日々のことを徒然に

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高齢者の買い物道に

2019年08月30日 | しっちょる岩国

 藩政時代から続く古いと言わず歴史ある町並み、子どものころのころからすれば随分変わったというか変化したというのか、記憶にある活気は遠のいた町になった。それは通り全体であったり、老舗の店舗であったりする。大きな変化のないのは昔のままの狭い道幅、舗装はされたが、通れば和を感じて懐かしい。

 ある専門店を閉店した同級生は「原因はいろいろあるが、通りの狭さが車社会に置いていかれたことも原因のひとつ」と、店じまいの準備をしながら話してくれた。 道の拡幅には大きな問題が生じることは分かっている。ましてや、通り全体や地域全体となるとおいそれと話は進まない。そして歴史ある通りともなればほかの要因も入ってくるだろう。

 そんな道沿いで解体される家も多い。多くは建て替えで、道の境界から引いて建つ。その引いたスペースは自家用車の駐車区画になっている。知人は、古い作りの家では、子どもの成長に合わせた今どきの学習環境が作れない、と新築の話してくれたのは随分古い話になる。町も家もその時代に遅れない対策が必要だと教えられた。

 「ローマは一日にして成らず」という。古くなったこの町だが、藩主は入府してから町を作ることに力を注いだと残されている。人影が復活する策はないだろうか。今、キャッシュレス化がはやされる一方で、高齢者は対応困難とされる。カタカナを使わない昭和時代の小売商店が軒を連ね、小銭で買い物が出来る通りにしたら、高齢者の散歩道にもなり人影が復活するかも。その時は車の通行の少ないことが大きな利点になる。そんなことを思いながらぶらぶら歩いている。
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