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ポータルの4つの機能の進化

なぜ、ソーシャルウェブか

 なぜ、ソーシャルウェブかというと、フェイスブックのマークが言っているように、情報共有指数が年々、倍になっていきます。それをどうこなすのか。お客様が言っていることをどうこなすのか。そのためのリテラシーです。

 300人のお客様相手にスタッフはちゃんとまとめていかないといけない。それが本来のお客様ポータルです。お客様に発信するのは、年に何回かのお知らせではない。車に関すること、車社会をどうしていくのかも伝えないといけない。

 お客様ポータルを使えば、カーシェアリングのインフラにもなります。ドイツのメーカーを超す仕組みが簡単にできます。

ポータルの4機能

 昨日、ポータルの機能をまとめられたことはかなりの成果です。コミュニケーション、メッセージ、情報収集、ライブラリです。

 ポータルには情報収集があり、自分の情報を貯めておけるライブラリもあります。これは本来、つながるとは関係ないけど、その機能を皆が使っているということです。つまり、ニーズがあるということです。それとアピール・アンケート機能があって、それを200社以上が使っています。これも情報収集機能です。

 ライブラリも、以前のホームページサポートから生まれてきたものです。それを進化させることができます。それが今回のポータルで重要です。

 ライブラリは1/3だけど、アピールアンケートは2/3が使っている。ユーザーニーズは5年間で明確です。今後5年間のために、どんな仕様にするかは私が決めていきます。

 パートナーがそのヒントを出してくれた。本人が機能としてまとめていないから、それを明確にしたかった。これだけを作った、10 人リアルタイムのシステムができてきたのです。それを正当に評価できる人間がメーカーに居ないというだけです。ある意味ではこのメーカーの限界でしょう。費用は基幹系の費用の一部に入ってしまっているぐらいです。

4つの機能の進化

 情報収集の進化としては、データの外付けにして、販売店に加工できるよう。メッセージ部分は情報系とか基幹系とは別の形態で、出力できるようにする。情報はメーカーとかシステムとかお客様を含む形にします。

 コミュニケーション部分は個人の認証をベースに、その人に合った情報を選んでくると同時に、その人に合ったカタチにできるようにしていく。今どきのウェブの操作に変えていく。コミュニケーションも基幹系の中に入っていては、役に立たない。ケータイも含めて、自分たちで使えるようにしていく。

 ライブラリはポータル付属のものをベースに販売店ネットワーク全域を対象にしていく。毎回、覗きに行くのはなく、変更時に該当の人に共通メッセージを出して、ポータルからプルできるようにしていく。

 それを皆が受けられるようにして、発信元に働きかけていく。機能としてあるかどうかではなく、全体の運用の課題です。Oのようなプログラマーレベルならば、あんなものでしょう。

社会を変えるには

 私の狙いは販売店システムだけではない。もっと、広い世界です。社会を変えるところまでいかないといけない。そのための一つのアプローチです。ここで、SFDCのマークさんが社会に宣伝してくれるといいけど。

 この会社は単なる生産システムの革新だけでなく、マーケティングシステムの革新をしようとしていることが理解できる。
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LL=GGの世界

なぜ、電算部は金を使わせてくれたのか

 なぜ、電算部がポータルに10 使かったのか。メーカーでシステムを作って、使わせるよりも、販売店にとっては、有効であることが分かったのでしょうね。グループウェア300円/月×5 人ならば、5年間で9 です。これをポータルのお知らせが行ってきた。

 アピール・アンケートをエクセルベースのシステムを基幹系で使って、どこにでも出せるようにするとしたら、どれだけのお金がかかるのか。ポータルはそういうことを、基幹系とか情報系とかのしがらみから離れてやってきました。

 足りないのは、各販売店のレベルに合わせて、使い込むところです。単にそれだけです。それを今度は、簡単にソーシャルウェブでやりましょう、ということです。

 電算部は、自分たちでシステムを作って、販売店に渡しても、つかっもらえないということは分かっている。ライブラリにしても、販売店でどういうカタチにするのかということをやってもらうというカタチです。全てを規定するわけではない。

 衛星配信にしても同様です。64Kの時代に、CDを渡せること、同期化ができることを可能にした。本当はそれを使っていけばいいけど、大量データのコンテンツがメーカーからの一方的な送付になったので、販売店がほしいものを取りに来ることができない。

 パートナーの制約を外すのは難しいから、Oの制約よりも、電算部側の制約を外しましょう。

販売店が使えるシステム

 今のポータルの中に、販売店で自分たちで使えるシステムを入れ込みます。

 徳島はメーカーの制限を超えてしまった。神奈川は会長指示で3000でも自分たちのシステムを構築した。メッセージ系のところはつなぐことです。基幹系とか情報系ではできない。

 クラウドでデータを使っていく。入れ込むところはちょこちょこ作っていけばいいけど、その所をどう作っていくのか。

 販売店ヒアリングした時に、経営者から言われたのは、メーカーからのシステムは当てにしてしていない。お客様ポータルにしても、メーカー作成は当てにしていない。自分たちのアイデアで作るならば、わかるけど。

 メーカー側がカタチを作ってもしょうがない。スタッフがついていかないといけない。そのためには、お客様とのこみゅにkぇーションが必要です。

 そのために、メーカー経由のコミュニケーションでできたものと、スタッフが直接、お客様とのコミュニケーションをつなぐことです。B-B-Cでお客様を包囲できます。

 それを一々、説明して作らせるのは、私の仕事ではない。イメージを作り上げる。そのために、SFDCを10万人に配る。そこから始めていく。そうすると、今やっていることがつながってきます。

ここでも、LL=GGの世界

 商品対メーカーは、私のLL=GGの世界です。これがつながるためには、GG→G→L→LLのパスも作らないといけない。2050年の時点で、LL=GGとして、お客様の思っていることが企画につながり、企画が思っていることがお客様に伝わるという世界を作り出すということです。

 そのために、パスで抜けている部分、お客様とスタッフのループ、そのためには販売店の中のループをキッチリさせることです。それをベースにメーカーとお客様をつなげていく。お客様ポータルは2015年に変えればいい。

 適応例として、ここまでのことを未唯空間8.5で述べます。それをオープンさせます。

 そうなってくると、15年から30年、30年から50年までというのはあまりにも長い。50年に収束するために、時間の密度が変わってきます。もっと圧迫されるはずです。そうしないと環境社会には対応できない。やれることをやっていく。

 その意味では、我々は歴史を背負っています。
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パートナーをポータルから外した意味

パートナーをポータルから外した意味

 なぜ、パートナーをポータルから外したのか、を一カ月間、考えてきた。その結論で出ました。それは私を動かすためです。

 私に任せたら、ネットワーク、ポータル、衛星配信がどういうカタチになるかは分かっているはずです。何しろ、毎年、ミッションで述べているし、3年前に販売店ヒアリング結果を提案を出している。

 Oのように、ユーザーの声があるから作るということは、インフラ設計ではありえないです。全体を見て、先に行かないといけない。ポータルはサファイアの中のインフラです。

 だから、データの外付けもポータルの範疇です。それを機能確認で行いました。その意図はOには分からないでしょう。パートナーには1年掛ければ分かるけど、組織に縛られている状態では、苦しむだけです。

インフラは自己判断で実施

 ポータルにしても、ネットワークにしても、ユーザーニーズでやったかというと、そうではない。衛星配信もそうです。

 これは研究開発部署での実験電算の見直しも、技術の武装化もすべて同じです。皆の思いを自分の思いにして、自分の思いを皆の思いにして、カタチにしてきました。研究開発部署の時は、技術者にいかにして、考えられる武器を渡すのかをR&Dで決めていった。

 販売店も経営者の意識が変わってくればいいけど、富山ではないけど、そうは言うけど、実際問題として4、人間に頼るしかないところがあります。それをやれるのは、ソーシャルウェブだけです。世の中は2006年から、そういうカタチに変わっています。お客様がソーシャルウェブに居るのだから、スタッフもソーシャルウェブにいないと、ツールがおもちゃになるだけです。

 電算部とか、ネットワーク管理部署への理解活動をしていきます。一番重要なのはつながる所です。何しろ、彼らに夢を持たせないといけない。彼らの夢は中途半端になっている。

 なぜ、パートナーを退けて、私にやらせるのか。そういうことです。偶然は必然です。それが実現した時に、パートナーを返してもらえばいい。それもこれも、いかにコストを安く、ソーシャルウェブを手に入れるかです。

販売店展開にパートナーは欠かせない

 その後に、販売店への展開を考えるのには、パートナーは欠かせない。名目は何でもいい。ここでシステム開発している人の半分は減ります。販売店自ら行えば、すみます。その費用だけでも、数億になるでしょう。

 元々、メーカーのミッションを考えてもらいたい。すべてを開発できるわけはない。スタッフ相手のモノにしようとしたら、販売店単位で考えて、いかに簡単にして、それを横展開するか。

 システムの作り方そのモノをネットワークでの活用の仕方に変えるということです。それぞれがバラバラにやっていることをつなげることができるのは私しかありません。

私のミッション

 ミッションの最初に書いたのは、「販売店システムの先を見て、考えていくのが私の役割。バラバラな施策を販売店の視点で整理する」

 大量データにしても、最初にテーマ化したのは、私です。ネットワーク管理部署でサーバに置いておくだけではどうしようもありません。いかに10億を1億にするのかの工夫は単独では不可です。今のままで行くと、10億のパッケージを導入してはダメです。販売店にとっては邪魔です。

 ケータイにしても、外出先で見たいのは、メッセージのはずです。そこからコンテンツを見えるための構えに時間とコストを掛けるのとは、異なります。一番使えるツールは囲まれたLINEかもしれません。スタッフとお客様は同一線上にいないと、コミュニケーションはできない。

 このタイミングでミッション・ステートメントが返ってきた。これを元にして、Oのバリアを外すか、捨て去るかです。
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私たちはなぜ政治を嫌うのか

『政治はなぜ嫌われるのか』より

政治的白けが全面化している状況について、かなり独特な説明を試みてきたつもりである。そのため、まず政治とは何か、そして政治化や脱政治化が何を意味するのかという点についての新しい視点を示したが、それも政治不信と白けの時代をどう解釈したら良いのかを考えると同時に、どう対処したら良いのかを論じるためであった。政治の分析の仕方、そしてなぜ政治が嫌われているのかについて、かなり特異な解釈なのかもしれない。但しそこでは、政治が「どうあるべきか」ではなく、政治が「どのようにあり得るのか」に力点を置いて説明してきたつもりだ。それは、私たちが「政治」と呼んできたものがどのように実践されてきたのか、それが「政治」とされる場合、どのような特徴を持っているのか、そこから派生する政治と政治的なるものがどう意識されているのかの観察を通じて、政治のコンセプトを再考したいと思ったからだ。そこで明らかになったのは、私たちの公式的な政治に対する期待がいかに低いか、それにもかかわらず、政治はこの期待すらも満たすことができていないという現実である。このような政治状況は、決して気分が明るくなるようなものではない。現代において「政治」は忌み嫌われる言葉(ダーティーワード)へと成り下がり、この言葉はすっかりネガティヴな意味でしか用いられなくなってしまっている。政治とは、欺肺、汚職、二枚舌、強欲、自己利益と自己中心主義、不当な介入、非効率、教条主義などと同じ意味に捉えられるようになってしまったのである。政治とは、よく言っても必要悪であり、悪く言えば不断に監視すべき邪悪な力へと成り下がってしまったのである。

現代にみられる政治不信は、もちろん過去にも存在していた。しかし、少なくとも近代になってから、政治という言葉が公的な言説でここまでネガティヴな意味合いで用いられるようになったのは初めてのことだろう。皮肉なのは、こうした政治の敵視が、人類史上初めて、少なくとも公式的な政治領域で民主主義が支配的な政治形態となった時期に重なったことだ。もちろん、現代のほとんどの政治的言説において民主主義は肯定的なイメージで語られている。しかし、それは政治によって堕落させられてはならない理想像としての地位が与えられているからに過ぎない。民主主義とは、申し分のない当然の原理である一方、政治は救いようのない下劣で汚らしい行為でしかないとされているのである。この本でさらに描きたかったのは、民主主義の理念(アイディア)がグローバルな形で支配的になり拡散するようになったと同時に、政治不信と公式的な政治からの離脱が見られるという、逆説的な偶然だった。

以下の簡単な結論では、以上のような視点が今日の政治と政治的なものを理解する上で、どのような含意を持つのか、四つに分けて考えてみたい。まず現代の政治不信と政治離れが具体的に何に起因しているのかを明らかにし、次に政治が持つ責任と批判の意味について考えてみたい。さらに、政治的白けがどう説明されてきたのか、特にサプライーサイドとディマンドーサイドという二分法を再検討してみよう。最後に、政治の再活性化をどのように果たしていったら良いのか、公衆が今一度政治参加を米たすにはどうしたら良いのか、そして現代の政治をどのように分析したら良いのかを考えてみたい。
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