ゴールデンウイークは和製英語。映画業界が考えたころは黄金週間と漢字表現をした。インパクトに欠けるとしてカタカナに統一され、GWとも略称され、すっかり国民に根付いた。季節は初夏への入り口、暑くもなく寒くもなく行楽週間でもある。
行楽地は車車、途中の道路は渋滞、駐車場へたどり着いたらホットする。そんなご苦労を行楽地は癒してくれる。駐車場がなければ行楽地といえないようだ。その駐車場料金がべらぼうに高額なことを経験した事がある。
錦帯橋周辺には、造成された多目的広場と天然の河原2カ所の大型駐車場がある。大きな催しのときはあらゆる車種が止められ、車好きにはたまらないそうだが誘導員は汗だく。
30代半ばまで3交替勤務、そして勤務地出身の自分は盆・正月・GWは帰省する同僚の補充勤務で家族旅行などは夢だった。子どもには寂しい思いをさせたと思う。その代償は、今と違い高額な祝日の補充手当と超勤手当、合わせればニンマリ顔になった。
GW初日、駐車場入り口の大渋滞の中に福島県のナンバーを発見した。黄砂に汚れた車体に「ようおいでました」と気持ちの中でつぶやいた。
(写真:イベント会場と上方は駐車場)