いぶろぐ

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文章にしてしまうと

2007-04-03 00:18:42 | いぶたろう日記クラシック
そのおもしろさが伝わらないものって、ある。
授業なんてその最たるものだ。
何が面白かったのか、説明しろと言われると難しいのだけれど、
とにかくあの場にいたことで何だか楽しかった、面白かった。
僕の授業はそういうライブものでありたいと思っている。
参考書の「実況中継」シリーズみたいに、
完成された既製品にはなりたくない。
決まってる通りにやります、やらされてます感が漂うエンターテイメントは、
僕のもっとも忌み嫌うところだ。
(注:教育がエンターテイメントなのか?という疑問については、2005.8.11の記事を見るよろし)

次に何を言い出すかわからない、どんな説明をするのかわからない、
そういうライブ感は失いたくない。
授業に出ないと、感じられない何かを発し続けていたいのだ。
伝聞でおもしろさが100%伝わってしまうのも、ダメだ。
素材となる話に、僕という媒体の味が加わって成立している方が望ましい。
声色、表情、口調、動作、間の取り方、様々な要素からなるものだから、
いかようにも面白くできるし、その場その場で臨機応変にやるからこそ僕も楽しいのだ。

この辺のこだわり方は、Rebirth時代から一貫してるつもりだ。
バンドではメンバーやら裏方やら(時には対バンにまで)気を遣うし、
時に「キメウチ」の方がいい場合もあるけれど、
授業はいわば僕のソロだからね。
支持を得るも得ないも自分の力量ひとつ。
少なくとも、酔っぱらいの同僚に
「お前の喋りには反対意見もある」
とか、
「お前の喋りだけで客を呼べてる訳じゃない」
な~~んて、くっだらないこと言われなくて済むのが、かつてよりいい(笑)。
生徒だってバカじゃないから、笑いをとってるだけの授業だと、見切られます。
マリアナ海溝のごとき懐の深さが大事なんです。

てなわけで、毎日、教室は沸きに沸いております。
明日で、春期講座も最終日。
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