和歌山に凱歌!《第103回全国高校野球選手権大会》決勝は智弁和歌山が9-2で智弁学園を下し、2000年以来21年ぶり3度目の優勝を果たした。阪神と楽天、巨人でプレーした智弁和歌山の中谷仁監督は、元プロ野球選手の監督としては86年春の池田・蔦文也監督(元東急)以来となる甲子園優勝となった。 数字を見ると、智弁和歌山の打力が智弁学園を上回った感じだが、2試合試合数が少なかったことも投手力で智弁和歌山に有利に運んだように思う。ベスト4に関西勢が占めたことも含め、今回の大会は雨の影響が間違いなくあった。そんな中、智弁学園は本当によく頑張ったと思う。いずれにしろ、2年ぶりの甲子園を僕は堪能させてもらった。球児の皆さん、ありがとう!高校野球はやっぱりいい!!!
女子国内ゴルフ《ニトリレディス》最終日。首位と3打差の4位から出た《東京五輪》銀メダリストの稲見萌寧が「67」で回り、通算16アンダーで今季7勝目を挙げた。シーズン7勝は2019年の鈴木愛以来、ツアー史上4人目(5度目)。22歳31日での達成は最年少となった。《東京五輪》後3試合目で5月の《中京テレビ・ブリヂストンレディス》以来ツアー通算8勝目となった。首位から出た全美貞が1打差の2位。さらに3打差の3位に堀琴音と山路晶が並んだ。ツアー史上3人目の3週連続優勝が懸かっていた小祝さくらは通算6アンダーの11位だった。それにしても稲見の強さは異常である。先週崩れたが、それを1週間で巻き返すのはもう天晴れの一言。いったい今年何勝するのだろうか。
男子国内ゴルフ《Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント》最終日。首位と2打差の3位から出た石川遼は「67」で回り、通算16アンダーで今季最高の単独2位に入った。スコット・ビンセントが「68」で回り、初日から首位を譲らず通算17アンダーで日本ツアー初優勝を果たした。正直、石川でなく、もっと若い選手が頑張らないと・・・。これだと人気がいつまでたっても女子に負けてしまう。日本男児の若手、もっと頑張れ!
競馬の話。新潟11Rで行われた【第41回新潟2歳S】は、川田将雅騎乗の3番人気セリフォス(牡・中内田充正厩舎)が最内枠スタートからロスなく中団を追走。直線を向くとエンジン全開で駆け抜け先頭でゴール。過去の勝ち馬からはハープスター、2着馬からはジャスタウェイやイスラボニータなど後のGⅠ馬を輩出している出世レースを制し、デビュー2連勝で重賞初制覇を果たした。タイムは1分33秒8。1馬身1/4差の2着には中団追走から脚を伸ばしたアライバル(1番人気)、さらに3/4差遅れた3着に逃げたオタルエバー(2番人気)が入った。
勝ったセリフォスだが、ちょっとテンションが高く、スタートもイマイチだったが、川田がリズムよく走らした。元々素質もあるのだろう。能力の高さでの勝利。ますます良くなるだろう。2着アライバルは最後よく追い上げたが、やはり反応がイマイチ。でもそれでこれだけ走るのだから今後が楽しみ。3着オタルエバーは最後素質のある切れ味に屈した。距離はマイルまでか・・・惜しかったのは5着スタニングローズ。スタートのミスがなければもっと際どかった。
セリフォスは、父ダイワメジャー、母シーフロント(母父Le Havre)という血統。北海道安平町・追分ファームの生産馬で、馬主は(株)G1レーシング。通算成績は2戦2勝。重賞は初制覇。【新潟2歳S】は管理する中内田充正調教師は16年ヴゼットジョリー、17年フロンティアに次いで3勝目、騎乗した川田将雅は13年ハープスターに次いで2勝目となった。
札幌11Rで行われたサマースプリントシリーズ5戦目の【第16回キーンランドC】は、亀田温心騎乗で3番人気のレイハリア(牝3歳・田島俊明厩舎)が好スタートから先手を奪うも、一旦前を行かせて好位のインを追走。直線に入り、力強く脚を伸ばして抜け出すと、最後は追い込んだ7番人気エイティーンガールの猛追をアタマ差しのいでV。未勝利勝ちから一気の4連勝で、前走の【葵S】に続く重賞連覇を果たし、【スプリンターズS】への優先出走権を手にした。タイムは1分9秒1。2着馬からクビ差遅れた3着には9番人気のセイウンコウセイが入線。なお1番人気のメイケイエールは、途中から掛かり気味に先頭に立ってレースを進めたが直線で失速し7着に終わった。
勝ったレイハリアだが、斤量に恵まれたにしろ、このような競馬ができたのは収穫。賞金も加算できたし、今後の選択肢が増え、秋が楽しみになった。2着エイティーンガールがこの舞台が本当に得意なのだろう。展開も嵌ったが、最後は斤量差が・・・惜しい。3着にはセイウンコウセイが入ったが、番手でない競馬ができたのは驚いた。8歳馬ということで完全無視だったが、さすがGⅠ馬。参りました!
レイハリアは、父ロードカナロア、母ライトリーチューン(母父マンハッタンカフェ)という血統。北海道新ひだか町・谷岡牧場の生産馬で、馬主は(株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン。通算成績は7戦4勝。重賞は今年の【葵S】に次いで2勝目。管理する田島俊明調教師、騎乗した亀田温心ともに【キーンランドC】初勝利となった。
今週の一口馬。馬券は散々だったが、こちらの方はなんと2勝を達成した。一日2勝なんと大馬主気分です。まずは小倉6R【2歳新馬】(1200m芝)にホワイトターフが出走。正直距離が短いと思っていたが、鞍上の永島まなみが積極的な競馬で上手く対応してくれた。調教時から並んでからなかなか抜かせなかったので、最後は踏ん張れたが、一にも二にもまなみちゃんの好騎乗の賜物。“次はどうするのだろう”と思っていたら、ちょっと信じられないコメントが・・・。「とりあえず、このまま小倉競馬場に滞在して、来週の9/5(日)小倉【小倉2歳S】への特別登録をおこないます。ただ、連闘となりますので、相手関係もさることながら、あくまで状態が最優先。ギリギリの段階で出否を決めたいと思います」とのこと。怪我だけしないでほしい!
2勝目はコーディアルが小倉9R【英彦山特別】(2000m芝)に出走。まずまずのスタートから出たなりで後方を追走。じっくり折り合って運び、4コーナーで内外広がったところを内に入るとあっという間に先頭に立ち、最後まで危なげない脚色で優勝した。こちらも鮫島駿の落ち着いた好騎乗が光った。後方からの競馬で、たぶん外回していたら届いていないだろう。これで2000mも克服できたし、この後の飛躍が楽しみだ。この後は馬体を確認してから検討らしいが、無理にトライアルから【秋華賞】に向かわないでほしい。
逆に期待はずれだったのがフラッフィクラウド。札幌12R【支笏湖特別】(1800m芝)に出走したが、直線で失速し、もうすでに余力はなく、ズルズルと後退。1番人気の勝ち馬からは3.1秒差の13着で入線した。僕はこの馬はダート馬だと思っているし、何で芝使うのだろうと思っていたが、“やっぱり”だった。団野も「個人的には、ダートの方がいいと思いました」とのこと。萩原調教師も「今後はダートを使いながら、このクラスに慣らしていきましょう。一旦、美浦TCに戻して、脚元や馬体をよくチェックしたうえで、山元TCへリフレッシュ放牧に出す予定です」とのこと。出直しだ!