人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

政局、重賞、特番

2008-09-28 20:24:01 | 競馬回顧

 中山成彬国土交通相が、今日辞表を提出した
「日教組が強いところは学力が低い」などの一連の発言に対する批判が広がり、国会審議や総選挙への影響を最小限に抑える必要があると判断したためだ。しかし在任期間はたったの5日間。これは’88年12月にリクルート問題で辞任した竹下内閣の長谷川峻法相の4日間に次ぎ、戦後2番目に短い在任期間である。ほとんど何にもやっていない中山氏だが、彼はこれから“前(元)国土交通相”と呼ばれるのは解せない。そしてこの氏の奥さんが中山恭子前拉致問題担当大臣というのも解せないのだが・・・皆さんはどう思います?

 では、今日の競馬を振り返る。まずは中山で行われた【オールカマー】。勝ったのは、僕が本命に推した蛯名正義騎乗の圧倒的1番人気マツリダゴッホ (牡5・国枝栄厩舎)。2番手追走から直線に入り楽な手応えで先頭に並びかけ、逃げ粘る6番人気キングストレイルに2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分12秒0。さらに3/4馬身差の3着に8番人気トウショウシロッコが入った。このレース、道中出入りの激しい展開となったが、勝ったマツリダゴッホはそれをジッと我慢して直線では抑えるくらいの余裕があり抜け出した。“圧勝”この言葉がぴったりの競馬、やはりマツリダゴッホは中山では強い。次は【有馬記念】か? 2着には逃げたキングストレイル。元々【セントライト記念】を勝ったことがある馬だが、藤沢和厩舎のこの作戦には驚きだ。ひょっとしたら、この馬は自分のペースで競馬を運べれば長距離の方がいいのかも・・・。3着トウショウシロッコは坂を上がって鋭い伸び。1年2ヶ月の休養があっただけに復調したとみていい。ただこのメンバーではマツリダゴッホを中山で破るのは難しいだろう。
 勝ったマツリダゴッホは、父SS、母ペイパーレイン(父Bel Bolide)という血統。叔父にナリタトップロードがいる。’05年8月のデビュー戦を7馬身差で圧勝。その後も中距離戦で勝ち星を重ね、昨年の【AJCC】を5馬身差で圧勝して重賞初制覇を飾った。【オールカマー】で重賞2勝目を挙げると、【有馬記念】では単勝52.3倍という人気薄を覆して快勝。今年は【日経賞】を勝った後、【クイーンエリザベス2世C】(香G1)に遠征も6着に敗れ、前走の【札幌記念】は2着だった。このレースは昨年に続く2連覇。重賞5勝はいずれも中山競馬場でのものである。通算成績20戦9勝(うち海外1戦0勝、重賞5勝)。
 鞍上の蛯名正義はマツリダゴッホで制した【日経賞】に続く今年のJRA重賞3勝目で、通算80勝目。管理する国枝栄調教師はマイネカンナで制した【福島牝馬S】に続く今年のJRA重賞5勝目で、通算では18勝目となった。
一方、阪神で行われた【神戸新聞杯】は、四位騎乗の1番人気ディープスカイ (牡3・昆貢厩舎)が、中団のインコースから外に持ち出されると、直線で馬場の真ん中から鋭く抜け出し、3番人気ブラックシェルをクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは2分25秒3。さらに1/2馬身差の3着には後方から追い込んだ2番人気オウケンブルースリが入った。上位3頭には【菊花賞】への優先出走権が与えられる。勝ったディープスカイだが、正直こんなに強いとは思っていなかった。パドックでもあまり成長が見られないと思っただけに自分のセンスの無さにガッカリである。この馬は元々叩き良化型、今後の楽しみが広がったと言っていいだろう。良識的に考えれば次は【天皇賞・秋】だろうが、僕はぜひ【菊花賞】で超変則3冠を目指して欲しいと思っている。2着ブラックシェルも完全復活である。それでもディープスカイに勝てなかったところを見ると、その差はちょっとありそう。距離も【菊花賞】は・・・? 3着にはこの秋いちばんの上がり馬であるオウケンブルースリ。最後方からの競馬でレースが終わった時点で追い上げてきたが、上がりはメンバー最速であった。血統的には魅力な馬だけに本番の位置取りが注目だろう。僕が本命に推したスマイルジャックだが直線でパタリと止まって9着に敗れた。少し掛かる場面もあったが、あそこまで負けるとは・・・。成長していないのだろうか、それとも血統的に合わないだろうか。
 勝ったディープスカイは、父アグネスタキオン、母アビ(父Chief's Crown)という血統。今年1月にデビュー6戦目で初勝利を挙げ、【アーリントンC】3着から臨んだ【毎日杯】(GIII)で重賞初制覇。続く【NHKマイルC】、【日本ダービー】を制して変則2冠を達成しており、今回はダービー以来約4か月ぶりの出走だった。次走は【菊花賞】または【天皇賞・秋】への出走が予定されており、今後の動向に注目が集まる。通算成績12戦5勝(重賞4勝)。
 鞍上の四位は【日本ダービー】に続く今年のJRA重賞5勝目で、通算57勝目。管理する昆貢調教師も同レースに続くJRA重賞制覇で通算6勝目となった。

 来週だが、夏休みを取っていない僕は奥さん孝行で韓国に行くために、土曜日の予想書けない。日曜の予想も微妙である。まぁそんなに当っていないから関係ですけどね。今デンジャラスや河田君、土田君出演の「ボキャブラの特番」を愉しんでいます。なんか懐かしくて嬉しい感じがします

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狙いはこれだ!

2008-09-27 21:56:26 | 競馬予想
 今日はゴルフで疲れているので、予想だけを書かせていただく。
 まずは中山で行われる【オールカマー】。中山の中距離なら59㌔でも11番マツリダゴッホ。もし負けることがあっても、3着を外すことはないだろう。相手は逃げが打てそうな2番とこの夏の上がり馬である僚馬7番。
 阪神で行われる【神戸新聞杯】は11番スマイルジャック。【日本ダービー】は内枠が有利だった。その有利さをフルに生かしたのが、1番ディープスカイ、10番ブラックシェル。その点を考えれば7番枠から出遅れて2着になったスマイルジャックがいちばん強いのではないかと思う。ここはその空論を信じて勝負する。相手もディープ、ブラックより上がり馬9番、12番。後は中山1Rの6番ヨイチラブソング。今日も推奨が2着になったように中山1200mはマイネルラヴ産駒。ましてダート替わりのミスプロ産駒は狙い目だ。
 すいません。淡白なブログで・・・
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ありがとう!王監督

2008-09-26 23:15:06 | 野球

 ソフトバンク・王貞治監督が辞意を表明した
 9月23日の朝、福岡のスポーツ紙には「王、続投」の大見出しが躍っていた。だが、王監督の胸の内は・・・。辞意を球団に伝えたのは9月20日だったという。その言葉を受けた竹内孝規COO(最高執行責任者)は慌てたらしい。その後、笠井和彦球団社長兼オーナー代行とともに慰留に努めたが、王監督の意思は変わらなかった。ソフトバンク側は孫正義オーナーが王監督に「体調が許す限りは続けていただきたい」と直接訴えかけたが、それでも答えは同じだった。
 そして、23日のデーゲーム終了後、辞意表明の記者会見が開かれた。急展開で会見が開かれたのには理由があった。翌日が本拠地ヤフードームでの最終戦。王監督はその場で、地元のファンに直接自分の言葉であいさつをしたいと考えていたのである。実は、王監督は今から28年前の1980年に現役を引退したのだが、その年は長嶋茂雄監督も同時に巨人を去る年だった。当時を振り返り、王監督は「僕は長嶋さんみたいにファンの皆さんの前であいさつができなかった」と残念がっていたことがあった。つまり14年間いた福岡のファンの前で最後のあいさつをすることは、王監督の最も願う“花道”だったのである。
 その翌24日、オリックス戦の後、王監督はマイクの前に立った。今季の戦いを振り返り「すべて監督の責任でございます。強く、強く、責任を感じております」と話した。前日の会見で笠井、竹内の両氏は「成績は関係ない。ソフトバンクの監督は王監督以外に考えられない」と言い、スタンドからは「そんなことないぞ!」「辞めないで!」と悲痛な叫びが飛んだ。しかし、王監督は「体調が十分ではなく、そのことでチームの士気にも影響が出てしまった」と反省の弁を口にした。その言葉を聞き、いい歳の大人である選手たちは大粒の涙を流した。花束を渡す小久保裕紀の顔はぐしゃぐしゃで、松中信彦は顔を上げられず、王監督をまともに見ることすらできなかった。自分の不振という責任を感じていたのだろう。スタンドのファンも泣いていた。’95年、球界きっての弱小だった福岡ダイエーホークスに「世界の王」がやってきたのは九州のファンにとって大事件だった。しかし、勝てなかった時代には冷たい言葉を浴びせたこともあった。その後、チームは強くなった。’99年、初優勝。かつての西鉄ライオンズ以来36年ぶりに福岡のチームが優勝した感激に酔いしれた。強いホークスは球界を代表する人気チームになった。王監督は福岡の、そして九州の人々にとっての誇りだったのだ。
 ご存知のように僕も九州出身である。僕にとっても王監督がホークスの監督でいることが誇りであった。それも巨人の監督の要請を断り、WBCで世界一になり、ガンを克服してチームを指揮してきたことは勝敗抜きにとても嬉しいことであった。そんな王監督が監督を辞める。正直僕の心の中に大きな穴が開いた感じであるが、王監督が決めたことは心より尊重したい。そして同時に感謝の気持ちを言葉にしたい。
“長い間お疲れ様でした。そしてどうもありがとうございました”

 監督の勇退を踏まえて明日の予想。つまりワンちゃんこそ1枠で勝負になる馬を推奨する。まずは中山7R。中山1200m(芝、ダート問わず)はマイネルラヴ産駒。2番グルービーアイズが面白い。中山1200mは外枠有利で少しでも人気が下がれば面白い。中山11R【ながつきS】は2番カリオンツリー。ダート10戦全て4着以内という堅実派。好位で競馬できる脚質は魅力で、叩き2戦目で上積みも見込める。相手は王監督が世界記録を破ったエプソム“アーロン”か。阪神からは12R。1番ファイナルコート。1番がファイナルとは王監督にピッタリ。上がロングプライドならこのクラスも楽々通過だろう

  上記のように今回は1枠で狙い馬を挙げてみたが、現在の王監督の背番号は89。中山12Rで同枠になった5枠も買ってみたい

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トライアル回顧

2008-09-21 19:35:48 | 競馬回顧

 プロ野球が佳境に入っているが、今年僕がセ・パ両リーグで優勝に挙げたソフトバンクと中日がクライマックスシリーズにも出場できない危機に陥っている。原因は両チームそれぞれにあるが、現在僕は予想のハズレを確信していると同時に替わってクライマックスシリーズに出てきそうなロッテと広島が日本シリーズに出場できるように応援しようと思っている。特に広島は市民球場ラストイヤーなので、古くからの野球ファンとして是非日本シリーズをやってもらいたい。そして「江夏の21球」のような球史に残るドラマを・・・頑張れ広島!!!
 今日の競馬を振り返る。まずは中山で行われた【セントライト記念】。勝ったのは、僕が本命に推した北村宏騎乗の9番人気ダイワワイルドボア (牡3・上原博之厩舎)が中団追走から徐々に進出し、直線の真ん中をしぶとく伸びると、1番人気マイネルチャールズに1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分14秒6。さらにハナ差の3着に5番人気ノットアローンが入った。尚、この上位3頭には【菊花賞】への優先出走権が与えられる。勝ったダイワワイルドボアだが、競馬場,距離,馬場が味方したのだろう。正直ここまであっさり勝つとは思っていなかったが、昨日書いたように、いかにもこのレースに合う馬であった。よってこれからのGⅠではほとんど用無しと僕は思っている(あって3着か)。2着マイネルチャールズも血統的にはこのレースに合う馬であった。今日のレースではほとんど勝ちパターンだったのだが、それでも負けるのがこの馬の特徴だろう。まぁそれでも最後2着を死守するあたりは実力だろう。今後は【有馬記念】3着のイメージがなんとなくある。3着ノットアローンも勝ち馬と同じ切れのないタキオン産駒。よってこのレースに血統的には合っていたのだが、僕は距離が長いと思っていた。最後の2着争いはそのあたりが出たのではないだろうか。まぁいずれにしろ僕はこの3頭を【菊花賞】で買うつもりはない予定だ。では今後を考えて面白い存在なのはどの馬だろうか。やはり4着ダイバーシティだろう。馬群で折り合い、終いもよく伸びていたし、相当素質は高そうだ。 
 勝ったダイワワイルドボアは、父アグネスタキオン、母が【フィユドレール賞】(仏G3)2着のセニョラージェ(父Nureyev)。昨年11月にデビューし、3戦目(中山・2200m芝)で初勝利。4月の【新緑賞】を勝ったが、【プリンシパルS】は7着。前走の【阿賀野川特別】はオウケンブルースリの3着に入っていた。通算成績11戦3勝(重賞1勝)。 鞍上の北村宏は昨年の【日経賞】のネヴァブション以来のJRA重賞制覇で通算12勝目。管理する上原博之調教師は【オーシャンS】のプレミアムボックス以来のJRA重賞制覇で今年2勝目、通算17勝目となった。
 一方、阪神で行われた【ローズS】は、川田騎乗の7番人気マイネレーツェル (牝3・五十嵐忠男厩舎)が、中団追走から直線に向いて伸びると、同じく中団から追い込んだ9番人気ムードインディゴとの競り合いをハナ差制して優勝した。勝ちタイムは1分47秒3。1番人気の桜花賞馬レジネッタはさらにクビ差の3着、2番人気のオークス馬トールポピーは6着に敗れた。なお、上位3頭には【秋華賞】への優先出走権が与えられる。勝ったマイネレーツェルはプラス12㌔と小さいからだが成長していた。気性も初戦向きで、阪神との相性もいいのだろう。当然今日の勝利で【秋華賞】の有力候補となるのだろうが、僕の中にはトライアルホースのイメージが強い。2着ムードインディゴの好走には驚いた。阪神とは【忘れな草賞】を勝っているのだから相性がいいのだろうが、この好走は成長したということなのだろう。僕が本命に推したレジネッタが3着。直線の時点で楽勝すると思っていたのだが、手応えほど伸びなかった。ただこのレースを観ても僕はこの馬がやはり3歳牝馬で一番強いと思っている。4着オディール、6着トールポピーは本番を見据えた馬体。叩いてどれだけ変わるかだが、今日の走りは何か物足らないものを感じた。
 勝ったマイネレーツェルは、父ステイゴールド、母ケイアイベール(父サクラユタカオー)という血統の青森産馬。昨年7月21日の小倉・1200m芝でデビュー勝ち。その後も【小倉2歳S】3着、【フェアリーS】3着と重賞で好走を見せ、11番人気で出走した今年の【フィリーズレビュー】で重賞初制覇を飾った。続く【桜花賞】は6着。今回は【オークス】9着以来の出走だった。通算成績12戦4勝(重賞2勝)。  鞍上の川田はオースミグラスワンで制した【新潟大賞典】に続く今年のJRA重賞5勝目で、通算10勝目。管理する五十嵐忠男調教師はこのマイネレーツェルで制した【フィリーズレビュー】に続く今年のJRA重賞2勝目で、通算では3勝目となった。

  MLBでは遂に岩村のレイズがプレーオフ進出を決めた。またカブスも地区優勝を決め、福留もプレーオフに出場可能(最近調子悪い)。そのほかにも松坂、岡島のRソックスはほぼワイルドカードで出場するだろし、ドジャースの斉藤、フィリーズの井口、田口もこのままなら十分出場が考えられる。優勝リングを賭けた争い。日本のプロ野球以上に楽しみである

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中山で穴狙い!?

2008-09-20 21:40:20 | 競馬予想
 やっぱりイチローの偉業のようにはいかなかった今日の競馬。辛うじて3レース中1レース的中したが、当然収支はマイナスで明日こそは何とかしてしたい。
 まずは中山で行われる【セントライト記念】。セントライト記念の勝ち馬を観てまず僕が思うのは、GⅠで通用しない馬を狙うである(コスモバルクは例外)。昨年のロックドゥカンプも例外として昨年【有馬記念】で狙ったが・・・。で、今年は初心に戻ってそんな馬を狙いたい。本命は新潟で取りこぼしが目立った6番ダイワワイルドモア春先に比べ精神的に成長はみられるが、なぜかタキオン産駒らしい切れがない。しかしこんな馬がこのレースには合う。一昨年のトーセンシャナオーなんかがその例だ。相手は母父SSを狙う。2,3,12番が面白そうだ。
 阪神で行われる【ローズS】は僕が3歳牝馬でいちばん強いと思っている11番レジネッタを狙う。前走は古馬相手に負けても強いという競馬。追って届かずという競馬が考えられるが、少なくとも馬券圏内を外すことはないだろう。相手はオークス馬1番、前走不利があった5番、オークス5着馬8番だろう。
 中山10R【葛飾特別】は大穴狙い。3番ドリームスカイラブを狙う。しつこいほど書くがダートが強い(だんだん自信がなくなってきたが・・・)3歳馬で中山1200mに合うマイネルラヴ産駒。ここはダメ元で遊びたい。ひょっとしたらひょっとする。

  “ひょっとするかも”と思っていたら、それが現実帯びてきたのが巨人。遂に阪神との差が1ゲーム差となった。今日の日本テレビではいかにも追いついたような感じだったが、先日レイズに追いついたレッドソックスがレイズに敗れたと同じような結果が出るのではないかと思う。つまり阪神が・・・まぁアンチ巨人の気持ちが70%ほど入っています
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キラーという男

2008-09-19 21:52:50 | 野球

 遂にマリナーズのイチローがメジャータイ記録となる8年連続200安打達成した
 イチローは日本時間の18日、ロイヤルズ戦で3安打を放ちシーズン200安打をマークした。大リーグでは、ウィリー・キーラーが1894年から1901年にかけて8年連続200安打を達成しているが、このイチローの記録は実に107年ぶりに大リーグ記録に並ぶ偉業である。で、普通ならここでイチローについて書くのだが、あまりにも有名で書かれすぎているので、今日はイチローが並んだキーラーについて触れてみる。
  8年連続200安打を1世紀以上も前に成し遂げたウィリー・キーラーは身長約163センチ、体重約64キロと当時としても小柄な選手であった。その体格は殿堂入りした228選手の中でも最小兵と言われている。そんな小柄な選手がメジャーの世界で生き延びるため、彼は二つの絶対的技を持っていた。一つは30インチ(約76センチ)のバットを常に短く持って魅せたセーフティーバントである。そして、その巧みな、というより執拗なセーフティーバンドが、なんとベースボールのルール変更を招く結果となった。当時なんとかバントでインフィールドにボールを転がそうとするキーラーは、常に投手に20~30球も投げさせていたというのだ。そう、つまり当時はスリーバント失敗ルールが存在しなかったのである。これでは、いつまで経ってもキーラーの打席も、試合も終わらない。そこでメジャーリーグはスリーバント失敗のルールを導入したのだった
 もうひとつは“ボルティモア・チョップ”と呼ばれる打撃。これはバントではなく、ボールをたたきつけるように打つ技術だ。バットを短く持ったキーラーは来た球を思い切り上からたたきつけた。当然ボールは高く跳ね上がるわけだが、野手がボールをキャッチし、一塁へ送球しようとすると、左打者で俊足のキーラーはすでに一塁ベースを駆け抜けることが多かったのである。見た目が悪かろうが、内野安打もヒットのうち。こうしてキーラーはヒットを量産し、年間200本安打を8シーズンも続けることに成功したわけだ。バットを上からたたきつけるように振る姿は、まさにチョップ(=斧でたたき切る動作)と同じで、ボルティモア・オリオールズ(現在ある同名の球団とは異なる)でのそんな打撃は、誰が呼んだか“ボルティモア・チョップ”と称されるようになった。ただ、当時の野球は、マウンドがなく、ホームプレートも四角形、グラブは小さく、グランド状態も悪かったため、現在とは比べ物にならないぐらい内野安打が多かったというから、このボルティモア・チョップもそのあたりを十分加味した打撃だったのである
 正直、キーラーとイチローを比べるのには無理がある(試合数はキーラーの方が少ない)が、左打席でボールを転がし、俊足を生かして内野ゴロをもヒットにするあたりはイチローとよく似ている。その技術をベースボールが成熟する以前から独自に編み出し、実践し、記録として残したキーラーは、まさにイチローの“先駆者”という言葉がぴったりの選手だったと言えるだろう。

 ではイチローの偉業に続くよう明日の予想。まずは中山から10R【松戸特別】。ここで何回も書くが今年の3歳世代のダート路線組は強いと思っている。ここでは16番クリールパッションが実績上だが、天気も加味しても脚質が疑問。ということで、前に行ける馬の方が魅力あり。ここは7番も同類だが、休み明けをひと叩き、鞍上強化を考えて本命は4番シンワラヴ。先週1200mダートでマイネルラヴ産駒が走っていたし、ここは勝負! 阪神11R【野路菊S】からは10番シルクドミニオン。前走は惨敗だったが、レース内容はよかった。レース中は最後方で、勝ったセイウンワンダーと同じ位置。直線でセイウンが外に出たため、馬ごみに入ってしまった。上がりは出走馬2位、正直外に出していれば・・・と思える内容だった。人気落ちの今回は絶好の狙い目。札幌がイマイチ自信がないので中山からもうひと鞍。12Rの6番ローランバーク。ここは人気だろうが、4走前は【セフテンバーS】で穴人気になりそうなミレニアムカースルを下して500万勝ち。重馬場でも好タイムを持っており、心配ない。鞍上は内博だし、ここは思い切って勝負したい。

 最近有吉が一発屋から二発屋へ変身しようとしている。僕は彼とは古い付き合いだから、その過程はは正直嬉しい。そんな彼が最近『オレは絶対性格悪くない!』という著書を出した。僕は発売日に購入し、ようやく昨日その本を読んだのだが、やっぱり有吉は面白い。特に巻末での竜兵さんとの対談は大爆笑。普段行われている会話が垣間見れます。皆さん、お金と時間に余裕がありましたら、是非読んでみて下さい本当に。有吉の性格が悪さがわかりますから・・・

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3連休の競馬

2008-09-14 19:12:01 | 競馬回顧

 今日も中山競馬場へ
 しかしは馬券は買わず、当たり馬券を払い戻し、IPATで購入しておいた1,2Rのレースだけを観て帰ってきた。それにしても久々の日曜日の競馬場だったのだが、人の多さにビックリ。それは3連休ということもあったのだろうが、“1Rからそんなに力入っていたら、最後まで元気大丈夫?”と思う人もたくさんいました。まぁそう考える僕もつい最近までそんな人だったのだが・・・。

 今日の競馬を振り返る。まずは中山で行われた【京成杯オータムH】。勝ったのは藤田騎乗の3番人気キストゥヘヴン (牝5・戸田博文厩舎)。中団追走から直線に向いて伸びると、内で踏ん張る10番人気レッツゴーキリシマを1.1/4馬身差交わして優勝した。勝ちタイムは1分32秒1。さらに3/4馬身差の3着には後方から追い込んだ2番人気ステキシンスケクンが入り、1番人気リザーブカードは6着に敗れた。先行有利の馬場とはいえ、1000メートル55秒9はあまりにも速い。これがキストゥーへヴンにとっては幸いした。16番枠という最悪の枠でも追走に苦することなく、力を発揮した。藤田の好騎乗もあったが、さすがGⅠ馬というところか。2着は僕本命のレッツゴーキリシマ。これも北村の好騎乗が光った。4角前で一息入れたのが最後の伸びに繋がった。それにしてもこのレース、NT系の馬が強い。3着のステキシンスケクンには驚かされた。出遅れたのだろうが、まさか待機策から鬼脚で追い上げてくるとは・・・。こんなレースが出来るとなると今後が愉しみである。4着ヤマニンエマイユにも驚かされた。正攻法でいちばん厳しい競馬で4着は立派。この馬強いぞ! 6着リザーブカードの力はこんなものだろう。15着ゴスホークケンはダンツキッスイに絡まれこのハイラップでは仕方ないだろう。
 勝ったキストゥヘヴンは、父アドマイヤベガ、母はロングバージン(父NT)。伯母にロンググレイスがいる血統。’05年12月のデビューから4戦目で初勝利。【フラワーC】で重賞初制覇を飾ると、続く【桜花賞】も制し、3連勝でGⅠタイトルを手にした。その後は勝利から遠ざかっていたものの、今年に入って【京都牝馬S】3着、【中山牝馬S】3着、【京王杯スプリングC】2着など重賞で善戦を繰り返しており、今回が桜花賞以来約2年5か月ぶりの勝利となった。通算成績23戦4勝(うち海外1戦0勝、重賞3勝)。
 鞍上の藤田伸二はエイジアンウインズで制した【ヴィクトリアマイル】に続く今年のJRA重賞4勝目で、通算77勝目。管理する戸田博文調教師はミヤビペルセウスで制した昨年の【新潟ジャンプS】以来のJRA重賞制覇で、通算では5勝目となった。
 一方、阪神で行われたサマースプリントシリーズ最終戦・【セントウルS】は、小牧太騎手騎乗の3番人気カノヤザクラ (牝4・橋口弘次郎厩舎)が、好位追走から直線で鋭い伸び脚を見せ、11番人気シンボリグランに1.1/4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分07秒3(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には9番人気スプリングソングが入り、1番人気のスズカフェニックスは8着、僕が本命に推したファイングレインは9着に敗れた。勝ったカノヤザクラだが、昨年の2着馬でこれだけ走っても不思議ではないのだが、ここまで圧勝するとは・・・。ひょっとした僚馬スリープレスナイトともいい勝負するかもしれない。今後が愉しみだ。2着シンボリグランの走りには驚いた。この馬の取り捨ては常に難しい。3着スプリングソングは根っからのスプリンターなのだろう。1200mなら今後も注目したい。スズカフェニックスはスタートの後手が響いたが、まともでも今日の馬場では届かなかっただろう。ファイングレインはやはり59㌔と休み明けが響いたのだろう。
 勝ったカノヤザクラは、父サクラバクシンオー、母ウッドマンズシック(父Woodman)という血統。半姉にパイアン(父Cozzene)がいる。’06年10月のデビュー戦を5馬身差で圧勝すると、続く【かえで賞】をレコードで制し2連勝。その後も昨年のこのレースで2着に入ったほか、【京阪杯】3着など重賞で好走を見せ、前走の【アイビスサマーダッシュ】で重賞初制覇を飾っていた。通算成績16戦5勝(重賞2勝)。
 鞍上の小牧太はカノヤザクラで制した【アイビスサマーダッシュ】に続く今年のJRA重賞5勝目で、通算13勝目。管理する橋口弘次郎調教師はスリープレスナイトで制した【北九州記念】に続く今年のJRA重賞5勝目で、通算では70勝目となった。

 土日の競馬を観ていて気づいたのは、中山も阪神も時計が速い。よって新潟の速い競馬で好走していた馬の健闘がよく目立つ。今日の【セントウルS】の1,2着馬は【アイビスS】の1,2着馬だったし、中山10R【レインボーS】では新潟で好走していたオペラブラーボがメイショウレガーロ、ファストロック相手に圧勝していた。この傾向は雨さえ降らなければ明日の阪神でも同じだと思う。
 よってそれを踏まえて明日の予想。まずは阪神に重賞【朝日CC】。本命は7番ドリームジャーニーで仕方ないだろう。前走は走りも時計も優秀。唯一時計で対抗できそうな8番トーホウアランがイマイチの出来のようなので、相手は2番、12番。阪神12Rは6番ハンドレッドスコア。前述したように時計の早い新潟で好走して来た馬。そのレースも直線躓かなかったらもっと際どかった。 2レースが堅そうなので、札幌は穴狙い。前走は意識的に控える競馬で凄い脚をみせてくれた。まだ完成形には遠いかもしれないが、昨年このクラスをこの札幌で勝っているだけに力はある。鞍上も今日重賞制覇の藤田なら文句ないだろう。

 3連休最後の明日はゴルフの予定。よって競馬中継は観られない。まぁ暇持て余して競馬やっていると、今日の【京王杯AH】の勝ち分をすべて吐き出しそうになるのでゴルフ行くことはいいかもしれない

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馬場は天国?地獄?

2008-09-13 21:12:02 | 競馬予想

 運動を兼ねて中山競馬場に歩いて出かけた。
 我家から所要時間は約50分、程よい運動である。そして折角行ったのだからということで久々に積極的に馬券を購入した。しかしやっぱりこれがギャンブルの罠であった。結局馬場にいたうちに買った馬券が今日の大きな負債となった。ただ久々に馬場に行ったことで懐かしい風景にも出会えた。そう競馬場にいるキ○○イ的な人がいたのである。場内の中継より大声を怒鳴り散らしている人、レース前も後もずっとぶつぶつ言っている人。やっぱりこんな人は馬場にこないと逢えないものです
 で、今日の競馬ですが、重賞の札幌で行われた【エルムS】を振り返る。勝ったのは、岩田の3番人気フェアリーピザ (牡4・白井寿昭厩舎)。好位追走から直線で伸び脚を見せ、7番人気トーセンブライトに1.1/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分42秒9(良)。さらに2馬身差の3着には8番人気エアアドニスが入り、1番人気のメイショウトウコンは後方2番手から早めの進出を見せるも4着に敗れ、僕が本命に推したコンゴウリキシオーはこの時期名前(リキシ)が悪いのか、逃げられず11着となった。勝ったフェラーリピザはコンゴウが逃げなかったことで絶好のペースとなってレースの流れに乗った。馬が強くなっているのは確かだが、岩田の好騎乗が光った。2着トーセンブライトは7歳馬だがしぶとく伸びてきた。2走前は勝ち馬に勝っているのだから、これだけ走っても不思議ではないが、56㌔も味方したようだ。3着はこのところ力付けてきたエアアドニス。6歳馬とはいえ、これからが愉しみだ。1番人気メイショウトウコンは危惧していていた追って届かずレースとなった。僕は歳を取って来てもう少し距離があった方が良いのではないだろうか。
 勝ったフェラーリピサは、父Touch Gold、母ドリータルボ(父Capote)という血統の米国産馬。07年1月のデビューから2戦目で勝ち上がると、続く【ヒヤシンスS】を4馬身差で快勝。【兵庫チャンピオンシップ】で重賞初制覇を飾った。その後もダート重賞やオープン特別で好走を見せており、前走は【クラスターC】で2着。JRA重賞は今回が初勝利となった。通算成績18戦6勝(うち地方2戦1勝、重賞2勝)。 鞍上の岩田はセイウンワンダーで制した先週の【新潟2歳S】に続く今年のJRA重賞11勝目で、通算22勝目。管理する白井寿昭調教師はフサイチパンドラで制した昨年の【札幌記念】以来のJRA重賞制覇で、通算40勝目となった。

 では明日の予想。まずは中山で行われる【京王杯AH】。本命は3番レッツゴーキリシマ。キングストレイル、カンファーベストのためか、僕の中でNTの血が入っている馬がよく走るイメージがある。ここではレッツゴーと16番キストゥヘヴンが該当するが、キストゥヘヴンは中山マイルでは絶対不利な大外。よってレッツゴーキリシマが本命とするのだが、中山マイルは【朝日杯FS】2着があるし、【皐月賞】でも0.5差と実力は遜色ない。斤量も53㌔なら勝ちまで考えられる。中山9R【初風特別】は軽量の10番ワシントンパークが面白そう。前走が強い勝ち方でこの高速馬場だったら、ここは十分勝負になるだろう。阪神からは10R【セントウルS】。59㌔でも絶対強いと思っている11番ファイングレイン。59㌔が嫌われここは絶好の狙い目だと思っている。相手も僕は完全にスプリンターだと思っている8番スズカフェニックス。この2頭で勝負する。

 実は明日も馬場に行く予定である。というのも、的中馬券があるからだ。ただ今日の教訓があるので、馬券は程々にするつもりである。“程々”が怪しいが・・・

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ジャック・バウワーブーム!?

2008-09-12 23:50:07 | お笑い

「最近若者が電車の中で鼻をよく啜るのはジャック・バウワーのまね?」
 とんでもないことを思いついたのは、僕の会社の同期で親友のS。それは今週一緒に観にいった『太田プロライブ【月笑】』の後で、デンジャラス、くらげライダーの山崎君らと食事をしていた時のことだ。実はこのライブにゲストとして『24』のジャック・バウワーネタで人気上昇中の“どきどきキャンプ”が出ていたのだが、このS、『24』を観たことがない。よってジャック・バウワーがドラマの中でよく鼻を啜り、貯めに貯めて話をする独特の間を知らないである。それを“どきどきキャンプ”のネタの中で知り、それが客席がウケているものだから、冒頭のことを思ったらしい。
 勿論これに対して、安田君や僕らが大きく否定。まず最近の若者がよく鼻を啜るというのが流行っているという事実がなく、『24』自体のブームは当の昔に去っていて(僕や安田君は嵌っていました)、「今頃ジャック・バウワーじゃないだろう」という反論である。まぁこの時はSも「な~んだ、そうなんだ」とこの話は終わったのだが、それから僕は電車に乗っているたびに若者の鼻啜りが気になっている。ひょっとしたら僕の知らないところでジャック・バウワーが流行っていたら・・・んな、わけないか
 で、今回の【月笑】で僕が面白かったのは、刑事コントのトップリード、珍しい本格漫才だった風藤松原、ノッチのおかまキャラが良いデンジャラス、もっと長いネタを観たかったくらげライダーだったのだが、中でもいちばん笑ったのは360°モンキーズのショートコント「フットサル」であった。内容は何であんなに笑ったのかわからないぐらいくだらないネタだったので書かないが「くだらねぇ」と言いつつ大笑いしてしまった。思わずツボに入ったのである。そんな僕を観て前述のSがひと言。「笑ってるお前がくだらねぇ」

  あまりオチていない中、明日の予想。まずは中山で行われる【紫苑S】。本命は5番モエレカトリーナ。ここで人気となるだろう3番レッドアゲートは、賞金は十分だし、休み明けを考えると100%の仕上げはないだろう。また血統的に人気が考えられる9番ローザブランカは賞金的に勝負だろうが、前走の勝利は未勝利に0.3秒速いだけとあまり価値がない。ならば昨年のアルコセニョーラと雰囲気が似ているモエレが面白い。高速馬場の新潟で好走した強みは開幕週の中山にはもってこい。そして厩舎は昨年この作戦で成功した畠山重厩舎、相手は前出2頭より、4,5,6番が美味しい。 札幌メイン【エルムS】は4番コンゴウリキシオー。逃げ馬ナンヨーリバーが回避して単騎逃げが期待できる。そうなれば、【かきつばた記念】であの強いリミットレスビットを完封し、【安田記念】も6着に粘っている。1番メイショウトウコンらの仕掛けが少しでも遅れたら、1着もあるだろう。

 今週は3日間開催である。昔は3日間も競馬ができると楽しみだったのだが、今では「JRAは僕達からどれだけ巻き上げれば気が済むんだ」という考えに変わってきている。只そう思ってはいても久々にナマの競馬でも観ようかと中山に行くことを考えているのだから、競馬好きの脳裏は理解不可能である

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2歳馬競走回顧

2008-09-07 21:05:24 | 競馬回顧

 W杯アジア最終予選は日本が3-2でバーレーンを破り、アウェイでは上出来の勝ち点3を奪った。しかし内容的には後半残り10分までは楽勝ムードだったものが、一転、1点差の薄氷の勝利だった。得失点差のことを考えると痛い2点であったが、今後のことを考えると、得点力不足のチームが3点を挙げ、チームの生命線である守備の連係をさらに高める必要性も分かったのだから、ひょっとしたら、いい勝ち方だったのかもしれない。まぁ兎にも角にも初戦を勝ったんだから、その勝利を喜びましょう

 では今日の競馬を振り返る。新潟で行われた【新潟2歳S】勝ったのは岩田騎乗の1番人気セイウンワンダー (牡2・領家厩舎)。道中は最後方を追走。直線で外ラチ沿いを一気に伸び、15番人気ツクバホクトオーに1.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分35秒4。さらにハナ差の3着には僕本命の4番人気バンガロールが入った。勝ったセイウンワンダーだが、通った距離、馬場を考えると相当強い。父がグラスワンダーということを考えれば距離はもっと持ちそうだし、成長も考えられる。2着のツクバホクトオーには正直驚いた。道悪巧者なのだろうが、マイルでこれだけ走るのだから今後も面白そう。3着のバンガロールは、コーナーがぎこちなく一旦は下がったが、盛り返したところをみると余程根性があるのだろう。馬券的にはこんな馬が頼りになる。5着カヴァリエはいいスピードがある。今後短距離馬として楽しみだ。9着になったダイワバーガンディは距離延長が響いたのか、馬場が合わなかったのかわからないが、いずれ走ってこよう。12着のガンズオブナバロンは非力なタイプに見えた。そう考えると馬場が敗因か・・・。
 勝ったセイウンワンダーは、父グラスワンダー、母セイウンクノイチ(父SS)という血統。今年のJRAブリーズアップセールにて最高価格となる2600万円(税抜)で落札されている。6月21日のデビュー戦(阪神・1600m芝)は逃げたツルマルジャパンに1/2馬身差まで詰め寄って2着。2戦目となった前走の未勝利(阪神・1600m芝)では単勝1.1倍の圧倒的1番人気に応え、6馬身差の圧勝で初勝利を飾っていた。通算成績3戦2勝(重賞1勝)。
 鞍上の岩田はキンシャサノキセキで制した【函館スプリントS】に続く今年のJRA重賞10勝目で、通算21勝目。新潟では初の重賞制覇となる。また、管理する領家政蔵調教師はチアズメッセージで制した’04年【京都牝馬S】以来のJRA重賞制覇で、通算11勝目となった。
 小倉で行われた【小倉2歳S】は、浜中騎乗の3番人気デグラーティア (牝2・宮本博厩舎)が、好位追走から直線で力強く伸び、内から伸びた8番人気コウエイハートに1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分09秒1。さらにアタマ差の3着に1番人気ツルマルジャパンが入った。勝ったデグラーティアだが、強い勝ち方だった。レースぶりは器用だし、追ってからの伸びも文句なし。牝馬らしからぬ逞しさ、これからが愉しみだ。2着はびっくり九州産コウエイハート。それもツルマルジャパンを負かしたのだから、威張れる走りである。今後も注目したい。3着は断然1番人気ツルマルジャパンは33秒2で逃げたが、最後は止まってしまった。それでも3着に粘るのだから力はある。僕本命のメイクデュースは13着。直線では力なく後退したが、完全に力不足だろう。
 勝ったデグラーティアは、父フジキセキ、母はデフィニット(父デヒア)という血統の栃木産馬。’06年セレクトセール当歳にて800万円で落札されている。7月5日の新馬戦(阪神・1200m芝)、前走の【フェニックス賞】を快勝してここに臨んでいた。通算成績3戦3勝(重賞1勝)。鞍上の浜中、管理する宮本博調教師ともにJRA重賞は初勝利となった

  来週からいよいよ競馬が中央に戻ってくる。そしていよいよ秋のGⅠ戦線に向けて有力どころが出走してくる。すなわち楽しみの秋の到来である。皆さん、頑張りましょう!!!
 楽しみと言えば明日はデンジャラスがゲスト出演する太田プロライブ【月笑】。昨日の【ザ・イロモネア】では100万円に一歩届かなかったが、今充実している2人の芸を愉しみたいと思っている。皆さん、時間のある人は是非観に来てください!!!

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