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OCR化した5冊

『善と悪の経済学』

 真理の探求--科学、神話、信仰

 モデルは自分

 信仰の選択

 物理学の仮定と経済学の仮定

 方法論からインスピレーションヘ

 現代の預言者としての経済学者

 自己回避的な預言

 未来主義の貧困

 理性と感情の連続体

 エラー万歳

 死んだ世界、生きている世界

 死んだ世界

 六五番目のマス

 すぱらしき経済学

『世界の学び舎』

 ベラルーシ 母校に帰った卒業生

 ウクライナ 橋渡しが運命

 チェコ 夢を支えてくれる両親

 エストニア 十二歳の鎖

 リトアニア 過去をすくい未来を取り込む

 フィンランド 工作の時間

 デンマーク 学校のことは先生にまかせて

 リヒテンシュタイン 四つの言語を学ぶ子どもたち

 サンマリノ 地中海に飛ぶ

 あとがき--なぜ、十二歳か

『先生、物理っておもしろいんですか?』

 宇宙物理のおもしろさ--多様な階層のからみ合い

 私はどうして天文学者になったのか--宇宙を物理するまで

 超弦をめぐる冒険

 ギロンノススメ

 物理学は鑑賞の対象になりうるか?

 ファインマンのようになりたい!

 太陽系の普遍性・多様性に魅せられて

『依存とアディクション』

 内科外来でリストカットをしている女子高生を診た

 プライマリ・ケア医への設問

 プライマリ・ケア医による解答

 精神科医はこう考える

『税で日本はよみがえる』

 格差・貧困は世界共通の課題

 (1) 世界的に格差は拡大

 (2) 格差・貧困の現状

 (3) ピケティとサマーズの指摘

 (4) 格差と経済成長

 コラム「二極化」する社会への対応を
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「二極化」する社会への対応を

『税で日本はよみがえる』より 格差・貧困は世界共通の課題

世界的に格差は拡大

 OECDは、2008年に「格差は拡大しているか」(Growing Unequal? Income Distribution and Poverty in OECD Countries)という表題の報告書を出した。世界的に注目された報告書は以下のことを実証データにもとづいて明らかにしている。

 ①過去20年間OECD全域で所得格差・貧困者率(平均所得の50%以下)ともに拡大していること、②年金の整備などもあり年金生活者の貧困率は低下したが、成人若年層や有子世帯の貧困率は上昇していること、それが成人後の所得格差に大きく影響を及ぼすこと、③格差拡大の要因は高齢化というより成人単身世帯の増加であること、①高所得者層の一層の高所得化か進んだことにより所得格差が拡大したこと、などである。そして、⑤資本所得と個人事業所得の分配が不平等で、ここ10年その傾向は強まっており、これが所得格差の大きな要因となっていることを強調している。

 さらにOECDは2014年12月、「格差と成長」(Focus on Inequality and Growth, 2014)と題する報告書を公表した。内容は、1980年代半ばから2012年までのOECD各国のデータを分析して、わが国を含め大半の国で所得格差が拡大していること、所得格差はその国の中期的な経済成長に悪影響を及ぼしていること、主要な要因は下位中間層の相対所得が低下したことなどを明らかにしている。

 とりわけ興味深いのは、「ジニ係数がOECD諸国における過去20年間の平均的な上昇幅である3ポイント上昇すると、経済成長率は25年間にわたり毎年O・35%ずつ押し下げられ、25年間の累積的なGDP減少率は8・5%となる」という分析結果である。わが国もこの例外ではなく、格差の拡大が1990年から2010年の1人当たり経済成長に数%のマイナス効果(累積)を及ぼしていることが示されている。

「二極化」する社会への対応を

 十数年前には予想もつかなかったことだが、友人や家族とレストランに行く際には、「ぐるなび」や「食ベログ」などの検索サービスを活用することが日常になっている。そこに提示されたレストランの点数(格付け)、利用者の感想などを参考にして、場所を決める。原型としてミシュランガイドがあるが、それはとても庶民の活用するものではなかった。

 米国経済学者のタイラー・コーエンの著作『大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるか』(NTT出版)を読むと、この格付けこそが格差、二極化を生み出す「犯人」だということがわかる。格付けで上位にランクされたレストランに人は殺到する。低いレーティングのレストランは閑古鳥が鳴く。その結果、レストラン業は(そしてその所得も)二極化するという具合だ。

 問題は、このような格付けがレストランーサービスだけにとどまらないことだ。米国では、多くの人々が医療サービスを受ける際、パソコンで病院の評判を数値化した検索サービスをみて選ぶという。その結果、高い技術を持つなど高度なサービスの提供が可能な病院はますます繁盛し、逆にレーティングの低い病院は患者が訪れず、経営難に陥ってしまう。

 恐ろしいことに、このような現象は、弁護士、会計士、税理士などいわゆる「士業」の選択にも急速に広がり、その結果、士業においても所得の二極分化が急速に生じているという。また近い将来、大学などの教育サービスにおいても、ネットで講義が配信されるようになり、人気教授の授業は高い受講料にもかかわらず学生が殺到し、そうでない教授の授業は自然に淘汰されていくという。

 コンピューターソフトの発達とビッグデータの活用によって、ますます格付けが精緻になり、その結果、優良なものだけが勝ち残る。敗者は、値段をダンピングするか退却するしかなくなる。これは、市場原理の徹底を意味している。つまり、このような現象を否定しようにも、それが市場の原理である以上打つ手はないということになる。政府が頼りになるかというと、「一層の規制緩和」が必要という立場だけをとるのであれば、この現象は加速することはあっても後退することはない。

 かくして社会の二極化か進むが、才能ややる気のある者だけが生き残る社会というのはけっして住みやすい社会ではなく称賛に値するものではない。一生懸命働いているのだが、才能に恵まれないというのが大部分の人々であり、格差の広がりを放置することは、治安の悪化や社会の荒廃など社会全体の損失につながる。

 こう考えると、政府は、二極化の進展という事態に対して、きちんとした対策を講じる必要が出てくる。しかし上述したように、「事前」の世界(市場原理が貫徹する世界)に介入することはむずかしい。またそれは慎むべきことだろう。そうであるなら、「事後」の世界に、これまで以上に大きく関与することが必要となる。

 「事後」の世界で二極化を防止できるのは、税と社会保障である。そして、わが国の所得再分配機能は、先進諸国最低といってもよい水準にある。これは、長らくわが国の「事前」の世界が、比較的平等であったことによるものだ。しかし、今後、コンピューターをはじめとする技術の発達などでその前提が崩れざるをえないとすれば、税と社会保障の所得再分配機能の強化はますます重要となる。
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自傷行為とプライマリ・ケア医

『依存とアディクション』より

 内科外来でリストカットをしている女子高生を診た

  あなたは、一般内科のクリニックを開いている開業医です。ある日、あなたの外来に嘔気と胃の痛みを主訴とする17歳の女子高生が受診しました。

  嘔気と胃痛は慢性的なもので、顛に起床時から午前中がひどく、通学のために電車に乗っている時間がつらいとのことでした。しかし、食欲がないわけではなく、コンビニで大量の袋菓子、菓子パン、コーラなどを買ってきて、夜に自室で食べ続けることもよくあるといいます。遠方へ単身赴任中の父、看護師をしている母、中学生の妹の4人家族ですが、母親は夜勤があって多忙なため、ゆっくりと話す時間はないようです。診察では、心窩部に軽い圧痛があるだけでしたが、ふと左の前腕を見ると、明らかにリストカットによると思われる傷跡が多数認められました。

 プライマリ・ケア医への設問

  Q1 あなたは、この後の診察をどのように進めていきますか?

  Q2 一般内科医として、患者の自傷問題に介入するにはどうしたらよいでしょうか?

 プライマリ・ケア医による解答

  1)自傷行為とプライマリ・ケア医

   精神科を専門としない内科医・プライマリケア(PC)医でも、自傷行為をしている患者に遭遇する機会は、もはや「さほどまれなこと」ではありません。

   私が経験した事例でも、提示されたケースのように身体疾患のために診察する過程でリストカットの傷を偶然発見したこともありますが、保護者や学校関係者から「切っているみたいなのですが、どうしましょう」という相談をもちかけられたこともありますし、(よくあることではありませんが)患者自身から「切っています」と告白されたこともありました。

   ほとんどのPC医にとって自傷する患者と対峙することは、もちろん楽しいことではありません、「リストカット」と聞いただけで大いにうろたえてしまって、診察室から自分が逃げ出したい気分になるくらいです。なぜ、「見て見ぬふり」をしたくなるかというと、自傷する若い女|生たち(PC医の遭遇する自傷患者は、たいてい若い女性です)に対して、医師としてどのようにふるまったらよいかについて、私たちは教育や訓練を受けたことが全くないからです。

  2)最低限これだけは押さえておきたい

   見て見ぬふりから脱出するためには、自傷行為に関して最低限これだけは押さえておきたい理解のポイントがあります。ます、最初に知っておいてほしいことは、彼女らがリストカットを行う理由は、不快感情への対処のためであるということです。つらい出来事の記憶や、つらい感情に襲われたときに自傷を行うことで、「からだの痛み」で「こころの痛み」にふたをするのです。ここで問題となるのは、「からだの痛み」に慣れて自傷がエスカレートする、つまり「切ってもつらいが、切らなきゃなおつらい」という状態に陥ると、自傷行為が止められなくなってしてしまうことです(自傷行為の嗜癖化)。

   次に自傷行為を繰り返している患者では、自分の気持ちを語る言葉をもっていないことが多いということも知っておいてください。彼女たちは、自分の気持ちがどういう状態になっているのかをうまく把握できない。あるいは自分の感情(否定的感情、肯定的感情ともに)を表す言葉をもち合わせておらす、「感情語の退化」などと呼ばれています。これが、彼女たちが診察室のなかで非常に寡黙である理由であり、他者に助けを求める援助希求行動がうまくできない障壁にもなっています。最後に自傷行為と自殺は異なる行為ですが、自己破壊行動の連続性(スペクトラム)のなかで捉えると、時間経過とともにより致死性の高い狭義の自殺企図へと進行することを覚えておいてください。生きるために自傷していたはずなのに、いつのまにか死をたぐり寄せているという意味で、自傷は自殺の危険因子なのです。提示されたケースの過食というエピソードについても,’自己破壊行動のスベクトラムのなかに含まれるものであると考えます。

  3)「するべきこと」と「してはならないこと」

   私たちPC医が、自傷している患者に遭遇した場合に「するべきこと」と「してはならないこと」をまとめてみました(表)。

   精神科を専門としないPC医にとっては、いずれも簡単にはできない接し方かもしれませんが、援助希求行動がうまくできない自傷患者と面接する貴重なチャンスをむだにしないためにも、マイ人生哲学に基づく説教や叱咤激励は封印して、「敬意ある関心」をもって臨みましょう。

   (表)自傷する患者に遭遇したときの心得

    Do:するべきこと

     ①援助希求行動を支持・評価する

      「よく診察・相談に奇てくれたね」といって相手をねぎらう

     ②肯定し、共感する

      自傷の肯定的な面を確認し、共感する。「大変だったね」し『そのときはそうするしかなかったのだね」といった承認の言葉を使う

     ③懸念を伝える

      「一般的には、自傷行為が癖になってくると、だんだん自傷の効き目がなくなってきて、死んでしまいたいなんて思うようになるものなのだけど、あなたがそうなったと思うと心配だな」という懸念を相手にしっかりと伝える

    Don't:してはいかないこと

     ①禁止しない

      頭ごなし([自傷を止めなさい」とはいわないこと

     ②無意味な約束はしない

      「もう絶対に自傷しないって約束してね」などといってはいけない
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「宇宙の旅人」日記

生活にメリハリ

 生活をハッキリさせないといけない。第二のIさんをみつけないと。

 朝飯をいろいろ買っておくよりも、7時に元町のスタバに行って、マカダミナ・クッキーに決めましょう。そうなると、おかわりは駅前のスタバになります。土日はそうしましょう。ふつうの日は道が混むので、どうするかです。駅前のスタバは、モノを書くのでははなく、世の中の様子を見ることを目的にしましょう。

 モノを書くことをしないといけない。考えることと書くことが生活の基本です。ただ、常識とか人間関係とかの人生観を持っていないから、面倒くさいですね。

 私のために作られたパソコンとかSNSも皆、勝手に変な方に使っています。ICレコーダーにしても、インスピレーションももっと使って、生活を豊かにすべきものを使わずに、流されている。そういったことを訴えること自体が私の世界には合っていない。

 入力は8時からにしましょう。それにしても、入力には手間がかかる。それもスケジュール表に記載する形にします。ただし、捉われないこと。スケジュール表は一ヵ月、飛んでいます。まあ、毎月が開始点だと思えばいいでしょう。

日曜日の一方通行メール

 昨日は、唐突にパートナーからのメールが来るとは。まさか、日曜日に来るとは。今日、部長報告があるからでしょう。メールの論理はあまり、合っていなかった。急に思いつたのでしょう。

 この一方通行的なメールはLINEとかメッセンジャーにはない世界です。言うだけです。「聞いて!聞いて!」にしても、言った後に、反応すべきもんですよ。

 パートナーには、メールを出しましょう。「部長報告は如何でしたか」。答を期待しないのがポイントです。

万年筆の世界

 万年筆はまだ、別の世界ですね。手間が掛かるけど、心地いいです。

 星占いで98点の日に何も起こりそうでなかったので、万年筆を買った。これは正解だった。

 未唯空間の4番目の「未来を示す」のテーマとの対応が「全てを知り」になっています。これは間違いです。直します。こういうことを書くために、ノートとペンが必要です。そのために、万年筆を買ったんだと思います。

深さを表現する

 未唯空間とテーマの二つを合わせて、深さを表現しましょう。

 例えば、「存在の力」の下の「内なる世界で見ること」とテーマの「内なる世界」の「完結性」の関係から、コンパクト性を入れ込みます。その結果として、テーマ側にサフィックスを付けて、項目を増やしましょう。

 「内なる世界」と言うテーマで深堀します。未唯空間ではシナリオを追っていきます。

 何となく、部品表における、使用部位の関係です。部品に対して、それがどこに使われているのか、アッセンブリに対して、どのように使われているのか。言葉の世界では思いがけないところで使われています。それが言葉を難しくするけど、概念は簡単にできます。

 今は何しろ、未唯空間から見た、テーマの穴を埋めることをしましょう。それが深堀につながります。あくまでも、未唯空間からはポインターだけにして、深堀をテーマで行っていきます。「内なる世界」とは何かの定義づけなどを行います。

 簡単に考えると、これは言葉だけの問題です。ある意味では言語ゲームです。空間論と言葉と内なる世界とをつなげたものです。

「宇宙の旅人」日記

 「宇宙の旅人」日記に何も気にせずに、思いついたものを出します。それはすべて、文章だけで、FBに載せます。

 特徴は、パートナーに倣って、一方通行です。送りつけるだけです。送りつけるだけのコミュニケーションが成り立つかどうか。誰もいない、地平に対して、メッセージを出せば、答えが跳ね返ってこない世界。それはエンドレスの世界であり、内なる世界です。

 パートナーも多分、その世界に居るのでしょう。そこで交信できるのは私だけ。だけど、交わることはない。

 FBで苛立ちを感じるのは、なぜ、こんなにも本質でないことをやっているのか、と言うところです。自己顕示欲だけでは、何も進みません。まあ、商売にはなるでしょうけど。単にそれだけです。

 「宇宙の旅人」日記をFBの中でシリーズ化します。他の人の自己顕示欲とは別の空間にします。パートナーのように一方的な空間です。何にも縛られないことの表れです。

1.3「存在の力」

 1.3「存在の力」。ロジックをもう少し、明確にさせます。

 宇宙の旅人の概念から、存在の力を得た。そして、内なる世界を作って、社会構造を見る。それらの動詞まで、項目名に含みます。

 そういう意味では、修・破・離の「離」に行けるんですね。散漫したものから、圧縮して、そして、具体化していく。と同時に、すべてのモノを表現していく。

L6「分化」

 L6「分化」。これは社会の分化でも、個人の分化でもない。私の分化です。だから、これをどこに入れるか。

 「孤立と孤独」の中に入れておきましょう。ここから元々、出て来たわけですから。これが社会の核になっていきます。

L1「孤立と孤独」

 L1「孤立と孤独」。これは私の中です。孤立と孤独から分化が始まります。そうでない限りは、自分は外なる世界のひとつとしてあるだけだから、分化しようがないです。自分の存在は外から定義される、自分から定義することがないのでは、これでははじまりません。

M7「循環の再構成」

 M7「循環の再構成」これは名前を変えます。「持続可能性な循環」。これは環境社会の前の段階です。そうしないと、就職とか会社とかが整理できません。そこを整理しないと、グローバル世界に対することはできません。言葉の統一も図ります。「すべて」は「全て」にします。

散歩を開始

 モスまで、歩くことが出来ました。胸の違和感は感じなかった。これを一つのパターンにします。今日は、「クラムチャウダー」290円にしておきます。ラテなどは別の機会です。ここはいつも空いているからいいですね。

 散歩に持ってきたのは、キンドルのペーパーホワイトです。軽くていいです、プレゼンを見るだけにします。これで頭の中を整理をします。キーワードでもって、歩きながら考えます。歩くときのための、キンドルはいつも最新にしておきます。

 今回のテーマは「全てを知る」ということです。これはM3「未唯空間」にあるけど、これはもしかすると、未唯空間の目的かも知れません。空間配置だから、順序には拘りません。

全てを知ってどうするか

 全てを知ってどうするのか? 未来を示します。全てを知るためにどうするのか? 考え抜く。全てを知ったことをどうカタチにするのか? それが構造。ということで、三つが揃っています。

「承認」を求めない

 「承認」を求めない、と言うのは素晴らしいですね。他者を必要としない。皆、この「承認」をもとめるために、自己顕示欲に溺れる。それはザッツバーグから同様です。

 FBに「宇宙の旅人」の日記を分からない形で上げています。特徴は地球人の承認を求めないということ。

未唯の引っ越し準備

 家に帰ったら、未唯が段ボールを集めていた。七夕に家を出る準備を一人でしていた。本当にぶれないですね。

 結婚式は必要ないです。

 引っ越し先は「豊川」だそうです。何も聞いていない。そんな地の果てに行くとは!

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