日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

ゆったり遊歩道

2016年02月14日 | ウオーキング 散歩


 名勝・錦帯橋の下流に架かるJR岩徳線の鉄橋からおよそ1㌔下流の新愛宕橋まで、清流錦川沿いに遊歩道がある。巾は2㍍ほどでコンクリート舗装されている。遊歩道と流れの間には長く伸びた中洲があり、四季の草花や野鳥が楽しませてくれる。今は中洲の枯れ芒に見守られながら冬鳥が群れになって川面に浮かんでいる。

 流れの反対は市内で一番歴史のある公安委員会指定の自動車学校がある。ここで免許を取得して丸50年になる。免許更新の高齢者講習で走行して分かったのは、運転教習場で変わっていないのは難関のサイド合わせの緩やかな坂だけ、そのほかは改修されている。教習場を挟む様に両側は家庭菜園が広がる。荒地が年々広くなり高齢化の陰を感じる。河川敷公園では運動を楽しむ人、車を気にせず遊ぶ子どもたちの声がする。2面あったゲートボール場は雑草で姿を隠した。

 このコースは車の心配なしに歩けるのがいい。ということで高齢者も安心して思いのままに歩ける。杖などをつきリハビリを兼ねている人も多い。難点は日陰がないので夏場は水持参、冬は川風対応の服装が必要になる。黙々と歩く人、すれ違うたびに挨拶する人、カメラを片手に探し物スタイルの人、伴の犬が迷惑している立ち話、思いのままに過ごせるのどかな遊歩道だ。

 この遊歩道からの眺めは周囲に遮るものがない。上流の遠く、城山山頂には城100選の岩国城、鉄橋を1両で渡るローカル線のジーゼル車、下流には物流の動脈として活気ある欽明路道路の新愛宕橋がアーチを描く。何よりも素晴らしいのは街なかでは見られない広い広い空が広がることだ。「空は広いな大きいな飛んでいきたいよその国」という替え歌など思いながら歩く。歩数計は8千歩、玄関まで歩けば1万歩になりそうだ。
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