日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

笑う門松

2011年12月23日 | 町かど
           

昨日は冬至。これは昼夜の長短を基準にした季節区分のひとつでその季節の中間点を表す。ほかの同じ季節区分では春分・夏至・秋分がこれにあたる。季節区分で各季節の始期を示すのは 立春・立夏・立秋・立冬になる。

また気温に付いては小暑・大暑・処暑・小寒・大寒、気象については雨水・白露・寒露・霜降・小雪・大雪、物候では 啓蟄・清明・小満、農事については 穀雨・芒種とある。これらを合わせて24節気、と言い表すそうだ。

目に見えないこうした季節感を表す語を折々に使いながら、身の周りの四季を感じたり愛でたりしている。そこには伝来の言い伝えも残されていて、昨日はかぼちゃを食べて金運を祈り、柚子湯に入って無病息災を祈るという。年の瀬らしさがにじみ出る。いつまでもこんな日本であってと願う。

この季節、節季語に促され現れる一つに門松がある。迎春準備のはじまった錦帯橋界隈の割烹や旅館、食事処などには立派なそれが立ち始めた。そぎの中ほどに節をあしらう門松が多い。そうした門松は、門松が口を開いて笑っているようで、見ていると気持ちが和む。そして、きっといい年がやってくると思わせる。そうなって欲しい。

(写真:割烹 半月庵の門松)
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