日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

遅刻はしない

2021年03月15日 | 生活・ニュース
 

 「3学期が終盤に差し掛かり、卒業シーズンとなりました」の書き出しで始まる母校でもある近くの小学校だより3月号。例年であれば6年生を送る会などを通して進級や進学などの不安を受け止め、心の準備をするのだが、これまでとは異なる対応をとることに苦慮していると続く。それでも17日は6年生の給食最後の日、19日は卒業証書授与式、26日は修了式で4月7日まで春休み、と予定が組まれている。

 我が家の前は四つ角、と呼ぶ大きなものではなく、裏通りの辻といった方が古い町並みにはふさわしい。登校時間帯には3方向からやって来た児童らが合流し、表通りに向かって流れていく。朝、7時を回ると話し声が聞こえ7時半前後が登校の登校のピークになる。晴れの日雨の日を問わずその姿を見送っている。

 登校の子どもらが途切れたころ、バタバタという走る足音がする。ランドセルからガチャガチャという音も聞こえる。見ると、上級生くらいの男児が駆けて来る。手に持っている大きな布袋が揺れる。寝過ごしたのか、忘れ物を取りに帰ったのか、体調が悪かったのか、とにかく遅刻はすまい、と一生懸命走っているように見える。

 8時少し前、歩いても十分間に合うが、思わず「こけるなヨ」と声を掛けた。ちらっと私の顔見て表通りに向かって曲がった。あの子にとって学校は楽しいところ、もしや遅いと友達が心配しれいるからそれで急いでいるのかも、いい方いい方へ想いを傾けてみる。登校が終わるころ私の今日の予定開始となる。 
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