朝の4時過ぎだった。「20分後から強い前が降り始めます」と挿入しているアプリから情報が入る。同時に送られてきた雨雲の写真では、当地の西方に強い雨を降らせる赤く表示された雲の塊がある。間もなくして大粒の雨音が聞こえ始めた。やれやれ今朝はひと仕事増えたかと思いながらうとうとした。
一仕事とは。今日は月1度の資源ごみの回収日。今回は新聞、不要になった段ボール箱、本が主な資源品。準備は昨日のうちに済ませていたが、どれも雨に濡れては困る物ばかり。こういう時を思い使用後のポリ袋を何種類か保存している。その中から適当な大きさの袋へ入れ雨対策をした。段ボール箱の入るポリ袋がなく、これは来月回しと決める。
持ち出しできる時間にはひと仕事が無駄になった。雨はやみ雲が切れている。雨仕舞を解いて所定の場所に運んだ。段ボール箱も含め持ち出しは1番だった。次第に雨雲は薄くなり日も差し出した。あっという間に集積所は山となった。皆さん雨をどうするか思案されていたのだろう、思いは皆さん同じかと納得する。
そんな街の一角をアジサイが垣根から顔をのぞかせてみている。こうしていると近所の人はもとより、通りがかりの人や車の様子をじっといつも眺めているのだろ。もの言わぬアジサイだが、もし話が聞けたら直すところをいくつも教えられそうに思う。アジサイには雨というが、日を浴びてこっそり街を見つめる姿もまたいいものだ。
(今日の575) 七変化色とりどりに楽しませ
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