仲間うちの月1度の農園作業での休憩時間。自分のズボンに止っている5ミリほどの大きさの虫を「これがマダニですよ」と指しながら教えてくれた人は、ズボンの上から腿当たりを吸血された様子。大した痛さではないようだが、虫さされの薬を塗布。写真では見ているが生きているそれは初めて見る。紙コップに捕えてしばし観察、コップの中での動きは活発。
マダニの説明。「マダニはハーラー器官と呼ばれる感覚器を持ち、これらによって哺乳類から発せられる二酸化炭素の匂いや体温、体臭、物理的振動などに反応して、草の上などから生物の上に飛び降り吸血行為を行う」という。その吸血行為により最悪の場合は死に至る可能性もある。春から秋にかけて草むらや茂みのなかにいる。噛まれない予防は肌を出さないことだ。
今の子どもらには思いもつかないことだろうが、私らが子どものころは山や草むら、田畑に小川の畔などが遊び場だった。蜂に刺された、毛虫に触れたなど虫らとの諍いはあった。それは転んで擦りむいたくらいの感覚だった。そのころには悪くすれば命を失うかもしれない虫の存在など知らなかった。
「農作業の時によく見かけますし、何度か噛みつかれて当分くっついていたことが度々あります。ダニを怖がっていたら、農作業にはなりません。でも、重篤になることもあるので怖いですね」というコメントをもらった。恐ろしい虫が側にいるということになる。彼岸花やススキを撮るため茂みへの立ち入りは厳重な注意が必要だ。
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