絶対に起きてはいけない事件が起きた。安倍元総理が参院選応援のため街頭演説中に撃たれる、そんな速報が昼前のNHKのTV画面にでた。容態が気になっていたら心肺停止というスーパーがでた。最善の処置がされるだろうから心配は無いと思うが、詳細報道を待つしかない。狙撃犯がその場で捕らわれたことには安心した。
政治家が狙われた事件は多い。映像で印象に残っているのは社会党の浅沼稲次郎委員長が、演説壇上で襲われ刺殺になった事件だった。以降も何件か発生している。主義主張を発信することは民主主義の旗の下では必要であり許される。しかし、その内容が己の考えと異なることを理由に、相手に暴力や脅威を与えたり銃を用いることは、いかなる国でもいかなる人でも許されない。
米国では銃乱射事件があいつぎ多くの人命が失われている。民主国家のリーダーであるはずの米国で、銃、それも乱射という恐ろしい行為を止めれない政治信条が理解できない。今回の事件が、銃依存の追い風とならないことを願っている。
午後6時前、演説中に銃撃を受けた安倍元総理が亡くなられたという速報が流れた。ご冥福をお祈りします。今回の事件の背景はこれからの捜査と取り調べで明らかになるだろう。これを引き金に言論が委縮しないかと心配する。有権者には有権者の考えや主張を通すために選挙権があり銃撃は許されない。
(今日の575) テロ事件投票先にどう響く