日々のことを徒然に

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春霞?

2020年01月21日 | 自然 季節

 海抜500㍍から見下ろす瀬戸内海の景色が、遠くまで薄い薄い雲がかかったようにぼんやりして見える。大寒を過ぎたばかり、最も寒いというこの時期に春霞にしては早すぎる、春霞は植物が活発になる頃の現象と思いながら眺めていた。そういえば異常気象の報道を好ましくないと思いながら慣れっこになって聞いていることに気づいた。

 県内唯一のスキー場は本州最西端の十種ケ峰(とくさがみね)スキー場、標高は989㍍、俗称は長門富士。報道では積雪がなく今シーズンの営業は困難視されている。雪不足はここだけでなく北海道を含む北の地方でも、雪にまつわる行事や野菜保存などにも支障が出ている。ある気象予報士は真剣に夏場の水不足が懸念されると予測する。オリンピックは大丈夫だろうか。
 
 気象異常は日本だけでなく地球規模の問題になっている。オーストラリアの大規模な森林火災、これほどの拡大には異常気象も一つの原因という。降雨があれば鎮火という予測だったが、樹木を失った森林は雨水を貯えきれず洪水となって流れ出た。市内北部でも太陽光パネル設置のため山の木が伐採されるという。異常が普通になった最近の降水量を思うと大きな心配になる。

 40分くらい眺めていたが瀬戸内海の霞は晴れることなくどんよりとした景色のままだった。眺めるだけなら山水画を観ているようで、古の人はこれを絵筆で残した。霞は昼間の呼名、夜は朧(おぼろ)と呼び名が変わる。今夜は新月の4日前で朧月とはいかないが、明け方、晴れていれば東の空に細い月が見られる。1枚羽織って出て見て下さい。
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