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初上陸の台風

2015年07月17日 | 自然 季節

 今年、列島への初上陸、といって喜べる話ではない台風11号の襲来、中心が列島はるか南方海上を北上中にも拘わらず数百キロいや千キロと離れた地域に大雨とそれによる被害をもたらした。室戸岬付近に上陸、瀬戸内海に抜け岡山県は倉敷付近に再上陸、中国地方を縦断した。事前の予報では広島湾直撃といわれ、1年前の洪水を思い浮かべたが免れた。

 台風では風、雨、土砂、洪水、土砂など多種類の災害が時には組み合わさって想定を超える大災害に発展する。そうした災害予測にあわせ11号台風では高潮への注意喚起が多かった。高潮は台風の接近で気圧が低くなり海面が吸い上げられ上昇、さらに強い風の吹き寄せ効果で潮位がさらに上昇するという。

 気圧が1ヘクトパスカル下がれば1センチ程度海面が上昇する。台風の中心気圧は950代、高気圧は普通千ヘスとパスカル以上、そその差分だけ海面が上昇する。今は大潮で通常より海面が高いという、記録では数メートル規模にもなる、と載っているが、想像出来ない自然現象に驚く。

 昨夕、11号の予測進路を確認して玄関を出ると西の空が夕焼け、雲の切れ間に青空もみえる。強風域に入っている、明朝には暴風域が最接近する、そんな予報に疑問を抱かせる空模様だが、夕焼けだと明日の天気は晴れるという古くからの話を信じてみようと決める。今朝5時起床、風はやや強いがおおむね静かな夜明けに出合えて喜ぶ。
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