つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

改組 新 第一回日展東海展

2015-02-08 | 文化
 今年も招待券を頂いたので、改組 新 第一回日展東海展を見るために、昨日は名古屋に出ました。昨年は、第45回展。本来は46回になるはずでした。明治40年文展に始まり、帝展の時代を経て、戦後は日展となり、この度改組。新日展となりました。

 昨年のように運よく解説時間に到着。ところが日本画の解説をするべきN先生は、皆を15分待たせても現れなかったのです。もう次の洋画の解説の時間になり、あわてて広い会場を移動。洋画の前田先生は詳しく説明されていました。去年特選を獲得したので、今年は無鑑査。しかし、来年はどうなるか分からないらしく、厳しいです。カサブランカばかり描かれています。
 音楽に例えるなら、2~3ヶ月かかり構図を決めるのが、作曲。作品に仕上げるのが演奏、と言われていました。

 書道の作家の話は、3人聞くことが出来ました。40年、50年続けておられるのはざら。筆もムジナ、オオネズミ、テンなどの毛が材料。それに神経を集中させモチベーションを高めないと書けないそうです。夫婦喧嘩などとんでもないそうです。ささっと書けるように見えるが、苦しい模写を続けようやく作品にとりかかるのだそうです。東海地方在住の芸術家の解説が、最近されるようになりました。

 50年間出品されていた日本画の知人F先生も、25年前、書道の旧師だったG先生の作品もないのは、寂しかったです。でも、毎年お母上の肖像を描かれるI先生は、今年も車椅子のお母上。毎年奥様の肖像を描かれるN先生は、変わらぬ容貌で美しい衣装の奥様。洋画のテキストを出されているN先生はいつものタッチ。年一度動向を見る思いでした。岐阜で最も著名なのが、日本画の土屋禮一先生。日展副理事長です。10年くらい前お目にかかったことかあります。次は、日展顧問の書家、日比野光鳳先生。どちらも親子で画家、書家です。2/15まで。


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4 コメント

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Unknown (tona)
2015-02-09 11:46:44
日展が名前が変わったのですか。
解説があることも初めて知りました。
筆の毛にもいろいろあるのですね。それぞれ好みで選ばれるのでしょうか。
一つの作品を仕上げるのは真剣勝負なのですね。夫婦喧嘩もできないほど張りつめて。
そんなことを知るとまた見方が違ってくると思います。
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tonaさま (matsubara)
2015-02-09 16:34:44
はい、今年から変わりました。
解説は全国ではどうかよく分かりません。
最近は東海展ばかりですから・・・
神戸にいる時は、大阪まで
娘時代岐阜にいる時は名古屋まで、
東京に居た22年前は、都美術館に行きました。
今は、乃木坂の国立新美術館みたいです。

解説が楽しみですので、来年も午後二時に
行きたいです。でもいつも未知の人です。
知り合いはなかなか当たりません。
副理事長のような立場の人はされませんし・・・
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拝読させて頂きました (oko)
2015-02-09 23:25:18
素晴らしい展覧会の様子を伺う事が出来ました。
お偉い先生でもと、書道の解説は読み返して拝見致しました。
私も書道の解説時は必ず伺います。
今年の市民展の解説は私の先生とお話を頂きましたので
何とか入選を願っております昨今です。
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okoさま (matsubara)
2015-02-10 10:11:36
書道も素晴らしいですが
この度okoさまは、NHK短歌大会に
入選されおめでとうございました。
短歌も入選されたのですから
きっと市民展の書も入選されると
思います。
実力がおありですから・・・
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