一昨年、「ご当地検定を市民有志の会が行う」ということで、その準備段階から取材を受けるなど話題性はあった。検定は「岩国の歴史・文化・自然などの魅力を市内外の人によく知ってもらい、いわくに愛着を感じてもらう」という主旨。
しかしメンバーは素人のあつまり、自ら学ぶことから始まった。何をピックアップするか、知らないことが多すぎる、そんなスタートに心配や不安は付きまとう。しかし、リーダーの先見とメンバーの熱意が会合を重ねるうちいつの間にか後方へ去っていった。
1回目の検定試験、受験者は94名で遠くは石川県からも受験頂いた。試験前から「参考になるテキストブック」の問い合わせが多くあった。1回目の試験に当たって集めたり学んだ資料を集約すれば「もっと岩国を学びたい」という方への参考テキストになる、と1年半描けて手作りの「いわくに通になろ」を出版した。
出版の記者発表から2週間余過ぎた。初版の300部は瞬く間に売れ、追加の100部もあわせ完売になった、と試験事務局の情報。遠く関東地区からも問い合わせがあったという。次回の例会で反響が聞けるだろう。楽しみに待とう。
初版を何部刷るか、それは「残ったらどう処理するか」を含めて話し合った。経験の無い営業という難しさを感じながら、推定ではあるが若干の根拠を持って300部と決定した。素人だから誤算はある、今回は嬉しい誤算と出た。市や市教委の後援もありカラー印刷で出版できたことも好評の一因になっている。
出版後の例会からさっそく、12月2日の第2回検定へ向けて問題つくりを始めている。受験の申し込み受付は10月1日から。岩国を愛する人ならどなたでもご応募ください。
お手紙の中に興味わくお話が多数あり、1度お話を聞きたい、そう思っております。
検定は12月です。お待ちしております。
追加印刷分も売り切れご希望にそえず申し訳ありません。