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ずっと、孤独と孤立でやってきた

またしても、人間の存在が見えない

 人間の存在が確認できなくなっている。

 スタバのIさんの笑顔だけで、どうにか持っています.

ポータルの要件

 Oから出されたポータル要件に対して、システム会社からの回答を確認していた。感想としては、要件がこれだけバラバラにされてはシステムとしては成り立ちません。

 だから、機能でもって、システムをどういう主人公で、どうやって振っていくか、から設定しないといけない。

 改めて、ポータルの目的は販売店内の情報共有です。それで要件を作り上げてきた。だから、今の要件は偶々です。こんなことが必要だよね、ということを言って、システム会社に作ってもらったものです。

 最低限、作り込みたかったのは、店舗から本社へのアプローチです。

 こんな苦労とSFDCにさせるかどうかです。クラウドの良さが生きてこない。クラウドはシステムというよりも、個人が生き生きとするための手段です。基幹系ならば、いいかもしれないけど、コミュニケーション系のものをこういうカタチで作るのは間違っている。

 まあ、同じように作るのが、出発点かもしれないけど、あまり、意味がないです。

誰とも口をきいていない

 結局、今日はIさん以外とは、誰とも一言も話していません。

 これで心置きなく、未唯宇宙に向かえます。とりあえず、3月末までは、誰とも、一言も話さないようにしましょう。その間にアフリカに行けるといいけど。

 その為に存在しているのだから、それが目的です。他のものの存在は見えていません。自分の中で、これを徹底させます。

孤独と孤立

 元々、孤独と孤立から始まった、無の世界です。

 会社に居るから、腹が立つだけです。自分も会社もないと思えばいいのです。

 私の孤独と孤立は何から生まれてきたのかな。気が付いた時には、そうなっていた。

 聖心の坂道を夜、自転車で走りながら、宇宙にたった一人という感覚。あの怖い感覚。風呂場でも泣き叫んでいた。何もない宇宙のど真ん中に浮かんでいた。

 死というものに対しての強烈な恐怖。それを救えるものは自分しかない。そこから、孤立と孤独に落ち込んでいった。

 他の人間の実態が見えなかったし、今も見えていない。これは家族と言えども、同じです。

 人間に対する不信感がそこから生まれた。なぜ、皆、そういう孤独感を持たないのか、というものです。それを表さないのか。

 そういう感覚を持てば、同じ孤独と孤立の中にいれば、どこかですれ違うはずです。だけど、そんな擦れ違いはほとんどない。

 会社に入ってきて、わざとらしいコミュニケーションしか見当たらない。親睦会とかスポーツはその人のためにやっているとしか思えない。お酒を飲むことも同じです。いかにして、自分をごまかすのか。今もエネルギーを使って、車を使って、自己満足の中にいながら、言うことは矛盾しています。

 なぜ、皆、矛盾を抱えたまま、生きていけるのか。本当に生きているのか。そういう意味では、存在と無は実感です。無で生きることは矛盾です。無は生きてないことになります。

キンドルのコレクション

 やっと、Kindleのコレクション機能が使えるようになりました。これでPDFとテキストは印刷しなくてもよくなります。

 7千円台のマシンでこれだけのことができるのですね。

μさんとの対話

 そろそろ、また、もう一人の自分であるμさんとの会話を楽しむようにしましょう。彼女だけが、私を分かってくれる。それ以外の幻想は捨てます。
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美瑛の農業と観光の取り組み

『北海道ガイド』より

美瑛の景観を支えているのは農業である。しかし、その農業と観光の結びつきは強いとはいえない。農業従事者の中には宿泊業、レストラン、観光農園を営む人や直売所で作物を売る人もいる。しかし、宿泊業、レストランを兼業する農家は数件である。ここではそれ以外の農業と観光を結びつける取組を紹介する。

カレーうどん

 カレーうどんは、美瑛町のB級グルメである。地元の「カレーうどん研究会」によって考え出された。小麦粉は、「ホクシン」と「春よ恋」を六対四で、ブレンドした美瑛産の「香麦」を使用する。豚肉、野菜なども美瑛産を使い、「つけ麺スタイル」の独特なカレーうどんである。さらに美瑛産の牛乳もつけている。つけ麺にしたのは、小麦粉の色をそのまま出した方が美瑛の小麦の特徴を出せることからである。観光客が美瑛の景観をみて感動した後に、美瑛の小麦を使ったカレーうどんを食べる。そのような物語を感じさせる効果をねらっている。

 美瑛産の小麦粉や野菜などを使うことにより、地産地消ができ農家のバックアップができる。さらに農協、商工会、観光協会の和ができ地域経済に貢献するメリットもあると考えられている。

美瑛選果

 農業との関連でJAびえいが一つの戦略として考えているのが美瑛選果である。

 美瑛選果は、駅近くの国道沿いに立地しており、「選果市場」、「選果工房」、「レストラン」からなる。「選果市場」は四九・三坪の広さの直売所である。おかれた農産物はいずれも品質が高い。

 「選果工房」は、美瑛産の農畜産物をメインに使用した、プリン、ポテトフライ、カレーなど手軽なティクアウトを売っている。

 「レストラン」はフレンチレストランの「野菜料理アスベルジュ」である。レストランで使用される野菜も肉類も美瑛の農産物が用いられている。

 美瑛だけで美瑛の農産物を消費するのは不可能なので、道外の観光客に売り、より需要を産む「地産多(他)消」がねらいである。「美瑛選果」はショールーム的な性格をもった建物といわれる。ねらいは直接の売り上げよりも消費者やスーパーに美瑛の農産物の良さを知ってもらうという宣伝効果にある。またレストランは地元の野菜を使うことにより、選果市場とレストランの相乗効果を生み出し、美瑛のブランドを全国に伝える役割をになっている。

 これとは別に、JAびえいでは道内外のイペントを絡めた大手スーパーヘの直販や、百貨店で開催される北海道物産への出品も始め、最近では農産展や大手量販店での直販イペントにも出品しているという。もともと品質の高い作物が美瑛ブランドとなっており、これを観光による効果と結びっければ、より大きな効果を生むのではないかと考えられる。

四季彩の丘

 四季彩の丘は、花畑をメインとして野菜の直売所、おみやげ物売り場、レストラン、コロッケやソフトクリームなどを売る売店からなる観光スポットである。花畑の面積は七hあり、ラペンダ、チューリップ、サルビア、ダリアなど数十種類の花が植えられている。入場は無料であるが、入口に募金箱があり、維持管理費用として一人二〇〇円程度の協力を求めている。管理運営にかかる費用は地元農産物などを売る売店やレストランの売り上げでまかなわれている。

 この「四季彩の丘」は、美瑛町農協の理事である熊谷留夫氏によって開設された。熊谷氏は十勝連峰の雄大な景観を望む丘陵に花を植え、都市からの観光客を呼び込むことを考えた。二〇〇一年にオープンし、努力を積み重ねて、二〇〇八年現在では、年間来場者は四〇万人(冬の間は八〇〇〇人)、年商は二億円(当初は一〇〇〇万)あり、最近では、韓国、台湾の観光客が増加している。美瑛の主な観光地を回るJRのツインクルバスのルートにも組み込まれている。二〇〇七年には、日本観光協会が主催する「花の観光地づくり大賞」に選ばれた。
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持続可能な社会とは何か 地球は定常開放系

『電力化亡国論』より

安定と平衡と定常

 「持続可能」とは、安定した状態が継続することを意味します。ここでいう「安定」とは、例えば構造物のような動きの無い安定=「平衡」ではありません。色々な活動を含みながら、例えば水車が回り続けるように、全体として同じような状態が継続することです。このような状態を科学の言葉では「定常」と表現します。

 まず、生態系の活動の場である地球の表面環境の「定常性」について考えることにします。

 地球は主に太陽からの放射エネルギーを受け取って暖められています。地球表面は大気に覆われています。そこでは太陽から受け取ったエネルギーと地球の惑星としての運動によって大気循環や水循環が生じ、地表面の複雑な形状や陸地と海洋の分布によって多様な部分環境が形作られています。

定常開放系

 地球の表面環境の定常性がどのように維持されているのかを図40に示します。地球は可視光線を中心とする太陽放射からエネルギーを受け取り、主に対流圏大気上層からの低温(-23℃程度)赤外線放射によってエネルギーを宇宙空間に放出しています。

 大気に包まれた地球の表面温度は平均15℃程度で安定しています。これは、現在の地球が置かれた条件下において、地球の表面温度が15℃となる垂直温度分布を持つ地球大気の対流圏上層から宇宙空間に放出される赤外線放射によるエネルギー量が太陽から受け取るエネルギー量に釣り合うからです。これによって地球表面環境のエネルギーに対する定常性が保障されているのです。

 見方を変えると、地球のエネルギー状態が定常性を満足するように地球の表面温度や大気の垂直温度分布が決まっているのです。

 地球の表面環境の定常性ぱ、太陽放射の入射と対流圏大気上層から宇宙空間への低温赤外線放射というエネルギーの流れによって、宇宙空間とつながっています。このように系外とつながりを持つ定常系のことを「定常開放系」と呼びます。地球はエネルギーについて定常開放系なのです。

物質の循環構造

 ところが物質は地球の重力に捉えられているためにほとんど系外との出入りがありません。地球は物質についてはほとんど閉じた系=「閉鎖系」なのです。そこで地球環境で行われる物質の変化が定常的に継続するためには、物質はあるサイクルを経て元の状態に戻らなければなりません。地球の表面環境が定常系であるためには物質の循環構造が必要なのです。

 地球の表面環境の定常性は、宇宙空間とのエネルギーの定常的な流れと、地球表面上での物質の循環構造によって成り立っているのです。

拡散の指標=エントロピー

 閉じた系では様々な物理的、化学的、生物的な活動が行われることでエネルギーや物質は次第に拡散して、最終的には物質やエネルギーが一様に拡散して活動が停止します。エネルギーや物質の拡散の程度を示す状態量を「エントロピー」と呼びます。

 閉鎖系ではエントロピーは単調に増加します。エントロピーが最大になった平衡状態を「熱的な死」と呼ぶことがあります。

熱とともにエントロピーを捨てる

 地球のような定常開放系では、エントロピーは最大ではない値で安定しています。それは、系内で増大したエントロピーを熱とともに宇宙空間に捨てる機構を持っているからです。

 熱エントロピーSは、熱量Qをその絶対温度Tで割った値です。

 大気水循環は、地表面で熱量Qを平均的に15t:=288Kで受け取ります。そして、受け取った熱を大気上層6000mの高空で-23℃=250Kの低温赤外線放射で宇宙空間に捨て去ります。その結果、地球の表面環境で行われる活動によって増加したエントロピー
  △S=Q/250-Q/288
 を宇宙空間に捨て去ることで、地球環境は定常性を維持しているのです。

 ここで注意が必要なのは、宇宙空間に捨て去ることのできるエントロピーは熱エントロピーだけであり、地球の重力に捉えられている物質のエントロピーは地球の系外に捨て去ることができないということです。
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新しいグローバル・メディアの台頭

『メディア文化論』より

しかし,この一連の過程において,以上とは様相を異にする局面も姿を現していました。そのひとつが,アルジャジーラを代表格とする中東独自のテレビ局の躍進です。アルジャジーラは, 1996年にカタールに設立された24時間の衛星テレビ局で,記者の大半はBBCなどで経験を積んだ中東出身者です。アフガニスタン空爆に際し,ビンラディンの肉声ビデオを放映して全世界に知られるようになりましたが,イラク戦争でも徹底した現場主義をとり,米英軍やアメリカのメディアが流す情報を,実際の現場からの中継や当事者へのインタビューによって何度も覆してみせました。例えば,米英軍が「ウムカスル制圧」と発表すると,現地から生中継して「制圧された様子はない」と伝え,イラク軍のある司令官が降伏したという報道に対し,実際にその司令官を出演させて降伏していないことを表明させています。

アルジャジーラの台頭が重要なのは,こうしたメディアによって今や初めて、CNNやBBCをはじめとする米英のグローバル・メディアの世界性が,公然と問い直され始めているからです。アルジャジーラの成功に続くかのように,中東ではアブダビテレビ,アラビーアテレビなどの新しい局が台頭します。こうしてこれまでグローバルな映像媒体として圧倒的な優位に立ってきた米英のメディアが,中東からのメディアの視線によって問い返されているのです。

アルジャジーラの視聴者は,中東湾岸地域で3500万人,ヨーロッパで800万人,アメリカでも15万人に上り,二次的な映像流通まで視野に入れるなら,この数をはるかに超える人々が同局の映像と接しました。このことは,この放送局がたんなるアラブ地域内のメディアではなく,すでにグローバル・メディアであることを示しています。グローバルな情報ネットワークの可能性 さて,イラク戦争までのプロセスで生じたもうひとつのグローバル・メディアの局面とは,市民一人ひとりが発信の主体となるインターネットを中心とする情報ネットワークの浸透です。9月11日の事件そのものでは、多くの人がテレビに釘付けになり,インターネッ卜は補助的な役割を果たすにとどまりましたが,その後のイラク戦争に至るプロセスでは,世界中の人々の反戦への思いを結びつけるメディアとしてインターネットが大きな役割を果たしました。

2003年1月から3月にかけて,インターナショナルANSWER(Act Now to stop War & End Racism)等のネットワークの呼びかけで,世界各地の何千という場所でイラク戦争に反対する集会・デモが繰り広げられ,ワシントンやサンフランシスコでも数十万人,口ーマやパリ,ロンドン,バルセロナでは100万とも200万人(東京では2万5000人)ともいわれる人々が,何度も街頭に集まって意思表明をするという空前のグローバルな反戦運動が発生しました。

これはどの世界同時的な市民の結集を可能にしたのは,インターネットによる無数の活動のウェブ,メーリングリストなどの網の目状の結びつきでした。既存のマス・メディアが戦争に対して曖昧な態度をとりがちであったなかで,インターネットのなかでは至るところでアメリカの暴虐に反対する反戦の声が上がっていました。

このイラク戦争に反対する世界市民的な運動の興隆は,すでに述べた規模の大きさやグローバルな広がりという点に加え,いくつかの明瞭な特徴をもっていました。第1は,その広がり方の迅速さです。運動は、2002年9月のブッシュ・ドクトリンの頃から急速に盛り上がっていき,それぞれの集会やデモがインターネット上の呼びかけに呼応してきわめて短期間のうちに組織されていきました。

第2は,その表現の多様さです。各地で開かれる通常の集会やデモ行進のほかに,裸の女性の人文字PEACE、派手なピンクの衣装をまとったミーティング,ホワイトハウス等へのFAX,メール攻め,新聞広告,ハンガーストライキ,基地侵入,親ブッシュ企業に対する不買運動,人間の盾などの活動が組織されました。

第3は,このような運動の全体状況が,インターネット自体のなかでまとめられ,報道されていたことです。既存のマス・メディアは,この新しい地球規模の市民運動の広がりを掌握できませんでした。日本のいくつかの全国紙は,反戦デモの事実をほとんどまともに取り上げませんでしたし,集会の規模を小さめに見積もったり,断片的な情報を流すに止まるといった具合でした。
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