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未唯への手紙

未唯への手紙

自転車のグランド・デザイン

2013年01月12日 | 3.社会
『自転車が街を変える』より これからの自転車社会

自転車道や自転車レーンの設置をはじめとする自転車走行空間の整備、シェア・サイクルの導入など、日本各地で今、自転車利用に対する多種多様な取り組みが行われている。そういった情報を断続的にでもキャッチアップしていると、相変わらず日本は「社会実験」という名の断片的なプロジェクトばかりが目につき、国家レベルで「自転車をどう活用していくか」というフレームワークがまったく見当たらないことに気付かされる。

ごく短い区間にだけ自転車レーンを設置し、「以前と比べて走りやすくなりましたか?」というアンケートをとったら、大半の人は「走りやすくなった」と好意的な回答を書き込むに違いない。きれいに整備された専用の自転車空間は、その部分だけなら優れている。否定的な意見が来ても「実験」なら文句は少ないし、実施側も「期間が過ぎたら終了しますから」と逃げが打てる。

しかし、一部の区間に自転車道なり自転車レーンなりを敷設しても、見向きもされない。自分の走行経路が歩道だったり車道だったり、はたまた自転車レーンだったりすれば、道路状況も違うし走り方も変えなくてはいけない。そんな面倒なことをさせられるくらいなら、車道を一直線、もしくは歩道を……という選択が自転車利用者のきわめて合理的な考え方である。

言うまでもなく、自転車は目的地に到達するための交通手段のひとつだ。自転車に乗ることそのものを趣味とする人が昨今急増していることは承知しているが、通学や買い物のための「足」として使い回す人が多数派であることに変わりはない。移動手段をサポートするハードウェアは、ある程度長い距離でネットワークを形成していなければ意味がない。鉄道でもバスでも、目的地まで、もしくはその近くまで乗っていけるから利用される。移動ルートのごく一部に線路や路線があるだけでは、誰も乗ろうとしない。自転車道や自転車レーンも同じである。

社会実験というなら、もっと長く、さらに広いエリアに自転車道を設けなければ、正確なデータは得られない。加えて言うなら、「実験」であれこれ議論する時間と予算があるのであれば、それをスキップして、自転車道をどんどん設置しなくてはいけない段階に来ているのではないか。その上で、三年、五年といった長い単位で利用者や住民の意見を集約し、次のステップに活かす。ネットワークという水平軸、時間という垂直軸、どちらもより大きく取らなくてはならない。

個人的には、社会実験という段階はもう過ぎていると思っている。小規模な実験を散発的に実施するよりも、主要道路すべての左端を自転車レーンとして塗装すべきであろう。自分の周りのあちこちに青色(青でなくてもよいが)のレーンが見えれば、「今度からここを走るのだな」という認識が自転車利用者にも生まれてくる。せっかく立派なレーンがあっても誰も使っていない現状だと、「自転車レーンを走ろう」という教育的なメッセージの波及効果も期待できない。

日本では、ドライバーの歩行者優先意識はかなり高い。右左折時、横断歩道上に歩行者がいれば、きちんとその前で停止する。歩行者のほうが車の通り過ぎるのを待つのが常識という国も少なくない中で、日本のドライバーの優先度意識は高い評価を与えられてよいと思う。であれば、現在のクルマと歩行者の立ち位置の間に自転車を挿入して、歩行者、自転車、クルマと優先度が高い順に並べることはさほど難しくないはずだ。

「自転車は車両」といっても、クルマと同列であるわけではない。自転車はクルマほどスピーディーに動けないし、パワーもない。だから、異質な者どうしが「ダイバーシティ」を認め合い、同じスペースを「シェア」できるかどうか、いや、シェアしていかなくてはならないという意識が必要だ。

茨城大学の金利昭准教授は、電動アシスト自転車や電動原付自転車など、従来はなかった乗り物の出現を受けて、道路を「低速帯」「中速帯」「高速帯」の三つに区分すべしと提案している。低速帯は時速五キロ程度までの歩行者や車椅子を、中速帯は時速一〇~二〇キロ程度までの自転車と電動原付を、高速帯はそれ以上のスピードが出せるクルマを想定。自由な動きを求められる低速帯ではマナーを重視し、通過機能が第一の高速帯では厳格な法律の適用を求めている。

自転車はこの「中速帯」に位置することになるわけだが、たしかに、クルマと同等のルールを課されるのは当然といえども、気になるお店が見えたのでちょっとペダルを止めてみた、ということまで禁止されるのではたまったものではない。金氏の言うように、「安全第一」であっても、第二や第三の目的がなければ、自転車に乗ることから得られるはずの社会のルールや市民としての自覚も削がれてしまう。

私の苦悩がクライシスを起こす

2013年01月11日 | 1.私
スタッフに武器を配る

 私がやることはポータルをSNSとかアプリとか情報集約を行って、スタッフの武器を提供することです。本部と店舗の完全な情報共有です。シェア率アップです。それでもって、販売店経営者の意識を変えていきます。取りあえずは、富山と山梨の二人です。

 2年前の要望書の見出しは「ネットワークガイドライン」でした。ポータルもライブラリもサファイアの循環の一部です。別にソーシャルとかは意識しないで、ネットワークに乗るものは何かということです。

 今回のように、ポータルがソーシャルウェブでできれば、社会とつながります。サファイアの循環がつながります。

ポータルの進化

 ポータルの仕様も、2年前の考えに従って、チャッターとかアイデアを入れ込みます。現在のエクセルでの入力だけで、店舗の意見をまとめることができない。スタバとか経済産業省が使っている機能です。

 それをうれしいかどうかの販売店も見つけてきます。何も持っていない山梨ぐらいがいいかもしれない。

私の苦悩がクライシスを起こす

 2年前の苦悩を思い出しました。3月1日にGに説明したけど、通じなかった。3月8日に部屋で火事を起こした。その時は、そのまま死んでもいいと思ったけど。偶々居た、次男に消されました。

 3月の初めはやり切れなさで、一杯でした。そのエネルギーが多分、3.11を招いた。未だに信じています。

 実は、その一か月前に、NZ旅行中に、全体の根源的なことをまとめていた。こんなことが通じる相手が居るとは思えなかった。それを羊飼いの小屋のほとりの湖で考えていた。やり切れなさは合った。

 イギリス人の若い男性が祈りを捧げていた。それを見て、私も祈った。その10分後に、2時間後に行く予定であった、クライストチャーチで地震が起きた。予定を変えて、ダニーデンに向かった。ダニーデンで公共図書館と大学も見つけた。

3.11で感じたこと

 3.11で感じたのは、社会を変えないといけない。こんな脆弱なインフラの上に、原発を作るような、そんな国ではいけない。ローカル主体に変えていって、国自体の在り方も変えていく。

 それを感じたので、7月から12月にかけて、愛知環境塾に参画した。自費で7万円・先払いです。2030年の環境社会を考えるというのがテーマだった。そこで分かったのは、環境学者も3.11の影響で、自説が主張できなくなっていることです。

 チームの議論で分かったのは、コミュニティを作り、そこに知識と意識を集約して、市民も分化すると同時に、組織を分化させることです。それも織り込んだカタチで、未唯空間でのロジックが本格化しました。

SFDCでのポータル

2013年01月11日 | 5.その他
SFDCでのポータル

  3年掛かって、ここまで来た。実質的には案ができてからだと2年です。

  今回のポータル関係のすべての要素はすべてここに入っています。データの外付けで、販売店が自らできる環境。お客様の情報を自分たちのカタチで、ケータイで操作できる。それが簡単にできる!

  本部と店舗の間のコミュニケーションを双方向にしていく。SNSも使っていく。ポータルをメーカーとつなげていく。外部の各種ライブラリとつなげていく、ポインターとして、ポータルを持ってくる。ポータル自体をスタッフの武器にする。

パートナーの反応

  それで、20項目以上の実施実行を含めて、パートナーにぶつけました。それが丁度、2年前の年末年始です。パートナーはやらない!と言った。どうにか、ネットワークだけでもやらないかと言ったけど、やらないと言った。

  では何をしたいかを聞いたけど、特に答えはなかった。元々は、販売店ヒアリングに富山の社長のところに同行する予定だった。その時のGから妨害された。組織での動きでないことを気にしていたのでしょう。あなた単独みたいな動きでしょう。だから、その時のGが悪い。意趣返しはします。

室のミーティング

  昨日の室のミーティングを見ていても、方針がない。相変わらず、大好きなごみ掃除です。それだけで、これだけの人員を抱えて、お金を使っていいのか。販売店を変えていくとか、活性化するとかの目的はない。

  自分たちでシステムを作って、そこに穴を開けておいて、そこに潜り込んでいる。これが仕事と言えるかどうか。ちなみに、会議には10分以上遅れたみたいです。同じビルなのに、道に迷っていた。

2年前のポータルでの実施事項

  2年前の実施事項をもう一回確認します。どこまでできるのか。今日のSFDCの提示金額次第ですけど。2年前はSFDCを想定して、要件を作っていたから、できて当たり前です。

  要件の中の一つのポイントはデータ外付けでのアプリ開発です。それが販売店にとって、うれしいかどうかを茨城、長野、神奈川の担当者に電話で確認していました。結局、1時間半ぐらい、掛かりました。いつも電話は長いです。ニーズはキッチリありました。自分たちで作る世界、それを商売にしていく世界。

  これだけの販売店ニーズがあるのに、2年前には、このメーカーの人には、そんなニーズもないし、それを実行するインタープリターがいないと明確に言っていた。だけど、ここにあります。その時に考えたSFDCが手に入れば、それをもとにして、カタチにできます。

未唯宇宙の分析を開始

2013年01月10日 | 1.私
L、LLとG、GGのパターン

 三段ループをLLとGGとの関係で解析しています。

 そういう意味では、単純なパターン(ex.L→GG)に置き換えてやれば、答えが出てきます。

 つまり、数学モデルそのものです。

 こういう時は、寒気が増します。自律神経とも関係するのでしょうか。

数学モデルから見た、組織の体質

 第3ループについては、LとGGはあるけど、Gがない。それがこの会社の体質の悪さです。売ることを中心にしているので、スタッフからの意見の反映ができていない。だから、つながるのように、メーカーから直接、やるカタチになってしまう。結局、Gがない限りは無理です。

 販売店に比べると、国には企画能力がない。その理由は民主主義そのものができていない。GGとしての機能ができていないので、GG単体になって、生活とかけ離れている。だから、社会を変えるターゲットはそこかもしれない。しかし、それはフロントに過ぎない。

知識と意識をまとめる

 知識と意識をまとめるのは、個人レベルでは無理です。私は自分自身を分化させてやっているけど。グループでの、コミュニティでの最大なものは知識と意識をまとめることです。

 この実態が見えないのは確かですけど、グループの単位では明確になっています。議論なども新しいものにしないと、意識にはなりません。押し付けです。

未唯宇宙の分析を開始

 未唯宇宙の分析を開始しました。まずは、思考の中心の「分化」の部分です。

 サファイア解釈
  AL→TG ①サファイア循環の世界 ②ALの持って行き先 ③具体的な企画につなげる ④提案のカタチを取る
  循環の方向 ①サファイア循環の世界 ②ALの持って行き先 ③具体的な企画につなげる ④提案のカタチを取る
  販売店での接続 ①お客様からスタッフに提案 ②店舗の意思を本社に伝える ③販売店本社から企画部署 ④結果はライブラリで指示
  社会での活用 ①市民単体の弱さ ②コミュニティができていない ③行政は聞く耳を持たない ④国と個人がつながる

 個人の分化
  分化の意味 ①個人でありながら個人でない ②グループから見た個人 ③個人の多様性 ④一人での分化も可能
  理論化 ①トポロジーの逆関数 ②カバリングが可能 ③生まれてきた理由に起因 ④それぞれの人が役割を果たせる
  多くの人が生きる ①グループの数だけ存在 ②消費する人では限界 ③皆で考え、発言すること ④宗教は生きていく武器になる
  個人と組織 ①個人の先にグループがある ②組織に依存する必要はない ③多様な社会が可能になる ④個人が内なる世界を持

ソフィストと弁論の支配

2013年01月09日 | 4.歴史
『哲学の起源』より アテネ帝国とソクラテス

アテネは、デモクラシーの確立とともに、弁論が優位におかれる社会となった。武力(軍事)や呪力(宗教)ではなく、言葉による支配が定着したのである。これは、むろん、ポリス内部だけのものである。また、武力や呪力が消えたわけではない。ただ、民会であれ法廷であれ、公的な活動が弁論にもとづくようになると、人々は弁論の技術を必要とするようになった。裕福な市民は子弟にそれを勉強させた。しかし、このことに関して、ほとんど問われない問題がある。それは、なぜそのような教師が外国人なのか、である。

この時期のアテネは政治的・文化的に最も発展したポリスであったと考えられている。が、それなら、弁論術などの教師が主に外国人であるのはなぜなのか。これはアテネが政治的・経済的に強国となったとはいえ、言論や思想においてはるかに遅れていたことを意味する。アテネの人々はそれを、イオニアやそこからの植民者が築いた南イタリアの諸都市からやって来た人々から学んだのである。

プラトンの『ゴルギアス』では、弁論術は他人を説得する技術であり、それによって「支配」する技術であると述べられている。そして、それを教えるのがソフィストである、と。しかし、弁論をたんに支配のための技術だとみなしたのは、ソフィストではなく、アテネ市民である。彼らは外国人から「技術」としての弁論術以上のものを、何も学ぶ気はなかったのだ。

弁論が他人を支配する手段となるのは、デモクラシー(多数派支配)の下においてである。しかし、弁論が発展したイオニアでは、それは他人を支配する技術ではなかった。法廷であれ民会であれ、弁論は討議には不可欠であったが、それは共同的な吟味の手段であった。それはまた、自然探究の方法でもあった。先述したように、エレア派の特徴と見える間接証明のような弁論は、すでにミレトス派に見出される。つまり、そこでは、弁論は他人を支配する技術ではなく、人間をふくむ自然認識のための方法であった。対照的に、アテネ人は、自然認識や技術開発には無関心だった。アテネで重んじられたのは、公的な活動において、他人を説得し服従させる技術だけである。それが人間支配のための技術としての弁論術である。エレア派の論法も、ここでは、人を論駁し翻弄する技術として利用されたのである。

また、外国人もアテネでは「技術」以上のことを教えなかった。外国人が市民(公人)として活動することはありえなかったし、ポリス内部の政治に関与することは危険だったからだ。彼らは、ペリクレスの友人であったアナクサゴラスが、太陽は燃える石だといったために涜神の罪に問われたことを忘れなかった。この事件はむしろペリクレスに対する政治的陰謀によるものだったが、外国人の思想家にはその種の咎で弾圧される危険がいつもあったのだ。彼らが述べたのは、プロタゴラスがそうだったように、せいぜい懐疑主義・相対主義的な意見であった。

ソクラテスはつぎのような理由で告訴された。《ソクラテスは、国家の認める神々を認めないで、他の新奇なる神霊のたぐいを導入するという罪を犯している。また青年たちを堕落させるという罪も犯している。よって死刑を求刑すむ鴛このため、ソクラテスはソフィストだといわれたのだが、ソフィストと呼ばれた外国人らはむしろ、そのような疑いをかけられることを避けた。彼らはアテネの政治や慣習に介入しなかった。ゆえに、彼らの言動がアテネ市民に影響を与えたとはいえない。アテネの市民のほうが彼らの言説を都合よく利用したのである。

彼らのような考え方は、アテネに「帝国主義」的な傾向が強まったことを反映している。アテネの中で言論によって権力を握ること、また、他のポリスを武力によって揉鯛することが「フィシス」であり、それを抑制させる法、宗教、道徳などは「ノモス」にすぎない、というわけである。つまり「強者の正義」と「リアルーポリティクス」をうそぶくのは、外国人のソフィストではない。ソフィストから弁論術を学んだ、アテネの支配層の子弟なのだ。したがって、プラトンは、「ソフィストが若者たちを毒している、という人たちが最大のソフィストだ」というのである。

そのような若者の代表が、ペリクレスの近親であったアルキビアデスである。彼は主戦派としての帝国主義的言論によって大衆の喝采を浴びた典型的なデマゴーグ(民衆指導者)である。彼は、スパルタ側に加担したメロス島を討伐しに行ったが、壮年の男子を虐殺し婦女子を奴隷にしたことで非難をあび、裁判にかけられた。その後まもなく、シケリア遠征軍の将軍に選ばれたが、そこでヘルメス像を破壊する涜神行為のかどで本国からの召還命令を受けた。そのとき、こともあろうに、敵国スパルタに亡命し、今度はアテネを倒すことに貢献し、その後にアテネに帰還したという、とんでもない人物である。

アルキビアデスはソクラテスが可愛がった弟子であった。そのことが、ソクラテスが告発される理由の一つになったといわれる。「青年たちを堕落させた」といわれるのはそのためである。しかし、アルキビアデスのような青年が出てきたのは、ソクラテスのせいではない。かといって、ソフィストのせいでもない。彼らの誰もこのようなことを教えはしなかった。アルキビアデスのような人物は、帝国主義的となったアテネ社会そのものの「堕落」から生まれたのである。

8.5のシナリオ

2013年01月09日 | 5.その他
未唯へ

 元町のサウナで体重計測69.2Kg。減ったものです。

8.5.2「ポータルの進化」の内容

 8.5.2の中には、この仕組みをどう展開していくのか、ファシリテーションしていくのかも持たないといけない。展開の条件を持たないといけない。現行通りではダメです。新しい機能をコストを掛けずに入れる条件を織り込みます。

 販売店ヒアリングではないけど、ポータルを作った時も、そんなに意見は聞いてはいない。自分たちがいるものを彼らがどう知りたいのかです。

 ユーザーは新しいものについては、見ないと分からないのは確かです。早めに見せていけばいい。そのためには、作り方も変えていかないといけない。そこでは、お客様ポータルでのコミュニケーションを具体的にさせていくというのもあります。3年前にはコラボレーションとしていた部分です。

 色々な情報を収集する部分では、関係する所をどのようにリンクさせるのか。項目としては書いておいて、そこにどんどん関係することを入れ込みます。バラでやっているのを、それをもとにして、集約していきます。

8.5.3の内容

 そこでの成果を踏まえて、「スタッフの武器化」が8.5.3です。

 武器のところはクラウドですね。元々、ソーシャルウェブをどのように使っていくかです。

 経営者の意識を変えさせるにはどうしたらいいのか、経営者の組織も含めて、外へ向かっていくにはどうしたらいいのか。当然、シェアリングのインフラも考えないといけないでしょう。

 店舗での教育とか、エコとかも関係してきます。その時に、何が武器になるのか。そういう意味では、スタッフが発言できるのが、8.5.3の一番のメインになります。これを富山にもぶつけます。

 パートナーのヒアリングと異なり、私の場合は経営層にスタッフへの対応をどうしていくかを聞いていた。

 サファイア循環は8.5.3でしょうね。本来の狙いですから。それを本部にやるのと、店舗にやるのと、お客様とやることの三段ループをそこに書きます。8.5.3以降は、ポータルから行かなくてもいいけど、具体的なものとして、そこまでの設計だけはしておきます。

 その意味ではミッションステートメントで書いたのと同じシナリオです。バラバラなものをつなげて、情報は店舗に集めて、お客様との関係をつけていく。

8.5.4「市民活動への転用」の内容

 8.5.2の進化のところは、4つの項目について、どのように進化させるかでまとめやすい。当然、今のライブラリの配置なども関係します。電算部の思惑もあるけど、システム設計としては当たり前です。

 もう一つ、大きな観点としては、現在のポータルそのままと言っているけど、ポータルも途中です。これはハッキリしている。本来やりたかったけど、システム的な制約、ユーザーニーズとの観点で、中途半端になっています。

 進めるにあたって、関係するのはニーズに対してのやり方です。ニーズがあるというのをどう見るかです。今、動いているのはニーズがあるということです。それを進化させるには問題はないです。社会の道具の進化をそこに組み込みます。

 8.5.4は意識と知識、そういう意味ではライブラリと議論をどういうカタチで持ってくるのか。そこでは個人の分化を具体的に始めていくためのツールの問題になります。

 8.5.4を具体的なものにするには、シェアリングとか図書館とかクラウドの活用を入れないといけない。そうでないと、抽象的になる。シェアリングをしようとすると市民側にコミュニティが必要です。それもかなり、バラエティに富んだものです。

 シェアリングの目的は、いかに商品を有効活用するのか、移動することに対して、手段に対して、こだわりをなくすことです。

 8.5.4のベースは共有意識です。図書館も一緒です。本というものは買うものではない。電子図書になった時に、どうしていくのかです。詳細は本・図書館で述べています。ただし、あくまでも、ポータルの延長線上でどこまで考えられるのか。そこでもって、それをトリガーにして、どこまで変えていけるのか。

 店舗のエコではないけど、メーカーも店舗をどうしていくのかが重要になってきます。技術としては、駐車場を穴に埋めるとか、電気の場合は30Km以内の道具として、シェアリングの道具としてやっていけばいい。

 いかにして、社会のトータル負荷を減らしていくのか。公共とプライベートの間をどう取り持っていくのか。プライベートでロング走行する人は、道路の使用料を含めて、高い金を払えばいい。

 クラウドのしても、共有意識がなければ、意味がない。共有意識をどうつなげていくのか。どっちが先か。それが、8.5.4のメインテーマです。

 「社会を変えるには」は10のテーマですので、そちらで展開させます。社会を変えるの最終目標はどんな姿かというと、LL=GGです。個人と超国家が結びついて、より多くの人が生きていける社会です。人が多いほど、住みやすい社会です。

ポータルの4つの機能の進化

2013年01月08日 | 5.その他
なぜ、ソーシャルウェブか

 なぜ、ソーシャルウェブかというと、フェイスブックのマークが言っているように、情報共有指数が年々、倍になっていきます。それをどうこなすのか。お客様が言っていることをどうこなすのか。そのためのリテラシーです。

 300人のお客様相手にスタッフはちゃんとまとめていかないといけない。それが本来のお客様ポータルです。お客様に発信するのは、年に何回かのお知らせではない。車に関すること、車社会をどうしていくのかも伝えないといけない。

 お客様ポータルを使えば、カーシェアリングのインフラにもなります。ドイツのメーカーを超す仕組みが簡単にできます。

ポータルの4機能

 昨日、ポータルの機能をまとめられたことはかなりの成果です。コミュニケーション、メッセージ、情報収集、ライブラリです。

 ポータルには情報収集があり、自分の情報を貯めておけるライブラリもあります。これは本来、つながるとは関係ないけど、その機能を皆が使っているということです。つまり、ニーズがあるということです。それとアピール・アンケート機能があって、それを200社以上が使っています。これも情報収集機能です。

 ライブラリも、以前のホームページサポートから生まれてきたものです。それを進化させることができます。それが今回のポータルで重要です。

 ライブラリは1/3だけど、アピールアンケートは2/3が使っている。ユーザーニーズは5年間で明確です。今後5年間のために、どんな仕様にするかは私が決めていきます。

 パートナーがそのヒントを出してくれた。本人が機能としてまとめていないから、それを明確にしたかった。これだけを作った、10 人リアルタイムのシステムができてきたのです。それを正当に評価できる人間がメーカーに居ないというだけです。ある意味ではこのメーカーの限界でしょう。費用は基幹系の費用の一部に入ってしまっているぐらいです。

4つの機能の進化

 情報収集の進化としては、データの外付けにして、販売店に加工できるよう。メッセージ部分は情報系とか基幹系とは別の形態で、出力できるようにする。情報はメーカーとかシステムとかお客様を含む形にします。

 コミュニケーション部分は個人の認証をベースに、その人に合った情報を選んでくると同時に、その人に合ったカタチにできるようにしていく。今どきのウェブの操作に変えていく。コミュニケーションも基幹系の中に入っていては、役に立たない。ケータイも含めて、自分たちで使えるようにしていく。

 ライブラリはポータル付属のものをベースに販売店ネットワーク全域を対象にしていく。毎回、覗きに行くのはなく、変更時に該当の人に共通メッセージを出して、ポータルからプルできるようにしていく。

 それを皆が受けられるようにして、発信元に働きかけていく。機能としてあるかどうかではなく、全体の運用の課題です。Oのようなプログラマーレベルならば、あんなものでしょう。

社会を変えるには

 私の狙いは販売店システムだけではない。もっと、広い世界です。社会を変えるところまでいかないといけない。そのための一つのアプローチです。ここで、SFDCのマークさんが社会に宣伝してくれるといいけど。

 この会社は単なる生産システムの革新だけでなく、マーケティングシステムの革新をしようとしていることが理解できる。

LL=GGの世界

2013年01月08日 | 5.その他
なぜ、電算部は金を使わせてくれたのか

 なぜ、電算部がポータルに10 使かったのか。メーカーでシステムを作って、使わせるよりも、販売店にとっては、有効であることが分かったのでしょうね。グループウェア300円/月×5 人ならば、5年間で9 です。これをポータルのお知らせが行ってきた。

 アピール・アンケートをエクセルベースのシステムを基幹系で使って、どこにでも出せるようにするとしたら、どれだけのお金がかかるのか。ポータルはそういうことを、基幹系とか情報系とかのしがらみから離れてやってきました。

 足りないのは、各販売店のレベルに合わせて、使い込むところです。単にそれだけです。それを今度は、簡単にソーシャルウェブでやりましょう、ということです。

 電算部は、自分たちでシステムを作って、販売店に渡しても、つかっもらえないということは分かっている。ライブラリにしても、販売店でどういうカタチにするのかということをやってもらうというカタチです。全てを規定するわけではない。

 衛星配信にしても同様です。64Kの時代に、CDを渡せること、同期化ができることを可能にした。本当はそれを使っていけばいいけど、大量データのコンテンツがメーカーからの一方的な送付になったので、販売店がほしいものを取りに来ることができない。

 パートナーの制約を外すのは難しいから、Oの制約よりも、電算部側の制約を外しましょう。

販売店が使えるシステム

 今のポータルの中に、販売店で自分たちで使えるシステムを入れ込みます。

 徳島はメーカーの制限を超えてしまった。神奈川は会長指示で3000でも自分たちのシステムを構築した。メッセージ系のところはつなぐことです。基幹系とか情報系ではできない。

 クラウドでデータを使っていく。入れ込むところはちょこちょこ作っていけばいいけど、その所をどう作っていくのか。

 販売店ヒアリングした時に、経営者から言われたのは、メーカーからのシステムは当てにしてしていない。お客様ポータルにしても、メーカー作成は当てにしていない。自分たちのアイデアで作るならば、わかるけど。

 メーカー側がカタチを作ってもしょうがない。スタッフがついていかないといけない。そのためには、お客様とのこみゅにkぇーションが必要です。

 そのために、メーカー経由のコミュニケーションでできたものと、スタッフが直接、お客様とのコミュニケーションをつなぐことです。B-B-Cでお客様を包囲できます。

 それを一々、説明して作らせるのは、私の仕事ではない。イメージを作り上げる。そのために、SFDCを10万人に配る。そこから始めていく。そうすると、今やっていることがつながってきます。

ここでも、LL=GGの世界

 商品対メーカーは、私のLL=GGの世界です。これがつながるためには、GG→G→L→LLのパスも作らないといけない。2050年の時点で、LL=GGとして、お客様の思っていることが企画につながり、企画が思っていることがお客様に伝わるという世界を作り出すということです。

 そのために、パスで抜けている部分、お客様とスタッフのループ、そのためには販売店の中のループをキッチリさせることです。それをベースにメーカーとお客様をつなげていく。お客様ポータルは2015年に変えればいい。

 適応例として、ここまでのことを未唯空間8.5で述べます。それをオープンさせます。

 そうなってくると、15年から30年、30年から50年までというのはあまりにも長い。50年に収束するために、時間の密度が変わってきます。もっと圧迫されるはずです。そうしないと環境社会には対応できない。やれることをやっていく。

 その意味では、我々は歴史を背負っています。

パートナーをポータルから外した意味

2013年01月08日 | 5.その他
パートナーをポータルから外した意味

 なぜ、パートナーをポータルから外したのか、を一カ月間、考えてきた。その結論で出ました。それは私を動かすためです。

 私に任せたら、ネットワーク、ポータル、衛星配信がどういうカタチになるかは分かっているはずです。何しろ、毎年、ミッションで述べているし、3年前に販売店ヒアリング結果を提案を出している。

 Oのように、ユーザーの声があるから作るということは、インフラ設計ではありえないです。全体を見て、先に行かないといけない。ポータルはサファイアの中のインフラです。

 だから、データの外付けもポータルの範疇です。それを機能確認で行いました。その意図はOには分からないでしょう。パートナーには1年掛ければ分かるけど、組織に縛られている状態では、苦しむだけです。

インフラは自己判断で実施

 ポータルにしても、ネットワークにしても、ユーザーニーズでやったかというと、そうではない。衛星配信もそうです。

 これは研究開発部署での実験電算の見直しも、技術の武装化もすべて同じです。皆の思いを自分の思いにして、自分の思いを皆の思いにして、カタチにしてきました。研究開発部署の時は、技術者にいかにして、考えられる武器を渡すのかをR&Dで決めていった。

 販売店も経営者の意識が変わってくればいいけど、富山ではないけど、そうは言うけど、実際問題として4、人間に頼るしかないところがあります。それをやれるのは、ソーシャルウェブだけです。世の中は2006年から、そういうカタチに変わっています。お客様がソーシャルウェブに居るのだから、スタッフもソーシャルウェブにいないと、ツールがおもちゃになるだけです。

 電算部とか、ネットワーク管理部署への理解活動をしていきます。一番重要なのはつながる所です。何しろ、彼らに夢を持たせないといけない。彼らの夢は中途半端になっている。

 なぜ、パートナーを退けて、私にやらせるのか。そういうことです。偶然は必然です。それが実現した時に、パートナーを返してもらえばいい。それもこれも、いかにコストを安く、ソーシャルウェブを手に入れるかです。

販売店展開にパートナーは欠かせない

 その後に、販売店への展開を考えるのには、パートナーは欠かせない。名目は何でもいい。ここでシステム開発している人の半分は減ります。販売店自ら行えば、すみます。その費用だけでも、数億になるでしょう。

 元々、メーカーのミッションを考えてもらいたい。すべてを開発できるわけはない。スタッフ相手のモノにしようとしたら、販売店単位で考えて、いかに簡単にして、それを横展開するか。

 システムの作り方そのモノをネットワークでの活用の仕方に変えるということです。それぞれがバラバラにやっていることをつなげることができるのは私しかありません。

私のミッション

 ミッションの最初に書いたのは、「販売店システムの先を見て、考えていくのが私の役割。バラバラな施策を販売店の視点で整理する」

 大量データにしても、最初にテーマ化したのは、私です。ネットワーク管理部署でサーバに置いておくだけではどうしようもありません。いかに10億を1億にするのかの工夫は単独では不可です。今のままで行くと、10億のパッケージを導入してはダメです。販売店にとっては邪魔です。

 ケータイにしても、外出先で見たいのは、メッセージのはずです。そこからコンテンツを見えるための構えに時間とコストを掛けるのとは、異なります。一番使えるツールは囲まれたLINEかもしれません。スタッフとお客様は同一線上にいないと、コミュニケーションはできない。

 このタイミングでミッション・ステートメントが返ってきた。これを元にして、Oのバリアを外すか、捨て去るかです。

私たちはなぜ政治を嫌うのか

2013年01月08日 | 3.社会
『政治はなぜ嫌われるのか』より

政治的白けが全面化している状況について、かなり独特な説明を試みてきたつもりである。そのため、まず政治とは何か、そして政治化や脱政治化が何を意味するのかという点についての新しい視点を示したが、それも政治不信と白けの時代をどう解釈したら良いのかを考えると同時に、どう対処したら良いのかを論じるためであった。政治の分析の仕方、そしてなぜ政治が嫌われているのかについて、かなり特異な解釈なのかもしれない。但しそこでは、政治が「どうあるべきか」ではなく、政治が「どのようにあり得るのか」に力点を置いて説明してきたつもりだ。それは、私たちが「政治」と呼んできたものがどのように実践されてきたのか、それが「政治」とされる場合、どのような特徴を持っているのか、そこから派生する政治と政治的なるものがどう意識されているのかの観察を通じて、政治のコンセプトを再考したいと思ったからだ。そこで明らかになったのは、私たちの公式的な政治に対する期待がいかに低いか、それにもかかわらず、政治はこの期待すらも満たすことができていないという現実である。このような政治状況は、決して気分が明るくなるようなものではない。現代において「政治」は忌み嫌われる言葉(ダーティーワード)へと成り下がり、この言葉はすっかりネガティヴな意味でしか用いられなくなってしまっている。政治とは、欺肺、汚職、二枚舌、強欲、自己利益と自己中心主義、不当な介入、非効率、教条主義などと同じ意味に捉えられるようになってしまったのである。政治とは、よく言っても必要悪であり、悪く言えば不断に監視すべき邪悪な力へと成り下がってしまったのである。

現代にみられる政治不信は、もちろん過去にも存在していた。しかし、少なくとも近代になってから、政治という言葉が公的な言説でここまでネガティヴな意味合いで用いられるようになったのは初めてのことだろう。皮肉なのは、こうした政治の敵視が、人類史上初めて、少なくとも公式的な政治領域で民主主義が支配的な政治形態となった時期に重なったことだ。もちろん、現代のほとんどの政治的言説において民主主義は肯定的なイメージで語られている。しかし、それは政治によって堕落させられてはならない理想像としての地位が与えられているからに過ぎない。民主主義とは、申し分のない当然の原理である一方、政治は救いようのない下劣で汚らしい行為でしかないとされているのである。この本でさらに描きたかったのは、民主主義の理念(アイディア)がグローバルな形で支配的になり拡散するようになったと同時に、政治不信と公式的な政治からの離脱が見られるという、逆説的な偶然だった。

以下の簡単な結論では、以上のような視点が今日の政治と政治的なものを理解する上で、どのような含意を持つのか、四つに分けて考えてみたい。まず現代の政治不信と政治離れが具体的に何に起因しているのかを明らかにし、次に政治が持つ責任と批判の意味について考えてみたい。さらに、政治的白けがどう説明されてきたのか、特にサプライーサイドとディマンドーサイドという二分法を再検討してみよう。最後に、政治の再活性化をどのように果たしていったら良いのか、公衆が今一度政治参加を米たすにはどうしたら良いのか、そして現代の政治をどのように分析したら良いのかを考えてみたい。