日々のことを徒然に

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26文字の意味

2014年10月30日 | 地域


 二宮尊徳 2
 尊徳が手にしている本には次の文字が刻印されている。

 「一家仁一國興仁一家譲一國興譲一人貧戻一國作乱其機如此」。

 調べてみると、どの像も同じ文章という。これは、儒教の経典『大学』の一節と載っている。 この26文字人ついて、ネットではいろいろな解釈が載っているが、一番わかりやすかったものを拝借した。

 一家仁 一国興仁(いっかじんなれば いっこくじんにおこり)
   長を務める人に思いやりがあれば 国中に思いやりができる。

 一家譲 一国興譲(いっかじょうなれば いっこくじょうにおこり)
   長を務める人に譲り合う気持ちがあれば 国中に譲り合う心が起こる)

 一人貧戻 一国作乱 其機如此(いちにんたんれいなれば いっこくらんをなすそのきかくのごとし)    
  一家が思いやりの心を持てば、国全体にも思いやりの心が興り、  一家が譲り合う気持ちを持てば、国全体も同じようにな
  る(一家が貧欲になれば、その国は乱れることになる)。

 解釈からは、家庭であれ地方であれ国であれ、長たるもののあるべき姿の理想がくみ取れる。背負子を背負いながら、こうした書を自らのものにしていったその人生については、二宮金次郎の唱歌から厳しかった生活は想像できる。生涯についてもう少し調べてみよう。                
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