次の広告


SIGMA DP3Merrill

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以前話題にした、ブログ更新画面での「50歳代を対象とした広告」であるが、ある日を境にピタリと表示されなくなり、別の会社のものに入れ替わった。
広告を表示する契約期間が過ぎたのだろう。
次の会社の広告が、しばらく毎日のように表示されていたが、そちらはもう何の広告か忘れてしまった。
これでは広告の意味を持たないが(笑)、神経を逆なでするように繰り返し表示して、相手の反感を買うよりはいいだろう。

ところが今度は、前と同じ会社が、40代向けの広告を打ち始めた。
40歳代のモデルさんの顔が、画面中央に大きく映し出される。
それがしつこいくらいに毎回繰り返される。

前ほど気にならないのは、とりあえずは自分が対象から外れているからだろうか(笑)
以前のものは、やはり精神的な攻撃になっていたのだろう。
それが今回は、けっこう冷めた目で、ふーん・・と見てしまう。

実は40歳代と称して表示されるモデルさんたちでさえ、自分より少し上の年齢に見えて仕方がない。
己の姿を正確に認識していないということか・・・
酷い意見なのは重々承知しているが、どうせならもう少し若い人にすればいいのに・・などと勝手なことを言っている。

いずれにしても、この手の広告を連続して見せるのは逆効果なのではないか?
高齢者向けの商品に失敗作が多いのは、開発する側の世代が高齢者でないから、相手の気持ちがわからないのが理由だという。
多分40歳代の人たちは、僕よりずっと不快な思いで広告を見ているはずだ。
無神経に広告をしつこく見せられ、メーカーに対するイメージまでが、随分と変わってしまったように思う。



今日の時計ベルト。
ラドーのグリーン・ホース・デラックスに、ヒルシュの「クロノグラフ」のインディゴブルーをつけた。

ラドーはその昔は舶来の高級時計として、日本では名を馳せたブランドだ。
テレビ番組の景品などにも使われ、当時は知名度は高かったように思う。
ラドーのサイトには、1957年に最初の製品を発売したと書かれているが、Wikiではそれは間違いでもっと以前から製品があったと指摘している。
超硬材料を使った傷のつきにくい時計・・といった、明確でわかりやすいコンセプトで製品を開発してきた面白いメーカーだ。

若い頃に思い切って買ったラドー・ダイヤスターを、まったく使用せず大切に持っている人を知っている。
しかし当人が思っているほど、業界での価値は高くないようだ。
日本で広く売られていたこともあり、アンティークショップでもよく見かけるが、高級ブランドと比べるとふたクラスくらい低い金額で売られている。
実用性を重視したコンセプトが、かえって高級化の支障になったのかもしれない。

このグリーンホースも、eBayで冗談半分で入札したら、その金額で落札されてしまった。
入札してそのまま忘れていたが、気付いたら僕がハイビッダーで終了していた。
世界的にアンティークとしての価値は低めのようだ。



しかしご覧のように、決して悪い時計ではない。
それどころか、かなりカッコいい時計だと思う。
ブランド力こそないが、実際に手にすると意外に所有感があり、見るたびに感心する。
お気に入りの時計の仲間入り・・を果たしそうな予感がある。

グリーンホースというのは、文字盤の向かい合った2頭の緑色のシーホース(タツノオトシゴ)のこと。
同社にはゴールデンホースというポピュラーなモデルがあるが、それとの違いは何かと思ったら、タツノオトシゴの色くらいしか違いはないと聞いて驚いた。
ちなみにパープルホースというのもあるそうだ(笑)

まずはヒルシュの「クロノグラフ」と組み合わせてみた。
意外にマッチするベルトの少ない時計で、恐らく手持ちのベルトの中ではこれがベストのマッチングだろう。
ブルーの文字盤というのは難しいのだ。

「クロノグラフ」はヒルシュの中級モデル。
中央部にアクセントのステッチが入り、軽い二山構造になっているのが特徴。
革の質感や全体の作りは価格相応で、それほど高級感はない。
しかし艶消しの革の質感が、ブルーの文字盤のラドーとよく合っており、ちょっと面白い時計に仕上がっている。

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