月2回の陶芸教室は海抜500mにある「山口県ふれあいパーク」の創作室。さらに急な坂を上れば山頂の展望広場に到着する。そこは550m。
国道を折れて坂道にかかる。大きな団地を過ぎると民家はポツリポツリ、急な斜面に建っている。休耕田なのか畑なのか見分けがつかないほど雑草に覆われた棚田などが道の両側に続く。そんな中、水を張って田植えの準備が進む田を見るとホットする。
幅の狭い急な坂道が6.5キロ続く。それでも送迎用のバスは慣れた様子で上る。途中の急カーブは50ヵ所以上、その中にはヘヤピンカーブも何ヵ所かある。自家用車で何度か上ったがその難儀さには神経を使った。
暖かくなり送迎バスの窓のくもりが取れると窓外の風景に話題が移る。コスモスに桜、ワラビに竹の子など幅広く話がはずむ。思はぬ知識を得ることも。でも、これが創作への糧になっているようには思えない。
趣味とはいえいい物を作りたい、その坂道は、いつも上るくねくねと曲がった山道に同じだろう。脱輪しないようハンドルならぬ轆轤をこつこつと回そう。今日の小鉢は芯がうまく出せていい形に仕上がった。少しいい気分であと片付けが出来た。いつもこんな気分で終えたいものだ。
(写真:ふれあいパークに咲いているしゃくなげ)
色んな景色、色んな話題が飛び交って楽しそうですね。
これならいい作品の仕上がり、間違いなしですね。
もしかして出会ったことあるかも~