つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

名古屋城障壁画展

2007-05-27 | 文化
 昨日は、気になっていた「名古屋城障壁画」を名古屋市立博物館まで見に行きました。名古屋城は、1945年5月14日の空襲で、天守閣とその一連の建築物も、3つの隅櫓と、3つの門を残して灰になりました。1945年に入り名古屋空襲が始まり、城もあぶないということで、本丸御殿の襖や浴室の天井画などがとり外され、疎開。そのお陰で膨大な宝物は守られ、今日に伝えられています。これから長い年月をかけ御殿が再建され、美しい襖絵が描かれた襖もはめ込まれることでしょう。
 どの絵も、殆ど重要文化財に指定。襖絵はもとより、視線が届かない天井画も、手を抜かず細密に描かれているのに驚かされます。桃山様式から江戸様式に移行する過渡期であるため、両方の様式が見られ、歴史的価値もあります。戦前の名古屋城は、天守閣つきの二条城のような建物だったのです。これに匹敵する城は、他には見当たりません。戦災で焼ける前は、旧国宝が31もあり、姫路城など問題になりません。(6/3まで)
 なお、灰の中から取り出された鯱の金は、今は金の茶釜に再生されています。

 亡舅も名古屋城の空襲を予測し、名古屋第八連隊にいた弟に面会に行ったついでにお城に上りました。まだ幼かった夫たちを連れて・・・

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2 コメント

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一日違い (けんちゃん)
2007-05-27 22:57:20
今日行ってきました。七宝焼の襖の引き手が皆目に見えて松の枝まで虎に見えました。作者にその意図があるように感ぜられてなりません。
現代の絵師が描いた真新しい再生絵の初々しさを現存している襖絵の描かれた時と錯綜しました。
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けんちゃん (matsubara)
2007-05-28 08:49:00
さすが行動派の建築家けんちゃん。
障壁画展に2度行かれたのですね。
前期と後期と両方の展示をご覧になられ
よろしうございました。
本当にトラトラトラ・・・目立ちましたね。

遠来の友人を5/31に案内する約束をしていて、
私は後期ばかりを2度見ることになりました。
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