疲れた・・・


SIGMA DP3Merrill

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やはりかなり疲れが溜まっているようだ。
肉体的にも精神的にも、何だかげっそりしている。

資材の購入先に連絡がつかなくなった。
水曜日に至急納入して欲しいとファックスしたのに、返事がまったく来ない。
いつもなら数時間で返事が来るのに、様子がおかしい・・と社員から報告があった。
電話しても誰も出ないし、留守電にもなっていない。

週末まで何度となく電話してみたが、ついに繋がらなかった。
先方がどうなっているのか心配だが、一方で材料が入らないので生産に支障が出るのも大きな問題だ。
他の方法を考えると同時に、週末にその会社の様子を見に行くことにした。

まずは親しい商社に電話して、別のルートでどうにかならないか聞いてみた。
関西のほうであるが、ほぼ同じものを作ることの出来るメーカーがあるという。
そちらに手配をかけてもらうと同時に、連絡のつかないその会社にも商社から接触してくれた。
商社も彼らとは親しいのだ。
しかし当然電話は繋がらないし、社長の携帯にかけても出ないという。

昨日の晩になって、商社から連絡があって、社長がバンコクにいるのがわかったという。
何のことは無い、全員で社員旅行に行ってしまったのだ。
得意先には旅行に行くと連絡したつもりが、ウチにはうまく伝わらなかったようだ。

商社の人も、具体的な仕事の話をしたかったが、どうも電話の向こうでは皆で酔って騒いでいる最中で、会話が成立しなかったという。
一応ウチに連絡するよう伝えたというが、それきり電話はない。

やむなく関西のメーカーに、今回だけ製造してもらうことになった。
特急扱いで、月曜日から生産に取り掛かれるという。
そういう用事で追い回されて、げっそりしてしまった。

今朝起きると、今度は関西で地震が発生したという。
月曜からの生産に影響が出なければいいのだが・・・



今日の時計ベルト。
ユール・ヤーゲンセンのアンティーク・デイデイトに、ジャン・ルソーのグレインカーフのグリーンをつけた。

この特殊なベルトがそれなりにマッチしている。
不思議な時計である。
他の時計とは組み合わせるのが難しかった癖の強いベルトとの相性がなぜかいい(笑)
一見淡白に見えるデザインだが、実は強い個性を内包しているのかもしれない。

10Kゴールド・フィルドのケースは、金としての純度は低めだが、むしろこの時計に合っており軽快なイメージを与えてくれる。
文字盤のデザインに程よいアクセントがあり、品の良さを上手く演出している。
ヤーゲンセン・ブランドは米国の会社に売られているので、このセンスがヨーロッパのものか、アメリカのものかはわからないのだが・・・

ジャン・ルソーのグレインカーフは、表面にざらつきのある模様を型押しした牛革。
プレーンなカーフと比べ、時計に合わせ易いし傷も付きにくい。
ダークグリーンの革は他にあまりなく、革の色としても貴重である。

ただこのベルトの場合は、ミシン縫いでイエローのステッチを入れたのが失敗で、それが理由で扱いの難しいベルトに仕上がってしまった。
手縫いに比べて糸が細くなり、少し貧相に見えるため、考えていたような効果が出なかったのだ。
イエローの糸に意外に浮き立つような強さがあり、それが目立ってしまう。

しかしユール・ヤーゲンセンとの組合せは、それほど悪い感じは受けない。
しっかりと品位を保ちながら、カジュアルな方向にうまく持っていっている。
やはりいろいろな意味で面白い時計である。

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