10年間、探し求めたといえばオーバーになるが、適当なものは無いだろうかとそれらしき店に行くと探していたものが見つかった。その店ではなんども何度も見て回ったつもりだが目にできなかった。その店は百均と言えば通用する「大創」さん。
それは何かといえば、墓石と台座の接触線などに汚れが溜まる。私の生まれる以前に父が建てた墓、何十年と墓参りで掃除をしてきたが、年代を刻んでいることで気にならなかった。10年ほど前に墓の更新どきかと新しくした。それ以降、先の汚れ線、刻んだ文字の窪みにたまる汚れなどを除くために、こんなのがあったらいいなあ、と思いながらありあわせのブラシを使っていた。
「こんなのが」と描いていたようなブラシが見つかった。墓掃除用とあり「HARD」「SOFT」と表示された2種類のブラシが備わっている。手に取って見るとそぐいはいい。祖母の命日前の墓掃除で初使用した。思った通りのブラシの働きで、使用感に満足した。信仰心の厚かった祖母も驚いているかも知れない。
今、購読紙に創業から50年を迎えた大創産業創業者・矢野博丈さんの半世紀が連載されている。「恵まれなかったお陰で目の前の事に対しいつも必死になって働いた」という姿勢が今日に生きていると話される。大創の意味は「大きい会社を創りたい」ということで名付けたという。今。商品数は7万6千種で9割が自社ブランド、楽しみながら買い物ができる店の一つだ。
(今日の575) 円安で守り切れるか百均を