市内に2カ所スクランブル交差点がお目見えした。ひとつは主要駅近くの市街中心部の国道、そこからかなり離れた郊外スパーと団地のある市道の2カ所。大都市の交差点では珍しくはない。暴走車がいない限り歩行者は安全に横断できる。運転して感じるのは、わずかではあるが、これまでより待ち時間が長くなった。
「歩行者へ青信号を発する時に、車両の通行がすべて停止し、歩行者が望む方向へ自由に横断できるような方式の交差点」というのがスクランブル交差点の定義のようだ。歩行者は車の進入を心配しなくてよいからだろう、これまでよりゆっくりした足取りに感じる。まあ、安全に横断できれば歩行者も運転する者も安心というもの。
報道で聞くスクランブルは、「領空侵犯の恐れのある航空機に対し航空自衛隊のF15戦闘機が緊急発進」など物騒な内容で、安全な交差点との対比が面白い。優しいところでは洋風炒り卵も「スクランブル」とエッグを省略する。高カロリーのせいか、体に力を漲らせるような力強さを感じる。
横断者用信号が青のスクランブル交差点、写真を撮ったのは偶然だが、一人もそこを利用する人がいなかった。これも偶然だろうが、地方も中心街を外れるとこんなこともある。すると無人の交差点は妙に広く大きく感じてしまった。澄んだ冬空もほほ笑んでいる。
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