日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

エンゲル係数下げる工夫

2024年03月26日 | 社会 政治

 「食品価格の上昇が家計を圧迫している」、国会の論戦でも、マスコミの記事でも、近所の付き合いの中の会話でも、これは人が集えば聞こえ誰も不思議に思わない声。年度が替わる4月からも食品を中心に値上げが報道されている。その値上げ幅は数%から30%あまりという。大手企業の賃上げはこれをカバー可能なのだろうか。

 こうした値上げによる生活への影響を表す総務省の家計調査でその影響がはっきりした。それは2人以上の所帯で消費に占める食費の割合(エンゲルケ係数)が2023年に27.8%に達し、いまの基準で遡れる2000年以降で最高となった。その原因は賃上げを上回る物価高が影響していると指摘されている。エンゲル係数、すっかり忘れていた社会科の教科書を思い出した。

 エンゲル係数を下げる工夫、食べないのが最善だろうがそれは出来ない。ならば支出を抑える工夫をする。それに応えるため大型店舗では付与ポイントの増加、シニアデーの設定、誘客用の特売品の販売等など工夫が凝らされる。高齢者は勿論だが若い人も結構これを喜び、その日やその曜日を選んで店舗へ向かう。

 エンゲル係数の上昇は、家計支出での食費の割合が高くなることで、収入が一定額で裏金のない家庭では食費以外の購買へ回す金は節約せざるを得ない。これは国が目指す経済の循環に反する。日銀の政策転換が株価を楽しむ人ら以外も好環境へ変わることを期待する。

 (今日の575) 所得増エンゲル係数逓減す
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 途中から気づく | トップ | 機能性表示食品に思う »

コメントを投稿

社会 政治」カテゴリの最新記事