・・)。このように上手くいく人もいれば予想外の結果になった調教師もいる。中山6Rの新馬戦にオウバイを出走させようとした成宮調教師。今週5頭出しだから師の引退にあわせての大攻勢だろうが、なんと最後の新馬戦でレース前の放馬。そして出走取り消し。出走していたからといって勝ち負けまでいったかどうか分からないが、師としては出走させたかっただろう。残念!明日の2Rミヤコノアドミラルで雪辱を!
 今日の重賞【アーリントンC】を振り返る。勝ったのはペリエ騎乗の3番人気ステキナシンスケクン。 終始先頭で逃げ切り、5番人気ロジックに3.1/2馬身差をつけ優勝。3着には僕が本命に指名した6番人気アマノトレンディーが入り、1番人気のキンシャサノキセキは6着だった(3連複的中)。この勝利によってステキナシンスケクンは【NHKマイル】の有力馬の1頭となるのだろうが、まだ口向きの悪さなど子供子供しているところがある。だがそれで勝利するのだから素質は高い。成長次第では真の有力馬になる可能性がある。この勝ったステキシンスケクンは、父Danzig、母Autumn Moon(父Mr. Prospector)という米国産馬。伯父に日本で種牡馬入りしたアカビールがいる。’04年キーンランドセプテンバーセールにて55万ドルで落札され、重賞は初勝利で通算成績4戦2勝。鞍上のペリエは、’95年から12年連続のJRA重賞制覇で通算35勝目。管理する森秀行調教師は、’93年開業以来14年連続のJRA重賞制覇で通算32勝目となった。ところでこの馬名の「シンスケ」は島田紳助のことだろうか。もしそうであるならこれから「オシャベリサンマ」とか「テンサイタケシ」「ゾウモウタモリ」とかも出てくる!?
 では明日の予想。まずは中山で行われる【中山記念】。本命は3番ヴィータローザを指名する。連闘になるが前走は明らかに太め残り。名調教師が関西、関東連闘をするにはそれなりの勝算があってのことと見る。中山1800mはSS産駒でも人気薄のほうが走る傾向があるし、マイラーが揃ったここは中距離馬の実力を見せて欲しいものだ。相手は1番ダイワメジャー、5番ハットトリック、6番バランスオブゲーム。9Rはキャンディーストアで穴狙い。ここは【きんせんか賞】除外で再投票となるが、体調がよく、距離に自信がない限り、混合戦を使ってこないだろう。また血統的にもスペシャルウイーク×トニービンは芝の1800m以上は単勝、複勝とも回収率は100%を超える。中山1Rは内田博騎乗の16番ウエルアウエイ。中山1200mダートは外枠で3番手に以内に付けられる馬。鞍上内田博なら3着は外さないだろう。
 阪神11R【阪急杯】は10番オレハマッテルゼ本命。阪神の1400mは単なるスプリンターでは苦しい。とにかく時計は持っており(マイル2度の32秒台Vがある)、SS産駒は阪神1400m複勝回収率100%を超える。相手は1400mベストで本格化した11番タマモホットプレイ、1400mレコード勝ちある6番グランリーオ、そして大穴では阪神得意の8番ハッピートゥモロー。9Rは5番ニシノロドリゲス。前走は叩き台、芝替わりでクラシックへ名乗り挙げたいところだ。
 明日は競馬界にとっては卒業式にあたる。なら阪神8Rの10番サヨウナラは時事馬券として面白いのではないだろうか。もしここで連に絡まなければサイン馬としてメイン、最終レースの10番は抑えておきたい。あっメインはオレハマッテルゼだ。これで堅い!?
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氷の女王君臨

2006-02-24 23:30:58 | 競馬予想
ようやくトリノ五輪メダル獲得である。それも金メダル。日本人女性としては里谷多英以来2人目、女性フィギュア選手としてはアルベールビル大会伊藤みどりの銀以来二人目のメダル獲得者となった。それにしてもその金メダリストとなった“しゃくれ”(安田君らニックネーム命名)こそ荒川静香、メダルには今一歩届かなかったが“困り”(同)こそ村主章枝の演技はとても感動であった。ショートプログラムのときもそうだったが、この二人にコーエン(米)、スルツカヤ(露)の4人の演技は他の選手とは一味も二味も違っていた。ショートプログラム、フリーと眠い目を擦りながら観ていた(安田君は飲みながらだが、僕は早起きして)のだが、その価値は十分にあった。感激!その二人とは対照的だったのが“歯ぐき”(同)こそ安藤美姫。4回転挑戦は立派だったが、明らかに実力が落ちている感じがした。詳しいことはわからないが、体型にしても太りすぎのように見えるし、演技そのものが重々しくスピード不足に見えてしょうがなかった。これは国内での選手選考の時から思っていたことではあったが、五輪ではそれなりに調整してくるのではないかと思っていた。しかし・・・。僕の個人的意見では安藤より中野ゆかりを選出するべきだったと思っているのだが、まぁ安藤が出場したことによって注目度が何倍も上がったのは確かで様営業的にはその価値はあった。もしここで誰もメダルが獲れなったら、再び選出についての議論が出ただろうが、今回はこれでよかったのだろう。それにしても荒川、村主よく頑張りました!!! 次回のバンクーバー五輪は満を期して浅田真央ちゃんが出場するだろう。しかし良く考えれば、あと4年たっても荒川28歳、村主29歳、安藤22歳である。今回のスルツカヤとあまり変わらないのだ。もし彼女らが次を目指したら日本のレベルは相当上がると思うのだが・・・(荒川は引退するらしい)。とにかく、出場した3選手どうもお疲れ様でした。あっ最後に心配なことがひとつ。僕の記憶が正しければ、荒川が'04年世界選手権王者になったとき前後に演技中に「乳首ポロリ」の写真が出回ったことがある。その写真、商品価値的には相当あがったと思うので再び出回るのではないかと心配している。大丈夫だろうか?
 では明日の予想。まずは阪神で行われる【アーリントンC】。本命は4番アマノトレンディー。唯一乱れたのは【ラジオたんぱ2歳S】のみ。しかしその時はレース前に放馬があった。それでもサクラメガワンダーに1秒負けていないのだから、ここでは狙って面白い。マイルがいちばん合いそうで少々重い馬場も大丈夫。人気になる前に狙いたい。相手は9,14,6番。同12Rは16番ドルチェリモーネ本命。SS産駒は京都2200mに比べ阪神1600mが単勝回収率、複勝回収率とも高い。ここは叩き2戦目だし、条件良化だ。
 中山11Rは6番カオリノーブルを狙う。ここは単騎で逃げられるメンバーで最近不調もブリンカー2度目、得意の中山1800mなら充分残り目がある。10Rは実質的ハンデ頭4番フィヨルドクルーズ。器用さに欠け中山替わりは不安があるが、2走前は僅差の3着。条件的に嫌われるならあえて買ってみたい。4R障害戦は14番ハイヤーザヘブン。障害は黙って狙えのマーベラスサンデー産駒。2戦目の障害戦だが飛越は上手い。
 
 オリンピックもあと僅か。あとのメダル候補はショートトラック500mの寺尾か、佐々木の回転ぐらい。しかし普通に考えたら難しそうではある。ということは日本のメダルは荒川だけになる可能性が大きい。ということで馬名「シズカ○○○○」を探したが、シズカダイヤモンド抹消以来いないようである。「イナヴァウワー」という名もいないし、まして「シャクレ○○○」もいないし・・・。先週【クイーンC】に出走したアイスドールが今週出走なら好走したかもしれないなぁ。
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唸り疲れ

2006-02-19 22:15:39 | 競馬データ
「う~ん」思わず唸ったレースが【フェブラリーS】のカネヒキリの強さ以外に3レースあった。
 まずは東京10R【アメジストS】。僕は昨日の予想どおりこのレースは勝ったマチカネオーラを中心に馬券を購入したのだが、写真判定(1着マチカネで2,3,4着にタガノデンジャラス、フレンチクーラー、マイネルデュプレの写真)後にまず1回目の唸りが出てしまった。それは僕が買っていた馬券がマチカネからのタガノとフレンチへの馬連流しとマチカネ&フレンチ2頭軸の3連複流しで、2着がタガノとマイネルが同着となったために、的中したのが人気のマチカネ&タガノの馬連だけとなり、おまけにそれも同着故に配当が大幅に減ってしまったからだ。勿論このレースの収支は大赤字。もう少し勝浦(フレンチ)が頑張ってさえくれれば大儲けだったのに・・・。
 次は【フェブラリーS】前の京都11R【斑鳩S】でのこと。僕はこのレースで1着となったカネトシディザイア1頭軸で6頭への3連複流しBOXを買っていた。普通こういう場合僕は3連複ばかりでなく、ほとんど馬連も買うのだが、カネトシは3着と決め付けていたために、どういうわけか馬連はリボンアートから買っていた。するとどうだろう。なんと1着にはカネトシで、2着シンデレラボーイ、3着にはニホンピロキース、4着モンローブロンド、5着リボンアートでゴールしてしまった。3着ニホンピロとモンローはクビ差、モンローとリボンはハナ差であった。で、僕の買っていた馬券を照合すると辛うじて3連複の186倍の万券はGETしたが、まず馬連の220倍を逃し、脚色では勝っていたモンローが3着なら3連複817倍、リボン3着でも522倍の馬券を逃してしまった。きっと皆さんは「万券獲っているからいいだろう」と言われるだろうが、慣れないことしないで普通にしていれば少なくとも220倍は・・・2度目の唸りだ。
 3度目の唸りは東京12R【甲斐駒特別】。ここまで、【フェブラリーS】で馬券は的中(トリガミ)したものの、全体的な収支も大幅マイナスであった。そんな中まず12Rで買った馬券がミュゲドボヌール、ギミーシェルター、ウインディグニティ、カームブレイカー4頭の馬連BOXとカームブレイカーからの馬連流し馬券。そして脳裏では一発逆転を目指して先の4頭の3連複BOX、または3連単BOX馬券を買おうかどうか迷い、出馬表を見渡す。するとGⅠを勝った豊騎乗のラストモアに目がいく。僕のイメージの中に「メイン(特にGⅠ)を勝ったときの豊は最終でもほとんど馬券圏内に来る」というものがある。“3着にはきそう”そんな考えが次第に大きくなる。そして“無駄金を使うのはやめよう”という結論を出した。すると・・・結果1着ウイン、2着カーム、3着ミュゲでラストは5着。配当は3連複で19,370円、3連単はなんと107,110円もついていた。最近調子が悪いので“ここぞ”という踏ん切りがつかなかったのだが、この結果見ていると、唸りたくなると思いません?
 大赤字となった【フェブラリーS】を振り返る。勝ったのは前述したように僕が本命に指名したカネヒキリ。道中は中団を追走し、直線外めから末脚を伸ばすと、2番人気シーキングザダイヤを3馬身突き放して快勝した。勝ちタイムは1分34秒9。さらにアタマ差の3着には11番人気ユートピアが入った。とにかく“強い”の一言。最大の不安とされたスタートとその部分の芝も全く問題なかった。展開が速いと感じたのだろう、後ろの下げる余裕すらあった。今まででいちばん強いと思えるほどのレース。それでもまだ余裕すらあるような感じだったのでドバイでもひょっとしたら・・・。そう思いたくなるようなレースであった。2着にはまたシーキングザダイヤ。完璧なレース運びだったが、今日のところはもっと強い馬がいた。3着のユートピアも強いレース。やっぱりマイルは良く走る。今年もどこか(南武杯?)で勝ち負けのレースをするだろう。4着ブルーコンコルドは一瞬「オッー」と思わせたが、最後は内にもたれてしまった。やはりベストは1400mか? 5着ヴァーミリアンは逆に距離が短かった感じだ。秋の【JCダート】は面白いかも・・・。サンライズバッカスは入れ込みすぎ、アジュディミツオーは出遅れ、穴と思っていたメイショウボーラーは行き過ぎた展開がすべてであった。
 勝ったカネヒキリは、父フジキセキ、母ライフアウトゼア(父Deputy Minister)という血統。伯父に種牡馬Silver Deputyがいる。初ダート戦の3歳未勝利(京都・ダート1800m)で7馬身差の圧勝を収めると、以後はダート路線で快進撃を続け、昨年の【Jダート】、【ダービーGP】、【JCダート】とGⅠを3連勝し、昨年最優秀ダートホースに選出されている。通算成績12戦8勝。なお、3月25日(現地時間)に行われる【ドバイワールドC】の招待を受諾している。鞍上の豊は’03年ゴールドアリュールに続き同レース2勝目。これで19年連続のJRA・GⅠ勝利(通算52勝)となった。管理する角居調教師は同レース初勝利。3年連続のJRA・GⅠ制覇(通算5勝)。フジキセキ産駒は、前日にコイウタが制した【クイーンC】に続き、2日連続の重賞制覇となった。(昨日書いた5週連続重賞制覇も)。
 もう1頭ドバイへ向かう馬が今日快走を魅せた。東京で行われた【ヒヤシンスS】(3歳OP、に出走のフラムドパシオン(牡3・角居厩舎)である。好位追走から抜け出し、2番人気マンオブパーサーに3.1/2馬身差をつけて快勝した。とにかくダートは父クロフネを彷彿させるような走りである。勝ったフラムドパシオンは、父はそのクロフネ、母カーリーパッション(父トニービン)という血統。伯母にエアグルーヴ、祖母にダイナカールがいる。尚、フラムドパシオは3月25日(現地時間)に行われる【UAEダービー】(G2)の招待を受諾している。通算成績5戦3勝。
 最後にひとつニュースを。米・サンタアニタ競馬場で行われたメイドンレース(3歳未勝利・ダート5.5f)7頭立てで、ミスターセキグチ Mr.Sekiguchi(牡3、米・B.バファート厩舎)がデビューした。4角で一旦は先頭に立ったが、ゴール手前で同厩の2番人気ライジングレート Rising Rate(牡3)に1/2馬身交わされ2着。デビュー戦を飾ることはできなかった(普通同厩舎の馬に負けないだろう、というか勝たせないだろう)。そのミスターセキグチは父Storm Cat、母が’00年【ドッグウッドS】(米G3)勝ち馬であるWelcome Surprise(父Seeking the Gold)という血統で、「フサイチ」の冠名でお馴染みの関口房朗氏の所有馬。’04年9月の米キーンランドイヤリングセールで、1歳馬としては史上4番目、同セールではレコード価格となる800万ドル(約8億8000万円)で落札さた馬である。今後も注目!!
 来週からは中山・阪神が開幕する。いよいよGⅠシリーズへ向けての春戦線。今週の僕は残念な唸りばかりだったが、競馬自体は少しづつ冬眠から目覚めつつあるので、なんとか春競馬は馬券的中で唸ってみたいものだ。
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フジキセキ凄いぞ!

2006-02-18 22:49:21 | 競馬予想
 今日はまたゴルフに行っていたため、競馬は特別戦のみの勝負となった。結果的には両重賞を外したものの、【春望S】のチョウカイロイヤルが好走してくれたため、大怪我には至らなかった(でも負けは負けだが・・・)。
 今日の重賞を振り返る。まずは東京で行われた【クイーンC】。勝ったのはルメール騎乗の1番人気コイウタ。道中は好位を追走し直線で末脚を伸ばすと、6番人気アサヒライジングを1/2馬身差捉えて優勝した。さらにハナ差の3着には11番人気マチカネタマカズラ、僕本命のワイキューブは直線伸びひと息で4着となった。9番人気を考えると好走といえるが、馬券圏内でないと意味はない。ただまだ子供っぽさがあり成長はしそうだ(クラシックはいらなそう)。勝ったコイウタは、父フジキセキ、母ヴァイオレットラブ(父ドクターデヴィアス)という血統。伯母にビハインドザマスクがいる。昨年7月の2歳未勝利で初勝利、続く【カンナS】も制して重賞路線に乗った。【京王杯2歳S】では3着、【阪神JF】では6着と敗退が続いていたが、前走の【菜の花賞】を制して3勝目を挙げていた。通算成績7戦4勝。鞍上のルメールは、ハーツクライで制した昨年の【有馬記念】以来の重賞制覇で通算2勝目。管理する奥平雅調教師は’05年1月の開業以来初の重賞制覇となった。尚、今日の勝利でフジキセキ産駒はなんと4週連続の重賞制覇(フジサイレンス、タマモホットプレイ、ドリームパスポート)。おまけに明日は“ダートの怪物”カネヒキリが控えているのだから、SS産駒種牡馬としては一皮剥けた印象である。
 一方、京都で行われた【京都記念】は、豊騎乗の圧倒的1番人気(単勝180円)シックスセンスが、2番人気サクラセンチュリーとの競り合いをハナ差制して優勝した。さらに3/4馬身差の3着には7番人気マーブルチーフが入り、僕本命のシルクフェイマスは59㌔でねばったが、4着となった。勝ったシックスセンスは、父SS、母デインスカヤ(父デインヒル)という血統。’05年【皐月賞】、【香港ヴァーズ】共に2着、その他の【ダービー】【菊花賞】も好走しており“最強の1勝馬”と呼ばれていた。勿論今回が初めての重賞制覇で、通算成績は13戦2勝となるが、2勝馬としても“最強”かもしれない。これで【天皇賞・春】も楽しみになったという見方があるが、僕はまだ今日の勝ち方では打倒ディープにはインパクト不足の感があると思う。
 では明日の予想。今年初のGⅠ【フェブラリーS】が東京で行われる。どこからでも狙える豪華メンバー。迷いに迷ったが、前売りで3.0倍つくなら実力NO.1の14番カネヒキリを狙いたい。距離的には1800~2100mあたりがベストだと思うが、マイルが苦手とは思えない。前述したように種牡馬フジキセキは只今絶好調で、東京マイルダートとの相性も抜群である。ここで凡走するようではドバイなんて考えられない。ここはスッキリ勝ってドバイに向かいたいところだ。相手には息子のお見舞い代わりに10番メイショウボーラー。ここまで人気が下がるなら昨年の覇者は買ってみたい。他ではダート界最強のシルバーコレクター9番シーキングザダイヤ、そして今日の雨、距離短縮、左回りで一変可能な6番サカラート。9R【ヒヤシンスS】は1頭メチャクチャ強いのが出てくるが、その2番プラムドパシオンとセットで狙いたいのが7番キャスティング。前走が出遅れ、引っかかっての勝利。奥は深そうだ。10R【アメジストS】は4番マチカネオーラ。ここに的を絞って東上。名伯楽の狙いに一票を投じる。
 京都10R【琵琶湖特別】も名伯楽の馬・11番ゼンオスピリッツ。次はもっと人気となる。馬券的には今回が美味しい。12Rは1番スナークタイガー。休み明けは不安だが京都との相性は抜群。京都1200mダートは内枠が有利だ。

 松永幹夫が1発で調教師試験に合格した。その努力には驚きだったが、一方1次試験免除の吉田稔の不合格にはもっと驚いた。もう少し勉強しろよ!!!
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改名、祭典、名将呆然

2006-02-17 22:25:45 | 競馬予想
 先日TBS系の『ズバリ言うわよ!』をチラッと観ていたら、お笑いコンビ「×-GUN(バツグン)」が出演し、細木数子さんの命名によって【丁半コロコロ】に改名していた。「×-GUN」は’90年代活躍していたボキャブラ世代のコンビで、安田君ら「デンジャラス」や山崎君ら「ノンキース」と接点が多く、ライブの打ち上げなんかでよく顔を合わせていた。そして一度だけではあるが、嵯峨根君(痩せている方)を山崎君と一緒に銀座のクラブに連れて行ったこともある。しかしそれも10年ぐらい前のことで、それ以来ほとんど会っておらず、安田君や河田君(Boomer)らから西尾君(太っているほう)の話を聞く程度だった。それが突然の改名である。本人達にしてみれば、少しでも話題になって、それをきっかけに再び売れればいいのだろうが、細木さん絡みでは、以前「おさる」から「モンキッキー」に改名してあの程度だから果たしてどうなのだろうか。その細木さんによると「頭に×が入っているから売れない」と言っていたが、頭に「丁半」が入るのも僕は「一発屋」のイメージがあってあまりいいとは・・・。また「コロコロ」についても、同じボキャブラ世代に「坂道コロコロ」というコンビがいて、あっという間に坂道を転げるように落ちていったイメージがある(坂コロはその後「エンヤコラさ」、「坂道コロンブス」に改名し、挙句の果てはひとりが強制ワイセツ罪で逮捕された)。そう考えると・・・。まぁいずれにしろこれをきっかけに売れれば問題はないはないのだが、改名だけで売れるほど芸の世界は甘くない(「さまーず」、「くりーむしちゅー」はウッチャンナンチャン命名で、改名だけが原因ではないだろう)。とりあえず【丁半コロコロ】の名前はギャンブルにはもってこいと思うので、安田君にどっぷり競馬の世界に引き込んでもらいますか、JRAの売り上げが上がるように・・・。
 【丁半】以上に頑張ってもらいたいのはトリノ五輪の日本代表陣である。大会前に遅塚研一団長は「メダル5個」を目標に掲げていたが、最も期待していた男子500mやスノーボードハーフパイプ男女でのメダルなしにはさすがに落胆は隠せないようだ。その不調の原因としてJOCの竹田会長は「JOC,競技団体、マスコミとも、五輪前に騒ぎすぎの感じがあった」と浮ついたムードを反省点に挙げているが、果たしてそれだけだろうか? 五輪そのものが“祭典”と呼ばれる以上、お祭り騒ぎになるのは致し方ないのではなかろうか。確かにプレッシャーからか、メダルの期待の高かった加藤条治の失敗やベテラン原田の失格、高橋大斗の負傷棄権と考えられないことが起きたが、逆に岡崎や及川のように期待以上の活躍をしている選手もいる。よって一概に浮かれすぎだったとは・・・。ただ唯一日本が浮かれていたとすれば、僕はスノーボードのハーフパイプ関係者とその周りのマスコミではなかったかと思う。結果からみると、完全に世界を甘く見すぎていたのではなかろうか。多分現在この競技は国別に出場者数を無制限にしたら決勝進出の7~8割はアメリカ選手で占めることになるだろう。それくらいアメリカのレベルが抜けている。そしてアメリカの場合、そのほとんどがプロ選手でW杯などにはあまり見向きもせず賞金のある大会に出場する傾向があるらしい。つまりW杯で日本人が優勝していたからといって完全な世界一ではなかったと言えるのだ。確かに国母なんかは優勝したホワイトがライバル視していたらしいが、結局自分の実力を出せないまま予選敗退というのはやはり力がなかった証拠。そう考えると、成田童夢や今井メロの兄妹にしては実力以上にマスコミが騒ぎすぎだったのかもしれない。多分本人や周りは真剣にメダル獲りを考えていたのだろう。よって予選落ちが決まった時にあの悔しがりようになったのだろう。しかし僕にはあれがどう考えても子供の駄々をこねているようにしか見えなかった。正直恥ずかしいと・・・。中には“あれが童夢のいいところなんだよ”と言う方もいるだろう。ただ僕はあのシーンを観て浅田真央ちゃんの方がずっと大人のように思えた。残り1週間あまり、頑張れニッポン!!!
 では明日の予想。まずは東京から11R【クイーンC】。本命はシックスセンスを降ろされた(?)四位騎乗の4番ワイキューブ。【皐月賞】2着【ダービー】3着【菊花賞】4着【香港ヴァース】2着は決して騎乗ミスではないはず。それなのに・・・。まして【天皇賞】路線は豊にはディープインパクトがいる。そう考えていたら、【クイーンC】の4番ワイキューブの方を四位が選んだのではという気になってきた。事実はわからないが、この勝手な論理で推理を進める。本命はそう4番ワイキューブ。前々走勝ち馬は【シンザン記念】勝ち馬。それに鬼脚で0.4秒差なら牝馬同士でなんとかなるだろう。枠も内をずっと走れる枠なので直線内を突けば・・・・。相手は7番、12番、11番、そして大穴で左回りなら一発ある13番。10R【春望S】は3番チョウカイロイヤル。昇級緒戦となるが、元々1000万では安定した存在だった。昇級緒戦故に狙いたい1頭だ。12Rも四位騎乗のユノナゲット。とにかく東京は得意のコースである。普通に乗れば3着は外さないだろう。 京都からは【京都記念】は珍しく柴田善が騎乗にいく4番シルクフェイマス本命。59㌔は辛いが得意の京都で何とか粘って欲しいと思っている。相手はここまで人気が落ちれば狙って面白い3番デルタブルース、前回柴山でVを勝ち取った9番ヴィータローザ、アンカツも久々騎乗で(柴山には)負けられないと力が入っているはずだ。そして大穴には先行できれば一発ある5番ビッグゴールドを抜擢。12Rは1番ウォーターヘンリー。昇級戦だが力差はない。距離の1400も前が厳しくなる分嵌るはず。 白井調教師の長男が女児に馬用の注射をして傷害容疑で逮捕された。【フェブラリーS】にメイショウボーラーを出走させる白井師にとっては突然襲い掛かった災難。きっと親として【フェブラリーS】どころではないだろう。まさしく“名将呆然”といったところか・・・。
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カネヒキリに光明!?

2006-02-12 21:39:42 | 競馬データ
 完璧な返り討ちを喫してしまった。やっぱり今週は競馬を差し控えた方が良かったのかもしれない。ただ用事のない土日に競馬を観るだけというのは、競馬を始めてやったことがないことなので所詮無理な宣言ではあったのだが・・・。
 それにしても今日の『日刊スポーツ』で田端さんも書いていたけど、内ばかりが勝つ東京競馬をこのまま放っておいていいのだろうか。馬場の全面改修が失敗だったと僕は思うのだが、皆さんはそう思いませんか?
 その東京で行われた【ダイヤモンドS】も勝ったのは好位追走から内を突いたマッキーマックス(藤原英厩舎・藤田騎乗・3番人気)であった。2着には末脚光った7番人気の牝馬メジロトンキニーズ、3着には9番人気トウカイトリックが入った。そして1番人気フサイチアウステルは7着、僕本命の2番人気ハイアーゲームは6着に敗れた。もともと僕は【菊花賞】で本命にしたぐらいだから、マッキーの力を高く買っていた。しかしあまりにも取りこぼしが多く、さすがに最近では脚部不安に悩まされてきたこともあって本命にはしなかった。それが・・・。この馬は6歳とはいえ、まだ17戦のキャリア。まだまだ成長しそうで【天皇賞・春】でも面白い存在になるだろう。2着のメジロは牝馬だけに立派の一言。ただ牝馬ということでこれから使うところが難しそうではある。3着トウカイはハンデに恵まれたこともあるだろうが、思ったより長距離適性がある。まだ4歳、これからもっと面白そうだ。1番人気フサイチは叩いた上積みがなく、距離も少し長かったような感じ。ハイアーは結果的にはフサイチをマークして早く先頭に立ったが、思ったほど直線は伸びなかった。内田博には珍しい作戦ミスのように思えた。
 勝ったマッキーマックスは、父ダンスインザダーク、母クリアーチャンス(父ディクタス)という血統。牝系に’04年の天皇賞馬イングランディーレ、重賞3勝を挙げたトゥナンテがいる。’02年12月の中京でのデビュー戦を7馬身差の圧勝で飾ると、続く【シンザン記念】、【きさらぎ賞】、【毎日杯】を2着、3着、4着と好走。その後は休養に入り、【神戸新聞杯】7着の後、臨んだ【菊花賞】では5着だった。04年1月の【寿S】(1600万下)で久々の勝利を挙げるも、その後は長いスランプが続く。そして前走の【万葉S】では久しぶりの長距離戦で3着と好走していた。通算成績17戦3勝(重賞1勝)。鞍上の藤田、管理する藤原英調教師共に同レース初制覇。藤田はパーソナルラッシュで制した’05年【エルムS】以来とJRA重賞制覇で通算67勝目。藤原英師は、エイシンツルギザンで制した’03年【ニュージーランドT】以来のJRA重賞制覇で通算6勝目となった。
 一方京都で行われた【きさらぎ賞】は、安勝騎乗の2番人気ドリームパスポートが道中は後方2番手を追走から直線真ん中を力強く伸び、追いすがる僕本命の1番人気メイショウサムソンを1/2馬身退けて優勝した。さらに1/2馬身差の3着には7番人気マイネルスケルツィが入った。ドリームは元々力のある馬だったが、この放牧でどっしりとした重厚感が出ていた。馬群が横に広がり外側に密集していた真ん中を切り裂くように伸びてきたのは力が違う感じであった。【京都2歳S】でマルカシェンクに0.1差まで詰め寄った力は伊達ではなく、クラシックでも十分勝負になる馬だ。
 その勝ったドリームパスポートは、父フジキセキ、母グレースランド(父トニービン)という血統。伯父にステイゴールド、叔母にレクレドールがいる。’05年9月にデビューし、初戦は2歳女王テイエムプリキュアの3着。2戦目は2歳王者フサイチリシャールから1/2馬身差の2着と好走し、3戦目に初勝利。続く’05年【萩S】では再びフサイチリシャールの2着、前走の’05年【京都2歳S】ではマルカシェンク(牡3、栗東・瀬戸口勉厩舎)から1/2馬身差の2着と、いずれも実力馬相手に好走を続けていた。通算成績6戦2勝。鞍上の安勝、管理する松田博調教師共に、同レース初勝利。安勝は今年のJRA重賞初勝利で、通算34勝目。松田博師はアドマイヤムーンで制した【共同通信杯】に続き2週連続のJRA重賞制覇で今年2勝目、通算29勝目となった。また松田博厩舎は前述のアドマイヤムーン、500万を勝ち上がったキャプテンベガ、【エルフォンS】を勝ったサンヴィクトワールと4頭のクラシック有力オープン馬が在籍している超注目厩舎である。
 今日のマッキーマックス(父ダンスシンザダーク)、ドリームパスポート(父フジキセキ)の勝利によって、【シンザン記念】のコンゴウキリシマ、【日経新春杯】のアドマイヤフジ、【AJCC】のシルクフェイマス、【東京新聞杯】フジサイレンス、【小倉大賞点】のメジロマイヤー、【シルクロードS】タマモホットプレイに続く内国産馬6週連続勝利となった。来週は【フェブラリーS】ヴァーミリオン、カネヒキリ、メイショウボーラー、ブルーコンコルドには嬉しい傾向か!?
  今五輪特番を観ながらこのブログを書いているが、いきなりフジテレビの運のなさに同情。浜ちゃんを司会に据えメダル第1号を狙ったが、スノーボードハーフパイプ日本男子勢がなんと4人揃って予選落ち。未明に行われるスピードスケート、ショートトラックで挽回できればいいが、ライブドアの株価安など考えると、運勢はイマイチの感じがする。
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有言不実行が招いた悪夢

2006-02-11 23:10:43 | 競馬予想

 東スポ恐るべし。トリノ五輪が開幕した日の一面が「牧原由貴子と増沢調教師の長男・真樹調教助手の結婚」である。“誰がこの記事に興味を示すのだろうか”と思いつ つもこの記事にスクープと打つその根性に拍手を贈りたい。アッパレ!!!
「土日の競馬は差し控えたいと思います」
昨日の新年会を兼ねた懇談会で僕はこうスピーチした。経緯はこうである。僕が働く業界のある委員会の初会合が昨日行われ、その会合が終了後新年会へと流れたのだった。その会の出席者というのが、ほとんどが会社の役員クラス、もしくは業界で有名な部長、局長ばかり。僕も一応会社を代表して行っているのであるが、そこでは完全な小僧状態である。周りから「よろしいですね」と尋ねられると「はい!結構です」と答えるが精一杯なのだ。そんな中での新年会なのだから、居心地がいいわけがない。ずっと心の中では“早く終わって欲しい”と思っていたのだが、こんなときに限って神様が意地悪を仕掛けてくる。その会のクライマックスとして抽選コーナーが始まった。正直商品は大したことないが、1等に値するものが5本あった。「面倒くさいから、当たるな!」そう願っていたら、なんとその1本が僕に当たってしまったのだ。思わず「やったー!よりアチャー」である。そして当選スピーチを次のようにしたのだった。「僕はくじ運が悪く、今までこんなものが当たった記憶がありません。そんな僕がここで運を使い切ったのですから、趣味である・・・文頭の言葉(土日の競馬は差し控えたいと思います)」
 皆の前で宣言したことはやっぱり実行するべきである。というのも今日の東京8R。僕が買った馬券はごっちゃん(後藤)騎乗の7番ビュレットライナーからの流し馬券。ちょうどこのレースのときは外出していたため、車のラジオでの聴戦となった。「ゴール!2着にはビュレットライナーが残った」という実況を聞いた瞬間に思わず万歳した僕。続いてラジオでは「審議」と言っているが、まさかビュレットが対象とは思っていない。ところが自宅に帰ってビックリ、PATにお金が入っていないのである。ごっちゃんは今日一日で4勝していたのに僕のときだけ・・・そりゃないよ。今日の競馬はこのレースがすべてであった。つまり惨敗である。競馬を差し控えておけば・・・。しかしこうなった以上、明日は今日の分を取り戻さなければならない。返り討ちの可能性はあるが・・・。
 ではその予想。まずは東京11R【ダイヤモンドS】は11番ハイアーゲーム本命。前走の大幅な馬体重増はいい傾向で、府中、昨年よりマイナス1㌔、そして鞍上が2度目の内田と良いこと尽くめ。ここは3着ははずさないだろう。相手は3番フサイチ、12番ファスト、13番ハイフレンド。3Rのグラムはメイショウオウドウ産駒。メイショウオウドウはSS×リファールの組み合わせ。つまりイメージとしてはバブルガムフェローである。となればダート替わりが悪いわけがない。皆が気づく前に買いだ。京都11R【きさらぎ賞】は7番メイショウサムソン本命。1番人気になるのだろうが、このメンバーなら仕方ないだろう。追いきりの動きが重いとか、使いすぎとか懸念材料はあるが、鞍上石橋守にとってはミスすると乗り替わりも充分考えられるので、1戦も取りこぼしができない。出来が悪かろうが全力で乗る。相手は9番グロリアス、11番アスタート、1番ドリーム。9R【大和特別】は6番シキングザベストで仕方ないだろう。このクラスにいてはいけない馬で頭から・・・。小倉10R【山国川特別】は4番マイネルザカート。前走の2着がフロッグと思われているうちに買っておきたい。小倉、1800m芝得意でここは全力投球のはず。
 
京都3Rにメダルハンターという馬が出走する。トリノ五輪に合わせたような馬。狙ってみては? 東スポファンの方は【ダイヤモンドS】の7番マッキーマックス。牧原お祝い馬券で相手は池江泰「寿」厩舎の3番フサイチが相手か?

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 相撲取りのパワー&テクニック恐るべし

2006-02-10 21:26:56 | 競馬予想

 今週火曜日にプライベートでゴルフの師匠とその知人である大相撲の親方お二人とゴルフに行ってきた。前日は雪だったが、幸いにもコースのほうには影響がなく、当日の予報は15~16度まで気温が上昇するとなっていたので「気分よくゴルフができる」と思いスタート。しかしお天気衛星が故障でもしたのではないかと思うほどにその予報は大ハズレ。気温は全く上がらず、結局一日中寒い中でのプレーとなった。しかし寒かったのは気温だけではなかった。僕自身のプレーも本当にお寒い限りであった。多少腰痛の影響はあったにしろ、最近少しまともになっていたアイアンがまったく当たらない。トップにダフリは勿論、焦れば焦るほど悪循環になってしまう。僕の悪い所である“熱くなって次まで尾を引く”が随所で顔を覗く(馬券でもよくある)。小梅太夫ではないが「チキショーッ!!」のオンパレードだ。そんな僕とは違い親方たちは悪いショットのあともほとんど尾を引かないプレーを続ける(まぁ多少はあったが・・・)。長年勝負師とやってきて、その辺の割り切り方が出来ているのだろう。驚きはそれだけではなかった。一人の親方は現役時代右ひじを手術したことがあって、今では右手にあまり力が入らないと言っていたのだが、その状態なのに親方の打球の速いことこと。そしてそのパワーは地面が前日の雪の影響で湿っていたにも拘わらず、80~100ydもランを出すのだ。思わず僕は呆気にとられる。するとその親方はテクニックも魅せる。アプローチがスピンを効かせてピン横にピタリ、ピタリと止まるのだ。僕の打球音が「トン、コロコロコロ」なら、その親方のボールは「トン、トン、トン、ピタッ」。きちっとクラブを打ち込んでいるから出来る技、やっぱりその世界で第一人者となると見せどころを知っているものである。正直スコアとしてはさほど凄いものではなかったが、その所々で魅せる力&技には感服した一日であった。
 明日未明からトリノ五輪が始まる。また「トリノ」「ゴールド」「シルバー」「安藤」「加藤」「ジャンプ」など五輪関係の馬が買いたくなるのだろうが、とりあえず今日は正当な予想を展開する。まずは東京から11R【バレンタインS】。前走窮屈な競馬を強いられた6番トールハンマーや前走出遅れて3着だった2番トーセンテンショウが人気となるのだろうが、1600mから1400mになれば走りが違う10番マルターズホビーが配当的に面白い。ハンデは少し見込まれた感じだが、バレンタインの主役は女の子で、チョコレートと言えば「ロッテ」、その監督はホビー・バレンタインでここでも一致!?(それはボビーだろう!!)とにかく狙って面白い馬だ。東京1Rは9番ブラックバッカラ。最近調子が悪いので初心に戻って昨年夏場好走した馬の休み明けを狙ってみる。今の未勝利なら力は上だろう。
 京都から8R【淀ジャンプS】。本命は複勝回収率抜群のマーベラスサンデー産駒3番タガジョーシャトル本命。前走1.3秒負かした馬がすぐに勝ち上がったように障害の能力は高い。11R【すばるS】は10番マイティスプリング本命。【フェブラリーS】を諦めここに出走。馬体も絞れるはずでここは全力投球だ。鞍上も五輪期待の「安藤」勝だし・・・(もう正当ではなくなっちゃた)。大穴で恐いのは15番トップオブワールド。ここで走ると名前的にも五輪を待っていたような感じだが、前走の末脚は見所があった。
 小倉からは10Rの5番トーセンエール。連闘となるが、鞍上が上野であるうちは実力以下の評価となる。前走は抜け出すのが早かっただけで、少し我慢すれば確勝だ。
これから暫くはまた寝不足が続きそうだが、トリノに出場する選手は親方のゴルフの如く見せ場をつくって欲しいものだ。寝不足の僕のためにも・・・。

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福が来ない

2006-02-05 21:44:27 | 競馬データ
「極端すぎるのよ、やることが!」
うちの奥さんが僕に対してよく口にする言葉である。僕は性格的に何かをやると決めるまではとても時間がかかるのに、一度決めてしまったら何事もとことんやってしまう。それは僕の中に眠っているマゾ的性格が目覚めてしまうためか、傍からみると異常に見えるらしい。例えば先日やっていたダイエットにしても「毎日お昼はコンビニで買ってきた野菜サラダと豆腐or春雨を食べている」と奥さんに話したら、「いい大人が毎日コンビニ行って同じ物買って恥ずかしくないの?」となってしまう。また最近夢中になっているゴルフに対しても「そんなにやるとまた腰痛くなるよ」とブツブツ言っていた。その度に「大丈夫」と言い返していた僕だったが、今日遂にやってしまった。昨日のコースに続き、朝練習に行ったときに腰痛を再発させてしまったのである。一時は歩くのさえ困難な激痛が走ったが、奥さんにバレたら何を言われるかも分からないと思い、隠し通そうとしたのだが、明らかに僕の歩き方が違ったらしい。帰ってきた僕を見て「腰やったでしょう」。そして冒頭の言葉である。そのあとは腰が痛いのに、ずっと肩身の狭い思いを・・・。これで馬券でも大当たりすれば、気分も晴れるのだろうが、今日の競馬もまた不調が続いてしまった。チクショー!!!(小梅太夫風に)そんな今日の重賞を振り返る。
 まずは東京メインの【共同通信杯】。勝ったのは豊騎乗の2番人気アドマイアヤムーン。道中は中団からやや後方を追走し、直線に入り外めからスパートすると、内で粘り込みを図る僕の本命で1番人気フサイチリシャールとの競り合いを1/2馬身差抑えて優勝した。さらに1.3/4馬身差の3着には4番人気マッチレスバローが入った。勝ったアドマイヤは早く抜け出すと気を抜く癖があるため、ギリギリまで追い出すのを待つ余裕があった。強い!2着のフサイチも強い。最後はプラス12㌔が堪えたのだろうが、直線で差し返したのは底力があってこそ。3着のマッチレスも3戦目としては良く走っている。まだ成長が期待できるが、ただ今のところ前2頭とはまだ差がありそう。4着のショウナンタキオンはいつもと違うレースぶりであったが、底が見えた感じだ。ところで豊は【皐月賞】でアドマイヤに乗るのだろうか。フサイチジャンクもいるが・・・。
 勝ったアドマイヤムーンは、父エンドスウィープ、母マイケイティーズ(父SS)という血統。伯父にゴーステディがおり、牝系にはヒシアマゾン(父Theatrical)、ヒシピナクル(父Theatrical)、ヒシナイル(父A.P.Indy)などがいる。昨年7月のデビュー戦から【クローバー賞】、【札幌2歳S】と無傷の3連勝を飾ったが、12月の【ラジオたんぱ賞2歳S】では勝ったサクラメガワンダーにハナ差及ばず2着と惜敗していた。通算成績5戦4勝(重賞2勝)。鞍上の豊、管理する松田博資調教師ともに同レース初制覇。JRA重賞は、豊がアドマイヤグルーヴで制した’05年【阪神牝馬S】以来の重賞制覇で通算218勝目。松田博師は同馬で制した’05年【札幌2歳S】以来となる通算28勝目。
 京都で行われた【シルクロードS】は、渡辺騎乗の4番人気タマモホットプレイ が、道中は中団を追走から直線は外を追い込み、連れて追い込んだ7番人気マイネルアルビオンとの叩き合いをアタマ差制して優勝した。さらに3/4馬身の3着には1番人気アイルラヴァゲインが入った。僕本命のギャラントアローはハナを切ることはできたが、直線ではバッタリ12着に敗れた。プラス体重(8㌔)が響いたのかもしれないが、本当にいつ走るか難しい馬で、こんな馬を本命にしてはいけないのだろう。反省である。勝ったタマモは、良馬場であったにしろ、いつもより前での競馬。こんな競馬ができるのであれば【高松宮杯】でも面白いかもしれない(良馬場に限り)。2着のマイネルも相当力を付けているが、まだこちらはハンデの恩恵があったように思う。3着アイルラヴァゲインは横綱競馬で3着。まだ本当の力はつけていない感じだ。いずれは強くなる馬だろうが・・・。
 勝ったタマモホットプレイは、父フジキセキ、母ホットプレイ(父NT)という血統。’03年11月に京都でデビュー。新馬、【千両賞】と連勝し、’04年【シンザン記念】でも2着に好走したが、その後の3歳春のトライアル戦では、【きさらぎ賞】10着、【スプリングS】8着と結果を残せなかった。しかし3ヶ月の休養を挟み【青函S】で優勝し、【スプリンターズS】(8着)にも挑戦。続く【スワンS】では、10番人気ながらも実績馬を抑えて重賞初制覇を飾った。以降はコンスタントに芝の短距離重賞に参戦するも、7戦して1度も掲示板に載ることができず、前々走の’05年【アンドロメダS】で2着と久々に好走したものの、前走の’06年【淀短距離】では8着と敗れていた。通算成績20戦5勝(重賞2勝)。鞍上の渡辺、管理する南井克巳調教師共に、同レース初勝利。同騎手は、ナムラサンクスで制した’04年【ダイヤモンドS】以来のJRA重賞制覇で通算9勝目。同調教師は、ビッグプラネットで制した【京都金杯】に続く今年のJRA重賞2勝目で、通算5勝目となった。
 競馬惨敗に腰痛再発。踏んだり蹴ったり(日本語的には「踏まれたり、蹴られたり」が正しいと思う)の現状。節分で豆は撒いたのに、福が来ないで不幸が来るのはなぜ!? 恵方巻きも食べないとダメなのかな。
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